JPH08205524A - 電圧変換装置 - Google Patents

電圧変換装置

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JPH08205524A
JPH08205524A JP1135995A JP1135995A JPH08205524A JP H08205524 A JPH08205524 A JP H08205524A JP 1135995 A JP1135995 A JP 1135995A JP 1135995 A JP1135995 A JP 1135995A JP H08205524 A JPH08205524 A JP H08205524A
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voltage
terminal
capacitors
capacitor
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Hachiro Yamada
八郎 山田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ICチップ上に形成可能で、ICに外部から供
給される直流電源電圧を高い変換効率で降圧する、電源
電圧降圧用の電圧変換装置を実現する。 【構成】コンデンサC1 ,C2 と、コンデンサC1 ,C
2 を直列又は並列に切り換えて接続するスイッチS
1 ,SW2 ,SW3 と、スイッチSW1 ,SW2 ,S
3 の開閉を制御するスイッチ制御回路8Aを設け、コ
ンデンサC1 ,C2 を直列接続して入力直流電圧Vin
より充電した後2つのコンデンサを並列接続に切り換
え、並列接続の共通に接続された二電極間の電圧を外部
に出力する動作を繰り返すことにより、所望の降圧比の
電圧変換が可能である。コンデンサの数を増加させるこ
とにより、所望の降圧比の電圧変換が可能である。コン
デンサとトランジスタとだけで構成できるのでIC可能
であり、スイッチの抵抗で一部の電力が消費されるだけ
であるので変換効率が高い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、集積回路チップ上に組
み込まれた電圧変換装置に関し、特に外部から供給され
た電源電圧を低い電圧に変換して集積回路内部に供給す
る降圧用の電圧変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、外部から供給される電源電圧より
低い電源電圧で動作する集積回路を使用する場合には、
特公昭61−22761号公報、特公昭62−2442
75号公報あるいは、電子情報通信ハンドブック(28
97ページ)などに記載されているような、直流電圧
(DC)−DC変換器や降圧回路などの電圧変換装置を
用いて低い電源電圧を発生させていた。
【0003】図7は従来のDC−DC変換器の構成を示
す。図7に示すように、従来の電圧変換装置は、外部か
ら入力端子1に供給されたDC電源電圧Vinを直流−交
流変換器2で一旦交流電圧に変換し、その交流電圧をト
ランス3で低い交流電圧に変換し、さらにその低い電圧
の交流電圧をAC−DC変換器4で低いDC電圧Vout
に変換して、出力端子5から取り出している。
【0004】また、図8に示す従来の他の電圧変換装置
は、1993年5月27日発行の電子情報通信学界技術
研究報告(ICD93−18,43ページ)に記載され
ている電圧変換装置である。この電圧変換装置は、安定
な基準電圧Vref を基準電圧発生回路6で発生し、その
基準電圧Vref と出力端子5からの出力電圧Vout との
差を差動増幅器7で求め、差動増幅器7の出力で電圧制
御トランジスタQのゲート電位を制御することにより、
基準電圧Vref に等しい出力電圧Vout を出力端子5に
発生させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の電圧変
換装置は、トランスなどのインダクタンスを必要とする
ため、集積化が困難であり低価格化が困難である欠点を
有する。また、インダクタンスを使用しない他の電圧変
換装置は、入力電圧Vinと出力電圧Vout の差に相当す
る電力が制御トランジスタで無駄に消費されるため、変
換効率が極めて低いという欠点が有る。
【0006】そこで、本発明の目的は、上記従来技術の
問題点を解決して、インダクタンスが不要で、集積化が
容易であり、変換効率が極めて高い電圧変換装置を提供
する事にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電圧変換装置
は、複数のコンデンサと、この複数のコンデンサを直列
及び並列のいずれかに切り換えて接続する複数のスイッ
チ手段と、前記複数のコンデンサの直列接続と並列接続
とを交互に切り換えるように前記複数のスイッチ手段を
制御するスイッチ制御手段とを少なくとも備え、直列接
続の前記複数のコンデンサを外部から供給される直流電
圧により充電した後前記複数のコンデンサの接続を並列
接続に切り換え、並列接続の前記複数のコンデンサの共
通に接続された二電極間の電圧を外部に出力する動作を
繰り返すことにより、前記外部から与えられた直流電圧
を前記複数のコンデンサの数に応じて降圧された直流電
圧に変換して出力するように構成したことを特徴とす
る。
【0008】また、本発明の電圧変換装置は、第1番目
から第N(Nは、2以上の正整数)番目迄のN個のコン
デンサと、第1番目のコンデンサの第1端子を第1電源
端子及び出力端子のいずれかに切り換えて接続する第1
のスイッチ手段と、第M(Mは、2以上N以下の正整
数)番目のコンデンサの第1端子を第(M−1)番目の
コンデンサの第2端子及び前記出力端子のいずれかに切
り換えて接続する(N−1)個の第2のスイッチ手段
と、第1番目から第(N−1)番目までのコンデンサそ
れぞれの第2端子と第2電源端子とを接続し又は切断す
る(N−1)個の第3のスイッチ手段と、前記第1のス
イッチ手段、前記第2のスイッチ手段及び前記第3のス
イッチ手段を、前記第1番目のコンデンサの第1端子が
前記第1電源端子に接続されるとき、前記第M番目のコ
ンデンサの第1端子と前記第(M−1)番目のコンデン
サの第2端子とが接続されると共に前記第3のスイッチ
手段がオフ状態になり、前記第1番目のコンデンサの第
1端子が前記出力端子に接続されるとき、前記第M番目
のコンデンサの第1端子が前記出力端子に接続されると
共に前記第3のスイッチ手段がオン状態になるように、
周期的に切り換えるスイッチ制御手段とを少なくとも備
え、第N番目のコンデンサの第2端子を前記第2電源端
子に接続して、前記第2電源端子と前記第1電源端子と
の間に外部から直流電圧を供給し、前記第2電源端子と
前記出力端子との間から出力の直流電圧を取り出すよう
に構成したことを特徴とする。
【0009】また、本発明の電圧変換装置は、前記スイ
ッチ手段をMOS型電界効果トランジスタで構成したこ
とを特徴とする。
【0010】また、本発明の電圧変換装置は、上記のよ
うな電圧変換装置を複数並列に接続すると共に、それぞ
れの電圧変換装置内のスイッチ手段の動作位相を互いに
異るものにしたことを特徴とする。
【0011】また、本発明の電圧変換装置は、上記のよ
うな電圧変換装置と、その電圧変換装置の出力点と外部
への出力用の降圧出力端子との間に電流経路を成すよう
に設けられた電圧制御用のMOS型電界効果トランジス
タと、基準電圧発生手段と、前記基準電圧発生手段から
の基準電圧信号と前記降圧出力端子からの出力電圧信号
とを入力信号とし、出力信号を前記MOS型電界効果ト
ランジスタのゲート入力として与えてそのトランジスタ
の導通状態を制御する差動増幅器とを少なくとも備える
ことを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明の電圧変換装置は、複数個のコンデンサ
を直列に接続した状態で、外部から供給される電源で充
電し、次に充電された複数個のコンデンサを並列に接続
し直して出力端子に接続する動作を周期的に繰り返すこ
とにより、降圧された電源電圧を得るものであり、スイ
ッチとコンデンサで実現できるために容易に集積化で
き、効率よく電圧を変換可能である。
【0013】
【実施例】次に、本発明の好適な実施例について図面を
参照して説明する。図1(a)は、本発明の第1の実施
例を示す回路図である。又、図1(b)は、図1(a)
に示した実施例の動作を説明するためのタイミング図で
ある。図1(a),(b)を参照してこの実施例は、例
えば、5Vの直流電圧Vinを入力端子1に印加し、出力
端子5に、入力された電圧Vinより低い、例えば2.5
Vの直流電圧Voutを発生する回路であって、3つのコ
ンデンサC1 ,C2 ,C3 と、コンデンサC1 の一端を
入力端子1と出力端子5のいずれか一方に接続するスイ
ッチSW1 と、コンデンサC2 の一端をコンデンサC1
の他端と出力端子5のいずれか一方に接続するスイッチ
SW2 と、コンデンサC1 の他端とグランド間を開閉す
るスイッチSW3 と、これら3つのスイッチSW1 、S
2 、SW3 の切り換えを制御するスイッチ制御回路8
Aとから構成されている。ここで、説明の便宜上コンデ
ンサC1 とコンデンサC2 の容量は等しい容量Cとして
説明する。
【0014】高い入力電圧Vinから効率よく低い出力電
圧Vout を発生するために、まずコンデンサC1 とコン
デンサC2 とを直列に接続し、高い入力電圧Vinで充電
する。すなわち、スイッチSW1 を入力端子1側に切り
換え、スイッチSW2 をコンデンサC1 側に切り換え、
スイッチSW3 を開放すると、コンデンサC1 とコンデ
ンサC2 とは直列で充電される。これにより、コンデン
サC1 のスイッチSW1 側の端子電圧はVinになり、コ
ンデンサC1 とコンデンサC2 の各両端間の電圧は、各
々Vin/2になる。
【0015】次に、コンデンサC1 とコンデンサC2
を並列に接続し、両コンデンサC1,C2 の両端の電圧
in/2を出力端子5に発生させ、コンデンサC3 を電
圧Vin/2に充電させる。このために、スイッチSW2
を出力端子5側に切り換え、スイッチSW3 をグランド
側に切り換え、スイッチSW1 を出力端子5側に切り換
えると、出力端子5とグランド間およびコンデンサC3
の両端にVin/2の電圧が発生する。出力端子5に負荷
(図示せず)を接続すると、コンデンサC1 、C2 、C
3 の各両端間の電圧は、Vin/2に戻る。図1(b)に
示すようにスイッチ制御回路8Aが、このスイッチSW
1 、SW2 、SW3 を周期的に切り換えて、コンデンサ
1 とC2 の充電と放電を繰り返すことにより、入力電
圧Vinの半分の電圧Vin/2を出力端子に発生できる。
【0016】尚、出力端子5とグランド間に接続したコ
ンデンサC3 は、出力電圧Vout の電圧変動を抑制し又
ノイズを除去するのに有効な、いわば平滑用のコンデン
サであって、これまでの説明から明らかなように、この
コンデンサを特に設けなくても本発明の作用効果発現に
は何ら支障はない。
【0017】次に、本発明の第2の実施例について、説
明する。図2は、本発明の第2の実施例の回路図であ
る。図2を参照して、本実施例では、N個のコンデンサ
1 〜CN と(2N−1)個のスイッチSW1 〜SW
2N-1を用いて、入力端子1に印加された入力電圧Vin
N分の1の電圧Vin/Nを出力端子5に発生させてい
る。この実施例も図1と同様な原理で、図2に示すタイ
ミングで動作する。この実施例のように、多数のコンデ
ンサやスイッチを用いて、入力端子1に印加された入力
電圧Vinを種々の出力電圧Vout に変換できる。
【0018】図3は本発明の第3の実施例を示す回路図
であり、図3(b)は図3(a)に示した実施例の動作
を説明するためのタイミング図である。図3(a),
(b)を参照すると、この実施例は、図1に示した第1
の実施例に用いたSW1 がスイッチSW1AとSW1Bとで
構成され、図1(a)のスイッチSW2 がスイッチSW
2AとSW2Bとで構成されている点が、第1の実施例と異
なる。コンデンサC1 ,C2 、及びスイッチSW3 は、
第1の実施例と同じである。
【0019】高い入力電圧Vinから効率よく低い出力電
圧Vout を発生するために、各スイッチを図3(b)に
示すように、スイッチ制御回路8Cが制御する。高レベ
ルがスイッチの導通状態を表し、低レベルがスイッチの
開放状態を表す。制御パルス信号CP1 〜CP4 をスイ
ッチ制御回路8Cが各スイッチに供給し、開閉を制御す
る。まず、コンデンサC1 とコンデンサC2 とを直列に
接続し、高い入力電圧Vinで充電する。すなわち、スイ
ッチSW2Aを閉じ、スイッチSW1Aを閉じる。この時、
スイッチSW1B、スイッチSW2B、スイッチSW3 は、
開放している。これにより、コンデンサC1 とコンデン
サC2 は充電され、コンデンサC1 のスイッチSW1A
の端子電圧はVinになり、コンデンサC1 とコンデンサ
2 の各両端間の電圧は、Vin/2になる。
【0020】次に、コンデンサC1 とコンデンサC2
を並列に接続し、両コンデンサC1,C2 の両端間の電
圧Vin/2を出力端子5に発生させる。このために、図
3(b)に示すように、スイッチSW1Aを開放し、スイ
ッチSW2Aを開放する。さらに、スイッチSW2Bとスイ
ッチSW3 を閉じ、コンデンサC1 の一端をグランドに
接続し、コンデンサC2 の一端を出力端子5に接続す
る。さらに、スイッチSW1Bを閉じ、コンデンサC1
一端を出力端子5に接続し、両コンデンサの両端間の電
圧を出力端子5に取り出す。その結果、出力端子Vin
2の電圧が発生する。出力端子5に負荷(図示せず)を
接続すると、コンデンサC1 ,C2 が徐々に放電し、出
力端子5の電圧はVin/2から徐々に減少する。しか
し、先に説明した充電の動作を行えば、コンデンサ
1 ,C2 の各両端間の電圧は、Vin/2に戻る。図3
(b)に示すようにスイッチ制御回路8Cが、これら5
つのスイッチSW1A、SW1B、SW2A、SW2B、SW3
を周期的に切り換えて、コンデンサC1 ,C2 の充電と
放電を繰り返すことにより、入力電圧Vinの半分の電圧
in/2を安定に出力端子に発生できる。
【0021】この実施例は入力電圧Vinの半分の電圧V
in/2を出力端子に発生するように構成したが、図2に
示したように多数のコンデンサやスイッチを用いて、種
々の分圧比の電圧を出力端子5に発生することも容易に
構成できる。
【0022】各スイッチSW1A、SW1B、SW2A、SW
2B、SW3 の動作タイミングは、充電と放電の切り換え
時に、図3(b)に示すように位相差を設けることが必
要である。すなわち、充電から放電に切り換えるとき
に、スイッチSW1Aを開放してから、スイッチSW2B
SW3 、SW1Bを導通させる。特に、コンデンサC2
電荷を無駄に放電させないためにスイッチSW2Aを開放
してからスイッチSW3を導通させ、出力端子5に異常
電圧を発生させないためにスイッチSW3 を導通してか
らスイッチSW1Bを導通させることが必要である。ま
た、放電から充電に切り換えるときには、コンデンサC
2 の電荷を無駄に放電させないためにスイッチSW3
開放してからスイッチSW2Aを導通させ、出力端子5に
異常電圧を発生させないためにスイッチSW1Bを開放し
てからスイッチSW3 を導通させることが必要である。
【0023】次に、第4の実施例について説明する。図
4は本発明の第4の実施例を示す回路図である。図4を
参照すると、本実施例は、図3(a)に示した実施例の
スイッチをMOSトランジスタで構成している点が異な
る。すなわち、図3(a)の5つのスイッチSW1A、S
1B、SW2A、SW2B、SW3 はそれぞれ、図3(a)
に示した5つのトランジスタTR1A、TR1B、TR2A
TR2B、TR3 に対応する。これらのトランジスタの動
作タイミングは、図3(b)に示したタイミングと同じ
である。但し、トランジスタTR1Aはp型MOSトラン
ジスタで実現されているため、図3(b)のスイッチ制
御信号CP1 の高レベルと低レベルを反転させることが
必要である。
【0024】本実施例はMOSトランジスタとコンデン
サだけで構成されているため、容易に集積回路上に実現
でき、低コスト化が可能である。
【0025】次に、本発明の第5の実施例について説明
する。図5(a)は、本発明の第5の実施例のブロック
図である。又、図5(b)は、その動作時のタイミング
図である。この実施例は、N個の電圧変換部91 〜9N
とこの電圧変換部91 〜9N内のスイッチを制御するス
イッチ制御回路8Dとから構成されている。電圧変換部
1 〜9N は、図1(a)、図2、図3(a)、図4で
説明した実施例の中のスイッチ制御回路8A,8B,8
Cを除いた部分である。
【0026】この実施例の電圧変換装置は、N個の電圧
変換部91 〜9N の充電期間と放電期間の位相をずらし
て動作させることにより、出力端子1からより大きな電
力を消費可能な低電圧を発生できるように構成してい
る。大きな電力、あるいは大きな出力電流を発生するた
めに、電圧変換部の充電期間と放電期間を、図5(b)
に示すタイミングで行う。この例では、4個の電圧変換
部で構成した場合のタイミング例である。CP1 、CP
2 、CP3 、CP4 が各々電圧変換部91 、92
3 、94 の動作タイミングを示す。本実施例は放電期
間を4個の電圧変換部91 〜94 でずらしているため、
1個の電圧変換部で構成した場合に比べ、4倍の電流を
外部に出力できる。
【0027】次に、本発明の第6の実施例について説明
する。図6は本発明の第6の実施例の回路図である。図
6を参照して、この実施例は、電圧変換器9と、基準電
圧発生回路6と、差動増幅器7と、電圧制御トランジス
タQとからなる。この電圧変換器9は、図1(a)、
2、3(a)、4、5(a)に示した実施例に相当す
る。この実施例は、より安定な電圧を発生するために、
電圧変換器9で発生した出力を電圧制御トランジスタQ
に印加し、基準電圧発生回路6が発生する基準電圧V
ref と出力電圧Vout との差を差動増幅器7で求め、差
動増幅器7の出力で電圧制御トランジスタQを制御する
ことにより、電圧変換器9の出力に多少のノイズや変動
が含まれていても、出力端子5には、ノイズや変動を除
去した安定な出力電圧を発生できる。電圧制御トランジ
スタQのソース電圧すなわち出力電圧Vout と電圧変換
器9の出力電圧とを近い値に設定することにより、電圧
制御トランジスタQで消費する電力を小さくでき、電圧
変換効率を大幅には下げないで済む事ができる。
【0028】
【発明の効果】このように、本発明によれば、インダク
タンスを使用せず、コンデンサとスイッチだけで降圧用
電圧変換装置を構成できる。従って、容易に集積回路で
実現でき、低価格化が可能である。また、コンデンサへ
の初期充電が終了した後は、スイッチの抵抗で一部の電
力が消費されるのみであり、従来の電圧変換装置とは異
って、内部の整流器や電圧制御トランジスタで大きな電
力が消費されることもないので、極めて電圧変換効率が
高い電圧変換装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の回路図および、動作タ
イミング図である。
【図2】本発明の第2の実施例の回路図である。
【図3】本発明の第3の実施例の回路図および、動作タ
イミング図である。
【図4】本発明の第4の実施例の回路図である。
【図5】本発明の第5の実施例のブロック図および、動
作タイミング図である。
【図6】本発明の第6の実施例の回路図である。
【図7】従来の電圧変換装置の一例の回路図である。
【図8】従来の電圧変換装置の他の例の回路図である。
【符号の説明】
1 入力端子 2 DC−AC変換回路 3 トランス 4 AC−DC変換回路 5 出力端子 6 基準電圧発生回路 7 差動増幅器 8A,8B,8C,8D スイッチ制御回路 9 電圧変換器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のコンデンサと、 この複数のコンデンサを直列及び並列のいずれかに切り
    換えて接続する複数のスイッチ手段と、 前記複数のコンデンサの直列接続と並列接続とを交互に
    切り換えるように前記複数のスイッチ手段を制御するス
    イッチ制御手段とを少なくとも備え、 直列接続の前記複数のコンデンサを外部から供給される
    直流電圧により充電した後前記複数のコンデンサの接続
    を並列接続に切り換え、並列接続の前記複数のコンデン
    サの共通に接続された二電極間の電圧を外部に出力する
    動作を繰り返すことにより、前記外部から与えられた直
    流電圧を前記複数のコンデンサの数に応じて降圧された
    直流電圧に変換して出力するように構成したことを特徴
    とする電圧変換装置。
  2. 【請求項2】 第1番目から第N(Nは、2以上の正整
    数)番目迄のN個のコンデンサと、 第1番目のコンデンサの第1端子を第1電源端子及び出
    力端子のいずれかに切り換えて接続する第1のスイッチ
    手段と、 第M(Mは、2以上N以下の正整数)番目のコンデンサ
    の第1端子を第(M−1)番目のコンデンサの第2端子
    及び前記出力端子のいずれかに切り換えて接続する(N
    −1)個の第2のスイッチ手段と、 第1番目から第(N−1)番目までのコンデンサそれぞ
    れの第2端子と第2電源端子とを接続し又は切断する
    (N−1)個の第3のスイッチ手段と、 前記第1のスイッチ手段、前記第2のスイッチ手段及び
    前記第3のスイッチ手段を、前記第1番目のコンデンサ
    の第1端子が前記第1電源端子に接続されるとき、前記
    第M番目のコンデンサの第1端子と前記第(M−1)番
    目のコンデンサの第2端子とが接続されると共に前記第
    3のスイッチ手段がオフ状態になり、前記第1番目のコ
    ンデンサの第1端子が前記出力端子に接続されるとき、
    前記第M番目のコンデンサの第1端子が前記出力端子に
    接続されると共に前記第3のスイッチ手段がオン状態に
    なるように、周期的に切り換えるスイッチ制御手段とを
    少なくとも備え、 第N番目のコンデンサの第2端子を前記第2電源端子に
    接続して、前記第2電源端子と前記第1電源端子との間
    に外部から直流電圧を供給し、前記第2電源端子と前記
    出力端子との間から出力の直流電圧を取り出すように構
    成したことを特徴とする電圧変換装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の電圧変換装
    置において、 前記スイッチ手段をMOS型電界効果トランジスタで構
    成したことを特徴とする電圧変換装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2及び請求項3のいず
    れかに記載の電圧変換装置を複数並列に接続すると共
    に、それぞれの電圧変換装置内のスイッチ手段の動作位
    相を互いに異るものにしたことを特徴とする電圧変換装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1、請求項2、請求項3及び請求
    項4のいずれかに記載の電圧変換装置と、 その電圧変換装置の出力点と外部への出力用の降圧出力
    端子との間に電流経路を成すように設けられた電圧制御
    用のMOS型電界効果トランジスタと、 基準電圧発生手段と、 前記基準電圧発生手段からの基準電圧信号と前記降圧出
    力端子からの出力電圧信号とを入力信号とし、出力信号
    を前記MOS型電界効果トランジスタのゲート入力とし
    て与えてそのトランジスタの導通状態を制御する差動増
    幅器とを少なくとも備えることを特徴とする電圧変換装
    置。
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