JP4650720B2 - 車両周辺情報伝達装置 - Google Patents
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Description
運転者に検出した情報を知らせる場合、画面(特許文献1)、LEDランプなどの視覚的な情報により、又は、スピーカ(特許文献2)からのビープ音や音声等の聴覚的な情報により、運転者に伝達している。
また、車両周辺の情報としては主に運転者にとって死角となる位置に存在する情報を補うものであるため、運転者が自分で知覚して得ている情報と装置が提供する情報には一貫性が無く運転者が同時に両方の情報を処理する必要がある。つまり、運転者にとって、本来自分で知覚しなければならない範囲(可視領域)に加えて、不可視領域に対する情報を知覚する必要がある。
また、ドライバーに車両周辺の情報を皮膚感覚の刺激により伝える場合、ドライバーの姿勢や体型によって最適な位置は異なってくる。ドライバーの姿勢を検出して刺激装置の位置を移動させると装置が複雑になる。
請求項2記載の発明では、前記運転者の姿勢を検出する運転者姿勢検出手段を更に備え、前記作動手段は、前記運転者姿勢検出手段が検出した運転者の姿勢が前記背面に非接触の姿勢であり、且つ、前記障害物検出手段が前記車両の後方に障害物を検出した場合には、前記座面の背面側に配置された前記皮膚感覚刺激手段を作動させることを特徴とする請求項1に記載の車両周辺情報伝達装置を提供する。
請求項3記載の発明では、車両周辺の障害物を検出する障害物検出手段と、前記車両の座席の背面及び座面に配置され、当該座面には面格子状に複数配置され、前記車両の運転者の皮膚感覚を刺激する皮膚感覚刺激手段と、前記障害物検出手段が検出する位置に対応させて、前記障害物検出手段が前記車両の後方に障害物を検出した場合に前記背面に配置された前記皮膚感覚刺激手段を作動させ、前記障害物検出手段が前記車両の側方に障害物を検出した場合に前記座面に配置された前記皮膚感覚刺激手段を作動させる作動手段と、前記運転者の姿勢を検出する運転者姿勢検出手段と、を具備し、前記作動手段は、前記運転者姿勢検出手段が検出した運転者の姿勢が前記背面に非接触の姿勢であり、且つ、前記障害物検出手段が前記車両の後方に障害物を検出した場合には、前記座面の背面側に配置された前記皮膚感覚刺激手段を作動させることを特徴とする車両周辺情報伝達装置を提供する。
請求項4記載の発明では、前記車両が低速走行時に、前記障害物検出手段は当該車両周辺の障害物を検出し、前記作動手段は前記障害物検出手段に対応して前記皮膚感覚刺激手段を作動させることを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の車両周辺情報伝達装置を提供する。
請求項5記載の発明では、前記座席に設置され、運転者の着座により当該座席に加わる圧力の値を検出する感圧センサと、前記座席に加わる圧力分布と運転者の姿勢との相関関係が記憶された記憶手段と、前記感圧センサの検出値と前記記憶された相関関係とにより運転者の姿勢を検出する運転者姿勢検出手段とを備え、前記作動手段は、前記検出した運転者の姿勢と前記検出した障害物の情報とに基づいて、前記皮膚感覚刺激手段を作動させる、ことを特徴とする請求項1に記載の車両周辺情報伝達装置を提供する。
請求項6記載の発明では、前記障害物検出手段は、所定数のセンサの検出値から、車両周辺の障害物の存在の位置、方向、大きさ、移動速度、移動方向及び種類のうちの少なくとも1つを障害物情報として検出し、前記皮膚感覚刺激手段は、運転席に設置された複数の刺激装置を備え、前記作動手段は、前記検出した障害物情報に対応する前記刺激装置を作動させることで、前記障害物情報を運転者に伝達する、ことを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1の請求項に記載の車両周辺情報伝達装置を提供する。
請求項7記載の発明では、前記障害物検出手段は、複数種類のセンサを複合的に用いることにより障害物の移動速度及び種類を検出し、前記作動手段は、前記検出した移動速度及び種類に応じて前記皮膚感覚刺激手段の作動パターンを変化させる、ことを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1の請求項に記載の車両周辺情報伝達装置を提供する。
(1)実施形態の概要
本実施形態の車両周辺情報伝達装置では、赤外線(IR)センサや超音波センサ等のセンサを複数車両に配置する。
そして、駐車場内などの低速走行時において、死角を含めた車両周囲をセンシングし、車両周囲に存在する、通行の妨げとなるもの(障害物、人、溝等)を検知する。
検知した障害物等に関する情報は、運転席や助手席等の搭乗者の皮膚感覚(触覚や熱等)を刺激することで伝達する。
運転者の視覚や聴覚によらずに車両周囲の情報を伝達するため、運転者は自分の視覚、聴覚による周辺確認及び運転操作に集中しながら、センサが検知した車両周辺の状況を皮膚感覚を通して認知することができる。
車両に配置されたセンサの検出範囲と、皮膚を刺激する装置の配置には類似性を持たせ、ドライバーは刺激される部位から実際に存在する障害物や人物等の位置を想定できるようになっている。
そして、刺激の強弱もしくは刺激に間欠を付け間欠幅を調整することで障害物までの距離が搭乗者に伝達される。
また、複数種のセンサを複合することで、検知した対象が生物であるか非生物であるかを検知し、ドライバーに伝達することができる。
そして、シート型触覚ディスプレイには、各刺激装置に対応して感圧センサが配置され、感圧センサが検知した搭乗者の接触面積、形状情報を元に、センサによる検出位置に対応する刺激装置を決定し、刺激するようになっている。
これにより、搭乗者の体型体格、姿勢に関わらず情報を正確に伝達することができる。
図1は、車両周辺情報伝達装置の構成を表したものである。
図1に示されるように、車両周辺情報伝達装置は、中央処理装置(ECU)10、障害物センサ20、センサ・バイブレータユニット(シート型触覚ディスプレイ)30を備えている。
図2(a)(b)に示されるように、障害物センサ20は、車両50の前面51a、側面51b、51c及び背面51dをセンシング(検出)範囲としている。
そして、センシング範囲前面51aと側面51b、51cは、図2(b)に示されるように、車両の窓より下側の死角となりやすい領域が設定されている。なお、図面ではタイヤよりも上側の範囲が設定されている場合について表示しているが、より低い範囲をセンシング範囲とすることも可能である。
一方、背面(車両後方)51dのセンシング範囲は図2(b)、(c)に示されるように、背面全体がセンシング範囲として設定されている。
本実施形態では、T1〜T16で示される16箇所に配置されている。前面51aと側面51b、51cのセンサは、検出領域に対応して1列に配列され、背面51dのセンサは、上下2段に配置されている。
センサの配置箇所及び個数については、使用するセンサの検出可能領域に応じて変更することが可能である。
なお、図(d)に示したセンサ配置では、前方を2つのセンサT5、T6により、車両の左右前方をセンシングするようになっており、車両の正面はセンシング範囲となっていないが、両センサT5、T6間に車両正面をセンシングするセンサを配置することで、図2(a)の前面範囲51aと一致させるようにしてもよい。
赤外線センサとしては、周囲と温度差がある人(物)が動く際におこる赤外線の変化から人を検出する焦電型ひと検出センサが使用される。
このように、焦電型ひと検出センサと超音波センサの両検出結果から、車両周辺に存在するものが人か、物かを判断することが可能になる。
本実施形態では、ドライバーの皮膚感覚を刺激する装置としてバイブレータユニット32が使用される。
バイブレータユニット32は、車両のシート60の背もたれ62と座面63に複数配置されたバイブレータ65で構成され、図3の例では、背もたれ62、座面63には、それぞれ25個(5個5列)配置されている。
なお、本実施形態においてヘッドレスト61にはバイブレータ65は配置されていないが、特定の車両周辺情報を伝達するために、ヘッドレスト61にバイブレータ65等の感覚刺激装置を配置するようにしてもよい。
実際のバイブレータ65は、図3(c)に示されるように、搭乗者が座った位置や姿勢に対応するために、5×5の面状に配置されている。これら5×5個のバイブレータ65のうち、搭乗者の体が座面63に接している形状と、センサT1〜T10の配置に対応したバイブレータ65が駆動対象となる。図3(c)の例では、駆動対象となるバイブレータ65は、斜線が付されている。
背もたれ62のバイブレータ65も、図3(e)に示されるように、搭乗者が座った位置や姿勢に対応するために、5×5の面状に配置されている。
これら5×5個のバイブレータ65のうち、搭乗者の体が背もたれ62に接している形状と、センサT11〜T16の配置に対応した斜線を付したバイブレータ65が駆動対象となる(図3(e)参照)。
座面63のバイブレータ65で車両後方の障害物を伝達するのは、例えば、搭乗者が前のめりの姿勢で座っているために、背もたれ62と接触していない場合で、背もたれ62で伝達する情報がある場合である。この場合、座面63最後方(背もたれ62側)の一列のバイブレータ65を振動させる。その際のバイブレータ65の振動は通常よりも強めにし、判別できるようにする。
障害物が移動した場合、振動するバイブレータ65が推移することでドライバーはリアルタイムに障害物の移動方向と速度を把握できる。背面であれば、振動するバイブレータ65から、障害物の大きさを判断することが可能になる。
すなわち、本実施形態において感圧センサ31は、各バイブレータ65に対応して、背もたれ62に5個5列の25個、座面63に5個5列の25個が配置されている。
なお、感圧センサ31が荷重を認識する閾値をドライバーの体重の重軽に関わらず適正に動作する値にする必要がある。
なお、感圧センサ31としては、on/offスイッチモジュールを使用するようしてもよい。
CPU11は、RAM12を作業領域として使用し、ROM14に格納された各種プログラムを実行することにより、本実施形態における車両周辺情報を搭乗者に伝達する。
具体的には、ROM14に格納された姿勢情報処理プログラム141a、車両周辺情報処理プログラム141b、作動処理プログラム141cをサブルーチンとして備えた車両周辺情報伝達プログラム141を実行することで、運転者に車両周辺情報を伝達する。
図4は、感圧センサ31が5個5列の25個配置された場合に対応する圧力分布データーベースの内容を例示したものである。
例えば、図4(a)は、一般的な体格の搭乗者が正面を向いて運転している際に生じる最も一般的な圧力分布を表したものであり、座面63後部にお尻の圧力が分布し左右両側から太ももによる圧力が分布している状態である。
また図4(b)は、運転者が左足を手前に引いて膝に近い部分が座面63から浮いた場合に生じる圧力分布である。
そして、決定した圧力分布と、検出した感圧センサ31に基づいて、振動させるバイブレータ65が決定されるようになっている。
中央処理装置10が備えるその他の装置としては、半導体記憶装置等の各種記憶装置に記憶されたデータを読み取るドライバ、時間を計測するための時計等がある。
図5は、車両周辺情報伝達処理の処理フローを表したフローチャートである。
CPU11は、車両周辺情報伝達プログラム141を実行し、まず、運転者姿勢検出処理を行う(ステップ10)。
この運転者姿勢検出処理では、ドライバーの座席上での姿勢を感圧センサにより把握し、どのバイブレータ65がドライバーのどの部分に接しているかを把握することでバイブレータを駆動する範囲を決定する。
ついで、CPU11は、感圧センサ31の出力情報から、圧力がかかっている部分の分布を検出する(ステップ22)。
図7は、座面63についての圧力分布の検出状態を表したものである。
この図7(a)に示されるように、本実施形態では各感圧センサ31毎の加重情報が取得され、そのうち、所定の閾値を超える感圧センサ31(図では斜線部と黒色部で示される)を検出する。
図7(b)の例では、○で示された位置の感圧センサ31が加重されたセンサとして検出される。
図8は、検出した圧力分布の状態を表したものである。
CPU11は、検出した圧力分布、すなわち、図8における斜線と黒色部分の形状と、圧力分布データーベース131(図4参照)の各圧力分布の形状とを比較し、もっとも類似する圧力分布を決定する。
ここで、圧力分布の類似については、形状の類似性を判断する各種公知技術を使用する。
そして、決定した圧力分布データーベース131の圧力分布と、検出した圧力分布の双方に含まれ、且つ、図2で示した車両周囲の検出対象にあわせたバイブレータ65を駆動対象として決定する。
一方、背もたれ62の感圧センサ31の全てが圧力を検出していない場合、座面62で検出した感圧センサ31の最後部にある感圧センサ31に対応したバイブレータ65が駆動対象となる。このため、図8における感圧センサ31aに対応したバイブレータ65は、背もたれ62の感圧センサ31が1つも圧力を検出していない場合に、駆動対象となる。
図9において、5個5列の25個のバイブレータ65のうち、駆動対象となるバイブレータ65が斜線で表されている。
この図9(a)は、通常最も多くの場合に決定されるバイブレータ65の範囲を表したもので、運転者が座面63ほぼ中央に座り、背もたれ62に背中を接した状態で搭乗している場合である。
これに対して、図9(b)は運転者が左よりに座っている場合に駆動対象となるバイブレータ65を表している。
運転者が前のめりで背もたれ62に接触していない場合で、背もたれ部で提供すべき情報(車両背面51dに関する情報)がある場合、座面62の最後方の一列のバイブレータ65dが振動対象となる。
そして、バイブレータ65dを使用して車両背面51dに関する情報を伝達する場合には、通常よりも強めに振動させて、車両側面に関する情報との区別をできるようにする。
図10は、障害物検出処理のサブルーチンを表したものである。
CPU11は、車両周辺に配置された障害物センサ20で検出される情報(焦電型ひと検出センサと超音波センサからの情報)を取得する(ステップ31)。
図11は、センサ情報による障害物の判断について表したものである。
この図11では、障害物の存在を検出した場合に○、検出していない場合に×が表示されている。
図11に示されるように、焦電型ひと検出センサと超音波センサを使用することで、両者のセンサ情報から、障害物を検出するだけでなく、その種類(生物か非生物か)を区別することができる。
そして、CPU11は、両方とも検出していない場合には障害物が存在していないと判断する。
また、CPU11は、焦電型ひと検出センサが障害物を検出しているが超音波センサでは検出していない場合には、地面の熱などを検出しているものとして、すなわち、焦電型ひと検出センサによる障害物の検出はエラーであるとして、障害物はないと判断する。
図12に示されるように、人81が車両前方左側にいる場合、対応するセンサT4とT5に配置された焦電型ひと検出センサと超音波センサの両方が障害物を検出する。
一方、車両後方右側に存在する外壁82に対しては、車両後方に配置されたセンサT11、T12(上側のセンサ)とT14、T15(下側のセンサ)で、超音波センサが障害物を検出し、焦電型ひと検出センサは障害物を検出しない。
図12の例では、センサT4、T5に対応する位置に生物、センサT11、T12、T14、T15に対応する位置に非生物の障害物を検出する。
図13は、バイブレータ駆動処理のサブルーチンを表したものである。
CPU11は、運転者姿勢検出処理(ステップ10)で決定したバイブレータ駆動範囲を取得する(ステップ41)。
また、CPU11は、障害物検出処理(ステップ11)で検出した障害物分布(障害物の位置と種類(生物、非生物))を取得する(ステップ42)。
すなわち、車両左側前方の障害物に対しては、運転者の左太ももの膝側(前方)に配置されているバイブレータ65が駆動バイブレータとして決定される。
すなわち、車両後方の中央から右側に存在する高さのある障害物(外壁)には、運転者の背中央と右側に配置されたバイブレータ65が駆動バイブレータとして決定される。
例えば、障害物の種類によって駆動パターンを変更する場合として、人(生物)の場合に強い振動をさせ、非生物の場合に弱い振動とすることで障害物の種類を伝達する。
また、人(生物)の場合には連続振動とし、非生物の場合に間欠振動とすることで、障害物の種類を伝達するようにしてもよい。
例えば、障害物が人(生物)である場合、時間T1の振動を間欠的に出力し、非生物の場合には、時間T2(T2<T1)の振動を間欠的に出力するようにする。
例えば、検出した障害物が近い場合に振動の間隔を短くし、距離が長い場合に間隔を長くするようにする。
また、距離が短い場合に強く振動させ、長い場合には弱く振動させるようにしてもよい。
この場合、障害物までの距離を測定する必要があるが、その検出方法は公知の各種方法を使用することができ、例えば、本実施形態で障害物検出に使用する超音波センサで受信した超音波の強さから障害物までの距離を検出するようにしてもよい。
例えば、障害物が接近する場合には、接近速度に応じて振動の間隔を変えるようにする。例えば、接近する速度が速ければ振動の間隔を短くし、接近速度が遅ければ間隔を長くすることで、区別するようにする。
また、障害物が接近する場合に、接近する速度に応じて振動の強さを変えるようにしてもよい。例えば、接近する速度が速ければ振動を強くし、接近速度が遅ければ弱い振動とする。
なお、センシング範囲に障害物があっても、その障害物が車両から離れる場合には、問題がないので、振動はさせない。
以下に説明する故障判断モードによる故障判断処理は、ROM14に格納された故障判断処理プログラムを実行することにより行われる。
ユーザは、ユーザ故障判断モードを選択した後、車両周辺に存在するT1〜T16の障害物センサに順次手(生物)又は非生物をかざしていく。
これに対して、各センサが人又は非生物を検出すると、故障判断モードにおいてCPU11は、検出した障害物の種類を判断して、異なる音を出力する。
ユーザは、かざした生物及び非生物に対応する音が出力されれば、センサが正常に作動していると判断することができる。
そして、ユーザが座面63に搭乗すると、CPU11は、姿勢情報処理プログラム141aを実行してユーザの姿勢と駆動対象となるバイブレータ65を決定し、RAM12に格納しておいた、障害物の位置に対応するバイブレータ65を、障害物の種類に応じたパターンの振動で順次駆動する。
これにより、ユーザは、座面63に配置された、バイブレータユニット32、及び感圧センサユニット31からなるセンサ・バイブレータユニット30が正常か否かを判断することが可能になる。
例えば、説明した実施形態では、障害物検出センサとして、焦電型ひと検出センサと超音波センサの両者を使用したが、これらのうち超音波センサを使用するようにしてもよい。
また、他のセンサ、例えば一般的な赤外線センサにより障害物を検出するようにしてもよい。
例えば、8×8個、10×10個等任意であり、全体の個数が増えるに従って、運転者の姿勢に対応した領域をより正確に検出し、対応する位置の振動をさせることができる。
なお、感圧センサとバイブレータの数を増やす場合には、圧力分布データーベースの圧力分布のデータも感圧センサ等の数に応じたものとする。
11 CPU
12 RAM
13 フラッシュメモリ
131 圧力分布データーベース
14 ROM
141 車両周辺情報伝達プログラム
141a 姿勢情報処理プログラム
141b 車両周辺情報処理プログラム
141c 作動処理プログラム
15 入出力I/F
20 障害物センサ
30 センサ・バイブレータユニット
31 感圧センサユニット
32 バイブレータユニット
Claims (7)
- 車両周辺の障害物を検出する障害物検出手段と、
前記車両の座席の背面及び座面に面格子状に複数配置され、前記車両の運転者の皮膚感覚を刺激する皮膚感覚刺激手段と、
前記障害物検出手段が検出する位置に対応させて、前記障害物検出手段が前記車両の後方に障害物を検出した場合に前記背面に配置された前記皮膚感覚刺激手段を作動させ、前記障害物検出手段が前記車両の側方に障害物を検出した場合に前記座面に配置された前記皮膚感覚刺激手段を作動させる作動手段と、を具備し、
前記障害物検出手段は、前記車両の後方の障害物に対して高さ方向の位置を検出し、
前記作動手段は、前記障害物検出手段が前記車両の後方に障害物を検出した場合に、当該障害物の高さ方向の位置に対応させて前記皮膚感覚刺激手段を作動させる
ことを特徴とする車両周辺情報伝達装置。 - 前記運転者の姿勢を検出する運転者姿勢検出手段を更に備え、
前記作動手段は、前記運転者姿勢検出手段が検出した運転者の姿勢が前記背面に非接触の姿勢であり、且つ、前記障害物検出手段が前記車両の後方に障害物を検出した場合には、前記座面の背面側に配置された前記皮膚感覚刺激手段を作動させることを特徴とする請求項1に記載の車両周辺情報伝達装置。 - 車両周辺の障害物を検出する障害物検出手段と、
前記車両の座席の背面及び座面に配置され、当該座面には面格子状に複数配置され、前記車両の運転者の皮膚感覚を刺激する皮膚感覚刺激手段と、
前記障害物検出手段が検出する位置に対応させて、前記障害物検出手段が前記車両の後方に障害物を検出した場合に前記背面に配置された前記皮膚感覚刺激手段を作動させ、前記障害物検出手段が前記車両の側方に障害物を検出した場合に前記座面に配置された前記皮膚感覚刺激手段を作動させる作動手段と、
前記運転者の姿勢を検出する運転者姿勢検出手段と、を具備し、
前記作動手段は、前記運転者姿勢検出手段が検出した運転者の姿勢が前記背面に非接触の姿勢であり、且つ、前記障害物検出手段が前記車両の後方に障害物を検出した場合には、前記座面の背面側に配置された前記皮膚感覚刺激手段を作動させる
ことを特徴とする車両周辺情報伝達装置。 - 前記車両が低速走行時に、前記障害物検出手段は当該車両周辺の障害物を検出し、前記作動手段は前記障害物検出手段に対応して前記皮膚感覚刺激手段を作動させることを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の車両周辺情報伝達装置。
- 前記座席に設置され、運転者の着座により当該座席に加わる圧力の値を検出する感圧センサと、
前記座席に加わる圧力分布と運転者の姿勢との相関関係が記憶された記憶手段と、
前記感圧センサの検出値と前記記憶された相関関係とにより運転者の姿勢を検出する運転者姿勢検出手段とを備え、
前記作動手段は、前記検出した運転者の姿勢と前記検出した障害物の情報とに基づいて、前記皮膚感覚刺激手段を作動させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両周辺情報伝達装置。 - 前記障害物検出手段は、所定数のセンサの検出値から、車両周辺の障害物の存在の位置、方向、大きさ、移動速度、移動方向及び種類のうちの少なくとも1つを障害物情報として検出し、
前記皮膚感覚刺激手段は、運転席に設置された複数の刺激装置を備え、
前記作動手段は、前記検出した障害物情報に対応する前記刺激装置を作動させることで、前記障害物情報を運転者に伝達する、
ことを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1の請求項に記載の車両周辺情報伝達装置。 - 前記障害物検出手段は、複数種類のセンサを複合的に用いることにより障害物の移動速度及び種類を検出し、
前記作動手段は、前記検出した移動速度及び種類に応じて前記皮膚感覚刺激手段の作動パターンを変化させる、
ことを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1の請求項に記載の車両周辺情報伝達装置。
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