JP4656650B2 - 基板の研磨方法 - Google Patents

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Description

本発明は、基板の研磨方法に関する。
近年のメモリーハードディスクドライブには、高容量・小径化が求められ、記録密度を上げるために磁気ヘッドの浮上量を低下させて、単位記録面積を小さくすることが求められている。それに伴い、磁気ディスク用基板の製造工程においても研磨後に要求される表面品質は年々厳しくなってきており、ヘッドの低浮上化に対応して、表面粗さ、うねり、ロールオフ及びピットや突起を低減する必要がある。
このような要求に対して、メモリーハードディスク基板のピット、スクラッチ及び表面粗さを低減することができる研磨液組成物(特許文献1)や、ロールオフを低減できる研磨液組成物(特許文献2)が開示されている。
特開2001−155332号公報 特開2002−167575号公報
しかし、メモリーハードディスク基板の高密度化に必要な表面品質を達成するためには、ピットやロールオフ低減の他、うねりの低減も重要な課題となっている。
従って、本発明の目的は、研磨後の基板のうねりを顕著に低減できる基板の研磨方法を提供することにある。
即ち、本発明の要旨は、
[1] 研磨液組成物を研磨パッドに接触させながら基板を研磨する工程を有する基板の研磨方法であって、研磨パッドに対する接触角が0〜100度である研磨液組成物を用いて研磨する、基板の研磨方法
に関する。
本発明の基板の研磨方法を使用することにより、うねりが顕著に低減された基板を得ることができるという効果が奏される。
本発明は、研磨パッドが研磨液組成物によって均一に濡れることにより、研磨後の基板のうねりが効果的に低減されるという新規な知見に基づいてなされたものである。
本発明のうねり低減効果が奏されるメカニズムについては、未だ不明であるが、次のように推定される。即ち、従来は、研磨液組成物によって研磨パッドが均一に濡れにくかったため、研磨パッド上に研磨液組成物が研磨砥粒を含む凹凸のある膜を形成していた。これに対し、本願では、研磨パッドに対する研磨液組成物の濡れ性が向上されるため、研磨液組成物が研磨パッド上に均一に濡れ広がり、研磨パッド上に研磨液組成物の平坦な膜が形成される。これにより、基板が平坦に研磨され、うねりが低減されると推定される。従って、研磨パッドに対する研磨液組成物の濡れ性が向上すると、研磨後の基板のうねりは低減する傾向にあると考えられる。
本発明においては、目的とするうねりの値及び用いる研磨パッドに応じて研磨液組成物の濡れ性を調整することが好ましい。かかる研磨液組成物の濡れ性の程度は研磨液組成物の研磨パッドに対する接触角(以下、単に「研磨液組成物の接触角」と称することがある)を指標にすることができる。
従って、本発明は、研磨液組成物を研磨パッドに接触させながら基板を研磨する工程を有する基板の研磨方法であって、研磨パッドに対する接触角が0〜100度である研磨液組成物を用いて研磨する、基板の研磨方法に関する。かかる構成を有する本発明の研磨方法を使用することにより、顕著にうねりが低減された基板を得ることができる。
ここで、前記「研磨パッドに対する接触角が0〜100度である研磨液組成物」とは、研磨パッドへ供給される際の研磨液組成物を指す。従って、本発明において、研磨パッドへ供給される際の研磨液組成物の研磨パッドに対する接触角が、0〜100度である。かかる接触角としては、うねり低減の観点から、0〜80度が好ましく、0〜60度がより好ましく、0〜40度がさらに好ましい。
研磨液組成物の接触角は、例えば、研磨液組成物に後述の接触角調整剤を添加することにより、容易に調整され得る。従って、本発明においては、例えば、接触角調整剤を添加して調製することにより、予め接触角が調整された研磨液組成物を用いてもよい。また、研磨機への供給配管中で、あるいは研磨機への供給と同時に接触角調整剤を添加して、研磨パッドへ供給される際の研磨液組成物の接触角を調整してもよい。
なお、本明細書において、研磨パッドに対する接触角とは、以下の測定方法により測定した値をいう。
[研磨液組成物の接触角の測定方法]
1.研磨パッドに研磨液組成物を0.1ml滴下する。
2.25℃で5分間、1.の研磨パッドを静置する。
3.接触角測定器(型番CA−S350、協和界面科学株式会社製)を用い、2.で得られた研磨パッドに対する研磨液組成物の接触角を測定する(図1参照)。
なお、研磨パッドに対する水の接触角を測定する際は、2.の静置時間を3分間にして測定する。
[接触角調整剤]
本明細書において、接触角調整剤とは、研磨液組成物の研磨パッドに対する接触角を調整するための剤をいう。接触角調整剤としては、うねり低減の観点から、以下の1)〜4)が好ましい。
1)アルコール
アルコールとしては、分子量200以下のものが好ましく、ハロゲン、S、N及びその他の原子を含んでいても良い。具体的な例としては、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノール、オクタノール、2−クロロプロパノール等が挙げられる。研磨液組成物の安定性やうねり低減の観点から、メタノール及びエタノールが好ましく、メタノールがより好ましい。
2)テトラヒドロフラン及びその誘導体
テトラヒドロフラン及びその誘導体としては、分子量200以下のものが好ましく、ハロゲン、N、S及びその他の原子や水酸基を含んでいても良い。具体的な例としては、テトラヒドロフラン、2−ヒドロキシテトラヒドロフラン、3−ヒドロキシテトラヒドロフランなどが挙げられる。研磨液組成物の安定性及びうねり低減の観点から、テトラヒドロフランが好ましい。
3)ケトン
ケトンとしては、分子量200以下のものが好ましく、ハロゲン、N、S、O及び水酸基等を含んでいても良い。具体的な例としては、アセトン、クロロアセトン、ジクロロアセトン、ヒドロキシアセトン、ジヒドロキシアセトン等が挙げられる。研磨液組成物の安定性及びうねり低減の観点から、アセトン及びヒドロキシアセトンが好ましく、アセトンがより好ましい。
1)〜3)に挙げた接触角調整剤の分子量は、水溶性の観点及びうねり低減の観点から、30〜200が好ましく、30〜150がより好ましく、30〜100がさらに好ましい。また、研磨液組成物中における前記の接触角調整剤の含有量は、廃液負荷や研磨速度の観点から、50重量%以下が好ましく、25重量%以下がより好ましく、10重量%以下がさらに好ましい。また、うねり低減の観点から、1重量%以上が好ましく、3重量%以上がより好ましく、5重量%以上がさらに好ましい。即ち、前記の含有量は、1〜50重量%が好ましく、3〜25重量%がより好ましく、5〜10重量%がさらに好ましい。
なお、研磨液組成物の親油性を低下させることにより、研磨パッドに対する濡れ性を向上させることができる。従って、いずれも親油性化合物である1)〜3)の接触角調整剤を用いて接触角の調整を行う場合には、該調整剤の研磨液組成物中の含有量により研磨パッドに対する濡れ性の調節を行う事が好ましい。
4)界面活性剤
界面活性剤は、研磨液組成物の研磨パッドに対する濡れ性を向上させるのに有効な化合物である。界面活性剤としては、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤及び両性界面活性剤等が挙げられる。うねり低減の観点から、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤及びアニオン性界面活性剤が好ましく、非イオン性界面活性剤及びカチオン性界面活性剤がより好ましく、非イオン性界面活性剤がさらに好ましい。
接触角調整剤として、界面活性剤を用いる場合には、水に溶ける範囲内で親油性を持つものが好ましい。界面活性剤として非イオン性界面活性剤を用いる場合には、例えば、親油基のアルキル鎖数又は親水基のオキシエチレン基及びオキシプロピレン基の平均付加モル数で親油性の調節を行う。またそれ以外の界面活性剤においては、親油基のアルキル鎖数を多くすることにより調節することが好ましい。
カチオン性界面活性剤としては、特に限定されるものではないが、うねり低減の観点から、下記一般式(1)に表される、炭素数8〜36の炭化水素基を少なくとも1個有するものが好ましい。
化合物式:
Figure 0004656650
(式中、Rは炭素数8〜36の炭化水素基であり、R’、R’’及びR’’’は炭化水素基又はHであり、R’、R’’及びR’’’は、同一のものでも良く、異なるものでも良い。Xは陰イオン成分である。)
Xとしては、例えば、CHCOO、Cl、Br、I、CSO等が挙げられ、好ましくはCHCOO、Cl、CSOである。
R’、R’’及びR’’’としては、界面活性剤自身の溶解性の観点から、それぞれH、CH、CHCH等が好ましく、より好ましくはH、CHである。
カチオン性界面活性剤が有し得る炭化水素基のうち、炭素数の最も多い基の炭素数と2番目に多い基の炭素数の合計は、うねり低減の観点から、15以上が好ましく、16以上がより好ましく、17以上がさらに好ましい。また、界面活性剤の分散性の観点から、前記合計は、72以下が好ましく、32以下がより好ましく、24以下がさらに好ましい。即ち、カチオン性界面活性剤の一番炭素数が多い基と2番目に多い基の合計炭素数は、15〜72が好ましく、16〜32がより好ましく、17〜24がさらに好ましい。
カチオン性界面活性剤の対イオン成分としては、特に限定されるものではなく、ハロゲン化物イオン又は炭素数1から3のモノアルキル硫酸イオン等が挙げられる。
具体的なカチオン性界面活性剤の例としては、塩化テトラデシルトリメチルアンモニウム、塩化ヘキサデシルトリメチルアンモニウム、塩化オクタデシルトリメチルアンモニウム,臭化テトラデシルトリメチルアンモニウム、臭化ヘキサデシルトリメチルアンモニウム、臭化オクタデシルトリメチルアンモニウム、塩化ジオクチルジメチルアンモニウム、塩化ジデシルジメチルアンモニウム、塩化ジドデシルジメチルアンモニウム、塩化ジテトラデシルジメチルアンモニウム、塩化ジヘキサデシルジメチルアンモニウム、塩化ジオクタデシルジメチルアンモニウム、ビス(β−ヒドロキシルステアリル)ジエチルアンモニウムクロライド等が好ましい。
アニオン性界面活性剤としては、特に限定されるものではないが、下記の一般式(2)又は(3)で表されるスルホン酸又はその塩が好ましく使用され得る。
R−(O)−X−SOH (2)
R−(O)−SOH (3)
(式中、Rは一部又はすべての水素原子がフッ素原子で置換されていてもよい炭素数3〜20の炭化水素基、Xは芳香族炭化水素の芳香環から水素原子を二つ除いた残基、及びnは0又は1を表す。)
一般式(2)及び(3)において、Rは、飽和炭化水素でも不飽和炭化水素でもよく、また、直鎖構造でも分岐鎖構造でもよい。さらに、Rは一部又はすべての水素原子がフッ素原子で置換されていてもよい他、本発明の効果を奏する範囲内で炭化水素の水素原子の一部がフッ素原子以外の置換基で置換されていてもよい。うねり低減の観点から、Rは炭素数6〜20のアルキル基(前記フッ素原子以外の置換基で置換された炭化水素を含む。以下同様。)又は炭素数6〜20のパーフルオロ炭化水素基が好ましく、さらに耐泡立ち性などの操作性の観点からは、炭素数6〜18のアルキル基又は炭素数6〜18のパーフルオロ炭化水素基がより好ましい。
Xは、ベンゼン、ナフタレン等の芳香族炭化水素の芳香環から水素原子を二つ除いた残基であり、該芳香環に結合した水素原子が他の原子又は原子団で置換された残基であってもよい。Xは、ロールオフ低減の観点からフェニレン基(前記置換フェニレン基を含む)が好ましい。
スルホン酸塩の対イオンとしては、水素原子、無機カチオン、又は有機カチオンであり、たとえば、アルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオンの他に、アニモニウムイオン、四級アンモニウムイオンなどが挙げられる。スルホン酸塩の水への溶解性の観点から、アルカリ金属イオンが好ましい。
非イオン性界面活性剤としては、特に限定されるものではないが、下記の一般式(4)で表されるものが好ましく使用され得る。
Y−(EO)(PO)−Z (4)
(式中、EOはオキシエチレン基、POはオキシプロピレン基;l、mはそれぞれの平均付加モル数を示し、l + mは8〜100、Yは-OR1基、-OH基、又は-OCOR2基(R1及びR2は炭化水素基); Zは-R3基、水素原子、又は-COR4基(R3及びR4は炭化水素基)である。)
かかる非イオン性界面活性剤の例としては、下記一般式(5)〜(9)で表されるものが挙げられる。
R1O−(EO)(PO)−H (5)
R1O−(EO)(PO)−R3 (R3はR1と同じでもよい) (6)
HO−(EO)(PO)−H (7)
R2OCO−(EO)(PO)−H (8)
R2OCO−(EO)(PO)−COR4 (R4はR2と同じでもよい) (9)
上記の一般式(4)〜(9)において、R1〜R4は炭化水素基であり、N、O、S及び他元素を含んでいても良い。R1〜R4としては、非イオン性界面活性剤の安定性及び分散性の観点から、炭素数が1〜36の炭化水素基が好ましく、1〜22の炭化水素基がより好ましく、1〜18の炭化水素基がさらに好ましい。また、うねり低減の観点からは、R1〜R4の炭素数は、12以上が好ましく、14以上がより好ましく、16以上がさらに好ましい。
(EO)(PO)は、オキシエチレン基及び/又はオキシプロピレン基であり、ランダム又はブロックのどちらでもよい。また、ブロックにおいては2段以上のブロックであってもよい。また、研磨液組成物の研磨パッドに対する濡れ性を満足させる為には、界面活性剤がある程度の親油性を有することが好ましく、例えば、親水親油バランス(HLB)が18以下であることが好ましく、より好ましくは16以下、さらに好ましくは15以下である。
うねり低減の観点から(EO)の平均付加モル数は、80以下が好ましく、50以下がより好ましく、30以下がさらに好ましく、20以下がさらにより好ましい。また、更に研磨液組成物に濡れ性を与えたい場合では、(EO)の平均付加モル数と(PO)の平均付加モル数を同じような数にする事が好ましい。即ち、(EO)の平均付加モル数が20の場合には、(PO)の平均付加モル数は10〜22が好ましく、15〜22がより好ましく、17〜22がさらに好ましい。
また、l+mとしては、界面活性剤自身の溶解性の観点から、8〜100が好ましく、10〜80がより好ましく、15〜60がさらに好ましい。
これらの非イオン性界面活性剤の具体例としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンカルボン酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンカルボン酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンコポリマーが挙げられる。
上記の界面活性剤の研磨液組成物中の含有量は、研磨速度向上の観点から、5重量%以下が好ましく、3重量%以下がより好ましく、1重量%以下がさらに好ましい。また、研磨液組成物の濡れ性向上の観点から、0.001重量%以上が好ましく、0.01重量以上がより好ましく、0.05重量%以上がさらに好ましい。即ち、界面活性剤の研磨液組成物中の含有量は、0.001〜5重量%が好ましく、0.01〜3重量%がより好ましく、0.05〜1重量%がさらに好ましい。
本発明で使用される研磨液組成物は、少なくとも研磨材と水とを含有する。
[研磨材]
前記の研磨材としては、研磨用に一般に使用されている研磨材を使用することができる。該研磨材の例としては、金属又は半金属の、炭化物、窒化物、酸化物、及びホウ化物、並びにダイアモンド等が挙げられる。金属又は半金属元素は、長周期型周期律表の2A、2B、3A、3B、4A、4B、5A、6A、7A又は8に属するものである。研磨材の具体例としては、α-アルミナ、中間アルミナ、アルミナゾル、炭化ケイ素、ダイアモンド、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化ジルコニウム、コロイダルシリカ、ヒュームドシリカ等が挙げられる。前記研磨材を単独で使用してもよく、必要性に応じて2種以上混合して使用してもよい。Ni-Pめっきされたアルミニウム合金基板の粗研磨には、α-アルミナ、中間アルミナ、アルミナゾル等のアルミナ粒子が好ましく、α-アルミナと中間アルミナ(なかでもθアルミナ)との組み合わせが、研磨速度向上、表面欠陥防止及びうねり低減の観点から、より好ましい。また、Ni-Pめっきされたアルミニウム合金基板の仕上げ研磨には、コロイダルシリカ、ヒュームドシリカ等のシリカ粒子が好ましい。ガラス材質の研磨には、酸化セリウム、アルミナ、シリカが好ましい。
研磨材の一次粒子の平均粒径は、うねりを低減させる観点から、0.01〜3μmが好ましく、0.01〜0.8μmがより好ましく、0.01〜0.5μmがさらに好ましい。また、研磨速度向上及びロールオフ低減の観点からは、0.01〜3μmが好ましく、0.02〜3μmがより好ましく、0.03〜3μmがさらに好ましい。更に一次粒子が凝集して二次粒子を形成している場合は、研磨速度向上及びロールオフ低減の観点から、その二次粒子の平均粒径は、0.02〜3μmが好ましく、0.05〜1μmがより好ましく、0.1〜0.5μmがさらに好ましい。研磨材の一次粒子の平均粒径は、走査型電子顕微鏡(好適には3000〜30000倍)又は、透過型電子顕微鏡(好適には10000〜300000倍)で観察して画像解析を行い、求めることができる。また、二次粒子の平均粒径はレーザー光回折法を用いて体積平均粒子径として測定できる。
研磨材の比重は、分散性及び研磨装置への供給性や回収利用の観点から、2〜6であることが好ましく、2〜5がより好ましく、2〜4がさらに好ましい。
研磨材の研磨液組成物中の含有量は、研磨速度の向上及びうねり低減の観点から、0.05重量%以上が好ましく、0.1重量%以上がより好ましく、0.5重量%以上がさらに好ましく、1重量%以上がさらにより好ましい。また、ロールオフの低減及び表面品質向上の観点から、40重量%以下が好ましく、35重量%以下がより好ましく、30重量%以下がさらに好ましく、25重量%以下がさらにより好ましい。従って、研磨液組成物中の研磨材の含有量は、0.05〜40重量%が好ましく、0.1〜35重量%がより好ましく、0.5〜30重量%がさらに好ましく、1〜25重量%がさらにより好ましい。
[水]
研磨液組成中の水は、媒体として使用されるものであり、蒸留水、イオン交換水又は超純水等が使用され得る。研磨液組成中の水の含有量は、研磨液組成物の取り扱い性(粘度)の観点から、55重量%以上が好ましく、75%重量%以上がより好ましく、85重量%以上がさらに好ましく、90重量%以上がさらにより好ましい。また、研磨速度向上及びロールオフ低減の観点から、99.8重量%以下が好ましく、99.3重量%以下がより好ましく、98.8重量%以下がさらに好ましい。即ち、研磨液組成物中の水の含有量は55〜99.8重量%が好ましく、75〜99.8重量%がより好ましく、85〜99.3重量%がさらに好ましく、90〜98.8重量%がさらにより好ましい。
[酸]
前記の研磨液組成物は、研磨速度の向上の観点から、さらに酸を含有することが好ましい。かかる酸としては、無機酸及び有機酸の両方を用いることができる。無機酸としては、例えば、硝酸、亜硝酸、硫酸、亜硫酸、アミド硫酸、リン酸、ポリリン酸、ホスホン酸が、また有機酸としては、例えば、グリコール酸、シュウ酸、コハク酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、ホスホノヒドロキシ酢酸、ヒドロキシエチリデン-1,1-ジホスホン酸、ホスホノブタントリカルボン酸、エチレンジアミンテトラメチレンホスホン酸が挙げられる。これらの内、研磨速度の向上及びうねり低減の観点から、硫酸、亜硫酸、アミド硫酸、リン酸、ポリリン酸、ホスホン酸、シュウ酸、コハク酸、イタコン酸、リンゴ酸、クエン酸、ヒドロキシエチリデン-1,1-ジホスホン酸、エチレンジアミンテトラメチレンホスホン酸が好ましく、硫酸、リン酸、ポリリン酸、イタコン酸、クエン酸がより好ましい。これらの化合物は、単独で用いても良いし、混合して用いても良い。また、これらの酸は一部又はすべてが中和された塩の形で存在してもよい。
酸の研磨液組成物中の含有量は、研磨速度向上の観点から、0.05重量%以上が好ましく、0.075重量%以上がより好ましく、0.1重量%以上がさらに好ましい。また、研磨装置の腐食を抑制する観点から、10重量%以下が好ましく、7.5重量%以下がより好ましく、5重量%以下がさらに好ましい。従って、研磨液組成物中の酸の含有量は、0.05〜10重量%が好ましく、0.075〜7.5重量%がより好ましく、0.1〜5重量%がさらに好ましい。
[酸化剤]
前記の研磨液組成物は、研磨速度の向上の観点から、さらに酸化剤を含有することが好ましい。かかる酸化剤としては、例えば、過酸化物、金属のペルオキソ酸若しくはその塩、又は酸素酸若しくはその塩等が挙げられる。酸化剤はその構造から無機系酸化剤と有機系酸化剤に大別される。無機系酸化剤としては、過酸化水素; 過酸化ナトリウム、過酸化カリウム、過酸化カルシウム、過酸化バリウム、過酸化マグネシウムのようなアルカリ金属又はアルカリ土類金属の過酸化物; ペルオキソ炭酸ナトリウム、ペルオキソ炭酸カリウム等のペルオキソ炭酸塩; ペルオキソ二硫酸アンモニウム、ペルオキソ二硫酸ナトリウム、ペルオキソ二硫酸カリウム、ペルオキソ一硫酸等のペルオキソ硫酸又はその塩; ペルオキソリン酸ナトリウム、ペルオキソリン酸カリウム、ペルオキソリン酸アンモニウム等のペルオキソリン酸又はその塩; ペルオキソホウ酸ナトリウム、ペルオキソホウ酸カリウム等のペルオキソホウ酸塩; ペルオキソクロム酸ナトリウム、ペルオキソクロム酸カリウム等のペルオキソクロム酸塩; 過マンガン酸ナトリウム、過マンガン酸カリウム等の過マンガン酸塩; 過塩素酸ナトリウム、過塩素酸カリウム、次亜塩素酸ナトリウム、過沃素酸ナトリウム、過沃素酸カリウム、沃素酸ナトリウム、沃素酸カリウム等の含ハロゲン酸素酸塩; 及び塩化鉄(III)、硫酸鉄(III)等の無機酸金属塩等が挙げられる。有機系酸化剤としては、過酢酸、過蟻酸、過安息香酸等の過カルボン酸類; t-ブチルパーオキサイト、クメンパーオキサイト等のパーオキサイト; 及びクエン酸鉄(III)等の有機酸鉄(III)塩等が挙げられる。これらの内、研磨速度の向上、入手性、及び水への溶解度等の取り扱い性の観点から、無機系酸化剤が好ましい。中でも、過酸化水素、ペルオキソホウ酸ナトリウム、沃素酸ナトリウム又は沃素酸カリウムが好ましい。また、これらの酸化剤は一種でもよいが、二種以上を混合して用いても良い。
酸化剤の研磨液組成物中の含有量は、研磨速度の向上、並びにうねり及び基板汚れの低減の観点から、0.002重量%以上が好ましく、0.005重量%以上がより好ましく、0.007重量%以上がさらに好ましく、0.01重量%以上がさらにより好ましい。また、ロールオフ低減及び表面品質の観点から、20重量%以下が好ましく、15重量%以上がより好ましく、10重量%以下がさらに好ましく、5重量%以下がさらにより好ましい。即ち、研磨液組成物中の酸化剤の含有量は、0.002〜20重量%が好ましく、0.005〜15重量%がより好ましく、0.007〜10重量%がさらに好ましく、0.01〜5重量%がさらにより好ましい。
前記各成分の濃度は、研磨する際の好ましい濃度であるが、該組成物の製造時の濃度であってもよい。通常、研磨液組成物は、濃縮液として製造され、これを使用時に希釈して用いることが多い。
[その他の成分]
更に、前記の研磨液組成物には、他の成分として、必要に応じて殺菌剤、抗菌剤、増粘剤、分散剤、防錆剤及び塩基性物質を配合することができる。これらの他成分の研磨液組成物中の含有量は、研磨速度向上の観点から、10重量%以下が好ましく、8重量%以下がより好ましく、6重量%以下がさらに好ましい。
[研磨液組成物のpH]
研磨液組成物のpHは、被加工物の種類や、要求性能に応じて適宜決定することが好ましいが、被加工物の洗浄性及び加工機械の腐食防止性、作業者の安全性の観点から1以上が好ましく、1.2以上がより好ましく、1.4以上がさらに好ましい。また、一般に酸化剤は酸性の方が安定であるものが多いことから、12以下が好ましく、11以下がより好ましく、10以下がさらに好ましい。即ち、研磨液組成物のpHは1〜12が好ましく、1.2〜11がより好ましく、1.4〜10がさらに好ましい。また、被研磨物の材質が金属材料の場合には、研磨速度を向上させる観点から、例えば、7未満が好ましく、6以下がより好ましく、5以下がさらに好ましく、4以下がさらにより好ましい。研磨液組成物のpHは、必要により、酸性化合物や塩基性化合物により調整できる。
[研磨液組成物の製造方法]
研磨液組成物は、前記のような目的成分を任意の方法で添加及び混合して製造することができる。上記のようにして製造され得る前記の研磨液組成物は、ポリッシング工程において特に効果があるが、これ以外の工程、例えばラッピング工程等にも同様に適用することができる。
[研磨パッド]
本発明で使用される研磨パッドとしては、特に限定はなく、例えば、不織布状あるいは多孔質の有機高分子からなる研磨パッドが使用され得る。研磨パッドの形状、大きさ等には特に限定はない。また、研磨パッドの材料としては、特に限定はないが、例えば、ウレタン等の有機高分子、有機高分子にカーボン、セリア等の種々の添加剤を含有させたもの等が挙げられる。
研磨パッドの構成成分の1つであるウレタン化合物としては、原料であるイソシアネートと反応させる化合物の種類に応じて、主としてポリエーテル系ウレタン又はポリエステル系ウレタンの2つが挙げられる。一般的に、ポリエーテル系ウレタンは親油性が強く、ポリエステル系ウレタンは親水性が強い傾向がある。また、パッドの孔径がほぼ同じ場合、ポリエステル系ウレタンのパッドを用いた方が研磨後の基板のうねりが低くなる傾向にあり、ポリエーテル系ウレタンのパッドを用いると、研磨速度が高くなる傾向にある。従って、基板のうねりと研磨速度とのバランスをとりながら研磨を行っているのが現状である。
上記を考慮すると、研磨パッドに対する一定の接触角を有する研磨液組成物を用いて、研磨パッドの濡れ性を向上させることにより、研磨後基板のうねりを低減する場合、研磨速度向上及びうねり低減の両立の観点から、ポリエーテル系ウレタンの研磨パッドを用いる事が好ましい。また、ポリエーテル系ウレタンとポリエステル系ウレタンが混合されている研磨パッドでは、研磨速度向上及びうねり低減の両立の観点から、ポリエーテル系ウレタンの含有量が多い方が好ましい。該混合率は、研磨パッドに対する水の接触角に現れるため、水とウレタンパッドとの接触角を測定し、5〜150度の接触角を示すもの用いることが好ましく、50〜150度のものを用いることがより好ましく、100〜150度のものを用いることがさらに好ましく、110〜150度のものを用いることがさらにより好ましい。
[研磨方法]
本発明の基板の研磨方法においては、前記研磨液組成物を用いて被研磨基板を研磨することにより、うねりが抑えられた基板を製造することができる。好ましい態様としては、前記の研磨パッドを貼り付けた研磨盤で基板を挟み込み、研磨液組成物を被研磨基板1cm当たり0.01〜0.25ml/分で基板に供給し、3〜50kPaの研磨圧力で、研磨定盤や基板を動かして基板を研磨する方法が挙げられる。
該研磨圧力とは、研磨時に被研磨基板の研磨面に加えられる定盤の圧力のことを指す。本発明の研磨方法における研磨圧力は、うねりを低減する観点から、50kPa以下が好ましく、より好ましくは40kPa以下、さらに好ましくは30kPa以下である。また、生産性の観点からは、3kPa以上が好ましく、より好ましくは5kPa以上、さらに好ましくは7kPa以上である。したがって、経済的にうねりを低減する観点から、研磨圧力は3〜50kPaが好ましく、5〜40kPaがより好ましく、7〜30kPaがさらに好ましい。研磨圧力の調整は、定盤及び/又は基板に空気圧や重りを負荷することにより行うことができる。
本発明の研磨方法における研磨液組成物の供給速度は、経済性の観点から、被研磨基板1cm当たり、0.25ml/分以下が好ましく、0.2ml/分以下がより好ましく、0.15ml/分以下がさらに好ましい。また、研磨速度を向上させる観点からは、0.01ml/分以上が好ましく、0.025ml/分以上がより好ましく、0.05ml/分以上がさらに好ましい。従って、前記供給速度は、0.01〜0.25ml/分が好ましく、0.025〜0.2ml/分がより好ましく、0.05〜0.15ml/分がさらに好ましい。
本発明の研磨方法が対象とする被研磨基板としては記録媒体として使われる記録ディスク用の基板が挙げられる。具体例としては、アルミニウム合金にNi-P合金をめっきした基板が代表的であるが、アルミニウム合金の代わりにガラスや、ガラス状カーボンを使用し、これにNi-Pめっきされた基板、あるいはNi-Pめっきの代わりに、各種金属化合物をめっきや蒸着により被覆した基板が挙げられる。中でも、Ni-Pめっきされた基板において、本発明の効果が顕著に認められる。
本発明の研磨方法を使用することにより、ハードディスク基板の研磨において、顕著にうねりを低減することができる。本発明の研磨方法を用いて得られた基板は、例えば、短波長うねり(うねり周期:0.05〜0.5mm)が0.8nm以下、好ましくは0.6nm以下、より好ましくは0.4nm以下のものである。なお、うねりは後述の実施例のようにして測定することができる。
実施例1〜15、比較例1〜5(ただし、実施例1〜5及び7〜15は参考例である。)
以下のようにして調製した研磨液組成物を用いて、以下の研磨条件で、Ni−Pめっきされたアルミニウム合金からなる基板(厚さ1.27mm、直径3.5インチ(直径95.0mm)、長波長うねり1.6nm、短波長うねり3.8nm)の表面を研磨することにより、磁気記録媒体用基板として用いられるNi―Pめっきされたアルミニウム合金基板を得た。次いで、研磨後基板の表面の微小うねりを以下の方法に基づいて測定した。得られた結果を表1に示す。
[研磨液組成物の調製]
水(残部)に硫酸(98重量%品)0.18重量%、クエン酸0.97重量%、α―アルミナ(二次粒子平均粒径0.30μm)2.26重量%、θ-アルミナ(二次粒子平均粒径0.22μm)1.58重量%、硫酸アンモニウム0.52重量%、過酸化水素水(30重量%品、旭電化社製)0.58重量%を添加、混合し、中間研磨液組成物を得た。使用する研磨パッドに対するこれらの中間研磨液組成物の接触角を前述した方法で測定した。その後、接触角調整剤を中間研磨液組成物に添加し、接触角を測定しながら実施例1〜15及び比較例1〜5の研磨液組成物を得た。使用した接触角調整剤及びその添加量、並びに得られた研磨液組成物の研磨パッドに対する接触角を表1に示す。
[研磨条件]
研磨機:スピードファーム(株)製、9B型両面研磨機
研磨圧力:9.8kPa
定盤回転数:45rpm
研磨液組成物供給量:100ml/分
研磨時間:4分
研磨パッド:
パッドA:エーテル系ポリウレタンパッド、水の接触角140度、平均孔径43μm
パッドB:エステル系ポリウレタンパッド、水の接触角0度、平均孔径43μm
パッドC:エーテル系ポリウレタンパッド、水の接触角142度、平均孔径53μm
投入した基板の枚数:10枚
[微小うねりの測定方法]
Zygo製、「New View5032」を用いて、被測定基板を180°おきに2点(計4点)について、以下の条件で短波長うねりと長波長うねりを測定し、その4点の測定値の平均値を1枚の基板の短波長うねり又は長波長うねりとして算出した。
対物レンズ :2.5 倍 Michelson
ズーム比 :0.5倍
フィルター :Band Pass
フィルタータイプ:FFT Fixed
測定波長:
・短波長うねり:Filter High Wavelength 0.05mm
Filter Low Wavelength 0.50mm
・長波長うねり:Filter High Wavelength 0.50mm
Filter Low Wavelength 5.00mm
[研磨速度の測定方法]
10枚の基板について、研磨前後の各基板の重さをSartorius社製のBP−210S(商品名)を用いて量り、得られた各基板の重量変化を研磨時間で割って重量減少速度(g/min)とした。
重量減少速度(g/min)={研磨前の重量(g)−研磨後の重量(g)}/研磨時間(min)
前記10枚の平均値として求めた該重量減少速度を下記式に代入し、研磨速度(μm/min)に変換した。
研磨速度(μm/min)=重量減少速度(g/min)/基板片面面積(mm2)
/Ni-Pめっき密度(g/cm3)×106
Figure 0004656650
表1に示される通り、実施例の研磨液組成物によれば、使用される各研磨パッドにおいて、比較例のものに比べ、被研磨基板の表面の微小うねりが低減されていることが分かる。
本発明の研磨方法は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク等の磁気記録媒体の基板等の精密部品基板の研磨に好適に使用される。
研磨パッドに対する研磨液組成物の接触角を示す略図である。
符号の説明
A:接触角
B:研磨液組成物
C:研磨パッド

Claims (7)

  1. アルミナ粒子、水及び界面活性剤を含有する研磨液組成物を、水の接触角が110〜150度であるポリエーテル系ウレタンの研磨パッドに接触させながら、Ni-Pめっきされたアルミニウム合金基板を研磨する工程を有する基板の研磨方法であって、
    界面活性剤が、下記一般式(5):
    O−(EO) l (PO) m −H (5)
    (式中、R は炭化水素基、EOはオキシエチレン基、POはオキシプロピレン基;l、mはそれぞれの平均付加モル数を示し、lが30以下、l+mが15〜60である。)
    で表される非イオン性界面活性剤を含むものであり、
    研磨パッドに対する接触角が0〜100度である研磨液組成物を用いて研磨する、基板の研磨方法。
  2. アルミナ粒子がα−アルミナ及び/又は中間アルミナである、請求項1記載の基板の研磨方法。
  3. 界面活性剤の研磨液組成物中の含有量が0.001〜5重量%である、請求項1又は2記載の基板の研磨方法。
  4. アルミナ粒子の二次粒子の平均粒径が0.05〜1μmである、請求項1〜3いずれか記載の基板の研磨方法。
  5. アルミナ粒子の研磨液組成物中の含有量が1〜25重量%である、請求項1〜4いずれか記載の基板の研磨方法。
  6. 研磨液組成物が、硫酸、亜硫酸、アミド硫酸、リン酸、ポリリン酸、ホスホン酸、シュウ酸、コハク酸、イタコン酸、リンゴ酸、クエン酸、ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸及びエチレンジアミンテトラメチレンホスホン酸からなる群より選択される一種以上の酸をさらに含有する、請求項1〜5いずれか記載の基板の研磨方法。
  7. 研磨液組成物のpHが4以下である、請求項1〜6いずれか記載の基板の研磨方法。
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