JP4654155B2 - 使い捨て吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、使い捨ておむつ等の吸収性物品に関するものである。
使い捨て吸収性物品の1つである使い捨ておむつとしては、吸収体を透液性のトップシートと非透液性のバックシートで挟み、この肌側における左右側縁近傍に堤部(サイド立体ギャザー)を帯状に形成したものが知られている。このサイド立体ギャザーは、その頂部に糸ゴムを挟んだ非透液性のサイドシートからなり、糸ゴムが収縮することによりサイドシートが立ち上がり、これによって尿や便等が堰き止められ、おむつの両側縁からの漏れ(横漏れ)が防止されるというものである。
更に横漏れの防止を一層図ったものとして、おむつ本体の肌側面に長手方向(身体前後方向)に延びる筋状の畝を設けた使い捨ておむつが提案されている(従来例[1]、例えば特許文献1,2参照)。この使い捨ておむつにおいては、畝の立ち上がりによって肌との浮きが防止されると共に、尿等の排泄液が畝により堰き止められて横漏れしないというものである。
また使い捨ておむつの肌側面に透液性且つ液吸収性の上層体を配設し、該上層体の長手方向(身体前後方向)に沿って平行な複数の弾性部材を備えた使い捨ておむつが提案されている(従来例[2]、例えば特許文献3参照)。この使い捨ておむつにおいては、上記長手方向の弾性部材の収縮により上昇体が持ち上がって着用者の肌への密着性が向上すると共に、上層体にプリーツ(皺)が形成されて吸収面積が大きくなるというものであり、これにより漏れ防止を図っている。
特開2000−271170号公報(例えば図1〜9) 特開2004−181104号公報(例えば図1〜11) 特開2004−188115号公報(例えば段落[0009],[0010]、図1,3)
上記従来例[1]の使い捨ておむつ(畝を設けたおむつ)は、幅の狭い横方向への排泄液の広がりを防止しつつ長手方向に拡散させて長い範囲で吸収しようとするものであり、尿等の液状の排泄物にとっては都合の良いものである。しかし便等の固形分を有する排泄物の場合、殊に軟便にあっては、その液状成分は吸収体に吸収されるものの、固形成分は長手方向に拡がった状態でおむつ表面に残ることとなる。この為におむつ取替時において、肌に広範に付着した便を拭き取らなければならないという問題がある。
また上記従来例[2]の使い捨ておむつにおいては、長手方向の弾性部材の収縮によって上層体に横方向に延びる皺が形成される為、軟便に含まれる固形成分が横方向に拡がる。よってこの従来例[2]のおむつの場合も、おむつ取替時に肌に付着した便を広範に拭き取らなければならないという問題がある。
ところで、本発明者は以上の問題に鑑み、軟便等の拡がりを抑えた吸収性物品を発明し、本願と同日に特許出願している。当該出願に係る吸収性物品は、吸収体を透液性のトップシートと非透液性のバックシートで挟んだ構造のものにおいて、トップシート(1枚のシート状物)に替えて、不織布に弾性部材を交差する方向に配したもの(これを、肌側シート部材と称することがある)を用いたものであって、上記弾性部材の収縮により不織布面に多数の山谷を散在させたものである。該吸収性物品によれば、散在した山谷により形成された多数の小さなポケットに、固形の排泄物が入り込む様にして捕まえられるから、軟便等は前後左右にあまり流れず(拡がらず)小さな範囲に留まることとなる。従って肌に付着する便等も小さな範囲であり、広範に拭き取らなくて済むという効果を奏する。
一方、本発明者らは更に検討を進めたところ、或る種の吸収性物品において更なる課題が存することを見出した。該課題について図8(サイド立体ギャザーが外側に向かって倒れた様子を説明する為の、使い捨ておむつの横断面図)を用いて説明すると、サイド立体ギャザーを備えた吸収性物品の場合、上記弾性部材の配置態様によっては、弾性部材の収縮力によってサイド立体ギャザー27の足元部(サイドシート22の立ち上がり足元部)27bが中央に向かって引っ張られ(矢印A)、この為に上端部27aが外に向かうようにしてサイド立体ギャザー27が倒れてしまい(矢印B)、横漏れ防止効果が損なわれる懸念がある。尚図8中、24は吸収体、25はバックシート、21は肌側シート部材、26は立体ギャザー用弾性糸状である。
そこで本発明は上記の様な事情に着目してなされたものであり、その目的は、サイド立体ギャザーを備えた吸収性物品であっても、サイド立体ギャザーの立ち上がりを損なうことなく、且つ軟便等の拡がりを抑えることのできる吸収性物品を提供することにある。
上記目的を達成した本発明に係る使い捨て吸収性物品は、吸収体を非透液性のバックシートと透液性肌側シート部材で挟み、長手方向に沿ったサイド立体ギャザーを備えた吸収性物品であり、前記サイド立体ギャザーの立ち上がり基部が、吸収性物品の長手方向に沿って前記肌側シート部材と接着され、前記肌側シート部材が、不織布と、これに伸張状態で接着され、互いに交差する方向に配された複数本の弾性部材を備え、該弾性部材の収縮により、前記不織布面に多数の山谷を散在させたものであり、該弾性部材が、前記サイド立体ギャザーと前記肌側シート部材との接着部分(以下、ギャザー接着部分と称することがある)から離間した領域であってお尻回りを中心とした後方部分に配置されたものであされたものであり、前記接着部分より内側であって前記弾性部材の配置位置までの間で、前記不織布にスリットが形成されたものであることを特徴とする(本第1の発明)。換言すると、本発明に係る使い捨て吸収性物品は、吸収体を非透液性のバックシートと透液性肌側シート部材で挟み、長手方向に沿ったサイド立体ギャザーを備えた吸収性物品であり、前記肌側シート部材と前記サイド立体ギャザーが、吸収性物品の長手方向に沿って側縁部分で接着され、前記肌側シート部材が、不織布と、これに伸張状態で接着された弾性部材とを備え、該弾性部材が、前記側縁部分(ギャザー接着部分)から離間した領域であってお尻回りを中心とした後方部分において互いに交差する方向に配置され、該弾性部材の収縮により、前記不織布面に多数の山谷を散在させたものであり、前記ギャザー接着部分より内側であって前記弾性部材の配置位置までの間で、前記不織布にスリットが形成されたものであることを特徴とする。尚以下、この多数の山谷が散在した箇所を山谷散在部と称する。また上記「交差する方向に配され」とは、弾性部材が実際に交差する場合の他、方向としては交差するが弾性部材同士は離間している場合も含む。
上記の様に、肌側シート部材の弾性部材(以下、肌側シート用弾性部材と称することがある)はギャザー接着部分から離間した領域に配され、この肌側シート用弾性部材の配置されていない箇所の不織布にスリットが形成されているから、このスリットの部分が開くことで上記肌側シート用弾性部材の収縮力の影響が吸収され、サイド立体ギャザーの足元部(サイドシートの立ち上がり足元部)に殆ど及ばない。この様にサイド立体ギャザーの足元部が殆ど引っ張られないこととなるので、サイド立体ギャザーの外側への倒れ込みが防止される。
なお上記不織布のスリットは、ギャザー接着部分に対して略直交方向のスリットとして形成されていることが好ましい。斜め方向のスリットであっても良いが、略直交方向の方が肌側シート用弾性部材の収縮力の緩衝作用に優れるからである。
また上記ギャザー接着部分と肌側シート用弾性部材配置位置との離間間隔(K)としては50mm以下(0を含まない)が好ましい。あまりに離間間隔を大きくとると、吸収性物品中央部における肌側シート用弾性部材を配置する範囲が狭くなるからである。
尚本第1の発明において、上述の様に不織布のスリットはギャザー接着部分と肌側シート用弾性部材の配置位置までの間に形成されることが必須要件であるところ、これに加えて肌側シート用弾性部材の配置位置において不織布にスリットを形成しても良い。スリットは上記の如く肌側シート用弾性部材の収縮力の緩衝作用の他、軟便等の固形成分を該スリットから下の吸収体側に通すことができるからである。
また上記目的を達成した本発明に係る使い捨て吸収性物品は、吸収体を非透液性のバックシートと透液性肌側シート部材で挟み、長手方向に沿ったサイド立体ギャザーを備えた吸収性物品であり、前記サイド立体ギャザーの立ち上がり基部が、吸収性物品の長手方向に沿って前記肌側シート部材と接着され、前記肌側シート部材が、不織布と、これに伸張状態で接着され、互いに交差する方向に配された複数本の弾性部材を備え、該弾性部材の収縮により、前記不織布面に多数の山谷を散在させたものであり、該弾性部材が、前記サイド立体ギャザーと前記肌側シート部材との接着部分(ギャザー接着部分)より内側の位置で切断され、前記接着部分(ギャザー接着部分)から離間した領域であってお尻回りを中心とした後方部分に配置されたものであることを特徴とする(本第2の発明)。換言すると、本発明に係る使い捨て吸収性物品は、吸収体を非透液性のバックシートと透液性肌側シート部材で挟み、長手方向に沿ったサイド立体ギャザーを備えた吸収性物品であり、前記肌側シート部材と前記サイド立体ギャザーが、吸収性物品の長手方向に沿って側縁部分で接着され、前記肌側シート部材が、不織布と、これに伸張状態で接着された弾性部材(肌側シート用弾性部材)とを備え、該弾性部材が、お尻回りを中心とした後方部分において、互いに交差する方向に配置され、該弾性部材の収縮により、前記不織布面に多数の山谷を散在させたものであり、前記側縁部分(ギャザー接着部分)より内側の位置で、前記弾性部材が切断されていることを特徴とする。
肌側シート部材の作製過程において、不織布に肌側シート用弾性部材を接着するにあたり、肌側シート用弾性部材を不織布の身体左右方向全体に亘って或いは不織布全面に亘って配して接着操作を行う方が、製造機械の都合上、良い場合がある。この様な場合において、肌側シート用弾性部材を不織布に接着した後、肌側シート用弾性部材の収縮力が強すぎるとき、上記の如くギャザー接着部分より内側の位置で肌側シート用弾性部材を切断すれば、サイド立体ギャザーの足元部への収縮力の影響を小さくできる。また肌側シート用弾性部材を吸収性物品の中央部分にのみ接着した場合であっても、肌側シート用弾性部材の収縮力が強すぎるときには、同様に、肌側シート用弾性部材を切断すれば、サイド立体ギャザーの足元部への収縮力の影響を小さくできる。こうして上記切断によりサイド立体ギャザーの足元部が殆ど引っ張られないこととなるので、サイド立体ギャザーの外側への倒れ込みが防止される。
なお上記ギャザー接着部分から離間した位置における肌側シート用弾性部材の切断箇所としては1箇所に限るものではなく、2か所以上としても良い。2か所以上切断すれば、サイド立体ギャザーの足元部に対する中央部分の肌側シート用弾性部材の影響を一層低減することができる。尤も吸収性物品中央部における肌側シート用弾性部材の配置箇所では、切断を避ける方が良い。中央部では、軟便等の固形成分を捉えるために山谷をしっかりと形成する必要があるからである。
加えて上記切断する位置としては、ギャザー接着部分から中央側へ0〜50mmの位置が好ましい。上記ギャザー接着部分から切断箇所があまりに離れ過ぎると、その間の肌側シート用弾性部材の収縮力によってサイド立体ギャザーの足元部(サイドシートの立ち上がり足元部)を引っ張る懸念があるからである。またあまりにギャザー接着部分から離れ過ぎると、吸収性物品中央部において、切断せずに肌側シート用弾性部材を配置する範囲が狭くなり、山谷を良好に形成し難くなるからである。
更に本第2の発明(肌側シート用弾性部材を切断する場合)において、前記ギャザー接着部分より内側の位置で、前記不織布にスリット(間欠的な切断箇所)が形成されたものであることが好ましい。この不織布に形成されたスリットの位置は、ギャザー接着部分から中央側へ0〜50mmの位置が好ましい。この様に不織布にスリットが形成されていると、スリットが開いて横方向に広がるから、中央部分の肌側シート用弾性部材の収縮力によるサイド立体ギャザーの足元部への影響を一層打ち消すことができ、サイド立体ギャザーの外側への倒れ込みの防止を一層図ることができる。加えて上記スリットから軟便の固形成分を下側(吸収体側)に通すこともできる。
更に本第2の発明における不織布のスリット形成位置としては、肌側シート用弾性部材の切断位置と同じ位置とすると良い。上記不織布の切断を肌側シート用弾性部材の切断と同時に行うことができ、製造操作が簡略化するからである。
また本第1の発明,本第2の発明のいずれにおいても、上記肌側シート部材とサイド立体ギャザーとの接着箇所としては、上記側縁部分のギャザー接着部分に加えて、前後端(腹側端及び背側端)部分も接着しても良く、即ち吸収性物品の周縁部分における肌側シート部材とサイド立体ギャザーの重なった箇所で接着するようにしても良い。
肌側シート部材と吸収体との接着範囲としては、両側縁部分のみ或いは周縁部分を接着することとし、肌側シート部材の中央部分では、吸収体と接着しない様にするのが好ましい。吸収性物品の製造過程においては、肌側シート部材の両側縁を把持しつつ吸収体等と積層接着することとなるが、この際、多少のテンションが加わる為に肌側シート用弾性部材を引っ張ることになり、山谷散在部が良好に形成されていない状態で吸収体と接着される虞がある。この様な場合に、肌側シート部材と吸収体の積層面の全域に亘って接着すると(尚、排出液の吸収体への移行を円滑にする為、全域接着の場合であっても、間欠的に接着剤を塗布するのが通例である)、出来上がり製品において、吸収体の硬性によって肌側シート用弾性部材の収縮が損なわれ、山谷が上手く形成され難いことがある。また山谷散在部の存する中央部分を接着する際に、山谷を潰した状態で接着する等して山谷の形成が損なわれる懸念がある。これらの点に関し、上記の如く肌側シート部材の中央部分において吸収体と接着しない様にすれば、山谷が良好に形成され得る。
また肌側シート用弾性部材が少し伸張した状態のとき肌側シート部材と吸収体の大きさが同じとなる様にしたもの、つまり肌側シート用弾性部材の収縮状態のときの肌側シート部材の大きさが、吸収体の大きさよりも小さくなる様にしたものでは、肌側シート用弾性部材の収縮によって吸収体が外側に窪む様になって、肌側シート部材が吸収体から少し離れることとなるから、肌側シート部材の山谷が潰されることなくしっかり形成され得る。
加えて本発明においては、前記肌側シート部材が前記山谷散在部と平地部を備え、前記吸収体への前記肌側シート部材の接着が、前記平地部でなされていることが好ましい。上述の様に山谷散在部の箇所では吸収体と接着されていないことが好ましいが、平地部ではむしろ吸収体と接着されている方が、肌側シート部材と吸収体の一体性が良好となるので好ましい。尚、平地部において全域接着する場合であっても、排出液の吸収体への移行を円滑にする為に、間欠的に接着剤を塗布することとする。
更に上記の様に山谷散在部と平地部が形成されたものにおいて、前記山谷散在部が、両側の前記サイド立体ギャザーの立ち上がり基部に沿う線と吸収性物品の前方端縁及び後方端縁で囲まれる領域の30%以上を占めるものであることがより好ましい。固形の排出物をしっかりと捕らえる為である。また山谷散在部の箇所はクッション性も発揮することから、山谷散在部が広い方が好ましい。尚上記「両側の前記サイド立体ギャザーの立ち上がり基部に沿う線と吸収性物品の前方端縁及び後方端縁で囲まれる領域」とは、肌側シート部材における肌側に露出した範囲のことであり、以下、露出範囲と称することがある。
本発明において、上記肌側シート部材としては、1枚の透液性不織布の反肌側面に弾性部材を接着したもの、2枚の透液性不織布の間に弾性部材を挟んで接着したもの等が挙げられる。
更に上記弾性部材の配置態様としては、糸状の弾性部材とし、この複数本の糸状弾性部材が前後方向及び/または左右方向に蛇行しつつ互いに接触または近接して配置されたものが挙げられる[例えば図1(b)参照]。尚蛇行の行きと帰りの方向により、前記「互いに交差する方向」の配置が構成される。そしてこの蛇行する糸状弾性部材で閉じる様に囲ったり(図1(b)に示すS1)、弧状に一部開いて囲ったり(囲われたと同等の領域)することで、弾性部材の収縮により、囲われた内側に周囲とは独立して山や谷が形成されることとなる。尚、「前後方向」,「左右方向」とは吸収性物品の装着時における前後方向,左右方向を言う。
また弾性部材の配置態様として、複数本の前記糸状弾性部材が互いに交叉して配置される様にしても良く[例えば図5、図7の(a)参照]、これによりそれぞれ糸状弾性部材で縁取られた領域(囲われた領域)(図5に示すS3、図7の(a)に示すS5)を形成すると共に、各領域内に前記山及び/または前記谷が形成されたものであっても良い。尚図5に示す例は、糸状弾性部材が蛇行しつつ交差して配置されたものであり、蛇行する糸状弾性部材により囲われたと同等の領域が形成されており(図5に示すS4)、このS4内側においても周囲とは独立して、弾性部材の収縮により山や谷が形成されることとなる。
弾性部材で囲う大きさとしては(弧状に一部開いて囲う場合は、開いた部分を仮想線で閉じてその内側の大きさとする)、不織布に弾性部材を伸張状態で接着する際の大きさで0.25〜300cm2(弾性部材の内側縁で囲む範囲)が好ましい。小さすぎても大きすぎても、排泄物の固形成分を良好に捉え難くなるからである。またその囲う形としては、円、弧、四角形等の多角形、コ字状等の様々等形状が挙げられ、いずれであっても良い。
本発明に係る使い捨て吸収性物品によれば、サイド立体ギャザーの立ち上がりを損なうことなく、且つ軟便等の排泄物における固形成分の拡がりを抑えることができる。更に肌側シート部材における不織布にスリットを形成したものにおいては、このスリットから軟便等の固形成分を下の吸収体側に通すことが可能である。
<実施形態1>
図1の(a)は本発明の実施形態1に係る使い捨ておむつ(使い捨て吸収性物品)20を示す肌側面からの平面図であり、(b)はこの使い捨ておむつ20における肌側シート部材10の糸状弾性部材11の配置の様子を表す図である。尚図1(b)においては、糸状弾性部材11の配置を分かり易くする為、1本の糸状弾性部材11だけ太く画いている。尤も実際には、1つの肌側シート部材においていずれの糸状弾性部材についても同じ太さのものを用いると良い。
図2の(a)は図1(a)に示すD−D線断面図で、図2の(b)は図1(a)に示すE−E線断面図である。また図3は使い捨ておむつ20における肌側シート部材10の断面を模式的に表した図であり、図3の(a)は図1(a)に示すD−D線断面に相当する箇所、図3の(b)は図1(a)に示すE−E線断面に相当する箇所の断面図である。
使い捨ておむつ20は、股部を中心に腹側及び背側に伸びた吸収体24を、透液性肌側シート部材10(肌面側)と非透液性バックシート25(反肌面側)が挟んだ構造である。この積層構造により、尿等の排泄物は肌側シート部材10を透過して吸収体24に収容され、且つバックシート25によって外へしみ出るのが防止されている。
更に使い捨ておむつ20の両側縁長手方向には、肌側シート部材10の肌側面に重ねてサイドシート22が設けられており、このサイドシート22の中央側端部に立体ギャザー用弾性糸条26が配されて該サイドシート22が肌側に向かって立ち上がる様になっている。サイドシート22と立体ギャザー用弾性糸条26によりサイド立体ギャザー27が構成され、立ち上がったサイドシート22によって尿等の排泄物が堰き止められて横漏れ防止が図られる。
また使い捨ておむつ20の胴回り方向にはウエスト用弾性糸条(図示せず)が伸張状態で添設され、これによりウエスト部分のフィット性が向上したものとなると共に、排泄物の背漏れや腹漏れ等が防止される。加えて使い捨ておむつ20における両側縁の弧状に窪んだ脚繰り部分の全域には、その脚繰りの端縁にほぼ沿う様にして複数本の脚繰り用弾性糸(図示せず)が伸張状態で添設され、これにより脚繰り部分のフィット性が向上し、漏れを防止している。
肌側シート部材10は、その周縁部分で吸収体24に接着され(接着部14)、中央部分において両者は接着していない(非接着部10a)。またサイドシート22はその側縁部分(サイド立体ギャザーの立ち上がり基部)15a及び腹側端部分15c,背側端部分15bにおいて、肌側シート部材10に接着されている。更にサイドシート22は肌側シート部材10の端を超えた部分で吸収体24やバックシート25と接着されている(接着部16)(尚図2では図の都合上、接着部16においてサイドシート22と吸収体24、並びにサイドシート22とバックシート25を離して画いている)。尚図1(a)において、サイドシート22と肌側シート部材10の接着部17をドットで示す。バックシート25はその周縁部分で上記の如くサイドシート22と接着される他、吸収体24に接着されている(接着部18)。
なお本実施形態1では上述の様に肌側シート部材10を吸収体24の横幅よりもやや小さなサイズとした構成のものを示したが、肌側シート部材10をバックシート25と同じサイズとし、吸収体24を超えた箇所で両者を接着した構成のものあっても良い。
肌側シート部材10は、2枚の液透過性不織布12,13の間に複数本の糸状弾性部材(肌側シート用弾性部材)11を伸張状態で挟んで接着したものであり(図3)、この糸状弾性部材11の配置位置は、お尻回りを中心とした後方部分であって、且つサイドシート22(サイド立体ギャザー27)と肌側シート部材10との接着部17から離間した位置となっている(図1)。即ち糸状弾性部材11の配置位置から接着部17までの間は、糸状弾性部材11が配置されていない領域(非配置領域19)となっている。この糸状弾性部材11の配置位置から、接着箇所である側縁部分15aまでの間(K)は50mm以下(0を含まない)が好ましい。
また前方部分も糸状弾性部材11が配置されておらず、平地部(フラットな部分)(F)となっている。尚糸状弾性部材11は肌側シート部材10における露出範囲の30%以上の領域に配置されている。
左右の上記非配置領域19において不織布12,13には、接着部17に対して交差方向のスリット29が複数形成されている。
糸状弾性部材11の配置形態は、図1(b)に示す様に、糸状弾性部材11が長手方向にサインカーブ状に蛇行したものであり、隣の糸状弾性部材11と半波長ずれて配置され互いが接触することで、小さく囲んだ領域(S1)を形成している。
なお糸状弾性部材11の蛇行の振幅(W)は5〜200mm、周期(T)は10〜300mmが推奨される。また不織布12,13へ接着する際の糸状弾性部材11の伸張倍率は1.1〜5.0倍が望ましい。
これにより糸状弾性部材11が収縮したときに、不織布12,13に適度に皺が寄り、前後方向(長手方向)及び左右方向(幅方向)に複数の山谷が多数散在して形成されることとなる(図3(b))。また肌側シート部材10は吸収体24に対して中央部分で接着されていないことから(非接着部10a)、中央の山谷散在部の箇所においては接着剤の影響がなく、良好に山谷が形成され得る。
本実施形態1の使い捨ておむつ20によれば、軟便等の様に固形分を含有した緩めの排出物が排出されたとき、この排泄物のうちの液体成分については、肌側シート部材10を厚み方向に通過して吸収体24に至り、吸収される。そして排泄物の固形成分については、山谷散在部(R)の多数のポケット(P)に入り込む様にして捕らえられるから(図1(a)、図3(b))、前後左右にあまり流れ拡がらずに小さな範囲に留まる。従って肌に付着する排泄物も小さな範囲となるから、おむつ取替時等において広範囲に拭き取らなくても済む。また肌側シート部材10の山谷散在部(R)の存在により、クッション性が増す。他方、前方部分は平地部(F)となっているから、腹部がすっきりしてゴワつかない。
加えて肌側シート部材10とサイドシート22(サイド立体ギャザー27)との接着部17から離れて糸状弾性部材11が配置され、この間(非配置領域19)の不織布12,13にスリット29が形成されているので、このスリット29が開くようにして、糸状弾性部材11の収縮力による影響を低減することができることから、サイドシート22の立ち上がり足元部(サイド立体ギャザーの足元部)27aを中央側に引っ張るということが殆どない。従ってサイド立体ギャザー27はしっかりと立ち上がり、横漏れを防止し得る。
更に不織布12,13にスリット29が形成されているから、該スリット29から軟便の固形成分を吸収体24側に通すこともできる。
なお上記糸状弾性部材11の素材としては、ポリウレタン糸,天然ゴム等の一般的に使い捨ておむつに用いられる弾性伸縮材料が挙げられる。また液透過性不織布12,13の素材としては、例えば親水性繊維(セルロース,レーヨン,コットン等)を用いた不織布材料、あるいは疎水性繊維(ポリプロピレン,ポリエチレン,ポリエステル,ポリアミド等)の表面を界面活性剤により処理して透液性とした不織布材料が挙げられる。特に疎水性繊維の表面を界面活性剤により処理して透液性とした不織布材料(ポイントボンド不織布、エアースルー不織布)が好ましい例として挙げられる。
上記不織布12,13への糸状弾性部材11の接着にあたっては、ホットメルト接着剤,熱接着,超音波接着等の接着手段によって添設すると良い。殊にゴム系のホットメルト接着剤を用いることがより好ましい。また接着方法としては、糸状弾性部材11に接着剤を塗布して接着する方法、不織布12,13の両方または一方における挟持面側に接着剤を間欠的に塗布する方法等が挙げられる。尚不織布12,13の全面に接着剤を塗布した場合には、接着剤によって液透過性が損なわれるので好ましくない。肌側シート部材10の製造にあたっては、製造ラインを流れている長尺の不織布12,13に対し、糸状弾性部材11を伸張湾曲させつつ接着すると良い。
サイドシート22の素材としては、液不透過性のプラスチックフィルムや撥水性不織布等が挙げられる。
吸収体24としては、粉砕したパルプ繊維やセルロース繊維等の親水性繊維集合層に粒状の高分子吸水体を混合した吸収コアを、ティッシュペーパー等の紙シートあるいは透液性不織布シート等の被覆シートで包み、所定の形状(長方形,砂時計型,ひょうたん型等)に成形したものが挙げられる。
バックシート25の素材としては液不透過性のプラスチックフィルムや撥水性不織布等が挙げられる。
<実施形態2>
図4は本発明の実施形態2に係る使い捨ておむつ(使い捨て吸収性物品)30を示す斜視図であって、おむつの前側を手前にして肌側面から見た図である。図5はこの使い捨ておむつ30の肌側シート部材32における糸状弾性部材(肌側シート用弾性部材)31の配置形態、及び肌側シート部材32とサイドシート22(サイド立体ギャザー27)との接着箇所を説明する為の平面図である。尚図1〜3と同じ構成部分については同一の符号を付して重複説明を避ける。
糸状弾性部材31の配置形態は、糸状弾性部材31が長手方向にサインカーブ状に蛇行し、隣接する糸状弾性部材31と半ピッチずれて互いが交差することで、小さく閉じて囲んだ領域S3と、小さく開いて囲んだ領域S4を形成している。その他の構成は上記実施形態1と同様である。
この使い捨ておむつ30においても上記実施形態1と同様に、軟便等の排泄物のうちの液体成分は、肌側シート部材32を通過して吸収体24に吸収され、排泄物の固形成分については、山谷散在部(R)の多数のポケットに入り込む様にして捕らえられるから、前後左右にあまり拡がらずに小さな範囲に留まる。従って肌に付着する排泄物も小さな範囲となり、おむつ取替時等において広範囲に拭き取らなくても済む。
そして肌側シート部材32とサイドシート22とは、側縁部分15a及び腹側端部分15c,背側端部分15bで接着され(図5にドットで示す部分)、上記糸状弾性部材31の配置位置は、接着箇所である側縁部分15aから離間しており(非配置領域19、離間間隔(K):50mm以下(0を含まない)が好ましい)、この非配置領域19において肌側シート部材32の不織布にスリット29が複数形成されているから、糸状弾性部材31の収縮力による影響が、スリット29が開くことによって低減されて、サイドシート22の立ち上がり足元部(サイド立体ギャザー27の足元部)27aを中央側に引っ張るということが殆どない。従ってサイド立体ギャザー27はしっかりと立ち上がり、横漏れを防止し得る。また肌側シート部材32の不織布にスリット29が形成されているから、該スリット29から軟便の固形成分を吸収体24側に通すこともできる。
<実施形態3>
図6は本発明の実施形態3に係る使い捨ておむつ(使い捨て吸収性物品)40を示す肌側面からの平面図である。尚肌側面から見ると、糸状弾性部材41は不織布12及びサイドシート22の後ろに隠れることになるが、図6では見やすくする為に糸状弾性部材41を実線で表している。また図7の(a)はこの使い捨ておむつ40の肌側シート部材42における糸状弾性部材(肌側シート用弾性部材)41の配置形態、及びサイドシート22(サイド立体ギャザー27)との接着箇所を説明する為の平面図である。図7の(b)は(a)に示すQ−Q線断面を表す断面図である。尚図1〜5と同じ構成部分については同一の符号を付して重複説明を避ける。
肌側シート部材42は吸収体24を覆いうる大きさであり、吸収体24に対してその周縁部分で接着されている。また肌側シート部材42とサイドシート22とは、側縁部分15a及び腹側端部分15c,背側端部分15bで接着されている(図6,7にドットで示す部分)。
そして実施形態3において、肌側シート部材42の糸状弾性部材(肌側シート用弾性部材)41は、その製造過程において格子状に左右側全幅に亘って配置され、その後、ギャザー接着部分である側縁部分15aより内側で且つ該側縁部分15aから離間した位置において、糸状弾性部材41がそれぞれ2箇所で切断されたものである(切断箇所43)(接着した側縁部分15aから中央側へM1の位置とM2の位置)。またこの切断に際して不織布12,13も切断され、スリット44が形成されている(図7)。
また接着した背側端部分15bから離間した位置においても、糸状弾性部材41が切断される(切断箇所47)と共に、不織布12,13が切断されてスリット45が形成されている。更に糸状弾性部材41の前側端近傍においても不織布12,13が切断されてスリット46が形成されている。尚この切断に際して糸状弾性部材41も切断されている(切断箇所48)。
尚図6においてはスリット44,45,46の図示を省略している。
実施形態3の如く側縁部分15a(接着部17)より内側の位置で糸状弾性部材41が切断されたものであれば、中央部分における糸状弾性部材41の収縮力による影響が断ち切られることになり、加えて切断箇所43から側縁部分15aまでの間の不織布12,13に形成されたスリット44の開きによって、中央部分42aにおける糸状弾性部材41の収縮力による影響が吸収され、サイドシート22の立ち上がり足元部(サイド立体ギャザーの足元部)に殆ど及ばない。従ってサイド立体ギャザーの外側への倒れ込みが防止され、横漏れ防止を良好に図ることができる。
更に不織布12,13にスリット44,45,46が形成されているから、該スリット44,45,46から軟便の固形成分を吸収体24側に通すこともできる。
またこの使い捨ておむつ40においても上記実施形態1,2と同様に、軟便等の排泄物のうちの液体成分は肌側シート部材42を通過して吸収体24に吸収され、排泄物の固形成分については、山谷散在部(R)の多数のポケットに入り込む様にして捕らえられるから、前後左右にあまり拡がらずに小さな範囲に留まる。従って肌に付着する排泄物も小さな範囲となり、おむつ取替時等において広範囲に拭き取らなくても済む。
以上、例を挙げて本発明を具体的に説明したが、本発明はもとより上記例によって制限を受けるものではなく、前記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも勿論可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。
(a)は本発明の実施形態1に係る使い捨ておむつ(使い捨て吸収性物品)を示す肌側面からの平面図であり、(b)はこの使い捨ておむつにおける肌側シート部材の糸状弾性部材の配置の様子を表す図である。 (a)は図1(a)に示すD−D線断面図で、図2の(b)は図1(a)に示すE−E線断面図である。 実施形態1の使い捨ておむつにおける肌側シート部材の断面を模式的に表した図であって、(a)は図1(a)に示すD−D線断面に相当する箇所の断面図で、(b)は図1(a)に示すE−E線断面に相当する箇所の断面図である。 本発明の実施形態2に係る使い捨ておむつ(使い捨て吸収性物品)を示す斜視図である。 実施形態2の使い捨ておむつの肌側シート部材における糸状弾性部材の配置形態、及び肌側シート部材とサイド立体ギャザーとの接着箇所を説明する為の平面図である。 本発明の実施形態3に係る使い捨ておむつ(使い捨て吸収性物品)を示す肌側面からの平面図である。 (a)は実施形態3の使い捨ておむつの肌側シート部材における糸状弾性部材の配置形態、及びサイド立体ギャザーとの接着箇所を説明する為の平面図であり、(b)は(a)に示すQ−Q線断面を表す断面図である。 サイド立体ギャザーが外側に向かって倒れた様子を説明する為の、使い捨ておむつの横断面図である。
符号の説明
10,32,42 肌側シート部材
11,31,41 糸状弾性部材
12,13 液透過性不織布
14,16,17,18 接着部
15a 側縁部分
15b 背側端部分
15c 背側端部分
19 非配置領域
20,30,40 使い捨ておむつ
22 サイドシート
24 立体ギャザー用弾性糸条
25 バックシート
26 立体ギャザー用弾性糸条
27a サイド立体ギャザーの立ち上がり足元部
43 切断箇所
44,45,46 スリット
F 平地部
R 山谷散在部

Claims (7)

  1. 吸収体を非透液性のバックシートと透液性肌側シート部材で挟み、長手方向に沿ったサイド立体ギャザーを備えた吸収性物品であり、
    前記サイド立体ギャザーの立ち上がり基部が、吸収性物品の長手方向に沿って前記肌側シート部材と接着され、
    前記肌側シート部材は、
    不織布と、
    これに伸張状態で接着され、互いに交差する方向に配された複数本の弾性部材を備え、
    該弾性部材の収縮により、前記不織布面に多数の山谷を散在させたものであり、
    該弾性部材が、前記サイド立体ギャザーと前記肌側シート部材との接着部分から離間した領域であってお尻回りを中心とした後方部分に配置されたものであり、
    前記接着部分より内側であって前記弾性部材の配置位置までの間で、前記不織布にスリットが形成されたものであることを特徴とする使い捨て吸収性物品。
  2. 吸収体を非透液性のバックシートと透液性肌側シート部材で挟み、長手方向に沿ったサイド立体ギャザーを備えた吸収性物品であり、
    前記サイド立体ギャザーの立ち上がり基部が、吸収性物品の長手方向に沿って前記肌側シート部材と接着され、
    前記肌側シート部材は、
    不織布と、
    これに伸張状態で接着され、互いに交差する方向に配された複数本の弾性部材を備え、
    該弾性部材の収縮により、前記不織布面に多数の山谷を散在させたものであり、
    該弾性部材が、前記サイド立体ギャザーと前記肌側シート部材との接着部分より内側の位置で切断され、前記接着部分から離間した領域であってお尻回りを中心とした後方部分に配置されたものであることを特徴とする使い捨て吸収性物品。
  3. 前記接着部分より内側の位置で、前記不織布にスリットが形成されたものである請求項2に記載の使い捨て吸収性物品。
  4. 前記肌側シート部材は、前記山谷の散在する山谷散在部と、平地部を備え、
    前記吸収体への前記肌側シート部材の接着が、前記平地部でなされている請求項1〜3のいずれかに記載の使い捨て吸収性物品。
  5. 前記山谷散在部が、両側の前記サイド立体ギャザーの立ち上がり基部に沿う線と吸収性物品の前方端縁及び後方端縁で囲まれる領域の30%以上を占めるものである請求項4に記載の使い捨て吸収性物品。
  6. 前記弾性部材が糸状であり、
    複数本の前記糸状弾性部材が前後方向及び/または左右方向に蛇行しつつ互いに接触または近接して配置されたものである請求項1〜5のいずれかに記載の使い捨て吸収性物品。
  7. 前記弾性部材が糸状であり、
    複数本の前記糸状弾性部材が互いに交叉して配置されることにより、それぞれ糸状弾性部材で縁取られた領域を形成すると共に、各領域内に前記山及び/または前記谷が形成されたものである請求項1〜6のいずれかに記載の使い捨て吸収性物品。
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