JP2005211330A - 対象物設置機構 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
従来の本発明に係る正面を前方に向けた対象物を設置場所に設置するための対象物設置機構にかわって、対象物を支持する上架台と、設置場所に設けられ前記上架台を下側から支持する下架台と、を備え、前記上架台または下架台のうちの少なくとも一方が前記上架台を前後方向に往復移動自在に案内する往復案内部と前記上架台が前記往復案内部を越えて移動すると前記上架台の前後の一方を下方に案内する下方案内部とを設けられるものとした。
【選択図】 図1
Description
地震等による水平加速度が大きかったり、水平に揺すられる時間が長いと、構造物や自動販売機や家具や棚が転倒したり、棚に並べられたものが棚から落ちてくることがある。
構造物等が転倒したり、棚からものが落ちてくると、周辺にいる人が危害を被ったり、通路を塞いで通行を不能にするといった二次被害を発生させることがある。
従来、この様な事態を防止するために、構造物や自動販売機や家具や棚を設置場所にアンカーボルトで固定したり、十分に踏ん張れるように下部構造の水平長さを長くしたりする。
上記本発明の構成により、前記上架台が前記往復案内部を越えて移動すると、前記下方案内部が前記上架台の後方を下方に案内するので、地震等により設置場所が水平移動して前記往復案内部を越えると、上架台に乗った対象物の後方が下がって対象物が傾き、対象物が前方へ倒れにくくなる。
上記本発明の構成により、前記上架台が前記往復案内部を越えて前方へ移動すると、前記下方案内部が前記上架台の後方を下方に案内するので、上架台に乗った対象物の後方が下がって対象物が後方に空いた空間へ傾き、対象物が前方へ倒れにくくなる。
上記本発明の構成により、前記上架台を前記往復案内部中間部に戻そうとする復元力が発生するので、地震等により設置場所が水平移動すると、上架台に乗った対象物が前記往復案内部で前後移動しつつ往復案内部の中間部に戻ろうとする。
上記本発明の構成により、前記後部移動軸の軸体が左右に分離しているので、左右の軸体が互いに拘束されづに移動するので、対象物がスムーズに前後移動する。
上記本発明の構成により、前記後部移動軸が前記前記下部往復案内部を越えて前方へ移動すると、前記下部下方案内部が後部移動軸を下方に案内するので、地震等により設置場所が水平移動して所定距離を越えると、後部上架台に乗った対象物の後方が下がって対象物が後方に空いた空間へ傾き、対象物が前方へ倒れにくくなる。
上記本発明の構成により、前記後部移動軸が前記上部往復案内部を越えて後方へ移動すると、前記上部下方案内部が後部移動軸に下方に案内されるので、前記上架台が前方への前後移動が所定距離を越えると、後部上架台に乗った対象物の後方が下がって対象物が後方に空いた空間へ傾き、対象物が前方へ倒れにくくなる。
上記本発明の構成により、前記下部往復案内部が、中間に下に凹の形状を持つので、前記上架台を下部往復案内部の中間に戻そうとする復元力が発生さする。
上記本発明の構成により、前記上部往復案内部が、中間に上に凹の形状を持つので、前記上架台を前記上部往復案内部の中間に戻そうとする復元力が発生する。
対象物を乗せた上架台が設置場所に設置された下架台の上で往復案内部を前後方向に移動し、往復案内部を越えて移動すると上架台の前後の一方を下方に下げる構造としたので、地震等により設置場所が水平移動すると、上架台に乗った対象物が所定距離で前後移動し、前後移動が所定距離を越えると、上架台に乗った対象物の前後の一方が下がって対象物が傾き、対象物が反対の側へ倒れにくくなる。
また、前記上架台が前記往復案内部を越えて移動すると前記上架台の後方を下方に落とすので、地震等により設置場所が水平移動して所定距離を越えると、上架台に乗った対象物の後方が下がって対象物が傾き、対象物が前方へ倒れにくくなる。
また、前記上架台が前記往復案内部を越えて前方へ移動すると前記上架台の後方を下方に案内するので、前後移動が所定距離を越えると、上架台に乗った対象物の後方が下がって対象物が後方に空いた空間へ傾き、対象物が前方へ倒れにくくなる。
また、前記上架台を往復案内部の中間に戻そうとする復元力を発生させるので、地震等により設置場所が水平移動すると、上架台に乗った対象物が所定距離の中間で前後移動しつつ所定距離の中間に戻ろうとする。
対象物を支持する後部上架台に支持される後部移動軸が、設置場所に設置された後部下架台の下部往復案内部に案内され前後方向に移動し、下部往復案内部を越えて移動すると下方に下がる構造としたので、地震等により設置場所が水平移動すると、後部上架台に乗った対象物が所定距離の間で前後移動し、前後移動が前記所定距離を越えると、後部上架台が下がって対象物が傾き、対象物が前方へ倒れにくくなる。
対象物を乗せた後部上架台の上部往復案内部が、設置場所に設置された後部下架台の支持する後部移動軸に案内され前後方向に移動し、後部移動軸が上部往復案内部を越えて移動すると下方に下げる構造としたので、地震等により設置場所が水平移動すると、後部上架台に乗った対象物が所定距離の間で前後移動し、前後移動が前記所定距離を越えると、後部上架台が下がって対象物が傾き、対象物が前方へ倒れにくくなる。
対象物を乗せた後部上架台の上部往復案内部が、間に挟んだ後部移動軸を介して設置場所に設置された後部下架台の下部往復案内部の上で前後方向に移動し、後部移動軸が下部往復案内部を越えて移動すると、上部往復案内部が下方に下がる構造としたので、地震等により設置場所が水平移動すると、後部上架台に乗った対象物が所定距離の間で前後移動し、前後移動が所定距離を越えると、後部上架台が下がって対象物が傾き、対象物が前方へ倒れにくくなる。
対象物を乗せた後部上架台の上部往復案内部が、後部移動軸を介して設置場所に設置された後部下架台の下部往復案内部の上で前後方向に移動し、後部移動軸が上部往復案内部を越えて移動すると、上部下方案内部が下方に下がる構造としたので、地震等により設置場所が水平移動すると、後部上架台に乗った対象物が所定距離の間で前後移動し、前後移動が前記所定距離を越えると、後部上架台が下がって対象物が傾き、対象物が前方へ倒れにくくなる。
対象物を乗せた後部上架台の上部往復案内部が、後部移動軸を介して設置場所に設置された後部下架台の下部往復案内部の上で前後方向に移動し、後部移動軸が上部往復案内部と下部往復案内部を越えて移動すると、後部上架台が下方に下がる構造としたので、地震等により設置場所が水平移動すると、後部上架台に乗った対象物が所定距離の間で前後移動し、前後移動が前記所定距離を越えると、後部上架台が下がって対象物が傾き、対象物が前方へ倒れにくくなる。
また、前記後部移動軸が前記下部往復案内部を越えて前方へ移動すると前記後部移動軸を下方に案内する構造としたので、前方への前後移動が前記所定距離を越えると、後部上架台に乗った対象物の後方が下がって対象物が後方に空いた空間へ傾き、対象物が前方へ倒れにくくなる。
また、前記後部移動軸が前記上部往復案内部を越えて後方へ移動すると前記上部下方案内部が前記後部移動軸に下方に案内される構造としたので、前方への前後移動が前記所定距離を越えると、後部上架台に乗った対象物の後方が下がって対象物が後方に空いた空間へ傾き、対象物が前方へ倒れにくくなる。
また、前記下部往復案内部が、中間で下に凹の形状を持つので、前記後部上架台を下部往復案内部の中間に戻そうとする復元力が発生する。
また、前記上部往復案内部が、中間で上に凹の形状を持つので、前記後部上架台を前記上部往復案内部の中間に戻そうとする復元力が発生する。
従って、簡単な構造で対象物を設置して地震等の場合に転倒を防止することのできる対象物設置機構を提供できる。
図1は、本発明の第一の実施形態に係る対象物設置機構3の正面図と側面図である。図2乃至図6は、本発明の第一の実施形態に係る対象物設置機構3の部分側面図である。図7乃至図8は、本発明の第一の実施形態に係る対象物設置機構3の部分正面図である。
対象物設置機構3は、上架台20と下架台40とを備える。
上架台20は、対象物を支持する。
下架台40は、設置場所に設けられ前記上架台を下側から支持する。
上架台20または下架台40のうちの少なくとも一方が、案内部を備えられる。
案内部は、往復案内部と下方案内部とを持つ。
往復案内部は、上架台20を前後方向に往復移動自在に案内する。下方案内部は、上架台20が往復案内部を越えて移動すると上架台20の前後の一方を下方に案内する。
特に、下方案内部が、上架台20が往復案内部を越えて移動すると上架台20の後方を下方に案内するのが好ましい。
また、下方案内部が、上架台20が往復案内部を越えて前方へ移動すると上架台20の後方を下方に案内するのが好ましい。
また、往復案内部が、上架台20を往復案内部の中間に戻そうとする復元力を発生させるのが好ましい。
また、往復案内部が、上架台20が往復案内部の間で前後に往復すると滑り摩擦力を発生させるのが好ましい。
対象物設置機構3は、前部支持機構3fと後部支持機構3rとで構成される。
前部移動軸10fは、対象物1の重心より前方に配され長手方向を左右に向けた軸体である。特に、前部移動軸10fは、左右に分離した1対の軸体であるのが好ましい。
前部上架台20fは、対象物1を支持し、前部移動軸10fを支持する架台である。例えば、前部上架台20fは、対象物1をその重心の下側から支持する。
前部下架台40fは、設置場所に設けられ、下部案内部50fを設けられる。下部案内部50fは、前部移動軸10fに下側から当接する下部往復案内部51fを持つ。下部往復案内部51fは、前部移動軸10fを前後方向に往復移動自在に案内する。
下部往復案内部51fが、中間で下に凹の形状を持つのが好ましい。
後部移動軸10rは、対象物1の重心より後方に配され長手方向を左右に向けた軸体である。特に、後部移動軸10rは、左右に分離した1対の軸体であるのが好ましい。
後部上架台20rは、対象物を支持し、後部移動軸10rを支持する架台である。例えば、後部上架台20rは、対象物をその重心の下側から支持する。
後部下架台40rは、設置場所に設けられ、後部移動軸10rに下側から当接する下部案内部50rを設けられる。
下部案内部50rが、下部往復案内部51rと下部下方案内部52rとで構成される。
下部往復案内部51rは、後部移動軸10rを前後方向に往復移動自在に案内する。
後部移動軸10rが下部往復案内部51rを越えて移動すると、下部下方案内部52rが後部移動軸10rを下方に案内する。
特に、後部移動軸10rが下部往復案内部51r越えて前方へ移動すると、下部下方案内部52rが後部移動軸10rを下方に案内するのが好ましい。
また、下部往復案内部51rが、中間で下に凹の形状を持つのが好ましい。
前部上架台20fと後部上架台20rとが、一体となり、上架台20を構成する。
前部下架台40fと後部下架台40rとが、一体となり、下架台40を構成する。例えば、下架台40は、開放部を上方に向けた溝型構材でできている。
前部移動軸10fは、移動軸支持構造を介して 前部上架台20fに固定される。
下部案内部50fが、前部下架台40fに設けられる。
下部案内部50fは、前部移動軸10fの直径より僅かに大きな寸法の間隔で離れた上辺と下辺とで囲われた長穴である。長穴の下辺が、下部往復案内部51fの接触面を形成する。下部往復案内部51fの接触面は、前部移動軸10fの下部に下側から当接する。
従って、前部移動軸10fは、下部往復案内部51fの接触面に案内されて前後方向に往復移動自在である。前部移動軸10fが前後方向に往復移動すると、滑り摩擦力が前部移動軸10fと下部往復案内部51fの接触面との間に発生する。
後部移動軸10rは、移動軸支持構造を介して後部上架台20rに固定される。
下部案内部50rが、後部下架台40rに設けられる。
下部案内部50rは、下部往復案内部51rと下部下方案内部52rとで構成される。
下部往復案内部51rは、後部移動軸10rの直径より僅かに大きな寸法の間隔で離れた2辺とに挟まれて前後に伸びた長穴であり、その中間で下に凹の形状をしている。長穴の下辺が、下部往復案内部51rの接触面を形成する。下部往復案内部51fの接触面が、前後方向に沿って伸び中間部が下に凹となり傾斜部が直線となり、前部移動軸10fの下部に下側から当接する。
下部下方案内部52rは、後部移動軸10rの直径より僅かに大きな寸法の間隔で離れた2辺に挟まれて垂直に伸びた長穴である。一対の下部下方案内部52rの上端が、下部往復案内部51rの前後の両端に夫々繋がる。長穴の前後の辺と下辺とが、下部下方案内部52rの接触面を形成する。
従って、後部移動軸10rは、下部往復案内部51rの接触面に案内されて前後方向に往復移動自在となる。後部移動軸10rが前後方向に往復移動すると、滑り摩擦力が後部移動軸10rと後部往復案内部51rの接触面との間に発生する。
後部移動軸10rが、下部往復案内部51rを越えて前方へ移動すると、前方の下部下方案内部52rに案内されて下方へ移動する。また、後部移動軸10rが、下部往復案内部51rを越えて後方へ移動すると、後方の下部下方案内部52rに案内されて下方へ移動する。
後部移動軸10rが下方へ移動すると、後部上架台20rの垂直位置が下がり、上架台20に支持された対象物1が後方へ傾斜する。
前部上架台20fと後部上架台20rとが、一体となり、上架台20を構成する。
前部下架台40fと後部下架台40rとが、一体となり、下架台40を構成する。下架台40は、開放部を上方に向けた溝型構材でできている。
上架台20の構造と下架台40の構造が、第一の例の案内部の構造の主要部と同じなので、同じ部分の説明を省略し、異なる点のみ説明する。
前部移動軸10fと後部移動軸10rとの間隔が、第一の例の案内部の場合に較べて、短い。
従って、後部移動軸10rが、下部下方案内部52rに案内されて下方に移動した際に、対象物1の後方へ傾斜する角度が大きくなる。
前部上架台20fと後部上架台20rとが、一体となり、上架台20を構成する。
前部下架台40fと後部下架台40rとが、一体となり、下架台40を構成する。下架台40は、開放部を上方に向けた溝型構材でできている。
上架台20の構造と下架台40の構造が、第一の例の案内部の構造の主要部と同じなので、同じ部分の説明を省略し、異なる点のみ説明する。
下部往復案内部51fの前後方向の長さが、第一の例の案内部の場合に較べて、長い。
下部案内部50rは、下部往復案内部51rと下部下方案内部52rとで構成される。
下部往復案内部51rは、後部移動軸10rの直径より僅かに大きな寸法の間隔で離れた2辺とに挟まれで前後に伸びた長穴であり、中間で下に凹の形状を持つ。長穴の下辺が、下部往復案内部51rの接触面を形成する。
下部下方案内部52rは、後部移動軸10rの直径より僅かに大きな寸法の間隔で離れた2辺とに挟まれで後方から前方へ下に傾斜した長穴である。長穴の下辺が、下部下方案内部52rの接触面を形成する。下部下方案内部52rの後方の端部が、下部往復案内部51rの前方の端部に繋がる。
従って、後部移動軸10rは、下部往復案内部51rに案内されて前後方向に往復移動自在である。後部移動軸10rが、下部往復案内部51rを越えて前方へ移動すると、前方の下部下方案内部52rに案内されて斜め下方へ移動する。後部移動軸10rが斜め下方へ移動すると、後部上架台20rの垂直位置が下がり、上架台20に支持された対象物1が後方へ傾斜する。
前部上架台20fと後部上架台20rとが、一体となり、上架台20を構成する。
前部下架台40fと後部下架台40rとが、一体となり、下架台40を構成する。下架台40は、開放部を上方に向けた溝型構材でできている。
上架台20の構造と下架台40の構造が、第一の例の案内部の構造の主要部と同じなので、同じ部分の説明を省略し、異なる点のみ説明する。
下部案内部50fが、前部移動軸10fの直径より僅かに大きな寸法の間隔で離れた上辺と下辺とで囲われ、下に屈曲した長穴である。長穴の下辺が、下部往復案内部51fの接触面を形成する。下部往復案内部51fの接触面が、前後方向に沿って伸び中間部が下に凹となり傾斜部が直線となり、前部移動軸10fの下部に下側から当接する。
前部移動軸10fは、下部往復案内部51fの接触面に案内されて前後方向に往復移動自在である。前部移動軸10fが往復移動すると、下部往復案内部51fの傾斜部の影響により、中間部に向かう復元力が発生する。復元力と滑り摩擦力との合算した力が前部移動軸10fに作用する。
前部上架台20fと後部上架台20rとが、一体となり、上架台20を構成する。上架台20は、開放部を下側に向けた溝型構材でできている。
前部下架台40fと後部下架台40rとが、一体となり、下架台40を構成する。下架台40は、開放部を上方に向けた溝型構材でできている。
上架台20の構造と下架台40の構造が、第一の例の案内部の構造の主要部と同じなので、同じ部分の説明を省略し、異なる点のみ説明する。
下部案内部50fと下部案内部50rの上方が開放している。
上架台20f、20rは、基礎板21f、21rと移動部材22f、22rとで構成される。
基礎板21fは、前部上架台20fの下面に結合される。基礎板21rは、後部上架台20rの下面に結合される。
例えば、基礎板21fと基礎板21rとが一枚の板部材であり、前部上架台20fと後部上架台20rとを一体にする。板部材は、前後に延びた水平部と水平部の後端から上部に延びた突起部とで構成される。突起部が対象物1の後方を押さえるので、対象物1が後方に傾斜した際に、対象物の後方へのずれを防止する。
移動部材22fの上部が、基礎板21fの下面に結合する。移動部材22fの下部が、前部移動軸の中間部を止めねじで固定する。
移動部材22rの上部が、基礎板21fの下面に結合する。移動部材22rの下部が、後部移動軸の中間部を止めねじで固定する。
前部移動軸10fの外周面の下側が、下部案内部50fに当接し滑りながら案内される。
後部移動軸10rの外周面の下側が、下部案内部50rに当接し滑りながら案内される。
上架台20f、20rは、基礎板21f、21rと移動部材22f、22rとで構成される。
上架台20f、20rの構造は、第一の例の移動軸支持構造の構造と同じなので、説明を省略する。
移動軸10f、10rは、固定軸11f,11rと車輪12f、12rとナット13f,13rとで構成される。
固定軸11f,11rは、移動部材23f、23rに止めねじで固定される。
車輪12f、12rが、固定軸11f,11rに嵌合し、滑りながら軸芯まわりに回転する。
ナット13f,13rが、車輪12f、12rを固定軸11f,11rにガイドブッシュを介して止められる。
車輪12fの外周面が、下部案内部50fに当接し転がりながら案内される。
車輪12rの外周面が、下部案内部50rに当接し転がりながら案内される。
車輪12f,12rが回転すると、固定軸11f、11rの外周面と車輪12f、12rの内周面とが摺動し、滑り摩擦力が発生する。
図9は、本発明の第二の実施形態に係る対象物設置機構3の正面図と側面図である。図10は、本発明の第二の実施形態に係る対象物設置機構3の部分側面図である。図11は、本発明の第二の実施形態に係る対象物設置機構3の部分斜視図である。図12は、本発明の第二の実施形態に係る対象物設置機構3の部分正面図である。
対象物設置機構3は、上架台20と下架台40とで構成される。
上架台20は、対象物を支持する。
下架台40は、設置場所に設けられ、上架台20を下側から支持する。
上架台20または下架台40の両方が、案内部を備えられる。
案内部は、往復案内部51と下方案内部とで構成される。
往復案内部は、上架台20を前後方向に往復移動自在に案内する。
下方案内部は、上架台20が往復案内部を越えて移動すると、上架台20の前後の一方を下方に案内する。
下方案内部が、上架台20が往復案内部を越えて移動すると上架台20の後方を下方に案内するのが好ましい。
また、下方案内部が、上架台20が往復案内部を越えて前方へ移動すると上架台20の後方を下方に案内するのが好ましい。
また、往復案内部が、上架台20を往復案内部の間で中間部に戻そうとする復元力を発生させるのが好ましい。
また、往復案内部が、上架台20を往復案内部の間で前後に往復すると滑り摩擦力を発生させるのが好ましい。
対象物設置機構3は、前部支持機構3fと後部支持機構3rとで構成される。
前部移動軸10fは、対象物1の重心より前方に配され長手方向を左右に向けた軸体である。特に、前部移動軸10fは、左右に分離した1対の軸体であるのが好ましい。
前部上架台20fは、対象物1を支持し、前部移動軸10fに上側から当接する上部案内部30fを設けられる架台である。例えば、対象物1をその重心の下方から支持する。上部案内部30fが、上部往復案内部31fを持つ。上部往復案内部31fは、前部移動軸10fに前後方向に往復移動自在に案内される。
特に、上部往復案内部31fが、中間で上に凹の形状を持つのが好ましい。
前部下架台40fは、設置場所に設けられ、前部移動軸10fに下側から当接する下部案内部50fを持つ架台である。下部案内部50fが、下部往復案内部51fを持つ。下部往復案内部51fは、前部移動軸10fを前後方向に往復移動自在に案内する。
特に、下部往復案内部51fが、中間で下に凹の形状を持つのが好ましい。
後部移動軸10rは、対象物1の重心より後方に配され長手方向を左右に向けた軸体である。特に、後部移動軸10rは、左右に分離した1対の軸体であるのが好ましい。
後部上架台20rは、対象物1を支持して、後部移動軸10rに上側から当接する上部案内部30rを設けられる架台である。例えば、 後部上架台20rは、対象物1にその重心の下方から支持する。
上部案内部30rが、上部往復案内部31rと上部下方案内部32rとで構成される。
上部往復案内部31rが、後部移動軸10rに前後方向に往復移動自在に案内される。
後部移動軸10rが上部往復案内部31rを越えて移動すると、上部下方案内部32rが後部移動軸10rに下方に案内される。
特に、上部下方案内部32rが、後部移動軸10rが上部往復案内部31rを越えて後方へ移動すると、後部移動軸10rに下方に案内されるのが好ましい。
また、上部往復案内部31rが、中間で上に凹の形状を持つのが好ましい。
下部案内部50rが、下部往復案内部51rと、下部下方案内部52rとで構成される。
下部往復案内部51rが、後部移動軸10rを前後方向に往復移動自在に案内する。
後部移動軸10rが下部往復案内部51rを越えて移動すると、下部下方案内部52rが後部移動軸10rを下方に案内する。
特に、後部移動軸10rが下部往復案内部51rを越えて前方へ移動すると、下部下方案内部52rが後部移動軸10rを下方に案内するのが好ましい。
また、下部往復案内部51rが、中間で下に凹の形状を持つのが好ましい。
前部上架台20fと後部上架台20rとが、一体となり、上架台20を構成する。例えば、上架台20は、開放部を下側に向けた溝型構材でできている。
前部下架台40fと後部下架台40rとが、一体となり、下架台40を構成する。例えば、下架台40は、開放部を上方に向けた溝型構材でできている。
上部案内部30fが、前部上架台20fに設けられる。
上部案内部30fは、上部往復案内部31fを持つ。
上部往復案内部31fは、前部移動軸10fの直径より僅かに大きな寸法の間隔で離れた上辺と下辺とで囲われた前後に伸びた長穴である。長穴の上辺が、上部往復案内部31fの接触面を形成する。上部往復案内部31fの接触面が、前部移動軸10fの上部に上側から当接する。
下部案内部50fが、前部下架台40fに設けられる。
下部案内部50fは、前部移動軸10fの直径より僅かに大きな寸法の間隔で離れた上辺と下辺とで囲われた長穴である。長穴の下辺が、下部往復案内部51fの接触面を形成する。下部往復案内部51fの接触面は、前後方向に沿って直線上に伸び、前部移動軸10fの下部に下側から当接する。
従って、前部移動軸10fは下部往復案内部51fに案内されて前後方向に往復移動自在であり、上部往復案内部31fは前部移動軸10fに案内されて前後方向に往復移動する。
特に、前部移動軸10fの回転と後部移動軸10rの回転とが拘束されていると、滑り摩擦力が、下部往復案内部51rの接触面と前部移動軸の間と、上部往復案内部31fの接触面と前部移動軸10fの間と、に発生する。例えば、前部移動軸10fと後部移動軸10rとを連結バーで連結すると、前部移動軸10fと後部移動軸10rの回転を拘束できる。
上部案内部30rは、上部往復案内部31rと上部下方案内部32rとを持つ。
上部往復案内部31rは、後部移動軸10rの直径より僅かに大きな寸法の間隔で離れた2辺とに挟まれ前後に伸びた長穴であり、中間部が上に凹形状になっている。長穴の上辺が、上部往復案内部31rの接触面を形成する。
上部下方案内部32rは、後部移動軸10rの直径より僅かに大きな寸法の間隔で離れた2辺とに挟まれ前方かた後方へ上に傾いて伸びた長穴である。長穴の上辺が、上部下方案内部32rの接触面を形成する。上部下方案内部32rの前方の端部が上部往復案内部31rの後方の端部に繋がる。
上部往復案内部31rの接触面と上部下方案内部32rの接触面とが継ぎ目無く繋がる。
下部案内部50rは、下部往復案内部51rと下部下方案内部52rとで構成される。
下部往復案内部51rは、後部移動軸10rの直径より僅かに大きな寸法の間隔で離れた2辺とに挟まれで前後に伸びた長穴であり、中間で下に凹の形状を持つ。長穴の下辺が、下部往復案内部51rの接触面を形成する。下部往復案内部51rの接触面が、後部移動軸10rに下側から当接する。
下部下方案内部52rは、後部移動軸10rの直径より僅かに大きな寸法の間隔で離れた2辺とに挟まれで後方から前方へ下に傾斜した長穴である。長穴の下辺が、下部下方案内部52rの接触面を形成する。下部下方案内部52rの上端が、下部往復案内部51rの前方の端部に繋がる。
下部往復案内部51rの接触面と下部下方案内部52rの接触面とが継ぎ目なく繋がる。
下架台40f、40rが、設置場所2に固定される。例えば、下架台40f,40rが、溝型鋼で製作される。下架台40f、40rが、繋がり、一体となる。
移動軸10f、10rが、軸体11f、11rと位置決め部材14f,14rとで構成される。
軸体11f、11rの両側が上架台20f、20rを貫通して、移動軸10f、10rの上面が上部案内部30f,30rの下面に当接する。
軸体11f、11rの両側が下架台40f、40rを貫通して、移動軸10f、10rの下面が下部案内部50f、50rの下面に当接する。
位置決め部材14f,14rが、軸体11f、11rの上架台20f、20rと下架台40f、40rとのすき間に嵌合する。軸体11f、11rを上架台20f、20rと下架台40f、40rとに挿通する際に、位置決め部材14f、14rを上架台20f、20rと下架台40f、40rとのすき間に挟んで配置し、止めねじ(図示せず)または圧着により軸体11f、11rに固定する。
図13は、本発明の第三の実施形態に係る対象物設置機構3の正面図と側面図である。図14は、本発明の第三の実施形態に係る対象物設置機構3の部分側面図である。図15は、本発明の第三の実施形態に係る対象物設置機構3の部分正面図である。
対象物設置機構3は、上架台20と下架台40とで構成される。対象物1は、並べた本である。上架台20は、本を支持する棚と棚に設けられた架台である。下架台40は、本棚の左右の板材である。
複数の上架台20が、上下に並んで、下架台40に支持される。
下架台40は、設置場所に設けられ、案内部を備えられる。
対象物設置機構3は、前部支持機構3fと後部支持機構3rとで構成される。
前部移動軸10fは、対象物1の重心より前方に配され長手方向を左右に向けた軸体である。特に、前部移動軸10fは、左右に分離した1対の軸体であるのが好ましい。
前部上架台20fは、対象物1である本を支持し、前部移動軸10fを支持する棚である。例えば、対象物1が前部上架台20fの上面に乗せられ、1対の前部移動軸10fが前部上架台20fの下面の左右に固定される。
前部下架台40fは、設置場所に設けられた側板である。前部下架台40fは、前部移動軸10fに下側から当接する下部案内部50fを設けられる。下部案内部50fが、下部往復案内部51fを持つ。下部往復案内部51fは、前部移動軸10fを前後方向に往復移動自在に案内する。
下部往復案内部51fが、中間で下に凹の形状を持つのが好ましい。
後部移動軸10rは、対象物1の重心より後方に配され長手方向を左右に向けた軸体である。特に、後部移動軸10rは、左右に分離した1対の軸体であるのが好ましい。
後部上架台20rは、対象物1である本を支持し、後部移動軸10rを支持する棚である。例えば、対象物1が後部上架台20rの上面に乗せられ、1対の後部移動軸10rが後部上架台20rの下面の左右に固定される。
後部下架台40rは、設置場所に設けられた側板である。後部下架台40rは、後部移動軸10rに下側から当接する下部案内部50rを設けられる。下部案内部50rは、下部往復案内部51rと下部下方案内部52rとで構成される。
下部往復案内部51rは、後部移動軸10rを前後方向に往復移動自在に案内する。後部移動軸10rが下部往復案内部51rを越えて移動すると、下部下方案内部52rが後部移動軸10rを下方に案内する。
特に、後部移動軸10rが下部往復案内部51rを越えて前方へ移動すると、下部下方案内部52rが後部移動軸10rを下方に案内するのが好ましい。
また、下部往復案内部51rが、中間で下に凹の形状を持つのが好ましい。
図16は、本発明の第四の実施形態に係る対象物設置機構3の正面図と側面図である。図17は、本発明の第四の実施形態に係る対象物設置機構3の部分側面図である。図18は、本発明の第四の実施形態に係る対象物設置機構3の部分斜視図である。
対象物設置機構3は、上架台20と下架台40とで構成される。対象物1は、積み上げた資材である。資材は、例えば、鉄板である。上架台20は、資材を支持する棚と棚に設けられた架台である。下架台40は、上架台20を支持する構造である。
複数の対象物設置機構3が、上下に並んで支持される。
案内部が、上架台20と下架台との一方または両方に設けられる。
案内部は、往復案内部51と下方案内部52とで構成される。
対象物設置機構3は、前部支持機構3fと後部支持機構3rとで構成される。
前部支持機構3fと後部支持機構3rの構造は、第二の実施形態に係る対象物設置機構3の構造とほぼ同じなので、同じ部分の説明を省略して、異なる部分を説明する。
上部往復案内部31fが中間で上に凹の形状を持ち、下部往復案内部51fが中間で下に凹の形状を持つ。
地震が発生し対象物が水平に揺すられると、下架台40が前後方向に揺すられ、上架台20が下架台40を基礎として前後方向に往復移動する。
移動軸10f、10rが、上部案内部30f,30rまたは下部案内部50f、50fとに案内されて前後に往復移動する。
移動軸10f、10rが往復移動する際に、移動軸10f、10rが上部往復案内部31f,31rの接触面または下部往復案内部51f、51fの接触面との間で滑る。移動軸10f、10rが滑ると、水平力を発生し、地震により加振された自動販売機等の対象物の横振動が減衰される。
図19乃至図22は、下部往復案内部51rでの移動軸の位置と水平力との関係を表すグラフである。図中のグラフの実線が、矢印に示す様に力の変化する水平力を示す。図中のグラフの2点破線は、摩擦力がゼロであると仮定した場合の水平力を示す。
一般に、水平力は、重力による分力と滑り摩擦力との合算された力、または重力による分力と転がり摩擦力との合算された力である。
地震の程度が大きいと、後部移動軸10rが、下部往復案内部51rまたは上部往復案内部31rを越えて前後に移動して、上部下方案内部32rが後部移動軸10rに案内され、又は後部移動軸10rが下部下方案内部52rに案内される。後部移動軸10rが下部下方案内部52rに案内され、または上部下方案内部32rが後部移動軸10rに案内されると、後部上架台が下方に移動し、対象物が後方に傾く。
大きな地震が発生すると、対象物が後方に傾くので、対象物が前方へ倒れる恐れが少なくなる。
上架台が対象物を支持し、下架台が設置場所に設置され、下架台が、上架台に対して前後方向に往復できるようにし、下架台が所定の距離以上に前後移動すると、上架台の前後の一方を下方に案内するようにしたので、地震等で対象物が前後に加振された際に、対象物が前後移動して対象物に作用する加速度をやわらげ、加振する時間が長い場合や加振する力が大きい場合は、対象物を前後の一方に傾けて、他方へ倒れににくくできる。
また、その際に、対象物を後方に倒れる様にしたので、対象物が前方へ倒れにくくなる。
また、対象物が前方へ移動した時に、対象物を後方へ倒れる様にしたので、対象物が後方にできたすき間に倒れる様にすることができる。
また、上架台が前後に往復する際に、往復する間隔の中間部に戻そうとする復元力を発生させる様にしたので、地震等がおさまると上架台の位置が安定する。
また、移動軸の回転を拘束すると、上架台が前後に往復する際に、上架台と下架台との間に滑り摩擦力が発生するので、対象物に蓄積された振動エネルギーが滑り摩擦力のする仕事により消耗し、対象物の振動が増幅しにくくなる。
また、上架台を軸体を介して下架台が支持する様にしたので、上架台が往復する際に生ずる滑り摩擦力による水平力を適切に発生させることができる。
また、下架台または上架台に軸体を上方または下方から案内する案内部を設けたので、案内部の形状を選択することで、軸体と案内部の接触面との間で発生する水平力を適切に設定できる。
また、下架台に軸体を案内する下部案内部を設け、上架台に軸体を案内する上部案内部を設けたので、下架台に対する上架台の前後移動距離を長くすることが容易である。
また、移動軸の断面を円形とし、案内部を円形の直径より僅かに大きな寸法で離れた1対の辺で挟まれた長穴とし、一方の辺を移動軸との接触面としたので、接触面のカーブ形状を選択することで、案内部と移動軸との間に発生する水平力を適時設定できる。さらに、他方の辺で移動軸の浮き上がりを防止できる。
前部支持機構の構造を後部支持機構の構造と同様の構造であるとしたがこれに限定されず、例えば、前部支持構造をキャスターで支持する構造や、リンクで支持する構造としてもよい。
また、前部支持機構の前部移動軸を案内する構造と後部支持機構の後部移動軸を案内する構造の組み合わせは、実施形態にとして説明した組み合わせに限定されない。
また、移動軸を円形断面の軸体であるとして説明したがこれに限定されす。例えば、半球断面、楕円断面、その他の断面をもつ軸体でもよい。
また、上架台と移動軸を別部品であるとして説明したがこれに限定されず、例えば、一体構造としてもよい。
また、ゲル材またはゴム等の緩衝材を下方案内部の端部の接触面に張るのが好ましい。この様にすると、移動軸が下方案内部に案内されて端部へ移動した際の衝撃を少なくすることができる。
また、移動軸の前後移動を保持する保持機構を下方案内部の端部に設けるのが好ましい。この様にすると、移動軸が下方案内部に案内されて対象物が傾斜した際に、対象物の傾斜した姿勢を維持することができる。
2 設置場所
3 対象物設置機構
3f 前部支持機構
3r 後部支持機構
10f 前部移動軸
10r 後部移動軸
11f 固定軸(軸体)
11r 固定軸(軸体)
12f 車輪
12r 車輪
13f ナット
13r ナット
14f 位置決め部材
14r 位置決め部材
20 上架台
20f 前部上架台
20r 後部上架台
21f 基礎板
21r 基礎板
22f 移動部材
22r 移動部材
30f 上部案内部
30r 上部案内部
31f 上部往復案内部
31r 上部往復案内部
32r 上部下方案内部
40 下架台
40f 前部下架台
40r 後部下架台
50f 下部案内部
50r 下部案内部
51f 下部往復案内部
51r 下部往復案内部
52r 下部下方案内部
Claims (14)
- 正面を前方に向けた対象物を設置場所に設置するための対象物設置機構であって、
対象物を支持する上架台と、
設置場所に設けられ前記上架台を下側から支持する下架台と、
を備え、
前記上架台または下架台のうちの少なくとも一方が前記上架台を前後方向に往復移動自在に案内する往復案内部と前記上架台が前記往復案内部を越えて移動すると前記上架台の前後の一方を下方に案内する下方案内部とを設けられる、
ことを特徴とする対象物設置機構。 - 前記下方案内部が、前記上架台が前記往復案内部を越えて移動すると前記上架台の後方を下方に案内する
ことを特徴とする請求項1に記載の対象物設置機構。 - 前記下方案内部が、前記上架台が前記往復案内部を越えて前方へ移動すると前記上架台の後方を下方に案内する
ことを特徴とする請求項1に記載の対象物設置機構。 - 前記往復案内部が、前記上架台を前記往復案内部の中間部に戻そうとする復元力を発生させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の対象物設置機構。 - 正面を前方に向けた対象物を設置場所に設置するための対象物設置機構であって、
対象物の重心より前方の位置を前後方向に移動自在に支持する前部支持機構と、
対象物の重心より後方に配され長手方向を左右に向けた軸体である後部移動軸と前記後部移動軸を支持し対象物を支持する後部上架台と前記後部移動軸に下側から当接する下部案内部を設けられ設置場所に設けられる後部下架台とを有する後部支持機構と、
を備え、
前記下部案内部が、前記後部移動軸を前後方向に往復移動自在に案内する下部往復案内部と、前記後部移動軸が前記下部往復案内部を越えて移動すると前記後部移動軸を下方に案内する下部下方案内部と、を持つ、
ことを特徴とする対象物設置機構。 - 正面を前方に向けた対象物を設置場所に設置するための対象物設置機構であって、
対象物の重心より前方の位置を前後方向に移動自在に支持する前部支持機構と、
対象物の重心より後方に配され長手方向を左右に向けた軸体である後部移動軸と前記移動軸に上側から当接する上部案内部を設けられ対象物を支持する後部上架台と前記移動軸を支持し設置場所に設けられる後部下架台とを有する後部支持機構と、
を備え、
前記上部案内部が、前記後部移動軸に前後方向に往復移動自在に案内される上部往復案内部と、前記後部移動軸が前記上部往復案内部を越えて移動すると前記後部移動軸に下方に案内される上部下方案内部と、を持つ、
ことを特徴とする対象物設置機構。 - 正面を前方に向けた対象物を設置場所に設置するための対象物設置機構であって、
対象物の重心より前方の位置を前後方向に移動自在に支持する前部支持機構と、
対象物の重心より後方に配され長手方向を左右に向けた軸体である後部移動軸と前記後部移動軸に上側から当接する上部案内部を設けられ対象物を支持する後部上架台と前記後部移動軸に下側から当接する下部案内部を設けられ設置場所に設けられる後部下架台とを有する後部支持機構と、
を備え、
前記上部案内部が、前記後部移動軸に前後方向に往復移動自在に案内される上部往復案内部を持ち、
前記下部案内部が、前記後部移動軸を前後方向に往復移動自在に案内する下部往復案内部と、前記後部移動軸が前記下部往復案内部を越えて移動すると前記後部移動軸を下方に案内する下部下方案内部と、を持つ、
ことを特徴とする対象物設置機構。 - 正面を前方に向けた対象物を設置場所に設置するための対象物設置機構であって、
対象物の重心より前方の位置を前後方向に移動自在に支持する前部支持機構と、
対象物の重心より後方に配され長手方向を左右に向けた軸体である後部移動軸と前記移動軸に上側から当接する上部案内部を設けられ対象物を支持する後部上架台と前記後部移動軸に下側から当接する下部案内部を設けられ設置場所に設けられる後部下架台とを有する後部支持機構と、
を備え、
前記上部案内部が、前記後部移動軸に前後方向に往復移動自在に案内される上部往復案内部と、前記後部移動軸が前記上部往復案内部を越えて移動すると前記後部移動軸に下方に案内される上部下方案内部と、を持ち、
前記下部案内部が、前記後部移動軸を前後方向に往復移動自在に案内する下部往復案内部を持つ、
ことを特徴とする対象物設置機構。 - 正面を前方に向けた対象物を設置場所に設置するための対象物設置機構であって、
対象物の重心より前方の位置を前後方向に移動自在に支持する前部支持機構と、
対象物の重心より後方に配され長手方向を左右に向けた軸体である後部移動軸と前記後部移動軸に上側から当接する上部案内部を設けられ対象物を支持する後部上架台と前記後部移動軸に下側から当接する下部案内部を設けられ設置場所に設けられる後部下架台とを有する後部支持機構と、
を備え、
前記上部案内部が、前記後部移動軸に前後方向に往復移動自在に案内される上部往復案内部と、前記後部移動軸が前記上部往復案内部を越えて移動すると前記後部移動軸に下方に案内される上部下方案内部と、を持ち、
前記下部案内部が、前記後部移動軸を前後方向に往復移動自在に案内する下部往復案内部と、前記後部移動軸が前記下部往復案内部を越えて移動すると前記後部移動軸を下方に案内する下部下方案内部と、を持つ、
ことを特徴とする対象物設置機構。 - 前記後部移動軸が、左右に分離した1対の軸体である、
ことを特徴とする請求項5乃至請求項9に記載の対象物設置機構。 - 前記下部下方案内部が、前記後部移動軸が前記下部往復案内部を越えて前方へ移動すると後部移動軸を下方に案内する、
ことを特徴とする請求項5、請求項7、または請求項9のうちのひとつに記載の対象物設置機構。 - 前記上部下方案内部が、前記後部移動軸が前記上部往復案内部を越えて後方へ移動すると後部移動軸に下方に案内される、
ことを特徴とする請求項6、請求項8、または請求項9のうちのひとつに記載の対象物設置機構。 - 前記下部往復案内部が、中間に下に凹の形状を持つ、
ことを特徴とする請求項5、請求項7、請求項8、または請求項9のうちのひとつに記載の対象物設置機構。 - 前記上部往復案内部が、中間に上に凹の形状を持つ、
ことを特徴とする請求項6、請求項7、請求項8、または請求項9のうちのひとつに記載の対象物設置機構。
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