JP4655722B2 - ネットワーク接続された複数の機器の動作及び接続設定のための統合プログラム - Google Patents

ネットワーク接続された複数の機器の動作及び接続設定のための統合プログラム Download PDF

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Description

この発明は、ネットワークを介して接続された複数の機器(ノード)で構成される音楽システムにおいて、各機器の動作及び論理接続を設定するための統合的なコンピュータプログラムに関し、更には、それに関連する動作及び接続設定方法並びに装置に関する。
マルチメディアに対応した所定の通信規格(例えばIEEE1394規格)に従って構成されたネットワークにおいて、波形データ(オーディオ波形サンプルデータ)や演奏データ(MIDIのような演奏イベントデータ)などの音楽データを送受できるように構成した音楽システム(例えば商標「mLAN」で呼ばれる当出願人の開発に係る音楽システム)がある。そのような音楽システムにおいては、ネットワークを介して複数のノード例えばパーソナルコンピュータなどの制御装置や各種の音楽機器(シンセサイザ、音源装置、レコーダ、ミキサ、その他)を接続してシステムが構成され、前記通信規格で規定されている複数のアイソクロナスチャンネルにより、複数チャンネルの波形データストリームと複数チャンネルのMIDIデータストリームを、任意の複数ノードから任意の複数ノードへアイソクロナス転送することができる。ここで、各ノードは、出力する波形データストリームのチャンネル数を当該ノードが備える波形出力プラグ数まで増加でき、出力するMIDIデータストリームのチャンネル数を当該ノードが備えるMIDI出力プラグ数まで増加できる。また、当該音楽システムにおいて各ノードは1ないし複数のアイソクロナスチャンネルへの送信が可能であり、1つのアイソクロナスチャンネルで複数チャンネルの波形データストリームと複数チャンネルのMIDIデータストリームを転送することができる。この音楽システムに関連するものとして下記特許文献1がある。
特開平10−32606号公報
一方、キーボード、シーケンサ、ミキサなどの各種音楽機器の入出力ラインを任意に相互接続する機器はパッチベイとして知られている。上述のようなネットワークを介して接続された機器(ノード)間での任意の接続を論理的に設定するためのバーチャル・パッチベイに関連する発明は下記特許文献2に示されている。このパッチベイによって接続設定された出力側ノードから入力側ノードへと音楽データが送信されることになる。
特開2001−203732号公報
上述のような従来のシステムにおいては、ネットワークに対して単に物理的に音楽機器を接続しただけでは、該ネットワークにおける該音楽機器の論理的接続は実現されず、該音楽機器へのデータ送受信をすることができない。ネットワークに新規に接続した音楽機器へのデータ送受信をできるようにするには、ネットワークに接続されたパーソナルコンピュータ上で特許文献2に示されたようなパッチベイのアプリケーションプログラムを起動して、該音楽機器の論理的接続を設定する。
また、各音楽機器における動作パラメータ等の設定を、当該ネットワーク内のコンピュータ及びGUIを介してグラフィック画面を操作して行うようにすることは、リモート制御として知られている。そのようなリモート制御用のソフトウェアは、下記非特許文献(市販ソフトの取扱説明書)に示すように、現在のところ、ミキサ、シンセサイザ、DSPエンジン等の各種機器別に個別に提供されている。
Studio Manager for DM2000 (商標)の取扱説明書 XG Editor (商標)の取扱説明書 DME Manager (商標)の取扱説明書
従って、例えばミキサ用のリモート制御用ソフトでミキサの設定を行っているときに、同じネットワーク内にあるエフェクタの設定を行いたいような場合、それ用のリモート制御用ソフトを別途立ち上げねばならないため、面倒であった。また、それらのリモート制御用ソフトで機器の設定を行っているときに、ネットワークを介して接続された各機器間の論理接続(どの機器のどの出力からどの機器のどの入力にデータ又は信号を送るかという実際のデータ又は信号の経路を確立すること)を設定・変更しようとする場合、それ専用の接続設定ソフト(パッチベイ・ソフト)を別途立ち上げねばならないため、面倒であった。
また、ミキサやエフェクタなどの音楽機器においては、各種のスイッチや操作子の設定状態を1シーン(1セット)のデータとして一括して記憶したり、呼び出して再現したりする、シーン記憶/再現機能がそれぞれ具備されている。従来は、このようなシーン記憶/再現機能は各機器毎に実現されており、ネットワーク全体で一括してシーン制御することはできなかった。
この発明は上述の点に鑑みてなされたもので、ネットワークを介して接続された複数の機器(ノード)で構成される音楽システムにおいて、各機器の動作及び論理接続の設定をし易くした統合的なコンピュータプログラムを提供しようとするものである。
請求項1に従うこの発明に係るプログラムは、ネットワークを介して接続された複数の機器で構成される音楽システムにおいて、各機器の動作及び論理接続を設定するための手順を、前記複数の機器の1つであるコンピュータに実行させるプログラムであって、前記音楽システム内の前記コンピュータ以外の各機器、所定の音楽関連機能を実現するようハードウェアで組まれたハードウェアモジュールを構成しており、前記プログラムは、前記コンピュータに、前記コンピュータのディスプレイに、処理モジュールの論理接続状態を表示するための接続画面を表示させる手順と、ユーザによる機器選択操作に応じて、前記音楽システム内の前記複数の機器の各々で組まれたハードウェアモジュールのアイコンを、前記接続画面上に表示させる手順と、ユーザによるモジュール選択操作に応じて、複数のソフトウェアモジュールの中から1つのソフトウェアモジュールを選択して当該コンピュータに組み込み、該ソフトウェアモジュールに対応する音楽関連機能を実現するとともに、該ソフトウェアモジュールのアイコンを、前記接続画面上に表示させる手順と、ユーザによる論理接続操作に応じて、前記組まれたハードウェアモジュールと前記組み込まれたソフトウェアモジュールのうちの任意のモジュールと他のモジュール間で、オーディオ波形信号又はMIDIデータを伝送する論理接続を設定するとともに、前記接続画面上に対応する接続ラインを表示する手順と、前記表示されたモジュールのアイコンのうちから任意のモジュールのアイコンをユーザの入力操作により選択させ、該選択されたモジュールの動作を設定する画面を前記ディスプレイに提示して、該画面におけるユーザの入力操作に応じて該モジュールの動作データを設定することにより、該モジュールの具体的な動作内容を設定させる手順とを実行させることを特徴とする
請求項2に従うこの発明に係るプログラムは、ネットワークを介して接続された複数の機器で構成される音楽システムにおいて、各機器の動作及び論理接続を設定するための手順をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記音楽システム内の前記各機器には、所定の音楽関連機能を実現するようハードウェアで組まれたハードウェアモジュールを構成するものと、処理エンジンとが含まれており、前記プログラムは、前記コンピュータに、前記コンピュータのディスプレイに、処理モジュールの論理接続状態を表示するための接続画面を表示させる手順と、ユーザによる機器選択操作に応じて、前記音楽システム内の前記複数の機器の各々で組まれたハードウェアモジュールのアイコンを、前記接続画面上に表示させる手順と、ユーザによるモジュール選択操作に応じて、複数のソフトウェアモジュールの中から1つのソフトウェアモジュールを選択して前記処理エンジンに組み込み、該ソフトウェアモジュールに対応する音楽関連機能を実現するとともに、該ソフトウェアモジュールのアイコンを、前記接続画面上に表示させる手順と、ユーザによる論理接続操作に応じて、前記組まれたハードウェアモジュールと前記組み込まれたソフトウェアモジュールのうちの任意のモジュールと他のモジュール間で、オーディオ波形信号又はMIDIデータを伝送する論理接続を設定するとともに、前記接続画面上に対応する接続ラインを表示する手順と、前記表示されたモジュールのアイコンのうちから任意のモジュールのアイコンをユーザの入力操作により選択させ、該選択されたモジュールの動作を設定する画面を前記ディスプレイに提示して、該画面におけるユーザの入力操作に応じて該モジュールの動作データを設定することにより、該モジュールの具体的な動作内容を設定させる手順とを実行させることを特徴とする。
請求項1に従う本発明によれば、ユーザによって複数のソフトウェアモジュールの中から任意に選択されたソフトウェアモジュールが、音楽システムを構成する機器の1つであるコンピュータに組み込まれ、当該選択されたソフトウェアモジュールに対応する音楽関連機能が実現される。また、ディスプレイに表示された接続画面上に、該選択されたソフトウェアモジュールのアイコンが表示される。一方、ユーザによる機器選択操作に応じて、音楽システム内の複数の機器の各々で組まれたハードウェアモジュールのアイコンが接続画面上に表示される。そして、ユーザによる論理接続操作に応じて、前記組まれたハードウェアモジュールと前記組み込まれたソフトウェアモジュールのうちの任意のモジュールと他のモジュール間で、オーディオ波形信号又はMIDIデータを伝送する論理接続を設定するとともに、該論理接続設定に対応する接続ラインを接続画面上に表示する。また、表示されたモジュールのアイコンのうちから任意のモジュールのアイコンがユーザの入力操作により選択され、該選択されたモジュールの動作を設定する画面をディスプレイに提示して、該画面におけるユーザの入力操作に応じて該モジュールの動作データを設定することにより、該モジュールの具体的な動作内容を設定させることができる。
このように、任意のハードウェアモジュールとソフトウェアモジュールがユーザによって選択され、選択されたハードウェアモジュールとソフトウェアモジュールは、ハードウェアモジュールかソフトウェアモジュールかを問わず、それぞれに対応するアイコンが1つの接続画面上に統合して配置される。そして、ユーザによる論理接続操作に応じて、モジュール相互の論理接続が設定され、かつ、相互のアイコン間を接続ラインで連結する表示がなされる。また、ユーザによって選択されたモジュールの動作を設定する画面をディスプレイに提示して該モジュールの具体的な動作内容をユーザに設定させることができる。こうして、この発明によれば、1つの統合的なプログラムを使用して、ネットワーク接続された音楽システム内の各機器が実現する音楽関連機能がハードウェアモジュールであるかソフトウェアモジュールであるかを問わず、1つの接続画面上に統合して各モジュールに対応するアイコンを表示し、該1つの接続画面を利用してハードウェアモジュール及びソフトウェアモジュールの双方についての論理接続と動作内容の設定をすべて実行できるようにすることができる。従って、ユーザにとって、ハードウェアモジュール及びソフトウェアモジュールを含む複数の機器をネットワーク接続した音楽システム内の各機器の動作及び論理接続の設定が非常にし易くなる。
請求項2に従う本発明によれば、ユーザによって複数のソフトウェアモジュールの中から任意に選択されたソフトウェアモジュールが、音楽システムを構成する機器の1つである処理エンジンに組み込まれ、当該選択されたソフトウェアモジュールに対応する音楽関連機能が実現される。すなわち、上記請求項1に係る発明ではソフトウェアモジュールがプログラムの実行主体であるコンピュータに組み込まれるのに対して、この請求項2に係る発明ではソフトウェアモジュールがプログラムの実行主体であるコンピュータとは異なる処理エンジンに組み込まれる。その他の構成は、請求項2に係る発明は請求項1に係る発明と同様である。従って、上述と同様の作用・効果を奏する。
以下、この発明の実施の形態を添付図面を参照して詳細に説明しよう。
図1はこの発明に係る動作及び接続設定用統合CADプログラムの一実施例を適用することができる音楽システムの構成例を概略的に示すブロック図である。この音楽システムは、所定の通信規格(例えば本出願人が提唱する音楽データ通信規格であるmLAN規格、あるいはIEEE1394、USB、CobraNet(Ethernet)、カスケードバス、無線LAN、MADIなど、任意の規格でよい)に従うネットワーク(音楽LAN)10を介して接続された複数のノード(音楽の演奏、再生、制御等に関連する機器)で構成される。この音楽LANのネットワーク10では、例えばMIDIデータ用及びディジタルオーディオデータ用の多数のラインでバスが構成され、論理接続が設定された任意のノードから任意のノードへと、該バスを介して、MIDIデータ及びディジタルオーディオデータがリアルタイムに伝送される。このような音楽LANそれ自体は公知のものを用いてよいため、詳しい説明は省略する。なお、本統合CADプログラムの実行に際して、各ノードに与えられる命令や制御データ等はMIDIデータのバスを介して伝送するようにしてよい。なお、周知のように、IEEE1394規格では、所定周期(例えば125μs)の転送サイクル毎にアイソクロナス転送とアシンクロナス転送でデータパケットの通信を行うので、IEEE1394規格を使用する場合は、音楽データ(MIDIデータやオーディオデータ)のように厳密なリアルタイム性を要求されるデータはアイソクロナス転送で転送し、送受信ノードの論理接続を設定する情報やその他の厳密なリアルタイム性が要求されないデータはアシンクロナス転送で転送するのがよい。なお、この例ではIEEE1394規格のインターフェースを経由してアイソクロナス転送されるデータとして、音楽データを挙げているが、これに限らずビデオデータ等その他のデータもアイソクロナス転送してよい。
図1では、ノードの基本的な例として、制御装置1と各種の音楽機器2〜6が例示されている。制御装置1は、典型的にはパーソナルコンピュータ(以下PCと略称する)で構成されており、本実施例に係る「動作及び接続設定用統合CADプログラム」が組み込まれていて該プログラムを実行すると共に、必要に応じて、「シーケンサ」(自動演奏機能)、「シンセサイザ」(楽音合成機能)、「レコーダ」(オーディオ波形記録再生機能)、「ミキサ」(オーディオ波形信号ミキシング機能)、「エフェクタ」(オーディオ効果付与機能)等の各種音楽関連機能を実現するソフトウェア(音楽関連処理モジュール)が組み込まれていてそれらの処理を実行する。PC1におけるこれらの音楽関連機能のソフトウェアによって実現される各処理モジュールは、本実施例において、音楽LAN・ネットワーク10内のソフトウェアモジュールの各1つとして取り扱われる。
次に、各種の音楽機器2〜6について簡単に説明する。処理エンジン2及び5はディジタル信号処理(ディジタルオーディオ信号処理)を行うエンジンであり、そのハードウェアはDSPからなっている。なお、図中、各「処理エンジン」の末尾に付した添え記号CとDは、個体としての各エンジンを識別するための便宜上の添え記号である。追って説明するようにネットワーク内の個別のモジュールを選択してユーザ所望の設定を行うためには、何らかの固有IDによって各処理モジュール及びハードウェアが区別される。その趣旨で、添え記号を便宜上付記した。これらの処理エンジン2及び5には、「ミキサ」や、「エフェクタ」、「イコライザ」などの各種音楽関連機能を実現するDSPプログラムが取り替え自在に1又は複数組み込まれるようになっており、組み込まれたプログラムに対応する音楽関連処理機能を実現する。これらの処理エンジン2及び5に組み込まれた音楽関連処理機能のDSPプログラムによって実現される各処理モジュールは、本実施例において、音楽LAN・ネットワーク10内のソフトウェアモジュールの各1つとして取り扱われる。
ミキサ3はハードウェア構成のミキサであり、本実施例において、音楽LAN・ネットワーク10内のハードウェアモジュールの1つとして取り扱われる。前述と同様に、「ミキサ」の末尾に付した添え記号Aは、個体としての該ミキサを他のミキサから識別する便宜的添え記号である。なお、図1で、処理エンジン2とミキサ3との間を点線で結んで「(カスケード接続)」と付記したのは、あり得る1つの仕様を参考的に示したものである。すなわち、処理エンジン2で「ミキサA」と同仕様(等価)のミキサ(仮にこれを「ミキサA−2」と呼ぶ)をソフトウェアモジュールで構成し、「ミキサA」のハードウェアモジュールと処理エンジン2による「ミキサA−2」のソフトウェアモジュールとの論理接続を「カスケード接続」とするように設定した状態を参考的に示している。このようにハードウェアのミキサ3とソフトウェアモジュールのミキサとを「カスケード接続」することで、ミキサの処理能力を事実上拡張することができる。このようなソフトウェアモジュールとハードウェアモジュールの組み合わせによる機能拡張法を採用する場合においても、追って述べるように本実施例の統合CADプログラムによれば、両者を分け隔てることなく、その論理接続設定及び動作設定を行えるので、非常に便利である。
シンセサイザ4はハードウェア構成のシンセサイザであり、本実施例において、音楽LAN・ネットワーク10内のハードウェアモジュールの1つとして取り扱われる。前述と同様に、「シンセサイザ」の末尾に付した添え記号Cは、個体としての該シンセサイザを他のシンセサイザから識別する便宜的添え記号である。
波形I/O装置6は、アナログオーディオ波形データを該ネットワーク外から入力する/又はネットワーク外に出力するための機器であり、アナログ・ディジタル変換器(ADC)及びディジタル・アナログ変換器(DAC)を多数備えている。本実施例において、音楽LAN・ネットワーク10内のハードウェアモジュールの1つとして取り扱われる。詳しくは、波形I/O装置6のうち、アナログ波形入力部分(ADC)は波形入力用ハードウェアモジュールとして取り扱われ、アナログ波形出力部分(DAC)は波形出力用ハードウェアモジュールとして取り扱われる。前述と同様に、その末尾に付した添え記号Aは、個体としての該波形I/O装置を他の波形I/O装置から識別する便宜的添え記号である。
各機器2〜6においては、音楽LAN・ネットワーク10に接続するためのネットワーク用コネクタ(音楽LANインタフェース)NCX,NCY,NCZを具備している。記号NCの次に添えた記号X,Y,Zは、それぞれ異なるタイプのネットワーク用コネクタであることを例示的に示している。また、ミキサ3と処理エンジン5には、ディジタル波形データを入力及び出力するためのウェーブコネクタWCA,WCCを具備している。記号WCの次に添えた記号A,Cは、それぞれ異なるタイプのウェーブコネクタであることを例示的に示している。
次に、図2以降を参照して、この発明に係る動作及び接続設定用統合CADプログラムの一実施例を説明する。
図2は、この発明に係る動作及び接続設定用統合CADプログラムの一実施例に係る概略的なフローチャートである。この統合CADプログラムは、例えばPC1内に組み込まれた適宜の音楽関連アプリケーションソフトにプラグインソフトとして組み込まれる。図3はそのような音楽関連アプリケーションソフトの或るディスプレイ画面を示しており、該画面における「Plugins」のタブ若しくはアイコンをユーザがマウスでクリックしたときに、プラグインソフトを選択するポップアップウィンドウが開かれ、その中から更に「統合CAD」のタブをマウスでクリックすることで、統合CADプログラムが選択・起動されて、図2のフローがスタートする。勿論、これに限らず、この統合CADプログラムを独立したアプリケーションソフトとしてPC1内に組み込み、独立に立ち上げるようにしてもよい。
図2において、まず、当該ネットワーク10内で1グループのLANを構成している全ての処理モジュール(ハード及びソフト)の論理接続状態を、PC1のディスプレイにて、グラフィック表示する(S1)。図4はそのような全モジュールの接続状態をグラフィック表示する画面の一例を示している。図中、「ゾーンA」は、当該ユーザが設定・管理・使用している音楽LANの1グループに名付けられた固有の名称である。この統合CADプログラムでは、複数の音楽LANグループを個別に管理することができ、このグループをゾーンという。図4のような特定のゾーン(グループ)の画面を立ち上げるためには、ゾーン(グループ)の選択あるいは設定を行えるように構成するが、この点の詳しい説明は省略する。なお、前回このプログラムを終了したときのゾーン(グループ)情報を保存しておき、図2のプログラム起動時に自動的に前回選択されていたゾーンの接続画面(統合CAD画面)が立ち上がるようにしてもよい。
図4における表示例について説明すると、ネットワーク10に接続された各ノード(機器)1〜6によって実現されるハードウェア及びソフトウェアの各処理モジュールが所定のアイコン(図示例では図示簡略化のためにブロックで示す)で、それぞれ適切な位置に表示される。各モジュールのアイコンにおいては、ユーザに個別の各モジュールを識別させるよう適切な可視的表現(図示例では、「ミキサA」や「レコーダD」等の識別名称の略称文字)が付加的に表示されると共に、各モジュールがハードウェアモジュールであるかソフトウェアモジュールであるかをユーザに識別させるための適切な可視的表現(図示例では、「Sモジュール」と「Hモジュール」の略称文字)が付加的に表示される。図中、「Sモジュール」とはソフトウェアモジュール、「Hモジュール」とはハードウェアモジュールを示す。また、「USモジュール」もソフトウェアモジュールであり、これはユーザがこの統合CADソフトのCAD画面を使用して自由に作成したソフトウェアモジュールである。また、画面に表示された各モジュールの実物が該画面を使用しての設定操作に応じてリアルタイムに連動して設定変更される状態(これを「オンライン」状態と呼ぶことにする)となっているか否かを示す適切な可視的表現(図示例では、モジュールアイコンのブロック枠線を太くしたものがオンライン状態)も付加的に表示される/もしくは表示形態が変更される。図4の例では、ソフトウェアモジュールである「シーケンサA」と「レコーダD」は、PC1で実現される処理モジュールである。これらのPC1内の処理モジュールは常にオンライン状態となっている。オフライン状態のモジュールに関しては、この統合CAD画面で動作データ及び論理接続データ等の設定を行っても、ただちにはその設定内容が対応するモジュール/機器には反映されない。
図4において、各モジュール間の論理接続状態は、データ若しくは信号の伝送方向を示す矢印付き接続ラインの表示と該ラインの接続箇所で伝送されるチャンネル数を示す数字表示とによってグラフィック表示される。また、接続ラインの表示は、当該接続箇所で伝送されるディジタルオーディオ波形信号であるのかMIDIデータ(楽音発生指示データ)であるのかを区別して行うようになっている。図示例では、MIDIデータを伝送する接続ラインを点線で表示し、ディジタルオーディオ波形信号を伝送する接続ラインを実線で表示している。例えばハードウェアモジュールである「シンセサイザC」(図1のシンセサイザ4)とPC1内のソフトウェアモジュールである「シーケンサA」との間では1チャンネルの接続ラインでMIDIデータを授受するように接続設定されている。
いくつかの接続例を説明すると、波形入力用のハードウェアモジュール(Hモジュールin)である「波形I/O A」(図1の波形I/O装置6)からは、8チャンネルのオーディオ波形信号がハードウェアモジュールである「ミキサA」(図1のミキサ3)に入力され、また、別の8チャンネルのオーディオ波形信号がソフトウェアモジュールである「ミキサA−2」(図1の処理エンジン2つまり「エンジンC」が実現するソフトウェアミキサ)に入力されるように接続設定されている。そして、これらのハードウェア「ミキサA」とソフトウェア「ミキサA−2」の相互の接続形態としては「カスケード接続」(図中の記号「C」)に設定されている。前述のように、DSPエンジン2で実現されるソフトウェア「ミキサA−2」は、ハードウェア「ミキサA」と同仕様(等価)のものとなるように設定し、両者をカスケード接続することで、全体としてのミキサの処理能力(ミキシングバス数など)を拡張している。なお、図示例のDSPエンジン2では、もう1つのソフトウェアモジュールとして「エフェクタC」を実現しており、これはユーザが作成したもの(USモジュール)である。図示のように、1つのハードウェア装置からなる処理エンジンの内部に複数のソフトウェアモジュールを構成した場合、該内部のソフトウェアモジュール同士の接続設定もこの統合CAD画面を介して行うことができるようになっている。なお、もう1つの処理エンジン5つまり「エンジンD」においても複数のソフトウェアモジュール(「ミキサC」と「イコライザB」)を同時並行的に実現するようになっている。
なお、画面の上側には、いくつかのメニューボタン又はタブが配列表示されている。このうち「Devices」のメニューボタンをユーザがマウスクリックすると、所定のデバイスメニューが開かれ、ユーザの音楽LAN・ネットワーク内に追加可能なハードウェアモジュール及び処理エンジンのリストがポップアップ表示される。ユーザが、このリストの中から所望のハードウェアモジュール又は処理エンジンを指定して選択する操作を行うと、中央のCAD画面に所定の配置で、該選択されたハードウェアモジュール又は処理エンジンのアイコンが追加表示される。また、「Modules」のメニューボタンをユーザがマウスクリックすると、所定のソフトウェアモジュールメニューが開かれ、ユーザの音楽LAN・ネットワーク内に追加可能なソフトウェアモジュールのリストがポップアップ表示される。ユーザが、このリストの中から所望のソフトウェアモジュールを指定して選択する操作を行うと、中央のCAD画面に所定の配置で、該選択されたソフトウェアモジュールのアイコンが追加表示される。追加したモジュールについての接続設定及び動作設定は、次に述べるように、すでに存在しているモジュールについての接続設定及び動作設定状態の編集操作と同様に行えばよい。
また、画面の下側には、リソースメータが表示され、現在の各ハードウェア等の処理状況又は利用状況をモニタし、リアルタイムでメータ表示するようになっている。図では、「エンジンC」と「エンジンD」の処理状況、「音楽LAN」の利用状況がメータ形式でリアルタイム表示される。
なお、図4に示すようなネットワーク内の接続状態を一覧する統合CAD画面は、図7に示すようなPC1内の統合CAD用ワークメモリに記憶されている各モジュール毎の現在の接続設定を示すデータ等に基づき統合CADプログラム内に組み込まれたCADソフトが描画処理を行うことで作成される。
論理接続設定を行う場合は、図4に示すような統合CAD画面上で、所望のモジュールのアイコンをユーザが所定の入力操作法で(例えば該アイコンをマウスでクリックするなどで)選択し、該選択されたモジュールに関して他のモジュールとの間での論理接続を設定するための入力操作をマウスやキーボード等を介して行い、ユーザ所望の論理接続を設定する(図2のステップS4)。この論理接続設定の具体的手法としては、パッチベイ等で公知の手法を用いてもよい。また、図4に示すような統合CAD画面上で、該選択されたモジュールのアイコンの脇に、各種選択やデータ入力等のためのポップアップウィンドウを表示して、どのモジュールのどのチャンネル又はコネクタに出力するとか、どのモジュールのどのチャンネル又はコネクタから入力するとかの、各種の論理接続条件等を入力させることで、論理接続設定を行うようにしてもよい。あるいは、図4に示すような統合CAD画面上の接続ラインのCAD図形をマウス操作等によって動かすことで、所望の接続を指示したり、変更、追加、削除等を行うようにしてもよい。あるいは、図6に示すようなモジュールCAD画面に切り換えて所望の論理接続設定を行うようにしてもよい。
図6に示すようなモジュールCAD画面は、個別のモジュールについての各種の設定やCAD操作を行う画面である。図4に示すような統合CAD画面上で、所望のモジュールのアイコンをユーザが所定の入力操作法で(例えば該アイコンをマウスポイントして右クリックすることで)選択することにより、該選択されたモジュールに関する図6に示すようなモジュールCAD画面を開くことができる。図6は、ユーザソフトウェアモジュールである「エフェクタC」に関するそのような論理接続設定画面を例示するもの画面である。具体的には、図4の画面で「エフェクタC」のアイコンを右クリックすると、図6の左側に示したような小さなポップアップメニューが表示され、このメニューから「CAD Edit」を選択すると、図6の右側に示したような大きな「USモジュールCAD画面」に表示が切り替わる。この「USモジュールCAD画面」では、当該モジュール(「エフェクタC」)に関して現在設定されている内部構成がCAD図形で表示される。図の例では、この当該モジュール(「エフェクタC」)が、コンポーネントA(例えばコンプレッサ)、コンポーネントA−2(例えば別のコンプレッサ)、コンポーネントC(例えばイコライザ)、コンポーネントC−2(例えば別のイコライザ)を4チャンネルの入力コネクタ(Input)と6チャンネルの出力コネクタ(Output)の間にパラレルに配置してなることを示している。このモジュールの内部における各コンポーネント及びコネクタ間の接続の変更やコンポーネントの追加、削除などをCAD操作で簡便に行うことができ、これによって、ユーザは、自由な仕様・構成のソフトウェアモジュールを作成することができる。例えば、画面の上側の「Component」のメニューボタンをクリックして、このモジュールで選択可能なコンポーネントをリストアップさせ、その中から所望のコンポーネントを選択して画面に配置することができる。このような各種コンポーネントのデータベースは勿論PC1内のメモリ(例えば図7のワークメモリ)に用意されている。なお、このようにソフトウェアモジュールの自由な作成を行うことができるのは、ユーザソフトウェアモジュール(USモジュール)だけであり、その他のソフトウェアモジュールのコンポーネント構成はファクトリセットで固定されている。ハードウェアモジュールのコンポーネント構成も勿論固定されている。
図6のモジュールCAD画面で当該モジュールと他との論理接続設定を行う場合は、例えば入力コネクタ(Input)又は出力コネクタ(Output)のアイコンをクリックして論理接続設定用のポップアップウィンドウを表示して所望の設定を行うようにする。すなわち、この入力コネクタ(Input)のどのチャンネルからどのモジュールのどのチャンネル又はコネクタに出力するとか、この出力コネクタ(Output)どのチャンネルからどのモジュールのどのチャンネル又はコネクタから入力するとかの、各種の論理接続条件等を入力又は選択・指定することで、論理接続設定を行うことができる。閉じボタンを押してこのモジュールCAD画面をクローズすると、今行った設定/編集を反映した統合CAD画面(図4)が表示される。
次に、各モジュールの各種動作データを設定する場合は、図4に示すような統合CAD画面上で、所望のモジュールのアイコンをユーザが所定の入力操作法で(例えば該アイコンをマウスポイントしてダブルクリックする)選択し、これに応じて該選択されたモジュールの動作を設定する画面をディスプレイに提示し、該動作設定画面に対するユーザの入力操作により該モジュールの各種動作データを設定させる(図2のステップS5)。具体的には、図4の画面で「シンセサイザC」(Hモジュール)のアイコンをダブルクリックすると、図5(a)に示したように、「シンセサイザC」のハードウェア機器4(図1)における実際のシンセサイザ操作パネルを模擬した操作パネル画像がディスプレイ表示され、この操作パネル画像上の操作子やスイッチのCAD図形をマウス操作で動かすことにより、それぞれに対応する動作データもしくは動作パラメータを設定/変更することができる。また、図4の画面で「ミキサA−2」(Sモジュール)のアイコンをダブルクリックすると、図5(b)に示したように、「ミキサA−2」用に用意されているミキサ操作パネル画像がディスプレイ表示され、このミキサ操作パネル画像上の操作子やスイッチのCAD図形をマウス操作で動かすことにより、それぞれに対応する動作データもしくは動作パラメータを設定/変更することができる。なお、「ミキサA−2」用のミキサ操作パネル画像は、これと等価な「ミキサA」(Hモジュール)の実際のミキサ操作パネルを模擬したものであってもよい。なお、ユーザソフトウェアモジュール用の操作パネル画像は、ユーザが選択した各コンポーネントに対応する操作パネルのCAD画像を適宜組み合わせて自動的に生成されるようになっていてよく、その場合、更に、ユーザの好みに従って操作パネル画像中のCAD画像を操作子やスイッチ等の各要素毎に差し替え変更できるようにしてもよい。勿論、すべての操作子やスイッチ等のCAD画像をコピーアンドペーストの簡易な操作でユーザの好みで組み合わせるようにしてもよい。なお、オンライン状態では、このようなPC画面での設定操作に連動してネットワーク内の実際の機器の動作パラメータも変更される。そのような連動設定の具体的手法は、「リモート制御」として公知の手法を適宜用いてよい。閉じボタンを押してこの動作設定画面をクローズすると、今行った設定/編集を反映した統合CAD画面(図4)が表示される。
次に、PC1内のROM及びRAM又はハードディスク等で構成される統合CAD用ワークメモリの記憶構成例について図7により説明する。図7(a)は、統合CAD用ワークメモリにおけるモジュール又はハードウェア単位の区分(エリア)を示し、(b)には1つの区分(エリア)内に記憶するデータの詳細例を例示的に示している。
「管理データ」エリアには、この統合CAD用ワークメモリの読み書きアドレス等を管理するための必要なメモリ管理データを記憶する。
「統合CAD」ワークエリアには、ユーザが作成したソフトウェアモジュール(USM)を実現するための各種データを保存・記憶する「USMライブラリ」が構成され、また、その他の統合CAD画面やCAD図形の描画形成に関連するデータが記憶される。
「波形I/OA」ワークエリア、「シンセサイザC」ワークエリア、「ミキサA」ワークエリアなど、各種ハードウェアモジュールに対応するワークエリアには、当該モジュールについての「Mカレント」と、「MNカレント」と、「MDライブラリ」と、「MNDライブラリ」とが記憶される。「Mカレント」とは、この統合CADで上記のように設定される当該モジュールについての現在の動作データ(動作パラメータ)の1セットである。「MNカレント」とは、この統合CADで上記のように設定される当該モジュールについての現在のネットワーク論理接続データの1セットである。「MDライブラリ」とは、複数のシーンについての当該モジュールについての動作データ(動作パラメータ)セットを保存・記憶するものである。「MNDライブラリ」とは、複数のシーンについての当該モジュールについてのネットワーク論理接続データセットを保存・記憶するものである。「シーン」機能とは、ミキサ等で知られた「シーン」と同じ概念であり、操作パネルにおける各種の操作子、スイッチ等の状態を一括して記憶・保存しておき、一括して再現できる(シーンリコール)ようにする機能である。よって、「Mカレント」の動作データを「MDライブラリ」に1セットのシーンデータとして保存・記憶したり、逆に、「MDライブラリ」の中から選択した1セットのシーンの動作データを「Mカレント」に記憶させることで、シーンリコールすることができる。ネットワーク論理接続データについても同様に、「MNカレント」と「MNDライブラリ」との間でシーンデータ記憶・保存とシーンリコールの制御が行える。
図8(a)〜(d)においては、これらの「Mカレント」、「MNカレント」、「MDライブラリ」、「MNDライブラリ」における構成例が幾分詳しく示されている。図8(c)に示す「MDライブラリ」におけるMD1データ〜MDnデータが、それぞれシーンデータであり、複数nのセット=シーンの動作データを記憶する。同様に、図8(d)に示す「MNDライブラリ」におけるMND1データ〜MNDmデータが、それぞれシーンデータであり、複数mのセット=シーンのネットワーク論理接続データを記憶する。ここで、動作データのセット=シーン数nとネットワーク論理接続データのセット=シーン数mは、同数である必要はなく、一般に、n>mであってよい。これは、動作データの組み合わせは多様であるが、ネットワーク論理接続データの組み合わせはそれほど多様でないことによる。例えば、100のシーンを再現しうるようにするために、動作データは100セット必要であるが、ネットワーク論理接続データは別シーンであっても共通するデータセットを共用できるので、例えば50セットとか、100よりも少ない数のデータセットがあればよい。ライブラリとして保存するシーンデータとしては、動作データとネットワーク論理接続データとを1組にして記憶するようにしてもよいのであるが、そうすると、ネットワーク論理接続データの重複分が余分に必要となる。これに対して、本実施例のように、動作データとネットワーク論理接続データとのシーンデータライブラリを別々にすれば、ネットワーク論理接続データのライブラリを小容量化できる。なお、シーン制御・管理については、更に追って説明する。
図7に戻り、「エンジンC」ワークエリア、「エンジンD」ワークエリアなど、ハードウェアエンジンに対応するワークエリアには、当該エンジンが実現するソフトウェアモジュールに関連して、「EMカレント(#x)」と、「Mカレント(#x)」と、「MNカレント(#x)」と、「MDライブラリ(*)」と、「MNDライブラリ(*)」とが記憶される。「EMカレント(#x)」とは、当該エンジンが現在実現している1又は複数のソフトウェアモジュールのそれぞれについての該ソフトウェアモジュールを指定する識別データである(図8(e)を参照)。なお、添え記号「#x」は、カレントにおけるそれぞれのソフトウェアモジュールを区別する番号である。「Mカレント(#x)」とは、当該エンジンが現在実現している1又は複数のソフトウェアモジュールのそれぞれについての前記「Mカレント」(現在の動作データ)である。「MNカレント(#x)」とは、当該エンジンが現在実現している1又は複数のソフトウェアモジュールのそれぞれについての前記「MNカレント」(現在のネットワーク論理接続データ)である。「MDライブラリ(*)」は、このシステムで再現可能なすべてのシーンに対処できるように、当該エンジンが実現するソフトウェアモジュールに対応する動作データ(動作パラメータ)を複数nセット記憶する。また、「MNDライブラリ(*)」は、このシステムで再現可能なすべてのシーンに対処できるように、当該エンジンが実現するソフトウェアモジュールに対応するネットワーク論理接続データを複数mセット記憶する。例えば、シーンリコールのときは、「MDライブラリ(*)」から読み出した1シーンの動作データを「Mカレント(#x)」のいずれか指定された「#x」にセットし、また、「MNDライブラリ(*)」から読み出した1シーンのネットワーク論理接続データを「MNカレント(#x)」の同じ「#x」にセットし、かつ、該シーン用のソフトウェアモジュールを指定する識別データを「EMカレント(#x)」の同じ「#x」にセットする。
更に、統合CAD用ワークメモリにおける適当な領域には、ファクトリセットの各種のソフトウェアモジュール(SM)を実現するための各種データ(CADデータを含む)を保存・記憶する「SMライブラリ」が存在し、また、各種のソフトウェアモジュール(SM)を構成するために使用される具体的な処理コンポーネント(CADデータを含む)を記憶する「Cライブラリ」が存在する。これらのライブラリのデータについては、ユーザによる編集はできない。
図9(a)(b)においては、これらの「SMライブラリ」と「Cライブラリ」の構成例が幾分詳しく示されている。「SMライブラリ」は複数nのセット=シーンのデータSM1〜SMnを記憶しており、シーンデータとして一括して必要なデータを読み出す。「Cライブラリ」も同様である。
図9(c)においては、「USMライブラリ」の構成例が幾分詳しく示されている。「USMライブラリ」も複数nのセット=シーンのデータUSM1〜USMnを記憶しており、シーンデータとして一括して必要なデータ(CADデータを含む)を読み出す。これは、ユーザが編集するデータである。
各ソフトウェアモジュールを実現するデータSM1〜SMn、USM1〜USMnにおいては、それぞれのソフトウェアモジュールを識別する固有のID情報も含まれている。前記「EMカレント(#x)」が記憶する「ソフトウェアモジュールを指定する識別データ」は、このID情報に対応している。
図7(c)に示すように、各機器2〜6においても、PC1内の統合CADワークメモリ内の対応するエリアと同様の構成からなるワークメモリ(各種「カレント」及び「ライブラリ」)をそれぞれ有している。当該機器における「Mカレント」の動作データによって、当該機器が実現するハードウェア又はソフトウェアモジュールの具体的な動作内容(動作パラメータ)が設定される。また、当該機器における「MNカレント」の論理接続データに従って、当該機器が具備する音楽LANインタフェースが動作し、当該機器が実現するハードウェア又はソフトウェアモジュールとネットワーク内の他のモジュールとの論理接続を具体的に設定する。また、ユーザソフトウェアモジュールを実現するエンジンにおいては、前記「USMライブラリ」と同じものが設けられ、該機器において、ユーザソフトウェアモジュールの処理構成を実際に実現するために「USMライブラリ」のデータを利用する。
PC1内の各「カレント」の内容は、リモート制御によって対応する各機器のワークメモリに転送され、同じ内容となるように同期化される。また、オンラインボタン(図2の統合CAD画面における「ONLINE」)の操作に応じて、各機器2〜6におけるワークメモリのデータ内容と、PC1内の統合CADワークメモリ内の対応するエリアのものとが同じになるように同期化制御がなされる。また、各機器2〜6のいずれかにおいても、それぞれの機能の実現のために必要な前記「SMライブラリ」と「Cライブラリ」を具備している。
以上のように、PC1内の統合CADワークメモリには、当該音楽LANのゾーン(グループ)に属するすべてのハードウェアモジュール及びソフトウェアモジュールのワークエリア(各種「カレント」及び「ライブラリ」)を含む。そして、その「Mカレント」と「MNカレント」等のデータに基づき、図4に示すようなネットワーク内の接続状態を一覧する統合CAD画面を描画することができる。従って、当該音楽LANのゾーン(グループ)に新たなモジュールが追加されたような場合は、PC1内の統合CADワークメモリにおいて、当該モジュールのワークエリアが追加されることになる。
さらに、PC1内の統合CADワークメモリには「統合シーンメモリ」エリアがある。この「統合シーンメモリ」には、ネットワーク内の各モジュールの動作設定状態、論理接続設定状態等を一括してシーン制御できるようにする制御データ(シーン指定データ)を記憶している。図10(a)は、この「統合シーンメモリ」におけるハードウェア単位のシーンメモリエリアを示し、(b)には1つのシーンメモリエリアについてその内部に記憶するシーン指定データの詳細例を例示的に示し、(c)にはさらに1シーン指定データ中の指定データの構成例を示す。
図10(a)において、「管理データ」エリアには、この「統合シーンメモリ」の読み書きアドレス等を管理するための必要なメモリ管理データを記憶する。
「統合CADシーンメモリ」エリアには、所定複数のシーンのそれぞれにつき、前記「USMライブラリ」(図7)のシーンデータの記憶位置を指定するためのシーン指定データを記憶している。また、所定複数のシーンのそれぞれにつき、当該シーンに関する統合CAD画面やCAD図形の描画形成に必要なCADデータの記憶位置等を指定するためのシーン指定データを記憶している。
「音楽ソフトシーンメモリ」エリアには、所定複数のシーンのそれぞれにつき、音楽ソフトに関連してシーン制御を行うためのデータの記憶位置を指定するシーン指定データを記憶している。
「波形I/OAシーンメモリ」エリア、「シンセサイザCシーンメモリ」エリア、「ミキサAシーンメモリ」エリアなど、各種ハードウェアモジュールに対応するシーンメモリエリアには、所定複数のシーンのそれぞれにつき、当該モジュールについての前記「MDライブラリ」と「MNDライブラリ」(図7)のシーンデータの記憶位置を指定するためのシーン指定データをそれぞれ記憶している。例えば、図10(b)に示すように、「シンセサイザCシーンメモリ」には、メモリ管理データと、所定複数nのシーンのそれぞれ(シーン1〜シーンn)についてのシーン指定データを記憶している。1つのシーン指定データは、図10(c)に示すように、「シンセサイザC」用の「MDライブラリ」に記憶されている1セット=1シーンの「動作データ」の記憶位置を指定する動作データシーン指定データMDpと、「シンセサイザC」用の「MNDライブラリ」に記憶されている1セット=1シーンの「ネットワーク論理接続データ」の記憶位置を指定する接続データシーン指定データMNDpとで構成される。
「エンジンC」ワークエリア、「エンジンD」ワークエリアなど、ハードウェアエンジンに対応するワークエリアにも、所定複数のシーンのそれぞれにつき、当該エンジンについての前記「MDライブラリ(*)」と「MNDライブラリ(*)」(図7)のシーンデータの記憶位置を指定するためのシーン指定データをそれぞれ記憶している。例えば、図10(b)に示すように、「エンジンCシーンメモリ」には、メモリ管理データと、所定複数nのシーンのそれぞれ(シーン1〜シーンn)についてのシーン指定データを記憶している。1つのシーン指定データは、図10(c)に示すように、当該シーンにおいて、当該「エンジンC」で実現するソフトウェアモジュールの数に応じた数、図示例では2個、のソフトウェアモジュール別のシーン指定データからなる。詳しくは、1つのソフトウェアモジュール別のシーン指定データは、当該ソフトウェアモジュールを実現するデータを記憶している前記「SMライブラリ」又は「USMライブラリ」の記憶位置を指定するデータEMp1と、当該エンジンについての前記「MDライブラリ(*)」に記憶されている1セット=1シーンの「動作データ」の記憶位置を指定する動作データシーン指定データMDp1と、当該エンジンについての前記「MNDライブラリ(*)」に記憶されている1セット=1シーンの「ネットワーク論理接続データ」の記憶位置を指定する接続データシーン指定データMNDp1とで構成される。同様に、もう1つのソフトウェアモジュール別のシーン指定データは、当該ソフトウェアモジュールを実現するデータを記憶している前記「SMライブラリ」又は「USMライブラリ」の記憶位置を指定するデータEMp2と、動作データシーン指定データMDp2と、接続データシーン指定データMNDp2とで構成される。
ユーザが、所望の1つのシーン番号を選択して、所定の一括シーン再現操作を行うと、該シーン番号に対応するシーン指定データが、図10(a)の「統合シーンメモリ」内の各ハードウェア又はモジュールに対応するシーンメモリエリアからそれぞれ読み出され、それぞれに対応する「MDライブラリ」、「MNDライブラリ」あるいは「MDライブラリ(*)」、「MNDライブラリ(*)」から各1セットの動作データとネットワーク論理接続データがそれぞれ読み出され、対応する「Mカレント」、「Mカレント」あるいは「Mカレント(#x)」、「MNカレント(#x)」にセットされる。また、「SMライブラリ」又は「USMライブラリ」から読み出されたソフトウェアモジュール識別データも「EMカレント(#x)」にセットされる。こうして、ネットワーク内の全モジュールの「カレント」データが、一括してシーン再現される。これに対応して、各機器の実際の動作設定内容及び論理接続状態も一括してシーン再現するために、統合CADワークメモリ内の各モジュールの「Mカレント」、「Mカレント」、「EMカレント(#x)」、「Mカレント(#x)」、「MNカレント(#x)」のデータを、対応する機器にそれぞれ転送して、該機器側の各「Mカレント」、「Mカレント」、「EMカレント(#x)」、「Mカレント(#x)」、「MNカレント(#x)」(図7(c))にセットすればよい。
勿論、このような一括シーン再現に限らず、各モジュール別に個別にシーン選択と再現を行うようにすることもできる。なお、各「カレント」に記憶している動作データ及び又は論理接続データをシーンデータとして「ライブラリ」へ書き込むことは、敢えて全モジュールで一括して行う必要はなく、適宜個別に行えばよい。あるいは、全モジュールへの一括シーン書き込みを行ってもさしつかえない。
次に、一括同期化処理について説明する。
図4に示す統合CAD画面の右上に表示配置された「ONLINE」ボタンは、一括同期化処理を指示する時に操作される。この「ONLINE」ボタンをユーザがマウスでクリックすると、図2のフローにおけるステップS2で「一括同期化?」がYESと判定され、次の一括同期化処理(ステップS3)を行う。この一括同期化処理の詳細例は図11に示されている。
図11において、まず、ステップS11では、図12に示すような確認画面を表示する。この確認画面では、画面の指示に従って、同期化の方向を選択する。「ゾーンCAD」から「モジュール」への矢印で示された方向の同期化では、図7(a)(b)で示されたような統合CADワークメモリ側(PC1側)の各モジュールに対応する各「カレント」、「ライブラリ」から、図7(c)で示されたような各機器側の個別モジュールに対応する各「カレント」、「ライブラリ」へと、データを一括転送する。逆に、「モジュール」から「ゾーンCAD」への矢印で示された方向の同期化では、その逆の方向に各「カレント」及び「ライブラリ」のデータを一括転送する。同期化方向を選んでOKボタンをオンすると、一括転送に必要なハードウェア機器2〜6がすべて正しくネットワーク10に正しく接続されているかどうかをチェックする(S12)。ハードウェア接続がすべてOKであれば、選択された同期化方向へ各「カレント」及び「ライブラリ」のデータを一括転送する(S13)。こうして、図7(a)(b)で示されたような統合CADワークメモリ側(PC1側)の各モジュールに対応する各「カレント」及び「ライブラリ」の内容と、図7(c)で示されたような各機器側の個別モジュールに対応する各「カレント」及び「ライブラリ」の内容を同一にすることができる。
図13は、一括同期化処理を行った後の統合CAD画面の表示例を示す。「ONLINE」ボタンのアイコンは、所定のアクティブ表示状態に切り替わり、この統合CADによる処理がオンライン状態になっていることをユーザに示す。そして、各モジュールのうち同期化できたもの(オンライン状態となっているもの)に対応する統合CAD画面上のアイコン表示には、オンライン状態を示す所定の可視的表現(図示例では、モジュールアイコンのブロック枠線を太くしたものがオンライン状態)が付加される/もしくは表示形態が変更される。オンライン状態では、統合CADワークメモリ側(PC1側)の各モジュールに対応する各「カレント」、「ライブラリ」の内容と各機器2〜6側の個別モジュールに対応する各「カレント」、「ライブラリ」の内容が常に同期するように、一方の変化が他方にリアルタイムに伝達される。すなわち、ユーザによる統合CAD画面での入力・設定操作及び各機器2〜6の操作パネルでの入力・設定操作が両者の各「カレント」、「ライブラリ」にリアルタイムで反映される。従って、オンライン状態に設定するときに、上記のように一括同期化処理を行うことは、極めて有効である。
この発明に係る動作及び接続設定用統合CADプログラムの一実施例を適用することができる音楽システムの構成例を概略的に示すブロック図。 この発明に係る動作及び接続設定用統合CADプログラムの一実施例に係る概略的なフローチャート。 実施例に係る統合CADプログラムをプラグインで組込んだ音楽関連アプリケーションソフトのディスプレイ画面例。 実施例に係る統合CADプログラムによりネットワーク内の全モジュールの接続状態をグラフィック表示する統合CAD画面の一例を示す図。 統合CAD画面で選択されたモジュールの動作を設定するための動作設定画面の一例を示す図。 統合CAD画面で選択されたモジュールについてCAD編集を行うモジュールCAD画面の一例を示す図。 統合CADプログラムを実行するPC内に構成される統合CAD用ワークメモリの記憶構成例を示す図。 図7における「Mカレント」、「MNカレント」、「MDライブラリ」、「MNDライブラリ」「EMカレント(#x)」の記憶構成例を示す図。 図7における「SMライブラリ」、「Cライブラリ」、「USMライブラリ」の記憶構成例を示す図。 統合シーンメモリの記憶構成例を示す図。 図2における一括同期化処理ルーチンの詳細例を示すフローチャート。 一括同期化処の際の確認画面例を示す図。 一括同期化処理を行った後の統合CAD画面の表示例を示す図。
符号の説明
1 制御装置(パーソナルコンピュータ=PC)
2〜6 音楽機器
10 音楽LAN・ネットワーク

Claims (7)

  1. ネットワークを介して接続された複数の機器で構成される音楽システムにおいて、各機器の動作及び論理接続を設定するための手順を、前記複数の機器の1つであるコンピュータに実行させるプログラムであって、前記音楽システム内の前記コンピュータ以外の各機器、所定の音楽関連機能を実現するようハードウェアで組まれたハードウェアモジュールを構成しており、前記プログラムは、前記コンピュータに、
    前記コンピュータのディスプレイに、処理モジュールの論理接続状態を表示するための接続画面を表示させる手順と、
    ユーザによる機器選択操作に応じて、前記音楽システム内の前記複数の機器の各々で組まれたハードウェアモジュールのアイコンを、前記接続画面上に表示させる手順と、
    ユーザによるモジュール選択操作に応じて、複数のソフトウェアモジュールの中から1つのソフトウェアモジュールを選択して当該コンピュータに組み込み、該ソフトウェアモジュールに対応する音楽関連機能を実現するとともに、該ソフトウェアモジュールのアイコンを、前記接続画面上に表示させる手順と、
    ユーザによる論理接続操作に応じて、前記組まれたハードウェアモジュールと前記組み込まれたソフトウェアモジュールのうちの任意のモジュールと他のモジュール間で、オーディオ波形信号又はMIDIデータを伝送する論理接続を設定するとともに、前記接続画面上に対応する接続ラインを表示する手順と、
    前記表示されたモジュールのアイコンのうちから任意のモジュールのアイコンをユーザの入力操作により選択させ、該選択されたモジュールの動作を設定する画面を前記ディスプレイに提示して、該画面におけるユーザの入力操作に応じて該モジュールの動作データを設定することにより、該モジュールの具体的な動作内容を設定させる手順と
    実行させることを特徴とするプログラム
  2. ネットワークを介して接続された複数の機器で構成される音楽システムにおいて、各機器の動作及び論理接続を設定するための手順をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記音楽システム内の前記各機器には、所定の音楽関連機能を実現するようハードウェアで組まれたハードウェアモジュールを構成するものと、処理エンジンとが含まれており、前記プログラムは、前記コンピュータに、
    前記コンピュータのディスプレイに、処理モジュールの論理接続状態を表示するための接続画面を表示させる手順と、
    ユーザによる機器選択操作に応じて、前記音楽システム内の前記複数の機器の各々で組まれたハードウェアモジュールのアイコンを、前記接続画面上に表示させる手順と、
    ユーザによるモジュール選択操作に応じて、複数のソフトウェアモジュールの中から1つのソフトウェアモジュールを選択して前記処理エンジンに組み込み、該ソフトウェアモジュールに対応する音楽関連機能を実現するとともに、該ソフトウェアモジュールのアイコンを、前記接続画面上に表示させる手順と、
    ユーザによる論理接続操作に応じて、前記組まれたハードウェアモジュールと前記組み込まれたソフトウェアモジュールのうちの任意のモジュールと他のモジュール間で、オーディオ波形信号又はMIDIデータを伝送する論理接続を設定するとともに、前記接続画面上に対応する接続ラインを表示する手順と、
    前記表示されたモジュールのアイコンのうちから任意のモジュールのアイコンをユーザの入力操作により選択させ、該選択されたモジュールの動作を設定する画面を前記ディスプレイに提示して、該画面におけるユーザの入力操作に応じて該モジュールの動作データを設定することにより、該モジュールの具体的な動作内容を設定させる手順と
    を実行させることを特徴とするプログラム
  3. 前記各モジュール毎に、前記設定された論理接続内容と動作内容を示す情報を、ワークメモリに記憶させる手順を、前記コンピュータに更に実行させることを特徴とする請求項1又は2に記載のプログラム。
  4. ユーザの指示操作に応じて、前記ワークメモリ内の前記各モジュール毎の前記設定された論理接続内容と動作内容を示す情報を、該各モジュールに対応する前記機器に転送する手順を、前記コンピュータに更に実行させることを特徴とする請求項に記載のプログラム。
  5. 前記音楽システム内の前記ソフトウェアモジュールには、前記コンピュータに組み込まれたソフトウェアモジュールが含まれていることを特徴とする請求項1又は2に記載のプログラム。
  6. 前記各モジュール毎に、現在設定されている論理接続内容と動作内容を示す情報を記憶するカレントメモリと、1又は複数セットの論理接続内容及び動作内容の情報を記憶するライブラリメモリとを、前記コンピュータのメモリ内に設け、ユーザの入力操作によるシーンの書き込み又は読み出し指示に応じて、前記カレントメモリの記憶データを1セットの情報として前記ライブラリメモリに書き込む/又は前記ライブラリメモリから1セットの情報を読み出して前記カレントメモリに書き込むことを、前記各モジュール毎に個別に又は一括して行う手順を、前記コンピュータに更に実行させることを特徴とする請求項1又は2に記載のプログラム。
  7. 前記各モジュール毎に、現在設定されている論理接続内容と動作内容を示す情報を記憶するカレントメモリと、1又は複数セットの論理接続内容及び動作内容の情報を記憶するライブラリメモリとを、当該モジュールに対応する前記機器内に設け、かつ、各モジュール毎の前記カレントメモリと前記ライブラリメモリとを前記コンピュータのメモリ内に設け、ユーザの入力操作による同期化指示に応じて、前記コンピュータから前記各機器に/または前記各機器から前記コンピュータに、対応するカレントメモリ及びライブラリメモリの内容を一括転送する手順を、前記コンピュータに更に実行させることを特徴とする請求項1又は2に記載のプログラム。
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