JP2603597Y2 - 煽を有するバン型車両の荷物緊締用フックの掛け止め構造 - Google Patents
煽を有するバン型車両の荷物緊締用フックの掛け止め構造Info
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- JP2603597Y2 JP2603597Y2 JP1993035396U JP3539693U JP2603597Y2 JP 2603597 Y2 JP2603597 Y2 JP 2603597Y2 JP 1993035396 U JP1993035396 U JP 1993035396U JP 3539693 U JP3539693 U JP 3539693U JP 2603597 Y2 JP2603597 Y2 JP 2603597Y2
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- hook
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- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は図4に示す煽付バン型車
両に積載した荷物を緊締する荷物緊締用フックの掛け止
め構造に関するものである。
両に積載した荷物を緊締する荷物緊締用フックの掛け止
め構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の掛け止め構造について図5を参照
して説明する。図5において、荷台側枠材1に蝶番2で
結合された煽3の内壁4と、荷台床材5の巾方向端縁5a
との間の荷台側枠材1の上面1aには、荷台側枠材1の下
面に緊締用フック7の受部6を設けているため、フック
7が挿脱できるのに充分な大きさの孔8が穿設してあ
る。このため前記内壁4と前記端面との間はフック挿脱
の作業性を考慮して比較的巾広にしておく必要があっ
た。この為荷台巾方向端縁5aは煽内面より相当程度内側
に位置させなければならず、この結果荷台の有効巾が減
少するばかりでなく、荷物を積んだとき巾方向端縁部の
荷物は安定性が悪かった。特にダンボ−ル製品などは損
傷しやすいという欠点があった。
して説明する。図5において、荷台側枠材1に蝶番2で
結合された煽3の内壁4と、荷台床材5の巾方向端縁5a
との間の荷台側枠材1の上面1aには、荷台側枠材1の下
面に緊締用フック7の受部6を設けているため、フック
7が挿脱できるのに充分な大きさの孔8が穿設してあ
る。このため前記内壁4と前記端面との間はフック挿脱
の作業性を考慮して比較的巾広にしておく必要があっ
た。この為荷台巾方向端縁5aは煽内面より相当程度内側
に位置させなければならず、この結果荷台の有効巾が減
少するばかりでなく、荷物を積んだとき巾方向端縁部の
荷物は安定性が悪かった。特にダンボ−ル製品などは損
傷しやすいという欠点があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上述の問題
点に鑑み、 1)荷台床の有効面積を広くして安定した積み荷を可能
とする。 2)フック受け部の加工コストのダウンを図る。 3)床板の押えが容易にでき、組立コストのダウンを可
能とする。
点に鑑み、 1)荷台床の有効面積を広くして安定した積み荷を可能
とする。 2)フック受け部の加工コストのダウンを図る。 3)床板の押えが容易にでき、組立コストのダウンを可
能とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】荷台側枠材1に蝶番2で
上下開閉可能に取付けた煽3を有するバン型車両におい
て、煽3の下部に横向凹溝11を設け、又荷台側枠材1
の上部で荷台側枠材1の隅角部12に近い位置に空洞部
9aと該空洞部9aと一体の荷台床材5の側縁を受容す
る横向凹溝9bを有し、前記空洞部9aの煽側側壁にフ
ック引掛用穴10を設けた。又空洞部9aの煽側側壁を
省いて長手方向の開口部10dとし、開口部端縁に金属
棒10eを嵌挿して補強した。
上下開閉可能に取付けた煽3を有するバン型車両におい
て、煽3の下部に横向凹溝11を設け、又荷台側枠材1
の上部で荷台側枠材1の隅角部12に近い位置に空洞部
9aと該空洞部9aと一体の荷台床材5の側縁を受容す
る横向凹溝9bを有し、前記空洞部9aの煽側側壁にフ
ック引掛用穴10を設けた。又空洞部9aの煽側側壁を
省いて長手方向の開口部10dとし、開口部端縁に金属
棒10eを嵌挿して補強した。
【0005】
【作用】側枠材1の頂部に設けた空洞部9aの側壁の穴
10あるいは穴10に代る開口部10dにフック7を引
掛けて緊締する。この場合煽3の内側下部が横向凹溝1
1となっているので、フック引掛時に煽が邪魔にならな
いので容易に引掛けることができる。
10あるいは穴10に代る開口部10dにフック7を引
掛けて緊締する。この場合煽3の内側下部が横向凹溝1
1となっているので、フック引掛時に煽が邪魔にならな
いので容易に引掛けることができる。
【0006】
【実施例】図1〜図3に基いて説明する。1は荷台側枠
材、2は蝶番で、これにより煽部材3が上下開閉可能に
取りつけられている。荷台側枠材1は上部に空洞部9a
が外側に横向凹溝9bが内側に設けられている。横向凹
溝9bに荷台床材5の側端縁が嵌入固定されている。空
洞部9aの外側壁にフック7を引掛ける穴10が穿設さ
れている。煽3の内壁4は煽3の下部まで達しないで、
この部分は横向凹溝11となっている。そして前記空洞
部9aを側枠材1の隅角部12にできる限り接近させた
構造としている。
材、2は蝶番で、これにより煽部材3が上下開閉可能に
取りつけられている。荷台側枠材1は上部に空洞部9a
が外側に横向凹溝9bが内側に設けられている。横向凹
溝9bに荷台床材5の側端縁が嵌入固定されている。空
洞部9aの外側壁にフック7を引掛ける穴10が穿設さ
れている。煽3の内壁4は煽3の下部まで達しないで、
この部分は横向凹溝11となっている。そして前記空洞
部9aを側枠材1の隅角部12にできる限り接近させた
構造としている。
【0007】図2は側枠材1上部のフック掛止用の穴1
0の形状の変形例を示す。(a)は横長の長方形穴10a、
(b)は側部が丸味を帯びた長孔10b、(c)が丸穴10cであ
る。図3はフック掛止部のさらに別の例を示し、この場
合は押出時に連続した長手方向の開口部10dを設けてお
き、端縁部に補強用の金属棒10eを嵌挿している。以上
の構成であるから、図1に示すようにロ−プの先端に取
付けたフック7を穴10(10a,10b,10c)あるいは金属棒
10eの嵌挿された開口部10eの端縁部に引掛ければよい。
このとき煽3の下部内側に横向凹溝9bが設けられている
ので、無理なく引掛けることができる。
0の形状の変形例を示す。(a)は横長の長方形穴10a、
(b)は側部が丸味を帯びた長孔10b、(c)が丸穴10cであ
る。図3はフック掛止部のさらに別の例を示し、この場
合は押出時に連続した長手方向の開口部10dを設けてお
き、端縁部に補強用の金属棒10eを嵌挿している。以上
の構成であるから、図1に示すようにロ−プの先端に取
付けたフック7を穴10(10a,10b,10c)あるいは金属棒
10eの嵌挿された開口部10eの端縁部に引掛ければよい。
このとき煽3の下部内側に横向凹溝9bが設けられている
ので、無理なく引掛けることができる。
【0008】
【効果】荷台側枠材1に蝶番2で上下開閉可能に取付け
た煽3を有するバン型車両において、煽3の下部に横向
凹溝11を設け、又荷台側枠材1の上部で荷台側枠材1
の隅角部12に近い位置に空洞部9aと該空洞部9aと
一体の荷台床材5の側縁を受容する横向凹溝9bを有
し、前記空洞部9aの煽側側壁にフック引掛用穴10を
設けた。又空洞部9aの煽側側壁を省いて長手方向の開
口部10dとし、開口部端縁に金属棒11eを嵌挿して
補強した。このような構成にしたので、荷台床材5の
有効巾を広くとれるので安定して荷物を積むことができ
る。荷台側枠材1の頂部にフック嵌挿用の孔がないの
で荷台下からの吹き上げがなくなり、荷台がよごれな
い。ラッシング時のフックの掛け外しが容易になっ
た。
た煽3を有するバン型車両において、煽3の下部に横向
凹溝11を設け、又荷台側枠材1の上部で荷台側枠材1
の隅角部12に近い位置に空洞部9aと該空洞部9aと
一体の荷台床材5の側縁を受容する横向凹溝9bを有
し、前記空洞部9aの煽側側壁にフック引掛用穴10を
設けた。又空洞部9aの煽側側壁を省いて長手方向の開
口部10dとし、開口部端縁に金属棒11eを嵌挿して
補強した。このような構成にしたので、荷台床材5の
有効巾を広くとれるので安定して荷物を積むことができ
る。荷台側枠材1の頂部にフック嵌挿用の孔がないの
で荷台下からの吹き上げがなくなり、荷台がよごれな
い。ラッシング時のフックの掛け外しが容易になっ
た。
【図1】本考案を実施したバン型車両の煽近傍の断面
図。
図。
【図2】空洞部に設けるフック掛止用穴の諸例を示す。
【図3】フック掛止部の他の例を示す。
【図4】バン型車両の荷台部の斜視図。
【図5】公知バン型車両の煽近傍の断面図。
1 荷台側枠材 2 蝶番 3 煽 4 内壁 5 荷台床材 5a 巾方向端縁 6 受部 7 フック 8 孔 9a 空洞部 9b 横向凹溝 10 フック引掛用穴 10a 長方形穴 10b 長穴 10c 丸穴 10d 開口部 10e 金属棒 11 横向凹溝 12 隅角部
Claims (2)
- 【請求項1】 荷台側枠材(1)に蝶番(2)で上下開閉可
能に取付けた煽(3)を有するバン型車両において、煽
(3)の下部に横向凹溝(11)を設け、又荷台側枠材(1)の
上部で荷台側枠材(1)の隅角部(12)に近い位置に空洞部
(9a)と該空洞部(9a)と一体の荷台床材(5)の側縁を受容
する横向凹溝(9b)を有し、前記空洞部(9a)の煽側側壁に
フック引掛用穴(10)を設けたことを特徴とする煽を有す
るバン型車両の荷物緊締用フックの掛け止め構造。 - 【請求項2】 空洞部(9a)の煽側側壁を省いて長手方向
の開口部(10d)とし、開口部端縁に金属棒(10e)を嵌挿
して補強した請求項1の煽を有するバン型車両の荷物緊
締用フックの掛け止め構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993035396U JP2603597Y2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 煽を有するバン型車両の荷物緊締用フックの掛け止め構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993035396U JP2603597Y2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 煽を有するバン型車両の荷物緊締用フックの掛け止め構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH075920U JPH075920U (ja) | 1995-01-27 |
JP2603597Y2 true JP2603597Y2 (ja) | 2000-03-15 |
Family
ID=12440768
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993035396U Expired - Fee Related JP2603597Y2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 煽を有するバン型車両の荷物緊締用フックの掛け止め構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2603597Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6186157U (ja) * | 1984-11-08 | 1986-06-06 | ||
EP3524471B1 (en) * | 2018-02-09 | 2020-06-10 | Forankra AB | Attachment of cargo holding belt to a vehicle loading platform |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2548708Y2 (ja) * | 1991-10-03 | 1997-09-24 | 日本軽金属株式会社 | トラック荷台 |
JP3043089U (ja) * | 1997-02-21 | 1997-11-11 | 昇 渡辺 | 鋼板補剛接着継手構造 |
-
1993
- 1993-06-29 JP JP1993035396U patent/JP2603597Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH075920U (ja) | 1995-01-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |