JP2004139354A - 電子機器の生産方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】生産工程上の各工程で発生される製品情報が効率的に電子機器内部に収集記憶されつつ、その電子機器を生産すること。
【解決手段】例えば初段工程72−1で操作パネルが電子機器に組付けられた状態で、その電子機器が各工程72−2〜72−12に順次移送された上、その電子機器に対し作業が行われる場合に、各工程72−1〜72−12での作業内容が製品情報として、その電子機器上の操作パネルから入力された上、その操作パネル内部に収集記憶されるようにして、電子機器が生産されるようにした。
【選択図】 図1
【解決手段】例えば初段工程72−1で操作パネルが電子機器に組付けられた状態で、その電子機器が各工程72−2〜72−12に順次移送された上、その電子機器に対し作業が行われる場合に、各工程72−1〜72−12での作業内容が製品情報として、その電子機器上の操作パネルから入力された上、その操作パネル内部に収集記憶されるようにして、電子機器が生産されるようにした。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機やファクシミリ装置、プリンタ等の電子機器が生産される生産工程において、生産工程を構成している各工程に順次移送される完成前の各電子機器に対し、組付けや調整、検査等の作業が行われるに際して、その電子機器についての作業内容が製品情報として、各工程で効率的にその電子機器内部に収集記憶されるようにして、電子機器が生産されるようにした電子機器の生産方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
これまでの生産ラインにおいては、電子機器(未完成品)を生産するに際し、その電子機器に対し各種作業が各工程で作業者により順次行われており、その電子機器が完成品として生産されるまでには、各工程での組付け情報や調整情報、検査情報、修理情報等が製品情報として収集・管理されているのが実情である。
【0003】
ここで、従来技術に係る一例での製品情報管理システム及びその方法を図8に示す。図示のように、生産対象としての各電子機器(図示せず)に対しては、先ず検査表(紙製であり、事前に機種識別コードや製造番号が記入)71が発行された上、その電子機器に添付される。生産ラインを構成している各工程72−1〜72−12にはそれら電子機器が上流側から下流側に向かって順次移送され、各工程72−1〜72−12に移送される度に、その電子機器に対しては、その工程に割当されている作業者により所定の作業が行われる。本例では、一連の組付け作業が行われた後に、調整作業、検査作業、修理作業が順次行われる場合が想定されているが、各工程72−1〜72−12で作業が行われる度に、その電子機器に添付されている検査表71には作業者により、作業種別や修正履歴、作業結果等の必要な各種情報が製品(品質)情報として手書き記入される。
【0004】
したがって、最終段の工程72−12を経る度に、検査表71にはその電子機器が生産されるに際しての一連の製品情報が収集記入されることになるが、その各検査表71に記入されている一連の製品情報は品質情報D/B(生産情報データベース)73に電子データとして、随時、バッチ処理によりインプットされる。各電子機器の生産現場で得られる製品情報が機種毎に、また、製造番号順にデータベース化され、収集記憶・管理されているものである。このようなデータベース化の必要性については後述するが、場合によっては、データベース化の代わりに、機種毎に、また、製造番号順に各検査表71はそのままの状態で、あるいはダンボール箱に詰められた状態で、収集保管・管理されている場合もあった。
【0005】
更に、従来技術に係る製品情報管理システム及びその方法の他の例について説明すれば、図9に示すように、各工程72−1〜72−12に対しては、その近傍にキーボード82付属のパーソナルコンピュータ(PC)81がその各工程に対応させて設置された上、各工程72−1〜72−12で作業が行われる度に、その電子機器についての製品情報が作業者によりキーボード82を介しPC81に入力されるようになっている。各工程72−1〜72−12に対応して設置されているPC81はネットワーク等を介し品質情報D/B73に接続されているため、電子機器各々についての製品情報が機種毎に、また、製造番号順にデータベース化され、収集記憶・管理される。
【0006】
更にまた、従来技術に係る製品情報管理システム及びその方法の他の異なる例について説明する。図10に示すように、各工程72−1〜72−4に対しては、その近傍に部品棚92,93や計測器94が設置されている他、キーボード82付属のPC81がそれら工程72−1〜72−4に共通に設置される。したがって、各工程72−1〜72−4で作業が行われる度に、作業者91−1〜91−4各々がPC81設置位置に移動して、その電子機器についての製品情報が各作業者91−1〜91−4によって、キーボード82を介してPC81に入力される。
【0007】
以上のように、従来技術に係る製品情報管理システム及びその方法の何れにおいても、製品情報がデータベース化されて収集記憶・管理されるか、あるいは検査表の状態のまま収集保管・管理されている。このように、製品情報が収集・管理されているので、生産技術や製品設計、メンテナンスサービス技術、現行完成製品の品質を改善させる上でも、また、次機種を研究・開発する上でも有効である。
【0008】
即ち、電子機器が完成品として、後に市場で実際に稼動状態におかれる場合には、各種の不具合や動作不良に陥る虞があるが、その際に、サービスマンにより収集されるPM(preventive maintenance:予防保全/保守、あるいは定期保守点検)情報やEM(emergency maintenance :緊急保守)情報等を、その電子機器の生産の際に収集記憶・管理、あるいは収集保管・管理されている製品情報と突合せる場合は、比較的容易にその不具合や動作不良の原因を究明することができる。
また、上記PM情報と上記EM情報、そして、上記製品情報とを一括して管理できることにより、現行完成製品の品質改善や次機種開発に速やかに反映させ得るものである。
なお、この種の製品情報管理システム及びその方法については、先行技術としてのものを認識しているものの、関連する先行技術公知文献については、本願出願人は、その存在を認識していない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術に係る製品情報管理システム及びその方法の何れにも、製品情報の収集・管理上、不具合がある。即ち、検査表による場合、検査表の品質情報D/Bへのデータインプットには専任オペレータが必要とされるばかりか、バッチ処理の関係上、そのデータインプットまでの間に検査表自体が紛失する虞があった。一方、検査表がそのままの状態で収集保管・管理される場合には、膨大な量の検査票を保管するための場所を確保することが困難であるばかりか、保管されている膨大な量の検査表から、特定の検査表を手際よく抜き出すことも困難となっていた。また、各作業者による検査表への記入形式が統一されていなかったり、用語が統一されていない場合が多く、このために、品質情報D/Bに統一された形式でデータインプットを行うことが困難であった。そのため、サービスマンにより収集される各種PM情報やEM情報等との突合せを行うのも困難となっていた。
【0010】
また、各工程に対応してPCが設置される場合には、検査表による場合での不具合は相当解消されるにしても、その反面、PCの設置費用が無視され得ないばかりか、その設置場所を確保することも困難となっていた。更にまた、各工程の近傍にPCが共通に設置される場合には、各作業者は作業終了の度に、そのPC設置場所に移動してデータ入力を行う必要があり、場合によっては、そのPCが他の作業者により占有されてしまい、空き状態となるまで、待機しなければならないという問題があった。
【0011】
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、生産工程を構成している各工程で発生される製品情報が効率的に電子機器内部に収集記憶されつつ、電子機器が生産され得る電子機器の生産方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の課題を解決するため、請求項1に記載した発明は、操作パネルが備えられる電子機器の生産方法であって、生産工程上における初期組付け工程で操作パネルが電子機器に組付けられるステップと、その初期組付け工程以降の各工程での作業内容が製品情報として前記操作パネルから入力され、該操作パネル内部に記憶されるステップとからなることを特徴とする電子機器の生産方法である。
【0013】
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載の電子機器の生産方法において、前記製品情報は不揮発性として記憶されることを特徴とするものである。
【0014】
請求項3に記載した発明は、請求項1、又は2に記載の電子機器の生産方法において、前記製品情報はコード形式で入力された上、操作パネル内部に記憶されることを特徴とするものである。
【0015】
請求項4に記載した発明は、請求項3記載の電子機器の生産方法において、前記操作パネルとしてのタッチパネル上に所望の選択項目一覧が更新表示される度に、該選択項目一覧からは所望の選択項目が選択入力されることによって、前記製品情報がコード形式で入力されることを特徴とするものである。
【0016】
請求項5に記載した発明は、請求項1〜4の何れかに記載の電子機器の生産方法において、生産工程上の最終段工程を経た各電子機器に対して行われる、完成品としての最終検査での製品情報も、前記操作パネルから入力され、該操作パネル内部に記憶されることを特徴とするものである。
【0017】
請求項6に記載した発明は、請求項1〜5の何れかに記載の電子機器の生産方法において、初段工程以外の工程で操作パネルが組付けされる場合、該操作パネルの組付けに先立って行われた組付けについての製品情報は一旦、携帯端末に一時記憶された上、操作パネル組付け後に該操作パネル内部に転送記憶されるか、又は操作パネル組付け後に該操作パネルから入力され、該操作パネル内部に記憶されることを特徴とするものである。
【0018】
以上のように、各工程で発生される製品情報は、その工程に割当てされている作業者により、その場で作業対象としての電子機器に本来的に必須機能として既に装備されている操作パネル内部に収集記憶されつつ、電子機器が生産され得るものであり、製品情報の収集管理上、従来方法に比し優れたものとなっている。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について、図1から図7により説明する。
先ず本発明の一例での電子機器の生産方法を図1により説明すると、従来の場合と同様にして、各工程72−1〜72−12には電子機器(図示せず)が上流側から下流側に向かって順次移送され、電子機器が各工程72−1〜72−12に移送される度に、その電子機器に対しては、その工程に割当されている作業者により所定の作業が行われる。ここで、本発明に係る生産対象としての電子機器には、各種操作制御用の操作パネルが可能な限り、生産工程の早い時期に組付けされている必要がある。この操作パネル自体は、その電子機器が中間完成品(生産半ば状態にある電子機器)、あるいは完成品として生産された後に、その中間完成品自体、あるいは完成品自体を各種操作制御するために必要なものであるが、本発明では、その操作パネルは可能な限り最優先で組付けされることで、生産ラインの各工程で発生される様々な製品情報を入力するために使用しようというものである。
【0020】
したがって、生産対象としての電子機器に各種操作制御用の操作パネルが各組み付け工程の初期段階、例えば初段工程72−1で組付けされるとすれば、各工程72−1〜72−12で発生される製品情報はその操作パネル上から作業者により入力された上、その操作パネル内部に収集記憶される。この結果、最終段工程72−12を電子機器が経た時点で、その電子機器の操作パネル内部には、その電子機器が完成品として生産されるまでに、その電子機器についての一連の製品情報が収集記憶されていることになる。尤も、最終段工程72−12を経た電子機器に対しては、その後、完成品としての最終検査が行われる場合があるが、この最終検査での修正内容、検査結果等も操作パネルから製品情報として入力され、操作パネル内部に記憶される。
【0021】
以上のようにして、操作パネル内部には製品情報が収集記憶されるが、この製品情報を、品質情報D/B(生産情報データベース)に転送記憶することもできる。また、その操作パネル内部には、引き続き、市場での保守点検情報等が収集記憶されるようにしてもよい。そして、その電子機器が市場から、例えば廃品として回収されるまでの間、サービスマンによる操作パネルからの入力により、操作パネル内部に保守点検情報等が併せて収集記憶される。そして、回収後にそれら保守点検情報等を同一パネル内部に収集記憶されているその電子機器生産の際での製品情報と突合せることにより、比較的容易にその不具合や動作不良の原因究明が行えるので、現行完成製品の品質改善や次機種開発に速やかに反映させることができる。
【0022】
因みに、以上では、操作パネルは各組付け工程の初期段階で組付けされたり、可能な限り最優先で組付けされると説明されているが、組付け作業の順序上、操作パネルは必ずしも初段工程で組付けされるとは限らなく、何等かの組付けが終了した後に、初段工程以外の工程で組付けされる場合も考えられる。このような場合には、操作パネルの組付けに先立って行われた組付けについての製品情報は一旦、携帯端末に一時記憶された上、操作パネル組付け後にその操作パネル内部に転送記憶されるか、あるいは操作パネル組付け後に操作パネルから入力され、操作パネル内部に記憶されるようにすればよい。
【0023】
また、操作パネルが生産ライン以外の工程(この工程は生産工程の一部を構成)で電子機器に組付けされた後に、その製品を生産ライン上に移送することも考えられる。このような場合にも、操作パネルの組付けに先立って行われた組付けについての製品情報は、一旦、携帯端末に一時記憶された上、操作パネル組付け後にその操作パネル内部に転送記憶されるか、あるいは操作パネル組付け後に操作パネルから入力され、操作パネル内部に記憶されるようにすればよい。なお、上記生産工程について補足説明すれば、生産工程を構成している各工程と生産ラインを構成している各工程とは必ずしも一致しなく、一般に生産工程を構成している各工程には、生産ラインを構成している各工程が全て含まれる。
【0024】
本発明の電子機器の生産方法の概要は以上の通りであるが、ここで、本発明に係る操作パネルについて詳細に説明する。
即ち、操作パネルは可能な限り、生産工程の早い時期に電子機器に組付けされなければならないが、このことは、動作電源やデータ処理・記憶装置等に優先して組付けされなければならないということを意味する。したがって、操作パネル自体は、可視表示機能が具備されていることはもちろんのこと、データ処理・記憶機能や製品情報収集機能が予め具備されたモジュールとして構成されていることが望ましい。また、その動作電源としては、電子機器自体が長い距離に亘って生産ライン上を移送されることを考慮すれば、バッテリが仮動作電源としてそのモジュール内部に取り外し可能として取付けされるのが望ましいといえる。その電子機器が完成品として生産された後は、バッテリではなく、操作パネル組付け後に組付けされた動作電源装置から電源供給を受けるようにする。更に、操作パネル内部に具備される製品情報収集記憶用メモリとしては、生産ラインでの製品情報や市場での保守点検情報等の収集記憶保持を確実にするため、いわゆる、不揮発性メモリ、例えばフラッシュメモリ(EEPROMの一種)のような不揮発性のものが好適である。これにより、それら情報等が保持される上で、そのメモリへの動作電源の常時供給は不要となる。
【0025】
図2はまた、本発明に係る電子機器が各工程72−1〜72−12を順次移送される際の一般的な処理フローの概要を示したものである。ここで、初段工程には、先ず殆どフレーム(各種部品・装置が殆ど未だ実装されていない状態の筺体)状態にある電子機器が移送される(処理21)。この初段工程でその電子機器に対しては所定の作業が実施された上、製品情報がその電子機器上の操作パネルから入力される(処理22,23)。その後、次工程の有無が判断されるが、次工程が存在する場合には、その次工程にその電子機器は移送される(処理24,25)。結局、次工程が存在する限りにおいて、処理25,21〜24が繰返し行われる。やがて、処理24で次工程が存在しないと判断された場合、即ち、電子機器が最終段工程に存在していると判断された場合には、一連の処理は終了される。この時点で、その電子機器上の操作パネル内部には、その電子機器についての一連の製品情報が収集記憶されていることになる。
【0026】
以上のように、処理23では、各種の製品情報が操作パネルから入力されるが、その製品情報として如何なる種別内容のものが順次入力されるか、その具体的な事例を図3に示す。図示のように、生産ライン上では、先ず機番(機種識別コードおよび製造番号)の入力処理23−1が行われた後、変更実施機番入力処理23−2、組み付け発生問題点入力処理23−3、修正履歴入力処理23−4、機械検査結果入力処理23−5、修正履歴入力処理23−6、電気検査結果入力処理23−7、修正履歴入力処理23−8、特性値調整結果入力処理23−9、耐圧試験結果入力処理23−10、完成検査結果入力処理23−11、修正履歴入力処理23−12、包装検査結果入力処理23−13、修正履歴入力処理23−14が順次行われる。なお、上記変更実施機番入力処理とは、設計不良な部品を設計変更部品に変更したり、ある特性値を変更した場合等に、変更があった旨と機番を入力する処理をいう。
【0027】
その後、生産ラインから電子機器が外された状態で、完成品としての最終検査が行われるが、この検査結果は製品検査結果入力処理31として、また、その最終検査の際に何等かの修正が行われた場合には、その修正内容が修正履歴入力処理32として、それぞれ操作パネルから製品情報として入力されることで、一連の入力処理は終了される。因みに、図3に示す事例では、修正履歴入力処理が6回、行われているが、これは、主に生産ラインの各工程において、各種不具合に基づいて様々な修正作業がなされることを意味している。
【0028】
ここで、電子機器として複写機を想定の上、その一例での具体的な組立て工程フローを図4に示す。これについて簡単に説明すれば、図示のように、複写機の生産に際しては、先ず前後側板・ベース・定着レール・感光体上レールの組付けに始まり、最後の梱包に至るまでの間、先ず一連の組付け作業が行われ、その後に引き続いて一連の検査作業等が所定順に行われることが判る。因みに、図中、P.P.・Iボード及びОボードは周辺機器用インタフェースボードを示しており、また、MCU、HDD、OPCは、それぞれメイン・コントロール・ユニット、ハードディスク・ドライブ、感光体を示す。
【0029】
さて、本発明に係る操作パネルの組付けについてであるが、その組付けは、本例の場合、例えば前後側板・ベース・定着レール・感光体上レールの組付け直後に行うことが考えられる。操作パネルが組付けされるものが組付けされた後でなければ、操作パネルがそれに組み付けされ得ないからである。
【0030】
以上のようにして、電子機器が完成品として生産されているが、ここで、本発明が適用可能とされた電子機器の完成品としての外観状態を図5に示す。図示のように、本例では、その電子機器として複写機が想定されており、その複写機41上には、各種操作スイッチ類43の他に、例えば液晶タッチパネル(操作画面)42が操作パネルとして組付けされている。通常、各種操作スイッチ類43に対する操作と、液晶タッチパネル42上でのタッチ操作とにより複写機能が所望に実現されるが、本発明は、特にその可視表示・操作可能な液晶タッチパネル42に係わっている。通常、液晶タッチパネル42は、複写部数や複写用紙サイズ等をユーザが任意に設定するために使用されるものであるが、本発明に係る電子機器には、これら通常の操作キー以外に、生産管理情報(入力)キーや保守管理情報(入力)キーが具備されている。そして、サービスマンが保守管理情報キーを操作し、パスワード等を入力すると、液晶タッチパネル42は市場メンテナンスモード用画像表示に切替え可能となっている。
【0031】
この市場メンテナンスモードでは、各種メンテナンス項目一覧から任意のメンテナンス項目一覧が画像更新により選択的に表示可能とされ、画像更新の度に、現に表示されているメンテナンス項目一覧から、必要なメンテナンス項目がタッチ操作やテンキー操作、あるいはカーソルキー操作により選択入力される。ここで、メンテナンス情報は統一されたコード形式で液晶タッチパネル42内部に一時的に収集記憶される。また、メンテナンス情報はサービスマンによる文字(例えば英数字)タッチキー操作により直接コードとして入力することもできる。このようにして収集記憶されたメンテナンス情報は、その場でプリントアウトされるか、複写機にファクシミリ送受信機能が具備されている場合には、直接間接に生産ライン現場に送信された上、製品情報との突合せが行われることで、現行完成品の品質改善や次機種開発に反映させことができる。
【0032】
ところで、その液晶タッチパネル42が生産ライン現場において可能な限り、早期に組付けされる場合、その液晶タッチパネル42は生産ライン現場で製品情報入力用としても使用することができることになる。即ち、生産ライン現場の作業者により操作パネル上の生産管理情報キーへのタッチキー操作が行われた場合、液晶タッチパネル42は生産モード用画像表示に切替えられる。これにより市場メンテナンスモードの場合と同様に、製品情報が統一されたコード形式で液晶タッチパネル42内部に設けられた製品情報収集記憶用メモリに一時的に収集記憶されるのであるが、この製品情報の入力方法については後に詳述する。
【0033】
ここで、液晶タッチパネル42上での表示画像について説明すれば、通常時での表示画像は、図6(A)に示すようである。この表示画像42−1からも判るように、本例の複写機にはファクシミリ送受信機能が具備されており、液晶タッチパネル42の初期表示画面は、ファクシミリ送受信モードに設定されている。この状態で、表示画像42−1上で切替え操作を行うことにより、表示画像は、図6(B)に示す表示画像42−2、即ち、数字・文字入力画面に切替えられる。
【0034】
この表示画像42−2上でのコード入力モードへの切替え後の、文字(例えば英数字)キータッチ操作によって、メンテナンス情報や製品情報を直接コードとして入力することが可能であるが、コードが誤って入力される確率が大きくなることは否めない。したがって、このような事情を考慮すれば、コード選択入力方法によりメンテナンス情報や製品情報を入力することが考えられる。
【0035】
以下、そのコード選択入力方法を、製品情報が入力される場合について説明する。
即ち、表示画像42−1上で初期設定キーがタッチ操作された場合、表示画像42−1に代わって、図6(C)に示す初期設定表示画像42−3が表示されるが、この表示画像42−3上で各種初期設定が選択的に可能となっている。この表示画像42−3上には、既述の生産管理情報キーや保守管理情報キーも配置されているが、表示画像42−3上で生産管理情報キーがタッチ操作されれば、画像表示は、図7(A)に示す局所画像42−4に遷移される。この局所画像42−4上には複数の作業種別項目が一覧表示されており、この一覧表示から何れか1つの作業種別項目が作業者によるタッチ操作、又はテンキー操作、あるいはカーソルキー操作により選択されると、その選択された作業種別項目に事前割当てされているコードが選択入力され、液晶タッチパネル42内部に設けられている製品情報収集記憶用メモリに記憶される。
【0036】
ここで、作業種別項目として、例えば「電気検査」が選択された場合について説明すると、画像表示は局所画像42−4から、図7(B)に示す局所画像42−5に遷移され、この局所画像42−5上に一覧表示されている不具合状態種別項目から、何れか1以上の該当不具合状態種別項目が作業者によるタッチ操作、又はテンキー操作、あるいはカーソルキー操作により選択される。この選択により、作業種別項目の場合と同様にして、選択された不具合状態種別項目に事前割当されているコードが選択入力され、液晶タッチパネル42内部の製品情報収集記憶用メモリに記憶される。また、該当不具合状態種別項目が選択される度に、例えば、それに対する修理履歴種別項目一覧をプルダウン表示することにより、修理履歴種別項目を簡単に選択することもできる。
【0037】
以上、作業種別項目として、例えば「電気検査」が選択された場合について説明したが、他の作業種別項目が選択された場合も、ほぼ同様である。
因みに、「電気検査」以外の作業種別項目が選択された場合に、如何なる種別項目が一覧表示されるかについて例示すれば、以下のようである。
【0038】
・「変更実施機番入力」が選択された場合:「設計変更部品実施」、「特性値変更実施」、「冶具、チェッカー変更実施」を一覧表示。
・「組み付け発生問題点」が選択された場合:「組付けられない」、「部品がぶつかっている」、「部品違い」、「部品変形」、「部品色違い」を一覧表示。
・「機械検査」が選択された場合:「作動しない」、「動きが悪い」、「部品当り」、「部品変形」、「異常音発生」を一覧表示。
・「特性値調整結果」が選択された場合:「帯電電流調整」、「転写電流調整」、「光学ランプ出力電圧調整」、「クリーニングブレード圧調整」、「定着温度設定」、「給紙コロ圧調整」、「圧解除量調整」を一覧表示。
【0039】
・「耐圧試験結果」が選択された場合:「絶縁耐圧データ」、「絶縁抵抗データ」を一覧表示。
・「完成検査」が選択された場合:「異常音」、「画像品質」、「動作不良、」「ペーパージャム」、「ペーパーシワ」、「不給紙」を一覧表示。
・「包装検査」が選択された場合:「同梱品欠品」、「外装汚れ」、「外装キズ」、「梱包材汚れ」を一覧表示。
・「製品検査」が選択された場合:「異常音」、「画像品質」、「動作不良」、「ペーパージャム」、「ペーパーシワ」、「不給紙」、「同梱品欠品」、「外装汚れ」、「外装キズ」、「梱包材汚れ」を一覧表示。
【0040】
以上、複写機を想定の上、本発明について説明したが、本発明は複写機に何等限定されることなく、操作パネルが具備されている電子機器一般を生産する際に適用可能である。例えばОA機器や家庭用電化製品に一般に適用可能である。場合によっては、自動車にも適用可能とされる。何故なら、自動車の生産初期工程でカーナビゲーションシステムが標準装備として早期に組付けされる場合には、そのシステム上の操作パネルを利用して、その生産に伴う一連の製品情報が収集記憶され得るからである。
【0041】
因みに、以上の説明は、液晶タッチパネルが操作パネルとして具備されている場合でのものであるが、液晶タッチパネルが具備されていない場合には、作業者やサービスマンにより物理的キー操作が行われることで、項目対応に予め定められているコードがキー入力されるようにすればよい。
【0042】
以上、発明を実施の形態に基き具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に何等限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変更可能であることは云うまでもない。
【0043】
【発明の効果】
本発明によれば、生産工程を構成している各工程で発生される製品情報が効率的に電子機器内部に収集記憶されつつ、電子機器を生産し得る電子機器の生産方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例での電子機器の生産方法を示す図である。
【図2】本発明に係る電子機器が生産ライン上を順次移送される際での処理フローの概要を示す図である。
【図3】そのフロー上で、製品情報として如何なる種別内容のものが入力されるかの具体的な事例を示す図である。
【図4】電子機器としての複写機の一例での具体的な組立て工程フローを示す図である。
【図5】本発明が適用可能とされた電子機器の完成品としての外観図である。
【図6】液晶タッチパネル上での表示画像切替えを説明するための図である。
【図7】製品情報がコードとして入力される場合の、液晶タッチパネル上での表示画像の遷移を説明するための図である。
【図8】従来技術に係る製品情報管理システム及びその方法の第1の例を示す図である。
【図9】従来技術に係る製品情報管理システム及びその方法の第2の例を示す図である。
【図10】従来技術に係る製品情報管理システム及びその方法の第3の例を示す図である。
【符号の説明】
72−1〜72−12…(生産ラインを構成している)工程、41…複写機、42…液晶タッチパネル
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機やファクシミリ装置、プリンタ等の電子機器が生産される生産工程において、生産工程を構成している各工程に順次移送される完成前の各電子機器に対し、組付けや調整、検査等の作業が行われるに際して、その電子機器についての作業内容が製品情報として、各工程で効率的にその電子機器内部に収集記憶されるようにして、電子機器が生産されるようにした電子機器の生産方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
これまでの生産ラインにおいては、電子機器(未完成品)を生産するに際し、その電子機器に対し各種作業が各工程で作業者により順次行われており、その電子機器が完成品として生産されるまでには、各工程での組付け情報や調整情報、検査情報、修理情報等が製品情報として収集・管理されているのが実情である。
【0003】
ここで、従来技術に係る一例での製品情報管理システム及びその方法を図8に示す。図示のように、生産対象としての各電子機器(図示せず)に対しては、先ず検査表(紙製であり、事前に機種識別コードや製造番号が記入)71が発行された上、その電子機器に添付される。生産ラインを構成している各工程72−1〜72−12にはそれら電子機器が上流側から下流側に向かって順次移送され、各工程72−1〜72−12に移送される度に、その電子機器に対しては、その工程に割当されている作業者により所定の作業が行われる。本例では、一連の組付け作業が行われた後に、調整作業、検査作業、修理作業が順次行われる場合が想定されているが、各工程72−1〜72−12で作業が行われる度に、その電子機器に添付されている検査表71には作業者により、作業種別や修正履歴、作業結果等の必要な各種情報が製品(品質)情報として手書き記入される。
【0004】
したがって、最終段の工程72−12を経る度に、検査表71にはその電子機器が生産されるに際しての一連の製品情報が収集記入されることになるが、その各検査表71に記入されている一連の製品情報は品質情報D/B(生産情報データベース)73に電子データとして、随時、バッチ処理によりインプットされる。各電子機器の生産現場で得られる製品情報が機種毎に、また、製造番号順にデータベース化され、収集記憶・管理されているものである。このようなデータベース化の必要性については後述するが、場合によっては、データベース化の代わりに、機種毎に、また、製造番号順に各検査表71はそのままの状態で、あるいはダンボール箱に詰められた状態で、収集保管・管理されている場合もあった。
【0005】
更に、従来技術に係る製品情報管理システム及びその方法の他の例について説明すれば、図9に示すように、各工程72−1〜72−12に対しては、その近傍にキーボード82付属のパーソナルコンピュータ(PC)81がその各工程に対応させて設置された上、各工程72−1〜72−12で作業が行われる度に、その電子機器についての製品情報が作業者によりキーボード82を介しPC81に入力されるようになっている。各工程72−1〜72−12に対応して設置されているPC81はネットワーク等を介し品質情報D/B73に接続されているため、電子機器各々についての製品情報が機種毎に、また、製造番号順にデータベース化され、収集記憶・管理される。
【0006】
更にまた、従来技術に係る製品情報管理システム及びその方法の他の異なる例について説明する。図10に示すように、各工程72−1〜72−4に対しては、その近傍に部品棚92,93や計測器94が設置されている他、キーボード82付属のPC81がそれら工程72−1〜72−4に共通に設置される。したがって、各工程72−1〜72−4で作業が行われる度に、作業者91−1〜91−4各々がPC81設置位置に移動して、その電子機器についての製品情報が各作業者91−1〜91−4によって、キーボード82を介してPC81に入力される。
【0007】
以上のように、従来技術に係る製品情報管理システム及びその方法の何れにおいても、製品情報がデータベース化されて収集記憶・管理されるか、あるいは検査表の状態のまま収集保管・管理されている。このように、製品情報が収集・管理されているので、生産技術や製品設計、メンテナンスサービス技術、現行完成製品の品質を改善させる上でも、また、次機種を研究・開発する上でも有効である。
【0008】
即ち、電子機器が完成品として、後に市場で実際に稼動状態におかれる場合には、各種の不具合や動作不良に陥る虞があるが、その際に、サービスマンにより収集されるPM(preventive maintenance:予防保全/保守、あるいは定期保守点検)情報やEM(emergency maintenance :緊急保守)情報等を、その電子機器の生産の際に収集記憶・管理、あるいは収集保管・管理されている製品情報と突合せる場合は、比較的容易にその不具合や動作不良の原因を究明することができる。
また、上記PM情報と上記EM情報、そして、上記製品情報とを一括して管理できることにより、現行完成製品の品質改善や次機種開発に速やかに反映させ得るものである。
なお、この種の製品情報管理システム及びその方法については、先行技術としてのものを認識しているものの、関連する先行技術公知文献については、本願出願人は、その存在を認識していない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術に係る製品情報管理システム及びその方法の何れにも、製品情報の収集・管理上、不具合がある。即ち、検査表による場合、検査表の品質情報D/Bへのデータインプットには専任オペレータが必要とされるばかりか、バッチ処理の関係上、そのデータインプットまでの間に検査表自体が紛失する虞があった。一方、検査表がそのままの状態で収集保管・管理される場合には、膨大な量の検査票を保管するための場所を確保することが困難であるばかりか、保管されている膨大な量の検査表から、特定の検査表を手際よく抜き出すことも困難となっていた。また、各作業者による検査表への記入形式が統一されていなかったり、用語が統一されていない場合が多く、このために、品質情報D/Bに統一された形式でデータインプットを行うことが困難であった。そのため、サービスマンにより収集される各種PM情報やEM情報等との突合せを行うのも困難となっていた。
【0010】
また、各工程に対応してPCが設置される場合には、検査表による場合での不具合は相当解消されるにしても、その反面、PCの設置費用が無視され得ないばかりか、その設置場所を確保することも困難となっていた。更にまた、各工程の近傍にPCが共通に設置される場合には、各作業者は作業終了の度に、そのPC設置場所に移動してデータ入力を行う必要があり、場合によっては、そのPCが他の作業者により占有されてしまい、空き状態となるまで、待機しなければならないという問題があった。
【0011】
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、生産工程を構成している各工程で発生される製品情報が効率的に電子機器内部に収集記憶されつつ、電子機器が生産され得る電子機器の生産方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の課題を解決するため、請求項1に記載した発明は、操作パネルが備えられる電子機器の生産方法であって、生産工程上における初期組付け工程で操作パネルが電子機器に組付けられるステップと、その初期組付け工程以降の各工程での作業内容が製品情報として前記操作パネルから入力され、該操作パネル内部に記憶されるステップとからなることを特徴とする電子機器の生産方法である。
【0013】
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載の電子機器の生産方法において、前記製品情報は不揮発性として記憶されることを特徴とするものである。
【0014】
請求項3に記載した発明は、請求項1、又は2に記載の電子機器の生産方法において、前記製品情報はコード形式で入力された上、操作パネル内部に記憶されることを特徴とするものである。
【0015】
請求項4に記載した発明は、請求項3記載の電子機器の生産方法において、前記操作パネルとしてのタッチパネル上に所望の選択項目一覧が更新表示される度に、該選択項目一覧からは所望の選択項目が選択入力されることによって、前記製品情報がコード形式で入力されることを特徴とするものである。
【0016】
請求項5に記載した発明は、請求項1〜4の何れかに記載の電子機器の生産方法において、生産工程上の最終段工程を経た各電子機器に対して行われる、完成品としての最終検査での製品情報も、前記操作パネルから入力され、該操作パネル内部に記憶されることを特徴とするものである。
【0017】
請求項6に記載した発明は、請求項1〜5の何れかに記載の電子機器の生産方法において、初段工程以外の工程で操作パネルが組付けされる場合、該操作パネルの組付けに先立って行われた組付けについての製品情報は一旦、携帯端末に一時記憶された上、操作パネル組付け後に該操作パネル内部に転送記憶されるか、又は操作パネル組付け後に該操作パネルから入力され、該操作パネル内部に記憶されることを特徴とするものである。
【0018】
以上のように、各工程で発生される製品情報は、その工程に割当てされている作業者により、その場で作業対象としての電子機器に本来的に必須機能として既に装備されている操作パネル内部に収集記憶されつつ、電子機器が生産され得るものであり、製品情報の収集管理上、従来方法に比し優れたものとなっている。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について、図1から図7により説明する。
先ず本発明の一例での電子機器の生産方法を図1により説明すると、従来の場合と同様にして、各工程72−1〜72−12には電子機器(図示せず)が上流側から下流側に向かって順次移送され、電子機器が各工程72−1〜72−12に移送される度に、その電子機器に対しては、その工程に割当されている作業者により所定の作業が行われる。ここで、本発明に係る生産対象としての電子機器には、各種操作制御用の操作パネルが可能な限り、生産工程の早い時期に組付けされている必要がある。この操作パネル自体は、その電子機器が中間完成品(生産半ば状態にある電子機器)、あるいは完成品として生産された後に、その中間完成品自体、あるいは完成品自体を各種操作制御するために必要なものであるが、本発明では、その操作パネルは可能な限り最優先で組付けされることで、生産ラインの各工程で発生される様々な製品情報を入力するために使用しようというものである。
【0020】
したがって、生産対象としての電子機器に各種操作制御用の操作パネルが各組み付け工程の初期段階、例えば初段工程72−1で組付けされるとすれば、各工程72−1〜72−12で発生される製品情報はその操作パネル上から作業者により入力された上、その操作パネル内部に収集記憶される。この結果、最終段工程72−12を電子機器が経た時点で、その電子機器の操作パネル内部には、その電子機器が完成品として生産されるまでに、その電子機器についての一連の製品情報が収集記憶されていることになる。尤も、最終段工程72−12を経た電子機器に対しては、その後、完成品としての最終検査が行われる場合があるが、この最終検査での修正内容、検査結果等も操作パネルから製品情報として入力され、操作パネル内部に記憶される。
【0021】
以上のようにして、操作パネル内部には製品情報が収集記憶されるが、この製品情報を、品質情報D/B(生産情報データベース)に転送記憶することもできる。また、その操作パネル内部には、引き続き、市場での保守点検情報等が収集記憶されるようにしてもよい。そして、その電子機器が市場から、例えば廃品として回収されるまでの間、サービスマンによる操作パネルからの入力により、操作パネル内部に保守点検情報等が併せて収集記憶される。そして、回収後にそれら保守点検情報等を同一パネル内部に収集記憶されているその電子機器生産の際での製品情報と突合せることにより、比較的容易にその不具合や動作不良の原因究明が行えるので、現行完成製品の品質改善や次機種開発に速やかに反映させることができる。
【0022】
因みに、以上では、操作パネルは各組付け工程の初期段階で組付けされたり、可能な限り最優先で組付けされると説明されているが、組付け作業の順序上、操作パネルは必ずしも初段工程で組付けされるとは限らなく、何等かの組付けが終了した後に、初段工程以外の工程で組付けされる場合も考えられる。このような場合には、操作パネルの組付けに先立って行われた組付けについての製品情報は一旦、携帯端末に一時記憶された上、操作パネル組付け後にその操作パネル内部に転送記憶されるか、あるいは操作パネル組付け後に操作パネルから入力され、操作パネル内部に記憶されるようにすればよい。
【0023】
また、操作パネルが生産ライン以外の工程(この工程は生産工程の一部を構成)で電子機器に組付けされた後に、その製品を生産ライン上に移送することも考えられる。このような場合にも、操作パネルの組付けに先立って行われた組付けについての製品情報は、一旦、携帯端末に一時記憶された上、操作パネル組付け後にその操作パネル内部に転送記憶されるか、あるいは操作パネル組付け後に操作パネルから入力され、操作パネル内部に記憶されるようにすればよい。なお、上記生産工程について補足説明すれば、生産工程を構成している各工程と生産ラインを構成している各工程とは必ずしも一致しなく、一般に生産工程を構成している各工程には、生産ラインを構成している各工程が全て含まれる。
【0024】
本発明の電子機器の生産方法の概要は以上の通りであるが、ここで、本発明に係る操作パネルについて詳細に説明する。
即ち、操作パネルは可能な限り、生産工程の早い時期に電子機器に組付けされなければならないが、このことは、動作電源やデータ処理・記憶装置等に優先して組付けされなければならないということを意味する。したがって、操作パネル自体は、可視表示機能が具備されていることはもちろんのこと、データ処理・記憶機能や製品情報収集機能が予め具備されたモジュールとして構成されていることが望ましい。また、その動作電源としては、電子機器自体が長い距離に亘って生産ライン上を移送されることを考慮すれば、バッテリが仮動作電源としてそのモジュール内部に取り外し可能として取付けされるのが望ましいといえる。その電子機器が完成品として生産された後は、バッテリではなく、操作パネル組付け後に組付けされた動作電源装置から電源供給を受けるようにする。更に、操作パネル内部に具備される製品情報収集記憶用メモリとしては、生産ラインでの製品情報や市場での保守点検情報等の収集記憶保持を確実にするため、いわゆる、不揮発性メモリ、例えばフラッシュメモリ(EEPROMの一種)のような不揮発性のものが好適である。これにより、それら情報等が保持される上で、そのメモリへの動作電源の常時供給は不要となる。
【0025】
図2はまた、本発明に係る電子機器が各工程72−1〜72−12を順次移送される際の一般的な処理フローの概要を示したものである。ここで、初段工程には、先ず殆どフレーム(各種部品・装置が殆ど未だ実装されていない状態の筺体)状態にある電子機器が移送される(処理21)。この初段工程でその電子機器に対しては所定の作業が実施された上、製品情報がその電子機器上の操作パネルから入力される(処理22,23)。その後、次工程の有無が判断されるが、次工程が存在する場合には、その次工程にその電子機器は移送される(処理24,25)。結局、次工程が存在する限りにおいて、処理25,21〜24が繰返し行われる。やがて、処理24で次工程が存在しないと判断された場合、即ち、電子機器が最終段工程に存在していると判断された場合には、一連の処理は終了される。この時点で、その電子機器上の操作パネル内部には、その電子機器についての一連の製品情報が収集記憶されていることになる。
【0026】
以上のように、処理23では、各種の製品情報が操作パネルから入力されるが、その製品情報として如何なる種別内容のものが順次入力されるか、その具体的な事例を図3に示す。図示のように、生産ライン上では、先ず機番(機種識別コードおよび製造番号)の入力処理23−1が行われた後、変更実施機番入力処理23−2、組み付け発生問題点入力処理23−3、修正履歴入力処理23−4、機械検査結果入力処理23−5、修正履歴入力処理23−6、電気検査結果入力処理23−7、修正履歴入力処理23−8、特性値調整結果入力処理23−9、耐圧試験結果入力処理23−10、完成検査結果入力処理23−11、修正履歴入力処理23−12、包装検査結果入力処理23−13、修正履歴入力処理23−14が順次行われる。なお、上記変更実施機番入力処理とは、設計不良な部品を設計変更部品に変更したり、ある特性値を変更した場合等に、変更があった旨と機番を入力する処理をいう。
【0027】
その後、生産ラインから電子機器が外された状態で、完成品としての最終検査が行われるが、この検査結果は製品検査結果入力処理31として、また、その最終検査の際に何等かの修正が行われた場合には、その修正内容が修正履歴入力処理32として、それぞれ操作パネルから製品情報として入力されることで、一連の入力処理は終了される。因みに、図3に示す事例では、修正履歴入力処理が6回、行われているが、これは、主に生産ラインの各工程において、各種不具合に基づいて様々な修正作業がなされることを意味している。
【0028】
ここで、電子機器として複写機を想定の上、その一例での具体的な組立て工程フローを図4に示す。これについて簡単に説明すれば、図示のように、複写機の生産に際しては、先ず前後側板・ベース・定着レール・感光体上レールの組付けに始まり、最後の梱包に至るまでの間、先ず一連の組付け作業が行われ、その後に引き続いて一連の検査作業等が所定順に行われることが判る。因みに、図中、P.P.・Iボード及びОボードは周辺機器用インタフェースボードを示しており、また、MCU、HDD、OPCは、それぞれメイン・コントロール・ユニット、ハードディスク・ドライブ、感光体を示す。
【0029】
さて、本発明に係る操作パネルの組付けについてであるが、その組付けは、本例の場合、例えば前後側板・ベース・定着レール・感光体上レールの組付け直後に行うことが考えられる。操作パネルが組付けされるものが組付けされた後でなければ、操作パネルがそれに組み付けされ得ないからである。
【0030】
以上のようにして、電子機器が完成品として生産されているが、ここで、本発明が適用可能とされた電子機器の完成品としての外観状態を図5に示す。図示のように、本例では、その電子機器として複写機が想定されており、その複写機41上には、各種操作スイッチ類43の他に、例えば液晶タッチパネル(操作画面)42が操作パネルとして組付けされている。通常、各種操作スイッチ類43に対する操作と、液晶タッチパネル42上でのタッチ操作とにより複写機能が所望に実現されるが、本発明は、特にその可視表示・操作可能な液晶タッチパネル42に係わっている。通常、液晶タッチパネル42は、複写部数や複写用紙サイズ等をユーザが任意に設定するために使用されるものであるが、本発明に係る電子機器には、これら通常の操作キー以外に、生産管理情報(入力)キーや保守管理情報(入力)キーが具備されている。そして、サービスマンが保守管理情報キーを操作し、パスワード等を入力すると、液晶タッチパネル42は市場メンテナンスモード用画像表示に切替え可能となっている。
【0031】
この市場メンテナンスモードでは、各種メンテナンス項目一覧から任意のメンテナンス項目一覧が画像更新により選択的に表示可能とされ、画像更新の度に、現に表示されているメンテナンス項目一覧から、必要なメンテナンス項目がタッチ操作やテンキー操作、あるいはカーソルキー操作により選択入力される。ここで、メンテナンス情報は統一されたコード形式で液晶タッチパネル42内部に一時的に収集記憶される。また、メンテナンス情報はサービスマンによる文字(例えば英数字)タッチキー操作により直接コードとして入力することもできる。このようにして収集記憶されたメンテナンス情報は、その場でプリントアウトされるか、複写機にファクシミリ送受信機能が具備されている場合には、直接間接に生産ライン現場に送信された上、製品情報との突合せが行われることで、現行完成品の品質改善や次機種開発に反映させことができる。
【0032】
ところで、その液晶タッチパネル42が生産ライン現場において可能な限り、早期に組付けされる場合、その液晶タッチパネル42は生産ライン現場で製品情報入力用としても使用することができることになる。即ち、生産ライン現場の作業者により操作パネル上の生産管理情報キーへのタッチキー操作が行われた場合、液晶タッチパネル42は生産モード用画像表示に切替えられる。これにより市場メンテナンスモードの場合と同様に、製品情報が統一されたコード形式で液晶タッチパネル42内部に設けられた製品情報収集記憶用メモリに一時的に収集記憶されるのであるが、この製品情報の入力方法については後に詳述する。
【0033】
ここで、液晶タッチパネル42上での表示画像について説明すれば、通常時での表示画像は、図6(A)に示すようである。この表示画像42−1からも判るように、本例の複写機にはファクシミリ送受信機能が具備されており、液晶タッチパネル42の初期表示画面は、ファクシミリ送受信モードに設定されている。この状態で、表示画像42−1上で切替え操作を行うことにより、表示画像は、図6(B)に示す表示画像42−2、即ち、数字・文字入力画面に切替えられる。
【0034】
この表示画像42−2上でのコード入力モードへの切替え後の、文字(例えば英数字)キータッチ操作によって、メンテナンス情報や製品情報を直接コードとして入力することが可能であるが、コードが誤って入力される確率が大きくなることは否めない。したがって、このような事情を考慮すれば、コード選択入力方法によりメンテナンス情報や製品情報を入力することが考えられる。
【0035】
以下、そのコード選択入力方法を、製品情報が入力される場合について説明する。
即ち、表示画像42−1上で初期設定キーがタッチ操作された場合、表示画像42−1に代わって、図6(C)に示す初期設定表示画像42−3が表示されるが、この表示画像42−3上で各種初期設定が選択的に可能となっている。この表示画像42−3上には、既述の生産管理情報キーや保守管理情報キーも配置されているが、表示画像42−3上で生産管理情報キーがタッチ操作されれば、画像表示は、図7(A)に示す局所画像42−4に遷移される。この局所画像42−4上には複数の作業種別項目が一覧表示されており、この一覧表示から何れか1つの作業種別項目が作業者によるタッチ操作、又はテンキー操作、あるいはカーソルキー操作により選択されると、その選択された作業種別項目に事前割当てされているコードが選択入力され、液晶タッチパネル42内部に設けられている製品情報収集記憶用メモリに記憶される。
【0036】
ここで、作業種別項目として、例えば「電気検査」が選択された場合について説明すると、画像表示は局所画像42−4から、図7(B)に示す局所画像42−5に遷移され、この局所画像42−5上に一覧表示されている不具合状態種別項目から、何れか1以上の該当不具合状態種別項目が作業者によるタッチ操作、又はテンキー操作、あるいはカーソルキー操作により選択される。この選択により、作業種別項目の場合と同様にして、選択された不具合状態種別項目に事前割当されているコードが選択入力され、液晶タッチパネル42内部の製品情報収集記憶用メモリに記憶される。また、該当不具合状態種別項目が選択される度に、例えば、それに対する修理履歴種別項目一覧をプルダウン表示することにより、修理履歴種別項目を簡単に選択することもできる。
【0037】
以上、作業種別項目として、例えば「電気検査」が選択された場合について説明したが、他の作業種別項目が選択された場合も、ほぼ同様である。
因みに、「電気検査」以外の作業種別項目が選択された場合に、如何なる種別項目が一覧表示されるかについて例示すれば、以下のようである。
【0038】
・「変更実施機番入力」が選択された場合:「設計変更部品実施」、「特性値変更実施」、「冶具、チェッカー変更実施」を一覧表示。
・「組み付け発生問題点」が選択された場合:「組付けられない」、「部品がぶつかっている」、「部品違い」、「部品変形」、「部品色違い」を一覧表示。
・「機械検査」が選択された場合:「作動しない」、「動きが悪い」、「部品当り」、「部品変形」、「異常音発生」を一覧表示。
・「特性値調整結果」が選択された場合:「帯電電流調整」、「転写電流調整」、「光学ランプ出力電圧調整」、「クリーニングブレード圧調整」、「定着温度設定」、「給紙コロ圧調整」、「圧解除量調整」を一覧表示。
【0039】
・「耐圧試験結果」が選択された場合:「絶縁耐圧データ」、「絶縁抵抗データ」を一覧表示。
・「完成検査」が選択された場合:「異常音」、「画像品質」、「動作不良、」「ペーパージャム」、「ペーパーシワ」、「不給紙」を一覧表示。
・「包装検査」が選択された場合:「同梱品欠品」、「外装汚れ」、「外装キズ」、「梱包材汚れ」を一覧表示。
・「製品検査」が選択された場合:「異常音」、「画像品質」、「動作不良」、「ペーパージャム」、「ペーパーシワ」、「不給紙」、「同梱品欠品」、「外装汚れ」、「外装キズ」、「梱包材汚れ」を一覧表示。
【0040】
以上、複写機を想定の上、本発明について説明したが、本発明は複写機に何等限定されることなく、操作パネルが具備されている電子機器一般を生産する際に適用可能である。例えばОA機器や家庭用電化製品に一般に適用可能である。場合によっては、自動車にも適用可能とされる。何故なら、自動車の生産初期工程でカーナビゲーションシステムが標準装備として早期に組付けされる場合には、そのシステム上の操作パネルを利用して、その生産に伴う一連の製品情報が収集記憶され得るからである。
【0041】
因みに、以上の説明は、液晶タッチパネルが操作パネルとして具備されている場合でのものであるが、液晶タッチパネルが具備されていない場合には、作業者やサービスマンにより物理的キー操作が行われることで、項目対応に予め定められているコードがキー入力されるようにすればよい。
【0042】
以上、発明を実施の形態に基き具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に何等限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変更可能であることは云うまでもない。
【0043】
【発明の効果】
本発明によれば、生産工程を構成している各工程で発生される製品情報が効率的に電子機器内部に収集記憶されつつ、電子機器を生産し得る電子機器の生産方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例での電子機器の生産方法を示す図である。
【図2】本発明に係る電子機器が生産ライン上を順次移送される際での処理フローの概要を示す図である。
【図3】そのフロー上で、製品情報として如何なる種別内容のものが入力されるかの具体的な事例を示す図である。
【図4】電子機器としての複写機の一例での具体的な組立て工程フローを示す図である。
【図5】本発明が適用可能とされた電子機器の完成品としての外観図である。
【図6】液晶タッチパネル上での表示画像切替えを説明するための図である。
【図7】製品情報がコードとして入力される場合の、液晶タッチパネル上での表示画像の遷移を説明するための図である。
【図8】従来技術に係る製品情報管理システム及びその方法の第1の例を示す図である。
【図9】従来技術に係る製品情報管理システム及びその方法の第2の例を示す図である。
【図10】従来技術に係る製品情報管理システム及びその方法の第3の例を示す図である。
【符号の説明】
72−1〜72−12…(生産ラインを構成している)工程、41…複写機、42…液晶タッチパネル
Claims (6)
- 操作パネルが備えられる電子機器の生産方法であって、
生産工程上における初期組付け工程で操作パネルが電子機器に組付けられるステップと、
前記初期組付け工程以降の各工程での作業内容が製品情報として前記操作パネルから入力され、該操作パネル内部に記憶されるステップと
からなることを特徴とする電子機器の生産方法。 - 請求項1記載の電子機器の生産方法において、
前記製品情報は不揮発性として記憶されることを特徴とする電子機器の生産方法。 - 請求項1、又は2に記載の電子機器の生産方法において、
前記製品情報はコード形式で入力された上、操作パネル内部に記憶されることを特徴とする電子機器の生産方法。 - 請求項3記載の電子機器の生産方法において、
前記操作パネルとしてのタッチパネル上に所望の選択項目一覧が更新表示される度に、該選択項目一覧からは所望の選択項目が選択入力されることによって、前記製品情報がコード形式で入力されることを特徴とする電子機器の生産方法。 - 請求項1〜4の何れかに記載の電子機器の生産方法において、
生産工程上の最終段工程を経た各電子機器に対して行われる、完成品としての最終検査での製品情報も、前記操作パネルから入力され、該操作パネル内部に記憶されることを特徴とする電子機器の生産方法。 - 請求項1〜5の何れかに記載の電子機器の生産方法において、
初段工程以外の工程で操作パネルが組付けされる場合、該操作パネルの組付けに先立って行われた組付けについての製品情報は一旦、携帯端末に一時記憶された上、操作パネル組付け後に該操作パネル内部に転送記憶されるか、又は操作パネル組付け後に該操作パネルから入力され、該操作パネル内部に記憶されることを特徴とする電子機器の生産方法。
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