JP4653475B2 - Dc−dc変換回路 - Google Patents

Dc−dc変換回路 Download PDF

Info

Publication number
JP4653475B2
JP4653475B2 JP2004369864A JP2004369864A JP4653475B2 JP 4653475 B2 JP4653475 B2 JP 4653475B2 JP 2004369864 A JP2004369864 A JP 2004369864A JP 2004369864 A JP2004369864 A JP 2004369864A JP 4653475 B2 JP4653475 B2 JP 4653475B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch element
voltage
capacitor
enable signal
switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004369864A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006180600A (ja
Inventor
正男 苅部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Display Central Inc
Original Assignee
Toshiba Mobile Display Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Mobile Display Co Ltd filed Critical Toshiba Mobile Display Co Ltd
Priority to JP2004369864A priority Critical patent/JP4653475B2/ja
Publication of JP2006180600A publication Critical patent/JP2006180600A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4653475B2 publication Critical patent/JP4653475B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、液晶表示装置の駆動回路等に用いられるDC−DC変換回路に関する。
液晶表示装置は、複数の信号線および複数の走査線の各交差部に画素が配置された画素表示部を備えたガラス製のアレイ基板と、このアレイ基板に対向配置された対向基板との間隙に液晶層を保持した構成である。
近年、アレイ基板上にポリシリコンを材料とする薄膜トランジスタ(Thin film transistor)を形成する製造技術が進歩してきており、この技術を利用することにより画素表示部と、信号線および走査線を駆動する駆動回路とを同一のアレイ基板上に形成することが可能になった。これは、各画素内に配置されるトランジスタと、駆動回路内に配置されるトランジスタとをいずれも薄膜トランジスタとし、同一の製造工程で形成するものである(例えば特許文献1参照)。
液晶の駆動に際しては複数の駆動用電圧が必要であり、駆動回路はDC−DC変換回路を要する。このDC−DC変換回路を形成するトランジスタを薄膜トランジスタとすることで、DC−DC変換回路についてもアレイ基板上に形成することが可能となった。
特開2001−343945号公報
ところが、薄膜トランジスタは諸特性のバラツキが大きいため、DC−DC変換回路の負荷となる駆動回路が、薄膜トランジスタのしきい値電圧のバラツキの影響を受け、駆動回路の消費電流にバラツキが生じることになる。その結果、DC−DC変換回路の出力電圧に大きなバラツキが発生するという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、薄膜トランジスタのしきい値電圧のバラツキに起因するDC−DC変換回路の出力電圧のバラツキを抑制することにある。
本発明に係るDC−DC変換回路は、チャージポンプ型のDC−DC変換部と、前記DC−DC変換部の出力電圧を取り出すためのキャパシタと、前記DC−DC変換部の出力段と前記キャパシタとの間に接続されたスイッチ素子と、前記キャパシタの端子間電圧と基準電圧とを比較し、前記端子間電圧が基準電圧よりも大きな値である場合に、前記スイッチ素子をオフさせるイネーブル信号を生成するイネーブル信号生成回路と、を有することを特徴とする。
本発明にあっては、キャパシタの端子間電圧が基準電圧よりも大きな値である場合に、キャパシタとDC−DC変換部との間に接続されたスイッチ素子をオフさせ、キャパシタの端子間電圧が基準電圧よりも小さな値である場合にこのスイッチ素子をオンさせることで、キャパシタの端子間電圧と基準電圧の差分に基づいて出力電圧を一定に保つように動作させる。
本発明のDC−DC変換回路によれば、出力電圧のバラツキを抑制することができる。
[第1の実施の形態]
本実施の形態では、一例として入力電圧を昇圧して出力電圧とする昇圧型のDC−DC変換回路について説明する。図1の回路図に示すように、本DC−DC変換回路は、DC−DC変換部1と、DC−DC変換部1の出力電圧を取り出すためのキャパシタC3と、DC−DC変換部1の出力段とキャパシタC3との間に接続されたスイッチ素子P6と、後述するイネーブル信号生成回路を備える。
DC−DC変換部1は、第1キャパシタC1、第2キャパシタC2、第3キャパシタC3、第1のN型薄膜トランジスタN1、第1のP型薄膜トランジスタP1、第2のN型薄膜トランジスタN2、第2のP型薄膜トランジスタP2、第1ダイオードD1、スイッチ素子P5、第1基準電圧源VDDを有する構成である。
第1のN型薄膜トランジスタN1、第1のP型薄膜トランジスタP1、第2のN型薄膜トランジスタN2、第2のP型薄膜トランジスタP2は、いずれもポリシリコンを材料とする薄膜トランジスタである。スイッチ素子P5,P6は、ポリシリコンを材料とするP型の薄膜トランジスタである。また、第1ダイオードD1は、ポリシリコンを材料とするN型薄膜トランジスタのゲート・ソース間を接続して形成される。
第1基準電圧源VDDは、直流電圧(5V)を出力する電圧源であり、この直流電圧が本DC−DC変換回路の入力電圧となる。第1キャパシタC1は、一端が第1クロック信号源に接続され、第2キャパシタC2は一端が第2クロック信号源に接続される。第1クロック信号源は、第1クロック信号CK+を出力し、第2クロック信号源は、第1クロック信号CK+の反転信号として第2クロック信号CK−を出力する。第3キャパシタC3の端子間電圧GVDDは、本DC−DC変換回路の出力電圧となる。
第1のN型薄膜トランジスタN1は、そのゲート電極が第1キャパシタC1の他端に接続され、ソース電極が第1基準電圧源VDDに接続され、ドレイン電極が第2キャパシタC2の他端に接続される。
第1のP型薄膜トランジスタP1は、そのゲート電極が第1キャパシタC1の他端に接続され、ソース電極が第3キャパシタC3に接続され、ドレイン電極が第2キャパシタC2の他端に接続される。
第1ダイオードD1は、第1キャパシタC1の他端から第1基準電圧源VDDに向かって順方向に接続される。
第2のN型薄膜トランジスタN2は、そのゲート電極が第2キャパシタC2の他端に接続され、ソース電極が第1基準電圧源VDDに接続され、ドレイン電極が第1キャパシタC1の他端に接続される。
第2のP型薄膜トランジスタP2は、そのゲート電極が第2キャパシタC2の他端に接続され、ソース電極が第3キャパシタC3に接続され、ドレイン電極が第1キャパシタC1の他端に接続される。
スイッチ素子P5,P6のそれぞれのゲート電極には、オンオフを制御するためのイネーブル信号POE+が入力される。
次に、第1クロック信号CK+がロー電位(0V)で、第2クロック信号CK−がハイ電位(5V)のときの動作について説明する。
第1キャパシタC1では充電が行われるのでその他端はロー電位(5V)となり、第1キャパシタC1にゲート電極が接続された第1のN型薄膜トランジスタN1はオフし、第1のP型薄膜トランジスタP1はオンする。これによって、第1のP型薄膜トランジスタP1を通じて第2キャパシタC2から第3キャパシタC3へ向かって電流Id1が流れる。
また、第2キャパシタC2でも充電が行われるのでその他端はハイ電位(10V)となり、第2キャパシタC2にゲート電極が接続された第2のN型薄膜トランジスタN2はオンし、第2のP型薄膜トランジスタP2はオフする。これによって、第2のN型薄膜トランジスタN2を通じて第1基準電圧源VDDから第1キャパシタC1へ向かって電流Id3が流れる。
続いて、第1クロック信号CK+がハイ電位(5V)で、第2クロック信号CK−がロー電位(0V)のときの動作について図2を用いて説明する。
第1キャパシタC1では充電が行われるのでその他端はハイ電位(10V)となり、第1キャパシタC1にゲート電極が接続された第1のN型薄膜トランジスタN1はオンし、第1のP型薄膜トランジスタP1はオフする。これによって、第1のN型薄膜トランジスタN1を通じて第1基準電圧源VDDから第2キャパシタC2へ向かって電流Id2が流れる。
また、第2キャパシタC2でも充電が行われるのでその他端はロー電位(5V)となり、第2キャパシタC2にゲート電極が接続された第2のN型薄膜トランジスタN2はオフし、第2のP型薄膜トランジスタP2はオンする。これによって、第2のP型薄膜トランジスタP2を通じて第1キャパシタC1から第3キャパシタC3へ向かって電流Id4が流れる。
本DC−DC変換回路は、図1と図2の2状態を繰り返すことで、第3キャパシタC3に電荷を蓄積する。
図3は、イネーブル信号生成回路の構成を示す回路図である。イネーブル信号生成回路は、DC−DC変換回路の出力電圧である第3キャパシタC3の端子間電圧GVDDと基準電圧とを比較し、端子間電圧GVDDが基準電圧よりも大きな値である場合に、スイッチ素子P5,P6をオフさせるイネーブル信号POE+を生成する回路である。
同図に示すように、イネーブル信号生成回路は、第3キャパシタC3の端子間電圧GVDDを分圧するための第1抵抗素子R1および第2抵抗素子R2と、第1抵抗素子R1と第2抵抗素子R2の接続点に一端が接続された第1スイッチ素子SW1と、第1スイッチ素子SW1の他端に一端が接続された容量素子C4と、第1スイッチ素子SW1と容量素子C4との接続点に一端が接続された第2スイッチ素子SW2と、第2スイッチ素子SW2の他端に接続された基準電圧源VREFと、容量素子C4の他端に接続された第1インバータ素子INV1と、第1インバータ素子INV1の入力端子と出力端子の間に接続された第3スイッチ素子SW3と、第1インバータ素子INV1の出力端子に一端が接続された第4スイッチ素子SW4と、第4スイッチ素子SW4の他端に接続された第2インバータ素子INV2と、第4スイッチ素子SW4および第2インバータ素子INV2の接続点とグランド端子との間に接続された第5スイッチ素子SW5と、第2インバータINV2の出力電圧をレベルシフトするレベルシフト回路LSと、制御回路(図示せず)を有する構成である。
この制御回路は、出力電圧GVDDと基準電圧を比較する準備を行う比較準備期間では第2スイッチ素子SW2、第3スイッチ素子SW3、第5スイッチ素子SW5をオンさせるとともに第1スイッチ素子SW1、第4スイッチ素子SW4をオフさせ、比較と結果出力を行う比較・結果出力期間では第1スイッチ素子SW1、第4スイッチ素子SW4をオンさせるとともに第2スイッチ素子SW2、第3スイッチ素子SW3、第5スイッチ素子SW5をオフさせる。
本回路では、一例として抵抗素子R1は60kΩ、抵抗素子R2は30kΩ、基準電圧源VREFは3.0Vとする。
次に、イネーブル信号生成回路の動作について図4のタイミングチャートを用いて説明する。制御回路は、同図に示すイネーブル基準信号OEを生成する。イネーブル基準信号OEは、クロック信号CKが反転するタイミングでハイレベル電位(5V)となり、そうでないときにローレベル電位(0V)となる信号である。イネーブル基準信号OEがハイレベル電位のときは比較準備期間に相当し、ローレベル電位のときは比較・結果出力期間に相当する。各スイッチ素子SW1〜SW5には、このイネーブル基準信号OEが供給され、イネーブル基準信号OEがハイレベル電位のときスイッチ素子SW2,SW3,SW5がオンするとともにスイッチ素子SW1,SW4がオフし、イネーブル基準信号OEがローレベル電位のときスイッチ素子SW1,SW4がオンするとともにスイッチ素子SW2,SW3,SW5がオフする。
同図において、電圧GVDDは、本DC−DC回路の出力電圧であり、クロック信号CK+、CK−が動作することで第3キャパシタC3が充電を開始し、電圧が上昇する。
電圧HGVDDは、端子間電圧GVDDを第1抵抗素子R1と第2抵抗素子R2で分圧した電圧である。電圧GVDDの上昇/下降に応じて、分圧電圧HGVDDも上昇/下降する。
電圧N0は、第1スイッチSW1と容量素子C4の接続点における電圧である。イネーブル基準信号OEがハイレベル電位のときには第2スイッチSW2がオンするので、電圧N0は基準電圧VREF(3V)となる。
電圧N1は、第1インバータ素子INV1の入力端子における電圧である。電圧N0に対して容量素子C4での電荷蓄積分だけ電圧が降下する。イネーブル基準信号OEがハイレベル電位の場合には、第3スイッチ素子SW3がオンするので第1インバータ素子INV1の入力端子と出力端子が接続され、電圧N1は電圧N2と同じ2.5Vとなる。
電圧N2は、第1インバータ素子INV1の出力端子における電圧であり、電圧N1を反転強調した電圧である。出力する電位は、ハイレベル電位が5V、ローレベル電位が0Vである。イネーブル基準信号OEがハイレベル電位の場合には、第3スイッチ素子SW3がオンして第1インバータ素子INV1の入力端子と出力端子が接続されるので、電圧N2は2.5Vとなる。
電圧POE+は、イネーブル信号として出力されるレベルシフト回路LSの出力電圧である。イネーブル基準信号OEがハイレベル電位であれば、第5スイッチ素子SW5がオンするので、第2インバータ素子INV2の入力端子は接地されてローレベル電位となり、第2インバータ素子INV2の出力では反転されてハイレベル電位になる。この電位が、レベルシフト回路LSでレベル調整され、イネーブル信号POE+として出力される。一方、イネーブル基準信号OEがローレベル電位の場合には、第4スイッチ素子SWがオンし、第5スイッチ素子SW5がオフして次のように動作する。
図4に示すように、分圧電圧HGVDDが基準電圧VREFよりも大きな値である場合(同図のA部分)には、電圧N0は両者の差分だけ変動(上昇)する。電圧N2は、この変動分が第1インバータ素子INV1で強調反転されたものとなる。この電圧が第2インバータ素子INV2で反転され、レベルシフト回路LSでレベル調整されてから出力される。この結果、イネーブル信号POE+は、ハイレベル電位となる。
一方、分圧電圧HGVDDが基準電圧VREFよりも小さな値である場合(同図のB部分)には、電圧N0は両者の差分だけ変動(下降)する。電圧N2では、この変動分が第1インバータ素子INV1で強調反転される。この電圧が第2インバータ素子INV2で反転され、レベルシフト回路LSでレベル調整されてから出力される。この結果、イネーブル信号POE+は、ローレベル電位となる。
すなわち、イネーブル信号生成回路は、イネーブル基準信号OEがローレベル電位の期間では、第3キャパシタC3の端子間電圧GVDDが基準電圧よりも大きな値である場合には、ハイレベル電位のイネーブル信号POE+を生成し、端子間電圧GVDDが基準電圧よりも小さな値である場合には、ローレベル電位のイネーブル信号POE+を生成する。
次に、このようなイネーブル信号生成回路を備えたDC−DC変換回路の動作について図5のタイミングチャートを用いて説明する。同図に示すように、第1クロック信号CK+、第2クロック信号CK−が動作する期間において、イネーブル信号POE+がローレベル電位の期間(Cの部分)では、DC−DC変換部1の出力段に設けられたスイッチ素子P6がオンするので、第3キャパシタC3に電荷が供給され、出力電圧GVDDは上昇する。
一方、イネーブル信号POE+がハイレベル電位の期間(D,Eの部分)では、スイッチ素子P6がオフするので、第3キャパシタC3への電荷の供給は遮断される。この場合には、出力電圧GVDDは上昇しなくなる。
すなわち、本実施の形態におけるDC−DC変換回路は、出力電圧GVDDと基準電圧を比較し、出力電圧GVDDが一定値まで上昇したとき、イネーブル信号POE+をハイレベルにすることで、スイッチ素子P6をオフし、第3キャパシタC3の充電を停止させて、出力電圧GVDDを一定に保つように動作する。
また、本DC−DC変換回路では、基準電圧VREFの値を変更することで、出力電圧GVDDを任意に設定することができる。本実施形態では、基準電圧VREFを3Vに設定したことで、出力電圧GVDDは9Vで出力されるようになる。この出力電圧GVDDの範囲は、8V〜10V程度とすることが望ましい。
次に、比較例のDC−DC変換回路について説明する。比較例の基本的な構成は、図1,2と同様であるが、スイッチ素子P5,P6に入力するイネーブル信号POE+は、図6のタイミングチャートに示す波形である。このイネーブル信号POE+は、図4に示したイネーブル基準信号OEに相当するものである。
図6において、イネーブル信号POE+がローレベル電位のときには(同図のC,Dの部分)、スイッチ素子P6がオンするので、第3キャパシタC3に電荷が蓄積される。そして、第3キャパシタが飽和点(10V)に達すると、出力電圧GVDDはそれ以上は上昇しなくなる(同図のEの部分)。
図7は、実施例と比較例のそれぞれの出力電圧GVDDを示すグラフである。比較例の出力電圧が入力電圧5Vの2倍に相当する10Vであるのに対し、実施例の出力電圧は入力電圧の1.8倍に相当する9Vである。
比較例のDC−DC変換回路では、薄膜トランジスタのしきい値電圧のバラツキの影響を受けて、DC−DC変換回路の負荷となる駆動回路の消費電流にバラツキが生じると、DC−DC変換回路の出力電圧GVDDにもバラツキが生じることになる。
これに対し、本実施の形態では、出力電圧GVDDを一定に保つように動作するので、薄膜トランジスタのしきい値電圧のバラツキの影響を比較例よりも受けにくくなっている。 したがって、本実施の形態によれば、第3キャパシタC3の端子間電圧GVDDが基準電圧よりも大きな値となったときには第3キャパシタC3とDC−DC変換部1との間に接続されたスイッチ素子P6をオフさせ、第3キャパシタC3の端子間電圧GVDDが基準電圧よりも小さな値となったときにはこのスイッチ素子P6をオンさせることで、第3キャパシタC3の端子間電圧と基準電圧の差分に基づいて出力電圧GVDDを一定に保つように動作するので、薄膜トランジスタのしきい値電圧のバラツキの影響を抑制することができる。
[第2の実施の形態]
本実施の形態におけるDC−DC変換回路は、基本的には図1、図2を用いて説明したものと同様の構成であり、イネーブル信号生成回路の構成だけが異なる。図8の回路図に示すように、本実施形態におけるイネーブル信号生成回路は、図3の回路図に対して、第1スイッチ素子SW1と第4スイッチ素子SW4との間に、容量素子C4、第1インバータ素子INV1、第3スイッチ素子SW3を備えた増幅器を複数段備えた構成である。
具体的には、容量素子C4、第1インバータ素子INV1、第3スイッチ素子SW3を備えた増幅器と、これと同一の接続構成になっている容量素子C5、第3インバータ素子INV3、第6スイッチ素子SW6を備えた増幅器と、容量素子C6、第4インバータ素子INV4、第7スイッチ素子SW7を備えた増幅器とが直列に接続された構成である。なお、その他、図3と同一物には同一の符号を付すものとし、ここでは重複した説明は省略する。
本実施形態における制御回路は、イネーブル基準信号OEがハイレベル電位のときには、スイッチ素子SW2、SW3、SW6,SW7、SW5をオンさせるとともにスイッチ素子SW1,SW4をオフさせ、イネーブル基準信号OEがローレベル電位のときには、スイッチ素子SW1,SW4をオンさせるとともにスイッチ素子SW2、SW3、SW6,SW7、SW5をオフさせる。
このように各スイッチ素子を制御することで、本実施形態のDC−DC変換回路も、第1実施形態のものと同様に動作する。
本実施の形態によれば、増幅器を複数段設けたことで、より高い増幅効果を得ることができる。
また、本実施の形態でも、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
[第3の実施の形態]
本実施の形態におけるDC−DC変換回路も、基本的には図1、図2を用いて説明したものと同様の構成であり、イネーブル信号生成回路の構成だけが異なる。図9の回路図に示すように、本実施形態におけるイネーブル信号生成回路は、図3の回路図に対して、第2抵抗素子R2とグランド端子との間にスイッチ素子SW8を接続した構成である。本実施形態では、例えば基準電圧VREFは2.7V、第1抵抗素子R1は70kΩ、第2抵抗素子R2は30kΩとする。
本実施形態の制御回路は、イネーブル基準信号OEがハイレベル電位のときには、スイッチ素子SW2、SW3、SW5をオンさせるとともにスイッチ素子SW1,SW4,SW8をオフさせ、イネーブル基準信号OEがローレベル電位のときには、スイッチ素子SW1,SW4,SW8をオンさせるとともにスイッチ素子SW2、SW3、SW5をオフさせる。すなわち、スイッチ素子SW8は、第1スイッチ素子SW1がオンするときにオンし、第1スイッチ素子SW1がオフするときにオフする。なお、その他、図3と同一物には同一の符号を付すものとし、ここでは重複した説明は省略する。
本実施の形態によれば、第2抵抗素子R2とグランド端子との間にスイッチ素子SW8を接続するとともに、スイッチ素子SW8をスイッチ素子SW1と同様にオン・オフさせることで、電圧HGVDDが必要となる第1スイッチ素子SW1がオンしている期間のみ、抵抗素子R1,R2による分圧回路が動作するので、抵抗素子R1,R2に電流が流れる期間を抑制でき、低電力化を図ることができる。
また、本実施の形態でも、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
[第4の実施の形態]
本実施の形態におけるDC−DC変換回路も、基本的には図1、図2を用いて説明したものと同様の構成であり、イネーブル信号生成回路の構成も、基本的には図3を用いて説明したものと同様である。ただし、図10に示すように、第5スイッチ素子SW5とグランド端子との間に電圧源VDDが接続されるとともに、第2インバータ素子2とレベルシフト回路LSとの間に第5インバータ素子INV5が接続される。その他、図3と同一物には同一の符号を付すものとし、ここでは重複した説明は省略する。
本イネーブル信号生成回路における制御回路は、比較準備期間に第1スイッチ素子SW1、第3スイッチ素子SW3、第5スイッチ素子SW5をオンするとともに第2スイッチ素子SW2、第4スイッチ素子SW4をオフさせ、比較・結果出力期間に第2スイッチ素子SW2、第4スイッチ素子SW4をオンさせるとともに第1スイッチ素子SW1、第3スイッチ素子SW3、第5スイッチ素子SW5をオフさせる。すなわち、本実施の形態では、第1実施形態における第1スイッチ素子SW1と第2スイッチ素子SW2のオン・オフを入れ替えた制御を行う。このときの動作を図11のタイミングチャートに示す。
本実施の形態によれば、このようにスイッチ素子SW1,SW2のオンオフを制御することで、比較・結果出力期間では、第1スイッチ素子SW1がオフし、出力電圧GVDDが第1スイッチSW1によって遮断されるので、出力電圧GVDDが変動したとしても、比較結果の出力であるイネーブル信号POE+が変動しないようにすることができる。
また、本実施の形態でも、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
[第5の実施の形態]
本実施の形態では、入力電圧を降圧して出力電圧とする降圧型のDC−DC変換回路について説明する。図12の回路図に示すように、本DC−DC変換回路は、DC−DC変換部2と、DC−DC変換部2の出力電圧を取り出すためのキャパシタC3と、DC−DC変換部2の出力段とキャパシタC3との間に接続されたスイッチ素子N6と、後述するイネーブル信号生成回路を備える。
DC−DC変換部2は、第1キャパシタC1、第2キャパシタC2、第3キャパシタC3、第3のP型薄膜トランジスタP3、第3のN型薄膜トランジスタN3、第4のP型薄膜トランジスタP4、第4のN型薄膜トランジスタN4、第2ダイオードD2、スイッチ素子N5、第2基準電圧源GNDを有する構成である。
第3のP型薄膜トランジスタP3、第3のN型薄膜トランジスタN3、第4のP型薄膜トランジスタP4、第4のN型薄膜トランジスタN4は、いずれもポリシリコンを材料とする薄膜トランジスタである。スイッチ素子N5,N6はいずれもポリシリコンを材料とするN型の薄膜トランジスタである。また、第2ダイオードD2は、ポリシリコンを材料とするP型薄膜トランジスタのゲート・ソース間を接続して形成される。
第2基準電圧源GNDは、直流電圧(0V)を出力する電圧源であり、この直流電圧が本DC−DC変換回路の入力電圧である。第1キャパシタC1は、一端が第3クロック信号源に接続され、第5キャパシタC5は一端が第1クロック信号源に接続される。第1クロック信号源は、第1クロック信号CK+を出力し、第2クロック信号源は、第1クロック信号CK+の反転信号として第2クロック信号CK−を出力する。第3キャパシタC3の端子間電圧GVSSは、本DC−DC変換回路の出力電圧となる。
第3のP型薄膜トランジスタP3は、そのゲート電極が第1キャパシタC1の他端に接続され、ソース電極が第2基準電圧源GNDに接続され、ドレイン電極が第2キャパシタC2の他端に接続される。
第3のN型薄膜トランジスタN3は、そのゲート電極が第1キャパシタC1の他端に接続され、ソース電極が第3キャパシタC3に接続され、ドレイン電極が第2キャパシタC2の他端に接続される。
第2ダイオードD2は、第1キャパシタC1の他端から第2基準電圧源GNDに向かって順方向に接続される。
第4のP型薄膜トランジスタP4は、そのゲート電極が第2キャパシタC2の他端に接続され、ソース電極が第2基準電圧源GNDに接続され、ドレイン電極が第1キャパシタC1の他端に接続される。
第4のN型薄膜トランジスタN4は、そのゲート電極が第2キャパシタC2の他端に接続され、ソース電極が第3キャパシタC3に接続され、ドレイン電極が第1キャパシタC1の他端に接続される。
スイッチ素子N5,N6のそれぞれのゲート電極には、オンオフを制御するためのイネーブル信号POE−が入力される。
次に、第1クロック信号CK+がハイ電位で、第2クロック信号CK−がロー電位のときの動作について説明する。
第1キャパシタC1の他端はハイ電位(0V)となり、第1キャパシタC1にゲート電極が接続された第3のP型薄膜トランジスタP3はオフし、第3のN型薄膜トランジスタN3はオンする。これによって、第3のN型薄膜トランジスタN3を通じて第3キャパシタC3から第2キャパシタC2へ向かって電流Id5が流れる。
また、第2キャパシタC2の他端はロー電位(−5V)となり、第2キャパシタC2にゲート電極が接続された第4のP型薄膜トランジスタP4はオンし、第4のN型薄膜トランジスタN4はオフする。これによって、第4のP型薄膜トランジスタP4を通じて第1キャパシタC1から第2基準電圧源GNDへ向かって電流Id7が流れる。
続いて、第1クロック信号CK+がロー電位で、第2クロック信号CK−がハイ電位のときの動作について図13を用いて説明する。
第1キャパシタC1の他端はロー電位(−5V)となり、第1キャパシタC1にゲート電極が接続された第3のP型薄膜トランジスタP3はオンし、第3のN型薄膜トランジスタN3はオフする。これによって、第3のP型薄膜トランジスタP3を通じて第2キャパシタC2から電流Id6が流れる。
また、第2キャパシタC2の他端はハイ電位(0V)となり、第2キャパシタC2にゲート電極が接続された第4のP型薄膜トランジスタP4はオフし、第4のN型薄膜トランジスタN4はオンする。これによって、第4のN型薄膜トランジスタN4を通じて第3キャパシタC3から第1キャパシタC1へ向かって電流Id8が流れる。
本DC−DC変換回路は、図12と図13の状態を繰り返すことで、第3キャパシタC3に電荷を蓄積する。
図14は、本実施の形態におけるイネーブル信号生成回路の構成を示す回路図である。イネーブル信号生成回路は、DC−DC変換回路の出力電圧である第3キャパシタC3の端子間電圧GVSSと基準電圧とを比較し、端子間電圧GVSSが基準電圧よりも小さな値である場合に、スイッチ素子N5,N6をオフさせるイネーブル信号POE−を生成する回路である。
本実施形態におけるイネーブル信号生成回路の接続構成は、図3を用いて説明したものと基本的には同様であるが、図3に対して、第2抵抗素子R2とグランド端子GNDとの間に電圧源VDDを接続するとともに、第5スイッチSW5とグランド端子GNDとの間にも電圧源VDDを接続した構成である。その他、図3と同一物には同一の符号を付すものとし、ここでは重複した説明は省略する。
制御回路(図示せず)は、比較準備期間では第2スイッチ素子SW2、第3スイッチ素子SW3、第5スイッチ素子SW5をオンさせるとともに第1スイッチ素子SW1、第4スイッチ素子SW4をオフさせ、比較・結果出力期間では第1スイッチ素子SW1、第4スイッチ素子SW4をオンさせるとともに第2スイッチ素子SW2、第3スイッチ素子SW3、第5スイッチ素子SW5をオフさせる。
本回路では、一例として抵抗素子R1は70kΩ、抵抗素子R2は20kΩ、基準電圧源VREFは3.0V、電圧源VDDは5.0Vとする。
次に、イネーブル信号生成回路の動作について図15のタイミングチャートを用いて説明する。制御回路は、同図に示すイネーブル基準信号OEを生成する。イネーブル基準信号OEは、クロック信号CKが反転するタイミングでハイレベル電位(5V)となり、そうでないときにローレベル電位(0V)となる。イネーブル基準信号OEがハイレベル電位のときは比較準備期間に相当し、ローレベル電位のときは比較・結果出力期間に相当する。各スイッチ素子SW1〜SW5には、このイネーブル基準信号OEが供給され、イネーブル基準信号OEがハイレベル電位のときスイッチ素子SW2,SW3,SW5がオンするとともにスイッチ素子SW1,SW4がオフし、イネーブル基準信号OEがローレベル電位のときスイッチ素子SW1,SW4がオンするとともにスイッチ素子SW2,SW3,SW5がオフする。
同図において、電圧GVSSは、本DC−DC変換回路の出力電圧であり、クロック信号CK+、CK−が動作することで第3キャパシタC3が放電を開始し、電圧が下降する。
電圧HGVSSは、端子間電圧GVSSと電圧VDDとの差電圧を第1抵抗素子R1と第2抵抗素子R2で分圧した電圧である。電圧GVSSの上昇/下降に応じて、分圧電圧HGVSSも上昇/下降する。
電圧N0は、第1スイッチSW1と容量素子C4の接続点における電圧である。イネーブル基準信号OEがハイレベル電位のときには、第2スイッチSW2がオンするので、電圧N0は基準電圧VREF(3V)となる。
電圧N1は、第1インバータ素子INV1の入力端子における電圧である。電圧N0に対して容量素子C4での電荷蓄積分だけ電圧が降下する。イネーブル基準信号OEがハイレベル電位の場合には、第3スイッチ素子SW3がオンするので第1インバータ素子INV1の入力端子と出力端子が接続され、電圧N1は電圧N2と同じ2.5Vとなる。
電圧N2は、第1インバータ素子INV1の出力端子における電圧である。電圧N1を反転強調して出力する。出力する電位は、ハイレベル電位が5V、ローレベル電位が0Vである。イネーブル基準信号OEがハイレベル電位の場合には、第3スイッチ素子SW3がオンして第1インバータ素子INV1の入力端子と出力端子が接続されるので、電圧N2は2.5Vとなる。
電圧POE+は、イネーブル信号として出力されるレベルシフト回路LSの出力電圧である。イネーブル基準信号OEがハイレベル電位の場合には、第5スイッチ素子SW5がオンするので、第2インバータ素子INV2の入力端子は電圧源VDDに接続されてハイレベル電位となり、第2インバータ素子INV2の出力で反転されてローレベル電位になる。この電位が、レベルシフト回路LSでレベル調整され、イネーブル信号POE−として出力される。イネーブル基準信号OEがローレベル電位の場合には、第4スイッチ素子SW4がオンし、第5スイッチ素子SW5がオフして次のように動作する。
図15に示すように、分圧電圧HGVSSが基準電圧VREFよりも小さな値である場合(同図のA部分)には、電圧N0は両者の差分だけ変動(下降)する。電圧N2は、この変動分が第1インバータ素子INV1で反転強調される。この電圧が第2インバータ素子INV2で反転され、レベルシフト回路LSでレベル調整されてから出力される。この結果、イネーブル信号POE−は、ローレベル電位となる。
一方、分圧電圧HGVSSが基準電圧VREFよりも大きな値である場合(同図のB部分)には、電圧N0は両者の差分だけ変動(上昇)する。電圧N2では、この変動分が第1インバータ素子INV1で反転強調される。この電圧が第2インバータ素子INV2で反転され、レベルシフト回路LSでレベル調整されて出力される。この結果、イネーブル信号POE−はハイレベル電位となる。
すなわち、イネーブル信号生成回路は、イネーブル基準信号OEがローレベル電位の期間では、第3キャパシタC3の端子間電圧GVSSが基準電圧よりも小さな値である場合には、ローレベル電位のイネーブル信号POE−を生成し、端子間電圧GVSSが基準電圧よりも大きな値である場合には、ハイレベル電位のイネーブル信号POE−を生成する。

次に、このようなイネーブル信号生成回路を備えたDC−DC変換回路の動作について図16のタイミングチャートを用いて説明する。同図に示すように、第1クロック信号CK+、第2クロック信号CK−が動作する期間において、イネーブル信号POE−がハイレベル電位の期間(Cの部分)では、DC−DC変換部1の出力段に設けられたスイッチ素子N6がオンするので、第3キャパシタC3は放電し、出力電圧GVSSは下降する。
一方、イネーブル信号POE−がローレベル電位の期間(D,Eの部分)では、スイッチ素子N6はオフするので、第3キャパシタC3への経路が遮断され、出力電圧GVSSはそれ以上下降しなくなる。
すなわち、本実施の形態におけるDC−DC変換回路は、出力電圧GVSSと基準電圧を比較し、出力電圧GVSSが一定値まで下降したときに、イネーブル信号POE−をローレベル電位にしてスイッチ素子N6をオフし、第3キャパシタC3の放電を停止させて、出力電圧GVSSを一定に保つように動作する。
また、本DC−DC変換回路では、基準電圧VREFの値を変更することで、出力電圧GVSSを任意に設定することができる。本実施形態では、基準電圧VREFを3Vに設定したことで、出力電圧GVDDは−4Vで出力されるようになる。この出力電圧GVDDの範囲は、−3V〜−5V程度とすることが望ましい。
次に、比較例のDC−DC変換回路について説明する。比較例の基本的な構成は、図12,13と同様であるが、スイッチ素子N5,N6のゲート電極に入力するイネーブル信号POE−は、図17のタイミングチャートに示す波形である。このイネーブル信号POE−は、図15に示したイネーブル基準信号OEを反転させたものに相当する。
イネーブル信号POE−がハイレベル電位のときには(図17のC,Dの部分)、スイッチ素子N6がオンするので、第3キャパシタC3は放電される。そして、第3キャパシタが飽和点(−5V)に達すると、出力電圧GVSSはそれ以上下降しなくなる(同図のEの部分)。
比較例のDC−DC変換回路では、薄膜トランジスタのしきい値電圧のバラツキの影響を受けて、DC−DC変換回路の負荷となる駆動回路の消費電流にバラツキが生じると、DC−DC変換回路の出力電圧GVSSにもバラツキが生じることになる。
これに対して、本実施形態では、出力電圧GVSSを一定に保つように動作するので、薄膜トランジスタのしきい値電圧のバラツキの影響を比較例よりも受けにくくなっている。
したがって、本実施の形態によれば、降圧型のDC−DC変換回路において、第3キャパシタC3の端子間電圧GVSSが基準電圧よりも小さな値となったときには、第3キャパシタC3とDC−DC変換部2との間に接続されたスイッチ素子N6をオフさせ、第3キャパシタC3の端子間電圧GVSSが基準電圧よりも大きな値となったときにはスイッチ素子N6をオンさせることで、第3キャパシタC3の端子間電圧GVSSと基準電圧の差分に基づいて出力電圧GVSSを一定に保つように動作するので、薄膜トランジスタのしきい値電圧のバラツキの影響を抑制することができる。
なお、降下型のDC−DC変換回路においても、第2乃至第4の実施の形態で説明したイネーブル信号生成回路の構成をそのまま適用することができる。
第1実施形態におけるDC−DC変換回路の構成を示す回路図であり、第1クロック信号CK+がローレベル電位、第2クロック信号CK−がハイレベル電位のときの電流の流れを示す。 第1実施形態におけるDC−DC変換回路の構成を示す回路図であり、第1クロック信号CK+がハイレベル電位、第2クロック信号CK−がローレベル電位のときの電流の流れを示す。 第1実施形態のDC−DC変換回路に適用されるイネーブル信号生成回路の構成を示す回路図である。 第1実施形態のイネーブル信号生成回路の動作を示すタイミングチャートである。 第1実施形態のイネーブル信号生成回路を適用したときのDC−DC変換回路の動作を示すタイミングチャートである。 比較例のDC−DC変換回路の動作を示すタイミングチャートである。 実施例と比較例のそれぞれの出力電圧を示すグラフである。 第2実施形態におけるイネーブル信号生成回路の構成を示す回路図である。 第3実施形態におけるイネーブル信号生成回路の構成を示す回路図である。 第4実施形態におけるイネーブル信号生成回路の構成を示す回路図である。 第4実施形態におけるイネーブル信号生成回路の動作を示すタイミングチャートである。 第5実施形態におけるDC−DC変換回路の構成を示す回路図であり、第1クロック信号CK+がハイレベル電位、第2クロック信号CK−がローレベル電位のときの電流の流れを示す。 第5実施形態におけるDC−DC変換回路の構成を示す回路図であり、第1クロック信号CK+がローレベル電位、第2クロック信号CK−がハイレベル電位のときの電流の流れを示す。 第5実施形態のDC−DC変換回路に適用されるイネーブル信号生成回路の構成を示す回路図である。 第5実施形態のイネーブル信号生成回路の動作を示すタイミングチャートである。 第5実施形態のイネーブル信号生成回路を適用したときのDC−DC変換回路の動作を示すタイミングチャートである。 別の比較例のDC−DC変換回路の動作を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1,2…DC−DC変換部
VDD…第1基準電圧源
GND…第2基準電圧源
N1…第1のN型薄膜トランジスタ
N2…第2のN型薄膜トランジスタ
N3…第3のN型薄膜トランジスタ
N4…第4のN型薄膜トランジスタ
N5,N6…スイッチ素子
P1…第1のP型薄膜トランジスタ
P2…第2のP型薄膜トランジスタ
P3…第3のP型薄膜トランジスタ
P4…第4のP型薄膜トランジスタ
P5,P6…スイッチ素子
D1,D2…ダイオード
R1…第1抵抗素子
R2…第2抵抗素子
C1〜C6…キャパシタ
SW1〜SW7…スイッチ素子
LS…レベルシフト回路

Claims (5)

  1. チャージポンプ型のDC−DC変換部と、
    前記DC−DC変換部の出力電圧を取り出すためのキャパシタと、
    前記DC−DC変換部の出力段と前記キャパシタとの間に接続されたスイッチ素子と、
    前記キャパシタの端子間電圧と基準電圧とを比較し、この比較結果に基づいて前記スイッチ素子のオンオフを制御するイネーブル信号を生成するイネーブル信号生成回路と、
    を有し、
    前記DC−DC変換部は昇圧型であって、
    前記イネーブル信号生成回路は、前記端子間電圧が基準電圧よりも大きな値である場合に、前記スイッチ素子をオフさせるイネーブル信号を生成するものであり、
    前記イネーブル信号生成回路は、
    前記キャパシタの端子間電圧を分圧するための第1抵抗素子および第2抵抗素子と、
    第1抵抗素子と第2抵抗素子の接続点に一端が接続された第1スイッチ素子と、
    第1スイッチ素子の他端に一端が接続された容量素子と、
    第1スイッチ素子と前記容量素子との接続点に一端が接続された第2スイッチ素子と、
    第2スイッチ素子の他端に接続された基準電圧源と、
    前記容量素子の他端に接続された第1インバータ素子と、
    第1インバータ素子の入力端子と出力端子の間に接続された第3スイッチ素子と、
    第1インバータ素子の出力端子に一端が接続された第4スイッチ素子と、
    第4スイッチ素子の他端に接続された第2インバータ素子と、
    第4スイッチ素子、第2インバータ素子の接続点とグランド端子との間に接続された第5スイッチ素子と、
    第2インバータの出力電圧をレベルシフトしてイネーブル信号として出力するレベルシフト回路と、を有し、
    比較準備期間に第2スイッチ素子、第3スイッチ素子、第5スイッチ素子をオンさせるとともに第1スイッチ素子、第4スイッチ素子をオフさせ、比較・結果出力期間に第1スイッチ素子、第4スイッチ素子をオンさせるとともに第2スイッチ素子、第3スイッチ素子、第5スイッチ素子をオフさせることを特徴とするDC−DC変換回路。
  2. チャージポンプ型のDC−DC変換部と、
    前記DC−DC変換部の出力電圧を取り出すためのキャパシタと、
    前記DC−DC変換部の出力段と前記キャパシタとの間に接続されたスイッチ素子と、
    前記キャパシタの端子間電圧と基準電圧とを比較し、この比較結果に基づいて前記スイッチ素子のオンオフを制御するイネーブル信号を生成するイネーブル信号生成回路と、
    を有し、
    前記DC−DC変換部は降圧型であって、
    前記イネーブル信号生成回路は、前記端子間電圧が基準電圧よりも小さな値である場合に、前記スイッチ素子をオフさせるイネーブル信号を生成するものであり、
    前記イネーブル信号生成回路は、
    前記キャパシタの端子間電圧を分圧するための第1抵抗素子および第2抵抗素子と、
    第1抵抗素子と第2抵抗素子の接続点に一端が接続された第1スイッチ素子と、
    第1スイッチ素子の他端に一端が接続された容量素子と、
    第1スイッチ素子と前記容量素子との接続点に一端が接続された第2スイッチ素子と、
    第2スイッチ素子の他端に接続された基準電圧源と、
    前記容量素子の他端に接続された第1インバータ素子と、
    第1インバータ素子の入力端子と出力端子の間に接続された第3スイッチ素子と、
    第1インバータ素子の出力端子に一端が接続された第4スイッチ素子と、
    第4スイッチ素子の他端に接続された第2インバータ素子と、
    第4スイッチ素子、第2インバータ素子の接続点と電圧源との間に接続された第5スイッチ素子と、
    第2インバータの出力電圧をレベルシフトしてイネーブル信号として出力するレベルシフト回路と、を有し、
    比較準備期間に第2スイッチ素子、第3スイッチ素子、第5スイッチ素子をオンさせるとともに第1スイッチ素子、第4スイッチ素子をオフさせ、比較・結果出力期間に第1スイッチ素子、第4スイッチ素子をオンさせるとともに第2スイッチ素子、第3スイッチ素子、第5スイッチ素子をオフさせることを特徴とするDC−DC変換回路。
  3. 前記イネーブル信号生成回路は、第1スイッチ素子と第4スイッチ素子との間に、前記容量素子、第1インバータ素子、第3スイッチ素子を備えた増幅器を複数段備えたことを特徴とする請求項1又は2記載のDC−DC変換回路。
  4. 第2抵抗素子とグランド端子との間に接続されたスイッチ素子を備え、
    第1スイッチ素子をオンさせるときに当該スイッチ素子をオンさせることを特徴とする請求項1又は2記載のDC−DC変換回路。
  5. 前記の各スイッチ素子のオンオフに代えて、比較準備期間に第1スイッチ素子、第3スイッチ素子、第5スイッチ素子をオンするとともに第2スイッチ素子、第4スイッチ素子をオフさせ、比較・結果出力期間に第2スイッチ素子、第4スイッチ素子をオンさせるとともに、第1スイッチ素子、第3スイッチ素子、第5スイッチ素子をオフさせることを特徴とする請求項1又は2記載のDC−DC変換回路。
JP2004369864A 2004-12-21 2004-12-21 Dc−dc変換回路 Expired - Fee Related JP4653475B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004369864A JP4653475B2 (ja) 2004-12-21 2004-12-21 Dc−dc変換回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004369864A JP4653475B2 (ja) 2004-12-21 2004-12-21 Dc−dc変換回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006180600A JP2006180600A (ja) 2006-07-06
JP4653475B2 true JP4653475B2 (ja) 2011-03-16

Family

ID=36734170

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004369864A Expired - Fee Related JP4653475B2 (ja) 2004-12-21 2004-12-21 Dc−dc変換回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4653475B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08205524A (ja) * 1995-01-27 1996-08-09 Nec Corp 電圧変換装置
JPH08275506A (ja) * 1994-08-12 1996-10-18 Consorzio Per La Ric Sulla Microelettronica Nel Mezzogiorno 電圧逓倍器および電圧ブースタ並びに電圧調整器
JP2004056982A (ja) * 2002-07-24 2004-02-19 Seiko Epson Corp 電源回路
JP2004297922A (ja) * 2003-03-27 2004-10-21 Fujitsu Ltd チャージポンプ回路

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08275506A (ja) * 1994-08-12 1996-10-18 Consorzio Per La Ric Sulla Microelettronica Nel Mezzogiorno 電圧逓倍器および電圧ブースタ並びに電圧調整器
JPH08205524A (ja) * 1995-01-27 1996-08-09 Nec Corp 電圧変換装置
JP2004056982A (ja) * 2002-07-24 2004-02-19 Seiko Epson Corp 電源回路
JP2004297922A (ja) * 2003-03-27 2004-10-21 Fujitsu Ltd チャージポンプ回路

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006180600A (ja) 2006-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4557577B2 (ja) チャージポンプ回路
JP5214221B2 (ja) チャージポンプ回路ならびにその制御回路および制御方法
US7079617B2 (en) Shift register and driving method thereof
US7777557B2 (en) Booster circuit
WO2010114014A1 (ja) 液晶駆動装置
US20090237047A1 (en) Switching power source
KR20080036607A (ko) 차지 펌프 회로, lcd 드라이버 ic, 및 전자 기기
JP2007043861A (ja) 電源装置及びこれを用いた電気機器
JP2008092667A (ja) 昇圧回路を有する電子機器
JP2008268261A (ja) 表示装置
JP2008167523A (ja) 昇圧回路
JP4941911B2 (ja) 有機el駆動回路およびこれを用いる有機el表示装置
JP2007089242A (ja) チャージポンプ式昇圧回路を有する半導体装置
JP4974520B2 (ja) チャージポンプ回路、lcdドライバic、電子機器
US20050012542A1 (en) Power supply
JPH06311732A (ja) 昇圧回路
JP2004341574A (ja) 電源回路
JP4417693B2 (ja) Dc−dc変換回路
JP2008289352A (ja) 昇圧電源回路及び液晶表示装置
JP2009124824A (ja) チャージポンプ回路ならびにその制御回路、制御方法
JP4653475B2 (ja) Dc−dc変換回路
US20100181979A1 (en) DC/DC converter circuit
JP5588891B2 (ja) 圧電素子の駆動装置
US20070103225A1 (en) Charge pump circuit
JP4994652B2 (ja) チャージポンプ回路、lcdドライバic、電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100622

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100624

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100715

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101124

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4653475

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131224

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131224

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees