JP4651744B1 - 回転軸シール - Google Patents

回転軸シール Download PDF

Info

Publication number
JP4651744B1
JP4651744B1 JP2010071511A JP2010071511A JP4651744B1 JP 4651744 B1 JP4651744 B1 JP 4651744B1 JP 2010071511 A JP2010071511 A JP 2010071511A JP 2010071511 A JP2010071511 A JP 2010071511A JP 4651744 B1 JP4651744 B1 JP 4651744B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal
elements
seal elements
rotary shaft
rotating shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010071511A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011202755A (ja
Inventor
伸和 藤井
弘紀 笈田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Cable Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Cable Industries Ltd
Priority to JP2010071511A priority Critical patent/JP4651744B1/ja
Priority to KR1020127024024A priority patent/KR101216351B1/ko
Priority to US13/637,643 priority patent/US9074688B2/en
Priority to CN201080065777.6A priority patent/CN102822576B/zh
Priority to EP10848344.7A priority patent/EP2551563B1/en
Priority to PCT/JP2010/007504 priority patent/WO2011117951A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4651744B1 publication Critical patent/JP4651744B1/ja
Publication of JP2011202755A publication Critical patent/JP2011202755A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/16Sealings between relatively-moving surfaces
    • F16J15/32Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/16Sealings between relatively-moving surfaces
    • F16J15/32Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings
    • F16J15/3204Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings with at least one lip
    • F16J15/3228Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings with at least one lip formed by deforming a flat ring
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/16Sealings between relatively-moving surfaces
    • F16J15/32Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings
    • F16J15/3204Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings with at least one lip
    • F16J15/3232Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings with at least one lip having two or more lips
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/16Sealings between relatively-moving surfaces
    • F16J15/32Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings
    • F16J15/324Arrangements for lubrication or cooling of the sealing itself

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
  • Sealing Devices (AREA)

Abstract

【課題】高回転、低リークなどの厳しい要求に於ても、長期にわたって安定したシール性能を維持することができる回転軸シールを提供する。
【解決手段】弯曲壁部5を介して断面略J字状に弯曲した基本肉厚寸法Tを有する第1・第2シールエレメント1・2をシャフト軸心Lに沿って相反方向へ弯曲するように配設した回転軸シールに於て、第1・第2シールエレメント1・2の各々の弯曲壁部5の対向面6に帯状の凹周溝部7を形成する。(装着)使用状態下で、最先端縁部8が接触面圧のピークをもって、かつ、基本肉厚寸法Tの2倍以下の接触幅寸法Eをもって、回転軸9の外周面9aに接触するよう構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転軸シールに関する。
従来、コンプレッサ等に用いられる回転軸シールとして、断面略T字状に弯曲した均等な肉厚寸法を有する第1・第2シールエレメントをシャフト軸心に沿って相反方向へ弯曲するように配設した回転軸シールが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、近年、高効率化および製造装置の大型化にともない高排出能力のポンプが求められており、このポンプに用いられる回転軸シールに対しても高回転、低リークなどの厳しい使用環境への適用が要求されている。また、従来の回転軸シールには、回転軸シールの緊迫力(シャフトを締め付ける力)が過大で、フリクション(摺動トルク)が大きくなる欠点があり、さらに、第1・第2シールエレメントの間の空室部に封入したグリースの流失量も多く、第1・第2シールエレメントの摩耗量が大きいという欠点がある。
特開平7−317912号公報
解決しようとする課題は、高回転、低リークなどの厳しい要求に於て、回転軸シールの緊迫力(シャフトを締め付ける力)が過大であるので、シールエレメントの摩耗量が大きく、また、グリースの流失量も多い点である。そして、上記のような要求では長期にわたって安定したシール性能を維持することが困難な点である。
そこで、本発明に係る回転軸シールは、弯曲壁部を有する第1・第2シールエレメントをシャフト軸心に沿って相反方向へ弯曲するように配設し、上記第1・第2シールエレメントの各々の上記弯曲壁部の対向面に帯状の凹周溝部を形成し、使用状態下で、上記第1・第2シールエレメントと回転軸の外周面との間に形成された中間空室部にグリースを封入し、さらに、上記第1・第2シールエレメントを挟持するインナーケースとアウターケースを備え、該インナーケースとアウターケースの内鍔部の内周端縁部の内周端面のラジアル方向位置を、上記第1・第2シールエレメントの凹周溝部のラジアル方向範囲内に設け、上記中間空室部の反対側両面から上記内鍔部の内周端縁部が上記第1・第2シールエレメントを保持するように構成したものである。
また、弯曲壁部を有する第1・第2シールエレメントをシャフト軸心に沿って相反方向へ弯曲するように配設し、上記第1・第2シールエレメントの各々の上記弯曲壁部の対向面に帯状の凹周溝部を形成し、使用状態下で、上記第1・第2シールエレメントと回転軸の外周面との間に形成された中間空室部にグリースを封入し、さらに、上記第1・第2シールエレメントを挟持する一対のインナーケースを備え、該インナーケースの内鍔部の内周端縁部の内周端面のラジアル方向位置を、上記第1・第2シールエレメントの凹周溝部のラジアル方向範囲内に設け、上記中間空室部の反対側両面から上記内鍔部の内周端縁部が上記第1・第2シールエレメントを保持するように構成したものである。
また、上記第1・第2シールエレメントが基本肉厚寸法を有し、上記第1・第2シールエレメントの各々の上記弯曲壁部の対向面に帯状の凹周溝部を形成し、使用状態下で、最先端縁部が接触面圧のピークをもって、かつ、上記基本肉厚寸法の2倍以下の接触幅寸法をもって、回転軸の外周面に接触するよう構成したものである。
また、上記第1・第2シールエレメントが基本肉厚寸法を有し、上記第1・第2シールエレメントの各々の上記弯曲壁部の対向面に帯状の凹周溝部を形成し、初期使用状態下で、最先端縁部が線接触状に回転軸の外周面に接触するように第1・第2シールエレメントの孔の径寸法を大きく設定したものである。
本発明の回転軸シールによれば、第1・第2シールエレメントの(シャフトを締め付ける)緊迫力を軽減でき、フリクション(摺動トルク)を低減することができる。高回転、低リークなどの厳しい使用環境に於ても、長期にわたって安定したシール性能を維持することができ、耐久性に優れる。また、封入するグリース量を多くすることができると共にグリースの流失量も低減できて、第1・第2シールエレメントの摩耗量がさらに低減して寿命が延びる。
本発明の第1の実施の形態の使用状態を示す要部断面正面図である。 要部断面正面図である。 説明図である。 第2の実施の形態の使用状態を示す要部断面正面図である。 第3の実施の形態の使用状態を示す要部断面正面図である。 要部断面正面図である。
図1〜図3は、本発明の第1の実施の形態を示す。この回転軸シールは、ポンプやコンプレッサ等の回転軸シールで、作動油がほとんど接近しない密封箇所等に用いられる。第1・第2シールエレメント1・2を挟持するアウターケース3とインナーケース4を備える。第1・第2シールエレメント1・2は、例えば、PTFE等から成る。アウターケース3とインナーケース4は、例えば、鋼板等の金属や合成樹脂から成り、アウターケース3は、ハウジング20の孔部21へ嵌着される。
弯曲壁部5を介して断面略J字状に弯曲した基本肉厚寸法Tを有する第1・第2シールエレメント1・2をシャフト軸心Lに沿って相反方向(逆方向)へ弯曲するようにハの字型に配設する。そして、第1・第2シールエレメント1・2の各々の弯曲壁部5の対向面6に帯状の凹周溝部(カットバック)7が形成されている。
なお、シールエレメント1,2は、図3に点線にて示すように均等な肉厚寸法の場合に限らず、不均一な肉厚寸法としてもよい(図示省略)。本発明に於て、基本肉厚寸法Tとは、回転軸9に接触する領域(範囲)の平均肉厚寸法を言う。
使用状態下(すなわち、装着後で使用中の状態下)で、第1・第2シールエレメント1・2の最先端縁部8の角部8aが接触面圧のピークPmax をもって、かつ、基本肉厚寸法Tの2倍以下の接触幅寸法Eをもって、回転軸9の外周面9aに接触するよう構成されている。すなわち、使用状態下で、基本肉厚寸法Tと接触幅寸法Eは、E≦2・Tに設定されている。E>2・Tの場合、使用状態下で、接触面圧のピークが最先端縁部8以外の部分(最先端縁部8より後述の中間空室部13側)にまで拡大して凹状の摩耗が発生し、漏洩を生じる。
そして、アウターケース3とインナーケース4の内鍔部10の内周端縁部11のラジアル方向位置が第1・第2シールエレメント1・2の凹周溝部7の存在する薄肉部12に対応するように構成されている。平板円環状のガスケット22を介して、サンドウィッチ状に第1・第2シールエレメント1・2の固定平板部が、上記内鍔部10,10によって挟圧状に保持される。(後述の)中間空室部13とは反対側両面から、上記内鍔部10,10が第1・第2シールエレメント1・2を保持し、略J字状に断面形状を維持している。
使用状態下で、第1・第2シールエレメント1・2と回転軸9の外周面9aとの間に形成された中間空室部13にグリースGが封入されている。
図3に示すように、凹周溝部7の深さ寸法Hと基本肉厚寸法Tの間には、0.15×T≦H≦0.50×Tの関係があり、さらに好ましくは、0.20×T≦H≦0.40×Tに設定する。深さ寸法Hがこの範囲にある場合、使用時に第1・第2シールエレメント1・2から回転軸9に対してかかる緊迫力を適切な大きさにすることができる。すなわち、深さ寸法Hが下限値未満の場合、使用時に大きな緊迫力がかかってしまう。深さ寸法Hが上限値を越す場合、使用時に緊迫力が小さ過ぎて適切にシールすることができない。
凹周溝部7の幅寸法Wと基本肉厚寸法Tの間には、 1.0×T≦W≦ 5.0×Tの関係がある。幅寸法Wがこの範囲にある場合、使用時に第1・第2シールエレメント1・2から回転軸9に対してかかる緊迫力を適切な大きさにすることができる。すなわち、W< 1.0×Tの場合、使用時に大きな緊迫力がかかってしまう。 5.0×T<Wの場合、使用時に緊迫力が小さ過ぎて適切にシールすることができない。
図4は、第2の実施の形態を示す。初期使用状態下(すなわち、装着直後で摩耗が発生しない状態下)で、最先端縁部8の角部8aが線接触状に回転軸9の外周面9aに接触するように第1・第2シールエレメント1・2の孔14の径寸法D(図2参照)が大きく設定されている。その他の構成は、第1の実施の形態と同様である。
なお、図1〜図6に於ては、シールエレメント1・2が略J字状断面の場合について説明したが、所望により略L字状断面とすることもできる(図示省略)。
次に、図5と図6に示した第3の実施の形態では、1本(又は複数本)の独立した同心溝30が付加される。すなわち、第1・第2シールエレメント1・2が回転軸9に摺接する接触幅寸法E内に、1本(又は図示省略した2本以上)の独立した同心溝30を形成する。このように同心溝30を形成すれば、グリースGの外部漏洩を有効防止し、さらに、この同心溝30にグリースが浸入保持されて、回転軸9との摺接部の早期摩耗を防止する。なお、図5,図6は、既述の図1,図2に各々対応し、同一符号は同じ構成と作用であるので、説明を省略する。
次に、図2,図4,図6等に示すように、インナーケース4の内鍔部10の内周端面11Aのラジアル方向位置は、第1シールエレメント1の凹周溝部7のラジアル方向範囲内に設け、かつ、アウターケース3の内鍔部10の内周端面11Aのラジアル方向位置は、第2シールエレメント2の凹周溝部7のラジアル方向範囲内に設けられている。このように構成すれば、第1・第2シールエレメント1・2の(弯曲壁部5として)弯曲を開始する位置が正確に定まる。
なお、(図示省略するが、)一対のインナーケース4,4によって第1・第2シールエレメント1・2を挟持する場合は、一対の該インナーケース4,4の内鍔部10の内周端縁部11のラジアル方向位置を上記第1・第2シールエレメント1・2の凹周溝部7の存在する薄肉部12に対応させる。
以上のように、本発明は、弯曲壁部5を有する第1・第2シールエレメント1・2をシャフト軸心Lに沿って相反方向へ弯曲するように配設し、上記第1・第2シールエレメント1・2の各々の上記弯曲壁部5の対向面6に帯状の凹周溝部7を形成したので、第1・第2シールエレメント1・2の緊迫力(全体の合計のシャフト締め付け力)を軽減でき、フリクション(摺動トルク)を低減することができる。また、耐久性を改善することができる。すなわち、高回転、低リークなどの厳しい要求に於ても、長期にわたって安定したシール性能を維持することができる。また、封入するグリース量を多くすることができる。さらに、摩耗形態に優れる。第1・第2シールエレメント1・2の摩耗量が小さく、また、グリースGの流失量が少ない。
また、弯曲壁部5を介して断面略J字状に弯曲した基本肉厚寸法Tを有する第1・第2シールエレメント1・2をシャフト軸心Lに沿って相反方向へ弯曲するように配設した回転軸シールに於て、第1・第2シールエレメント1・2の各々の弯曲壁部5の対向面6に帯状の凹周溝部7を形成したので、第1・第2シールエレメント1・2の緊迫力(全体の合計のシャフト締め付け力)を軽減でき、フリクション(摺動トルク)を低減することができる。また、耐久性を改善することができる。すなわち、高回転、低リークなどの厳しい要求に於ても、長期にわたって安定したシール性能を維持することができる。また、封入するグリース量を多くすることができる。さらに、摩耗形態に優れる。第1・第2シールエレメント1・2の摩耗量が小さく、また、グリースGの流失量が少ない。
また、上記第1・第2シールエレメント1・2が基本肉厚寸法Tを有し、第1・第2シールエレメント1・2の各々の弯曲壁部5の対向面6に帯状の凹周溝部7を形成し、(装着)使用状態下で、最先端縁部8が接触面圧のピークをもって、かつ、基本肉厚寸法Tの2倍以下の接触幅寸法Eをもって、回転軸9の外周面9aに接触するよう構成したので、第1・第2シールエレメント1・2の緊迫力(全体の合計のシャフト締め付け力)を軽減でき、フリクション(摺動トルク)を低減することができる。また、耐久性を改善することができる。すなわち、高回転、低リークなどの厳しい使用環境に於ても、長期にわたって安定したシール性能を維持することができる。また、封入するグリース量を多くすることができる。さらに、摩耗形態に優れる。第1・第2シールエレメント1・2の摩耗量が小さく、また、グリースGの流失量が少ない。
また、上記第1・第2シールエレメント1・2が基本肉厚寸法Tを有し、第1・第2シールエレメント1・2の各々の弯曲壁部5の対向面6に帯状の凹周溝部7を形成し、初期使用状態下で、最先端縁部8が線接触状に回転軸9の外周面9aに接触するように第1・第2シールエレメント1・2の孔14の径寸法Dを大きく設定したので、最先端縁部8が接触面圧のピークをもって回転軸9の外周面9aに接触する。そして、第1・第2シールエレメント1・2の緊迫力を軽減でき、フリクション(摺動トルク)を低減することができる。また、耐久性を改善することができる。すなわち、高回転、低リークなどの厳しい使用環境に於ても、長期にわたって安定したシール性能を維持することができる。また、封入するグリース量を多くすることができる。さらに、摩耗形態に優れる。第1・第2シールエレメント1・2の摩耗量が小さく、また、グリースGの流失量が少ない。
また、使用状態下で、第1・第2シールエレメント1・2と回転軸9の外周面9aとの間に形成された中間空室部13にグリースGを封入したので、耐久性を大幅に改善することができる。特に、凹周溝部7,7によって、その中間空室部13の容積が増加して長期にわたってグリースGによる潤滑が行われる。
また、第1・第2シールエレメント1・2を挟持するアウターケース3とインナーケース4を備え、アウターケース3とインナーケース4の内鍔部10の内周端縁部11(内周端面11A)のラジアル方向位置を第1・第2シールエレメント1・2の凹周溝部7の存在する薄肉部12に対応するように構成したので、第1・第2シールエレメント1・2が弯曲を開始する位置が正確に定まって、第1・第2シールエレメント1・2の弯曲壁部5,5の形状が正確となり、両シールエレメント1・2が大きく開脚方向に変形して異常摩耗することを有効に防止でき、かつ、緊迫力の大きさを適切な大きさにすることができる。
また、上記第1・第2シールエレメント1・2を挟持する一対のインナーケース4,4を備え、該インナーケース4,4の内鍔部10の内周端縁部11のラジアル方向位置を上記第1・第2シールエレメント1・2の凹周溝部7の存在する薄肉部12に対応するように構成したので、第1・第2シールエレメント1・2の弯曲壁部5,5の形状が正確となり、両シールエレメント1・2が大きく開脚方向に変形して異常摩耗することを有効に防止でき、かつ、緊迫力の大きさを適切な大きさにすることができる。
1 第1シールエレメント
2 第2シールエレメント
3 アウターケース
4 インナーケース
5 弯曲壁部
6 対向面
7 凹周溝部
8 最先端縁部
9 回転軸
9a 外周面
10 内鍔部
11 内周端縁部
12 薄肉部
13 中間空室部
14 孔
D 径寸法
E 接触幅寸法
G グリース
L シャフト軸心
T 基本肉厚寸法

Claims (4)

  1. 弯曲壁部(5)を有する第1・第2シールエレメント(1)(2)をシャフト軸心(L)に沿って相反方向へ弯曲するように配設し、上記第1・第2シールエレメント(1)(2)の各々の上記弯曲壁部(5)の対向面(6)に帯状の凹周溝部(7)を形成し、使用状態下で、上記第1・第2シールエレメント(1)(2)と回転軸(9)の外周面(9a)との間に形成された中間空室部(13)にグリース(G)を封入し、
    さらに、上記第1・第2シールエレメント(1)(2)を挟持するインナーケース(4)とアウターケース(3)を備え、該インナーケース(4)とアウターケース(3)の内鍔部(10)の内周端縁部(11)の内周端面(11A)のラジアル方向位置を、上記第1・第2シールエレメント(1)(2)の凹周溝部(7)のラジアル方向範囲内に設け、上記中間空室部(13)の反対側両面から上記内鍔部(10)(10)の内周端縁部(11)(11)が上記第1・第2シールエレメント(1)(2)を保持するように構成したことを特徴とする回転軸シール。
  2. 弯曲壁部(5)を有する第1・第2シールエレメント(1)(2)をシャフト軸心(L)に沿って相反方向へ弯曲するように配設し、上記第1・第2シールエレメント(1)(2)の各々の上記弯曲壁部(5)の対向面(6)に帯状の凹周溝部(7)を形成し、使用状態下で、上記第1・第2シールエレメント(1)(2)と回転軸(9)の外周面(9a)との間に形成された中間空室部(13)にグリース(G)を封入し、
    さらに、上記第1・第2シールエレメント(1)(2)を挟持する一対のインナーケース(4)(4)を備え、該インナーケース(4)(4)の内鍔部(10)の内周端縁部(11)の内周端面(11A)のラジアル方向位置を、上記第1・第2シールエレメント(1)(2)の凹周溝部(7)のラジアル方向範囲内に設け、上記中間空室部(13)の反対側両面から上記内鍔部(10)(10)の内周端縁部(11)(11)が上記第1・第2シールエレメント(1)(2)を保持するように構成したことを特徴とする回転軸シール。
  3. 上記第1・第2シールエレメント(1)(2)が基本肉厚寸法(T)を有し、上記第1・第2シールエレメント(1)(2)の各々の上記弯曲壁部(5)の対向面(6)に帯状の凹周溝部(7)を形成し、使用状態下で、最先端縁部(8)が接触面圧のピークをもって、かつ、上記基本肉厚寸法(T)の2倍以下の接触幅寸法(E)をもって、回転軸(9)の外周面(9a)に接触するよう構成した請求項1又は2記載の回転軸シール。
  4. 上記第1・第2シールエレメント(1)(2)が基本肉厚寸法(T)を有し、上記第1・第2シールエレメント(1)(2)の各々の上記弯曲壁部(5)の対向面(6)に帯状の凹周溝部(7)を形成し、初期使用状態下で、最先端縁部(8)が線接触状に回転軸(9)の外周面(9a)に接触するように第1・第2シールエレメント(1)(2)の孔(14)の径寸法(D)を大きく設定した請求項1又は2記載の回転軸シール。
JP2010071511A 2010-03-26 2010-03-26 回転軸シール Active JP4651744B1 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010071511A JP4651744B1 (ja) 2010-03-26 2010-03-26 回転軸シール
KR1020127024024A KR101216351B1 (ko) 2010-03-26 2010-12-24 회전축 씰
US13/637,643 US9074688B2 (en) 2010-03-26 2010-12-24 Rotary shaft seal
CN201080065777.6A CN102822576B (zh) 2010-03-26 2010-12-24 转轴用轴封
EP10848344.7A EP2551563B1 (en) 2010-03-26 2010-12-24 Rotating-shaft seal
PCT/JP2010/007504 WO2011117951A1 (ja) 2010-03-26 2010-12-24 回転軸シール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010071511A JP4651744B1 (ja) 2010-03-26 2010-03-26 回転軸シール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP4651744B1 true JP4651744B1 (ja) 2011-03-16
JP2011202755A JP2011202755A (ja) 2011-10-13

Family

ID=43952724

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010071511A Active JP4651744B1 (ja) 2010-03-26 2010-03-26 回転軸シール

Country Status (6)

Country Link
US (1) US9074688B2 (ja)
EP (1) EP2551563B1 (ja)
JP (1) JP4651744B1 (ja)
KR (1) KR101216351B1 (ja)
CN (1) CN102822576B (ja)
WO (1) WO2011117951A1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102818031B (zh) * 2012-09-05 2015-04-15 重庆市嘉龙密封件制造有限公司 矿用无油自润滑油封
CN106164546B (zh) 2014-02-12 2019-10-25 特瑞堡密封系统美国有限公司 轴向滑动密封件
JP5726345B1 (ja) * 2014-03-24 2015-05-27 三菱電線工業株式会社 軸シール
CN104121418B (zh) * 2014-07-14 2017-01-11 宁波浙成科技咨询有限公司 一种改进的密封件
CN104534163A (zh) * 2014-12-06 2015-04-22 无锡高卓流体设备有限公司 一种稳定性能良好的密封件
DE102016208697A1 (de) * 2016-05-20 2017-11-23 Trelleborg Sealing Solutions Germany Gmbh Rotationsdichtungsanordnung mit druckaktivierbarer Rotationsdichtung sowie Rotationsdichtung
CN109945812B (zh) * 2019-03-22 2020-12-08 北京航空航天大学 一种转轴更换机构及橡塑轴封的密封区域接触宽度监测方法
CN110886843A (zh) * 2019-12-04 2020-03-17 湖南湘钢工程技术有限公司 一种中、低压活塞式机械密封装置
US11940049B1 (en) 2022-11-01 2024-03-26 Bal Seal Engineering, Llc Lip seals and related methods

Family Cites Families (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE399113B (sv) 1976-12-23 1978-01-30 Skf Ind Trading & Dev Tetningsanordning
DE3246152C2 (de) * 1982-12-14 1985-01-03 Fa. Carl Freudenberg, 6940 Weinheim Verfahren zur Herstellung eines Wellendichtringes
US4664392A (en) * 1983-06-09 1987-05-12 The Mather Company Seal assembly for a vehicle air conditioning compressor
DE3327229A1 (de) * 1983-07-28 1985-02-07 Elring Dichtungswerke Gmbh, 7012 Fellbach Radialwellendichtring
DE3418738C2 (de) * 1984-05-19 1986-05-15 Fa. Carl Freudenberg, 6940 Weinheim Wellendichtung
DE3420523A1 (de) * 1984-06-01 1985-12-05 Elring Dichtungswerke Gmbh, 7012 Fellbach Radialwellendichtring
JPS632587U (ja) 1986-06-19 1988-01-09
JPS6325876A (ja) * 1986-07-16 1988-02-03 Nec Corp 光デイスク制御装置
JPH0512533Y2 (ja) 1986-08-05 1993-03-31
JPH028565A (ja) * 1988-01-11 1990-01-12 Taiho Kogyo Co Ltd リップシール装置
JPH061977B2 (ja) * 1987-09-25 1994-01-05 日本電気株式会社 スイッチング電源の起動回路
JPH0529593Y2 (ja) 1987-11-30 1993-07-28
US5009435A (en) 1989-08-15 1991-04-23 Cummins Engine Company, Inc. Unitary sealing system with internal venting
JPH04117959U (ja) 1991-04-08 1992-10-22 イーグル工業株式会社 リツプ型シール
US5209502A (en) * 1992-06-23 1993-05-11 Mather Seal Company Dual lip seal and method of forming the seal
JP2999672B2 (ja) * 1994-05-24 2000-01-17 三菱電線工業株式会社 回転軸シール
DE19501724C1 (de) 1995-01-20 1996-10-10 Bruss Dichtungstechnik Wellendichtring sowie Verfahren und Vorrichtung zu seiner Herstellung
JPH10184931A (ja) * 1996-12-26 1998-07-14 Yoshitomo Shokai:Kk オイルシール
US6170833B1 (en) * 1997-10-24 2001-01-09 Stemco Inc Hub seal with machinable thrust ring and lay-down sealing lip
US6257587B1 (en) * 1999-05-21 2001-07-10 Federal-Mogul World Wide, Inc. Radial lip seal having protected porous dust excluder
US6406034B1 (en) * 1999-10-27 2002-06-18 Delphi Technologies, Inc. Shaft joint seal having wiper
JP2002115762A (ja) * 2000-04-28 2002-04-19 Nok Corp 密封装置
SE0102976L (sv) 2001-09-07 2002-12-10 Skf Ab Tätningsanordning
JP3876171B2 (ja) * 2002-03-08 2007-01-31 株式会社小松製作所 オイルシール
CN100396974C (zh) * 2003-04-07 2008-06-25 伊格尔工业股份有限公司 唇型密封装置
US7134670B2 (en) * 2003-05-29 2006-11-14 Mitsubishi Cable Industries, Ltd. Rotation shaft seal
CN2658490Y (zh) * 2003-08-22 2004-11-24 胡明龙 氟塑料宽唇环形组合密封件
US20050167928A1 (en) * 2004-02-04 2005-08-04 Park Edward H. Dynamic seal using vulcanization of fluorocarbon elastomers
EP2949973B1 (en) * 2006-03-08 2017-07-19 Eagle Industry Co., Ltd. Seal device
JP5100128B2 (ja) * 2007-01-15 2012-12-19 三菱電線工業株式会社 回転軸シール
EP2108450A1 (fr) 2008-04-11 2009-10-14 Socorex Isba S.A. Joint pour dispositif de dosage de liquides
US8343370B2 (en) * 2009-02-19 2013-01-01 Federal-Mogul Corporation Method of fabricating a PTFE seal element and a shaft seal assembly therewith

Also Published As

Publication number Publication date
WO2011117951A1 (ja) 2011-09-29
CN102822576A (zh) 2012-12-12
JP2011202755A (ja) 2011-10-13
EP2551563A4 (en) 2013-01-30
US20130015624A1 (en) 2013-01-17
CN102822576B (zh) 2014-01-15
KR20120108064A (ko) 2012-10-04
EP2551563A1 (en) 2013-01-30
US9074688B2 (en) 2015-07-07
EP2551563B1 (en) 2015-10-21
KR101216351B1 (ko) 2012-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4651744B1 (ja) 回転軸シール
JP5591896B2 (ja) シール装置
EP1944534B1 (en) Rotation shaft seal
JP2011117466A (ja) ガスケット及び密封構造
CN101418860A (zh) 旋转轴密封装置
KR20140015335A (ko) 밀봉링
KR20080006585U (ko) 전열판용 가스켓
JP2009257206A (ja) ロータリ圧縮機
CN110425284A (zh) 一种密封件
JP2012255495A (ja) シールリング
CN109505982A (zh) 机械密封用复合型辅助密封圈
JP4763480B2 (ja) 回転軸シール
JP2005036713A (ja) バルブプレート
CN210461695U (zh) 一种密封件
JP2009264349A (ja) 組合せオイルリング
JP6257402B2 (ja) 回転軸シール
JP5653801B2 (ja) 回転軸のシール構造
JP7408328B2 (ja) ガスケット
JP3917997B2 (ja) 軸シール機構
CN210290061U (zh) 一种高压力压缩机活塞环
CN219932945U (zh) 一种自适应高可靠性蜂窝结构金属密封件
CN211117545U (zh) 一种无油空压机的活塞环
CN221170674U (zh) 一种风电半直驱齿轮箱及其输出轴密封结构
CN218566256U (zh) 换热板用密封垫及换热器
WO2009056807A1 (en) Bearing plate

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4651744

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131224

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250