JP2008161254A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】排泄物の拡散を有効に防止できる吸収性物品を提供する。
【解決手段】吸収性物品10では、排泄物を蓄積する拡散防止シート1の吸収体側の主面全体が非接着とされて、上層シート11との間に空間R2が形成される。これにより、この空間R2に多くの排泄物を蓄積させることができる。このため、排泄物の広範な範囲への拡散を有効に防止することができる。その結果、排泄物が着用者の肌に触れる面積が少なくなり、肌のかぶれや不快感を防ぐことができるとともに、肌に付着した排泄物の拭き取り作業も軽減できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、着用者の排泄物を吸収する吸収性物品に関する。
一般に、使い捨ておむつなど着用者の尿や便等の排泄物を吸収する吸収性物品においては、排泄物の左右方向端部からの漏れ(横漏れ)を防止するため、立体ギャザーが形成されている。立体ギャザーは、その端部に糸ゴムを挟んだ非透液性シートで構成され、糸ゴムの収縮によって本体部から肌面側に向かって立ち上がる。この立体ギャザーの構造により、排泄物が堰き止められ、横漏れが防止されるようになっている。
さらなる横漏れの防止を図るため、前後方向に延びる複数の畝のある表面部材を吸収体の肌面側に設けた吸収性物品が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この吸収性物品では、表面部材の起立した畝が着用者の肌に密着し、横漏れがさらに防止されるようになっている。
ただし、この吸収性物品では、表面部材の畝が前後方向に延びているため、吸収体にすぐに吸収しきれない排泄物は、前後方向に広範囲に拡散されてしまう。このことは、液体成分と固形成分とを含む軟便等の排泄物に関して問題となる。このため、排泄物の前後方向への拡散を防止するために、前後方向及び左右方向の双方に関して凹凸を有する表面部材を、吸収体の肌面側に設けた吸収性物品も提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2004−181104号公報 特開2002−325798号公報
ところで、上記の特許文献1及び特許文献2の吸収性物品の構造では、表面部材と吸収体とが隙間なく接合されており固形成分を蓄積する空間が存在しない。このことから、軟便等の排泄物を処理する場合においては、液体成分が吸収体に吸収された後に、固形成分が吸収性物品の表面に大量に残留することになる。その結果、着用者に不快感を与えるとともに、吸収性物品の取替の際に着用者の肌に付着した固形成分(便)を拭き取る作業が煩雑になるなどの問題が生じる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、排泄物の拡散を有効に防止できる吸収性物品を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、吸収性物品であって、着用者の排泄物を吸収する吸収体と、前記吸収体よりも肌面側に配置され、吸収体側に前記排泄物を蓄積して前記排泄物の拡散を防止する拡散防止シートと、を備え、前記拡散防止シートは、その周縁領域で他の部材と接着され、前記吸収体側の主面における少なくとも前記周縁領域よりも内側の領域は他の部材と非接着とされる。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の吸収性物品において、前記拡散防止シートよりも前記肌面側に配置される表面シート、をさらに備え、前記拡散防止シートは、前記肌面側の主面において前記表面シートと接着され、前記吸収体側の主面全体は他の部材と非接着とされる。
また、請求項3の発明は、請求項2に記載の吸収性物品において、前記表面シートは開口部を備え、前記拡散防止シートの一部は、前記開口部から肌面側に露出する。
また、請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の吸収性物品において、前記吸収体と前記拡散防止シートとの相互間に不織布のシート、を備えている。
また、請求項5の発明は、請求項4に記載の吸収性物品において、前記着用者の左右に対応する左右方向において、前記吸収体の端部の外側から前記吸収体の中央に向かって延在し、所定の起立位置から立ち上がって立体ギャザーを形成するサイドシート、をさらに備え、前記不織布のシートは、前記左右方向において、少なくとも前記吸収体の中央から前記サイドシートの前記起立位置の外側まで延在する。
また、請求項6の発明は、請求項4に記載の吸収性物品において、前記不織布のシートは、前記吸収体の肌面側の主面全体を覆う。
また、請求項7の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の吸収性物品において、前記拡散防止シートは、多数の透孔を分散させたシート状の排泄物受体と、前記排泄物受体に分散配置され、前記排泄物受体に皺を形成する皺形成手段と、を備えている。
また、請求項8の発明は、請求項7に記載の吸収性物品において、前記排泄物受体は、複数のテープ状部材を格子状に配置して備え、各テープ状部材間の隙間によって前記透孔が形成される。
また、請求項9の発明は、請求項7または8に記載の吸収性物品において、前記多数の透孔のそれぞれの開口面積は、前記皺の非伸張状態で、1mm2以上900mm2以下である。
請求項1ないし9の発明によれば、拡散防止シートの吸収体側の主面における内側の領域が他の部材と非接着とされることから、拡散防止シートの吸収体側に多くの量の排泄物を蓄積させることができ、排泄物の拡散を有効に防止できる。
また、特に請求項2の発明によれば、拡散防止シートが、肌面側の主面において表面シートに接着されるため、吸収体側の主面全体は非接着とすることができ、さらに多くの量の排泄物を蓄積させることができる。
また、特に請求項3の発明によれば、拡散防止シートが表面シートの開口部から肌面側に露出することから、排泄物を直接受けることができ、排泄物を効率的に蓄積することができる。
また、特に請求項4の発明によれば、吸収体と拡散防止シートとの相互間に不織布のシートを備えることから、拡散防止シートのこすれや、蓄積された排泄物と接触に起因する吸収体の損壊が防止される。
また、特に請求項5の発明によれば、吸収体に含まれる素材の漏れが防止される。
また、特に請求項6の発明によれば、吸収体に含まれる素材の漏れが防止される。
また、特に請求項7の発明によれば、排泄物受体に皺を形成して凹凸分布を与えることができるため、凹凸に排泄物を蓄積することができる。これとともに、多数の透孔が分散されていることにより、排泄物を吸収体側に素早く透過させることができる。
また、特に請求項8の発明によれば、排泄物受体に、透孔を含む多様な凹凸分布を容易に形成でき、その凹凸分布に排泄物を効果的に蓄積することができる。
また、特に請求項9の発明によれば、排泄物の吸収効率を維持しつつ、排泄物の逆流を防止できる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。
<1.第1の実施の形態>
<1−1.吸収性物品の構成>
図1は、第1の実施の形態に係る吸収性物品10を示す平面図である。また、図2は、図1のII−II位置における断面の模式図である。この吸収性物品10は、着用者の排泄物を吸収するためのパッドタイプの使い捨ておむつであり、テープタイプやパンツタイプの他のおむつや下着などと組み合わせて使用される。
図1は、着用者が吸収性物品10を装着したときに、着用者の肌面に対向する側(以下、単に「肌面側」という。)から見た様子を示している。また、図2においては(後述する図13及び図14も同様。)、吸収性物品10の各部材同士の接着箇所を、クロスハッチングを行った領域5により模式的に示している。図示の便宜上のため離間して示す部材同士の接着箇所に関しては、一点鎖線でそれらの部材を繋げている。このような部材同士の接着の手法としては、ホットメルト接着剤を用いた接着、熱溶着、超音波溶着など周知の各種手法を採用してよい。
また以下では、着用者の股部を覆うように吸収性物品10を装着したときに、着用者の股部の前後方向(腹部から背中にかけての方向)に対応する吸収性物品の方向(図1の縦方向)を「前後方向」といい、着用者にとって左右方向に対応する吸収性物品の方向(図1の横方向)を「左右方向」という。また、着用者の股部の前方側(腹側)に対応する吸収性物品の側を「前方側」といい、着用者の股部の後方側(背側)に対応する吸収性物品の側を「後方側」という。図1においては、図中の上部側が吸収性物品10の前方側となる。
吸収性物品10は、その基本構造として、排泄物の液体成分(尿など)を吸収する吸収体14を、透液性の上層シート11と撥水性の下層シート(バックシート)13とで挟んだ積層構造を有している(図2参照。)。上層シート11は吸収体14の肌面側に配置され、下層シート13は吸収体14の肌面側とは逆側に配置される。これらの部材はすべて、前後方向に延び、その前後方向の中央部にくびれを有するひょうたん型に成形されている(図1参照。)。なお、これらの部材を、長方形や砂時計型など他の形状に成形してもよい。
上層シート11は、吸収体14の肌面側の主面全体を覆うように配置され、吸収体14と重ならない端部位置において下層シート13と接着されている。したがって、吸収体14は、上層シート11と下層シート13とで形成される閉鎖された空間R1内に完全に包含された状態とされる。排泄物の液体成分は、このような積層構造に到達すると、上層シート11を透過した後、吸収体14に吸収される。そして、吸収体14に吸収された排泄物の外部への染み出しは、下層シート13によって防止される。
上層シート11の素材としては、透液性の不織布が採用される。このような透液性の不織布としては、親水性繊維(セルロース、レーヨン、コットン等)を用いた不織布、あるいは、疎水性繊維(ポリプロピレン,ポリエチレン,ポリエステル,ポリアミド、ナイロン等)の表面を界面活性剤により処理して透液性とした不織布が挙げられる。一方、下層シート13の素材としては、疎水性繊維(ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド、ナイロン等)を用いた撥水性の不織布が好ましい。また、下層シート13の素材として、プラスチックフィルムや、不織布とプラスチックフィルムとの複合材料等が利用されてもよい。
吸収体14としては、例えば、粉砕したパルプ繊維やセルロース繊維等の親水性繊維集合層に粒状のポリマー(高分子吸水体)を混合したものが挙げられる。粒状のポリマーは吸収体14から分離しやすいため、一般にはポリマーの分離の防止を目的として吸収体14はティッシュペーパーで包まれる。ただし、本実施の形態の吸収性物品10においては、上層シート11が吸収体14の肌面側の主面全体を覆い、吸収体14が閉鎖された空間R1内に完全に包含された状態となっているため、ポリマーの漏れを防止できる。このため、ティッシュペーパーは不要となり、製造コストを低減できる。
また、このような上層シート11、吸収体14及び下層シート13の積層構造の肌面側には、排泄物の拡散を防止するための拡散防止シート1が配置されている。この拡散防止シート1は、表面ライナーとも呼ばれ、特に軟便等の液体成分と固形成分とを含む緩い排泄物の広範囲な拡散を防止する機能を有する。拡散防止シート1は、略長方形状の外形を有しており、その長手方向が吸収性物品10の前後方向に沿うように配置される。
図3は、拡散防止シート1を示す平面図である。また、図4は、図3のIV−IV位置における断面図である。
拡散防止シート1は、排泄物を受ける面を構成するシート状の排泄物受体20を備えている。排泄物受体20は、略長方形状の外形を有し、帯状に延びる複数のテープ状部材を格子状に配置して備えている。具体的には、排泄物受体20は、短手方向に沿って略平行に延びる複数のテープ状部材(以下、短手テープ状部材)2と、長手方向に沿って略平行に延びる複数のテープ状部材(以下、長手テープ状部材)3とを、接着剤で接着して形成される。したがって、複数の短手テープ状部材2と複数の長手テープ状部材3とは略直交して配置される。これらのテープ状部材2,3の幅は、好ましくは1mm以上30mm以下であり、さらに好ましくは3mm以上20mm以下であり、さらに好ましくは5mm以上15mm以下である。
同一方向に沿って延びる複数のテープ状部材は、排泄物受体20における同一の主面に配置される。換言すれば、複数の短手テープ状部材2と、複数の長手テープ状部材3とは排泄物受体20の異なる主面に配置される。すなわち、排泄物受体20の一方の主面には複数の短手テープ状部材2が配置され、他方の主面には複数の長手テープ状部材3が配置される。
吸収性物品10においては、短手テープ状部材2が配置される排泄物受体20の主面が肌面側となるように、拡散防止シート1が配置される(図1参照。)。したがって、吸収性物品10では、複数の短手テープ状部材2が吸収性物品10の左右方向に沿って肌面側に配置され、複数の長手テープ状部材3が吸収性物品10の前後方向に沿って吸収体14が存在する側(以下、「吸収体側」という。)に配置されることになる。
各短手テープ状部材2は、二枚のテープ状不織布21,22により構成される(図4参照。)。これら二枚のテープ状不織布21,22はその間に、短手方向に沿った糸状弾性部材41を伸張状態で挟んで接着されている。したがって、糸状弾性部材41が収縮すると、図3に示すように、テープ状不織布21,22が収縮してその表面に多数の不規則な皺が形成される。
同様に、各長手テープ状部材3は、二枚のテープ状不織布31,32により構成される(図4参照。)。二枚のテープ状不織布31,32はその間に、長手方向に沿った糸状弾性部材42を伸張状態で挟んで接着されている。したがって、糸状弾性部材42が収縮すると、テープ状不織布31,32が収縮してその表面に多数の不規則な皺が形成される。これにより、糸状弾性部材41,42は排泄物受体20の全体に分散配置され、排泄物受体20は伸縮可能となっている。
テープ状不織布21,22,31,32の素材としては、排泄物の吸収効率を高めるために、前述したような透液性の不織布が採用される。また、テープ状不織布21,22,31,32の素材として、微小な開孔を有するプラスチックフィルムが利用されてもよい。また、糸状弾性部材41,42の素材としては、ポリウレタン糸や天然ゴム等の一般的な吸収性物品に用いられる弾性伸縮材料を用いることができる。糸状弾性部材41,42の接着には、ホットメルト接着剤を用いた接着、熱溶着、超音波溶着等の接着手法が採用できる。
また、複数の短手テープ状部材2同士は互いに離間した状態で配置され、複数の長手テープ状部材3同士も互いに離間した状態で配置される。これにより、排泄物受体20の主面の全体には、長手方向及び短手方向のそれぞれに関して略周期的に多数の矩形の透孔(一方の主面から他方の主面まで突き抜ける開口部)91が分散して形成される。このように複数の短手テープ状部材2と複数の長手テープ状部材3とを異なる方向に配置することで、各テープ状部材2,3間の隙間によって透孔91が分散して形成されることから、透孔91の形成に関して加熱処理は不要である。
図1及び図2に示すように、上記構造を有する拡散防止シート1は、上層シート11の肌面側で、かつ、吸収性物品10の前後方向の中央部よりも後方側に片寄った部分に配置される。このように着用者の尻部に相当する後方側に拡散防止シート1を配置することで、拡散防止シート1が便を確実に受け止めることができる。
また、拡散防止シート1のさらに肌面側には、表面シート16が設けられている。表面シート16においては、着用者の尻部に相当する位置に楕円形状の一つの開口部17が形成されている。拡散防止シート1は、その肌面側の周縁領域が表面シート16によって覆われつつ、その一部の領域(周縁領域よりも内側の領域)が表面シート16の開口部17から肌面側に露出することになる。これにより、拡散防止シート1は直接的に排泄物を受け取ることができる。
このように、拡散防止シート1の周縁領域は、表面シート16によって覆われることから、拡散防止シート1の縁部と上層シート11とで形成される段差が着用者に与える不快感が緩和される。表面シート16の素材としては、排泄物の吸収効率を阻害しないように、前述したような透液性の不織布が挙げられる。
表面シート16は、上層シート11と略同一のサイズ及び形状を有しており、その吸収体側の主面の端部において上層シート11と接着されている。また、拡散防止シート1は、その肌面側の主面の周縁領域、具体的には、前後方向の両端部及び左右方向の両端部において表面シート16と接着されて固定されている(図2参照。)。なお、図1においても、クロスハッチングを行った領域5により、拡散防止シート1と上層シート11との接着箇所を示している。そして、拡散防止シート1は、その吸収体側の主面全体は他の部材と非接着とされている。したがって、拡散防止シート1の吸収体側においては、上層シート11との間に空間R2が形成される。
また、吸収性物品10の左右方向の両端部にはそれぞれ、長手方向に沿ってサイドシート12が設けられている。これらのサイドシート12はそれぞれ、左右方向において、吸収体14の端部位置P2の外側から、吸収体14の中央に向かって端部位置P2の内側まで延在している。そして、サイドシート12はそれぞれ、端部位置P2の内側における所定の起立位置P1から肌面側に向かって立ち上がり、立体ギャザー12aを形成する。
各サイドシート12の左右方向の内側(吸収性物品10の中央の側)の端部には糸ゴム15が配される一方、左右方向の外側(吸収性物品10の端部の側)の端部は下層シート13と接着されている。また、各サイドシート12の起立位置P1より外側の近傍領域は、表面シート16と接着されている。この構造により、糸ゴム15が収縮すると、各サイドシート12の起立位置P1より内側の部分は肌面側に立ち上がって、立体ギャザー12aとして機能する。この立体ギャザー12aにより、吸収性物品10において排泄物の横漏れが防止される。サイドシート12の素材としては、液不透過性のプラスチックフィルムや撥水性の不織布等が挙げられる。拡散防止シート1は、一対の立体ギャザー12aの相互間(一方の起立位置P1と他方の起立位置P1との間)に配置される。
<1−2.吸収性物品の使用>
次に、上記構造を有する吸収性物品10を使用した場合における吸収性物品10の作用を説明する。以下では、軟便等の液体成分と固形成分とを含む緩い排泄物が排泄された場合を想定して説明する。
このような緩い排泄物は、液体成分と固形成分とが混在した状態で流動する。排泄された排泄物は、拡散防止シート1の肌面側の主面により受け止められる。そして、排泄物は、複数の短手テープ状部材2の相互間に入り込み、さらに、複数の透孔91等を経由して、拡散防止シート1の吸収体側に入り込むことになる。
拡散防止シート1の肌面側では、複数の短手テープ状部材2により排泄物の流動が堰き止められる。複数の短手テープ状部材2は吸収性物品10の左右方向に沿っていることから、排泄物の前後方向(拡散防止シート1の長手方向)への流動が効果的に抑制される。短手テープ状部材2は、糸状弾性部材41により皺が形成されてその実質的な厚みが増しているため、排泄物の流動を堰き止める壁として有効に機能する。
一方、拡散防止シート1の吸収体側では、前後方向に沿った複数の長手テープ状部材3の相互間に排泄物が入り込む。長手テープ状部材3も、糸状弾性部材42により皺が形成されてその実質的な厚みが増しているため、比較的多くの排泄物を流入させることができる。これとともに、排泄物は、長手テープ状部材3に形成された皺の間を通過して左右方向にも拡がる。
拡散防止シート1の排泄物受体20の両主面には、短手テープ状部材2の相互間、長手テープ状部材3の相互間、透孔91、及び、テープ状部材2,3自体の皺などにより、多様な凹凸分布が与えられる。つまり、凹凸分布の一部は、テープ状部材2,3自体の皺の分布として与えられる。排泄物のうちの特に固形成分は、これらの凹凸に滞留させて蓄積させることができる。テープ状部材2,3の不規則な皺などにより凹凸分布は不規則分布となるため、多種多様な排泄物を滞留させることができる。また、糸状弾性部材41,42によりテープ状部材2,3の実質的な厚みが増しているため、凹凸のサイズが増加して多くの排泄物を蓄積させることができる。
また、拡散防止シート1の主面に多数の透孔91が形成されるとともに、拡散防止シート1の吸収体側は接着されず上層シート11との間に空間R2が形成されることから、多くの量の排泄物を拡散防止シート1の吸収体側に透過させて、拡散防止シート1の吸収体側の空間R2に蓄積させることができる。その結果、排泄物の広範な範囲への拡散が有効に防止されるとともに、吸収性物品10の肌面側に残留する排泄物の量も低減できることになる。
また、排泄物のうちの液体成分は、上層シート11に至ると吸収体14に吸収される。拡散防止シート1の主面に多数の透孔91が分散形成され、排泄物受体20が透液性の不織布で構成されることから、排泄物のうちの特に液体成分は迅速に上層シート11に至ることになる。また、拡散防止シート1の吸収体側では、排泄物が左右方向にも拡がることから、その液体成分は吸収体14の広い範囲で吸収される。したがって、排泄物の液体成分の吸収体14による吸収効率も大きく向上できる。その結果、液体成分の流動量が低下して排泄物の流動そのものが抑制されることから、排泄物の広範な範囲への拡散がさらに防止されることになる。
拡散防止シート1に形成された多数の透孔91は、排泄物を吸収体側に通過させる経路になるとともに、排泄物を滞留させて蓄積させる空間としても機能する。多数の透孔91は、拡散防止シート1の主面の全体に略周期的に分布していることから、拡散防止シート1の全体に関して均一に吸収効率及び排泄物の蓄積量を向上できる。その結果、拡散防止シート1のいずれの位置に排泄物が受け止められたとしても排泄物の拡散が有効に防止されることになる。
なお、これらの透孔91のそれぞれの開口面積が小さすぎると排泄物の通過量や蓄積量が低下するが、逆に、開口面積が大きすぎると、吸収体側に一旦進入した排泄物が肌面側に逆流する可能性もある。このため、これらの透孔91のそれぞれの開口面積は、凹凸分布の非伸長状態(糸状弾性部材41,42を収縮させ、糸状弾性部材41,42による皺を非伸長とした状態)で、好ましくは1mm2以上900mm2以下であり、さらに好ましくは4mm2以上700mm2以下であり、さらに好ましくは10mm2以上400mm2以下である。これにより、排泄物の吸収効率を維持しつつ、排泄物の逆流を防止できる。なお、仮に排泄物の逆流が生じたとしても、表面シート16により、そのような排泄物の肌面側への露出を防止でき、排泄物が肌に触れる面積を少なくすることができる。
以上のように、本実施の形態の吸収性物品10では、拡散防止シート1の吸収体側の主面全体が非接着とされて上層シート11との間に空間R2が形成されるため、この空間R2に多くの排泄物を蓄積させることができる。このため、排泄物の広範な範囲への拡散を有効に防止することができる。その結果、排泄物が着用者の肌に触れる面積が少なくなり、肌のかぶれや不快感を防ぐことができるとともに、肌に付着した排泄物(特に、その固形成分)の拭き取り作業も軽減できる。
また、吸収性物品10では、吸収体14と拡散防止シート1との相互間に配置される上層シート11は、比較的脆弱なティッシュペーパーではなく、比較的丈夫な不織布で構成される。拡散防止シート1は、その吸収体側の主面が非接着であるため着用者の動きに合わせて吸収体14に対して移動することがある。また、吸収性物品10では、拡散防止シート1の吸収体側の空間R2に多くの排泄物が蓄積されるようになっている。このため、上層シート11を仮に比較的脆弱なティッシュペーパーで構成すると、拡散防止シート1とのこすれや排泄物との接触によりティッシュペーパーが容易に破断し、吸収体14が損壊するおそれがある。これに対し、吸収性物品10では上層シート11を比較的丈夫な不織布で構成しているため、このような吸収体14の損壊を有効に防止できる。
<2.第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態に係る吸収性物品は、拡散防止シートの構造のみが第1の実施の形態と相違している。図5は、第2の実施の形態に係る拡散防止シート1bを肌面側から見た平面図である。また、図6は、図5のVI−VI位置における断面図である。第2の実施の形態の拡散防止シート1bは、長手テープ状部材3に係る構造が、第1の実施の形態の拡散防止シート1と相違している。
第2の実施の形態においては、各長手テープ状部材3には糸状弾性部材42などの弾性部材は接着されておらず、各長手テープ状部材3は一枚のテープ状不織布31のみによって構成される。したがって、複数の長手テープ状部材3には皺は形成されない。このように構成することで、第1の実施の形態の拡散防止シート1と比較して必要な資材を少なくすることができ、製造コストを低減できる。
<3.第3の実施の形態>
次に、第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態に係る吸収性物品も、拡散防止シートの構造のみが第1の実施の形態と相違している。図7は、第3の実施の形態に係る拡散防止シート1cを肌面側から見た平面図である。また、図8は、図7のVIII−VIII位置における断面図である。第3の実施の形態の拡散防止シート1cは、テープ状部材2,3に皺を形成する弾性部材が、第1の実施の形態の拡散防止シート1と相違している。
第3の実施の形態においては、テープ状部材2,3に接着する弾性部材として、テープ状部材2,3と略同一の幅を有するテープ状弾性部材43,44が用いられている。このようなテープ状弾性部材43,44の素材としては、例えば、テープ状に成形した天然ゴム、スチレン−ブタジエン、ブタジエン、イソプレン、ネオプレン等の合成ゴム、伸縮性ポリオレフィン、ウレタン、伸縮不織布などが挙げられる。
このようなテープ状弾性部材43,44のテープ状部材2,3への接着に際しては、不織布による挟み込みは不要である。このため、各テープ状部材2,3は、それぞれ一枚のテープ状不織布21,31で構成されている。より具体的には、一つの短手テープ状部材2は一枚のテープ状不織布21で構成され、この一枚のテープ状不織布21に対してテープ状弾性部材43が伸張状態で接着される。また、一つの長手テープ状部材3は一枚のテープ状不織布31で構成され、この一枚のテープ状不織布31に対してテープ状弾性部材44が伸張状態で接着される。これにより、第1の実施の形態と同様に、テープ状部材2,3の表面には多数の不規則な皺が形成される。
このようにテープ状弾性部材43,44を利用することで、各テープ状部材2,3を一枚のテープ状不織布21,31で構成できるため、第1の実施の形態の拡散防止シート1と比較して必要な資材を少なくすることができ、製造コストを低減できる。
<4.第4の実施の形態>
次に、第4の実施の形態について説明する。第4の実施の形態に係る吸収性物品も、拡散防止シートの構造のみが第1の実施の形態と相違している。図9は、第4の実施の形態に係る拡散防止シート1dを肌面側から見た平面図である。また、図10は、図9のX−X位置における断面図である。第4の実施の形態の拡散防止シート1dは、長手テープ状部材3に係る構造が、第3の実施の形態の拡散防止シート1と相違している。
第4の実施の形態においては、各長手テープ状部材3には不織布は使用されておらず、各長手テープ状部材3は比較的厚みのある一枚のテープ状弾性部材33のみによって構成される。このテープ状弾性部材33の素材としては、例えば、2mm〜5mm程度の厚みを有し、テープ状に成形したポリウレタンフィルムなどが挙げられる。このように構成することで、長手テープ状部材3に関して不織布が不要となり、第3の実施の形態の拡散防止シート1cと比較して必要な資材を少なくすることができ、製造コストをさらに低減できる。
なお、この実施の形態では、短手テープ状部材2に係る構造は、第3の実施の形態と同様の構造(一枚のテープ状不織布21にテープ状弾性部材を接着した構造)としているが、第1の実施の形態と同様の構造(糸状弾性部材41を挟んで二枚のテープ状不織布21,22を接着した構造)を採用してもよい。
<5.第5の実施の形態>
次に、第5の実施の形態について説明する。第5の実施の形態に係る吸収性物品も、拡散防止シートの構造のみが第1の実施の形態と相違している。図11は、第5の実施の形態に係る拡散防止シート1eを肌面側から見た平面図である。また、図12は、図11のXII−XII位置における断面図である。第5の実施の形態の拡散防止シート1eは、複数の短手テープ状部材2と複数の長手テープ状部材3とを組合わせる手法が、第1の実施の形態の拡散防止シート1と相違している。
第5の実施の形態においては、テープ状部材2,3に係る構造そのものは第1の実施の形態と同様であるものの、複数の短手テープ状部材2と複数の長手テープ状部材3とが、織物における緯糸(よこいと)と経糸(たていと)とのようにそれぞれ利用され、織物と同様の規則によって交錯されている。これにより、排泄物受体20は、複数の短手テープ状部材2と複数の長手テープ状部材3とを織り合わせた織物構造を有している。このように排泄物受体の構造を織物構造とすることにより、接着剤を要することなく排泄物受体20を形成できる。
この拡散防止シート1eでは、排泄物受体20の構造が織物構造であるため、排泄物受体20に形成される凹凸の多様性を増すことができる。その結果、多様な排泄物を蓄積させることができるため、排泄物の拡散をさらに防止できることになる。
なお、図11に示す織物組織は平織であるが、斜文織、朱子織などの他の織物組織であってもよい。また、緯糸及び経糸として利用するテープ状部材2,3自体に係る構造については、第1の実施の形態の構造のものに限定されず、第1ないし第4の実施の形態で説明したいずれの構造のものであってもよい。
<6.他の実施の形態>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。以下では、このような他の実施の形態について説明する。もちろん、以下で説明する形態を適宜に組み合わせてもよい。
上記実施の形態では、拡散防止シート1は肌面側の主面において表面シート16と接着されると説明したが、図13に示すように、拡散防止シート1の吸収体側の主面の周縁領域を上層シート11と接着させてもよい。これによっても、拡散防止シート1の吸収体側の主面においては、接着がなされる周縁領域よりも内側の領域は他の部材と非接着とされ、上層シート11との間に空間R3が形成される。このように拡散防止シート1の吸収体側の主面における少なくとも内側の領域を他の部材と非接着とすれば、上層シート11との間に空間R3を形成することができ、この空間R3に多くの排泄物を蓄積させることが可能となる。なお、この場合は、表面シート16を省略し、サイドシート12の起立位置P1の外側の近傍領域を上層シート11と接着させてもよい。
また、上記実施の形態では、上層シート11が吸収体14の肌面側の主面全体を覆うように配置されると説明したが、図14に示すように、左右方向において、上層シート11は少なくとも吸収体14の中央からサイドシート12の起立位置P1の外側まで延在すればよい。このようにすれば、吸収体14は、上層シート11と、下層シート13と、一対のサイドシート12とによって形成される閉鎖された空間内に完全に包含された状態とされる。したがって、この場合においてもポリマーの漏れを防止できる。なお、この場合において、サイドシート12の起立位置P1は、吸収体14の端部位置P2の内側及び外側のいずれであってもよい。
また、上記実施の形態では、拡散防止シート1は、前後方向の両端部及び左右方向の両端部において他の部材と接着されると説明したが、前後方向の両端部のみ、あるいは、左右方向の両端部のみにおいて接着されるようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、テープ状不織布21,22,23,24の素材として透液性の不織布が採用されると説明したが、逆に、撥水性の不織布を採用してもよい。撥水性の不織布としては、疎水性繊維(ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ナイロン等)を用いた不織布が挙げられる。このように撥水性の不織布を採用した場合は、吸収体側に一旦進入した排泄物が肌面側に戻ることを効果的に防止できる。撥水性の不織布を採用したとしても、拡散防止シート1の主面には多数の透孔91が形成されているため、排泄物の吸収効率が大きく低下することもない。また、第3及び第4実施の形態のテープ状弾性部材43,44,33の素材としては、撥水性の弾性部材を採用してよい。この場合も、吸収体側に一旦進入した排泄物が肌面側に戻ることを効果的に防止できる。
また、上記実施の形態では、弾性部材によって排泄物受体20に皺を形成すると説明したが、加熱処理により皺を形成してもよい。ただし、加熱処理により形成された皺は、規則的になることが一般的である。排泄物受体20に不規則な皺を形成し、それによって与えられる不規則な凹凸分布により多様な排泄物の拡散を防止するという観点からは、上記実施の形態のように弾性部材を用いることが望ましい。
また、上記実施の形態では、排泄物受体20を形成する複数のテープ状部材2と複数のテープ状部材3とは直交配置されるとしていたが、これらは異なる方向に配置できれば、直角とは異なる角度で交差させてもよい。また、複数のテープ状部材2,3は、排泄物受体20の外形により規定される方向(短手方向、長手方向)以外の方向に延びるように配置してもよい。
また、上記実施の形態では、吸収性物品はパッドタイプの使い捨ておむつであると説明したが、パンツタイプやテープタイプなど他のタイプの使い捨ておむつであっても、上記で説明した技術を好適に採用可能である。
吸収性物品を示す平面図である。 図1のII−II位置における断面図である。 第1の実施の形態に係る拡散防止シートを示す平面図である。 図3のIV−IV位置における断面図である。 第2の実施の形態に係る拡散防止シートを示す平面図である。 図5のVI−VI位置における断面図である。 第3の実施の形態に係る拡散防止シートを示す平面図である。 図7のVIII−VIII位置における断面図である。 第4の実施の形態に係る拡散防止シートを示す平面図である。 図9のX−X位置における断面図である。 第5の実施の形態に係る拡散防止シートを示す平面図である。 図11のXII−XII位置における断面図である。 図1のII−II位置における断面の他の一例を示す図である。 図1のII−II位置における断面の他の一例を示す図である。
符号の説明
1 拡散防止シート
10 吸収性物品
11 上層シート
12 サイドシート
12a 立体ギャザー
13 下層シート
14 吸収体
16 表面シート
17 開口部

Claims (9)

  1. 吸収性物品であって、
    着用者の排泄物を吸収する吸収体と、
    前記吸収体よりも肌面側に配置され、吸収体側に前記排泄物を蓄積して前記排泄物の拡散を防止する拡散防止シートと、
    を備え、
    前記拡散防止シートは、その周縁領域で他の部材と接着され、前記吸収体側の主面における少なくとも前記周縁領域よりも内側の領域は他の部材と非接着とされることを特徴とする吸収性物品。
  2. 請求項1に記載の吸収性物品において、
    前記拡散防止シートよりも前記肌面側に配置される表面シート、
    をさらに備え、
    前記拡散防止シートは、前記肌面側の主面において前記表面シートと接着され、前記吸収体側の主面全体は他の部材と非接着とされることを特徴とする吸収性物品。
  3. 請求項2に記載の吸収性物品において、
    前記表面シートは開口部を備え、
    前記拡散防止シートの一部は、前記開口部から肌面側に露出することを特徴とする吸収性物品。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の吸収性物品において、
    前記吸収体と前記拡散防止シートとの相互間に不織布のシート、
    を備えることを特徴とする吸収性物品。
  5. 請求項4に記載の吸収性物品において、
    前記着用者の左右に対応する左右方向において、前記吸収体の端部の外側から前記吸収体の中央に向かって延在し、所定の起立位置から立ち上がって立体ギャザーを形成するサイドシート、
    をさらに備え、
    前記不織布のシートは、前記左右方向において、少なくとも前記吸収体の中央から前記サイドシートの前記起立位置の外側まで延在することを特徴とする吸収性物品。
  6. 請求項4に記載の吸収性物品において、
    前記不織布のシートは、前記吸収体の肌面側の主面全体を覆うことを特徴とする吸収性物品。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の吸収性物品において、
    前記拡散防止シートは、
    多数の透孔を分散させたシート状の排泄物受体と、
    前記排泄物受体に分散配置され、前記排泄物受体に皺を形成する皺形成手段と、
    を備えることを特徴とする吸収性物品。
  8. 請求項7に記載の吸収性物品において、
    前記排泄物受体は、複数のテープ状部材を格子状に配置して備え、各テープ状部材間の隙間によって前記透孔が形成されることを特徴とする吸収性物品。
  9. 請求項7または8に記載の吸収性物品において、
    前記多数の透孔のそれぞれの開口面積は、前記皺の非伸張状態で、1mm以上900mm以下であることを特徴とする吸収性物品。
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