JP5654164B1 - 木造住宅用伏図設計支援装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
(1A)入力された間取り図と、予め登録されている柱生成条件とに基づいて、1階及び2階の各階の柱の位置を生成する柱生成手段を備えていること。
(1B)前記柱生成手段の生成した前記各階の柱の位置に基づいて、前記第1層、第2層及び第3層の外周を大区画とする様に前記第1層、第2層及び第3層の区画線を生成する区画線生成手段を備えていること。
(1C)前記区画線生成手段は、第2層において前記大区画内の区画線を生成するに当たり、前記柱生成手段が2階について生成した柱の位置を考慮して第3層の区画線を先に決定し、該第3層の区画線と上下に重なる位置の区画線を優先しつつ、前記柱生成手段が1階について生成した柱の位置及び1階の間取り図を考慮して第2層の区画線を決定する第2層区画線決定手段を備えていること。
(2)前記第2層区画線決定手段は、前記第3層の区画線を決定するに際して、前記柱生成手段が生成した2階の柱の位置、及び2階の柱同士の間を所定条件に従って分割した位置を、第3層について区画線を生成し得る第3層区画線候補ポイントに設定すると共に、該第3層区画線候補ポイントに対して2階の柱及び1階の柱の位置を考慮して第3層区画線候補ポイント優先順位を付与し、前記第3層区画線候補ポイント間を結ぶ東西又は南北の第3層区画線候補の中から、前記第3層区画線候補ポイント優先順位を考慮して前記第3層区画線を決定する手段として構成されていること。
(3)前記第2層区画線決定手段は、前記柱生成手段が決定した1階の柱の位置、及び1階の柱同士の間を所定条件に従って分割した位置を、第2層について区画線を生成し得る第2層区画線候補ポイントに設定すると共に、該第2層区画線候補ポイントに対して1階の柱の位置を考慮して第2層区画線候補ポイント優先順位を付与し、前記第2層区画線候補ポイント間を結ぶ東西又は南北の第2層区画線候補の中から前記第3層区画線の直下に位置する第2層区画線候補を最優先した上で、前記第2層区画線候補ポイント優先順位と1階の間取り図とを考慮して前記第2層区画線を決定する手段として構成されていること。
(4)前記第2層区画線決定手段によって決定された第2層区画線で囲まれた各区画毎に、東西又は南北の区画線における1階の柱の本数及び最大柱間距離を考慮して、床梁の梁掛け方向を決定する区画毎梁掛け方向決定手段と、該区画毎梁掛け方向決定手段の決定した梁掛け方向となる様に、前記第2層区画線で囲まれた各区画毎に床梁を生成する床梁生成手段を備えていること。
(5)前記第2層において、第2層の大区画外へとオーバーハング状態となる持ち出し梁について建物内への侵入部分を生成するか否かを判定する判定手段を備え、該判定手段によって前記侵入部分を生成すると判定された持ち出し梁を、(オーバーハング長さ:建物内侵入長さ)が(1:2)以上となる位置の横架材又は柱に突き当てる様に建物内に伸ばす持ち出し梁延長手段を備えていること。
(6A)前記判定手段は、2階の床面に対してレベル下がりで納めるバルコニーのバルコニー梁については、前記建物内への侵入部分を生成すべき持ち出し梁と判定する手段として構成されていること。
(6B)前記持ち出し梁延長手段は、前記バルコニー梁について前記建物内への侵入部分を生成すると共に、当該バルコニー梁を延長する区画内について、当該バルコニー梁の延長部分の上に重なる様に、前記レベル下がりの寸法に対応する材成の床梁を生成する潜り込み状態生成手段を備えていること。
(7)複数の持ち出し梁を下から受ける渡り受け梁が存在する場合、当該渡り受け梁について、最も材成の小さい持ち出し梁の下面を上面で受け、それ以外の持ち出し梁を渡りアゴ掛けによって受けられる様に、当該渡り受け梁のレベル及び材成を決定する渡り受け梁アゴ掛け生成手段を備えていること。
(8)下層に壁のない小屋梁について、当該小屋梁のレベルを上げることによって小屋梁の下面と天井との間に所定高さの空間を形成する小屋梁レベル上げ手段を備えていること。
(9)枕梁を備える場合、上材で荷重を受けて下材でこぼれ補正する第1のパターンと、上材は最低材成に留めて下材で荷重及びこぼれを受け止める第2のパターンのいずれを選択するかを設定する枕梁こぼれ補正パターン選択手段を備えていること。
(1)1階2階で管柱が同一点にある位置・・・「×」
(2)通し柱の位置・・・「×」
(3)1階に2スパン以内に離れた位置に管柱があり2階にその管柱を結ぶ線上に管柱がある位置・・・「△」
(4)1階2階で管柱が同一点にあり、または通し柱がありその距離が2スパン以内の場合に、その間を1/2グリッドで分割した位置・・・「▲」
(1)1階2階で管柱が同一点にある位置・・・「×」
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(4)1階2階で管柱が同一点にあり、または通し柱がありその距離が2スパン以内の場合に、その間を1/2グリッドで分割した位置・・・「▲」
(5)1階にある管柱位置・・・「×」
(1−1)吹抜など区画線が通過出来ない領域は、禁止領域とする。
(1−2)最外周を大区画とする。
(1−3)大区画が指定サイズ以上なら、下記の条件を基に、指定サイズ以下になるまで細分化する。
(1−3A)区画候補線ポイントに付与されたマークの優先順位に基づいて、優先順位が高いものから採用する。
(1−3B)区画線候補の両端部の柱に関して付与されたマークの優先順位を比較する。
(1−3C)区画線候補によって分割される区画領域がともに指定サイズ以下になり、かつ2区画の面積比が小さくなるものほど高得点とする。
(1−3D)区画線候補内に存在する下層柱の数が多いものほど高得点とする。
(1−3E)区画線候補内に存在する×印柱が多いものほど高得点とする。
(1−3F)区画線候補と下層間仕切りの重複率が高いものほど高得点とする。
(1−3G)元の区画領域をなるべく中央寄りで分割する区画線候補を高得点とする。
(1−3H)区画線候補内(両端部含む)に、より多く入り隅が存在する方が高得点とする。
(1−3I)分割された区画領域の縦横比が4×4または4×3であれば高得点とする。
(1−3J)分割された区画領域として長細い区画が出来る場合は減点する。
(1−3K)2層は上層の区画線と重複率が高いものほど高得点とする。
(1−3L)当該層の間仕切りと重複率が高いものほど高得点とする。
(1−3M)指定サイズ以下の区画にL字部が残っていた場合、L字から区画線を伸ばし解決させる。
(2−1)小屋梁は、区画線全てに生成される。
(2−2)確定小屋束配置は、以下の場所とする。
(2−2A)母屋棟木線と隅木が交差するところ。
(2−2B)母屋棟木線と外壁が直交するところ。
(2−3)ピッチ小屋束配置は、以下の場所とする。
(2−3A)2ピッチ間隔に配置する。
(2−3B)小屋梁の梁上を優先する。
(2−4)ピッチ小屋束を救うべく小屋梁を配置する。
(2−5)間仕切りに小屋梁を生成する。
(2−6)2ピッチ角以上に空間が拡がらないようつなぎの梁を生成する。
(3−1)区画線全てに生成される。
(3−2)ピッチ床梁の梁掛方向決定処理では、以下のルールを採用している。
(3−2A)梁を掛けた時に、端部がより多く下層柱で受けられる方向を優先する。
(3−2B)梁を掛けた時に、中間部がより多くの下層柱で受けられる方向を優先する。
(3−2C)梁を掛けた時に、より多く間仕切りと重複する方向を優先する。
(3−2D)弱い方向と直交方向に掛ける。弱い方向は、当該層の柱(下柱の支え無し)が多くある方向。
(3−3)階段回り、吹き抜け回りに配置する。
(3−4)間仕切り梁を配置する。
(3−5)床梁がマス組みになるように、つなぎ梁を配置する。
[1.1 マスターの選択・起動・変更(付け替え)]
図29に示す様に、物件定義の「ファイル」メニューを開き、「物件マスターメンテナンス」を選び、さらに、「伏図支援」を選択し、「伏図支援マスター操作画面」でマスターを選択する。なお、「伏図支援マスター」は一度設定した後でも変更(付け替え)することができるプログラム構成となっている。「伏図支援マスターメンテナンス」ボタンから「伏図支援マスター」を起動して、マスター内の設定を行う。なお、後述の「構造計算/梁成評価」でマスターを変更した場合は強制的に伏図支援マスターも変更となる。
「材成割り増し」は、業界内で常識となっている「こだわりによる割増し」をプログラムで実現するための設定である。この設定を行うことにより、許容応力度計算により割り出された材成に、更に割増し設定をすることで、より安全な設計とすることができる。
「最小材成制限」の設定は、許容応力度計算により割り出してくる材成とは別に、条件によって最小材成を決めておき、許容応力度計算の結果から割り出された規格寸法材の材成と最小材成としての設定の内で大きい方の材成に決定することをプログラム的に実現するためのものである。
(2)耐力壁が上もしくは下から当たってきた場合は、許容応力度計算によって求めた必要材成に拘わらず、指定材成以上とすることが出来る。
(3)上下を柱または小屋束に挟まれた場合は、許容応力度計算によって求めた必要材成に拘わらず、指定材成以上とすることが出来る。
図31(A)に示す様に、伏図支援マスターの(材成自動・配置材成表)のページを開き、適用する場合はチェックをする。このチェックをすることにより、材成をアップする際にこの配置材成表が参照され、No.1から順に材成をアップしていくプログラム構成となっている。
[1.5.1 連動整合処理]
図31(B)に示す様に、特殊補正の一つである「連動整合処理」の設定画面を開く。ここで、「連動整合処理」は、No.1「持出し梁と先端梁の材成整合」、No.2「桁差し接合受梁の材成整合」、No.3「渡り受梁のレベル整合」、No.4「枕梁の材成・レベル整合」、No.5「柱干渉高さ最小値(mm)」について適用可能となっている。適用する場合は、No.1〜No.4の適用欄にチェックを入れることで設定する。なお、No.5は不適用は選択できないプログラム構成となっている。
図33(A)に示す様に、「柱素材長による上部梁の材成補正」のページを開き、適用欄にチェックを入れて設定を行う。この設定を行うことにより、柱の長さが定尺(設定値)を超えてしまう場合は、補正設定値の範囲で柱の上に載る梁の材成を大きくして、柱が定尺長さに納まるように調整をするための設定である。
この補正は、小屋梁の材成が大きくなると、下層の天井高を圧迫する場合があることへの対策である。具体的には、小屋梁のレベルを上げて、下層の天井の高さを確保する対応を行う。レベルの上げ方は、一般流通材料通り、30mm毎などを設定する。また、下層の天井高さを見ずに、固定で決めた材成を超えるとレベルを上げて調整する設定も搭載している。
図34(A)に示す様に、「枕梁のこぼれ処理」のページを開いてチェックを入れることにより設定する。この設定を行うことにより、図34(B)に示す「伏図支援マスター(材成自動・配置材成表)」に従って、枕梁の材成を1ランク以上アップさせるものとなる。
図35(A)に示す様に、「使用材料属性の自動変更」のページを開き、No.1「指定材成以上の横架材の材料属性自動変更」、No.2「材料属性の自動変更で設定する形状材質」、No.3「材料属性の自動変更で設定する樹種名称」、No.4「材料属性の自動変更で設定する等級名称」に対して適用欄にチェックを入れて設定を行う。
図35(B)に示す様に、「外壁線上の母屋の材幅・材成変更」のページを開き、適用欄にチェックを入れて設定する。この設定は、外壁ライン上の母屋を梁幅に揃えたい場合に行う。図示の例では、「外壁線上の母屋の材幅・材成の強制変更」が適用となっていて、「材幅105mm」、「材成150mm」が設定されているから、母屋について90mm×90mmの角材で伏図を作成してあった場合に、外壁線上の母屋のみ105mm×105mm以上に強制変更する。
図35(C)に示す様に、「母屋の材幅連動」のページを開き、適用欄にチェックを入れて設定する。No.1「設定材成以上の時、設定材幅に変更(1);材成105、材幅105」、No.2「設定材成以上の時、設定材幅に変更(2);材成120、材幅120」、No.3「設定材成以上の時、設定材幅に変更(3);材成150、材幅150」の内から一つを選択してチェックする。
以上の様に、各種の設定が完了したら、「マスターメンテナンス画面」を閉じて保存する。これにより、初期設定を終了する。
上述の様にして計算系マスターを設定すると、「構造計算/梁成評価タブ」が出てくるプログラム構成となっている。図36(A),(B)に示す様に、「軸組羽柄タブ」から「構造計算/梁成評価タブ」に切り替えて許容応力度計算による材成自動決定プログラム22による演算処理へと進む。
地震や台風といった事象における短期的な荷重も考慮して材成を決定する場合には、伏図において、耐力壁・準耐力壁の設定を行う。
[4.1 「すべて」の実行]
図37(A),(B)に示す様に、「構造計算タブ」または「梁成評価タブ」から「材成自動」ボタンをクリックすると、「すべて」/「不足分のみ」の選択肢を表示した「材成自動」の画面が開くプログラム構成となっている。
「不足分のみ」を選んで実行すると、「許容応力度計算+エッセンス」によって材成が不足している梁のみ材成アップを実行する。1回目から「不足分のみ」を設定可能としていることのメリットは、例えば、外回りなどの様に、見栄えの観点から、伏図支援マスタBの設定とは無関係に、最初から大きな材成にすることを決めている横架材について、最小材成からスタートさせないことにより、伏図マスタBの設定に収束したために決めていた材成よりも小さな材成で設計されてしまわない様にするためでもある。
上述の演算処理の実行の途中で、図37(C)に示す様な「樹種強度の引き当て画面」が出てくる様にプログラムを構成している。そこで、この「樹種強度の引き当て画面」において、計算上使用する「樹種強度」を一覧表からプルダウンメニューで選んで樹種設定を行う。
実行後に卍組みチェックがかかり該当する場合はメッセージが出る。そのまま継続して実行することもできる。
エラーは、図38に示す様に「材成自動エラーリスト」としてモニタ表示される。
[8.1 「明細画面」による確認]
本実施例では、最終的に配置された材成までの過程を「明細画面」から確認することができるプログラム構成を採用している。「明細画面」ボタンを押して該当梁を選択すると、材成自動生成処理明細が出てくる。
この強度表は、構造強度計算書作成プログラム24の演算処理により作成される。図40に例示する様に、強度表から「スパンに対する必要材成Max」を確認することができる。
[9.1 「金物工法」「一部金物工法」物件の場合]
在来工法以外に「金物工法」「一部金物工法」物件にも適用できるプログラム構成となっている。これら「金物工法」「一部金物工法」については、計算系マスターの「情報設定」において、建物工法を「金物工法」か「一部金物工法」にして実行すればよい。また、計算系マスターの「梁受け金物設定」において(材成/材幅範囲設定)を設定する。この設定数値を参照して材成決定を行う。
兜補正でレベルアップする梁は、該当する一次梁と一次梁にかかる二次梁までを対象としている。なお、三次梁には対応していない。
初めに設定した伸び返りのまま材成アップを実行していく。オス材がメス材以上になる場合は、オス材と同じ材成までメス材をアップする。このとき、伸び返りの逆転はせずにオスメス同材になる。
本実施例のコンピュータプログラムを実行する前と後とで、材成が変更になった横架材の画面表示色をON/OFFすることができる。図41に示す様に、表示制御の「表」ボタンから計算タブ内の「構造計算材成決定部品」のチェックで、表示ON/OFF制御ができる。材成が変更になった横架材は青く表示(図41ではクロスハッチ表示)として一目で分かる様にしている。
編集した伏図支援マスターを登録マスターへ保存することができる。この場合、図42に示す様に、「登録」メニューから「マスターとして保存」を選択肢、「ディレクトリの選択」で「OK」をクリックし、「仕様名称設定画面」においてマスター名を作成して「実行」することにより登録を完了する。
本実施例の梁組自動生成プログラム21は、バルコニー梁組におけるバルコニー梁のレベルが通常梁よりも下がっている場合の対応を行う機能を備えている。本実施例では、バルコニー梁組は、図43(A)に示す様に、バルコニー梁のオーバーハング部分を「1」とするとき、柱で支持されている支持点から「2」以上が建物内部側へ伸びていれば、オーバーハング部分と逆方向に一番近い梁または柱(相手材)の側面に差して接合する様にプログラムを構成している。
これまで伏図作成に使われてきた「スパン表」に代わり、許容応力度計算を元に材成を自動的に加算=「プラス」するソフトウェアである。材成を気にせず最少材成で梁配置を入力した後、本プログラムを実行するだけで内部で許容応力度計算がかかり、計算根拠のある最適材成まで自動的に梁成をアップしていく。さらに、プレカット上どうしても譲れないエッセンス(外回りは150mm以上、火打がかかる梁は150mm以上等)を盛り込んで、最終的に材成を決定する。また、仕口のこぼれ処理も自動的に行う。
2・・・コンピュータプログラム、21・・・梁組決定プログラム、22・・・材成計算プログラム、23・・・材成決定プログラム、24・・・計算書作成プログラム。
21a・・・伏図支援マスタA、30・・・伏図支援マスタB、100・・・継手・仕口基本形状設定部、200・・・初期値設定部、300・・・構造強度許容値設定部、400・・・材成割り増し設定部、500・・・最小材成制限設定部、600・・・配置材成表設定部、700・・・特殊補正処理設定部。
Claims (10)
- 少なくとも1階の柱の下側となる第1層、2階柱の下側となる第2層及び2階柱の上側となる第3層を有する2階建て以上の木造住宅に対して、各階の間取り図に基づいて伏図を決定するための設計支援装置であって、以下の構成を備えたことを特徴とする木造住宅用伏図設計支援装置。
(1A)入力された間取り図と、予め登録されている柱生成条件とに基づいて、1階及び2階の各階の柱の位置を生成する柱生成手段を備えていること。
(1B)前記柱生成手段の生成した前記各階の柱の位置に基づいて、前記第1層、第2層及び第3層の外周を大区画とする様に前記第1層、第2層及び第3層の区画線を生成する区画線生成手段を備えていること。
(1C)前記区画線生成手段は、第2層において前記大区画内の区画線を生成するに当たり、前記柱生成手段が2階について生成した柱の位置を考慮して第3層の区画線を先に決定し、該第3層の区画線と上下に重なる位置の区画線を優先しつつ、前記柱生成手段が1階について生成した柱の位置及び1階の間取り図を考慮して第2層の区画線を決定する第2層区画線決定手段を備えていること。 - さらに、以下の構成をも備えたことを特徴とする請求項1に記載の木造住宅用伏図設計支援装置。
(2)前記第2層区画線決定手段は、前記第3層の区画線を決定するに際して、前記柱生成手段が生成した2階の柱の位置、及び2階の柱同士の間を所定条件に従って分割した位置を、第3層について区画線を生成し得る第3層区画線候補ポイントに設定すると共に、該第3層区画線候補ポイントに対して2階の柱及び1階の柱の位置を考慮して第3層区画線候補ポイント優先順位を付与し、前記第3層区画線候補ポイント間を結ぶ東西又は南北の第3層区画線候補の中から、前記第3層区画線候補ポイント優先順位を考慮して前記第3層区画線を決定する手段として構成されていること。 - さらに、以下の構成をも備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の木造住宅用伏図設計支援装置。
(3)前記第2層区画線決定手段は、前記柱生成手段が決定した1階の柱の位置、及び1階の柱同士の間を所定条件に従って分割した位置を、第2層について区画線を生成し得る第2層区画線候補ポイントに設定すると共に、該第2層区画線候補ポイントに対して1階の柱の位置を考慮して第2層区画線候補ポイント優先順位を付与し、前記第2層区画線候補ポイント間を結ぶ東西又は南北の第2層区画線候補の中から前記第3層区画線の直下に位置する第2層区画線候補を最優先した上で、前記第2層区画線候補ポイント優先順位と1階の間取り図とを考慮して前記第2層区画線を決定する手段として構成されていること。 - さらに、以下の構成をも備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の木造住宅用伏図設計支援装置。
(4)前記第2層区画線決定手段によって決定された第2層区画線で囲まれた各区画毎に、東西又は南北の区画線における1階の柱の本数及び最大柱間距離を考慮して、床梁の梁掛け方向を決定する区画毎梁掛け方向決定手段と、該区画毎梁掛け方向決定手段の決定した梁掛け方向となる様に、前記第2層区画線で囲まれた各区画毎に床梁を生成する床梁生成手段を備えていること。 - さらに、以下の構成をも備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の木造住宅用伏図設計支援装置。
(5)前記第2層において、第2層の大区画外へとオーバーハング状態となる持ち出し梁について建物内への侵入部分を生成するか否かを判定する判定手段を備え、該判定手段によって前記侵入部分を生成すると判定された持ち出し梁を、(オーバーハング長さ:建物内侵入長さ)が(1:2)以上となる位置の横架材又は柱に突き当てる様に建物内に伸ばす持ち出し梁延長手段を備えていること。 - さらに、以下の構成をも備えたことを特徴とする請求項5に記載の木造住宅用伏図設計支援装置。
(6A)前記判定手段は、2階の床面に対してレベル下がりで納めるバルコニーのバルコニー梁については、前記建物内への侵入部分を生成すべき持ち出し梁と判定する手段として構成されていること。
(6B)前記持ち出し梁延長手段は、前記バルコニー梁について前記建物内への侵入部分を生成すると共に、当該バルコニー梁を延長する区画内について、当該バルコニー梁の延長部分の上に重なる様に、前記レベル下がりの寸法に対応する材成の床梁を生成する潜り込み状態生成手段を備えていること。 - さらに、以下の構成をも備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の木造住宅用伏図設計支援装置。
(7)複数の持ち出し梁を下から受ける渡り受け梁が存在する場合、当該渡り受け梁について、最も材成の小さい持ち出し梁の下面を上面で受け、それ以外の持ち出し梁を渡りアゴ掛けによって受けられる様に、当該渡り受け梁のレベル及び材成を決定する渡り受け梁アゴ掛け生成手段を備えていること。 - さらに、以下の構成をも備えたことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の木造住宅用伏図設計支援装置。
(8)下層に壁のない小屋梁について、当該小屋梁のレベルを上げることによって小屋梁の下面と天井との間に所定高さの空間を形成する小屋梁レベル上げ手段を備えていること。 - さらに、以下の構成をも備えたことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の木造住宅用伏図設計支援装置。
(9)枕梁を備える場合、上材で荷重を受けて下材でこぼれ補正する第1のパターンと、上材は最低材成に留めて下材で荷重及びこぼれを受け止める第2のパターンのいずれを選択するかを設定する枕梁こぼれ補正パターン選択手段を備えていること。 - コンピュータを、請求項1〜9のいずれかに記載の木造住宅用伏図設計支援装置における演算処理を実行させるための演算処理手段として機能させるための木造住宅用伏図設計支援プログラム。
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