JP4652032B2 - 組立情報管理装置 - Google Patents
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Description
また、RFIDチップに消耗品の情報を記録して管理する方法(例えば、特許文献2参照)があった。
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、電子機器を構成する複数の部品の内、いずれかの部品を交換するときに役立つ情報を容易に参照できるようにすることを目的とする。
さらに、上記のような組立情報管理装置において、上記表示装置に表示された部品固有情報と製品特性値に基づいて同じ製品特性値を持つ代替部品として選定された部品のID番号が上記ID番号読取手段によって読み取られた場合、その読み取られたID番号を上記組立固有情報の該当する組立工程に登録する手段を設けるとよい。
さらに、上記のような組立情報管理装置において、上記ID番号読取手段は、上記部品のID番号を、上記部品に添付されたID番号記憶部から無線通信によって読み取る手段を有するようにするとよい。
図1は、この発明の組立情報管理装置の一実施例である画像形成装置部品情報管理システムの構成を示すブロック図である。
この画像形成装置部品情報管理システムは、電子機器であるファクシミリ装置、プリンタ、複写機等の画像形成装置を構成する各部品を製造する複数箇所の工場である画像形成装置第1部品生産工場1、……、画像形成装置第n部品生産工場2(nは正の整数)と、画像形成装置第1部品生産工場1、……、画像形成装置第n部品生産工場2で生産された部品を予め決められた組立工程毎に組み付けて画像形成装置を組み立てる画像形成装置組立工場3と、画像形成装置組立工場3で組立生産された画像形成装置が市場に出荷され、その購入先の会社や事務所で稼働中の画像形成装置93と、その画像形成装置93を監視するデータセンタ4とが互いにデータの送受信を可能に接続されている。
この第1部品情報管理装置10は、読取装置11と部品特性測定器14を接続した端末装置12とインタフェース(I/F)13とからなる。
読取装置11は、第1部品70に添付されたIDチップ80に記憶されている第1部品70に固有のID番号を読み取るID番号読取手段に相当する。
端末装置12は、CPU、ROM及びRAM等からなるマイクロコンピュータを内蔵し、この第1部品情報管理装置10の全体の制御を司り、この発明の各種の機能を実現する制御装置15と、この発明に係る各種の情報を記憶するハードディスク装置等の記憶装置16とからなる。
さらに、記憶装置16に記憶した第1部品70のID番号に対応する部品固有情報に部品特性測定器14によって測定した第1部品70の製品特性値を付加する製品特性値付加手段の機能も果たす。また、外部からの要求に基づいて記憶装置16に記憶した部品固有情報を要求元へI/F13とネットワークを介して送信する送信手段の機能を果たす。
部品特性測定器14は、第1部品70の製品特性値を測定する製品特性値測定手段の機能を果たす。
この第n部品情報管理装置20は、読取装置21と部品特性測定器24を接続した端末装置22とインタフェース(I/F)23とからなる。
読取装置21は、第n部品71に添付されたIDチップ80に記憶されている第n部品71に固有のID番号を読み取るID番号読取手段に相当する。
端末装置22は、CPU、ROM及びRAM等からなるマイクロコンピュータを内蔵し、この第n部品情報管理装置20の全体の制御を司り、この発明の各種の機能を実現する制御装置25と、この発明に係る各種の情報を記憶するハードディスク装置等の記憶装置26とからなる。
さらに、記憶装置26に記憶した第n部品71のID番号に対応する部品固有情報に部品特性測定器24によって測定した第n部品71の製品特性値を付加する製品特性値付加手段の機能も果たす。また、外部からの要求に基づいて記憶装置26に記憶した部品固有情報を要求元へI/F23とネットワークを介して送信する送信手段の機能を果たす。
部品特性測定器24は、第n部品71の製品特性値を測定する製品特性値測定手段の機能を果たす。
読取装置31は、画像形成装置60を組み立てるときの予め決められた組立工程の第1工程で組み付ける第1部品70に添付されたIDチップ80からID番号を読み取るID番号読取手段に相当する。また、第1部品70の代替部品を組み付ける場合にはその代替部品のID番号を読み取る。
端末装置32は、CPU、ROM及びRAM等からなるマイクロコンピュータを内蔵し、この装置の全体の制御を司り、この発明の各種の機能を実現する制御装置33と、この発明に係る各種の情報を記憶するハードディスク装置等の記憶装置34と、この発明に係る部品固有情報と組立固有情報等の各種情報を表示するCRT、LCD等の表示装置35とからなる。
表示装置35は、上記受信した部品固有情報を表示する部品固有情報表示手段の機能を果たす。
読取装置41は、画像形成装置60を組み立てるときの予め決められた組立工程の第n工程で組み付ける第n部品71に添付されたIDチップ80からID番号を読み取るID番号読取手段に相当する。また、第n部品71の代替部品を組み付ける場合にはその代替部品のID番号を読み取る。
端末装置42は、CPU、ROM及びRAM等からなるマイクロコンピュータを内蔵し、この装置の全体の制御を司り、この発明の各種の機能を実現する制御装置43と、この発明に係る各種の情報を記憶するハードディスク装置等の記憶装置44と、この発明に係る部品固有情報と組立固有情報等の各種情報を表示するCRT、LCD等の表示装置45とからなる。
表示装置45は、上記受信した部品固有情報を表示する部品固有情報表示手段の機能を果たす。
また、図中には画像形成装置60の制御ユニット72も組み付けたものを図示したが、その制御ユニット72は上記画像形成装置部品製造工場で製造され、上述と同じように制御ユニット72に固有のID番号を記憶したIDチップが添付されており、上記組立工程順の所定の順番の工程において画像形成装置60内に組み付けられる。
このサービス情報管理装置90は、会社又は事務所に設置された画像形成装置93の稼働状況等を監視し、その画像形成装置に組み込まれた、部品のID番号と部品固有情報と製品特性値、及び組立固有情報と、その画像形成装置の稼働状況、例えば使用時間、使用回数、あるいは特性値から、部品の交換、再調整の時期等を判断し、サービス計画を作成して上記画像形成装置93に対するサービスを実施することができる。
また、電源出力部のコンデンサであれば、そのコンデンサに流れる電流はそのコンデンサに接続される電気部品の特性から演算処理に基づいて求めることができる。また、上記電気部品の組立固有情報の部品のID番号に基づいてそのID番号に対応する部品固有情報からその製品特性値を得られる。さらに、予測したコンデンサの寿命時間に基づいて、そのコンデンサの再利用の可否を判断することができる。
例えば、96ビットのものは米国オートIDセンタがID番号を管理しており、128ビットのものは日本のユビキタスIDセンタによってID番号が管理されている。
すなわち、ID番号を書き込まれた読み出し専用メモリは、96ビットあるいは、128ビットの識別番号であり、一括管理された全く違う番号である。
日本製では日立製作所(登録商標)のミューチップが商品として実用化している。そのミューチップの構成については、公知技術(例えば、特開2001−250097号公報参照)に詳細に説明されている。
また、ミューチップの解説と応用については、電子情報通信学会誌 Vol.87,No.1,2004 P.4−9に詳しく説明されている。
このIDチップ80は無線周波数識別(Radio Frequency Identification:RFID)チップである。
このRFIDチップは製造時点で部品毎(又は画像形成装置毎)に固有のID番号を書き込み、その各ID番号はID番号管理センタで管理された重複しない番号であり、外部からの電磁信号をうけるとIDチップ内部に起電圧を生じ、それによってリセット信号が発生し、それに続いて、ID番号を送信するRFID(無線周波数識別:)技術を利用したものである。
したがって、読取装置はIDチップ80からID番号(又は画像形成装置の装置番号)を読み取ることができる。
この部品固有情報リストは、各画像形成装置部品生産工場の記憶装置16,26に記憶され、部品毎に固有のID番号に対応して部品固有情報とその部品の各種の製品特性値とが記憶される。
部品固有情報には、部品名称、部番、生産日、生産社名、機番等がある。
図4は、組立固有情報リストのフォーマットの一例を示す図である。
この組立固有情報リスト(部品組付表)は、画像形成装置組立工場3の画像形成装置組立情報管理装置30,40の記憶装置34,44に記憶され、画像形成装置の機器識別情報である装置番号毎に予め決められた組立工程順に組立工程毎に組み付ける部品の部品IDと製品調整値とが記憶される。
この部品生産工程では、ステップ(図中「S」で示す)1で第1〜n部品情報管理装置の各読取装置は部品に添付されたIDチップからその部品に固有のID番号を読み取るID番号読取処理を実行し、ステップ2で端末装置の制御装置は記憶装置の部品固有情報リストに上記読み取ったID番号を登録し、ステップ3で制御装置は上記ID番号に対応する部品の部品固有情報を入力し、ステップ4で部品特性値測定器によって上記ID番号に対応する部品の特性値を測定して入力し、ステップ5で記憶装置の部品固有情報リストに登録したID番号に上記部品固有情報と上記特性値とを対応させて記憶し、この処理を終了する。
画像形成装置第1部品生産工場1で第1部品70が種々の工程を経て作られると、その第1部品70には、その第1部品70に固有の識別情報として割り当てられたID番号を記録したIDチップ80が取り付けられる。
そして、読取装置11によってIDチップ80からID番号を読み取り、端末装置12の制御装置15が記憶装置16に部品固有情報リストとして登録してデータベース化する。それと同時あるいは前後して、部品特性測定器14によって第1部品70の特性値を測定して、端末装置12の制御装置15がその特性値を上記ID番号の部品固有情報に付加する。
そして、読取装置21によってIDチップ80からID番号を読み取り、端末装置22の制御装置25が記憶装置26に部品固有情報リストとして登録してデータベース化する。それと同時あるいは前後して、部品特性測定器24によって第n部品71の特性値を測定して、端末装置22の制御装置25がその特性値を上記ID番号の部品固有情報に付加する。
また、この部品生産工程において、各部品に対する調整工程を自動調整測定機で行い、その調整結果の調整値を上記ID番号の部品固有情報と特性値とに付加するようにしてもよい。
ここで、画像形成装置第1〜n部品生産工場の各部品工場にデータベースを置かずに、ネットワーク上の一カ所に共通のデータベースとして記憶してアクセス可能にしてもよい。その場合は、各部品工場と外部のネットワークの間にネットワークインタフェースを用いたときの信頼性と安全性を確保する必要がある。
このようにして作られた各部品は、画像形成装置組立工場3に集められて組立工場のなかの各工程によって組み付けられて行く。
この処理は、ステップ11で部品を乗せたベルトコンベアが流れて読取装置に接近すると、ステップ12で読取装置がベルトコンベア上の部品のIDチップから信号を読み取って制御装置へ出力し、制御装置が読取装置からの読取信号を入力して、ステップ13でその読取信号がID番号か否かを判断し、ID番号でなければステップ12の処理へ戻り、ID番号ならステップ14でそのID番号を制御装置内のRAMに一時的に記憶し、この処理を終了する。
図8は、画像形成装置を組み立てる組立工程時に予め決められた部品をそのまま組み付けるときの処理を示すフローチャート図である。
この組立工程1では、ステップ(図中「S」で示す)31で各画像形成装置組立情報管理装置の各読取装置は、予め生産する画像形成装置に固有の装置番号を記憶したIDチップが添付された部品(又は装置筐体)からその装置番号を読み取る装置番号読取処理を実行し、ステップ32で第1工程の画像形成装置組立情報管理装置の制御装置は記憶装置の組立固有情報リストに上記読み取った装置番号を登録し、第2工程以降の画像形成装置組立情報管理装置の制御装置は部品固有情報等の登録先として参照するために保持する。
ステップ36で画像形成装置にその部品を組み付け、ステップ36で制御装置は記憶装置の組立固有情報リストの装置番号の該当する工程にID番号を登録し、ステップ38でその部品の調整作業が有りか否かを判断し、なければそのまま処理を終了し、有ればステップ39で制御装置は記憶装置の組立固有情報リストの装置番号の該当する工程にその調整作業の調整結果である調整情報(各種調整値等のデータ)を登録し、この処理を終了する。
この処理は、ステップ21で装置番号を記憶したIDチップが添付された部品を乗せたベルトコンベアが流れて読取装置に接近すると、ステップ22で読取装置がベルトコンベア上の部品のIDチップから信号を読み取って制御装置へ出力し、制御装置が読取装置からの読取信号を入力して、ステップ23でその読取信号が装置番号か否かを判断し、装置番号でなければステップ22の処理へ戻り、装置番号ならステップ24でその装置番号を制御装置内のRAMに一時的に記憶し、この処理を終了する。
図9は、画像形成装置を組み立てる組立工程時に代替部品を組み付けるときの処理を示すフローチャート図である。
この組立工程2では、ステップ(図中「S」で示す)41で各画像形成装置組立情報管理装置の各読取装置は、予め生産する画像形成装置に固有の装置番号を記憶したIDチップが添付された部品(又は装置筐体)からその装置番号を読み取る装置番号読取処理を実行し、ステップ42で第1工程の画像形成装置組立情報管理装置の制御装置は記憶装置の組立固有情報リストに上記読み取った装置番号を登録し、第2工程以降の画像形成装置組立情報管理装置の制御装置は部品固有情報等の登録先として参照するために保持する。
ステップ43で上記装置番号に対応する組立工程の作業指示を参照して表示装置に表示する。この組立工程の作業指示を記載したデータは画像形成装置組立工場内の図示を省略した端末装置から参照するようにすると良い。
この調整工程では、ステップ61で画像形成装置組立管理情報装置の制御装置が調整作業内容を読み出して表示し、ステップ62で作業者から部品固有情報要の指示が有ったか否かを判断し、なければステップ64で作業者による部品の調整作業を実行してこの処理を終了し、有ればステップ63で調整対象の部品のID番号に対応する部品固有情報とその部品固有情報に対応する特性値を第1〜n部品情報管理装置のいずれかから取得して表示し、ステップ64で作業者による部品の調整作業を実行してこの処理を終了する。
このようにして、作業者は部品の調整時に調整対象の部品の特性値を参照しながら調整作業を能率良く行うことができる。
画像形成装置組立工場3では、まず、読取装置31,……,41によって画像形成装置の筐体又は所定の部品に添付された装置番号が記憶されたIDチップから装置番号を読み取り、第1工程では記憶装置の組立固有情報リストに登録すると共に、その装置番号に対応する組立工程の作業指示を取得し、その他の工程では装置番号に対応する組立工程の作業指示を取得し、その作業指示に従って部品の組み付け作業を実施する。組み付け作業では、各組立工程によって組み付ける部品のID番号を各読取装置31,……,41で読み取り、その読みとったID番号から部品固有情報を参照することが可能であり、その組立工程に対応する組立固有情報に組み付けた部品のID番号を登録する。
また、画像形成装置に組み付けた部品のID番号に対応する部品固有情報を参照し、その部品固有情報に従って、上記制御ユニットに特定の情報を外部記憶装置から付加させることもできる。例えば、制御ユニットの通信機能を使ってその制御ユニットで動作させる制御ソフトウェアの一部データを、組み付けた部品に対応させて最適な制御を行えるように書き換える。組立固有情報と部品固有情報には、それらの作業内容を記録するようにしてもよい。このようにして、一連の組立工程を行うことで画像形成装置が完成する。
さらに、先に組み付けられた部品の部品固有情報と新たに組み付ける部品の部品固有情報から、先に組み付けられた部品あるいは新たに組み付ける部品の特性値を変更したり、例えば、調整用スイッチを切り換える等の処理によってその変更後の特性値を組立固有情報に記憶、又は必要に応じて部品固有情報の更新を行うようにしてもよい。
さらに、組立工程において、組み付けた部品の部品固有情報の特性値に基づいて、その後の組立工程で使用する部品の特性値が所定範囲内の部品を選択可能に表示するようにすることもできる。
また、部品のID番号から読み出した部品固有情報に対応する特性値により、画像形成装置に内蔵される制御部の変数を組立工程で調整することもできる。
さらに、新たに組み付ける部品のID番号の部品固有情報に対応する特性値と、既に組み付けられた部品の部品固有情報に対応する特性値とから、制御部の変数を組立工程で調整することもできる。
さらに、組立工程での組立固有情報を、各組立工程の画像形成装置組立情報管理装置30,……,40に配備した記憶装置に記憶せずに、ネットワークで共通に接続可能な共通の外部記憶装置に記憶するようにしても良い。あるいは、部品固有情報用の外部記憶装置と組立固有情報用の外部記憶装置を共通にするようにしても良い。
さらに、部品の特性値を測定しながら可変抵抗を調整することによって特性値の変更もできる。そして、調整時の特性値を、部品固有情報又は組立固有情報に付加、あるいは更新することもできる。
さらにまた、既に組み付けた部品の特性値に応じて他の部品の調整値を変更することもできる。
図11は、画像形成装置の主要部分の構成を示すブロック図である。
この画像形成装置は、感光体(OPC)200を帯電器(CR)201で均一に帯電し、露光器202から照射したレーザ光(L)によって感光体200上に情報を書き込み、それを現像器(DR)203で顕像化し、転写器(TR)204で転写紙(P)206に転写し、定着器(FU)205で転写紙206に転写された画像を加熱定着する。
また、帯電器201、現像器203、転写器204にも個々の部品毎に物理的又は機械的な特性値にばらつきがあり、従来は全ての組合せでも所定の特性値が得られるように、最終的には所定の画像が得られるように、個々の部品の特性値のばらつきを一定の幅に制限するため、使用できない部品が発生したが、上述した画像形成装置部品情報管理システムを用いれば、個々の部品の特性値を管理できるので、ほぼ全ての部品を使うことができる。さらには、各部品の組み合せによって最終的に望まれる最適な特性値になるように、制御ソフトウェアなり、部品を調整することができる。
このようにして、今までと同じ特性値の部品に交換するので、お客様のところで再調整をしたりせず、初期の品質を維持することができる。
その時もそれぞれの部品固有情報及び組立固有情報を更新する。
特に、感光体200と関連部品は組み合せによる特性が重要であり、プロセスカートリッジとして管理されるので、個々の部品にその特性値等の特性情報を記憶させてはいないが、そのID番号から部品固有情報を読み出し、プロセスカートリッジとしての構成で部品固有情報を再構築するとよい。
上記判断で画像形成装置の再生には向かないと判断した場合、部品レベルでの再利用の可否を判断するとよい。さらに、部品レベルでもそのまま使えるか再調整が必要か、どの様に再調整するかを判断するとよい。さらにまた、部品としても再利用できない部分については、その破棄方法を判断するとよい。上述したように、部品は非接触でそのID番号を読み取れるので、ベルトコンベアに載せて流し、仕分けは自動的に行うこともできる。
なお、上述の実施形態では部品及び画像形成装置の筐体をベルトコンベアに載せて読取装置へ移動させる場合を示したが、作業者が読取装置を手にして部品及び画像形成装置の筐体へ近接させてID番号と装置番号を読み取るようにしても良い。
さらに、定着器205の定着ヒータの電力値を検出して、定着ヒータの通電制御をする場合、定着ヒータの電力値は±10%前後部品バラツキがあるため、通常は実動作で電力値を求めていたが、事前に定着ヒータの電力値を測定すれば、その電力値から定着ヒータの通電制御の上限値(例えば、点灯デューティの上限)を制御ソフトウェアに書き込むことができる。
また、例えば、定着ヒータとして2本のヒータを使う場合、システムの規格を満足するため、通常は各ヒータの部品バラツキを±10%にしていたが、例えば部品バラツキを±20%にしても、2本のヒータの組合せによっては、それでもシステムの規格を満足できるので、今までは使えないものと選別して破棄していた部品を有効に使うことができる。
また、部品からその部品のID番号を読み出して、そのID番号に対応した部品固有情報を作成して記憶装置に記憶するので、部品のコストアップと大型化を防止すると共に、十分な量の部品固有情報を記憶することができる。
さらに、画像形成装置の組立工程において、各部品のID番号から得た部品固有情報を組立固有情報に展開することができるので、組立工程の管理が容易にできる。
また、組立工程において、その部品のID番号のみを読み込めば、部品情報管理装置又は組立情報管理装置からその部品に関する十分な部品固有情報を入手できるので、組立工程における作業を最適化することが容易にできる。
また、組立工程においても、各部品のID番号に基づいてその部品の必要十分な製品特性値を容易に読み出せるので、その製品特性値に基づいて組立方法を調整する等の処置ができ、最適な状態の画像形成装置を組み立てることができる。
さらに、複数の部品が組合わさった時の相互作用に対しても、必要十分な部品固有情報を得られるので、それに応じた組立方法を調整する等の処理ができ、組立後の画像形成装置の各部品の特性値を最良な状態にすることができ、最適な状態の画像形成装置を組み立てることができる。
さらに、画像形成装置の各部品の部品固有情報を容易に得られるので、その部品固有情報を活用して、組み付け工程において画像形成装置で動作させる制御ソフトウェア等のデータを書き換えることが容易にでき、最良な特性を得る各部品からなる画像形成装置を組み立てることができる。
また、複数の部品特性から決まる制御仕様についても、十分な部品固有情報が容易に得られるので、組み付け工程にて制御ソフトを書き換える等、最良な特性を得る組立(製品)を実現できる。
また、部品生産時に調整工程が有る場合にも、その部品のID番号に対応させてその調整結果とその測定値を容易に記憶することができる。
さらに、部品の部品固有情報を記憶する記憶装置と組み立てでの組立固有情報を記憶する記憶装置をネットワークで接続しているので、部品の生産工場、画像形成装置の組立工場、及び会社や事務所に設置された画像形成装置で共通の情報を有効に活用できる。
また、部品の部品固有情報と組み立てでの部品固有情報をネットワークを介して共通の記憶装置に記憶するようにすれば、記憶装置を有効に活用できる。
また、部品を交換する場合にも、全ての部品の特性値を部品固有情報として備えているので、同等の特性値の部品を代替部品として容易に出庫することができる、さらに、代替部品に交換しても元の部品と特性値が変わらないので、製品の品質を低下させることなく維持できる。
さらに、部品(又は装置)のID番号は96ビットあるいは128ビットを使えるので、ほぼ無限の数値であり、全ての部品(又は装置)にID番号を与えることができる。
さらに、ID番号の読み出しを無線で行うようにすれば、作業者は特別の操作をすることなく部品又は画像形成装置のID番号を読み取らせることができる。
また、画像形成装置に組み付けられる部品の特性値を、組み付け時に容易に入手できるので、画像形成装置の制御ユニットで動作させる制御ソフトを部品の特性値に応じた制御仕様に書き換えることができ、高性能な画像形成装置を生産することができる。
さらに、部品の組み付け時に複数の部品の特性値を容易に入手して参照できるので、画像形成装置の制御ユニットで動作させる制御ソフトを部品の組合せに影響する制御仕様に書き換えることができ、高性能な画像形成装置を生産することができる。
さらに、各部品の特性値を組み付け時に容易に得られるので、既に組み付けた部品と組合せが最適になる部品を容易に選択できるので、画像形成装置装置の高性能化、部品の有効活用化ができる。
また、IDチップは電波を受けると、自動的にID番号を送信するので、ID番号の読み取りに手間がかからず、高い生産性が得られる。
さらに、製品に組み付けられた部品の部品固有情報、組み付け時に付加された組立固有情報、市場でのサービスの実績を記録したサービス情報を総合的に容易に活用できるので、製品、あるいは部品のリサイクルの最適化が計れる。
Claims (5)
- 複数の組立工程によって部品を組み付けて電子機器を組み立てる各組立工程毎に設置され、前記部品のID番号と該ID番号に対応する部品に関する部品固有情報と部品の製品特性値を対応させて記憶している部品情報管理装置と通信可能に接続し、表示装置を備えた組立情報管理装置であって、
生産する電子機器の組立工程が記憶された組立固有情報を記憶する組立固有情報記憶手段と、
前記生産する電子機器から機器識別情報を読み取り、前記組立固有情報記憶手段に記憶された組立固有情報に登録する手段と、
前記前記機器識別情報に対応する組立工程の作業指示を外部の端末装置から参照して前記表示装置に表示する手段と、
前記生産する電子機器に対して前記組立工程の作業指示に基づいて組み付ける部品のID番号を読み取るID番号読取手段と、
前記部品情報管理装置に前記ID番号読取手段によって読み取ったID番号に対応する部品固有情報と製品特性値を要求して受信する手段と、
前記受信した部品固有情報と製品特性値を前記表示装置に表示する手段と、
前記組立工程の作業指示に基づいて組み付けた部品のID番号を前記組立固有情報の該当する組立工程に登録する手段とを備えたことを特徴とする組立情報管理装置。 - 前記部品固有情報は、部品名称、部番、生産日、生産社名、又は機番を含む情報であることを特徴とする請求項1記載の組立情報管理装置。
- 前記表示装置に表示された部品固有情報と製品特性値に基づいて同じ製品特性値を持つ代替部品として選定された部品のID番号が前記ID番号読取手段によって読み取られた場合、該読み取られたID番号を前記組立固有情報の該当する組立工程に登録する手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の組立情報管理装置。
- 前記組立固有情報記憶手段に記憶した組立固有情報の組立工程に、該組立工程に基づく組立工程時に実施した調整の調整情報を付加する調整情報付加手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の組立情報管理装置。
- 前記ID番号読取手段は、前記部品のID番号を、前記部品に添付されたID番号記憶部から無線通信によって読み取る手段を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の組立情報管理装置。
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