JP5207356B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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この発明は、吸収性物品に関し、さらに詳しくは使い捨てのおむつ、排便トレーニングパンツ、失禁ブリーフ等の吸収性物品に関する。
従来、使い捨てのおむつにおいて、網目状のパネルを有するものとして、例えば特開2001−276121号公報(特許文献1)が公知である。この特許文献1によれば、透液性表面シートと、不透液性裏面シートと、これら表裏面シートの間に介在する吸液性コアとを有するおむつにおいて、表面シートの身体側に網目状でシート状のパネルが取り付けられている。パネルは、網目を形成する障壁部と、障壁部の間に形成されたパネルを貫通する開口部とを備え、この開口部に排泄された便等が捕集されるようにしている。開口部で便を捕集することができるので、パネルの着用者側に便が残留せず、便が着用者の肌に接触するのを抑制することができる。
特開2001−276121号公報
パネルは接着または溶着によって表面シートに接合されている。パネルと表面シートとは、開口部では接合されず、接合されるのは障壁部に限定されるから、接合面積が小さくなり、パネルが表面シートから剥がれやすい。パネルが表面シートから剥がれると、パネルが表面シートから浮き上がり、これらの間に空間が形成される。この空間はクロッチ域から前後ウエスト域に亘る。この空間を便が流動し、流動した便が開口部を逆戻りして着用者の肌に広範囲で付着する可能性がある。
この発明では、網目構造体がシャーシから浮き上がるのを抑制して、便が着用者の肌に付着するのを抑制することを課題とする。
この発明は、縦方向および横方向と、身体側および着衣側と、前記縦方向に連なる前ウエスト域、後ウエスト域および前記前後ウエスト域間に位置するクロッチ域と、少なくとも前記クロッチ域に配置される吸液構造体とを有するシャーシと、前記吸液構造体の前記身体側に形成され厚さ方向に貫通する複数の通路を有する網目構造体とを含む吸収性物品の改良に関わる。
この発明は前記吸収性物品において、前記網目構造体の一部を覆う被覆シートを含む。前記被覆シートは、前記横方向に互いに離間して開口部を形成して前記縦方向延びる一対の両側シート部を含み、前記両側シート部は、前記横方向に対向し前記縦方向延びる内外側縁を有する。前記網目構造体は、前記横方向に対向し前記縦方向へ延びる両側端と、前記縦方向に対向し前記横方向へ延びる両端縁とを有し、前記クロッチ域から前記後ウエスト域へと亘って配置され、複数の隔壁により、前記網目構造体の前記身体側と前記着衣側とで開口し、前記網目構造体の厚さ方向に貫通する複数の通路が形成される。前記両側シート部の前記外側縁は前記シャーシの前記身体側に接合され、前記両側シート部の前記内側縁は前記網目構造体の前記側縁を超えて前記網目構造体の前記身体側に接合される。前記被覆シートの前記身体側に形成され前記横方向に離間して前記縦方向へ延びる一対の漏れバリアカフをさらに含む。前記漏れバリアカフは、前記横方向に対向し前記縦方向へ延びる基側縁および自由側縁と、前記自由側縁に前記縦方向に伸長状態で取り付けたカフ弾性部材とを含み、前記基側縁を前記シャーシに接合するとともに、前記自由側縁を含む部分が前記カフ弾性部材の収縮によって前記シャーシから離間する。前記基側縁から自由側縁までの前記横方向の寸法は、前記開口部から露出する網目構造体に重なることが可能な長さに設定されることを特徴とする。
好ましい実施態様のひとつとして、前記網目構造体と前記シャーシとの間には吸液シートをさらに含み、前記吸液シートは吸水度が200mm/分〜30mm/分である。
吸水度は、JIS P8141のクレム法によって測定される。
好ましい他の実施形態のひとつとして、前記被覆シートは、前記縦方向に離間して前記横方向に延びる一対の両端シート部を含み、前記両端シート部は、前記縦方向に対向し前記横方向に延びる内外側縁を含む。前記網目構造体は、前記縦方向に対向し横方向に延びる両端縁を含み、前記両端シート部の外側縁は前記シャーシの身体側に接合され、前記両端シート部の内側縁は前記網目構造体の端縁を超えて前記網目構造体の身体側に接合されることを特徴とする。
好ましい他の実施形態のひとつとして、前記両側シート部と前記両端シート部とは、別体のシートである。
網目構造体には複数の通路が形成され、この通路によって排泄物等を捕集することができるので、排泄物等の流動を抑制することができる。したがって、排泄物等が着用者の肌に広範囲で付着するのを抑制することができ、排泄物等による肌トラブルを抑制することができる。また、網目構造体の両側部を被覆シートで押えることとしたので、網目構造体をシャーシに密着させることができる。したがって、網目構造体とシャーシとの間を排泄物が流動するのを抑制することができ、排泄物等による肌トラブルをより一層抑制することが可能となる。
網目構造体は、クロッチ域から後ウエスト域へと亘って形成されることとしたので、特に肌トラブルを引き起こしやすい便を効率的に捕集することができ、より一層肌トラブルを抑制することができる。
被覆シートの身体側に漏れバリアカフを形成している。したがって、排泄物が被覆シートから漏れ出したとしても、漏れバリアカフによっておむつ外に漏れるのを抑制することができる。さらに、漏れバリアカフの基端縁から自由端縁までの横方向の寸法を開口部から露出した網目構造体に積層可能な長さとしているので、網目構造から排泄物が漏れ出てしまうのを抑制することができる。また漏れバリアシートによって横方向への排泄物の漏れを抑制することができ、排泄物を空隙へと収容することができるから、排泄物の漏れをより一層抑制することができる。
網目構造体とシャーシとの間に吸水度が200mm/分〜30mm/分である吸液シートをさらに含むこととしたので、速やかに水分を吸収するとともに、この水分を吸液構造体へと導くことができる。したがって、排泄物が水分を多く含む状態で逆流するのを抑制することができる。さらに、網目構造体によって排泄物の流動が低下させているので、より一層吸液シートでの水分の吸収を速やかにおこなうことが可能である。
網目構造体は、接着によってシャーシまたは吸液シートに固着されるようにしているので、より一層網目構造体がシャーシ側から剥がれて浮き上がってしまうのを抑制することができる。
被覆シートは、縦方向に離間して横方向に延びる一対の両端シート部を含み、この両端シート部によって網目構造体をシャーシ側へと付勢することができるので、より一層網目構造体がシャーシ側から剥がれて浮き上がるのを抑制することができる。
吸収性物品として使い捨ておむつを用い、この発明の一例を説明する。
<第1の実施形態>
図1はおむつ1の平面図であり、説明のためにその一部を破断させている。図示したように、おむつ1は、いわゆるオープン型のものであり、吸液性のシャーシ2と網目構造体3と被覆シート4と漏れバリアカフ5とを含む。図2に示したように、おむつ1はシャーシ2の身体側に吸液シート8を介して網目構造体3を積層し、網目構造体3の身体側に被覆シート4を積層し、被覆シート4の身体側両側部に漏れバリアカフ5を積層している。
図3は、シャーシ2の詳細を示した図であり、その説明のために一部を破断している。シャーシ2は、身体側内面を形成する内面シート6と着衣側外面を形成する外面シート7とを含む。シャーシ2は、前後ウエスト域9,10と前後ウエスト域9,10間に位置するクロッチ域11とを含み、これら前ウエスト域9、クロッチ域11、後ウエスト域10が連なる方向を縦方向Yとし、この縦方向Yに直交する方向を横方向Xとしている。シャーシ2は、縦方向Yに対向して横方向Xに延びる前後端縁12,13と、横方向Xに対向して縦方向Yに延びる両側縁14とを含む。両側縁14は前後ウエスト域9,10に位置する前後側縁15,16と、クロッチ域11に位置するレッグ側縁17とを有している。シャーシ2は、レッグ側縁17において横方向Xの寸法を二等分する縦中心線P−Pに向かって湾曲し、全体として砂時計型を形成している。
シャーシ2は、前後端縁12,13において横方向Xに延びる前後ウエスト弾性部材18,19が取り付けられている。前後ウエスト弾性部材18,19は、内外面シート6,7の間に介在し、横方向Xに伸長状態で図示しない接着剤によって取り付けられている。クロッチ域11には、レッグ側縁17に沿って延びる複数条のレッグ弾性部材20を取り付けている。レッグ弾性部材20は、内外面シート6,7の間に介在し、伸長状態で図示しない接着剤によって取り付けられている。
内外面シート6,7の間には吸液構造体21を介在させている。吸液構造体21は、フラッフパルプと高吸収性ポリマー粒子との混合物等を有する吸液性芯材22と、この芯材22を包むティッシュペーパ等の液拡散シート23とを含む。吸液構造体21と外面シート7との間には、不透液性の漏れバリアシート24を介在させ、吸液構造体21からおむつ1外への尿等の排泄物の漏れを抑制している。
シャーシ2の後側縁16には、テープファスナ25を形成し、このテープファスナ25を前ウエスト域9の外面シート7に離脱可能に係合することによって、おむつ1が立体形状を形成するようにしている。このようにおむつ1が立体形状になったときには、前後端縁12,13によってウエスト開口を形成し、レッグ側縁17によってレッグ開口が形成される。
図4は、網目構造体3を詳細に示したものである。網目構造体3は、横方向Xに対向し縦方向Yに延びる両側縁33と、縦方向Yに対向し横方向Xに延びる両端縁34とを含む。網目構造体3は、クロッチ域11から後ウエスト域10にかけて配置され複数の隔壁26を接合部27で接合することによって網目構造を形成し、これら隔壁26の間では網目構造体3の身体側と着衣側とで開口しその厚さ方向に貫通する複数の通路28が形成される。
網目構造体3は、図2に示したように、吸液シート8を介してシャーシ2に接合されているが、吸液シート8はフラップパルプ等を圧縮してシート状にしたものであり、吸水度が約200mm/分〜30mm/分の範囲にあるものが望ましい。吸水度はJIS P8141のクレム法によって測定した。フラッフパルプにポリマー粒子を混合して使用することもできる。このような吸液シート8は、シャーシ2のクロッチ域11から後ウエスト域10にかけて位置するとともに、内面シート6に接着または溶着により接合されている。
図2に示したように、被覆シート4は透液性の不織布等から形成され、網目構造体3の身体側に積層されている。被覆シート4は、その縦方向Yの長さ寸法を、シャーシ2の縦方向Yの長さ寸法とほぼ等しくなるようにし、横方向Xの長さ寸法を網目構造体3の横方向Xの長さ寸法よりも大きくなるようにしている。被覆シート4には、開口部29が形成されている。
開口部29の横方向Xの両側には縦方向Yに延びる両側シート部30が形成され、縦方向Yの両端には横方向Xに延びる両端シート部31が形成される。言い換えれば、両側シート部30および両端シート部31によって開口部29が形成されるようにしている。この開口部29はクロッチ域11から後ウエスト域10にかけて配置され、開口部29から網目構造体3が露出するように、被覆シート4を網目構造体3に積層している。開口部29から露出する通路28の開口面積は、網目構造体3の表面積に対して約20〜99%であることが望ましい。具体的には、開口部29から露出する通路28の開口面積は、約2500〜16000mmとすることが望ましい。
被覆シート4の両側シート部30は、縦方向Yに延びて被覆シート4の外形を形成する外側縁30aと、開口部29を形成する内側縁30bとを含む。両端シート部31は、横方向Xに延びて被覆シートの外形を形成する外端縁31aと、開口部29を形成する内端縁31bとを含む。
漏れバリアカフ5は不透液性の不織布等から形成され、縦方向Yに延びる一対のシートから形成されている。漏れバリアカフ5は、縦中心線P−Pに対して離間対向し、その縦方向Yの長さ寸法は、シャーシ2の長さ寸法とほぼ等しくなるようにしている。漏れバリアカフ5は基側縁5aをシャーシ2に接合し、自由側縁5bは接合していない。自由側縁5bには、この縁に沿って縦方向Yに延びるカフ弾性部材32を伸長状態で取り付けている。漏れバリアカフ5は、カフ弾性部材32の収縮力によって、基側縁5aを支点としてシャーシ2から自由側縁5bを含む部分が起立するように離間して漏れに対するバリアを形成し、便漏れ等を抑制している。漏れバリアカフ5の基側縁5aから自由側縁5bまでの横方向Xの長さ寸法は、開口部29から露出する網目構造体3に重なることが可能な長さを有している。すなわち、基側縁5aから自由側縁5bまでの横方向Xの長さ寸法は、少なくとも両側シート部30の横方向Xの長さ寸法よりも大きくなるようにしている。
図5は、図1のV−V線端面図である。図示したように、吸液構造体21、吸液シート8、網目構造体3、被覆シート4、漏れバリアカフ5が、身体側に向かって順に積層されている。網目構造体3は、隔壁26が接着または溶着によって吸液シート8に接合され、通路28によって身体側と吸液シート8とが連通するようにしている。
被覆シート4は、両側シート部30の外側縁30aが網目構造体3の幅方向Xの外側に延び、内面シート6に溶着または接着によって接合している。両側シート部30の内側縁30bは、網目構造体3の側縁33を超えての幅方向X内側に延び、隔壁26の身体側に溶着または接着によって接合している。したがって、網目構造体3の側縁33は被覆シート4の両側シート部30によって、着衣側に押し付けられるようにして接合される。
網目構造体3が被覆シート4で押し付けられるので、網目構造体3の両側縁33は被覆シート4によってつぶされて、その厚さ方向の寸法が短くなっている。このように両側縁33の厚さが薄くなることによって、起立するように離間した漏れバリアカフ5の自由側縁5bから網目構造体3の隔壁26との離間距離を大きくすることができる。自由側縁5bから隔壁26までの離間距離が大きくなることによって、網目構造体3で捕集された排泄物が漏れバリアカフ5を超えておむつ1外に漏れるのを抑制することができる。
上記のようなおむつ1を着用する場合には、被覆シート4の開口部29が着用者の肛門に位置するようにして、テープファスナ25を前ウエスト域9の外面シート7に離脱可能に係合させる。したがって、排泄された便を開口部29を介して網目構造体3に導くことができる。便は網目構造体3の通路28に入り込む。通路28は隔壁26によって隔離されているので、その通路28に便を収容することができる。したがって、排泄された便の流動性が低下して、便が広い範囲で肌に付着するのを抑制することができる。さらに、便は通路28を介して吸液シート8に接触する。吸液シート8は高い吸水度を有するので、収容された便中の水分を吸液構造体21側へと速やかに移動させることができる。したがって水分の多い軟便が排泄された場合であっても、その水分を速やかに吸液構造体21で吸収することができ、肌へ軟便が逆流するのを抑制することができる。
網目構造体3は被覆シート4によって吸液シート8へと押さえつけられているので、吸液シート8から剥がれて浮き上がってしまうということがない。したがって、通路28に収容された便は、縦方向Yあるいは横方向Xに移動することがなく、その場で吸液構造体21に吸収される。したがって、広範囲に便が移動して、この便が肌に付着してしまうということがない。
図6は、図1の縦中心線P−Pにおける端面図である。図示したように、被覆シート4は、両端シート部31の外端縁31aが網目構造体3の縦方向Yの外側に延び、内面シート6に溶着または接着によって接合している。両端シート部31の内端縁31bは、網目構造体3の端縁34を超えての縦方向Yの内側に延び、隔壁26の身体側に溶着または接着によって接合している。したがって、網目構造体3の端縁34は被覆シート4の両端シート部31によって、着衣側に押し付けられるようにして接合される。
網目構造体3が被覆シート4で押し付けられるので、網目構造体3の両端縁34は被覆シート4によってつぶされて、その厚さ方向の寸法が短くなっている。このように両端縁34の厚さが薄くなることによって、網目構造体3から吸液シート8、吸液構造体21への段差が小さくなる。段差が大きいとこれによって肌への刺激が大きくなり、肌トラブルを生じる可能性がるが、段差を小さくすることによって肌トラブルを抑制することができる。
網目構造体3は吸液シート8に接着または溶着によって接合されるようにしているが、吸液シート8が取り付けられていない場合には網目構造体3をシャーシ2の内面シート6に直接接合してもよい。また吸液シート8に代えて他の透液性のシートを用いるようにしてもよい。吸液シート8としては、例えば天然繊維あるいは合成繊維を圧縮してシート状にしたもの、このシートにさらに高吸収ポリマー粒子を含むもの、または、その他一般的な繊維不織布を使用することができる。天然繊維としては、例えばセルロース系天然繊維、吸水性を有する粉砕パルプや綿等を再生したセルロース系再生繊維、その他一般的な繊維を使用することができる。合成繊維としては、例えば親水処理が施されたポリオレフィン系繊維、ポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維、その他一般的な繊維を使用することができる。ポリマー粒子としては、例えばデンプン系、セルロース系、合成ポリマー系のものを使用することができる。
<第2の実施形態>
図7は第2の実施形態のおむつ1を示したものである。この第2の実施形態においては、被覆シートのみが第1の実施形態と異なり、他の部材は第1の実施形態と同様である。したがって、同様の部材についての説明を省略する。
図示したように、被覆シート35は、横方向Xに離間して縦方向Yに延びる一対の両側シート部36と、縦方向Yに離間して横方向Xに延びる一対の両端シート部37とを含む。両側シート部36と両端シート部37は、それぞれ別のシートである。
両側シート部36は、網目構造体3の身体側に積層されている。一対の両側シート部36は縦中心線P−Pに対称に位置し、横方向Xの外側に位置して縦方向Yに延びる外側縁36aと、横方向Xの内側に位置して縦方向Yに延びる内側縁36bとを含む。外側縁36aは網目構造体3の側縁33の横方向Xの外側においてシャーシ2の内面シート6に接着または溶着によって接合している。内側縁36bは、側縁33を超えて網目構造体3の身体側に接着または溶着によって接合している。ただし、内側縁36bであって網目構造体3に重なっていない部分においては、外側縁36aと同様に内面シート6に接合している。したがって、網目構造体3の両側縁33は、両側シート部36によって覆われる。
両端シート部37は、両側シート部36の身体側に積層されている。一対の両端シート部37は縦方向Yの外側に位置して横方向Xに延びる外端縁37aと、縦方向Yの内側に位置して横方向Xに延びる内端縁37bと、縦方向Yに延びる両側縁37cとを含む。外端縁37aは網目構造体3の端縁34の縦方向Yの外側においてシャーシ2の内面シート6に接着または溶着によって接合している。内端縁37bは、端縁34を超えて網目構造体3の身体側に接着または溶着によって接合している。したがって、網目構造体3の両端縁34は、両端シート部37によって覆われる。両側縁37cは両側シート部36の身体側に接着または溶着によって接合している。
網目構造体3の両側縁33および両端縁34が、両側シート部36および両端シート部37によってそれぞれ覆われ、これらシート部36,37がその外側縁36a,外端縁37aを内面シート6に、その内側縁36b,内端縁37bを網目構造体3の身体側に接合されることによって、網目構造体3はシャーシ2側に付勢され、内面シート6から剥がれて浮き上がることがない。したがって特に軟便等の排泄物を網目構造体3の通路28で保持することができ、軟便が広がって肌トラブルを引き起こすのを抑制することができる。さらに、網目構造体3と吸液構造体21との段差を小さくすることができるので、漏れバリアカフ5の起立を妨げることがなく、肌への刺激を少なくすることができる。
第1の実施形態のおむつの平面図。 おむつの分解組み立て図。 シャーシの説明図。 網目構造体の説明図。 図1のV−V線端面図。 図1の縦中心線における端面図。 第2の実施形態のおむつの平面図。
符号の説明
1 おむつ
2 シャーシ
3 網目構造体
4 被覆シート
5 漏れバリアカフ
8 吸液シート
9 前ウエスト域
10 後ウエスト域
11 クロッチ域
12 前端縁
13 後端縁
14 両側縁
21 吸液構造体
30 両側シート部
30a 外側縁
30b 内側縁
31 両端シート部
31a 外端縁
31b 内端縁
33 両側縁
34 両端縁
35 被覆シート
36 両側シート部
36a 外側縁
36b 内側縁
37 両端シート部
37a 外端縁
37b 内端縁

Claims (4)

  1. 縦方向および横方向と、身体側および着衣側と、前記縦方向に連なる前ウエスト域、後ウエスト域および前記前後ウエスト域間に位置するクロッチ域と、少なくとも前記クロッチ域に配置される吸液構造体とを有するシャーシと、前記吸液構造体の前記身体側に形成され厚さ方向に貫通する複数の通路を有する網目構造体とを含む吸収性物品において、
    前記網目構造体の一部を覆う被覆シートを含み、
    前記被覆シートは、前記横方向に互いに離間して開口部を形成して前記縦方向延びる一対の両側シート部を含み、前記両側シート部は、前記横方向に対向し前記縦方向延びる内外側縁を有し、
    前記網目構造体は、前記横方向に対向し前記縦方向へ延びる両側端と、前記縦方向に対向し前記横方向へ延びる両端縁とを有し、前記クロッチ域から前記後ウエスト域へと亘って配置され、複数の隔壁により、前記網目構造体の前記身体側と前記着衣側とで開口し、前記網目構造体の厚さ方向に貫通する複数の通路が形成され、
    前記両側シート部の前記外側縁は前記シャーシの前記身体側に接合され、前記両側シート部の前記内側縁は前記網目構造体の前記側縁を超えて前記網目構造体の前記身体側に接合され、
    前記被覆シートの前記身体側に形成され前記横方向に離間して前記縦方向へ延びる一対の漏れバリアカフをさらに含み、
    前記漏れバリアカフは、前記横方向に対向し前記縦方向へ延びる基側縁および自由側縁と、前記自由側縁に前記縦方向に伸長状態で取り付けたカフ弾性部材とを含み、前記基側縁を前記シャーシに接合するとともに、前記自由側縁を含む部分が前記カフ弾性部材の収縮によって前記シャーシから離間し、
    前記基側縁から自由側縁までの前記横方向の寸法は、前記開口部から露出する網目構造体に重なることが可能な長さに設定されることを特徴とする前記吸収性物品。
  2. 前記網目構造体と前記シャーシとの間には吸液シートをさらに含み、前記吸液シートは吸水度が200mm/分〜30mm/分である請求項記載の吸収性物品。
  3. 前記被覆シートは、前記縦方向に離間して前記横方向へ延びる一対の両端シート部をさらに有し、前記両端シート部は、前記縦方向に対向し前記横方向延びる内外端縁を有し、
    前記両端シート部の外端縁は前記シャーシの前記身体側に接合され、前記両端シート部の内端縁は前記網目構造体の端縁よりも前記縦方向の内側において前記網目構造体の前記身体側に接合される請求項1または2に記載の吸収性物品。
  4. 前記両側シート部と前記両端シート部とは、別体のシートである請求項3に記載の吸収性物品。
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