JPH10314224A - 吸収性物品 - Google Patents
吸収性物品Info
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- JPH10314224A JPH10314224A JP9146063A JP14606397A JPH10314224A JP H10314224 A JPH10314224 A JP H10314224A JP 9146063 A JP9146063 A JP 9146063A JP 14606397 A JP14606397 A JP 14606397A JP H10314224 A JPH10314224 A JP H10314224A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 排泄物の漏れにくい吸収性物品を提供する。
【解決手段】 液透過性のトップシート2と、液不透過
性のバックシート3と、両シートの間に配置された吸収
体4と、バックシートの長手方向両側縁から外側に延出
する不織布シートから成るサイドフラップ5とを有する
吸収性物品。吸収体は、前身頃及び後身頃の幅方向の長
さに比して股下領域の幅方向の長さが短い凹型状に窪ん
でおり、サイドフラップはトップシート上に折り返さ
れ、折り返された部分の側縁及び折り返し線にはそれぞ
れ第1の伸縮弾性部材及び第2の伸縮弾性部材が配置さ
れ、且つ折り返された部分の長手方向両端部がトップシ
ート上に接着固定されると共に、折り返された部分の側
縁と折り返し線との間において固定線6によってトップ
シートに固定されて、それぞれ第1、第2の立体ギャザ
ーが形成され、更に股下領域における折り返し線と固定
線との間に第2の吸収体が配置されている。
性のバックシート3と、両シートの間に配置された吸収
体4と、バックシートの長手方向両側縁から外側に延出
する不織布シートから成るサイドフラップ5とを有する
吸収性物品。吸収体は、前身頃及び後身頃の幅方向の長
さに比して股下領域の幅方向の長さが短い凹型状に窪ん
でおり、サイドフラップはトップシート上に折り返さ
れ、折り返された部分の側縁及び折り返し線にはそれぞ
れ第1の伸縮弾性部材及び第2の伸縮弾性部材が配置さ
れ、且つ折り返された部分の長手方向両端部がトップシ
ート上に接着固定されると共に、折り返された部分の側
縁と折り返し線との間において固定線6によってトップ
シートに固定されて、それぞれ第1、第2の立体ギャザ
ーが形成され、更に股下領域における折り返し線と固定
線との間に第2の吸収体が配置されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は乳児用、又は失禁者
用として供される吸収パッド、使いすておむつ等に使用
される吸収性物品に関する。
用として供される吸収パッド、使いすておむつ等に使用
される吸収性物品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、吸収性物品としては特開平3−2
80951号公報、及び特開平5−184622号公報
に吸収体の長手方向両側縁に沿って配置され、着用者の
身体に向かって起立する立体ギャザーを有する吸収性物
品が提案されている。
80951号公報、及び特開平5−184622号公報
に吸収体の長手方向両側縁に沿って配置され、着用者の
身体に向かって起立する立体ギャザーを有する吸収性物
品が提案されている。
【0003】また、特開昭63−21901号公報、特
開平2−174845号公報、実開平2−71521号
公報、特開平3−218752号公報には、漏れ防止機
能として、二重構造の立体ギャザーを設けたものが提案
されている。
開平2−174845号公報、実開平2−71521号
公報、特開平3−218752号公報には、漏れ防止機
能として、二重構造の立体ギャザーを設けたものが提案
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記実開平3−280
951号公報、及び特開平5−184622号公報に記
載されているような吸収性物品は脚開口部からの排泄物
の漏れを防止するために、吸収体の長手方向両側縁に沿
って着用者の身体に向かって立体ギャザーを形成してお
り、吸収体の吸収速度を上回る多量の尿が排泄された場
合、吸収性物品の外に尿が漏れ出さないように堰として
働くものであるが、長時間使用時等に吸収体の吸収速度
が大幅に低下した場合は尿が堰を越えることがあり、漏
れを防止することは困難であった。
951号公報、及び特開平5−184622号公報に記
載されているような吸収性物品は脚開口部からの排泄物
の漏れを防止するために、吸収体の長手方向両側縁に沿
って着用者の身体に向かって立体ギャザーを形成してお
り、吸収体の吸収速度を上回る多量の尿が排泄された場
合、吸収性物品の外に尿が漏れ出さないように堰として
働くものであるが、長時間使用時等に吸収体の吸収速度
が大幅に低下した場合は尿が堰を越えることがあり、漏
れを防止することは困難であった。
【0005】また、特開昭63−21901号公報、特
開平2−174845号公報、実開平2−71521号
公報、特開平3−218752号公報に記載されている
ような吸収性物品は脚開口部からの排泄物の漏れを防止
するために、二重構造の立体ギャザーを形成している
が、堰が二重になっても多量の尿が排泄された場合は、
尿が二重の堰を越えることがあり、漏れを防止すること
は不十分であった。従って、本発明の目的は、上記従来
の吸収性物品の有する問題点を克服し、排泄物の漏れを
防止する効果に優れた吸収性物品を提供することにあ
る。
開平2−174845号公報、実開平2−71521号
公報、特開平3−218752号公報に記載されている
ような吸収性物品は脚開口部からの排泄物の漏れを防止
するために、二重構造の立体ギャザーを形成している
が、堰が二重になっても多量の尿が排泄された場合は、
尿が二重の堰を越えることがあり、漏れを防止すること
は不十分であった。従って、本発明の目的は、上記従来
の吸収性物品の有する問題点を克服し、排泄物の漏れを
防止する効果に優れた吸収性物品を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の吸収性物品は、
液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシート
と、これら両シートの間に配置された吸収体と、バック
シートの長手方向両側縁から外側に延出する不織布シー
トから成るサイドフラップとを有する吸収性物品であっ
て、前記吸収体は、前身頃及び後身頃の幅方向の長さに
比して股下領域の幅方向の長さが短い凹型状に窪んだ砂
時計型の形状を有しており、前記サイドフラップは、前
記トップシート上に折り返され、折り返された部分の側
縁及び折り返し線にはそれぞれ第1の伸縮弾性部材及び
第2の伸縮弾性部材が伸長状態で配置され、且つ折り返
された部分の長手方向両端部がトップシート上に接着固
定されると共に、折り返された部分の側縁と折り返し線
との間において長手方向に沿って設けられた固定線によ
ってトップシートに接着固定されて、それぞれ第1、第
2の立体ギャザーが形成されており、更に股下領域にお
ける折り返し線と固定線との間において表面又は裏面に
長手方向に沿ってテープ状の第2の吸収体が配置されて
いることを特徴とする吸収性物品に関する。
液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシート
と、これら両シートの間に配置された吸収体と、バック
シートの長手方向両側縁から外側に延出する不織布シー
トから成るサイドフラップとを有する吸収性物品であっ
て、前記吸収体は、前身頃及び後身頃の幅方向の長さに
比して股下領域の幅方向の長さが短い凹型状に窪んだ砂
時計型の形状を有しており、前記サイドフラップは、前
記トップシート上に折り返され、折り返された部分の側
縁及び折り返し線にはそれぞれ第1の伸縮弾性部材及び
第2の伸縮弾性部材が伸長状態で配置され、且つ折り返
された部分の長手方向両端部がトップシート上に接着固
定されると共に、折り返された部分の側縁と折り返し線
との間において長手方向に沿って設けられた固定線によ
ってトップシートに接着固定されて、それぞれ第1、第
2の立体ギャザーが形成されており、更に股下領域にお
ける折り返し線と固定線との間において表面又は裏面に
長手方向に沿ってテープ状の第2の吸収体が配置されて
いることを特徴とする吸収性物品に関する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の吸収性物品は、液透過性
のトップシートと、液不透過性のバックシートと、これ
ら両シート間に配置された吸収体と、前記バックシート
の長手方向両側縁から外側に延出し、前記トップシート
上に折り返された不織布シートから成るサイドフラップ
とから基本的に構成されており、吸収体は、股下領域の
横幅が凹型状に窪んだ砂時計型の形状を有しており、サ
イドフラップは、折り返された部分の側縁に第1の伸縮
弾性部材が、また折り返し線には第2の伸縮弾性部材が
伸長状態で配置され、折り返し線と側縁との間に形成さ
れた固定線において前記トップシート上に接着固定さ
れ、更に股下領域における前記折り返し線と前記固定線
の間において、折り返された前記サイドフラップの表面
又は裏面に長手方向に沿ってテープ状の第2の吸収体が
更に設けられると共に、前記サイドフラップの折り返さ
れた部分の長手方向両端部が前記トップシート上に接着
固定された構成となっている。
のトップシートと、液不透過性のバックシートと、これ
ら両シート間に配置された吸収体と、前記バックシート
の長手方向両側縁から外側に延出し、前記トップシート
上に折り返された不織布シートから成るサイドフラップ
とから基本的に構成されており、吸収体は、股下領域の
横幅が凹型状に窪んだ砂時計型の形状を有しており、サ
イドフラップは、折り返された部分の側縁に第1の伸縮
弾性部材が、また折り返し線には第2の伸縮弾性部材が
伸長状態で配置され、折り返し線と側縁との間に形成さ
れた固定線において前記トップシート上に接着固定さ
れ、更に股下領域における前記折り返し線と前記固定線
の間において、折り返された前記サイドフラップの表面
又は裏面に長手方向に沿ってテープ状の第2の吸収体が
更に設けられると共に、前記サイドフラップの折り返さ
れた部分の長手方向両端部が前記トップシート上に接着
固定された構成となっている。
【0008】このような構成を有する本発明の吸収性物
品は、着用者の身体にあてた際に、股下領域においてサ
イドフラップの固定線を基端としてサイドフラップの側
縁に設けられた第1の伸縮弾性部材の収縮により第1の
立体ギャザーが起立状態で着用者の身体に接し、またバ
ックシートの長手方向両側縁から延出したサイドフラッ
プの折り返し線に設けられた第2の伸縮弾性部材の収縮
により第2の立体ギャザーが第1の立体ギャザーの外側
に更に設けられ、いずれも上方に起立して着用者に接し
た二重の立体ギャザーが形成され、第2の立体ギャザー
を構成するサイドフラップの表面又は裏面には吸収体の
窪み部において吸収体の長手方向に沿ってテープ状の吸
収体が更に設けられているため、第1の立体ギャザーを
尿が越えた場合であっても、第2の立体ギャザーに設け
られた第2の吸収体に再吸収されるため、漏れ防止に優
れた効果を有するものである。
品は、着用者の身体にあてた際に、股下領域においてサ
イドフラップの固定線を基端としてサイドフラップの側
縁に設けられた第1の伸縮弾性部材の収縮により第1の
立体ギャザーが起立状態で着用者の身体に接し、またバ
ックシートの長手方向両側縁から延出したサイドフラッ
プの折り返し線に設けられた第2の伸縮弾性部材の収縮
により第2の立体ギャザーが第1の立体ギャザーの外側
に更に設けられ、いずれも上方に起立して着用者に接し
た二重の立体ギャザーが形成され、第2の立体ギャザー
を構成するサイドフラップの表面又は裏面には吸収体の
窪み部において吸収体の長手方向に沿ってテープ状の吸
収体が更に設けられているため、第1の立体ギャザーを
尿が越えた場合であっても、第2の立体ギャザーに設け
られた第2の吸収体に再吸収されるため、漏れ防止に優
れた効果を有するものである。
【0009】また、本発明の吸収性物品は、砂時計型の
吸収体と第2のテープ状の吸収体とはサイドフラップの
固定線を境にして離間して設けられているため、第1の
立体ギャザーを越えるまでは第2の吸収体には尿が吸収
されないために、第1の立体ギャザーを越えた尿を吸収
性物品の外に漏らすことなく速やかに吸収できる構成と
なっている。
吸収体と第2のテープ状の吸収体とはサイドフラップの
固定線を境にして離間して設けられているため、第1の
立体ギャザーを越えるまでは第2の吸収体には尿が吸収
されないために、第1の立体ギャザーを越えた尿を吸収
性物品の外に漏らすことなく速やかに吸収できる構成と
なっている。
【0010】本発明の吸収性物品を着用者の身体にあて
るためには、従来のおむつカバーを用いることが可能で
あるが、着用者の腹から腰周りを囲んで吸収性物品を着
用者にあてて保持する外装シートに吸収性物品の一部分
を予め接着固定させておき、外装シートの前身頃及び後
身頃の両側縁に最剥離可能な接合手段を設けて展開型の
使いすておむつとしたり、外装シートの前身頃及び後身
頃の両側縁を予め接合させ、ウエスト周り開口部と一対
の脚周り開口部を形成したパンツ型の使いすておむつと
することも可能であると共に、これらの使いすておむつ
の補助吸収パッドとして使用することも可能である。
るためには、従来のおむつカバーを用いることが可能で
あるが、着用者の腹から腰周りを囲んで吸収性物品を着
用者にあてて保持する外装シートに吸収性物品の一部分
を予め接着固定させておき、外装シートの前身頃及び後
身頃の両側縁に最剥離可能な接合手段を設けて展開型の
使いすておむつとしたり、外装シートの前身頃及び後身
頃の両側縁を予め接合させ、ウエスト周り開口部と一対
の脚周り開口部を形成したパンツ型の使いすておむつと
することも可能であると共に、これらの使いすておむつ
の補助吸収パッドとして使用することも可能である。
【0011】
【実施例】以下に本発明の実施例を示す図面を参照にし
て本発明を詳細に説明する。図1は本発明の実施例の吸
収性物品1を展開した状態を示す斜視図である。図1の
吸収性物品1はトップシート2と、バックシート3と、
砂時計型の吸収体4と、吸収体4の両側縁においてバッ
クシート3から外側に延出し、トップシート2上に折り
返されたサイドフラップ5とからなり、サイドフラップ
5の折り返し部分は固定線6においてトップシート2上
に固定され、また折り返し部の長手方向両端部は砂時計
型の吸収体4の広幅部の位置においてトップシート2に
固定されており、折り返し部の側縁7と、折り返し線8
には伸縮弾性部材が配置されることでサイドフラップの
股下領域は上方に起立して二重の立体ギャザーを形成し
ており、折り返したサイドフラップ5の固定線6と折り
返し線8の間には第2の吸収体13が配置されている。
て本発明を詳細に説明する。図1は本発明の実施例の吸
収性物品1を展開した状態を示す斜視図である。図1の
吸収性物品1はトップシート2と、バックシート3と、
砂時計型の吸収体4と、吸収体4の両側縁においてバッ
クシート3から外側に延出し、トップシート2上に折り
返されたサイドフラップ5とからなり、サイドフラップ
5の折り返し部分は固定線6においてトップシート2上
に固定され、また折り返し部の長手方向両端部は砂時計
型の吸収体4の広幅部の位置においてトップシート2に
固定されており、折り返し部の側縁7と、折り返し線8
には伸縮弾性部材が配置されることでサイドフラップの
股下領域は上方に起立して二重の立体ギャザーを形成し
ており、折り返したサイドフラップ5の固定線6と折り
返し線8の間には第2の吸収体13が配置されている。
【0012】図2は本発明の吸収性物品1を図1におけ
る吸収性物品の長手方向に垂直なX−X’方向に切断し
た状態を示す断面図で、吸収性物品1は液透過性のトッ
プシート2と、液不透過性のバックシート3と、これら
の間に配置された吸収体4と、バックシート3の両側縁
から外側に延出するサイドフラップ5とを有し、サイド
フラップ5は折り返し線8によってトップシート2上に
折り返され、折り返し線8には第2の伸縮弾性部材11
が配置されて第2の立体ギャザー12を形成していお
り、折り返されたサイドフラップ5の裏面にはバックシ
ート3との間に挟まれる状態で、第2の吸収体13が配
置されている。
る吸収性物品の長手方向に垂直なX−X’方向に切断し
た状態を示す断面図で、吸収性物品1は液透過性のトッ
プシート2と、液不透過性のバックシート3と、これら
の間に配置された吸収体4と、バックシート3の両側縁
から外側に延出するサイドフラップ5とを有し、サイド
フラップ5は折り返し線8によってトップシート2上に
折り返され、折り返し線8には第2の伸縮弾性部材11
が配置されて第2の立体ギャザー12を形成していお
り、折り返されたサイドフラップ5の裏面にはバックシ
ート3との間に挟まれる状態で、第2の吸収体13が配
置されている。
【0013】また、折り返されたサイドフラップ5は固
定線6においてトップシート2に接着固定され、さらに
サイドフラップ5の折り返し部の側縁7には第1の伸縮
弾性部材9がサイドフラップ5により包み込まれるよう
に配置されて第1の立体ギャザー10を形成している。
定線6においてトップシート2に接着固定され、さらに
サイドフラップ5の折り返し部の側縁7には第1の伸縮
弾性部材9がサイドフラップ5により包み込まれるよう
に配置されて第1の立体ギャザー10を形成している。
【0014】図3は本発明の吸収性物品1を図1におけ
る吸収性物品の長手方向に垂直なX−X’方向に切断し
た状態の図2とは別の実施形態を示す断面図で、吸収性
物品1は液透過性のトップシート2と、液不透過性のバ
ックシート3と、これらの間に配置された吸収体4と、
バックシート3の両側縁から外側に延出するサイドフラ
ップ5とを有し、サイドフラップ5は折り返し線8によ
ってトップシート2上に折り返され、折り返し線8には
第2の伸縮弾性部材11が配置されて第2の立体ギャザ
ー12を形成しており、折り返されたサイドフラップ5
の表面には、第2の吸収体13が配置されている。
る吸収性物品の長手方向に垂直なX−X’方向に切断し
た状態の図2とは別の実施形態を示す断面図で、吸収性
物品1は液透過性のトップシート2と、液不透過性のバ
ックシート3と、これらの間に配置された吸収体4と、
バックシート3の両側縁から外側に延出するサイドフラ
ップ5とを有し、サイドフラップ5は折り返し線8によ
ってトップシート2上に折り返され、折り返し線8には
第2の伸縮弾性部材11が配置されて第2の立体ギャザ
ー12を形成しており、折り返されたサイドフラップ5
の表面には、第2の吸収体13が配置されている。
【0015】このため、本発明の吸収性物品1には固定
線6を基点とし、サイドフラップ5の折り返し部の側縁
7を先端縁とする第1の立体ギャザー10と、バックシ
ート3から延出し、サイドフラップ5の折り返し線8を
先端縁とする第2の立体ギャザー12が防漏堰として二
重に配置され、それぞれの先端縁には伸縮弾性部材が伸
長状態で配置されているため、着用中に先端縁が肌に密
着する構造が形成されている。
線6を基点とし、サイドフラップ5の折り返し部の側縁
7を先端縁とする第1の立体ギャザー10と、バックシ
ート3から延出し、サイドフラップ5の折り返し線8を
先端縁とする第2の立体ギャザー12が防漏堰として二
重に配置され、それぞれの先端縁には伸縮弾性部材が伸
長状態で配置されているため、着用中に先端縁が肌に密
着する構造が形成されている。
【0016】更に、本発明の吸収性物品1の第2の立体
ギャザー12における折り返されたサイドフラップ5の
裏面とバックシート3の間に挟まれるように、又はサイ
ドフラップ5の表面には第2の吸収体13が配置され、
第1の立体ギャザー10によって堰き止められなかった
尿が第1の立体ギャザー10を越えて流出しても、第2
の立体ギャザー12によって堰き止められて吸収性物品
1の外に尿が流出するのを防ぐと共に、第2の立体ギャ
ザー12に配置された第2の吸収体13によって再吸収
され、吸収性物品1の外側に排泄物が流出しにくい構成
となっている。
ギャザー12における折り返されたサイドフラップ5の
裏面とバックシート3の間に挟まれるように、又はサイ
ドフラップ5の表面には第2の吸収体13が配置され、
第1の立体ギャザー10によって堰き止められなかった
尿が第1の立体ギャザー10を越えて流出しても、第2
の立体ギャザー12によって堰き止められて吸収性物品
1の外に尿が流出するのを防ぐと共に、第2の立体ギャ
ザー12に配置された第2の吸収体13によって再吸収
され、吸収性物品1の外側に排泄物が流出しにくい構成
となっている。
【0017】図4は本発明の吸収性物品1を図1におけ
る吸収性物品のおむつの長手方向に垂直なY−Y’方向
に切断した状態を示す断面図で、吸収性物品1は図2及
び図3で示したものと同様に液透過性のトップシート2
と、液不透過性のバックシート3と、これらの間に配置
された吸収体4と、バックシート3の両側縁から外側に
延出するサイドフラップ5とを有し、サイドフラップ5
は吸収体4の両側縁を折り返し線8にすることによって
トップシート2上に折り返され、折り返されたサイドフ
ラップ5は固定点6においてトップシート2に接着固定
され、さらにサイドフラップ5の折り返し部の側縁7も
トップシート2に接着固定されている。
る吸収性物品のおむつの長手方向に垂直なY−Y’方向
に切断した状態を示す断面図で、吸収性物品1は図2及
び図3で示したものと同様に液透過性のトップシート2
と、液不透過性のバックシート3と、これらの間に配置
された吸収体4と、バックシート3の両側縁から外側に
延出するサイドフラップ5とを有し、サイドフラップ5
は吸収体4の両側縁を折り返し線8にすることによって
トップシート2上に折り返され、折り返されたサイドフ
ラップ5は固定点6においてトップシート2に接着固定
され、さらにサイドフラップ5の折り返し部の側縁7も
トップシート2に接着固定されている。
【0018】本発明の吸収性物品液透過性のトップシー
トとしてはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステ
ル、その他の熱可塑性樹脂を原料とした合成繊維からな
る液体透過性不織布を用い、液不透過性のバックシート
は液体不透過性のポリエチレンシート、好ましくは微孔
を設けたポリエチレンシート、熱可塑性樹脂にフィラー
を加えて延伸した透湿性のある液体不透過性シート、又
はこれらの液不透過性のシートと不織布とを貼り合わせ
たものであっても良く、透湿性を付与すると蒸れる心配
がなくなりより快適である。
トとしてはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステ
ル、その他の熱可塑性樹脂を原料とした合成繊維からな
る液体透過性不織布を用い、液不透過性のバックシート
は液体不透過性のポリエチレンシート、好ましくは微孔
を設けたポリエチレンシート、熱可塑性樹脂にフィラー
を加えて延伸した透湿性のある液体不透過性シート、又
はこれらの液不透過性のシートと不織布とを貼り合わせ
たものであっても良く、透湿性を付与すると蒸れる心配
がなくなりより快適である。
【0019】また、第1の伸縮弾性部材、第2の伸縮弾
性部材はウレタン糸、糸ゴム等の通常の使いすておむつ
に使用される伸縮弾性体をそのまま使用することがで
き、これらの伸縮弾性部材はそれぞれ伸長状態で、ホッ
トメルト接着剤により所定の領域に接着固定されてい
る。
性部材はウレタン糸、糸ゴム等の通常の使いすておむつ
に使用される伸縮弾性体をそのまま使用することがで
き、これらの伸縮弾性部材はそれぞれ伸長状態で、ホッ
トメルト接着剤により所定の領域に接着固定されてい
る。
【0020】吸収体はフラッフパルプを主材に高吸収性
ポリマーを併用したものが好ましく、その他に吸収紙単
独、又は熱融着繊維等の混合物や積層物が用いられる。
また、全体をティシュで包み込んだ積層構造とすること
が好ましく、吸収体の形状は砂時計型であるため、良好
なフィット性や立体ギャザーのポケット構造がが得られ
る。
ポリマーを併用したものが好ましく、その他に吸収紙単
独、又は熱融着繊維等の混合物や積層物が用いられる。
また、全体をティシュで包み込んだ積層構造とすること
が好ましく、吸収体の形状は砂時計型であるため、良好
なフィット性や立体ギャザーのポケット構造がが得られ
る。
【0021】サイドフラップはポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリエステル、その他の熱可塑性樹脂を原料と
した合成繊維からなる不織布を用いることができ、撥水
性を有するものがより好ましいが、第2の吸収体をサイ
ドフラップの裏面とバックシートとの間に挟み込むよう
に配置させた場合はサイドフラップの裏面に第2の吸収
体が存在する部分の少なくとも一部は親水性を有すると
尿がより速やかに再吸収されるため更に好ましい。
ピレン、ポリエステル、その他の熱可塑性樹脂を原料と
した合成繊維からなる不織布を用いることができ、撥水
性を有するものがより好ましいが、第2の吸収体をサイ
ドフラップの裏面とバックシートとの間に挟み込むよう
に配置させた場合はサイドフラップの裏面に第2の吸収
体が存在する部分の少なくとも一部は親水性を有すると
尿がより速やかに再吸収されるため更に好ましい。
【0022】第2の吸収体はコットン繊維やレーヨン繊
維のようなセルロース繊維、パルプ繊維やそれらの混合
物を主体として構成されていることが吸水性を有するた
めに必要であり、またギャザーを形成するためには柔軟
性に優れていることが好ましい。このため、第2の吸収
体としては前記吸水性繊維グループから選択された材料
を主体として繊維ウエブを作り、これを水流交絡して得
られた繊維状物から構成されたシートとするのが好まし
く、具体的には坪量10〜15g/m2 程度の不織布に
パルプ繊維、レーヨン繊維、コットン繊維等のセルロー
ス繊維を水流交絡させて、全体の坪量を30〜100g
/m2 程度とした繊維状シートが本発明の第2の吸収体
として用いるのに適しており、ホットメルト接着剤で第
2の立体ギャザーの表面又は内部に接着固定することで
本発明の吸収性物品とすることができる。また、吸水力
を高めるためにはセルロース繊維をカルボキシメチル化
しても良い。
維のようなセルロース繊維、パルプ繊維やそれらの混合
物を主体として構成されていることが吸水性を有するた
めに必要であり、またギャザーを形成するためには柔軟
性に優れていることが好ましい。このため、第2の吸収
体としては前記吸水性繊維グループから選択された材料
を主体として繊維ウエブを作り、これを水流交絡して得
られた繊維状物から構成されたシートとするのが好まし
く、具体的には坪量10〜15g/m2 程度の不織布に
パルプ繊維、レーヨン繊維、コットン繊維等のセルロー
ス繊維を水流交絡させて、全体の坪量を30〜100g
/m2 程度とした繊維状シートが本発明の第2の吸収体
として用いるのに適しており、ホットメルト接着剤で第
2の立体ギャザーの表面又は内部に接着固定することで
本発明の吸収性物品とすることができる。また、吸水力
を高めるためにはセルロース繊維をカルボキシメチル化
しても良い。
【0023】また、第2の吸収体を第2の立体ギャザー
の内部に接着固定する際には、第2の吸収体はフラッフ
パルプを主材に高吸収性ポリマーを併用したもの、その
他に吸収紙単独、又は熱融着繊維等の混合物や積層物全
体をティシュで包み込んだ積層構造とし、全体の坪量を
30〜100g/m2 程度とした薄型の吸収シートを用
いることも可能である。
の内部に接着固定する際には、第2の吸収体はフラッフ
パルプを主材に高吸収性ポリマーを併用したもの、その
他に吸収紙単独、又は熱融着繊維等の混合物や積層物全
体をティシュで包み込んだ積層構造とし、全体の坪量を
30〜100g/m2 程度とした薄型の吸収シートを用
いることも可能である。
【0024】
【発明の効果】以上、本発明における吸収性物品では、
着用者の身体にあてた際に、股下領域においてサイドフ
ラップの固定線を基端としてサイドフラップの側縁に設
けられた第1の伸縮弾性部材の収縮により第1の立体ギ
ャザーが起立状態で着用者の身体に接し、またバックシ
ートの長手方向両側縁から延出したサイドフラップの折
り返し線に設けられた第2の伸縮弾性部材の収縮により
第2の立体ギャザーが第1の立体ギャザーの外側に更に
設けられ、いずれも上方に起立して着用者に接した二重
の立体ギャザーが形成され、第2の立体ギャザー構成す
るサイドフラップの表面又は裏面には吸収体の窪み部に
おいて吸収体の長手方向に沿ってテープ状の吸収体が更
に設けられているため、第1の立体ギャザーを尿が越え
た場合であっても、第2の立体ギャザーに設けられた第
2の吸収体に再吸収されるため、漏れ防止に優れた吸収
性物品を提供することが可能となる。
着用者の身体にあてた際に、股下領域においてサイドフ
ラップの固定線を基端としてサイドフラップの側縁に設
けられた第1の伸縮弾性部材の収縮により第1の立体ギ
ャザーが起立状態で着用者の身体に接し、またバックシ
ートの長手方向両側縁から延出したサイドフラップの折
り返し線に設けられた第2の伸縮弾性部材の収縮により
第2の立体ギャザーが第1の立体ギャザーの外側に更に
設けられ、いずれも上方に起立して着用者に接した二重
の立体ギャザーが形成され、第2の立体ギャザー構成す
るサイドフラップの表面又は裏面には吸収体の窪み部に
おいて吸収体の長手方向に沿ってテープ状の吸収体が更
に設けられているため、第1の立体ギャザーを尿が越え
た場合であっても、第2の立体ギャザーに設けられた第
2の吸収体に再吸収されるため、漏れ防止に優れた吸収
性物品を提供することが可能となる。
【0025】また、本発明における吸収性物品では、砂
時計型の吸収体と第2のテープ状の吸収体とはサイドフ
ラップの固定線を境にして離間して設けられているた
め、第1の立体ギャザーを越えるまでは第2の吸収体に
は尿が吸収されないために、第1の立体ギャザーを越え
た尿を吸収性物品の外に漏らすことなく速やかに吸収で
きる構成とすることが可能となる。
時計型の吸収体と第2のテープ状の吸収体とはサイドフ
ラップの固定線を境にして離間して設けられているた
め、第1の立体ギャザーを越えるまでは第2の吸収体に
は尿が吸収されないために、第1の立体ギャザーを越え
た尿を吸収性物品の外に漏らすことなく速やかに吸収で
きる構成とすることが可能となる。
【図1】本発明の吸収性物品の展開斜視図。
【図2】図1の吸収性物品を長手方向に垂直なX−X’
方向に切断した状態の一例を示す断面図。
方向に切断した状態の一例を示す断面図。
【図3】図1の吸収性物品を長手方向に垂直なX−X’
方向に切断した状態の図2とは別の例を示す断面図。
方向に切断した状態の図2とは別の例を示す断面図。
【図4】図1の吸収性物品を長手方向に垂直なY−Y’
方向に切断した状態の一例を示す断面図。
方向に切断した状態の一例を示す断面図。
1:吸収性物品 2:トップシート 3:バックシート 4:吸収体 5:サイドフラップ 6:固定線 7:折り返し部の側縁 8:折り返し線 9:第1の伸縮弾性部材 10:第1の立体ギャザー 11:第2の伸縮弾性部材 12:第2の立体ギャザー 13:第2の吸収体
Claims (1)
- 【請求項1】 液透過性のトップシートと、液不透過性
のバックシートと、これら両シートの間に配置された吸
収体と、バックシートの長手方向両側縁から外側に延出
する不織布シートから成るサイドフラップとを有する吸
収性物品であって、 前記吸収体は、前身頃及び後身頃の幅方向の長さに比し
て股下領域の幅方向の長さが短い凹型状に窪んだ砂時計
型の形状を有しており、 前記サイドフラップは、前記トップシート上に折り返さ
れ、折り返された部分の側縁及び折り返し線にはそれぞ
れ第1の伸縮弾性部材及び第2の伸縮弾性部材が伸長状
態で配置され、且つ折り返された部分の長手方向両端部
がトップシート上に接着固定されると共に、折り返され
た部分の側縁と折り返し線との間において長手方向に沿
って設けられた固定線によってトップシートに接着固定
されて、それぞれ第1、第2の立体ギャザーが形成され
ており、更に股下領域における折り返し線と固定線との
間において表面又は裏面に長手方向に沿ってテープ状の
第2の吸収体が配置されていることを特徴とする吸収性
物品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9146063A JPH10314224A (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | 吸収性物品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9146063A JPH10314224A (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | 吸収性物品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10314224A true JPH10314224A (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=15399250
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9146063A Pending JPH10314224A (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | 吸収性物品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10314224A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010273875A (ja) * | 2009-05-28 | 2010-12-09 | Livedo Corporation | 吸収性物品 |
JP2015217067A (ja) * | 2014-05-16 | 2015-12-07 | 日本製紙クレシア株式会社 | 吸収性物品 |
WO2024038638A1 (ja) * | 2022-08-19 | 2024-02-22 | 大王製紙株式会社 | パンツ型使い捨てオムツ |
-
1997
- 1997-05-21 JP JP9146063A patent/JPH10314224A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010273875A (ja) * | 2009-05-28 | 2010-12-09 | Livedo Corporation | 吸収性物品 |
JP2015217067A (ja) * | 2014-05-16 | 2015-12-07 | 日本製紙クレシア株式会社 | 吸収性物品 |
WO2024038638A1 (ja) * | 2022-08-19 | 2024-02-22 | 大王製紙株式会社 | パンツ型使い捨てオムツ |
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