JP2547640Y2 - ダンプトラック - Google Patents

ダンプトラック

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JP2547640Y2
JP2547640Y2 JP1990036852U JP3685290U JP2547640Y2 JP 2547640 Y2 JP2547640 Y2 JP 2547640Y2 JP 1990036852 U JP1990036852 U JP 1990036852U JP 3685290 U JP3685290 U JP 3685290U JP 2547640 Y2 JP2547640 Y2 JP 2547640Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ダンプトラックに係り、より詳細には、木
片等の軽量物を最大積載重量に相当する重量分の積載を
行えるようにしたダンプトラックに関する。
〔従来の技術〕
ダンプトラックは、一般的に、後方に傾斜できる荷台
を装備し、該荷台は前方側に運転席カバー部を備え、後
方側に側壁後上端部に設けた保持部と係合すると共に、
該保持部を支軸として下側が開口する荷下ろし用後壁を
備え、砂利、石材等の重量物を積載運搬することを目的
として構成されている。
その為、ダンプトラックは、荷台を形成する壁高が低
く形成されている。すなわち、該荷台の高さは、荷台底
面と運転席天井間の1/3程度の高さとされている。
ところで、ダンプトラックは、その特殊構造より、砂
利、石材等の重量物を積載運搬の他に軽量物の積載運搬
も行われることもある。この場合、このダンプトラック
は、荷台が、上述したとおり荷台底面と運転席天井間の
1/3程度の高さであるため、軽量物であっても、重量物
と同じ積載嵩した積載運搬できない。
そこで、ダンプトラックで、軽量物を積載運搬する場
合は、便宜的に、荷台にベニア板等を配設して、その積
載嵩を増すようにしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、このような方法の場合、次のような問題があ
る。すなわち、 ベニア板が不安定な状態にある。
積載物の排出が困難である。すなわち、荷下ろし用
後壁が、ベニア板によって固定された状態となるので、
該荷下ろし用後壁が開口しないことになる。
ところで、このような課題に対しては、荷下ろし用後
壁を上下二分した構成とすることによって積載物をスム
ーズに排出できる(実開昭60−182252号公報参照)。し
かし、この構成にあっては、その構造が複雑になり、故
障等の原因となりやすい等の課題がある。
本考案は、上述した課題に対処して創案したものであ
って、その目的とする処は、荷台の嵩上げが容易で、か
つ簡単な構成からなり、その装着脱が容易で、しかも積
載物の排出がスムーズに行えるダンプトラックを提供す
ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
そして、上記目的を達成するための手段としての本考
案のダンプトラックは、後方に傾斜できる荷台を装備
し、該荷台は後方側に側壁後上端部に設けた保持部と係
合して該保持部を支軸として下側が開口する荷下ろし用
後壁を備えたダンプトラックにおいて、該荷下ろし用後
壁を上記保持部に着脱自在に取着し、また、上記荷台側
壁上縁に突出部を設け、該荷下ろし用後壁を上記保持部
より外した状態で、上記荷台を形成する壁上端に上記突
出部を介して硬質材料よりなる荷台嵩上壁体を着脱自在
に装着して荷台積載嵩を増加させることがでるように形
成し、該荷台嵩上壁体の下端には上記突出部と係合する
係合部を有し、また、該荷台嵩上壁体の後方側の嵩上側
壁後下端部には、前記保持部と係合する固定用部材を有
し、該荷台嵩上壁体は後方側に嵩上側壁後上端部に設け
た第二保持部と係合すると共に、該第二保持部を支軸と
して下側が開口する嵩上荷下ろし用後壁を備え、該嵩上
荷下ろし用後壁は、その高さが荷台嵩上壁体を装着した
状態の荷台の高さよりなり、上記保持部を、上記荷下ろ
し用後壁の係合部との係合用と、上記荷台嵩上壁体の固
定用部材との係合用とに兼用してなることを特徴とす
る。
〔作用〕
そして、上記構成に基づく、本考案のダンプトラック
は、木片等の軽量物を積載運搬する場合、荷下ろし用後
壁を保持部より取り外した後、該保持部を利用して荷台
嵩上壁体の後方側の嵩上側壁後下端部に設けられている
固定用部材を該保持部に係合すると共に、また荷台側壁
上縁の突出部と荷台嵩上壁体の係合部が係合するように
して該荷台嵩上壁体を装着し、荷台の積載高を増加させ
るように作用する。
また、着脱自在に荷台の壁上端に積み重ねるようにし
て積載高を増加させることより、木片等の軽量物をトラ
ックの最大積載量に相当する量だけ安定した状態で積載
でき、重量物を積載運搬する場合は、荷台嵩上壁体を取
り外し、上記保持部に再び荷下ろし用後壁を取りつけ、
元の状態に復帰させることで、その運搬を行える。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら、本考案を具体化した実施
例について説明する。ここに、第1〜4図は、本考案の
一実施例を示し、第1図は側面図、第2図は荷台部の拡
大側面図、第3図は側壁における係合関係を説明するた
めの拡大断面図、第4図は嵩上荷下ろし用後壁の正面図
である。
本実施例のダンプトラックは、機略すると、トラック
本体1の荷台2の上に着脱自在に荷台嵩上壁体3を取着
できるようにした構成よりなる。
トラック本体1は、通常のダンプトラックであって、
運転席4の後部に荷台2を備え、荷台2は、後方に傾斜
できる構成とされている。そいて、荷台2は、平面視が
矩形状の箱体で、前方に運転席4の天井をカバーするた
めの運転席カバー部5を有し、左右に側壁6を有し、更
に、側壁6の後端部7には、荷下ろし用後壁8を有する
構成となっている。荷下ろし用後壁8は、側壁6の側壁
後上端部9に設けられている保持部10と係合する係合部
11を備え、保持部10と係合部11とを支軸として下側がト
ラック荷台2の傾斜に応じて開口するようにされてい
る。ここで、保持部10は、保持用穴として形成され、係
合部11は、該保持部穴に嵌合する係合棒によって形成さ
れている。そして、側壁6、6の上端縁12には、断面三
角状の突出部13が形成され、突出部13によって荷台2の
上に荷台嵩上壁体3を固着できるようにしている。
荷台嵩上壁体3は、左右の嵩上側壁14、14と、後端の
嵩上荷下ろし用後壁15とより構成されている。嵩上側壁
14は、通常、荷台2と同質の素材によって形成されてい
て、下端に荷台2の側壁6、6の上端縁12に設けられて
いる突出部13を跨ぐようにして係合する凹部(鉤部等の
係合部)16が形成されている。そして、その素材として
は、金属の他に、FRPや、硬質プラスチック等で得るよ
うにしてもよい。また、高上側壁14の後下端部17には、
荷下ろし用後壁8の係合部11と係合する側壁後上端部9
に設けられている保持部10と係合する固定棒18が設けら
れている。すなわち、側壁後上端部9に設けられている
保持部10は、荷下ろし用後壁8の係合部11との係合用
と、荷台嵩上側壁14の固定棒18との係合用とに兼用する
構成となっている。
そして、凹部16と突出部13、保持部10と固定棒18とを
係合することで、荷台2に積み重ね・固定できるように
している。なお、荷台嵩上壁体3を形成する左右の嵩上
側壁14、14間は、必要に応じて、連結材等によって連結
されるようにしてもよい。また、荷台嵩上壁体3の後端
部20には、嵩上荷下ろし用後壁15を有している。嵩上荷
下ろし用後壁15は、嵩上側壁14の後壁後上端部21に設け
られている保持部22と係合する係合部23を備え、荷下ろ
し用後壁8と同様に保持部22と係合部23とを支軸として
下側がトラック荷台2の傾斜に応じて開口するようにさ
れ、嵩上荷下ろし用後壁15は、その高さが荷台嵩上壁体
3を装着した状態の荷台2の高さよりなる。
本実施例のダンプトラックは、木片等の軽量物を積載
運搬する場合、荷下ろし用後壁8を保持部10より取り外
した後、荷台側壁上縁の突出部13と嵩上側壁14の凹部1
6、荷台側壁6の保持部10と嵩上側壁14の固定棒18とを
それぞれ係合することで、荷台2に積み重ね・固定して
荷台嵩上壁体3を装着し、荷台2の積載高を安定した状
態で増すことができるように作用する。
従って、着脱自在に荷台2の壁上端に積み重ねるよう
にして積載高を増加させることより、木片等の軽量物を
トラックの最大積載量に相当する量だけ安定した状態で
積載でき、重量物を積載運搬する場合は、荷台嵩上壁体
を取り外し、元の状態に復帰させることで、その運搬を
行える。
なお、本考案は上述した実施例に限定されるものでな
く、本考案の要旨を変更しない範囲内で変形実施できる
ものを含む。なお、上述した実施例では、嵩上側壁を側
鋼板等で形成するようにした構成で説明したが、上下の
枠と、該枠間を連結する連結棒とで形成し、これにシー
トを被せるようにした構成としてもよい。また、シート
によって側壁を形成する他、上面にもシートを配する構
成としてもよい。また、荷台と荷台嵩上壁体との係合に
採用する突出部、凹部としては、三角形状のものに限ら
れることなく、両者が係合する形状、換言すれば、積み
重ね・固定できる形態であればよい。
〔考案の効果〕
以上の説明より明らかなように、本考案のダンプトラ
ックによれば、荷台嵩上壁体の後方側の嵩上側壁後下端
部に、前記保持部と係合する固定用部材を設け、該保持
部を、荷下ろし用後壁の係合部との係合用と、上記荷台
嵩上壁体の固定用部材との係合用とに兼用してなるの
で、荷台嵩上壁体の装着脱が簡単に行えると共に、該荷
台嵩上壁体の上端部に取り付けた嵩上荷下ろし用後壁が
嵩上げした状態の荷台における荷下ろし用後壁を形成す
るので、積載物をスムーズに排出できるという効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は、本考案の一実施例を示し、第1図は側面
図、第2図は荷台部の拡大側面図、第3図は側壁におけ
る係合関係を説明するための拡大断面図、第4図は嵩上
荷下ろし用後壁の拡大正面図である。 1……トラック本体、2……荷台、3……荷台嵩上壁
体、4……運転席、5……運転席カバー部、6……側
壁、7……側壁の後端部、8……荷下ろし用後壁、9…
…側壁の側壁後上端部、10……保持部、11……係合部、
12……側壁の上端縁、13……突出部、14……嵩上側壁、
15……嵩上荷下ろし用後壁、16……凹部、17……嵩上側
壁の後下端部、18……固定棒、20……荷台嵩上壁体の後
端部、21……嵩上側壁の側壁後上端部、22……保持部、
23……係合部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】後方に傾斜できる荷台を装備し、該荷台は
    後方側の側壁後上端部に設けた保持部と係合して該保持
    部を支軸として下側が開口する荷下ろし用後壁を備えて
    いるダンプトラックにおいて、該荷下ろし用後壁を上記
    保持部に着脱自在に取着し、また、上記荷台側壁上縁に
    突出部を設け、該荷下ろし用後壁を上記保持部より外し
    た状態で、上記荷台を形成する壁上端に上記突出部を介
    して硬質材料よりなる荷台嵩上壁体を着脱自在に装着し
    て荷台積載嵩を増加させることがでるように形成し、該
    荷台嵩上壁体の下端には上記突出部と係合する係合部を
    有し、また、該荷台嵩上壁体の後方側の嵩上側壁後下端
    部には、前記保持部と係合する固定用部材を有し、該荷
    台嵩上壁体は後方側に嵩上側壁後上端部に設けた第二保
    持部と係合すると共に、該第二保持部を支軸として下側
    が開口する嵩上荷下ろし用後壁を備え、該嵩上荷下ろし
    用後壁は、その高さが荷台嵩上壁体を装着した状態の荷
    台の高さよりなり、上記保持部を、上記荷下ろし用後壁
    の係合部との係合用と、上記荷台嵩上壁体の固定用部材
    との係合用とに兼用してなることを特徴とするダンプト
    ラック。
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