JP4649943B2 - 手持ち式刈込機 - Google Patents

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Description

本発明は、芝等の刈り込みに使用される手持ち式刈込機に関するものである。
手持ち式刈込機は、本体底部にブレードを備え、本体に内蔵されたモータの回転を偏心カムによって前記ブレードの水平揺動運動に変換して芝等の刈込作業を行うものであるが、その刈込高さの調整は、ブレードが所望の高さになるよう本体を持ち上げたり、傾けたりすることによってなされていた。このため作業性が悪く、芝等の刈込高さを一定に揃えるのは至難であった。
そこで、図18に示すような手持ち式刈込機101が提案されている(特許文献1参照)。
即ち、図18は従来の手持ち式刈込機101の側面図であり、図示の手持ち式刈込機101は、ブレードカバー125を用いて刈込高さhを調整するものであって、その本体102の両側部(図18には一方のみ図示)には横方向に長い3つ切欠溝130が上下に形成されている。
又、ブレードカバー125は、当該手持ち式刈込機101の不使用時にブレード103に被せられてこれをを保護するためのものであって、その両側部には取付部131(図18には一方のみ図示)が垂直に立設されており、各取付部131の先端には爪部131aがそれぞれ形成されている。
而して、図18に示すように、ブレードカバー125の取付部131に形成された爪部131aを本体102の前記切欠溝130に係合させることによってブレードカバー125を本体102に装着し、このブレードカバー125の底面を地面等の上を摺動させながら手持ち式刈込機101を移動させることによって芝等がブレード103によって刈り込まれるが、ブレードカバー125の爪部131aが係合する本体102側の切欠溝130を変更することによってブレード103の高さを段階的に変えて刈込高さhを調整することができる。即ち、ブレードカバー125の爪部131aが本体102側の最下段の切欠溝130に係合している図18に示す状態では、刈込高さhは最も高く、ブレードカバー125の爪部131aを本体102側の中段、上段の切欠溝130に係合させると、刈込高さhは段階的に低く調整される。
特開2004−261053号公報
しかしながら、図18に示すブレードカバー125を用いた刈込高さ調整方式によれば、本体102に複数の切欠溝130を加工する必要があり、又、ブレードカバー125は、垂直方向に高い取付部131を有するために特殊な形状となり、変形したり破損し易く、ブレード103を保護するという本来の機能を果たすための使用に際しては取付部131が邪魔になるという問題がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、本体に大幅な加工を要することなく、例えば既存のブレードカバーをそのまま使用して刈込高さを作業性良く容易に調整することができる手持ち式刈込機を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、本体底部にブレードを備え、本体に内蔵されたモータの回転を偏心カムによって前記ブレードの水平揺動運動に変換して所要の刈込作業を行う手持ち式刈込機において、一方の面にレール状突起を突設して成る刈込高さ調整用の台座プレートを前記本体とは別体に設け、該台座プレートを前記本体の底部に表裏を逆にして装着可能としたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記台座プレートを、前記ブレードが挿入される空洞部を備えるブレードカバーで構成したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記台座プレートに前記レール状突起を左右一対設け、両レール状突起間の距離を前記本体の幅寸法よりも大きく設定するとともに、台座プレートのレール状突起を含む全高を最大刈込高さに対応する寸法としたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の発明において、前記レール状突起の長さ方向両端部をR状に成形したことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れかに記載の発明において、前記本体底面と前記台座プレートの一方にレール状の嵌合突起を形成し、他方に前記嵌合突起が嵌合するスリット状の嵌合溝を形成したことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明において、前記嵌合突起を前記本体底面に突設し、該嵌合突起の長さ方向両端部をR状に成形したことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項5又は6記載の発明において、前記嵌合突起に、該嵌合突起を前記嵌合溝に係止するための係止突起を形成したことを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1〜7の何れかに記載の発明において、前記本体底面と前記台座プレートの一方に位置決め用突起を形成し、他方に前記位置決め用突起が嵌合する嵌合孔を形成したことを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項8記載の発明において、前記位置決め用突起と嵌合孔を前記本体底面の中心部に対して長さ方向又は幅方向にオフセットした位置に形成したことを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項8又は9記載の発明において、前記位置決め用突起を前記本体底面に形成したことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、台座プレートを本体に装着しないで作業を行えば刈込高さは最も低く設定され、台座プレートをレール状突起が設けられていない平坦面を下にして本体底部に装着して作業を行えば刈込高さが中間高さに設定され、台座プレートをレール状突起を下にして本体底部に装着して作業を行えば刈込高さが最も高く設定される。このように台座プレートを用いない作業と、台座プレートをその表裏を逆にして本体底部に装着する作業を選択することによって、本体に大幅な加工を施すことなく、刈込高さを3段階に作業性良く容易に調整することができる。
請求項2記載の発明によれば、既存のブレードカバーを利用して刈込高さを作業性良く容易に調整することができる。
請求項3記載の発明によれば、刈込高さを中間高さに設定するために、台座プレートをその左右一対のレール状突起が上になるように本体底部に装着する場合、本体底部を台座プレートの左右のレー状突起の間にコンパクトに嵌め込むことができる。又、台座プレートのレール状突起が下になるようにして本体底部に装着して作業を行えば、刈込高さを予め設定した最大刈込高さに調整することができる。
請求項4記載の発明によれば、台座プレートに突設されたレール状突起の長さ方向両端部をR状に成形したため、該台座プレートをレール状突起が下になるようにして本体底部に装着して作業を行う場合、レール状突起が地面等の上を抵抗無くスムーズに摺動することができ、当該手持ち式刈込機を地面等の上をスムーズに移動させて所要の刈込作業を作業性良く安定的に行うことができる。
請求項5記載の発明によれば、台座プレートを本体底部に装着して作業を行う場合、本体底面と台座プレートの一方に形成されたレール状の嵌合突起と他方に形成されたスリット状の嵌合溝とを嵌合させることによって台座プレートを本体底部の所定位置に容易に装着することができる。
請求項6記載の発明によれば、嵌合突起を本体底面に突設したため、本体底面に泥や小石が詰まることがなく、又、その嵌合突起の長さ方向両端部をR状に成形したため、本体を地面等の上を抵抗無くスムーズに移動させて刈込作業を行うことができる。
請求項7記載の発明によれば、嵌合突起に、該嵌合突起を嵌合溝に係止するための係止突起を形成したため、本体底部に装着された台座プレートを確実に保持してその外れを効果的に防ぐことができる。
請求項8記載の発明によれば、台座プレートを本体底部に装着した状態で位置決め用突起が嵌合孔に嵌合するため、該台座プレートの本体底部に対する位置決めがなされるとともに、台座プレートを本体底部に更に確実に保持してその外れを効果的に防ぐことができる。
請求項9記載の発明によれば、位置決め用突起と嵌合孔を本体底面の中心部に対して長さ方向又は幅方向にオフセットした位置に形成したため、台座プレートは本体底部に常に正しい方向に装着される。
請求項10記載の発明によれば、位置決め用突起を本体底面に形成したため、本体底面に泥や小石が詰まることがなく、作業終了後の本体の清掃作業が容易化する。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
先ず、本発明に係る手持ち式刈込機の基本構成を図1〜図6に基づいて説明する。
図1は本発明に係る手持ち式刈込機の斜視図、図2は同手持ち式刈込機の側面図、図3は同手持ち式刈込機の正面図、図4は同手持ち式刈込機の底面図、図5は同手持ち式刈込機の側断面図、図6は同手持ち式刈込機の分解斜視図である。
本発明に係る手持ち式刈込機1は、本体2の下部に略水平に延びる鋸歯状の上下2枚のブレード3(上刃3aと下刃3b)を備えている。ここで、本体2は、図6に示すように、左右に2分割された樹脂製のハウジング2A,2Bを複数のビス4によって結合一体化して構成され、その上部には、作業者が把持するためのハンドル部2aが形成され、ハンドル部2aにはスイッチ5が設けられている。又、本体2の後部からは電源コード6が導出しており、該電源コード6の端部(自由端)には電源プラグ7が取り付けられている。
ここで、手持ち式刈込機1の内部構造を図5及び図6に基づいて説明する。
本体2内には、駆動源としてのモータ8が縦置き状態で内蔵されており、このモータ8の下方へ延出する出力軸9の端部には小径のギヤ10が結着されている。又、本体2内には、モータ8の出力軸9と平行な2本の軸11,12がそれぞれ垂直に立設されており、一方の軸11には大小異径のギヤ13a,13bを上下2段に備える段ギヤ13が回転可能に支承され、他方の軸12には大径のギヤ14が回転自在に支承されている。そして、段ギヤ13の大径ギヤ13aは前記ギヤ10に噛合しており、小径ギヤ13bは前記ギヤ14に噛合している。
ところで、図5に示すように、前記ギヤ14には軸12に対して偏心した大小異径の偏心ボス14a,14bが一体に形成されており、両偏心ボス14a,14bは偏心の位相が互いに180°ずれている。
他方、図6に示すように、前記ブレード3の上刃3aと下刃3bは、プレート15上に立設されたピン16によってその中間部が揺動可能に軸支されており、上刃3aと下刃3bの各基端部には長孔状の大小のカム孔3a−1,3b−1がそれぞれ形成されている。そして、上刃3aに形成されたカム孔3a−1には大径のリング17が嵌め込まれ、このリング17は前記ギヤ14に形成された大径の偏心ボス14aの外周に嵌装されている。同様に、下刃3bに形成されたカム孔3b−1には小径のリング18が嵌め込まれ、このリング18は前記ギヤ14に形成された小径の偏心ボス14bの外周に嵌装されている。尚、図中、19は本体2内へのごみ等の侵入を防ぐためのシール用パッキンである。
又、本体2の底面には、略矩形のボトムプレート20が複数のビス21によって被着されており、このボトムプレート20の下面には、図3〜図5に示すように、前後方向(本体2の移動方向)に長い左右一対のレール状の嵌合突起22が互いに平行に突設されており、各嵌合突起22の長さ方向両端部(前後端部)はR状に成形されている。そして、各嵌合突起22の内側面の前後2箇所には係止突起23(詳細な形状は図15及び図17参照)が一体に突設されている。
更に、ボトムプレート20の下面の前記左右の嵌合突起22の間の部位であって、且つ、ボトムプレート20の中心点から後方へe1だけオフセットした位置(図4参照)には円柱状の位置決め用突起24が一体に形成されている。
次に、以上の構成を有する手持ち式刈込機1の動作について説明する。
本体2のハンドル部2aに設けられたスイッチ5をONして前記モータ8を駆動すると、その出力軸9の回転はギヤ10、段ギヤ13の大径ギヤ13aと小径ギヤ13bを経て減速されてギヤ14に伝達され、該ギヤ14が所定の速度で回転駆動される。すると、ギヤ14に一体に形成された大小異径の偏心ボス14a,14bが一体に回転し、これらの偏心ボス14a,14bにリング17,18を介してカム孔3a−1,3b−1が嵌合するブレート3の上刃3aと下刃3bがピン16を中心として互いに逆方向に揺動するため、これら上刃3aと下刃3bによって芝等が刈り込まれる。
尚、本実施の形態では、ブレード3の上刃3aと下刃3bは、カム孔3a−1,3b−1を除き同一形状及び寸法に形成され、これらは180°の位相差で交互に且つ同様に揺動するため、ブレード3における重量バランスが良好に保たれる。
ところで、手持ち式刈込機1の不使用時には、安全のために、ブレード3には、図7の斜視図及び図8の側面図に示すように、ブレードカバー25が被せられて保護されるが、ここで、ブレードカバー25の詳細を図9〜図12に基づいて説明する。
図9はブレードカバーの斜視図、図10は同ブレードカバーの平面図、図11は図10のA−A線断面図、図12は図10の矢視B方向の図である。
ブレードカバー25は、安全のためにブレード3を保護するためのカバーの他、後述のように刈込高さ調整用の台座プレートを兼ねるものであって、樹脂にて矩形プレート状に一体成形されている。このブレードカバー25には、図11に示すように、上壁25aと下壁25bの間に、ブレード3が差し込まれるための空洞部Sが形成され、この空洞部Sの長辺側の端面はブレード3が差し込まれ得るよう全幅に亘って開口する開口部S1を形成しており(図11及び図12参照)、この開口部S1に対向する他端側の開口部S2には補強用の2つのリブ25cが形成されている。
又、ブレードカバー25の上壁25aの長辺側の左右両端部には一対のレール状突起26が垂直に一体に立設されており、各レール状突起26の長さ方向両端部は、図9及び図12に示すようにR状に成形されている。ここで、左右のレール状突起26間の距離は本体2の幅寸法よりも大きく設定され、ブレードカバー25のレール状突起26を含む全高は最大刈込高さ(後述のh3(図16参照))に対応する寸法に設定されている。
更に、ブレードカバー25の上下壁25a,25bの前記左右のレール状突起26の間の部位には、本体2のボトムプレート20に突設された前記レール状の嵌合突起22(図2〜図5参照)が嵌合するため左右一対のスリット状の嵌合溝27が互いに平行に長辺に沿って形成されている。又、ブレードカバー25の上下壁25a,25bの前記左右の嵌合溝27の間であって、且つ、ブレードカバー25の中心点からe2だけ長さ方向にオフセットした位置には、本体2のボトムプレート20に突設された前記位置決め用突起24(図3〜図5参照)が嵌合するための円孔状の嵌合孔28が形成されている。
次に、本発明に係る手持ち式刈込機1における刈込高さの調整方法を図2及び図13〜図17に基づいて説明する。
図13は刈込高さを中間高さに設定した状態を示す場合の手持ち式刈込機の斜視図、図14は同手持ち式刈込機の側面図、図15は図14のC−C線部分断面図、図16は刈込高さを最大高さに設定した状態を示す場合の手持ち式刈込機の側面図、図17は図16のD−D線部分断面図である。
本発明に係る手持ち式刈込機1においては、ブレードカバー25を利用して刈込高さを3段階に調整することができる。
即ち、刈込高さを最も低く設定する場合には、図2に示すように、ブレードカバー25を用いることなく、本体2底部のボトムカバー20に立設された嵌合突起22を地面等の上を摺動させて本体2を移動させれば、ブレード3の地面からの高さは図示のh1(本実施の形態では、10mm)となるため、芝等はブレード3によって刈込高さh1で刈り込まれる。
次に、上記刈込高さをh1よりも高い中間刈込高さに設定して作業を行いたい場合には、図13及び図14に示すように、ブレードカバー25のレール状突起26が上になる向き(平坦面が下になる向き)に該ブレードカバー25を本体2の底部に装着する。即ち、ブレードカバー25の上壁25aの左右一対のレール状突起26の間に本体2を載せ、該本体2底部のボトムプレート20に突設された嵌合突起22をブレードカバー25の上壁25aに形成された嵌合溝27に嵌合させるとともに、ボトムプレート20に突設された位置決め用突起24をブレードカバー25の上壁25aに形成された嵌合孔28に嵌合させる。
すると、ブレード3の地面等からの高さはブレードカバー25によって嵩上げされ、図示の中間高さh2(本実施の形態では、15mm)に設定され、ブレードカバー25の下面を地面等の上を摺動させて本体2を移動させれば、芝等はブレード3によって刈込高さh2で刈り込まれる。
ところで、ボトムプレート20の嵌合突起22をブレードカバー25の上壁25aに形成された嵌合溝27に嵌合させると、図15に示すように、嵌合突起22に形成した係止突起23がブレードカバー25の上壁25aの嵌合溝27の周縁に係止されるため、ブレードカバー25の本体2からの抜けが防がれ、該ブレードカバー25は本体2の底部に確実に装着される。
又、ブレードカバー25の嵌合溝27に嵌合する本体2側の嵌合突起22の両端部をR状に成形したため、ブレードカバー25を底部に装着したままの状態で本体2を移動させると、ブレードカバー25が本体2から外れ易いが、本体2のボトムプレート20に突設した位置決め用突起24をブレードカバー25の嵌合孔28に嵌合させるようにしたため、作業途中でのブレードカバー25の本体2からの外れが確実に防がれ、刈込高さh2での刈込作業が安定的に行われる。そして、この場合、位置決め用突起24と嵌合孔28を本体2底面の中心部に対して長さ方向にオフセットした位置に形成したため、ブレードカバー25を本体2底部に常に正しい方向に装着することができる。尚、本実施の形態では、位置決め用突起24と嵌合孔28を本体2底面の中心部に対して長さ方向にオフセットした位置に形成したが、これらを幅方向にオフセットした位置に形成しても同様の効果が得られる。但し、位置決め用突起24と嵌合孔28を本体2底面の中心部に対して幅方向にオフセットした位置に形成する場合には、表裏を逆転して使用されるブレードカバー25の上壁25aと下壁25bには嵌合孔28を同一位置に形成することができず、2つの嵌合孔28を点対称となる位置に形成する必要があることから、本実施の形態のように位置決め用突起24と嵌合孔28を本体2底面の中心部に対して長さ方向にオフセットした位置に形成する方が望ましい。
次に、上記刈込高さh2よりも高い最大刈込高さで作業を行いたい場合には、図16に示すように、ブレードカバー25の表裏を逆にし、レール状突起26が下になる向き(平坦な下壁25bが上になる向き)に該ブレードカバー25を本体2の底部に装着する。即ち、ブレードカバー25の平坦な下壁25b上に本体2を載せ、該本体2底部のボトムプレート20に突設された嵌合突起22をブレードカバー25の下壁25bに形成された嵌合溝27に嵌合させるとともに、ボトムプレート20に突設された位置決め用突起24をブレードカバー25の下壁25bに形成された嵌合孔28に嵌合させる。
すると、ブレード3の地面等からの高さはブレードカバー25によって更に嵩上げされ、図示の最大高さh3(本実施の形態では、25mm)に設定され、ブレードカバー25の左右のレール状突起26を地面等の上を摺動させて本体2を移動させれば、芝等はブレード3によって最大刈込高さh3で刈り込まれる。
ところで、ボトムプレート20の嵌合突起22をブレードカバー25の下壁25bに形成された嵌合溝27に嵌合させると、図17に示すように、嵌合突起22に形成した係止突起23がブレードカバー25の下壁25bの嵌合溝27の周縁に係止されるため、ブレードカバー25の本体2からの抜けが防がれ、該ブレードカバー25は本体2の底部に確実に装着される。
又、ブレードカバー25の嵌合溝27に嵌合する本体2側の嵌合突起22の両端部をR状に成形したため、ブレードカバー25を底部に装着したままの状態で本体2を移動させると、ブレードカバー25が本体2から外れ易いが、本体2のボトムプレート20に突設した位置決め用突起24をブレードカバー25の嵌合孔28に嵌合させるようにしたため、作業途中でのブレードカバー25の本体2からの外れが確実に防がれ、最大刈込高さh3での刈込作業が安定的に行われる。
更に、レール状突起22の長さ方向両端部をR状に成形したため、該レール状突起22が地面等の上を抵抗無くスムーズに摺動することができ、当該手持ち式刈込機1を地面等の上をスムーズに移動させて所要の刈込作業を作業性良く安定的に行うことができる。
又、前記と同様に、位置決め用突起24と嵌合孔28を本体2底面の中心部に対して長さ方向にオフセットした位置に形成したため、この場合もブレードカバー25を本体2の底部に常に正しい方向に装着することができる。
以上のように、本発明に係る手持ち式刈込機1においては、ブレードカバー25を本体2に装着しないで作業を行えば刈込高さは最も低いh1に設定され、ブレードカバー25をレール状突起26を上にして本体2底部に装着して作業を行えば刈込高さが中間高さh2に設定され、ブレートカバー25をレール状突起26を下にして本体2底部に装着して作業を行えば刈込高さが最高高さh3に設定される。このようにブレードカバー25を用いない作業と、ブレードカバー25をその表裏を逆にして本体2の底部に装着する作業を選択することによって、本体2に大幅な加工を施すことなく、刈込高さをh1,h2,h3の3段階に作業性良く容易に調整することができる。
又、本実施の形態では、既存のブレードカバー25を刈込高さの調整に利用したため、刈込高さ調整用の専用部品を別に設ける必要がなく、部品点数の増加を防ぐことができる。尚、刈込高さ調整用の台座プレートをブレードカバー25とは別に設けても良い。
更に、本実施の形態とは逆に、嵌合突起22と位置決め用突起24をブレードカバー25側に形成し、これらが嵌合する嵌合溝27と嵌合孔28を本体2側のボトムプレート20に形成しても良いが、この場合には、本体2の底面に形成された嵌合溝27や嵌合孔28に泥や小石が詰まる可能性があり、作業終了後の本体2の清掃作業が必要となる。これに対して、本実施の形態のように、本体側のボトムプレート20に嵌合突起22と位置決め用突起24を形成すれば、本体2の底面に泥や小石が詰まることがなく、作業終了後の本体2の清掃作業が容易化するため、このような構成の方が望ましい。
本発明は、刈込高さの調整機能を備える手持ち式刈込機に対して有用である。
本発明に係る手持ち式刈込機の斜視図である。 本発明に係る手持ち式刈込機の側面図である。 本発明に係る手持ち式刈込機の正面図である。 本発明に係る手持ち式刈込機の底面図である。 本発明に係る手持ち式刈込機の側断面図である。 本発明に係る手持ち式刈込機の分解斜視図である。 本発明に係る手持ち式刈込機のブレードにブレートカバーを装着した不使用時の状態を示す斜視図である。 本発明に係る手持ち式刈込機のブレードにブレートカバーを装着した不使用時の状態を示す側面図である。 ブレードカバーの斜視図である。 ブレードカバーの平面図である。 図10のA−A線断面図である。 図10の矢視B方向の図である。 本発明に係る手持ち式刈込機の刈込高さを中間高さに設定した状態を示す斜視図である。 本発明に係る手持ち式刈込機の刈込高さを中間高さに設定した状態を示す側面図である。 図14のC−C線部分断面図である。 本発明に係る手持ち式刈込機の刈込高さを最高高さに設定した状態を示す側面図である。 図16のD−D線部分断面図である。 従来の手持ち式刈込機の側面図である。
符号の説明
1 手持ち式刈込機
2 本体
3 ブレード
3a 上刃
3b 下刃
3a−1 カム孔
3b−1 カム孔
8 モータ
9 モータ出力軸
10 ギヤ
13 段ギヤ
14 ギヤ
14a 偏心ボス
14b 偏心ボス
16 ピン
20 ボトムプレート
22 嵌合突起
23 係止突起
24 位置決め用突起
25 ブレードカバー(台座プレート)
26 レール状突起
27 嵌合溝
28 嵌合孔
S 空洞部

Claims (10)

  1. 本体底部にブレードを備え、本体に内蔵されたモータの回転を偏心カムによって前記ブレードの水平揺動運動に変換して所要の刈込作業を行う手持ち式刈込機において、
    一方の面にレール状突起を突設して成る刈込高さ調整用の台座プレートを前記本体とは別体に設け、該台座プレートを前記本体の底部に表裏を逆にして装着可能としたことを特徴とする手持ち式刈込機。
  2. 前記台座プレートを、前記ブレードが挿入される空洞部を備えるブレードカバーで構成したことを特徴とする請求項1記載の手持ち式刈込機。
  3. 前記台座プレートに前記レール状突起を左右一対設け、両レール状突起間の距離を前記本体の幅寸法よりも大きく設定するとともに、台座プレートのレール状突起を含む全高を最大刈込高さ寸法としたことを特徴とする請求項1又は2記載の手持ち式刈込機。
  4. 前記レール状突起の長さ方向両端部をR状に成形したことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の手持ち式刈込機。
  5. 前記本体底面と前記台座プレートの一方にレール状の嵌合突起を形成し、他方に前記嵌合突起が嵌合するスリット状の嵌合溝を形成したことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の手持ち式刈込機。
  6. 前記嵌合突起を前記本体底面に突設し、該嵌合突起の長さ方向両端部をR状に成形したことを特徴とする請求項5記載の手持ち式刈込機。
  7. 前記嵌合突起に、該嵌合突起を前記嵌合溝に係止するための係止突起を形成したことを特徴とする請求項5又は6記載の手持ち式刈込機。
  8. 前記本体底面と前記台座プレートの一方に位置決め用突起を形成し、他方に前記位置決め用突起が嵌合する嵌合孔を形成したことを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の手持ち式刈込機。
  9. 前記位置決め用突起と嵌合孔を前記本体底面の中心部に対して長さ方向又は幅方向にオフセットした位置に形成したことを特徴とする請求項8記載の手持ち式刈込機。
  10. 前記位置決め用突起を前記本体底面に形成したことを特徴とする請求項8又は9記載の手持ち式刈込機。
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