JPH11222072A - コンテナシャ−シ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 寸法の異なる海上コンテナとも対応できるコ
ンテナシャ−シを提供する。 【解決手段】 左右対称に並設した一対の主フレ−ムの
前端及び後端に、この主フレ−ムに直角に且つ左右対称
にコンテナ支持フレ−ムを延設し、これらコンテナ支持
フレ−ムの端部に、コ−ナ−キャスティングを着脱自在
に固定するロック装置１８を設け、さらに寸法の異なる
複数のコンテナを支持固定する為に、一対の主フレ−ム
の前後端以外の中間位置にもコンテナ支持フレ−ムを左
右対称に延設し、この中間のコンテナ支持フレ−ムと後
端のコンテナ支持フレ−ムとの間に上下に回動自在且つ
着脱自在に渡し板２６を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は各隅に積重ね及び吊
上げ用の隅金具（コ−ナ−キャスティング）を備えた海
上コンテナ、等を専用に輸送するコンテナシャ−シに関
し、特に２０’、４０’の寸法の異なる海上コンテナに
も対応できるコンテナシャ−シに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】図２に示すように、寸法の異なる海上コ
ンテナにも対応できるコンテナシャ−シには通常主フレ
−ムの前端及び後端以外の中間位置にも前後に２本のコ
ンテナ支持フレ−ムが延設され、２０’海上コンテナの
ような短い寸法の場合には、この中間の２本のコンテナ
支持フレ−ムでコンテナを支持固定していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】図３に示すように、コ
ンテナシャ−シに架装したコンテナの内部の積荷を積み
卸しする場合は、コンテナシャ−シの後端をプラットフ
オ−ムに近ずけるが、前記の２０’海上コンテナの場合
はコンテナの後部扉とプラットフオ−ムとの間に空間が
でき、この間を連結するのは一対の主フレ−ムの上面し
かなく、作業者が歩いたり、台車、フオ−クリフトを使
用するには充分な広さでないのでこの部分に縞板を敷設
していたが、この縞板の上面と前記のプラットフオ−ム
上面との間に段差が生じて台車、フオ−クリフトを使用
するには不便であった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題を解
決するために、左右対称に並設した一対の主フレ−ムの
前端及び後端に、この主フレ−ムに直角に且つ左右対称
にコンテナ支持フレ−ムを延設し、これらコンテナ支持
フレ−ムの端部に、コンテナの各隅に固着された積重ね
及び吊上げ用の隅金具（コ−ナ−キャスティング）を着
脱自在に固定するロック装置を設け、さらに寸法の異な
る複数のコンテナを支持固定する為に、前記一対の主フ
レ−ムの前後端以外の中間位置にもコンテナ支持フレ−
ムを左右対称に延設し、この中間のコンテナ支持フレ−
ムと前記後端のコンテナ支持フレ−ムとの間に上下に回
動自在且つ着脱自在に渡し板を設けたことを特徴とする
コンテナシャ−シを提供する。

【０００５】

【実施例】以下図面により本発明の実施例を説明する
と、図１は本発明によるコンテナシャ−シの正面図を示
し、図２は図１の平面図を示し、図３は本発明によるコ
ンテナシャ−シの使用状態図を示し、図４はコンテナシ
ャ−シと渡し板との取付部分の分解斜視図を示す。

【０００６】図１、図２において、本発明によるコンテ
ナシャ−シ１０は、左右対称に並設した一対の主フレ−
ム１２，１２の前端及び後端に、この主フレ−ム１２，
１２に直角に且つ左右対称にコンテナ支持フレ−ム１
４，１６を延設し、これらコンテナ支持フレ−ム１４，
１６の端部に、コンテナの各隅に固着された積重ね及び
吊上げ用の隅金具（コ−ナ−キャスティング）を着脱自
在に固定するツイストロック、ピン、等のロック装置１
８，１８．．（公知の構造であるから詳細な説明を省略
する）を設け、４０’海上コンテナの場合はこれら前端
及び後端のコンテナ支持フレ−ム１４，１６で支持固定
し、さらに２０’海上コンテナにも対応できるように、
中間位置にもコンテナ支持フレ−ム２０，２２を左右対
称に延設している。

【０００７】上記の２０’海上コンテナの内部の積荷を
積み卸しする場合には、コンテナの後部扉とプラットフ
オ−ム２４との間に空間ができるが、本発明によれば中
間のコンテナ支持フレ−ム２２と後端のコンテナ支持フ
レ−ム１６との間に、プラットフオ−ム２４との段差Ｈ
程度の厚さを有する渡し板２６を、上下に回動自在且つ
取外し可能に設けているので、２０’海上コンテナの場
合はコンテナの後部扉から台車、フオ−クリフトを使用
して、積荷の積み卸し作業が容易にでき、４０’海上コ
ンテナの場合は図４に示すように、渡し板２６に固着さ
れている上蝶番３０と、コンテナシャ−シの後端に固着
されている下蝶番３２とをピンボルト３４とナット３６
との締付けを解くことによって取外し、主フレ−ム１
２，１２の前端及び後端に延設したコンテナ支持フレ−
ム１４，１６で支持固定すれば、後扉２８がコンテナシ
ャ−シの後端になるので容易に積荷の積み卸ろしが可能
となる。

【０００８】図３に示すように、２０’海上コンテナで
実際に積荷を積み卸しする場合は、プラットフオ−ム２
４にある程度近づいた時点で、渡し板２６を回転して後
扉２８を開閉できる状態にしてから後扉２８を開閉した
後に、渡し板２６を元の主フレ−ム１２，１２の上に重
合してからプラットフオ−ム２４に接近させる。

【０００９】

【発明の効果】以上本発明のコンテナシャ−シによれ
ば、２０’と４０’の海上コンテナを輸送することがで
き、２０’の海上コンテナの場合でも、後部扉から台
車、フオ−クリフトを使用して、積荷の積み卸し作業が
容易にできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明によるコンテナシャ−シの正面図を示
す。

【図２】図１の平面図を示す。

【図３】本発明によるコンテナシャ−シの使用状態図を
示す。

【図４】コンテナシャ−シと渡し板との取付部分の分解
斜視図を示す。

【符号の説明】

１０ コンテナシャ−シ １２ 主フレ−ム １４ コンテナ支持フレ−ム １６ コンテナ支持フレ−ム １８ ロック装置 ２０ コンテナ支持フレ−ム ２２ コンテナ支持フレ−ム ２４ プラットフオ−ム ２６ 渡し板 ２８ 後扉 ３０ 上蝶番 ３２ 下蝶番 ３４ ピンボルト ３６ ナット

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 左右対称に並設した一対の主フレ−ムの
   前端及び後端に、この主フレ−ムに直角に且つ左右対称
   にコンテナ支持フレ−ムを延設し、これらコンテナ支持
   フレ−ムの端部に、コンテナの各隅に固着された積重ね
   及び吊上げ用の隅金具（コ−ナ−キャスティング）を着
   脱自在に固定するロック装置を設け、さらに寸法の異な
   る複数のコンテナを支持固定する為に、前記一対の主フ
   レ−ムの前後端以外の中間位置にもコンテナ支持フレ−
   ムを左右対称に延設し、この中間のコンテナ支持フレ−
   ムと前記後端のコンテナ支持フレ−ムとの間に上下に回
   動自在且つ着脱自在に渡し板を設けたことを特徴とする
   コンテナシャ−シ。