JP4653710B2 - 景品取得ゲーム機 - Google Patents
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Description
この装置は、景品を保持する景品貯留手段と、台上に積み上げられた複数のブロック材とを有し、積み上げられた複数のブロック材が崩れるか又は台上から落下したときに景品貯留手段から景品が落下するものである。
(1)複数のブロック材を用いて景品の保持状態を保っているので、複数のブロック材の積み上げ状態が比較的安定しており、大当たり景品の落下パターンに意外性が欠ける可能性があった。
(2)台上の景品が最下層のブロックを押し出しても、だるま落としのようにそのブロックだけが外れてしまい、他のブロックが崩れない可能性があった。
(3)複数のブロック材が積み上げられているので、すべてのブロックが一体で移動してしまい、払出口まですべてのブロック材を押し出さなければ、大当たりとならない可能性があった。
(4)複数のブロック材が崩れれば大当たりとなるものの、そこでゲームが終了した感覚があり、遊戯者がゲームを継続しない可能性があった。
第1の発明は、内部の景品(G1)を獲得孔(24)に落下させて外部に取り出す景品取得ゲーム機(10)であって、前記獲得孔(24)方向に前記景品(G1)を搬送する搬送手段(18、19)と、前記搬送手段(18、19)の上方であって、互いに向き合うように設けられ、大当たり景品(G2)を落下可能に保持する複数の景品保持手段(40)と、前記複数の景品保持手段(40)のそれぞれの保持状態を維持するための複数の棒状部材(50)とを備え、前記搬送手段(18、19)によって搬送される前記景品(G1)に前記棒状部材(50)が押され、前記棒状部材(50)が倒れて前記保持状態が解除されることにより前記大当たり景品(G2)が前記景品保持手段(40)から落下し、前記景品保持手段(40)は、前記大当たり景品(G2)を載置する板状部材(44)と、前記板状部材を傾斜可能に支持するヒンジ(45)とを備え、前記板状部材(44)は、この景品保持手段(40)の保持状態を維持している棒状部材(50)とは別の棒状部材(50)の方向に前記大当たり景品(G2)を落下させ、支柱部材を備え、前記ヒンジは、前記板状部材を前記支柱部材に対して傾斜可能に連結すること、を特徴とする景品取得ゲーム機である。
第2の発明は、第1の発明の景品取得ゲーム機(10)において、遊戯領域(2A〜2D)と外部とを仕切るドーム形のカバー部材(25)を備え、前記板状部材(44)は、その一部が前記カバー部材(25)の形状に沿った形状であること、を特徴とする景品取得ゲーム機(10)である。
第3の発明は、第1又は第2の発明の景品取得ゲーム機(10)において、前記景品保持手段(40)は、高さを調整する高さ調整手段(46)を備えること、を特徴とする景品取得ゲーム機(10)である。
第4の発明は、第1から第3までのいずれかの発明の景品取得ゲーム機(10)において、前記棒状部材(50)は、前記搬送手段(18、19)との接触面に難易度調整手段を備えること、を特徴とする景品取得ゲーム機(10)である。
第5の発明は、第1から第4までのいずれかの発明の景品取得ゲーム機(10)において、前記棒状部材(50)は、長さを調整する長さ調整手段を備えること、を特徴とする景品取得ゲーム機(10)である。
第6の発明は、第1から第5までのいずれかの発明の景品取得ゲーム機(10)において、前記棒状部材(50)は、前記獲得孔(24)に落下することを防止する落下防止手段(60)を備えること、を特徴とする景品取得ゲーム機(10)である。
第7の発明は、第1から第6までのいずれかの発明の記載の景品取得ゲーム機(10)において、前記搬送手段(18、19)は、固定テーブル(18)上でスライドテーブル(19)が往復移動するものであること、を特徴とする景品取得ゲーム機(10)である。
(1)複数の景品保持手段が互いに向き合うように設けられているので、一の景品保持手段から大当たり景品が落下すると、他の景品保持手段の棒状部材も同時に倒れる可能性があり、大当たり景品の落下パターンの意外性を向上させることができる。
(2)複数の景品保持手段を設けているので、一の景品保持手段から大当たり景品が落下しても、他の景品保持手段に大当たり景品が残る場合があり、遊戯者にゲームの継続を促すことができ、遊戯者の滞留時間を長くすることができる。
(3)棒状部材は、ブロック材よりも倒れやすいので、遊戯者にとっては楽しみやすいゲーム機とすることができる。
(4)景品保持手段は、高さを調整する高さ調整手段を備えるので、大当たり景品のサイズに合わせて高さを調整することができ、遊戯者へのアピール度を向上させることができる。
図1は、本発明による景品取得ゲーム機の実施例を示す図である。
本実施例による景品取得ゲーム機10は、4つの遊戯領域2A〜2Dを有し、回転テーブル12に配置された内部の景品G1を獲得孔24に落下させて外部に取り出すプッシャー式のクレーンゲーム機である。なお、以下の説明において、主に遊戯領域2Aについて説明するが、他の遊戯領域2B〜2Dについても同様な構造である。
4つの固定テーブル18は、クレーン部13によって運ばれた景品G1を蓄積するためのテーブルであり、矩形の板状に形成されている。固定テーブル18は、その表面が上側を向くように、また、その長手方向が本体ケース11の径方向を向くように、本体ケース11に固定されている。
特別払出し装置30は、上述した通り、大当たり景品G2の払出しを実現する装置であり、固定テーブル18の上方であって、互いに向き合うように設けられ、大当たり景品G2を落下可能に保持する2つの景品保持手段40と、2つの景品保持手段40のそれぞれの保持状態を維持するための2つのテンション棒(棒状部材)50とを備える。
一方、テンション棒50は、獲得孔24に落下することを防止するテンション棒落下防止紐(落下防止手段)60を備え、テンション棒落下防止紐60は、テンション棒50と丸穴パイプ支柱42とを接続している。これにより、テンション棒50が獲得孔24に落下して詰まったりすることがない。
図3(A)に示すように、景品保持手段40の丸穴パイプ支柱42は、高さを調整するネジ式固定部(高さ調整手段)46を備える。そして、丸穴パイプ支柱42に挿入された支柱丸棒43を上下にスライドさせ、任意の位置でネジ式固定部46を用いて支柱丸棒43を固定することにより、景品トレイ44の高さを自由に調整することができる。なお、この場合は、長さの異なるテンション棒50を複数本用意しておく必要がある。
また、景品保持手段40の高さを自由に調整できることにより、遊戯者のターゲットを大人の場合又は子供の場合にそれぞれ合わせて目線の高さを調節することができる。
図4は、特別払出し装置30の動作を示す図である。
まず、図1に示すように、遊戯者は、回転テーブル12に配置された景品G1とクレーン部13との位置関係、タイミング等を見計らって開始ボタン21を押す。これにより、クレーン部13のアーム部材15が回転を始める。そして、掴み部17のハンド17aが移動範囲の最下点付近に移動して景品G1を掴み、景品G1は、ハンド17aに掴まれた状態で上側に上昇する。
ついで、図4(B)に示すように、テンション棒50がその場で倒れるか又は固定テーブル18上からテンション棒50が外れて景品保持手段40の保持状態が解除されると、大当たり景品G2が景品トレイ44から落下する。このとき、左側の景品トレイ44には、左端部にヒンジ45が設けられているので、左側の景品トレイ44は右側に傾き、大当たり景品G2は、右側のテンション棒50の方向に落下する。
ここで、落下した大当たり景品G2が右側のテンション棒50にぶつかり、そのテンション棒50が倒れれば、図4(C)に示すように、他の大当たり景品G2も落下させることができる。
最後に、遊戯者は、景品取り出し口23(図1参照)から大当たり景品G2を取り出し、その大当たり景品G2を獲得することができる。
(1)2つの景品保持手段40が互いに向き合うように設けられているので、他方のテンション棒50への干渉次第では、連鎖的にすべてのテンション棒50を一気に倒すことができ、大当たり景品G2の落下パターンの意外性を向上させることができる。
(2)景品トレイ44は、景品保持手段40の保持状態を維持しているテンション棒50とは別のテンション棒50の方向に大当たり景品G2を落下させるので、テンション棒50を連鎖的に倒しやすくなる。
(4)テンション棒50は、ブロック材よりも倒れやすいので、遊戯者にとっては楽しみやすいゲーム機とすることができる。また、テンション棒50が景品保持手段40の保持状態を維持しているので、遊戯者にとっては「もう少しで倒れそう、まだ倒れなさそう」といった判断がしやすい。
(7)従来品では、ディスプレイ用(展示品)としてのみ使用されていた場所に載置されている景品が、そのまま遊戯者のものになる可能性があり、見た目のアピール度を大幅に向上させることができる。
以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
(1)景品保持手段40は、左右に2つ設置する例で説明したが、互いに向き合うようにして3つ以上設置してもよい。
(2)テンション棒50は、T字の棒の例で説明したが、倒れやすくするために、単純な直線の棒であってもよく、また、景品トレイ44や固定テーブル18との接触面を球面にしてもよい。さらに、T字形のテンション棒50のままでは倒れにくいような場合には、景品トレイ44との接触部分に摩擦係数の高い素材を用い、固定テーブル18との接触部分に摩擦係数の低い素材を用いて、テンション棒50を倒れやすくしてもよい。
(4)テンション棒50は、景品トレイ44の高さに応じて複数本用意する例で説明したが、景品保持手段40のネジ式固定部46と同じような構造を備えさせて、長さを調整できるようにしてもよい(長さ調整手段)。
10 景品取得ゲーム機
18 固定テーブル(搬送手段)
19 スライドテーブル(搬送手段)
24 獲得孔
25 カバー部材
30 特別払出し装置
40 景品保持手段
41 板金ベース
42 丸穴パイプ支柱
43 支柱丸棒(支柱部材)
44 景品トレイ(板状部材)
45 ヒンジ(連結部材)
46 ネジ式固定部(高さ調整手段)
50 テンション棒(棒状部材)
60 テンション棒落下防止紐(落下防止手段)
G1 景品
G2 大当たり景品
Claims (7)
- 内部の景品を獲得孔に落下させて外部に取り出す景品取得ゲーム機であって、
前記獲得孔方向に前記景品を搬送する搬送手段と、
前記搬送手段の上方であって、互いに向き合うように設けられ、大当たり景品を落下可能に保持する複数の景品保持手段と、
前記複数の景品保持手段のそれぞれの保持状態を維持するための複数の棒状部材とを備え、
前記搬送手段によって搬送される前記景品に前記棒状部材が押され、前記棒状部材が倒れて前記保持状態が解除されることにより前記大当たり景品が前記景品保持手段から落下し、
前記各景品保持手段は、
前記大当たり景品を載置する板状部材と、
前記板状部材を傾斜可能に支持するヒンジとを備え、
前記板状部材は、この景品保持手段の保持状態を維持している棒状部材とは別の棒状部材の方向に前記大当たり景品を落下させ、
支柱部材を備え、
前記ヒンジは、前記板状部材を前記支柱部材に対して傾斜可能に連結すること、
を特徴とする景品取得ゲーム機。 - 請求項1に記載の景品取得ゲーム機において、
遊戯領域と外部とを仕切るドーム形のカバー部材を備え、
前記板状部材は、その一部が前記カバー部材の形状に沿った形状であること、
を特徴とする景品取得ゲーム機。 - 請求項1又は請求項2に記載の景品取得ゲーム機において、
前記景品保持手段は、高さを調整する高さ調整手段を備えること、
を特徴とする景品取得ゲーム機。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の景品取得ゲーム機において、
前記棒状部材は、前記搬送手段との接触面に難易度調整手段を備えること、
を特徴とする景品取得ゲーム機。 - 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の景品取得ゲーム機において、
前記棒状部材は、長さを調整する長さ調整手段を備えること、
を特徴とする景品取得ゲーム機。 - 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の景品取得ゲーム機において、
前記棒状部材は、前記獲得孔に落下することを防止する落下防止手段を備えること、
を特徴とする景品取得ゲーム機。 - 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の景品取得ゲーム機において、
前記搬送手段は、固定テーブル上でスライドテーブルが往復移動するものであること、
を特徴とする景品取得ゲーム機。
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JP2006240865A JP4653710B2 (ja) | 2006-09-05 | 2006-09-05 | 景品取得ゲーム機 |
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