JP2009201199A - 降圧型レギュレータおよび半導体集積回路 - Google Patents

降圧型レギュレータおよび半導体集積回路 Download PDF

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悟 伊藤
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Abstract

【課題】小型で効率のよい降圧型レギュレータおよび半導体集積回路を提供する。
【解決手段】スイッチS1,S3が双方とも導通するとき、第3キャパシタC3が第1キャパシタC1と並列接続する。このとき、スイッチS2,S4が非導通となるため、第3キャパシタC3が第2キャパシタC2と並列状態から切り離され、第3キャパシタC3が第2キャパシタC2と直列接続することとなる(第1状態)。反対に、スイッチS2,S4が双方とも導通するとき、第3キャパシタC3が第2キャパシタC2と並列接続する。このとき、スイッチS1,S3が非導通となるため、第3キャパシタC3が第1キャパシタC1と並列状態から切り離され、第3キャパシタC3が第1キャパシタC1と直列接続することとなる(第2状態)。第1状態と第2状態を周期的に切り替える。
【選択図】図1

Description

本発明は、入力端子から入力した入力電源電圧をそれより低い電圧に降圧して出力端子から出力する降圧型レギュレータおよび半導体集積回路に関する。
従来の降圧型レギュレータとして、リニアレギュレータが知られている。リニアレギュレータは、入力電圧と出力電圧の差が大きい場合、可変抵抗(MOSFET)に加わる電圧が大きくなり、効率が悪くなる。また、入力電圧と出力電圧の差が大きい場合でも効率がよい降圧型DCDCコンバータとして、インダクタンスを使用するものが知られている。しかしながら、インダクタンスを使用するために周辺部品が高価となるとともに、集積化が困難であるという問題がある。これに対して、図8,図9に示すような降圧型レギュレータが提案されている(非特許文献1,2、参照。)。図8に示す降圧型レギュレータ1においては、まず直列に接続されたキャパシタ2,3にて充電を行うフェーズと、次に電源を遮断し並列に接続されたキャパシタ2,3から放電を行うフェーズとを繰り返して行うことにより、1/2の電圧を出力することが可能となっている。図9に示す降圧型レギュレータ4においては、キャパシタ5,6にて交互に充電、放電を行わせることにより、1/2の電圧を出力することが可能となっている。これらにおいては、インダクタンスを必要とせず、また可変抵抗(MOSFET)に加わる電圧も小さくすることができるため、高効率かつ低コストを実現することができた。
TPS60500 High Efficiency, 250-mA Step-Down Charge Pump (http://focus.tij.co.jp/jp/lit/ds/symlink/tps60500.pdf) LTC3251 製品速報 (http://www.linear-tech.co.jp/pc/downloadDocument.do?navId=H0,C1,C1003,C1039,C1122,P1617,D23802)
しかしながら、図8の構成においてはキャパシタ2,3が放電を行う際に電源が遮断されるため、それにもとなって生じるリップル電流が問題となる。さらに、電源が遮断されることによって断続的な動作となるため、連続的に動作する回路と比較して、制御手段(図の可変抵抗7)の電流を大きくしなければならない。そのため、制御手段における損失電力が大きくなるとともに、制御手段が大型化するという問題があった。また、図9の構成においては、キャパシタ5,6の接続を同時に切り替えなければならないため、多数のスイッチが必要となり、回路規模が大きくなるという問題があった。
本発明は、前記課題にかんがみてなされたもので、小型で効率のよい降圧型レギュレータおよび半導体集積回路を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は、入力端子から入力した入力電源電圧をそれより低い電圧に降圧して出力端子から出力する降圧型レギュレータであって、前記入力端子と前記出力端子の間に直列接続される制御手段と第1キャパシタと、前記出力端子とグランド端子との間に接続される第2キャパシタと、第3キャパシタと、前記第3キャパシタが前記第1キャパシタと並列接続しつつ前記第2キャパシタと切り離される第1状態と、前記第3のキャパシタが前記第2キャパシタと並列接続しつつ前記第1キャパシタと切り離される第2状態とを周期的に切り替える切替回路と、を具備する構成としてある。
以下、下記の順序に従って本発明の実施形態を説明する。
1.第1の実施形態:
2.第2の実施形態:
3.第3の実施形態:
4.第4の実施形態:
5.第5の実施形態:
6.まとめ
1.第1の実施形態
図1は、第1の実施形態にかかる降圧型レギュレータの回路構成を示している。同図において、降圧型レギュレータ10は、入力端子11と基準電圧12とアンプ13とMOSFET14とスイッチS1〜S4とキャパシタC1〜C4と出力端子15と負荷16とグランド端子17と抵抗R1,R2と切替回路20から構成されている。なお、本明細書(第5の実施形態は除く。)において入力端子11と出力端子15とグランド端子17における“端子”とは、それぞれ入力側回路と出力側回路とグランドに接続される回路点を意味し、必ずしも物理的な端子を意味するものではない。降圧型レギュレータ10は、入力端子11から入力される直流の入力電圧Vinを降圧して、負荷16に対して入力電圧Vinの約半分の出力電圧Voutを供給するための回路である。出力電圧Voutは、負荷16に供給されるとともに、抵抗R1,R2によって分圧されている。当該分圧された電圧は、アンプ13に入力されている。
アンプ13は、差動入力電圧として、基準電圧12から一定の基準電圧Vrefと、出力電圧Voutから分割された電圧とを入力している。アンプ13は、出力電圧Voutから分割された電圧の基準電圧12からの差に応じた出力電圧を出力する。従って、出力電圧Voutが一定の値から低下すればするほど、アンプ13の出力電圧は大きくなる。MOSFET14のソース/ドレインを介して入力端子11と第1キャパシタC1とが直列接続されている。また、MOSFET14のゲートには、電圧がアンプ13からの出力電圧が入力されているため、出力電圧Voutの大きさに応じて第1キャパシタC1に入力される電圧を制御することができる。なお、MOSFET14は実質的に可変抵抗器として機能しており、本発明の制御手段に相当する。以上のような制御手段によれば、出力電圧Voutを所望の大きさに収束させることができる。
入力端子11と出力端子15との間には、MOSFET14とともに第1キャパシタC1が直列接続されている。すなわち、第1キャパシタC1が入力端子11と出力端子15との間に直列接続されている。一方、出力端子15とグランド端子17との間には、第2キャパシタC2が直列接続されている。以上の第1キャパシタC1と第2キャパシタC2に対して、第3キャパシタC3がスイッチS1〜S4を介して接続されている。スイッチS1〜S4は、スイッチS1,S3が導通するときスイッチS2,S4が非導通となり、逆にスイッチS2,S4が導通するときスイッチS1,S3が非導通となるように切替回路20が制御している。
スイッチS1,S3が双方とも導通するとき、第3キャパシタC3が第1キャパシタC1と並列接続する。このとき、スイッチS2,S4が非導通となるため、第3キャパシタC3が第2キャパシタC2との並列状態から切り離され、第3キャパシタC3が第2キャパシタC2と直列接続することとなる(第1状態)。反対に、スイッチS2,S4が双方とも導通するとき、第3キャパシタC3が第2キャパシタC2と並列接続する。このとき、スイッチS1,S3が非導通となるため、第3キャパシタC3が第1キャパシタC1と並列状態から切り離され、第3キャパシタC3が第1キャパシタC1と直列接続することとなる(第2状態)。
図2は、以上のようなスイッチS1〜S4の動作を実現するために構成された切替回路20の一例を示している。同図において、スイッチS1〜S4が同一チャネルのMOSFETによって構成されており、各スイッチS1〜S4のゲートに対してオシレータ21から出力されるクロック信号が入力されている。クロック信号は、例えば0.5〜1.0μsecの周期で発振され、デューティが50%の矩形波とされている。なお、クロック信号の周期をクロック周期Tと表記するものとする。このクロック信号は、スイッチS1,S3のゲートに対して直接入力され、スイッチS2,S4のゲートに対しては反転入力されている。このようにすることにより、上述した第1状態と第2状態とを周期的に切り替えることができる。以下、降圧型レギュレータ10の動作について説明する。
図3は、第1状態と第2状態における主要部の状態を対比して示している。同図において、MOSFET14に流れる電流をIregと表し、各キャパシタC1〜C3における電荷の増加量をΔQ1〜ΔQ3と表記するものとする。また、第1状態において各キャパシタC1〜C3に流れる平均電流をIC1A,IC2A,IC3Aと表し、第2状態において各キャパシタC1〜C3に流れる平均電流をIC1B,IC2B,IC3Bと表すものとする。さらに、出力端子15に流れる平均電流を出力電流Ioutと表記するものとする。以下において特に示さない限り、電流は平均電流を意味するものとする。まず、第2状態において直列接続されたMOSFET14と第1キャパシタC1における電流は同じであり、第2状態となる時間は上述したクロック周期Tの半分であるため、第2状態における第1キャパシタC1の電流IC1Bに関し下記の(1)式が成り立つ。
Figure 2009201199
次に、第1状態となる時間も上述したクロック周期Tの半分であるため、第1状態における第1キャパシタC1の電流に関し下記の(2)式が成り立つ。
Figure 2009201199

すなわち、第2状態において第1キャパシタC1に充電された電荷が第1状態において放出され、第2状態と反対向きの電流が第1キャパシタC1に生じることとなる。第1状態においては、第3キャパシタC3がMOSFET14に対して直列的に接続され、かつ、第1キャパシタC1と並列接続されるため、第1キャパシタC1からの電流IC1BとMOSFET14の電流Iregが第3キャパシタC3の電流IC2Aを構成することとなる。そのため、第1状態における第3キャパシタC3の電流IC2Aは下記の(3)式によって表すことができる。
Figure 2009201199

すなわち、MOSFET14の電流Iregの2倍の大きさの電流が第3キャパシタC3に流れることとなり、第1状態の間に第3キャパシタC3にて増加する電荷ΔQ3は、下記の(4)式によって表すことができる。
Figure 2009201199

第1状態における点Pの電流の関係から下記の(5)式を得ることができる。
Figure 2009201199

さらに、前記の(5)式に前記の(2)式と(4)式を代入して整理すると、第1状態に関して下記の(6)式を得ることができる。
Figure 2009201199
第1状態において前記の(4)式のように増加した第3キャパシタC3の電荷ΔQ3の放出により、第2状態における第3キャパシタC3の電流IC3Bは下記の(7)式のように表すことができる。
Figure 2009201199
第2状態における点Pの電流の関係から下記の(8)式を得ることができる。
Figure 2009201199

さらに、前記の(8)式に前記の(1)式と(7)式を代入して整理すると、第2状態に関して下記の(9)式を得ることができる。
Figure 2009201199
ここで、第1状態と第2状態における第2キャパシタC2の電流について下記の(10)が成り立つ。
Figure 2009201199

前記の(10)式に、前記の(6)式,(9)式を代入してMOSFET14の電流Iregに関して解くと、下記の(11)式を得ることができる。
Figure 2009201199
前記の(11)式は、出力電流Ioutに対してMOSFET14の電流Iregは半分の大きさであることを意味している。従って、MOSFET14の電流Iregを抑制することができ、MOSFET14のサイズを小さくすることができる。さらに、MOSFET14に加わる電圧Vregも小さくすることができるため、MOSFET14における電圧損失を抑えることもできる。また、上述した動作において、各キャパシタC1〜C3に充電される電荷は負荷16側に転送されることとなるため、高い電力効率を実現することができる。さらに、本実施形態では、3個のキャパシタC1〜C3と4個のスイッチS1〜S4によって回路を構成することができ、回路構成を小規模なものとすることができるとともに、高価なインダクタンスを必要とすることもない。
さらに、入力電圧Vinとの接続が遮断されることなく連続的に電流を供給することができるため、リップルの発生を防止することができる。また、必要な電流を常時供給することができるため、間欠的に電流が供給される場合と比較して、MOSFET14を流れる電流Iregを抑えることができる。従って、MOSFET14における電力損失を抑制し、またMOSFET14を小規模なものとすることができる。第1状態と第2状態において各キャパシタC1〜C3の電圧の大きさが等しくなるため、MOSFET14の直後の電圧(Vin−Vreg)は出力電圧Voutの2倍となる。すなわち、本実施形態では、入力電圧Vinを約半分に降圧しつつ、MOSFET14によって出力電圧Voutを調整することができる。なお、MOSFET14と第1キャパシタC1は、入力端子11と出力端子15との間において直列接続されていればよく、第1キャパシタC1を入力端子11側に配置し、MOSFET14を出力端子15に配置することも可能である。
2.第2の実施形態
図4は、第2の実施形態にかかる降圧型レギュレータ110の回路構成を示している。同図において、降圧型レギュレータ110には、前実施形態の構成に対して1個の第3キャパシタC3が追加されており、第3キャパシタC3の追加にともない3個のスイッチS5〜S7が追加されている。スイッチS1〜S7は、単一のクロック信号に基づいて周期的に導通/非導通を切り替えており、スイッチS1,S2,S4,S5とスイッチS3,S6,S7が互いに反転した動作を行う。まず、スイッチS1,S2,S4,S5が導通し、スイッチS3,S6,S7が非導通となる状態(第1状態)においては、2個の第3キャパシタC3,C3が並列接続されることとなる。同時に、第3キャパシタC3,C3は、第1キャパシタC1に対しても並列接続されることとなる。反対に、スイッチS3,S6,S7が導通し、スイッチS1,S2,S4,S5が非導通となる状態(第2状態)においては、2個の第3キャパシタC3,C3がスイッチS7を介して互いに直列接続されることとなる。同時に、この直列回路は、第1キャパシタC1に対して並列接続されることとなる。
本実施形態について、前記の(1)式〜(11)式と同様の手順で計算を行うと、最終的に下記の(12)式の関係を得ることができる。
Figure 2009201199

前記の(12)式が示すように、本実施形態においてもMOSFET114を流れる電流Iregを出力電流Ioutの2/3の大きさに抑えることができる。また、第2状態における第3キャパシタC3,C3の直列回路の電圧は、第1状態における第3キャパシタC3,C3の並列回路の電圧の2倍の大きさとなる。従って、MOSFET14の直後の電圧(Vin−Vreg)が1:2に分割され、出力電圧Voutとして出力されることとなる。従って、MOSFET14の直後の電圧(Vin−Vreg)は出力電圧Voutの1.5倍となる。すなわち、本実施形態では、入力電圧Vinを約2/3に降圧しつつ、MOSFET114によって出力電圧Voutを調整することができる。
3.第3の実施形態
図5は、第3の実施形態にかかる降圧型レギュレータ210の回路構成を示している。同図において、降圧型レギュレータ210には、第1の実施形態の構成に対して1個の第3キャパシタC3が追加されており、第3キャパシタC3の追加にともない3個のスイッチS5〜S7が追加されている。第2の実施形態とほぼ同様の構成となっているが、各キャパシタC1,C2,C3,C3と、各スイッチS1〜S7の配線が変更されている。本実施形態では、スイッチS1,S4,S7とスイッチS2,S3,S5,S6が互いに反転した動作を行う。スイッチS1,S4,S7が導通し、スイッチS2,S3,S5,S6が非導通となる状態(第1状態)においては、2個の第3キャパシタC3,C3が直列接続されることとなる。同時に、この直列回路が第1キャパシタに対して並列接続されることとなる。反対に、スイッチS2,S3,S5,S6が導通し、スイッチS1,S4,S7が非導通となる状態(第2状態)においては、2個の第3キャパシタC3,C3が並列接続されることとなる。同時に、第3キャパシタC3,C3は、第2キャパシタに対しても並列接続されることとなる。
本実施形態について、前記の(1)式〜(11)式と同様の手順で計算を行うと、最終的に下記の(13)式の関係を得ることができる。
Figure 2009201199

前記の(13)式が示すように、本実施形態においてもMOSFET214を流れる電流Iregを出力電流Ioutの1/3の大きさに抑えることができる。第2状態における第3キャパシタC3,C3の並列回路の電圧は、第1状態における第3キャパシタC3,C3の直列回路の電圧の1/2倍の大きさとなる。従って、MOSFET14の直後の電圧(Vin−Vreg)が2:1に分割され、出力電圧Voutとして出力されることとなる。従って、MOSFET14の直後の電圧(Vin−Vreg)は出力電圧Voutの3倍となる。すなわち、本実施形態では、入力電圧Vinを約1/3に降圧しつつ、MOSFET214によって出力電圧Voutを調整することができる。なお、第2の実施形態と第3の実施形態では、2個の第3キャパシタC3,C3を備えるようにしたが、3個以上の第3キャパシタC3を備えるようにしてもよい。第3キャパシタC3の個数をn(nは整数)とすると、電荷を転送する際の複数の第3キャパシタC3の電圧をn倍もしくは1/n倍に制御することができ、出力電圧Voutを任意に調整することができる。
4.第4の実施形態
図6は、第4の実施形態にかかる降圧型レギュレータ310の回路構成を例示している。同図において、第1の実施形態の構成に対して、MOSFET314と出力端子315とを短絡させるスイッチS5が追加されている。図6に示すようにスイッチS5が導通するとき、スイッチS1〜S4に対して周期的なクロック信号ではなく、スイッチS2,S4を常時導通させスイッチS1,S3を常時非導通とする直流信号が入力されている。第3キャパシタC3が常時第1キャパシタから常時切り離される(第3状態)こととなり、いわゆるリニアレギュレータを構成することができる。従って、入力電圧Vinとの差が少ない出力電圧Voutを出力したい場合にも、対応可能な降圧型レギュレータ310を提供することができる。なお、スイッチS5を導通させつつ、スイッチS1〜S4をすべて非導通とするようにしてもよい。
5.第5の実施形態
図7は、第1の実施形態にかかる降圧型レギュレータ10を具体的に半導体集積回路を用いて実現する場合の構成を例示している。同図において、破線で囲んだ領域の内側が半導体集積回路ICによって提供されている。スイッチS1〜S4を制御するための切替回路20やMOSFET14が、半導体集積回路ICの内部に備えられている。また、入力端子15の他に、○で図示する端子t1〜t5が設けられている。端子t1〜t5は、各キャパシタC1〜C3の両端に設けられており、端子t3は本発明のグランド端子を兼ねている。従って、各キャパシタC1〜C3は半導体集積回路ICの外部に実装されることとなる。これにより、各キャパシタC1〜C3として任意のものを使用することができる。なお、実施形態における“端子”は、物理的な端子を意味する。実体的には半導体集積回路ICは所定のパッケージに実装されるため、当該パッケージの各リードが前記の端子t1〜t5に相当することとなる。図7において、基準電圧12やアンプ13の図示を省略したが、本実施形態において、これらは半導体集積回路ICの内部に備えられている。なお、これらを半導体集積回路ICの外部に備えるようにしてもよい。
6.まとめ
本発明の一つの態様として、降圧型レギュレータにおいて、制御手段が前記入力端子と前記出力端子との間に接続され、第1キャパシタが前記制御手段と前記出力端子の間に接続される。一方、第2キャパシタは前記出力端子とグランド端子との間に接続される。さらに、第3キャパシタが備えられ、第1状態と第2状態とを切り替える切替回路が備えられる。なお、前記第1状態では前記第3キャパシタが前記第1キャパシタと並列接続しつつ前記第2キャパシタと切り離され、一方の前記2状態では第前記第3のキャパシタが前記第2キャパシタと並列接続しつつ前記第1キャパシタと切り離される。前記切替回路が前記第1状態と前記第2状態とを切り替えることにより、各キャパシタに充電された電荷を前記出力端子側に転送することができ、良好な効率を実現することができる。また、前記制御手段と2個の第1キャパシタと前記第2キャパシタが直列に接続されるため、前記制御手段に加わる電圧を抑えることができる。
さらに、本発明の別の態様として、前記第3キャパシタが複数備えられるようにしてもよい。すなわち、前記第3キャパシタの個数が特に限定されることはない。また、本発明の具体的態様の例として、複数備えられた前記第3キャパシタは、前記第1状態において互いに並列接続し、前記第2状態において互いに直列接続する構成としてもよい。反対に、複数備えられた前記第3キャパシタは、前記第1状態において互いに直列接続し、前記第2状態において互いに並列接続する構成としてもよい。このようにすることにより、出力電圧を任意に調整することができる。
さらに、前記切替回路の具体的構成の一例として、前記切替回路がMOS型電界効果トランジスタによって構成されるようにしてもよい。さらに、前記切替回路の別の構成として、前記制御手段と前記出力端子とを前記第1キャパシタを介することなく短絡させつつ、前記第2キャパシタを前記第1キャパシタと常時切り離す第3状態に切り替えるようにしてもよい。このようにすることにより、本発明の降圧型レギュレータをリニアレギュレータとして動作させることができる。さらに、本発明の降圧型レギュレータの一部を半導体集積回路によって提供するようにしてもよい。この場合、前記第1〜第3キャパシタを選択できるように、前記第1〜第3キャパシタを半導体集積回路の外部にて接続できるようにするのが望ましい。
第1の実施形態にかかる降圧型レギュレータの回路図である。 第1の実施形態にかかる切替回路の回路図である。 降圧型レギュレータの動作説明図である。 第2の実施形態にかかる降圧型レギュレータの回路図である。 第3の実施形態にかかる降圧型レギュレータの回路図である。 第4の実施形態にかかる降圧型レギュレータの回路図である。 降圧型レギュレータの一部を構成する半導体集積回路を示す図である。 従来例にかかる降圧型レギュレータの回路図である。 従来例にかかる降圧型レギュレータの回路図である。
符号の説明
1,4,10,110,210,310…降圧型レギュレータ、2,3,5,6,C1〜C4…キャパシタ、11…入力端子、12…基準電圧、13…コンパレータ、14…MOSFET、20…切替回路、21…オシレータ、S1〜S7…スイッチ。

Claims (7)

  1. 入力端子から入力した入力電源電圧をそれより低い電圧に降圧して出力端子から出力する降圧型レギュレータであって、
    前記入力端子と前記出力端子の間に直列接続される制御手段と第1キャパシタと、
    前記出力端子とグランド端子との間に接続される第2キャパシタと、
    第3キャパシタと、
    前記第3キャパシタが前記第1キャパシタと並列接続しつつ前記第2キャパシタと切り離される第1状態と、前記第3のキャパシタが前記第2キャパシタと並列接続しつつ前記第1キャパシタと切り離される第2状態とを周期的に切り替える切替回路と、を具備することを特徴とする降圧型レギュレータ。
  2. 前記第3キャパシタが複数備えられることを特徴とする請求項1に記載の降圧型レギュレータ。
  3. 複数備えられた前記第3キャパシタは、前記第1状態において互いに並列接続し、前記第2状態において互いに直列接続することを特徴とする請求項2に記載の降圧型レギュレータ。
  4. 複数備えられた前記第3キャパシタは、前記第1状態において互いに直列接続し、前記第2状態において互いに並列接続することを特徴とする請求項2に記載の降圧型レギュレータ。
  5. 前記切替回路がMOS型電界効果トランジスタによって構成されることを特徴とする請求項1から請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の降圧型レギュレータ。
  6. 前記切替回路は、前記制御手段と前記出力端子とを前記第1キャパシタを介することなく短絡させ、かつ、前記第2キャパシタを前記第1キャパシタと常時切り離す第3状態に切り替えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の降圧型レギュレータ。
  7. 入力端子から入力した入力電源電圧をそれより低い電圧に降圧して出力端子から出力する降圧型レギュレータのための半導体集積回路であって、
    前記入力端子と前記出力端子との間に外部の第1キャパシタを接続させる第1端子と、
    前記入力端子と前記出力端子との間において前記第1キャパシタと直列接続される制御手段と、
    前記出力端子とグランド端子との間に外部の第2キャパシタを接続させる第2端子と、
    外部の第3キャパシタを接続させる第3端子と、
    前記第3キャパシタが前記第1キャパシタと並列接続しつつ前記第2キャパシタと切り離される第1状態と、前記第3のキャパシタが前記第2キャパシタと並列接続しつつ前記第1キャパシタと切り離される第2状態とを周期的に切り替える切替回路と、を具備することを特徴とする半導体集積回路。
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