JP2000333990A - 吸収性物品 - Google Patents

吸収性物品

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泰之 奥田
Hidekazu Ito
英和 伊藤
Hisanori Watanabe
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軟便等の粘度の高い排泄物に対する漏れ防止
性の高い吸収性物品を提供すること。 【解決手段】 液透過性の表面シート2、液不透過性の
防漏シート3、及び液保持性の吸収体4を備え、実質的
に縦長である吸収性本体10と、吸収性本体10の長手
方向左右両側に、それぞれシート材61を配して形成さ
れた一対の立体ガード6とを具備し、防漏シート3は、
吸収体4の側縁4aとの間に排泄物捕捉用の空洞部9を
形成するように、配されており、シート材61は、おむ
つの長手方向に間欠的に吸収性本体10に固着されて、
複数の固着部65を形成しており、各基端60間に空洞
部9に排泄物を導入するための開口部90が形成されて
いる吸収性物品1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、漏れ防止性に優れ
た、使い捨ておむつ等の吸収性物品に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】使い捨
ておむつ等の吸収性物品においては、漏れを効果的に防
止することが重要な課題である。特に、排泄物が軟便等
の粘度の高いものである場合に漏れを効果的に防止する
のは困難であった。軟便等に対する漏れ防止性を向上さ
せるために、特許第2572744号公報には、レッグ
部に弾性部材が配されてレッグギャザーが形成されてな
る使い捨ておむつにおける吸収体の周縁に立体ガードを
形成し、係る立体ガードのうち吸収体の左右両側に位置
する部位の長手方向中央部分で且つ幅方向中間を固定し
て、前後に排泄物捕捉用のポケットを形成してなる使い
捨ておむつが提案されている。しかし、このような提案
に係る使い捨ておむつにおいても、未だ漏れを防止する
のに十分でなく、更に漏れ防止性に優れた吸収性物品が
要望されている。
【0003】従って、本発明の目的は、軟便等の粘度の
高い排泄物に対する漏れ防止性の高い吸収性物品を提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、液透過性の表
面シート、液不透過性の防漏シート、及び液保持性の吸
収体を備え、実質的に縦長である吸収性本体と、該吸収
性本体の長手方向左右両側に、それぞれシート材を配し
て形成された一対の立体ガードとを具備する吸収性物品
において、前記防漏シートは、前記吸収体の側縁との間
に排泄物捕捉用の空洞部を形成するように、配されてお
り、前記シート材は、吸収性物品の長手方向に間欠的に
前記吸収性本体に固着されて、複数の固着部を形成して
おり、各前記固着部間に前記空洞部に排泄物を導入する
ための開口部が形成されている吸収性物品を提供するこ
とにより、前記目的を達成したものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の吸収性物品の好ま
しい1実施形態について説明する。本実施形態の吸収性
物品としての使い捨ておむつ1は、図1〜3に示すよう
に、液透過性の表面シート2、液不透過性の防漏シート
3、及び液保持性の吸収体4を備え、実質的に縦長であ
る吸収性本体10と、吸収性本体10の長手方向左右両
側に、それぞれシート材61を配して形成された一対の
立体ガード6とを具備する。
【0006】本実施形態の使い捨ておむつ1は、吸収体
4を表面シート2と防漏シート3とにより狭持固定して
なる。また、着用時に着用者の腹側に位置する腹側部A
及び背側に位置する背側部Bにおけるウエスト開口部8
には、それぞれウエスト部弾性部材81が配されてそれ
ぞれウエストギャザーが形成されている。そして、背側
部Bの左右両側縁部B1,B2には、それぞれ使い捨て
おむつ止着用のファスニングテープ11が設けられてい
る。また、立体ガード6は、それぞれ、細帯状のシート
材61を腹側のウエスト開口縁から背側のウエスト開口
縁にかけて配して形成されている。そして、シート材6
1は、その長手方向端縁が、ウエスト開口部8側で表面
シート2に固着されている。また、自由縁端63には、
立体ガード弾性部材64が配されている。
【0007】而して、本実施形態の使い捨ておむつ1に
おいて、防漏シート3は、吸収体4の側縁4aとの間に
排泄物捕捉用の空洞部9を形成するように、配されてお
り、シート材61は、おむつの長手方向に間欠的に吸収
性本体10に固着されて、複数の固着部65を形成して
おり、各基端60間に空洞部9に排泄物を導入するため
の開口部90が形成されている。
【0008】以下、更に詳述する。先ず、股下部C(着
用時に着用者の股下に位置し、両側に着用者の脚回りに
当接するレッグ部7が形成される部位)について説明す
ると、表面シート2は、複数個の襞21を形成するよう
に複数回折り込まれており、シート材61は、各襞21
に固着されている。襞21は、各襞21が使い捨ておむ
つの長手方向に並ぶように形成されて、全体で蛇腹状に
なされている。また、襞21は、おむつの股下部を形成
する長手方向中央部分に形成されている。また、各襞2
1は、それぞれ腹側部内側に向けて傾斜されている。な
お、この傾斜は、腹側部の外側に向けられていても良
い。そして、開口部90は、表面シート2とシート材6
1とが固着された部位、即ち、固着部65間において、
装着時にシート材61がたるむように、シート材61を
襞21が形成された表面シート2に固着して配すること
により、形成されている
【0009】そして、固着部65は、シート材61を、
襞21の頂部21a、本実施形態においては頂点近傍で
表を向いている部分に固着して形成されている。襞21
の長さLは、0.2〜5cmとするのが好ましく、間隔
Tは、0.2〜10cmとするのが好ましい。また、各
固着部65間の間隔は、形成される開口部90の大きさ
が軟便等の排泄物を通過させるのに十分な大きさ、具体
的には0.04〜40cm2 となるようにするのが好ま
しく、本実施形態のように上述の長さの襞21に接着さ
れて形成された各固着部65の間隔は、0.2〜10c
mとするのが好ましい。また、固着部65は、シート材
61を点接着することにより形成されている。
【0010】また、吸収体4は、股下部Cに位置する部
分が凹欠されており、吸収体4の凹欠された部分の外方
に、防漏シート3で囲まれた空洞部9が形成されてい
る。即ち、空洞部9は、股下部Cにのみ形成されてい
る。また、防漏シート3は、股下部Cにおいては、吸収
体4の側縁上方に掛かる程度に配されている。空洞部9
の大きさは、軟便等の排泄物を収容するに十分な大きさ
であれば特に制限されないが、具体的には、1〜200
0cm3 とするのが好ましい。
【0011】次に、腹側部A及び背側部Bについて説明
すると、表面シート2は、フラットな形状で配されてお
り、また、防漏シートは、吸収体4の側面及び側部上方
を覆って配されている。また、本実施形態の使い捨てお
むつ1は、全体の平面形状は、長方形状である。具体的
には、吸収体4は、中央部分の左右両側部が幅狭の溢れ
た砂時計状とされており、防漏シート3は、吸収体4の
裏面及び側面を覆って、防漏シート3の左右両側縁3a
が上述のように吸収体4の側部の表面側に位置するよう
に配されている。また、表面シート2の左右両側縁2a
及びシート材61における自由縁端に対向する側の側縁
端61aは、それぞれ、防漏シート3の内方に位置され
ている。即ち、表面シート2の左右両側縁及びシート材
61の側縁端は、それぞれ吸収体4の上方側に位置し、
防漏シート3は、その側縁aが該左右両側縁2a及び側
縁端61aを覆うように配されている。
【0012】次に、本実施形態の使い捨ておむつを構成
する各部材の形成材料について説明する。前記表面シー
ト2、前記吸収体4、前記ウエスト部弾性部材81及び
前記ファスニングテープ11の形成材料としては、通
常、使い捨ておむつに用いられるものを特に制限なく用
いることができる。
【0013】前記シート材61は、通気性のシートであ
るのが好ましく、その透気度は500sec/100c
c以下が好ましく、100sec/100cc以下であ
るのがより好ましく、20sec/100cc以下であ
るのが更に好ましい。透気度を500sec/100c
c以下とすることにより、通気効果が良好で、着用時に
おむつ内部が蒸れることがなく、カブレ等の装着者の肌
へ悪影響を及ぼすことが少なくなる。また、前記シート
材61の耐水圧(撥水度)は3.0g/cm2 以上が好
ましく、5.0g/cm2 以上が更に好ましい。耐水圧
を3.0g/cm2 以上とすることにより、排泄物の滲
み出しが少なく、漏れ防止効果が高くなる。このような
条件を満足するシート材61の形成材料としては、スパ
ンボンド、サーマルボンド、スパンボンド−メルトブロ
ーン不織布(SM)、スパンボンド−メルトブローン−
スパンボンド不織布(SMS)、スパンボンド−メルト
ブローン−メルトブローン−スパンボンド不織布(SM
MS)、ヒートロール、エアースルー、メルトブロー
ン、スパンレース不織布等が挙げられる。
【0014】また、前記シート材61は伸縮性を有して
いてもよく、その場合の形成材料としては、液透過性又
は液不透過性の弾性シート、弾性ネット、複合化された
弾性パネル材等が挙げられるが、装着感の観点から、各
種不織布(弾性及び非弾性のものを含む)、又は各種不
織布(弾性及び非弾性のものを含む)を弾性を有する材
(熱可塑性エラストマーフィルム及びネット)と複合化
した弾性パネル材を用いるのが好ましい。また、前記シ
ート材61に伸縮性の材を用いた場合、伸縮の方向につ
いては特に制限はないが、おむつの長手方向に対して垂
直方向に伸縮性を有するもの、平行方向に伸縮性を有す
るもの、また、両方向に伸縮性を有するものが好まし
い。
【0015】なお、透気度及び耐水圧は、下記のように
して測定される。 〔透気度〕JIS−P8117に準じて測定した。即
ち、シートを70×70mmの大きさに裁断し、透気度
測定器(王研式透気度測定器)を用いて100mlの空
気が透過するのに要する時間を測定した。 〔耐水圧〕JIS−L1092に準じて測定した。
【0016】また、前記防漏シート3は、通常、使い捨
ておむつに用いられるものを特に制限なく用いることが
できるが、不織布と液不透過性フィルムシートとの積層
材料やラミネート加工されたもの、接着剤(ホットメル
ト接着剤等)で貼り合わせられたもの等の液不透過性に
優れ且つ着用者の肌に触れても着用者が不快に感じない
材料であることが好ましい。また、前記防漏シート3
は、伸縮性を有していても良い。即ち、防漏シート3を
構成する不織布と液不透過性フィルムシートとがさらに
伸縮性を有していてもよく、そのような条件を満足する
液不透過性フィルムシート及び不織布の形成材料として
は、従来使用されている炭酸カルシウム等の無機物質を
含有したポリオレフィン系(ポリエチレン、ポリプロピ
レン等)やポリエステル系等の高分子樹脂シートに熱処
理、エンボス処理、開口処理又はスリット処理等の2次
加工を施して得られるシート;ポリオレフィン系(ポリ
エチレン、メタロセン系ポリエチレンなど)、ポリウレ
タン系、ポリエステル系、ポリエーテル系、ポリスチレ
ン系、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体(SB
S)、スチレン−イソプレン−スチレン共重合体(SI
S)、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン共重合
体(SEBS)、スチレン−エチレン−プロピレン−ス
チレン共重合体(SEPS)等の熱可塑性エラストマー
シート、熱可塑性エラストマー及び弾性材を用いたスパ
ンボンド、サーマルボンド、SM、SMS、SMMS、
ヒートロール、エアースルー、メルトブローン、スパン
レース不織布等が挙げられる。また、不織布の形成材料
としては、シート材61に用いられる不織布として例示
したものを用いることができる。また、これらの形成材
料の中でも、透湿度が0.5g/〔100cm2 ・h
r〕以上のものが好ましく、さらに、耐水圧が5.0g
/cm2 以上のものが好ましく、50g/cm2 以上の
ものがより好ましい。なお、透湿度は、JIS−Z02
08に準じて測定した。
【0017】なお、本発明の使い捨ておむつにおいて
は、図5に示すように、防漏シート3の表面に吸収体4
の左右両側縁よりも吸収性物品の幅方向外方に両側部が
延出されるようにサイドフラップ形成材51が配されて
いる形態としても良い。サイドフラップ形成材51とし
ては、通気性のある不織布が好ましく、更には伸縮性を
有するものが好ましい。このようなサイドフラップ形成
材としては、上述したシート材61の形成材料として用
いられる前記不織布として例示したもの等が用いられ
る。そして、吸収体4の側縁から幅方向外方に一対のサ
イドフラップ部5が形成された形態とした場合、サイド
フラップ部5、サイドフラップ形成材51、シート材6
1及び防漏シート3の少なくとも何れかが伸縮性を有す
るように形成することもできる。
【0018】前記立体ガード弾性部材64は、従来公知
の弾性部材を制限なく用いることができる。
【0019】本実施形態の使い捨ておむつは、通常の展
開型の使い捨ておむつと同様に使用することができる。
そして、本実施形態の使い捨ておむつにおいては、排泄
物が、開口部90を通じて空洞部9に収容されるため、
軟便等の粘性の排泄物に対しても漏れ防止性が向上され
る。
【0020】本実施形態の使い捨ておむつは、常法に従
い、吸収体及びウエスト部弾性部材を、立体ガード弾性
部材が配されたシート材を所定位置に固着しつつ、防漏
シート及び表面シートで挟持固定する等して得られる。
【0021】次に、図4を参照して本発明の第2の実施
形態について説明する。なお、以下の説明においては、
第1の実施形態と異なる点について特に詳述する。特に
詳述しない点については、第1の実施形態においてした
説明が適宜適用される。図4に示す第2の実施形態にお
いて、立体ガード6は、その基端60が吸収体4の側部
上方側に位置し、基端60に連なる下方部6aで吸収性
物品の外方に向けられていると共に、基端60と自由縁
端63との間で吸収性物品の内方に向けて折り返されて
おり、立体ガード弾性部材64は、立体ガード6の自由
縁端63及び折り返されて形成された折曲部66に配さ
れており、防漏シート3は、吸収体4の側面及び側部表
面側を覆うように配されている。
【0022】更に詳述すると、立体ガード6は、立体ガ
ード形成用のシート材61を、吸収体4と防漏シート3
との間に吸収体4の裏面側全面を覆うように配して、形
成されている。シート材61は、吸収体4の側部上方で
表面シート2に固定されており、この固着された部分の
縁端により、基端60が形成されている。シート材61
は、その長手方向端縁61aが、それぞれウエスト開口
部8側で表面シート2及び後述するサイドフラップ形成
材5に固着されている。立体ガード6は、本実施形態に
おいては、基端60で外方に向けて折り曲げられている
が、下方部であればどこで折り曲げても良い。ここで、
「下方部」とは、基端60を含む基端近傍の部分を意味
し、具体的には、基端60から自由縁端63側に0〜5
cm距離を開けた部位を意味する。そして、折曲部66
において折り返されて、全体として、自然状態において
はくの字状になされている。また、防漏シート3は、吸
収体4の周面を覆って配されたシート材61の表面を覆
って配されており、裏面側から側部表面にかけて覆うよ
うに配されている。また防漏シート3の側縁3aは、基
端60とほぼ同位置に位置するように配されている。
【0023】外方に折り曲げられた部位(本実施形態に
おいては基端60)から折曲部66までの長さは、0.
5〜5mmとするのが好ましく、折曲部66から自由縁
端63までの長さは0.5〜5mmとするのが好まし
い。
【0024】尚、上述の実施形態の説明においては、レ
ッグ部にギャザーが形成されていないものを例示して説
明したが、本発明はこれに制限されず、レッグギャザー
を有する形態としても良い。表面シート2には、襞を設
けずに、フラットな状態のものを用い、各固着させた部
位の間において、シート材61をたるませる等して、開
口部90を形成してもよい。空洞部9は、股部以外の部
位にも設けても良い。吸収体4は長方形状としてもよ
い。また、表面シート2にエンボス加工を施して、溝を
形成しておき、開口部90を形成してもよい。立体ガー
ド弾性部材64は、自由縁端63に1本、また、自由縁
端63から基端60までの間に4本配されている。各立
体ガード弾性部材64は、自由縁端63において折り返
されたシート材61により、接着剤を介して狭持固定さ
れている。また、各立体ガード弾性部材64は、それぞ
れ、自由縁端63に平行に且つおむつの長手方向に沿っ
て配されている。また、上述の実施形態においては、展
開型の使い捨ておむつを例示して説明したが、本発明
は、これに制限されず、パンツ型の使い捨ておむつや、
更には失禁パットや生理用ナプキン等に適用できる。ま
た、立体ガードの中間部の一部が吸収体の側部上方又は
サイドフラップ部に接合されていても良い。背側部及び
腹側部の両側若しくは何れか一方にウエスト部からの漏
れを防ぐために、立体ガード弾性部材を備えた立体ガー
ドが形成されていても良い。この場合には、立体ガード
周辺に本発明における空洞部及び開口部が形成されるよ
うに構成しても良い。このように構成することにより、
ウエスト部からの軟便の漏れをより効果的に防止するこ
とができる。立体ガードまたは立体ガードに配された弾
性部材が湾曲して立体ガードまたは立体ガードに配され
た弾性部材の端部がテープファスナーの支持部分に隣接
していても良い。この場合には、テープファスナーと立
体ガード弾性部材とが連動するため、フィット性がより
向上する。立体ガードの基端部から自由縁端の間の一部
に液不透過性フィルムがラミネートされていても良い。
この場合には、立体ガードからの排泄物の滲み出しをよ
り効果的に防止でき、漏れ防止効果がより向上される。
立体ガード自体が伸縮性であっても良い。吸収体を構成
する材に撥水性の台紙、不織布及び液不透過性フィルム
を用いても良く、これらの材で吸収部の下部及び側部を
覆っても良い。この場合、装着者の体圧で一度吸収した
排泄物が吸収体から滲み出すことを防止するのに有効で
ある。
【0025】
【発明の効果】本発明の吸収性物品は、軟便等の粘性の
高い排泄物に対しても漏れ防止性の高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施形態としての使い
捨ておむつの自由状態における表面シート側を示す斜視
図である。
【図2】図2は、弾性部材を伸張状態とした状態におけ
る図1のX−X断面図である。
【図3】図3は、弾性部材を伸張状態とした状態におけ
る図1のY−Y断面図である。
【図4】図4は、本発明の第2の実施形態としての使い
捨ておむつを示す幅方向断面図(図3相当図)である。
【図5】図5は、本発明の更に他の実施形態としての使
い捨ておむつを示す幅方向断面図(図3相当図)であ
る。
【符号の説明】
1 使い捨ておむつ 10 吸収性本体 11 ファスニングテープ 2 表面シート 3 防漏シート 4 吸収体 5 サイドフラップ部 51 サイドフラップ形成材 6 立体ガード 60 基端 61 シート材 63 自由縁端 64 立体ガード弾性部材 8 ウエスト開口部 81 ウエスト弾性部材 A 腹側部 B 背側部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61F 5/44 A61F 13/18 310Z 5/452 320 13/514 333 13/539 (72)発明者 渡辺 久記 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 小山 貴夫 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 Fターム(参考) 3B029 BB07 BC02 BC06 BC07 BD12 BD13 BD14 4C003 CA01 DA08 HA05 4C098 AA09 CC02 CC05 CC10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液透過性の表面シート、液不透過性の防
    漏シート、及び液保持性の吸収体を備え、実質的に縦長
    である吸収性本体と、該吸収性本体の長手方向左右両側
    に、それぞれシート材を配して形成された一対の立体ガ
    ードとを具備する吸収性物品において、 前記防漏シートは、前記吸収体の側縁との間に排泄物捕
    捉用の空洞部を形成するように、配されており、 前記シート材は、吸収性物品の長手方向に間欠的に前記
    吸収性本体に固着されて、複数の固着部を形成してお
    り、 各前記固着部間に前記空洞部に排泄物を導入するための
    開口部が形成されている吸収性物品。
  2. 【請求項2】 前記表面シートは、複数個の襞を形成す
    るように複数回折り込まれており、前記固着部は、前記
    シート材を、各襞に固着して形成されている請求項1記
    載の吸収性物品。
  3. 【請求項3】 前記開口部は、各前記固着部間におい
    て、装着時に前記シート材がたるむように、前記シート
    材を吸収性本体に固着させて形成されている請求項1記
    載の吸収性物品。
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