JP2006338143A - 建築物の構造設計装置、構造設計プログラムおよび構造設計方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】標準的な構造材を使用して、設定された間取りを実現できる建築物の構造設計を可能にする建築物の構造設計装置、構造設計プログラムおよび構造設計方法の提供。
【解決手段】平面図上に設定された間取りの各部屋の角部および各開口の端部にそれぞれ柱を自動的に配置する柱配置手段12と、基準とする柱から前記水平構造材の標準寸法以内の位置にある柱を自動的に選択して矩形状の領域(構造区画)を自動生成する構造区画生成手段13と、構造区画の周縁部に水平構造材を配置した伏図を自動生成する伏図生成手段14とを備え、間仕切り部分とは無関係に、土台、梁や桁等の水平構造材の標準寸法から構造区画を自動生成し、この構造区画の周縁部に水平構造材を配置した伏図を生成する。
【選択図】 図1
【解決手段】平面図上に設定された間取りの各部屋の角部および各開口の端部にそれぞれ柱を自動的に配置する柱配置手段12と、基準とする柱から前記水平構造材の標準寸法以内の位置にある柱を自動的に選択して矩形状の領域(構造区画)を自動生成する構造区画生成手段13と、構造区画の周縁部に水平構造材を配置した伏図を自動生成する伏図生成手段14とを備え、間仕切り部分とは無関係に、土台、梁や桁等の水平構造材の標準寸法から構造区画を自動生成し、この構造区画の周縁部に水平構造材を配置した伏図を生成する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、住宅などの建築物の構造設計を支援する建築物の構造設計装置、構造設計プログラムおよび構造設計方法に関する。
住宅などの建築物の構造設計を行う場合、まず、建築物の外形形状と間取りとを設定し、この設定された外形形状と間取りとを実現するように、外壁や間仕切壁の位置を決める。そして、これに基づいて各階の柱の配置が行われ、間仕切梁の配置(いわゆる「梁伏せ」)が行われ、その後、梁伏図等の各種伏図(平面図)が作成されるのが一般的である(例えば、特許文献1,2参照。)。
ところで、このように設計された建築物を実際に施工する際には、標準的な寸法の構造材を組み合わせて使用する。この標準的な構造材の寸法は、量産性や輸送などの関係上、一般的には4m程度であり、この4mを超える特殊な構造材を使用する場合、特殊な加工や輸送方法が必要となるため、材料費が急激に高くなることになる。
ところが、上記従来の一般的な構造設計方法では、設定された間取りを実現するように、間取りの境界部分に沿って間仕切梁を配置するので、間仕切梁の寸法は間取りに拘束される。そのため、特殊な寸法の構造材を使用することはやむを得ず、材料費が高くなってしまう。
そこで、本発明においては、標準的な構造材を使用して、設定された間取りを実現できる建築物の構造設計を可能にする建築物の構造設計装置、構造設計プログラムおよび構造設計方法を提供することを目的とする。
本発明の建築物の構造設計装置は、柱および土台、梁や桁等の水平構造材により構成される建築物の構造設計装置であって、平面図上に設定された間取りの各部屋の角部および各開口の端部にそれぞれ柱を自動的に配置する柱配置手段と、基準とする柱から水平構造材の標準寸法以内の位置にある柱を自動的に選択して矩形状の領域(以下、「構造区画」と称す。)を自動生成する構造区画生成手段と、構造区画の周縁部に水平構造材を配置した伏図を自動生成する伏図生成手段とを備えた建築物の構造設計装置であり、間仕切り部分とは無関係に、土台、梁や桁等の水平構造材の標準寸法から構造区画が自動生成され、この構造区画の周縁部に水平構造材を配置した伏図が生成される。
構造区画生成手段は、建築物の南側から順に北側に向かって、基準とする柱からおおよそ水平構造材の標準寸法離れた位置にある柱を優先的に選択して構造区画を自動生成するものであることが望ましい。一般的に建築物は、日当たりの良い南側に大きな窓(開口)があり、広い部屋がある。そのため、南側の部屋が最も大きな構造区画を生成しやすく、南側から順に北側に向かって優先的に構造区画を生成することで、おおよそ標準寸法いっぱいの水平構造材を効率良く配置した伏図が得られる。
構造区画生成手段は、バルコニー、吹き抜けおよび小屋組みのうち少なくともいずれか一つについては優先的に構造区画とするものであることが望ましい。バルコニー、吹き抜けおよび小屋組みについては、元々特殊な構造材を使用するので、これらの部分については予め構造区画として設定、除外し、その他の部分について構造区画を生成することで、効率よく水平構造材を配置した伏図が得られる。
伏図生成手段は、例えば、伏図として、構造区画の周縁部に水平構造材として土台を配置した後、間取りの境界の間仕切り部分に沿って土台を配置した土台伏図を生成する機能を有するものである。また、伏図生成手段は、伏図として、構造区画の周縁部に水平構造材として梁を配置した後、間取りの境界の間仕切り部分に沿って梁を配置した腰伏図を生成する機能を有するものである。
本発明の建築物の構造設計プログラムは、柱および土台、梁や桁等の水平構造材により構成される建築物の構造設計装置としてコンピュータを機能させるための構造設計プログラムであって、コンピュータを、平面図上に設定された間取りの角部および開口の端部にそれぞれ柱を自動的に配置する柱配置手段と、基準とする柱から水平構造材の標準寸法以内の位置にある柱を自動的に選択して矩形状の領域(構造区画)を自動生成する構造区画生成手段と、構造区画の周縁部に水平構造材を配置した伏図を生成する伏図生成手段として機能させるためのものである。この構造設計プログラムを実行したコンピュータは、上記本発明の構造設計装置と同様に作用する。
本発明の建築物の構造設計方法は、柱および土台、梁や桁等の水平構造材により構成される建築物の構造設計方法であって、平面図上に設定された間取りの角部および開口の端部にそれぞれ柱を自動的に配置する柱配置工程と、基準とする柱から水平構造材の標準寸法以内の位置にある柱を自動的に選択して矩形状の領域(構造区画)を自動生成する構造区画生成工程、構造区画の周縁部に水平構造材を配置した伏図を自動生成する伏図生成工程とを含む。本発明によれば、従来のように間取りの境界部分(間仕切り部分)に沿って水平構造材を配置することなく、間仕切り部分とは無関係に、土台、梁や桁等の水平構造材の標準寸法から構造区画が自動生成され、この構造区画の周縁部に水平構造材を配置した伏図が生成される。
(1)平面図上に設定された間取りの各部屋の角部および各開口の端部にそれぞれ柱を自動的に配置し、基準とする柱から水平構造材の標準寸法以内の位置にある柱を自動的に選択して構造区画を自動生成し、構造区画の周縁部に水平構造材を配置した伏図を自動生成する構成により、間仕切り部分とは無関係に、土台、梁や桁等の水平構造材の標準寸法から構造区画が自動生成され、この構造区画の周縁部に水平構造材を配置した伏図が生成される。この伏図に従えば、土台、梁や桁等が標準寸法の水平構造材により構成され、標準的な構造材を使用して材料費を安価に抑え、設定された間取りを実現することができる。
(2)建築物の南側から順に北側に向かって、基準とする柱からおおよそ水平構造材の標準寸法離れた位置にある柱を優先的に選択して構造区画を自動生成する構成により、標準寸法いっぱいの水平構造材を効率良く配置した伏図が得られ、標準的な構造材をより多く使用して材料費をより安価に抑えることが可能となる。
(3)バルコニー、吹き抜けおよび小屋組みのうち少なくともいずれか一つについては優先的に構造区画とする構成により、元々特殊な構造材を使用するバルコニー、吹き抜けおよび小屋組みについては予め構造区画として設定、除外し、その他の部分について構造区画を生成することで、効率良く水平構造材を配置した伏図が得られ、標準的な構造材をより多く使用して材料費をより安価に抑えることが可能となる。
図1は本発明の実施の形態における建築物の構造設計装置のブロック図である。図1に示す建築物の構造設計装置1は、主に、柱および土台、梁や桁等の水平構造材により構成される木造建築物の構造設計を支援する装置である。なお、本実施形態における構造設計装置1は、図1に示す各機能実現手段としてコンピュータを機能させる構造設計プログラムを、汎用のコンピュータ上で実行することにより実現される。
図1において、本実施形態における構造設計装置1は、各種データを記憶する記憶手段10と、建築物の間取りを入力する間取り入力手段11と、間取り入力手段11により入力された間取りに基づいて柱を自動的に配置する柱配置手段12と、柱配置手段12により配置された柱に基づいて構造区画を自動生成する構造区画生成手段13と、構造区画生成手段13により生成された構造区画に基づいて水平構造材を配置し、伏図を自動生成する伏図生成手段14と、伏図生成手段14により生成された伏図を出力する伏図出力手段15とを有する。
記憶手段10は、間取り入力手段11により入力された建築物の間取りに関するデータ、柱配置手段12により配置された柱に関するデータ、構造区画生成手段13により生成された構造区画に関するデータ、伏図生成手段14により生成された伏図に関するデータをそれぞれ記憶するものである。記憶手段10に記憶された各データは、随時、柱配置手段12、構造区画生成手段13、伏図生成手段14および伏図出力手段15により読み出され、利用される。
ここで、間取りに関するデータとは、例えば、建築物の各階の平面図上に設定される間取りの各部屋の間取り寸法(横幅寸法および縦幅寸法)やドアや窓等の各開口の位置および寸法等である。柱に関するデータとは、各階の平面図上に配置された柱の位置や寸法等である。なお、構造区画とは、柱により囲まれた矩形状の領域をいう。構造区画に関するデータとは、各構造区画を構成する柱の位置等である。伏図に関するデータとは、伏図を伏図出力手段15により出力するためのデータである。
間取り入力手段11は、建築物の間取りを入力するものである。この間取り入力手段11としては、例えば、本出願人が先に出願した特願2003−397066号の意匠データ入力装置等のCAD(Computer Aided Design)装置を利用することができる。なお、間取り入力手段11は、本発明の構造設計装置に含ませずに、他のCAD装置により入力されたデータを利用する構成とすることも可能である。
柱配置手段12は、間取り入力手段11により入力された間取りに基づいて、平面図上に設定された間取りの各部屋の角部および各開口の端部にそれぞれ柱を自動的に配置するものである。なお、柱配置手段12により自動的に配置された柱は、手入力により修正、変更することも可能である。
構造区画生成手段13は、柱配置手段12により配置された柱に基づいて構造区画を自動生成するものであるが、本実施形態においては、基準とする柱から土台、梁や桁等の水平構造材の標準寸法(例えば、一般的には4m)以内の位置にある柱を自動的に選択して構造区画を生成する。このとき、構造区画生成手段13は、建築物の南側から順に北側に向かって、基準とする柱からおおよそ水平構造材の標準寸法離れた位置にある柱を優先的に選択して構造区画を生成する。なお、構造区画生成手段13は、バルコニー、吹き抜けおよび小屋組みについては予め優先的に構造区画として設定、除外し、その他の部分について構造区画を生成する。
伏図生成手段14は、構造区画生成手段13により生成された構造区画に基づいて水平構造材を配置し、伏図を自動生成するものである。伏図生成手段14は、1階部分については、構造区画の周縁部に水平構造材として土台を配置した後、1階の間取りの境界の間仕切り部分に沿って土台を配置する。これにより生成される伏図が、土台伏図である。また、伏図生成手段14は、2階以上の部分については、構造区画の周縁部に水平構造材として梁を配置した後、2階の間取りの境界の間仕切り部分に沿って梁を配置する。これにより生成される伏図が、腰伏図である。
伏図出力手段15は、伏図生成手段14により生成された伏図をデータや紙等の形式により出力するものである。
上記構成の構造設計装置1による処理について、以下、図2のフロー図に基づいて説明する。
(ステップS11)間取り入力
まず、間取り入力手段11により建築物の間取りが入力される。図3は1階部分の間取りの入力例を、図4は2階部分の間取りの入力例をそれぞれ示している。図3に示すように、この例では、1階部分に各部屋としての浴室、洗面脱衣室、物入、DK(ダイニングキッチン)、リビング、トイレ、廊下、玄関、和室6帖、床の間および押入が配置されている。また、図4に示すように、2階部分には、各部屋としての洋室A,B,C、階段室、廊下、吹き抜け、トイレ、物入れおよびクローゼットA,B,Cが配置されている。
まず、間取り入力手段11により建築物の間取りが入力される。図3は1階部分の間取りの入力例を、図4は2階部分の間取りの入力例をそれぞれ示している。図3に示すように、この例では、1階部分に各部屋としての浴室、洗面脱衣室、物入、DK(ダイニングキッチン)、リビング、トイレ、廊下、玄関、和室6帖、床の間および押入が配置されている。また、図4に示すように、2階部分には、各部屋としての洋室A,B,C、階段室、廊下、吹き抜け、トイレ、物入れおよびクローゼットA,B,Cが配置されている。
(ステップS12)柱配置
次に、柱配置手段12による柱の自動配置が行われる。柱配置手段12は、間取り入力手段11により入力された間取りに基づいて、図5および図6に示すように、平面図上に設定された間取りの各部屋(1階の浴室、洗面脱衣室、物入、DK、リビング、トイレ、廊下、玄関、和室6帖、床の間および押入、並びに2階の洋室A,B,C、階段室、廊下、吹き抜け、トイレ、物入れおよびクローゼットA,B,C)の角部および窓や扉等の各開口30の端部にそれぞれ柱20,21,22を自動的に配置する。なお、図5および図6において、“□”は柱21,22を、“□”に“○”を重ねたものは通し柱20をそれぞれ示している。また、図6の“×”印は、1階の柱21の位置を示している。
次に、柱配置手段12による柱の自動配置が行われる。柱配置手段12は、間取り入力手段11により入力された間取りに基づいて、図5および図6に示すように、平面図上に設定された間取りの各部屋(1階の浴室、洗面脱衣室、物入、DK、リビング、トイレ、廊下、玄関、和室6帖、床の間および押入、並びに2階の洋室A,B,C、階段室、廊下、吹き抜け、トイレ、物入れおよびクローゼットA,B,C)の角部および窓や扉等の各開口30の端部にそれぞれ柱20,21,22を自動的に配置する。なお、図5および図6において、“□”は柱21,22を、“□”に“○”を重ねたものは通し柱20をそれぞれ示している。また、図6の“×”印は、1階の柱21の位置を示している。
(ステップS13)構造区画生成
次に、構造区画生成手段13による構造区画の自動生成が行われる。まず、構造区画生成手段13は、バルコニー、吹き抜けおよび小屋組みを避けて、構造区画を生成する。構造区画生成手段13は、建築物の南側(図5、図6の下側)から順に北側に向かって、4m×4m以内であって最も遠い位置にある柱を間取りとは無関係に自動的に4つ選択して構造区画を生成する。図5および図6において、柱間を斜めに結んだ×印が、この構造区画を示している。
次に、構造区画生成手段13による構造区画の自動生成が行われる。まず、構造区画生成手段13は、バルコニー、吹き抜けおよび小屋組みを避けて、構造区画を生成する。構造区画生成手段13は、建築物の南側(図5、図6の下側)から順に北側に向かって、4m×4m以内であって最も遠い位置にある柱を間取りとは無関係に自動的に4つ選択して構造区画を生成する。図5および図6において、柱間を斜めに結んだ×印が、この構造区画を示している。
(ステップS14)伏図生成
次に、伏図生成手段14による伏図の自動生成が行われる。伏図生成手段14は、図7に示すように、1階部分について、構造区画生成手段13により生成された構造区画の周縁部の4辺に水平構造材として土台23を配置する。また、伏図生成手段14は、土台23により囲まれた部分に、大引24を配置する。このとき、伏図生成手段14は、間仕切り部分(例えば、床の間および押入と和室6帖との境界部分)については、大引24に代えて土台23を配置する。また、伏図生成手段14は、構造区画の角部に火打土台25を配置し、さらに根太26を配置する。
次に、伏図生成手段14による伏図の自動生成が行われる。伏図生成手段14は、図7に示すように、1階部分について、構造区画生成手段13により生成された構造区画の周縁部の4辺に水平構造材として土台23を配置する。また、伏図生成手段14は、土台23により囲まれた部分に、大引24を配置する。このとき、伏図生成手段14は、間仕切り部分(例えば、床の間および押入と和室6帖との境界部分)については、大引24に代えて土台23を配置する。また、伏図生成手段14は、構造区画の角部に火打土台25を配置し、さらに根太26を配置する。
伏図生成手段14は、2階部分についても同様に、図8に示すように、構造区画生成手段13により生成された構造区画の周縁部の4辺に水平構造材として梁(区画梁27)を配置する。また、伏図生成手段14は、1階部分の大引24と同様に床梁28を、火打土台25と同様に火打梁29をそれぞれ配置する。
(ステップS15)伏図出力
伏図出力手段15は、伏図生成手段14により生成された伏図を図7および図8に示すように出力する。
伏図出力手段15は、伏図生成手段14により生成された伏図を図7および図8に示すように出力する。
以上のように、本実施形態における構造設計装置1によれば、従来のように最初から間取りの境界部分(間仕切り部分)に沿って水平構造材を配置することなく、まず平面図上に設定された間取りの各部屋の角部および各開口の端部にそれぞれ柱20,21,22を自動的に配置して構造区画が自動生成され、構造区画の周縁部に土台23や区画梁27等の水平構造材を配置した伏図が自動生成される。したがって、この伏図に従えば、土台23や区画梁27等が標準寸法の水平構造材により構成されるので、標準的な構造材を使用して材料費が安価に抑えられる。
また、本実施形態における構造設計装置1では、日当たりが良く広い部屋がある建築物の南側から順に北側に向かって、基準とする柱からおおよそ水平構造材の標準寸法離れた位置にある柱を優先的に選択して構造区画を自動生成するので、おおよそ標準寸法いっぱいの水平構造材を効率良く配置することが可能である。また、バルコニー、吹き抜けおよび小屋組みについては、元々特殊な構造材を使用するので、これらの部分については除外して構造区画を生成することで、効率よく水平構造材を配置することが可能である。
本発明の建築物の構造設計装置、構造設計プログラムおよび構造設計方法は、住宅などの建築物の構造設計を支援する装置、プログラムおよび方法として有用である。特に、本発明は、標準的な構造材を使用して、設定された間取りを実現できる木造建築物の構造設計に好適である。
1 構造設計装置
10 記憶手段
11 間取り入力手段
12 柱配置手段
13 構造区画生成手段
14 伏図生成手段
15 伏図出力手段
20,21,22 柱
23 土台
24 大引
25 火打土台
26 根太
27 区画梁
28 床梁
29 火打梁
30 開口
10 記憶手段
11 間取り入力手段
12 柱配置手段
13 構造区画生成手段
14 伏図生成手段
15 伏図出力手段
20,21,22 柱
23 土台
24 大引
25 火打土台
26 根太
27 区画梁
28 床梁
29 火打梁
30 開口
Claims (7)
- 柱および土台、梁や桁等の水平構造材により構成される建築物の構造設計装置であって、
平面図上に設定された間取りの各部屋の角部および各開口の端部にそれぞれ柱を自動的に配置する柱配置手段と、
基準とする柱から前記水平構造材の標準寸法以内の位置にある柱を自動的に選択して矩形状の領域(以下、「構造区画」と称す。)を自動生成する構造区画生成手段と、
前記構造区画の周縁部に前記水平構造材を配置した伏図を自動生成する伏図生成手段と
を備えた建築物の構造設計装置。 - 前記構造区画生成手段は、前記建築物の南側から順に北側に向かって、基準とする柱からおおよそ前記水平構造材の標準寸法離れた位置にある柱を優先的に選択して前記構造区画を自動生成するものである請求項1記載の建築物の構造設計装置。
- 前記構造区画生成手段は、バルコニー、吹き抜けおよび小屋組みのうち少なくともいずれか一つについては優先的に前記構造区画とするものである請求項1または2に記載の建築物の構造設計装置。
- 前記伏図生成手段は、前記伏図として、前記構造区画の周縁部に前記水平構造材として土台を配置した後、前記間取りの境界の間仕切り部分に沿って土台を配置した土台伏図を生成する機能を有する請求項1から3のいずれかに記載の建築物の構造設計装置。
- 前記伏図生成手段は、前記伏図として、前記構造区画の周縁部に前記水平構造材として梁を配置した後、前記間取りの境界の間仕切り部分に沿って梁を配置した腰伏図を生成する機能を有する請求項1から4のいずれかに記載の建築物の構造設計装置。
- 柱および土台、梁や桁等の水平構造材により構成される建築物の構造設計装置としてコンピュータを機能させるための構造設計プログラムであって、
前記コンピュータを、
平面図上に設定された間取りの角部および開口の端部にそれぞれ柱を自動的に配置する柱配置手段と、
基準とする柱から前記水平構造材の標準寸法以内の位置にある柱を自動的に選択して矩形状の領域(以下、「構造区画」と称す。)を自動生成する構造区画生成手段と、
前記構造区画の周縁部に前記水平構造材を配置した伏図を自動生成する伏図生成手段と
して機能させるための建築物の構造設計プログラム。 - 柱および土台、梁や桁等の水平構造材により構成される建築物の構造設計方法であって、
平面図上に設定された間取りの角部および開口の端部にそれぞれ柱を自動的に配置する柱配置工程と、
基準とする柱から前記水平構造材の標準寸法以内の位置にある柱を自動的に選択して矩形状の領域(以下、「構造区画」と称す。)を自動生成する構造区画生成工程、
前記構造区画の周縁部に前記水平構造材を配置した伏図を自動生成する伏図生成工程と
を含む建築物の構造設計方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005159548A JP2006338143A (ja) | 2005-05-31 | 2005-05-31 | 建築物の構造設計装置、構造設計プログラムおよび構造設計方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5654164B1 (ja) * | 2014-06-11 | 2015-01-14 | 宮川工機株式会社 | 木造住宅用伏図設計支援装置及びプログラム |
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2005
- 2005-05-31 JP JP2005159548A patent/JP2006338143A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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