JP4772094B2 - トラクタに牽引されるコンテナシャシ - Google Patents
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Description
コンテナシャシのフレーム101は、平面図から分かるように、前後方向に全長に亘って平行に延びる2本のメインビーム102と、その間を連結する複数のクロスメンバ103とを備えている。フレーム101の前端には、トラクタと連結するキングピン104が設けてあり、トラクタの上方に位置するメインビーム102の前方部分は、コンテナを載置する後方部分よりも地上高が大きく、前方部分と後方部分との間に段差部105が形成される。段差部105の近傍とメインビーム102の後端部には、両端にツイストロック106の設置されたボルスタ107が設けられ、コンテナ底面の隅部がツイストロック106によってボルスタ107に固定される。
本発明の課題は、グースネック部分のメインビームにコンテナの前部を載置するボルスタを固着し、かつ、ボルスタ近傍のメインビームの強度及び剛性を高め、コンテナをフレームの前側に載置することを可能として、前述の問題点を解決することにある。
「トラクタに牽引され、コンテナを積載するコンテナシャシであって、
コンテナシャシの全長に亘って、直線状に、かつ、互いに平行に延びる2本のメインビームと、前記コンテナを固定する緊締具が両端に設置され、前記2本のメインビームに固着された複数のボルスタとを配置したフレームを備え、
前記フレームの前端部には、前記トラクタと連結されるキングピンが設置され、
前記2本のメインビームは、前記トラクタの車体後部の上方に位置する前方部分の高さ寸法が後方部分よりも小さく形成されており、さらに、
前記複数のボルスタの中で前記フレームの前側に固着される前方ボルスタが、前記キングピンよりも後方において前記2本のメインビームの前記前方部分に固着され、かつ、前記2本のメインビームの上面の地上高が、前記前方ボルスタから後端部まで同一高さに設定され、
前記2本のメインビームの各々の前記前方部分には、前記前方ボルスタが固着された位置で最大の横幅を有し、前方及び後方に向けて漸次横幅が減少するように形成された補強板が、前記メインビームと前記前方ボルスタとに固着されて設けられている」
ことを特徴とするコンテナシャシとなっている。
ちなみに、コンテナ貨物を取扱う施設には、コンテナシャシに積載したコンテナの床面とほぼ一致する高さのプラットフォームが設けてあり、フォークリフト等の荷役作業車をプラットフォームから直接コンテナ内部に入り込ませ、コンテナをコンテナシャシに積載したまま貨物の積み降ろしを行う。本発明のコンテナシャシでは、積載したコンテナの地上高が従来のものと比べ殆ど増加しないので、既存のプラットフォームをそのまま利用することができる。
請求項3の発明において、請求項4の発明のように、上端及び下端のフランジ板に固着された補強板を板状部材により連結したときは、両方の補強板の間隔等を一定の状態に保持することができる。したがって、メインビームに作用する種々の方向の外力に対し、補強板の機能を確実に果たすことができる。
なお、メインビーム2は、図1の側面図に2点鎖線で表すように、前方ボルスタ6より前方のコンテナが積載されない部分においては、その高さ寸法が若干増大するように形成して、メインビーム2の製造時の溶接作業の容易化を図ることもできる。
前方ボルスタ6は、2本のメインビーム2の中間部分と両外側の部分とに3分割されており、それぞれの部分は、全体が直線状となるよう2本のメインビーム2に溶接して固定される。この構造により、前方ボルスタ6を取り付けるためにメインビーム2に開口部等を形成する必要はなく、メインビーム2の強度等の低下を回避できる。前方ボルスタ6の断面形状は、固定される部分のメインレール2におけるウエッブ板21の形状と合致する中空矩形状をなし、その下辺は、後方に向けて下側に僅かに傾斜している。
補強板9の前後方向の長さは、前方ボルスタ6が固着された位置から後方の部分が前方の部分よりも短い。つまり、メインビーム2の高さ寸法が徐々に増加する後方の部分においては、補強板9を必要な部分までの短いものとすることにより、前方ボルスタ6の前後においてメインビーム2の強度等が均一化される。補強板9は、メインビーム2の上端及び下端に存在するアッパフランジ板22とロアフランジ板23に固着されるから、コンテナの荷重による曲げに対する断面2次モーメントが効果的に増大することとなる。
このような板状部材を設けることによって、メインビーム2に種々の方向の外力が作用したとしても、上下の補強板9の間隔あるいはメインビーム2に対する相対的な形状を一定な状態に保つことが可能となり、補強板9がその機能をより一層確実に果たすことができるようになる。必要に応じて、図4(a)の平行方向の板状部材9Aと図4(b)の直角方向の板状部材9Bとを併用してもよい。
2 メインビーム
2F (メインビームの)前方部分
2R (メインビームの)後方部分
3 クロスビーム
4 キングピン
5 ツイストロック
6 前方ボルスタ
7 後方ボルスタ
8 車軸
9 補強板
9A、9B 板状部材
T トラクタ
TR (トラクタの)車体後部
Claims (5)
- トラクタに牽引され、コンテナを積載するコンテナシャシであって、
コンテナシャシの全長に亘って、直線状に、かつ、互いに平行に延びる2本のメインビームと、前記コンテナを固定する緊締具が両端に設置され、前記2本のメインビームに固着された複数のボルスタとを配置したフレームを備え、
前記フレームの前端部には、前記トラクタと連結されるキングピンが設置され、
前記2本のメインビームは、前記トラクタの車体後部の上方に位置する前方部分の高さ寸法が後方部分よりも小さく形成されており、さらに、
前記複数のボルスタの中で前記フレームの前側に固着される前方ボルスタが、前記キングピンよりも後方において前記2本のメインビームの前記前方部分に固着され、かつ、前記2本のメインビームの上面の地上高が、前記前方ボルスタから後端部まで同一高さに設定され、
前記2本のメインビームの各々の前記前方部分には、前記前方ボルスタが固着された位置で最大の横幅を有し、前方及び後方に向けて漸次横幅が減少するように形成された補強板が、前記メインビームと前記前方ボルスタとに固着されて設けられていることを特徴とするコンテナシャシ。 - 前記補強板の前後方向の長さは、前記前方ボルスタが固着された位置から前方の部分が後方の部分よりも長いように形成された請求項1に記載のコンテナシャシ。
- 前記メインビームは、ウエッブ板の上端及び下端にフランジ板が固着された断面H形のビーム材からなり、前記補強板が前記上端及び下端のフランジ板の両側部にそれぞれ固着されている請求項1又は請求項2に記載のコンテナシャシ。
- 前記上端及び下端のフランジ板に固着された前記補強板が、それぞれの前記補強板に固着された板状部材により連結されている請求項3に記載のコンテナシャシ。
- 前記前方ボルスタは、前記2本のメインビームの間の部分と外側の部分とに分割され、それぞれの部分が、前記2本のメインビームに固着されている請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のコンテナシャシ。
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