JP2010273875A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸収性物品の吸収性本体部と着用者との間に大きな空間を形成する。
【解決手段】吸収性物品1は、略シート状の吸収性本体部2、吸収性本体部2の下に配置される下シート部301、および、下シート部301から連続するとともに吸収性本体部2の両側部上に配置される上シート部302を備える。吸収性物品1が着用者に装着される際には、吸収性物品1の長手方向の中間部において一対の下シート部301が広げられることにより、一対の起立部(すなわち、下シート部301および上シート部302)が高く起立し、吸収性本体部2と着用者との間に大きな空間200が形成される。その結果、吸収コア22の広い範囲を利用して排泄物の水分を効率良く吸収することができ、排泄物が吸収性物品1の外部へと漏れてしまうことを防止することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、着用者からの排泄物を受ける吸収性物品に関する。
使い捨ておむつでは、少量の排尿時であってもおむつ全体を交換する必要があるため、使用者にとって経済的な負担が大きくなってしまう。そこで、従来より、使い捨ておむつの内側において安価な補助吸収具(いわゆる、尿取りパッド等)により着用者の排泄部を覆い、排泄後に補助吸収具のみを交換することが行われている。
例えば、特許文献1の使い捨ておむつでは、おむつ本体の股下領域に補助パッドの中央部が接合されており、補助パッドの両側部に設けられた弾性部材が収縮することにより、補助パッドの横断面が逆Ω状に変形して排泄物を受ける空間が形成される。
一方、特許文献2および特許文献3では、着用者の男性器を覆って尿を吸収する使い捨て男性用おむつが開示されている。当該使い捨て男性用おむつでは、おむつ本体のバックシートの両側部に2枚のシート材が接合されており、バックシートに重なる当該シート材をトップシート側に反転させることによりトップシートとシート材との間に空間が形成される。そして、2枚のシート材の間から当該空間に男性器を挿入することにより、使い捨て男性用おむつが着用者に装着される。
特許第3012423号公報 特開2007−167210号公報 特許第3818923号公報
ところで、特許文献1のような使い捨ておむつでは、補助パッドの幅はおむつ本体の幅以下となるため、補助パッドにより形成される空間をあまり大きくすることができない。このため、比較的多量の尿等が排泄された場合、尿の全量を当該空間に収容することができず、尿が補助パッドから外部へと漏れてしまうおそれがある。また、特許文献2および特許文献3のような使い捨て男性用おむつの構造は、男女共用の吸収性物品に応用することは困難である。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、吸収性物品の吸収性本体部と着用者との間に大きな空間を形成することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、着用者からの排泄物を受ける吸収性物品であって、上面から排泄物の水分を吸収する略シート状の吸収性本体部と、前記吸収性本体部の下に配置される下シート部と、前記下シート部から連続するとともに前記吸収性本体部の両側部上に配置される上シート部と、前記上シート部の自由端に沿って設けられて前記自由端を収縮させる弾性部材とを備え、前記下シート部が、前記吸収性本体部の一対の側方エッジから前記吸収性本体部の長手方向に伸びる中心線に向かって前記吸収性本体部の下に広がる第1シート部と、前記第1シート部の内側エッジから前記中心線から離れる方向に向かって前記第1シート部の下に広がる第2シート部とを備え、前記上シート部が、前記第2シート部の外側エッジから前記中心線に向かって前記吸収性本体部の上に広がる第3シート部を備え、前記上シート部が、前記長手方向における前記吸収性本体部の両端部において前記吸収性本体部の前記上面に接合され、前記下シート部が広げられることにより、前記上シート部の前記長手方向における中央部が、前記吸収性本体部から上方へと離れる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の吸収性物品であって、前記上シート部が、前記第3シート部の内側エッジから前記中心線から離れる方向に向かって前記第3シート部の上に広がる第4シート部をさらに備える。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の吸収性物品であって、前記第4シート部の内側エッジの沿って設けられ、前記内側エッジを収縮させる他の弾性部材をさらに備える。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の吸収性物品であって、前記吸収性本体部が、吸収コアと、前記吸収コアの上に配置されたトップシートと、前記吸収コアの下に配置されたバックシートとを備え、前記吸収コアの側方にて、前記トップシートおよび前記バックシートの両側部が重ね合わされて接合され、さらに、一対のサイドシートに接合されることにより、前記下シート部および前記上シート部が形成されている。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の吸収性物品であって、前記下シート部および前記上シート部が、前記吸収性本体部の両側部に接合された一対のサイドシートにて形成されている。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の吸収性物品であって、前記下シート部が前記吸収性本体部の下面に重なる状態において、前記第1シート部の前記内側エッジが前記中心線に近接または重なる。
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の吸収性物品であって、前記下シート部が、前記長手方向における前記吸収性本体部の前記両端部において、前記吸収性本体の下面に接合される。
請求項8に記載の発明は、請求項1ないし7のいずれかに記載の吸収性物品であって、前記吸収性本体部が、高吸収性ポリマーまたは高吸収性ファイバーを含む。
請求項9に記載の発明は、請求項1ないし8のいずれかに記載の吸収性物品であって、着用者が着用する外装物品の内側に取り付けられる補助吸収具である。
本発明では、吸収性物品の吸収性本体部と着用者との間に大きな空間を形成することができる。また、請求項2および3の発明では、上シート部を着用者に密着させることができ、さらに、請求項3の発明では、上シート部の形状維持が容易とされる。請求項7の発明では、起立する部位の剛性を向上することができる。
第1の実施の形態に係る吸収性物品の平面図である。 吸収性物品の前方部における断面図である。 吸収性物品の中間部における断面図である。 吸収性物品の中間部における断面図である。 吸収性物品の中心線上における断面図である。 第2の実施の形態に係る吸収性物品の中間部における断面図である。 吸収性物品の中間部における断面図である。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る吸収性物品1の平面図である。吸収性物品1は、着用者が着用する外装物品である使い捨ておむつ等の内側に取り付けられ、着用者からの排泄物を受ける男女共用の補助吸収具である。図1では、着用者に接する面(すなわち、着用者側の面)を図中の手前側にして吸収性物品1を描いている。
図1に示すように、吸収性物品1は、平面視において略矩形状である略シート状の吸収性本体部2、および、吸収性本体部2の幅方向の両側(すなわち、図1中の左右方向の両側)において幅方向に垂直な長手方向のおよそ全長に亘って設けられる一対のサイドシート3を備える。吸収性物品1では、一対のサイドシート3が、吸収性本体部2の長手方向に伸びる中心線81に対しておよそ線対称に設けられている。また、吸収性本体部2の上面204から排泄物の水分が吸収される。
吸収性本体部2の長手方向の両側の部位201,203はそれぞれ、着用者の腹側および背側の肌に接する部位であり、以下の説明では、「前方部201」および「後方部203」と呼ぶ。また、前方部201と後方部203との間において前方部201および後方部203から連続するとともに着用者の股間部に対向する部位202を「中間部202」と呼ぶ。
図2および図3はそれぞれ、吸収性物品1を、図1中に示す前方部201のA−Aの位置、および、中間部202のB−Bの位置にて、吸収性物品1の長手方向に垂直な面で切断した断面図である。吸収性物品1では、後方部203の断面も図2に示す前方部201の断面と同様とされる。図2および図3では、着用者側の面を図中の上側にして吸収性物品1を描いている。以下の説明では、吸収性物品1の着用者側を「上側」といい、着用者側とは反対側を「下側」という。
図2および図3に示すように、吸収性本体部2は、吸収体である吸収コア22、吸収コア22の上に配置されて吸収コア22の上面を覆う透液性のトップシート21、吸収コア22の下に配置されて吸収コア22の下面を覆う撥水性または不透液性のバックシート23、および、トップシート21と吸収コア22との間に配置される透液性の中間シート24を備える。トップシート21およびバックシート23は、ホットメルト接着剤等により吸収コア22の周囲にて互いに接合される。図1では、吸収コア22の輪郭を太破線にて描いている。
トップシート21は、親水性繊維(例えば、セルロースやレーヨン、コットン)により形成された透液性の不織布であり、着用者からの排泄物の水分を吸収コア22へと移動させる。トップシート21としては、例えば、ポイントボンド不織布やエアスルー不織布、スパンレース不織布が利用される。また、トップシート21として、表面を界面活性剤により親水処理した疎水性繊維(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド、ナイロン)にて形成された透液性の不織布が利用されてもよく、開孔を有するプラスチックフィルムが利用されてもよい。中間シート24としては、例えば、透液性の不織布やティッシュペーパーが利用され、中間シート24によりトップシート21を透過した水分が拡散される。
吸収コア22は、粒状の高吸収性ポリマー(SAP(Super Absorbent Polymer))がバックシート23上にホットメルト接着剤等により接合されることにより形成された吸収層であり、トップシート21および中間シート24を透過した水分を吸収して速やかに固定する。吸収コア22は、高吸収性ファイバー(SAF(Super Absorbent Fiber))がバックシート23上にホットメルト接着剤等により接合されることにより形成されてもよい。なお、吸収コア22は、例えば、親水性繊維(粉砕されたパルプ繊維やセルロース繊維等)に上述の高吸収性ポリマーや高吸収性ファイバーを混合したものを、ティッシュペーパーや透液性不織布等の被覆シートにより包み込んで形成されてもよい。
バックシート23は、疎水性繊維(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド、ナイロン)により形成された撥水性または不透液性の不織布であり、トップシート21を透過した水分が吸収性本体部2の外部へとしみ出すことを防止する。バックシート23としては、例えば、スパンボンド不織布やメルトブロー不織布、SMS(スパンボンド・メルトブロー・スパンボンド)不織布が利用される。また、バックシート23として、撥水性または不透液性のプラスチックフィルムが利用されてもよく、当該プラスチックフィルムの外側に上述の不織布が積層された積層シートが利用されてもよい。なお、バックシート23にプラスチックフィルムが利用される場合、当該プラスチックフィルムは透湿性(通気性)を有するものが好ましい。これにより、吸収性物品1のムレを防止して着用者の快適性を向上することができる。
図2および図3に示すように、吸収コア22の側方では、重ね合わされて互いに接合されたトップシート21およびバックシート23の両側部が、吸収コア22の側方エッジ221から幅方向の外側に離間した位置にてバックシート23の下(すなわち、吸収コア22の下方)へと折り返され、さらに、吸収コア22の側方エッジ221よりも幅方向の内側にて下側かつ外側へと折り返される。以下の説明では、トップシート21およびバックシート23の側部のうち、吸収コア22よりも下側にて2層になっている部位を上側からそれぞれ、「第1本体シート部251」および「第2本体シート部252」といい、第1本体シート部251と第2本体シート部252とをまとめて「本体シート部25」という。また、第1本体シート部251が下側へ折り返される部位(すなわち、第1本体シート部251の幅方向の外側のエッジ)を、吸収性本体部2の「側方エッジ26」という。
サイドシート3は、吸収性本体部2の下側において第2本体シート部252の下面にホットメルト接着剤等により接合され、第2本体シート部252から吸収性本体部2の中心線81に向かって(すなわち、幅方向の内側に向かって)広がり、中心線81近傍にて下側へ折り返されて中心線81から離れる方向に向かって(すなわち、幅方向の外側に向かって)広がる。そして、吸収性本体部2の側方エッジ26にて上側へ折り返されて吸収性本体部2の上方にて内側に向かって広がり、側方エッジ26と中心線81との間にて上側へ折り返されて外側に向かって広がる。本実施の形態では、第2本体シート部252の下面に連続的に塗布されたホットメルト接着剤51により、サイドシート3が第2本体シート部252に接着される。図2および図3では、図の理解を容易にするために、ホットメルト接着剤51を平行斜線を付す矩形にて描いている。また、他の部位の接合に利用されるホットメルト接着剤は、図示を適宜省略している。
以下の説明では、サイドシート3のうち第2本体シート部252に接合されて内側へと広がる接続シート部31、および、当該接続シート部31に接合される本体シート部25を合わせて「第1シート部41」という。換言すれば、吸収性本体部2の一対の側方エッジ26から内側に向かって吸収性本体部2の下に広がる一対の部位をそれぞれ第1シート部41という。また、サイドシート3のうち、第1シート部41の内側エッジ411から外側に向かって第1シート部41の下に広がる部位を「第2シート部32」といい、第1シート部41および第2シート部32のように吸収性本体部2の下に配置されるシート部を合わせて「下シート部301」という。
さらに、サイドシート3のうち、第2シート部32の外側エッジ321から内側に向かって吸収性本体部2の上に広がる部位を「第3シート部33」といい、第3シート部33の内側エッジ331から外側に向かって第3シート部33の上に広がる部位を「第4シート部34」という。また、第3シート部33および第4シート部34のように吸収性本体部2の両側部上に配置されるシート部を合わせて「上シート部302」という。
吸収性物品1では、第1シート部41および第2シート部32を備える下シート部301の一部が、本体シート部25により形成され、下シート部301の他の部位がサイドシート3により形成される。換言すれば、吸収性本体部2の一対の本体シート部25が一対のサイドシート3に接合されることにより、一対の下シート部301が形成される。また、一対の下シート部301から連続するとともに第3シート部33および第4シート部34を備える一対の上シート部302は、一対のサイドシート3により形成される。
第1シート部41の内側エッジ411(すなわち、中心線81側のエッジ)は、下シート部301が吸収性本体部2の下面205に重なる状態において、中心線81に近接または重なる。下シート部301は、長手方向における吸収性本体部2の両端部(すなわち、前方部201および後方部203(図1参照))において、吸収性本体部2の下面205にホットメルト接着剤等により接合される。本実施の形態では、吸収性本体部2の下面205、または、サイドシート3の接続シート部31の上面に間欠的に塗布されたホットメルト接着剤により、第1シート部41の一部であるサイドシート3の接続シート部31が吸収性本体部2に接着される。図2では、吸収性物品1の構造の理解を容易にするために、サイドシート3と吸収性本体部2の下面205との間に間欠的に塗布されたホットメルト接着剤を複数の×印にて示す。
上シート部302は、長手方向における吸収性本体部2の両端部(すなわち、前方部201および後方部203)において吸収性本体部2の上面204にホットメルト接着剤等により接合される。本実施の形態では、吸収性本体部2の上面204、または、第3シート部33の下面に間欠的に塗布されたホットメルト接着剤により第3シート部33が吸収性本体部2に接着され、第3シート部33の上面、または、第4シート部34の下面に間欠的に塗布されたホットメルト接着剤により第4シート部34が第3シート部33に接着される。また、吸収性本体部2の前端縁近傍および後端縁近傍において、左右方向に略平行な線状の領域にヒートシールが施されて上シート部302および下シート部301が吸収性本体部2に強固に接合される。図1では、吸収性物品1の構造の理解を容易にするために、上シート部302と吸収性本体部2との接合部に平行斜線を付す。また、図2では、吸収性本体部2と第3シート部33との間、および、第3シート部33と第4シート部34との間に間欠的に塗布されたホットメルト接着剤を複数の×印にて示す。
吸収性物品1の中間部202では、図3に示すように、上シート部302は吸収性本体部2の上面204に非接合とされ、下シート部301は吸収性本体部2の下面205に非接合とされる。
図1ないし図3に示すように、吸収性物品1は、各サイドシート3において、第4シート部34の外側エッジ341(すなわち、上シート部302の自由端)近傍に外側エッジ341に沿う2本の弾性部材61を備え、また、第3シート部33の内側エッジ331(すなわち、第4シート部34の内側エッジ)に沿って設けられる1本の他の弾性部材62を備える。以下の説明では、弾性部材61,62を区別するために、弾性部材61を「外弾性部材61」といい、弾性部材62を「内弾性部材62」という。外弾性部材61および内弾性部材62としては、ポリウレタンや天然ゴムにより形成された糸状または帯状の部材が利用され、本実施の形態では、外弾性部材61および内弾性部材62は弾性糸であるポリウレタン糸とされる。
外弾性部材61および内弾性部材62は、中間部202のおよそ全長に亘って伸張状態にてサイドシート3に接合され、外弾性部材61が収縮することにより第4シート部34の外側エッジ341が収縮し、内弾性部材62が収縮することにより第3シート部33の内側エッジ331が収縮する。吸収性物品1では、前方部201および後方部203において上シート部302が吸収性本体部2の上面204に固定された状態で、第4シート部34の外側エッジ341および第3シート部33の内側エッジ331が収縮することにより、中間部202において上シート部302が吸収性本体部2の上面204から離間する。
図4および図5は、吸収性物品1の着用時における断面図である。図4は、中間部202のB−Bの位置(図1参照)における長手方向に垂直な断面を示し、図5は、図1中のC−Cの位置における幅方向に垂直な断面を示す。図5では、吸収性物品1の形状の理解を容易にするために、断面よりも手前の部位である起立部300(後述)を破線にて描いている。吸収性物品1が着用者に装着される際には、吸収性物品1の中間部202において、図3に示す吸収性本体部2の上面204を手で下向きに押す等して一対の下シート部301が広げられる。これにより、図4に示すように、一対の上シート部302の長手方向における中央部が起立して(すなわち、中間部202において一対の上シート部302が起立して)吸収性本体部2から上方へと離れ、一対の上シート部302および一対の下シート部301と吸収性本体部2とに囲まれた空間200が中間部202に形成される。空間200は、図5に示すように、中間部202のみに形成され、前方部201および後方部203には形成されない。
吸収性物品1では、使用前の状態において吸収性本体部2の下に折り畳まれている下シート部301が使用時に広げられることにより、図4に示すように、中間部202において吸収性本体部2の側方にて起立する部位(すなわち、下シート部301および上シート部302であり、以下、「起立部300」という。)の高さが高くされる。これにより、吸収性本体部2と着用者との間に着用者の排泄部を覆う大きな空間200を形成することができる。
その結果、排泄物の水分が吸収性本体部2により吸収されるまでの間、排泄物を空間200にて保持(すなわち、仮貯溜)し、吸収性本体部2の広い範囲に排泄物を拡散させて吸収コア22に吸収させることができる。このように、吸収性物品1では、吸収コア22の広い範囲を利用して排泄物の水分を効率良く吸収することができるため、排泄物が吸収性物品1の外部へと漏れてしまうことを防止することができる。また、吸収性物品1は、使い捨ておむつ等の外装物品の内側にて着用者の肌の比較的狭い範囲を覆うとともに容易に交換可能な補助吸収具に特に適している。
ところで、使用前の状態において、サイドシートの折り畳まれた部位が吸収性本体部の上側(すなわち、トップシート上)のみに配置される吸収性物品を想定すると、このような吸収性物品では、トップシートがサイドシートにより完全に覆われてしまわないようにサイドシートの折り畳まれた部位の幅を小さくする必要があり、起立部をあまり高くすることができない。また、トップシートをサイドシートから露出させつつ起立部を高くするためにサイドシートを小さい幅で幾重にも折り重ねると、吸収性物品が嵩高になってしまう。
これに対し、本実施の形態に係る吸収性物品1では、図3に示すように、下シート部301が吸収性本体部2の下に折り畳まれているため、サイドシート3により吸収性本体部2のトップシート21の大部分を覆ってしまうことを防止するとともに使用前の状態における吸収性物品1が嵩高になることを防止しつつ、下シート部301の幅を大きく確保することができ、起立部300の高さを高くすることができる。その結果、吸収性物品1の吸収性本体部2と着用者との間に大きな空間200を形成することができ、吸収コア22の広い範囲を利用して排泄物の水分を効率良く吸収することができる。
また、吸収性物品1では、下シート部301が吸収性本体部2の下面205に重なる状態(図3参照)において、第1シート部41の内側エッジ411が中心線81に近接または重なることにより、使用前の状態における吸収性物品1が嵩高になることを防止しつつ起立部300の高さをより高くすることができる。
排泄物を仮貯溜して吸収コア22の広い範囲にて水分を吸収する吸収性物品1の構造は、水分の吸収速度が比較的低い高吸収性ポリマーまたは高吸収性ファイバーを含む吸収コア22を備える吸収性物品に適しており、特に、高吸収性ポリマーまたは高吸収性ファイバーのみにより形成される吸収コア22を備える吸収性物品に特に適している。また、吸収性本体部2の吸収コア22が高吸収性ポリマーまたは高吸収性ファイバーを含むことにより、吸収性物品1が嵩高になることを防止し、吸収性物品1の着用感を向上することができる。
上述のように、上シート部302は、第3シート部33の内側エッジ331から外側に向かって広がる第4シート部34を備えている。吸収性物品1が着用者に装着される際には、図4に示す幅が大きい第4シート部34の上面342が、着用者の足の付け根近傍の部位の形状に沿って変形しつつ当該部位の肌に面状に密着する。吸収性物品1では、上シート部302を着用者に密着させることができるため、排泄物が吸収性物品1の外部へと漏れてしまうことがさらに防止される。
上シート部302では、外弾性部材61および内弾性部材62により、第4シート部34の外側エッジ341および内側エッジ(すなわち、第3シート部33の内側エッジ331)が長手方向に収縮されることにより、第4シート部34および上シート部302の形状維持が容易とされる。
吸収性物品1では、図2に示すように、下シート部301が前方部201および後方部203において吸収性本体部2の下面205に接合されることにより、中間部202における起立部300(すなわち、下シート部301および上シート部302)の剛性が向上され、起立部300が幅方向に必要以上に広がってしまうことが防止される。その結果、起立部300の高さを高く維持することができる。
上記実施の形態に係る吸収性物品1では、図3に示すように、第1シート部41が本体シート部25とサイドシート3の接続シート部31とが接合されることにより形成されており、本体シート部25は、トップシート21とバックシート23とが接合された2層構造の部位であるため、サイドシート3に比べて厚く剛性が高い。このような本体シート部25が、図4に示すように、起立部300の下部(すなわち、下シート部301)に配置されることにより、起立部300の剛性をより向上して起立部300の高さを高く維持することができる。
また、吸収性物品1では、図3に示すように、本体シート部25が、吸収性本体部2の側方エッジ26から内側に向かって広がる第1本体シート部251、および、第1本体シート部251の内側エッジから外側に向かって広がる第2本体シート部252を備え、第2本体シート部252にサイドシート3の接続シート部31が接合されることにより第1シート部41が形成される。これにより、図4に示すように起立部300が起立した状態において、サイドシート3が折り重ねられた部位が下シート部301に設けられることとなり、起立部300の剛性をさらに向上することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る吸収性物品について説明する。図6は、第2の実施の形態に係る吸収性物品1aの中間部における断面を示す図であり、第1の実施の形態における図3に対応する。図6に示すように、吸収性物品1aでは、トップシート21およびバックシート23の両側部が下側へと折り返されておらず、サイドシート3の接続シート部31が、吸収性本体部2の両側部の側方エッジ26近傍にて吸収性本体部2の下面205に接合される。吸収性物品1aのその他の構成は、図1ないし図5に示す吸収性物品1と同様であり、以下の説明において対応する構成に同符号を付す。
図6に示すように、吸収性物品1aでは、一対のサイドシート3の接続シート部31が、吸収性本体部2の一対の側方エッジ26から内側に向かって吸収性本体部2の下に配置される一対の第1シート部となっており、一対の下シート部301および一対の上シート部302が、一対のサイドシート3にて形成されている。以下の説明では、サイドシート3の接続シート部31を「第1シート部31」という。
吸収性物品1aが着用者に装着される際には、図7に示すように、吸収性物品1aの中間部202(図1参照)において一対の下シート部301が広げられることにより、第1の実施の形態と同様に、一対の起立部300(すなわち、下シート部301および上シート部302)が高く起立し、吸収性本体部2と着用者との間に大きな空間200が形成される。その結果、吸収コア22の広い範囲を利用して排泄物の水分を効率良く吸収することができ、排泄物が吸収性物品1aの外部へと漏れてしまうことを防止することができる。
第2の実施の形態に係る吸収性物品1aでは、図6に示すように、吸収性本体部2の両側部を折り返すことなく、吸収性本体部2の下面205にサイドシート3を接合することにより下シート部301の第1シート部31を形成することができるため、吸収性物品1aの製造を簡素化することができる。
吸収性物品1aでは、第1の実施の形態と同様に、下シート部301が吸収性本体部2の下面205に重なる状態において、第1シート部31の内側エッジ311が中心線81に近接または重なることにより、使用前の状態における吸収性物品1aが嵩高になることを防止しつつ、図7に示す起立部300の高さをより高くすることができる。また、吸収性本体部2が高吸収性ポリマーまたは高吸収性ファイバーを含むことにより、吸収性物品1aが嵩高になることを防止し、吸収性物品1aの着用感を向上することができる。
さらに、上シート部302が、第3シート部33の内側エッジ331から外側に向かって広がる第4シート部34を備えることにより、上シート部302を着用者に密着させることができる。上シート部302では、外弾性部材61および内弾性部材62により、第4シート部34の外側エッジ341および内側エッジ(すなわち、第3シート部33の内側エッジ331)が長手方向に収縮されることにより、上シート部302の形状維持が容易とされる。また、下シート部301が前方部201および後方部203(図1参照)において吸収性本体部2の下面205に接合されることにより、起立部300の剛性を向上して起立部300の高さを高く維持することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、吸収性物品では、上シート部302から第4シート部34が省略されてもよい。この場合、第3シート部33の内側エッジ331が上シート部302の自由端となり、当該自由端は、自由端に沿って設けられた弾性部材が収縮することにより収縮する。
上記実施の形態に係る吸収性物品では、下シート部301において、第1シート部の少なくとも一部がサイドシート3により形成されるが、互いに接合されたトップシート21およびバックシート23の側端部である本体シート部25により第1シート部全体が形成されてもよく、本体シート部25が複数回折り返されることにより、例えば、下シート部301全体が本体シート部25により形成されてもよい。このように、トップシート21とバックシート23とが積層された一対の本体シート部25が一対のサイドシート3に接合されて下シート部301および上シート部302が形成されることにより、起立部300の剛性が向上される。なお、吸収性物品では、下シート部301および上シート部302全体がトップシート21およびバックシート23により形成されてもよい。
吸収性物品では、起立部300の高さを十分に高く維持することができる場合は、前方部201および後方部203において、下シート部301は必ずしも吸収性本体部2の下面205に接合される必要はない。
上述の吸収性物品の構造は、外装物品の内側に取り付けられる補助吸収具以外にも、例えば、着用者の腹側に当接する部位と背側に当接する部位とを腰回りで止着して着用するオープンタイプの使い捨ておむつに適用されてよい。
1,1a 吸収性物品
2 吸収性本体部
3 サイドシート
21 トップシート
22 吸収コア
23 バックシート
25 本体シート部
26 側方エッジ
31,41 第1シート部
32 第2シート部
33 第3シート部
34 第4シート部
61 外弾性部材
62 内弾性部材
81 中心線
201 前方部
202 中間部
203 後方部
204 上面
205 下面
300 起立部
301 下シート部
302 上シート部
311,411 内側エッジ
321 外側エッジ
331 内側エッジ
341 外側エッジ

Claims (9)

  1. 着用者からの排泄物を受ける吸収性物品であって、
    上面から排泄物の水分を吸収する略シート状の吸収性本体部と、
    前記吸収性本体部の下に配置される下シート部と、
    前記下シート部から連続するとともに前記吸収性本体部の両側部上に配置される上シート部と、
    前記上シート部の自由端に沿って設けられて前記自由端を収縮させる弾性部材と、
    を備え、
    前記下シート部が、
    前記吸収性本体部の一対の側方エッジから前記吸収性本体部の長手方向に伸びる中心線に向かって前記吸収性本体部の下に広がる第1シート部と、
    前記第1シート部の内側エッジから前記中心線から離れる方向に向かって前記第1シート部の下に広がる第2シート部と、
    を備え、
    前記上シート部が、前記第2シート部の外側エッジから前記中心線に向かって前記吸収性本体部の上に広がる第3シート部を備え、
    前記上シート部が、前記長手方向における前記吸収性本体部の両端部において前記吸収性本体部の前記上面に接合され、
    前記下シート部が広げられることにより、前記上シート部の前記長手方向における中央部が、前記吸収性本体部から上方へと離れることを特徴とする吸収性物品。
  2. 請求項1に記載の吸収性物品であって、
    前記上シート部が、前記第3シート部の内側エッジから前記中心線から離れる方向に向かって前記第3シート部の上に広がる第4シート部をさらに備えることを特徴とする吸収性物品。
  3. 請求項2に記載の吸収性物品であって、
    前記第4シート部の内側エッジの沿って設けられ、前記内側エッジを収縮させる他の弾性部材をさらに備えることを特徴とする吸収性物品。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の吸収性物品であって、
    前記吸収性本体部が、
    吸収コアと、
    前記吸収コアの上に配置されたトップシートと、
    前記吸収コアの下に配置されたバックシートと、
    を備え、
    前記吸収コアの側方にて、前記トップシートおよび前記バックシートの両側部が重ね合わされて接合され、さらに、一対のサイドシートに接合されることにより、前記下シート部および前記上シート部が形成されていることを特徴とする吸収性物品。
  5. 請求項1ないし3のいずれかに記載の吸収性物品であって、
    前記下シート部および前記上シート部が、前記吸収性本体部の両側部に接合された一対のサイドシートにて形成されていることを特徴とする吸収性物品。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の吸収性物品であって、
    前記下シート部が前記吸収性本体部の下面に重なる状態において、前記第1シート部の前記内側エッジが前記中心線に近接または重なることを特徴とする吸収性物品。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の吸収性物品であって、
    前記下シート部が、前記長手方向における前記吸収性本体部の前記両端部において、前記吸収性本体の下面に接合されることを特徴とする吸収性物品。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の吸収性物品であって、
    前記吸収性本体部が、高吸収性ポリマーまたは高吸収性ファイバーを含むことを特徴とする吸収性物品。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載の吸収性物品であって、
    着用者が着用する外装物品の内側に取り付けられる補助吸収具であることを特徴とする吸収性物品。
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