JP4652735B2 - 免震装置 - Google Patents

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本発明は、免震装置に関し、詳しくは、例えば飲料缶等を販売する自動販売機や小売店等の商品陳列棚のように、左右寸法に対して前後寸法が比較的小さな機器の地震時の免震、振動低減、更には転倒防止を図った免震装置に関するものである。
従来、自動販売機や小売店等の商品陳列棚等の免震対象物に対して地震時の免震、振動低減、更には転倒防止を図る手段が種々提案されている。
このような手段においては、一般的には、自動販売機等の支持脚を床面にアンカーボルトで固定したり、自動販売機等の前面に板状部材等を張り出すように設けて地震時の転倒防止を図る試みが行われている。
特許文献1には、自動販売機から前方に張り出すように構成し設置面上に固定したフレームに対して、自動販売機の脚部を固定し転倒防止を図った自動販売器固定装置が提案されている。
しかし、この特許文献1の自動販売器固定装置の場合、自動販売機の前方にフレームの一部が張り出すことは、通行等の障害となるとともに美観も損ない、更にはフレームを床面にアンカーボルト等で固定すること必要となる等の問題を包含している。
また、小売店等における商品の陳列棚等は、売場の床面にそのまま置かれることが多いため、地震時に陳列棚等から商品が飛び出すという被害が多く発生することからその対策が要望されている。
特開平9−229293号公報
発明が解決しようとする問題点は、簡略な構成にて自動販売機や陳列棚等の地震時の免震、振動減衰、更には転倒防止を的確に図ることが可能な免震装置が存在しない点である。
本発明は、設置面と免震対象物の底部との間に配置され、地震時に免震対象物の中立位置からの前後移動を誘起して免震を行う免震装置であって、
前記免震対象物の前移動、後移動のいずれにもこの免震対象物の底部前側を中立位置よりも上昇させ、免震対象物自体を底部前側が高く底部後側が低い状態で後方に傾けるとともに、前記免震対象物の前移動時の移動量を大きく、前記免震対象物の後移動時の移動量を小さくする傾斜誘起機構を備える免震機を前記免震対象物の底部において前後方向に複数台並列配置としたことを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、以下の効果を奏する。
請求項1、2記載に係る発明によれば、地震発生時における免震対象物の前移動、後移動のいずれにもおいても、傾斜誘起機構によりこの免震対象物の底部前側を中立位置よりも上昇させ、免震対象物自体を底部前側が高く底部後側が低い状態で後方に傾けるとともに、前記免震対象物の前移動時の移動量を大きく、前記免震対象物の後移動時の移動量を小さくすることができ、簡略な構成にて自動販売機や陳列棚等の免震対象物の地震発生時の免震、更には転倒防止を的確に図ることが可能な複数台構成の免震装置を提供でき、また、減衰器を付加した構成とすることで、振動減衰効果をも併せて発揮させ、より免震機能を高めることができる。
請求項3、4記載に係る発明によれば、地震発生時における免震対象物の前移動、後移動のいずれにもおいても、前記免震対象物の前移動、後移動のいずれにもこの免震対象物の底部前側を中立位置よりも上昇させるとともに、前記傾斜部の角度の相違を利用して前記免震対象物の前移動時の移動量を大きく、前記免震対象物の後移動時の移動量を小さくする状態で、免震対象物自体を底部前側が高く底部後側が低い状態で後方に傾けることができ、簡略な構成にて自動販売機や陳列棚等の免震対象物の地震発生時の免震、更には転倒防止を的確に図ることが可能であり、また、ストッパ機構を備える構成とすることで、免震対象物の底部前側の上昇時の位置機制を行うことができ、フェールセーフ機能を発揮させることもできる複数台構成の免震装置を提供でき、更に、減衰器を付加した構成とすることで、振動減衰効果をも併せて発揮させ、より免震機能を高めることができる。
請求項5、6記載に係る発明によれば、一台構成で傾斜誘起体上の転動体の転動作用により、地震発生時における免震対象物の前移動、後移動のいずれにもおいても、免震対象物の底部前側を中立位置よりも上昇させ、前記傾斜部の角度の相違を利用して前記免震対象物の前移動時の移動量を大きく、前記免震対象物の後移動時の移動量を小さくする状態で、免震対象物自体を底部前側が高く底部後側が低い状態で後方に傾けることができ、簡略な構成にて自動販売機や陳列棚等の免震対象物の地震発生時の免震、更には転倒防止を的確に図ることが可能な免震装置を提供できる。
また、請求項5、6記載に係る発明によれば、ストッパ機構を備える構成とすることで、免震対象物の底部前側の上昇時の位置機制を行うことができ、フェールセーフ機能を発揮させることができる。更に、減衰器を付加した構成とすることで、振動減衰効果をも併せて発揮させ、より免震機能を高めることができる。
本発明は、簡略な構成にて自動販売機や陳列棚等の地震時の免震、更には転倒防止を的確に図ることが可能な免震装置を提供するという目的を、設置面と免震対象物の底部との間に配置され、地震時に免震対象物の中立位置からの前後移動を誘起して免震を行う免震装置であって、
前記免震対象物の前移動、後移動のいずれにもこの免震対象物の底部前側を中立時よりも上昇させ、免震対象物自体を底部前側が高く底部後側が低い状態で後方に傾けるとともに、前記免震対象物の前移動時の移動量を大きく、前記免震対象物の後移動時の移動量を小さくする傾斜誘起機構を備え、前記免震対象物の底部において前後方向に複数台並列配置とした免震機と、この免震機に取り付けた前記免震対象物の振動を減衰する減衰器と、を有する構成により実現した。
以下に、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1、図2は、本実施例の免震装置1を示すもので、この免震装置1は、地面又は床面等の設置面2と、自動販売機、棚等の免震対象物3とのとの間に配置され、地震時に免震対象物3の免震を行い、更には転倒防止を図るように構成したものである。
前記免震装置1は、前記設置面2上に配置した前記免震対象物3の奥行寸法と同程度の寸法を有する直方体状の基体10と、前記免震対象物3の底部側、すなわち、免震対象物3の底板3a側に配置したレール状の受体11と、前記基体10、受体11間の前記免震対象物3の前側に対応する位置に配置した前記免震対象物3の中立位置(前後に傾いていない位置)に対応する位置を最低部12cとし、その前側、後側が異なる角度で上昇する傾斜部12a、12bとした略直方体状でレール状の傾斜誘起体12と、前記基体10、受体11間の前記免震対象物3の後側に対応する位置に直列に配置した前記傾斜誘起体12と対をなす直方体状でレール状の平坦体13と、前記受体11、傾斜誘起体12間及び前記受体11、平坦体13間に各々配置した円柱状の2個の転動体14と有する免震機を具備している。
前記転動体14の直径寸法は、前記免震対象物3の中立位置において受体11の底面が傾斜誘起体12の最上部と接触しない寸法に設定している。
このような構成の免震機を、前記免震対象物3の底部において前記免震対象物3の幅に応じその両隅で前後方向に2台並列配置する構成により免震装置1としている。なお、前記免震機の並列配置台数は特に限定するものではない。
次に、上記構成の免震装置1による免震動作について、図3乃至図5を参照して説明する。
図3は、前記免震対象物3が中立位置にある場合を示すもので、この場合には、前記免震対象物3は、前後に傾いていない直立状態となっていて、前記受体11、傾斜誘起体12間の転動体14は、傾斜誘起体12の最低部12cに位置している。また、前記免震対象物3の背面側には、壁20存在するものとする。
この状態から、地震発生時において前記免震対象物3が図4に示すように前側に変位する地震力を受け変位した場合には、前記受体11、傾斜誘起体12間の転動体14も受体11、傾斜誘起体12と接触しつつ転動し、傾斜部12a上をその傾斜面に沿って前側に移動する。また、前記受体11、平坦体13間の転動体14は、受体11、平坦体13と接触しつつ転動し前側に同一高さを保ちつつ移動する。
この結果、前記免震対象物3の底板3aの前側が、後側と比較して高位置となり、免震対象物3自体も図5に示すように全体として壁20に傾いた状態となって、これにより免震対象物3の前倒が防止される。
次に、地震発生時において前記免震対象物3が図5に示すように後側に変位する地震力を受け変位した場合には、前記受体11、傾斜誘起体12間の転動体14も受体11、傾斜誘起体12と接触しつつ転動し、今度は傾斜部12b上をその傾斜面に沿って後側に移動する。また、前記受体11、平坦体13間の転動体14は、受体11、平坦体13と接触しつつ転動し後側に同一高さを保ちつつ移動する。
この結果、前記免震対象物3の底板3aの前側が、後側に比較して図5に示すように高位置となり、免震対象物3自体も図5に示すように全体として壁20側に傾いた状態となって、これにより免震対象物3の前倒が防止される。
このようにして、地震発生時において前記免震対象物3が前後に変位する場合において、いずれの場合においても免震対象物3の前倒が的確に防止され安全性を高めることができる。
また、傾斜誘起体12は最低部12cの前後で異なる傾斜角を有する傾斜部12a、12bを備えているので、傾斜部12aの傾斜角度よりも、傾斜部12bの傾斜角を大きく設定することによって、上述した免震効果を発揮させつつ後変位の場合の抵抗力を大きくし、これにより、免震対象物3の壁20側への変位を小さく抑えることができ、免震対象物3と壁20との間隔を狭め省スペースを図ることが可能となる。
また、前記転動体14を転動させつつ前記免震対象物3の前後変位時の免震を行うものであるから、前後寸法(奥行寸法)の小さな自動販売機や陳列棚等からなる免震対象物3の場合でもその免震を図ることが可能となる。
更に、前記免震対象物3は、傾斜誘起体12の長さの略2倍の変位を許容できるため、前記免震対象物3の設置スペースを小さなスペースとしてその免震を図ることができる。
本実施例の免震装置1は、上述したように構造が簡略で低価格に構成できるものであり、従来免震対策の採られていない既存の自動販売機や小売店等の商品陳列棚等に適用して好適である。
なお、前記傾斜誘起体12の形状としては、上述した場合の他、最低部の前側と後側で曲率の異なる形状、すなわち、最低部の前側の曲率が小さく、後側の曲率が大きい曲面状の形状としても、前記傾斜誘起体12の場合と同様な作用を発揮させることができる。
図6は、本実施例の免震装置1に、前記免震対象物3の振動を減衰する例えば油圧ダンパからなる減衰器21を基体10、受体11間を連結するように、且つ、図6に矢印で示すように基体10、受体11の相対変位に対応して回動するように付加した免震装置1Aを示すもので、この免震装置1Aによれば、減衰器21により地震時の振動の減衰作用を高め、免震機能を免震装置1の場合よりも向上できる利点がある。
次に、図7乃至図9を参照して、前記基体10、受体11間に設けるストッパ機構の具体的構成例について説明する。
既述した図1、図2に示す例では基体10、受体11の構成を簡略化して示したが、図7乃至図9に示す例においては、前記基体10に替えて基体10Aを採用し、また、前記受体11に替えて受体11Aを採用する。
すなわち、基体10Aは断面が略U状で、且つ、両側辺の上端部10bを互いに対向するように内向きに折曲し、全体としてレール形状とし、その底部に前記傾斜誘起体12を長さ方向に沿って配置し、更に転動体14を配置している。
また、前記受体11Aは、基体10Aの上方から基体10A内に入り込む挿入部11bと、この挿入部11bの最下部に設けた前記基体10Aの上端部10b間の間隔dより広幅のストッパ片11cとを具備している。
このような構成のストッパ機構を前記免震装置1、1Aに付加することにより、図8に示すように前記傾斜誘起体12の最低部12cに転動体14が位置する状態から、地震発生時において振動で転動体14が傾斜誘起体12の傾斜部12a(又は12b)を昇る図9に示す位置となったとき、前記ストッパ片11cが転動体14に押されて、前記基体10Aの上端部10bの下側に当接し、これにより、免震対象物3の前側部分のそれ以上の上昇を規制する状態となる。すなわち、ストッパ機構は、免震対象物3の転倒防止のためのフェールセーフ機能を発揮するものである。
図10は、本発明の他の実施例の免震装置30を示すもので、この免震装置30は、基本的構成は前記免震装置1と同様であるが、全体として一台構成としたことが特徴である。なお、図10において、図1に示す免震装置1の場合と同一の要素には、同一の符号を付して示す。
この免震装置30は、設置面2上に配置する前記免震対象物3の底面積と同程度の表面積を有する基体31と、免震対象物3の底部側に配置する基体31と同程度の寸法の受体32と、前記基体31、受体32間の前記免震対象物3の前側で、且つ、両隅に各々配置した前記免震対象物3の中立位置に対応する位置を最低部12cとし、その前、後が異なる角度で上昇する傾斜部12a、12bとした略直方体状でレール状の2個の傾斜誘起体12と、前記基体31、受体32間の前記免震対象物3の後側で、且つ、両隅に各々配置した前記各傾斜誘起体12と各々対をなす2個の平坦体13と、前記受体32、各傾斜誘起体12間及び前記受体32、各平坦体13間に各々配置した合計4個の転動体14とを有する傾斜誘起機構を備えている。
この免震装置30においても、前記傾斜誘起体12の形状としては、上述した場合の他、最低部の前側と後側で曲率の異なる形状、すなわち、最低部の前側の曲率が小さく、後側の曲率が大きい曲面状の形状としても、前記傾斜誘起体12の場合と同様な作用を発揮させることができる。
この免震装置30によれば、図1に示すような2台の免震装置1を並列構成として使用する場合と同様な作用、効果を発揮させることができる。
図11は、上述した構成の前記免震装置30の基体31、受体32間に、前記免震対象物3の振動を減衰する減衰器21を図6に示す場合と同様にして付加した免震装置30Aを示すもので、この免震装置30Aによれば、減衰器21により地震時の振動の減衰作用を高め、免震機能を前記免震装置30の場合よりも向上できる利点がある。
なお、図10、図11に示す免震装置30、30Aにおいても、既述した図7に示すようなストッパ機構を採用した構成とすることも勿論可能であり、これにより免震装置30、30Aにおいても、免震対象物3の転倒防止のためのフェールセーフ機能を発揮させることができる。
以上説明した本実施例及び他の実施例においては、免震対象物3として自動販売機の形状のものを図示して説明したが、小売店の売場等に配置される商品の陳列棚に関する免震を行う場合にも同様に適用でき、陳列棚の前倒を防止し、また、棚板上からの商品の前方への飛び出しによる損傷を回避するこことが可能となる。
本発明は、上述した自動販売機や陳列棚の免震に適用する場合の他、冷蔵庫や本棚等の免震装置として幅広く適用可能である。
本発明の実施例に係る免震装置の斜視図である。 本実施例に係る免震装置の部分拡大側面図である。 本実施例に係る免震装置及び免震対象物の中立位置の状態を示す側面図である。 本実施例に係る免震装置及び免震対象物の前移動の状態を示す側面図である。 本実施例に係る免震装置及び免震対象物の後移動の状態を示す側面図である。 本実施例に係る免震装置に減衰器を付加した免震装置を示す斜視図である。 本実施例に係る免震装置におけるストッパ機構の構成例を示す部分斜視図である。 本実施例に係る免震装置におけるストッパ機構の平常時の断面図である。 本実施例に係る免震装置におけるストッパ機構の地震発生時のストッパ動作を示す断面図である。 本発明の他の実施例に係る一台構成の免震装置の斜視図である。 本発明の他の実施例に係る一台構成の免震装置に減衰器を付加した免震装置を示す斜視図である。
符号の説明
1 免震装置
1A 免震装置
2 設置面
3 免震対象物
3a 底板
10 基体
10A 基体
10b 上端部
11 受体
11A 受体
11b 挿入部
11c ストッパ片
12 傾斜誘起体
12a 傾斜部
12b 傾斜部
12c 最低部
13 平坦体
14 転動体
20 壁
21 減衰器
30 免震装置
30A 免震装置
31 基体
32 受体
d 間隔

Claims (6)

  1. 設置面と免震対象物の底部との間に配置され、地震時に免震対象物の中立位置からの前後移動を誘起して免震を行う免震装置であって、
    前記免震対象物の前移動、後移動のいずれにもこの免震対象物の底部前側を中立位置よりも上昇させ、免震対象物自体を底部前側が高く底部後側が低い状態で後方に傾けるとともに、前記免震対象物の前移動時の移動量を大きく、前記免震対象物の後移動時の移動量を小さくする傾斜誘起機構を備える免震機を前記免震対象物の底部において前後方向に複数台並列配置としたことを特徴とする免震装置。
  2. 設置面と免震対象物の底部との間に配置され、地震時に免震対象物の中立位置からの前後移動を誘起して免震を行う免震装置であって、
    前記免震対象物の前移動、後移動のいずれにもこの免震対象物の底部前側を中立時よりも上昇させ、免震対象物自体を底部前側が高く底部後側が低い状態で後方に傾けるとともに、前記免震対象物の前移動時の移動量を大きく、前記免震対象物の後移動時の移動量を小さくする傾斜誘起機構を備え、前記免震対象物の底部において前後方向に複数台並列配置とした免震機と、
    この免震機に取り付けた前記免震対象物の振動を減衰する減衰器と、
    を有することを特徴とする免震装置。
  3. 設置面と、自動販売機、棚等の免震対象物の底部との間に配置され、地震時に免震対象物の中立位置からの前後移動を誘起して免震を行う免震装置であって、
    設置面上に配置した基体と、
    免震対象物の底部側に配置した受体と、
    前記基体、受体間の前記免震対象物の前側に対応する位置に配置した前記免震対象物の中立位置に対応する位置を最低部とし、その前側が小さい傾斜角で後側が大きい傾斜角で上昇する傾斜部とした傾斜誘起体と、
    前記基体、受体間の前記免震対象物の後側に対応する位置に配置した前記傾斜誘起体と対をなす平坦体と、
    前記受体、傾斜誘起体間及び前記受体、平坦体間に各々配置した転動体と、
    を具備し、
    前記免震対象物の前移動、後移動のいずれにもこの免震対象物の底部前側を中立位置よりも上昇させるとともに、前記傾斜部の角度の相違を利用して前記免震対象物の前移動時の移動量を大きく、前記免震対象物の後移動時の移動量を小さくする状態で、免震対象物自体を底部前側が高く底部後側が低い状態で後方に傾ける傾斜誘起機構と、
    前記基体、受体間にわたって設けた前記傾斜誘起体上を転動する転動体の上昇位置を規制するストッパ機構と、
    を有する免震機を、
    前記免震対象物の底部において前後方向に複数台並列配置としたことを特徴とする免震装置。
  4. 設置面と、自動販売機、棚等の免震対象物の底部との間に配置され、地震時に免震対象物の中立位置からの前後移動を誘起して免震を行う免震装置であって、
    設置面上に配置した基体と、
    免震対象物の底部側に配置した受体と、
    前記基体、受体間の前記免震対象物の前側に対応する位置に配置した前記免震対象物の中立位置に対応する位置を最低部とし、その前側が小さい傾斜角で後側が大きい傾斜角で上昇する傾斜部とした傾斜誘起体と、
    前記基体、受体間の前記免震対象物の後側に対応する位置に配置した前記傾斜誘起体と対をなす平坦体と、
    前記受体、傾斜誘起体間及び前記受体、平坦体間に各々配置した転動体と、
    を具備し、
    前記免震対象物の前移動、後移動のいずれにもこの免震対象物の底部前側を中立位置よりも上昇させるとともに、前記傾斜部の角度の相違を利用して前記免震対象物の前移動時の移動量を大きく、前記免震対象物の後移動時の移動量を小さくする状態で、免震対象物自体を底部前側が高く底部後側が低い状態で後方に傾ける傾斜誘起機構と、
    前記基体、受体間にわたって設けた前記傾斜誘起体上を転動する転動体の上昇位置を規制するストッパ機構と、
    を有し、
    前記免震対象物の底部において前後方向に複数台並列配置とした免震機と、
    前記免震機に取り付けた前記免震対象物の振動を減衰する減衰器と、
    を有することを特徴とする免震装置。
  5. 設置面と、自動販売機、棚等の免震対象物の底部との間に配置され、地震時に免震対象物の中立位置からの前後移動を誘起して免震を行う免震装置であって、
    設置面上に配置した免震対象物の底部と同等の寸法の基体と、
    免震対象物の底部側の配置した基体と同等の寸法の受体と、
    前記基体、受体間の前記免震対象物の前側で、且つ、両隅に各々配置した前記免震対象物の中立位置に対応する位置を最低部とし、その前側が小さい傾斜角で後側が大きい傾斜角で上昇する傾斜部とした2個の傾斜誘起体と、
    前記基体、受体間の前記免震対象物の後側で、且つ、両隅に各々配置した前記各傾斜誘起体と対をなす2個の平坦体と、
    前記受体、各傾斜誘起体間及び前記受体、各平坦体間に各々配置した合計4個の転動体と、
    前記両隅の基体、受体間にわたって各々設けた前記傾斜誘起体上を転動する転動体の上昇位置を規制するストッパ機構と、
    を有し、
    前記免震対象物の前移動、後移動のいずれにもこの免震対象物の底部前側を中立位置よりも上昇させるとともに、前記傾斜部の角度の相違を利用して前記免震対象物の前移動時の移動量を大きく、前記免震対象物の後移動時の移動量を小さくする状態で、免震対象物自体を底部前側が高く底部後側が低い状態で後方に傾ける傾斜誘起機構を備え一台構成としたことを特徴とする免震装置。
  6. 設置面と、自動販売機、棚等の免震対象物の底部との間に配置され、地震時に免震対象物の中立位置からの前後移動を誘起して免震を行う免震装置であって、
    設置面上に配置した免震対象物の底部と同等の寸法の基体と、
    免震対象物の底部側に配置した基体と同等の寸法の受体と、
    前記基体、受体間の前記免震対象物の前側で、且つ、両隅に各々配置した前記免震対象物の中立位置に対応する位置を最低部とその前側が小さい傾斜角で後側が大きい傾斜角で上昇する傾斜部とした2個の傾斜誘起体と、
    前記基体、受体間の前記免震対象物の後側で、且つ、両隅に各々配置した前記各傾斜誘起体と対をなす2個の平坦体と、
    前記受体、各傾斜誘起体間及び前記受体、各平坦体間に各々配置した合計4個の転動体と、
    前記両隅の基体、受体間にわたって各々設けた前記傾斜誘起体上を転動する転動体の上昇位置を規制するストッパ機構と、
    を有し、
    前記免震対象物の前移動、後移動のいずれにもこの免震対象物の底部前側を中立位置よりも上昇させるとともに、前記傾斜部の角度の相違を利用して前記免震対象物の前移動時の移動量を大きく、前記免震対象物の後移動時の移動量を小さくする状態で、免震対象物自体を底部前側が高く底部後側が低い状態で後方に傾ける傾斜誘起機構と、
    前記両隅の基体、受体間の一方又は双方に配置した前記免震対象物の振動を減衰する減衰器と、
    を備え、一台構成としたことを特徴とする免震装置。
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