JP4650941B2 - コンテナ用貨物自動車 - Google Patents
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Description
このサブフレーム200の上面には緊締装置であるツイストロック4のオス部材41が取付けられ、このオス部材41をコンテナ3側のツイストロックのメス部材に差し込み、捻って固定している。
しかし、従来のサブフレームを用いる技術では、貨物自動車をシャシーから改造しても、所詮、シャシーフレーム上にサブフレームを取り付けるため、高さ3049mmのコンテナを載置すると全体の高さ寸法(図12の符号Ha)が高くなり過ぎてしまい、係る要請に対処することは困難であった。
しかし、この技術は同一のコンテナを異なる輸送機関に載置するためのものであり、上述した様な問題(高さ寸法の大きなコンテナを載置出来ないという問題)に対処するものではない。
なお、第1の板状部材(81)と第2の板状部材(82)とは、溶接されているのが好ましい。
或いは、キャブ(1c)直後(第1軸21の直後)の位置にステアリングリンケージ(S1、S2)を跨ぐ様に水平梁(アウトリガー66、68)が設けられ、該水平梁(アウトリガー66、68)に緊締装置(例えばツイストロック4)が設けられているのが好ましい(請求項3)。
そのため、全体の高さ寸法が限界値を越えることなく、高さ寸法が3049mmのコンテナを載置することが可能となる。
そのため、本発明では、車両前方に配置された緊締装置(例えばツイストロック4)は前輪2軸・後輪2軸を有する4軸車両(1)の前から第2軸(22)の直後、又は、前輪2軸・後輪1軸を有する3軸車両の前から第2軸の直後に配置されている(請求項2)。
そのように水平梁(アウトリガー66、68)を設けることにより、緊締装置(例えばツイストロック4)とステアリングリンケージ(S1、S2等)とが干渉することを回避出来る。
先ず、図1〜図8に基づいて、第1実施形態を説明する。
図1及び図2において、各軸(車両前方から第1軸21、第2軸22、第3軸23、第4軸24)にエアサス(のエアスプリング)7を有する4軸トラック1は、左右2本のサイドレール11と、その2本のサイドレール11に直交し、左右2本のサイドレール11を接続する複数のクロスメンバ121〜128によって梯子状のシャシーフレーム(シャシーフレーム)100が形成されている。
アウトリガー60の車両外方の先端部及びサイドレールに取り付けられる側の端部は夫々平板63,64で閉じられている(図3参照)。
図4、図6を参照して、アウトリガー60は、ガセット60Gを介してサイドレール11の上面11uに配置した後述する第1の板状部材81及び、クロスメンバ123の上面(フランジ部)と接続されている。
更に、当該領域の左右のアウトリガー60の下端は水平部材(例えば角パイプ等)65によって連結され、シャシーフレーム100全体としては、サイドレール11を含むアウトリガー60と、クロスメンバ123と、水平部材65とによって井桁状に組まれて剛性を高めている。
板状部材8の内、サイドレール11に接する側の第1の板状部材81は高張力鋼が用いられ、図7に断面を示すように、サイドレール11の上面から突出したリベット9のヘッド91を受容する貫通孔81aと、当該板81をサイドレール11に溶接するための貫通孔81b(図8参照)とが形成されている。
ここで、図7及び図8の例では、貫通孔81aを長孔、貫通孔81Bを真円孔としているが、長孔、真円孔を図とは逆に形成することも出来る。
また、サイドレール11から離れた側(図示では第1の板状部材81の上方)の第2の板状部材(例えば厚さ9mmの帯板)82は、シャシーフレーム100の上面が平坦な面としてコンテナ底面に当接するためのスペーサとして設けられている。
そのため、全体の高さ寸法が限界値を越えることなく、従来、困難であった高さ寸法Haが3049mmのコンテナを載置することも可能となる。
ところが、第1実施形態のように、ツイストロック4を前輪2軸・後輪2軸を有する4軸車両1の、前から第2軸22の直後、又は、前輪2軸・後輪1軸を有する3軸車両の、前から第2軸の直後に配置すると、キャブ1cとコンテナ3との間に大きな隙間が出来、大型のコンテナは車両に搭載できない。
以下、図10〜図12を参照して、第2実施形態を説明する。
2番目以降、5番目のアウトリガー60は、車載位置及びその構造が第1実施形態の1番目〜4番目のアウトリガー60と同じである。
従って、アウトリガー66,68はステアリングリンケージS1、S2との干渉の恐れもなく、長尺で大型のコンテナを搭載することが可能となる。
2・・・トランスミッション
3・・・載置対象物/コンテナ
4・・・緊締装置/ツイストロック
5・・・プロペラシャフト
7・・・エアサスペンション
8・・・板状部材
9・・・リベット
11・・・サイドレール
12・・・クロスメンバ
21・・・第1軸
22・・・第2軸
23・・・第3軸
24・・・第4軸
60、66、68・・・アウトリガー
60G・・・がセット
65・・・水平部材
67・・・連結部材
81・・・第1の板状部材
82・・・第2の板状部材
123・・・クロスメンバ
Claims (3)
- サブフレームを設けずに、シャシーフレームに緊締装置を設け、該緊締装置によりコンテナで緊締されており、前記シャシーフレームにはコンテナ緊締用のアウトリガーが設けられており、厚さ寸法が比較的薄い板状部材は2枚積層して設けられており、シャシーフレームに近い側の第1の板状部材は、シャシーフレーム表面から突出したリベットのヘッドを受容する貫通孔と、当該板をシャシーフレームに溶接するための貫通孔とが形成されており、シャシーフレームから離れた側の第2の板状部材がシャシーフレーム表面が平坦な面としてコンテナ底面に当接するためのスペーサとして設けられているコンテナ用貨物自動車。
- 車両前方に配置された緊締装置は、前輪2軸・後輪2軸を有する4軸車両の前から第2軸の直後、又は前輪2軸・後輪1軸を有する3軸車両の前から第2軸の直後、である請求項1記載のコンテナ用貨物自動車。
- キャブ直後の位置にステアリングリンケージを跨ぐ様に水平梁が設けられ、該水平梁に緊締装置が設けられている請求項1記載のコンテナ用貨物自動車。
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