JP4074956B2 - 芝生処理機用のシャーシ - Google Patents

Description

本発明は、フレームと、このフレーム上に取り付けられた多数の芝生処理ヘッド（ユニット）とを有し、各ユニットが長尺な芝生処理モジュールを装着するマルチヘッド芝生処理機に関する。また、本発明は、芝生処理ユニット用のシャーシであって、対向する外端部を有し且つこの外端部によってシャーシに装着される交換可能で長尺な芝生処理モジュールを取り付けられるようになっているシャーシに関する。

この明細書において、用語「マルチヘッド（ユニット）芝生処理機」は、いわゆるゴルフ「グリーン」 芝刈り機を含むことを意図している。ゴルフ「グリーン」 芝刈り機は、メインフレームと、このメインフレーム上に取り付けられる多数の別個の芝生処理ヘッドまたはユニットとを有し、各芝生処理ヘッドは、長尺な芝生および／または地面処理装置が装着されたシャーシを備えている。処理装置の一例は、円筒状の芝刈り機、穴あけ機等を含み、したがって、各ユニットのシャーシに組み込まれた実際の作動機構を構成するとともに、芝生および／または地面を実際に処理する。

したがって、用語「芝生処理ユニット」は、乗用マルチヘッド芝生処理機のフレームに取り付けることができる完成されたユニットを示している。
用語「シャーシ」は、長尺な芝生および／または地面処理装置が取り付けられる芝生処理ユニットのハウジングまたはフレームを示している。
以下に述べる用語「芝生処理モジュール」は、各ユニットのシャーシ内で、迅速且つ簡単に取り外すことができ、異なるモジュールと交換することができるように設計される芝生／地面処理装置を含んでいる。

本発明は、特に（これだけに限られないが）、乗用型原動機を有し且つ多数の各芝生処理ユニットが取り付けられるタイプの芝生処理機に適用される。ゴルフ「グリーン」芝刈り機等の芝刈り機の場合、芝生処理モジュールは、中心軸の周囲で延びる螺旋状の刈り刃を有する円筒状の芝刈りユニットである。このようなブレードは、前記中心軸の径方向外側に離間する円筒状の切断面を形成する。しかしながら、本発明は、他のタイプの芝生処理装置またはモジュール、例えば、土かき具、いわゆる「バーチカット」装置、穴あけ機、回転ブラシ、敷肥ブラシ、サレルローラ、スリッター等を利用する芝生処理機に適用できる。

従来、製造メーカーは、シャーシと、このシャーシを地面上で駆動して関連する処理装置を作動させる原動機とを有する仕事別に固有のユニット、すなわち、芝刈り機、土かき具、または、穴あけ機を供給した。限られた数の事例において、製造メーカーによって提供された他の代替物は、最初に円筒状の芝刈り機を取り外した後にユニットのシャーシに組み込むことができる他の芝生処理装置、例えば回転ブラシや土かき具を提供してきた。しかしながら、現在まで利用可能な構造において、ユニットのシャーシに対する各装置の着脱は、時間がかかる上、熟練整備士を必要とする煩雑な仕事であり、通常、ボルトまたは他の固定具を締めたり緩めたりする必要があり、また、ベアリングを取り外し、交換し、および／または、調整する必要がある。なお、そのようなマルチユニット乗用芝生処理機は、通常、３個、５個、または、７個のユニットを有し、そのような芝生処理装置の交換は、殆ど行なわれないのが現状である。

しかしながら、現在においては、スポーツの芝生の状態やプレー特性を向上させるためにスポーツの芝生で定期的に行なわれる付加的な処理の要求が高まるのに伴って、作業者の効率を上げることが必要となり、特定の芝生処理ユニットの別個のセットを購入するのではなく、そのような芝生処理ユニットのシャーシ内で幅広い芝生処理装置を迅速且つ簡単に交換する方法を見出す必要性が高まってきた。本発明は、長尺な芝生／地面処理モジュール（例えば、円筒状または略円筒状の装置）の着脱を容易にする改良された手段を有する芝生処理ユニット用のシャーシを提供し、非熟練芝刈り作業者等であっても、そのようなシャーシ内で幅広い芝生処理モジュールを迅速且つ簡単に交換できるようにすることを目的として開発された。

本発明の一態様においては、長尺な芝生処理モジュールを取り付けられるようになっている芝生処理ユニット用のシャーシが提供される。前記モジュールは、対向する外端部を有し、この外端部によってシャーシ上に取り付けられる。
前記シャーシは、芝生処理機のフレーム上に取り付けられるようになっており、
前記シャーシは、各芝生処理モジュールの着脱を容易にするようになっている少なくとも１つのモジュール取付部を有している。

これは、前記モジュール取付部を摺動自在に取り付けることができるシャーシの側板に形成された１または複数のスロット等、様々な異なる方法によって実施することができる。また、シャーシのフランジ部がモジュール取付部を有していても良い。好ましくは固定ボルト等を必要とすることなく組立を完了できるように、前記モジュール取付部上には、前記モジュールが交換可能に取り付けられる。採用される手段に関係なく、目的は、モジュールの交換をできるだけ迅速且つ簡単に行なえるようにすることである。

前記シャーシは、前記芝生処理機の走行方向に対して互いに側方に離間する２つのモジュール取付部を有し、前記各モジュール取付部は、前記モジュールの各外端部を受けるようになっていることが好ましい。
前記シャーシは、２つのシャーシ部分を備え、これらのシャーシ部分は、前記モジュール取付部内に前記モジュールの外端部を保持してシャーシ上に前記モジュールを取り付けるために組立可能であり、また、前記モジュール取付部を利用して前記モジュールの前記外端部をシャーシに対して着脱するために相対的に分離可能であっても良い。

したがって、本発明の好ましい態様は、（ａ）必要に応じて前記シャーシ部分を相対的に分離することにより前記モジュール取付部を利用できる状態にすることができるという点で、また、（ｂ）前記シャーシ部分が組み立てられる時に、前記モジュールの外端部をシャーシに強固に取り付けて、前記モジュールによって適切な芝生処理作業を行なうことができるという点で、非常に迅速に作動する簡単な手段により芝生処理モジュールを着脱できるという能力を与える。
２つの前記シャーシ部分は、組立時に互いに係合可能であり、他方のシャーシ部分に対する一方のシャーシ部分の係合状態を解除することにより、前記モジュール取付部を利用できることが好ましい。

したがって、２つの前記シャーシ部分は、組立状態と分解状態との間で相対的に移動できるように、互いに移動可能に接続されていることが好ましい。
一方のシャーシ部分は、前記モジュールの前記外端部が前記モジュール取付部内に保持される係合位置と、前記モジュールの前記外端部を前記モジュール取付部から取り外すことができる解放位置との間で移動できるように、他方のシャーシ部分に対して旋回可能に接続されていても良い。
したがって、前記シャーシ部分が前記係合位置に位置されると、前記シャーシ部分は、協働して、前記モジュールの前記外端部を取り囲む取付ソケットを形成しても良く、前記シャーシ部分が前記解放位置に位置されると、前記取付ソケットの一部が離間移動できても良い。

好ましい構成において、第１のシャーシ部分は、各取付ソケットの主要部分を形成し、前記第２のシャーシ部分は、各取付ソケットの副次的な部分を形成し、これにより、前記第２のシャーシ部分が前記係合位置へと移動する前に、前記シャーシ部分が前記解放位置に位置されると、前記各取付ソケットの前記主要部分が前記モジュールの前記各端部を受ける。
前記シャーシは、その走行方向に対して横方向に離間する２つの側面を備えていることが好ましい。２つの前記取付ソケットは、前記モジュールの端部を受ける断面が正方形または他の形状のソケットを構成する。したがって、前記シャーシにはソケットが形成され、あるいは、前記シャーシがソケットを形成し、前記シャーシ部分が分離されると、各ソケットの外周の一部が外側に開放されて、前記モジュールの端部のために取付ソケットを利用することができる。断面が正方形のソケットの場合、一方のシャーシ部分がソケットの３つの辺を形成しても良く、他方のシャーシ部分が４つの（開放可能な）辺を形成しても良い。また、各シャーシ部分が正方形ソケットの２つの辺を形成しても良い。

２つの前記シャーシ部分は、互いに旋回可能に接続されて、前部と後部とを形成しても良い。この場合、前部は、開（離間した）位置をとるべく、後部の前側下方に旋回することができる。これにより、モジュールの端部を取付ソケットに対して簡単に着脱することができる。
シャーシの前記前部は、普通のフロントローラを支持していても良く、好ましくは、上下に調整して、芝生表面上でモジュール高さを変えることができる。前記後部は、リヤローラによって支持されていても良い。
芝生処理モジュールは、円筒状の芝刈りユニット、土かき装置、バーチカット装置、穴あけ機またはブラシ等を備えていても良い。

特に好ましい構成においては、フレームと、このフレーム上に取り付けられる多数の芝生処理ユニットとを有するマルチユニット芝生処理機が提供される。前記各ユニットは、長尺な芝生処理モジュールを装着するとともに、前記各処理ユニットは、前述した１または複数の好ましい特徴を随意的に有する本発明の前記一態様に係るシャーシによって形成される。

本発明の更なる態様においては、フレームと、このフレーム上に取り付けられる多数の芝生処理ユニットとを有するマルチユニット芝生処理機であって、前記各ユニットは、長尺な芝生処理モジュールを装着するとともに、前記各処理ユニットは、芝生処理機の走行方向に対して互いに側方に離間する一対のモジュール取付部を有し、各芝生処理モジュールが着脱自在に取り付けられるマルチユニット芝生処理機が提供される。
以下、添付図面を参照しながら、芝生処理機に装着するための本発明に係るシャーシの好ましい実施形態を一例として詳細に説明する。

図面の図１から図３には、本発明に係るシャーシが全体的に参照符号１０で示されている。このシャーシ１０は、マルチヘッド芝生処理機のフレーム内またはフレーム上に装着されるようになっている。したがって、各処理ヘッド（ユニット）は、シャーシ１０によって形成されるとともに、複数の取付ソケット１１を有している。複数の取付ソケット１１は、芝生処理機の走行方向に対して垂直に離間するとともに、芝生処理モジュール（円筒状の芝刈りユニット、土かきユニット、バーチカット装置、穴あけ機またはブラシ等を備えていても良い）の外端部を回転可能に装着するのに役立つ。

したがって、シャーシ１０は、走行方向に対して垂直に離間する２つの対向する側面を形成し、各側面にはそれぞれ取付ソケット１１が設けられている。
シャーシ１０は、前部１２と後部１３とを備えている。前部１２および後部１３は、図２に示される開位置すなわち分解位置と、図１に示される閉位置すなわち組立位置との間で移動できるように互いに接続されている。図２に示される開位置においては、取付ソケット１１を利用して、芝生処理モジュールの端部を取り付け或いは取り外すことができる。図１に示される閉位置では、芝生処理モジュールをシャーシに取り付けて、適当な芝生処理作業を行なえる状態とすることができる。

図示の実施形態において、複数の取付ソケット１１は、断面が正方形の複数のソケットを構成しており、各ソケットの外周の一部は、前部または後部の一方によって形成され（図示の実施形態では、ソケットの３つの辺が後部１３によって形成され）、外周の残りの部分は、前部または後部の他方によって形成されている（図示の実施形態では、外側に開く１辺が前部１２によって形成されている）。
２つのシャーシ部分１２，１３は、水平に延びる旋回軸１４により、互いに旋回可能に接続されている。また、図２から明らかなように、前部１２は、開位置をとるべく、後部１３の前側下方に旋回することができる。これにより、モジュールの端部を取付ソケット１１に対して迅速且つ簡単に着脱することができる。
シャーシ１０の前部１２は、普通のフロントローラ１５を支持している。このフロントローラ１５は、上下に調整して、芝生表面上でモジュールの高さを変えることができる。後部１３は、リヤローラ１６によって支持されている。

図１または図２には示されていないが、シャーシ部分１２，１３が図１に示される閉位置すなわち組立位置へと相対的に移動されると、通常、簡単な急速解放留め具により、シャーシ部分１２，１３の当接面同士の係合状態が保持される。
したがって、図示の実施形態は、単純な「こじ開け」シャーシを提供し、これにより、取付ソケットを簡単に利用して、関連するモジュールの外端部を簡単に着脱することができる。閉位置で取付ソケットが閉じられてモジュールの端部をしっかりと保持することさえできれば、閉位置において、シャーシ部分の当接面の位置は重要ではない。また、２つのシャーシ部分は、関連するモジュールを着脱できるように、十分な程度まで「こじ開け」可能でなければならない。

本発明のシャーシ１０と共に使用できるように設けられたモジュールは、図３に示される様々なタイプの処理モジュール（２０，２１，２２，２３）を備えていても良い。シャーシの各側面は、２つ以上の異なる取付穴１８を有する取付フランジ１７を備え、油圧モータ等の様々なタイプの駆動機構を取付フランジに接続できるようになっていても良い。図３は、取付ソケット１１に対して９０°の角度間隔で調整できるモジュールの対向する外端部２４を示している。

また、図１および図２に示される実施形態は、シャーシ部分１３から前側上方に延びるカバープレート１９を備えている。この目的は、芝生処理作業中に生じる材料の前方への移動を案内することである。変形例として、ガードすなわちカバープレート１９は、シャーシに対して着脱されるモジュールの構成部品として形成されていても良い（図３参照）。また、図３に示されるように、シャーシ１０の２つの部分は、バネ荷重式の解放可能なファスナラッチ２５により、互いに解放可能に結合される。

本発明に係るシャーシの図示の実施形態は、図１に示されるように、モジュールの外端部をモジュール取付部内に保持してモジュールをシャーシ上に取り付けることができる組立状態を有している。また、この実施形態によれば、２つのシャーシ部分を相対的に分離することにより、モジュール取付部を利用して、モジュールの端部をシャーシに対して着脱することができる。

図示の実施形態において、図１に示される組立状態と、図２に示される（離間して）開放された分解状態との間での移動は、水平に延びる旋回軸１４を介してシャーシ部分１２，１３同士を旋回可能に接続するだけで達成される。しかしながら、組立状態と分解状態との間でシャーシを変換する他の形態を本発明が考慮していることは言うまでもない。単なる一例として、図示しないが、シャーシの１つの主要部分がモジュールの端部のための取付ソケットの主要部品を形成するとともに、シャーシの更なる部分が前記主要部品に取り外し可能に接続でき、これにより、前記部分同士を簡単に組み付けて、取付ソケットの形成およびモジュールの所定位置での取り付けを完了できるようにしても良い。しかしながら、前記更なる部分を簡単且つ完全に取り外して、取付ソケットを開放したままにすることにより、モジュールを容易に着脱できるようにしても良い。シャーシの主要部分と取り外し可能なシャーシ部分との間に、これらを摺動可能に係合させる単純な係合部を設けるとともに、スナップ作用の簡単な留め具または容易に動作する他の留め具を設けることが好ましい。

図３は、シャーシ１０に取り付けられるスパイク付きの処理モジュール２３を示している。この処理モジュール２３は、シャーシの側面の外側に突出するモジュール端部プレート２４と、取付ソケット（１１）によって受けられるモジュールの適当な取付部（図示せず）とを有している。シャーシ１０の対向する側面２６（図３参照）は取付ソケットを形成するとともに、この側面２６には通気孔２７が形成されている。通気孔２７は、カートリッジ（２０，２１，２２）上にプレート１９を取り付ける弓形のディスタンスピース２８に設けられた穴２９を介して、モジュールチャンバに空気を流入させることができる。
２つのシャーシ部分（１２，１３）を設けることが本発明の好ましい一実施形態（組立状態と、分解状態または離間（解放）状態とを有する）であり、また、2つ以上のシャーシ部分から成る組立体を有し且つモジュールの着脱のために少なくとも１つの前記シャーシ部分を前記組立体から分離できるシャーシを本発明が考慮していることは言うまでもない。

また、本発明は、各芝生処理モジュールを簡単に着脱する１または複数のモジュール取付部を有する単一部品のシャーシの提供も含んでいる。これは、多くの様々な方法で実施されても良い。そのうちの幾つかの方法について、以下に一例として説明する。
モジュールを摺動自在に取り付けることができるシャーシの側板には、１または複数のスロットが形成されても良い。また、好ましくは固定ボルトを用いることなく組立を完了できるように、シャーシのフランジは、モジュールを交換可能に取り付けることができるモジュール取付部を有していても良い。
主な目的は、できる限り迅速且つ簡潔にモジュールの交換を行なうことができるようにすることである。

図４から図６には、本発明に係るシャーシの第２の実施形態が示されている。この実施形態において、前述した部品と対応する部品については、前述した部品の参照符号に１００を加えた参照符号が付されている。
この第２の実施形態における主な相違点は、２つのシャーシ部分１１２，１１３による取付ソケット１１１の形成方法にある。特に図５から分かるように、各シャーシ部分は、正方形の取付ソケット（組立時）の２つの辺だけを形成する。

図６は、シャーシの構成部品の分解図であり、駆動軸１２７の長手方向に沿って複数の「バーチカット」歯付きプレート１２６が離間して設けられた交換可能な「カートリッジ」すなわち芝生処理モジュールの分解図を示している。また、図６は、カートリッジすなわちモジュールが取付ソケット１１１で着脱自在に取り付けられる端部プレート１１７、１１８を示している。モジュールの外端部を形成する一対の内側および外側の各取付プレート間には、適当な正方形の取付部が設けられている。
正方形の前記取付部は、図７（ａ）から図７（ｅ）に示される内側端部プレ−ト１１８ｂと外側端部プレート１１８ａとの間に形成されるとともに、取付ソケット１１１に摺動自在に嵌め付けられる断面が正方形の部品１１８ｃによって形成されている。この場合、外側端部プレート１１８ａはシャーシ側面の外面上に配置され、内側端部プレート１１８ｂはシャーシ側面の内面上に配置される。必要に応じて、取付部品１１８ｃと取付ソケット１１１との間に調整具（図示せず）を設けて、モジュールの高さの調整を行なえるようにしても良い。

芝生処理を行える状態となるように略水平に延びる芝生処理モジュールをシャーシに取り付けることができる閉位置に組み立てられた２つのシャーシ部分を示す、シャーシの第１の実施形態の側面図である。 開放されて離間された位置に分解されることにより、モジュールの端部のための取付ソケットを使用して、モジュールを簡単に着脱できるようにした２つのシャーシ部分を示す側面図である。 図１および図２のシャーシに交換可能に簡単に取り付けることができる多くの様々な芝生処理モジュールの斜視図である。 組立状態のシャーシの第２の実施形態の側面図である。 分解状態のシャーシの第２の実施形態の側面図である。 シャーシの第２の実施形態の構成部品の分解図である。 ７（ａ）から７（ｅ）は、各処理モジュールの取付端部の構成を詳細に示す側面図、端面図、断面図である。

Claims (11)

1. 長尺な芝生処理用のモジュール（２０、２１、２２、２３）を取付けられるようになっている芝生処理ユニット用のシャーシ（１０）であって、芝生処理機のフレーム上に取付けられるようになっており、
   相対的に分離可能で、係合位置にあるとき前記モジュールを取付け可能に支持するモジュール取付部（１１）を形成する二つのシャーシ部分（１２、１３）を備え、
   一方のシャーシ部分は、他方のシャーシ部分に回動可能に連結され、
   前記モジュールは、前記モジュール取付部（１１）に支持される係合位置と、第２シャーシ部分（１２）を前側下方へ回動移動によって第１シャーシ部分（１３）から分離させた状態で、前記モジュール取付部（１１）から取外される上方が開口した開放位置と、の間を移動可能であることを特徴とするシャーシ。
2. 前記シャーシ部分（１２，１３）が前記係合位置に位置されると、前記シャーシ部分（１２，１３）は、協働して、前記モジュール（２０）の取付部を取り囲むモジュール取付部（１１）を形成し、前記シャーシ部分（１２，１３）が前記解放位置に位置されると、前記モジュール取付部（１１）の一部が離間移動できる請求項１に記載のシャーシ。
3. 第１のシャーシ部分（１３）は、前記モジュール取付部（１１）の主要部分を形成することにより、前記解放位置に位置された際に前記モジュールの前記各取付部を受け、第２のシャーシ部分（１２）は、前記モジュール取付部（１１）の副次的な部分を形成し、前記第１および第２のシャーシ部分（１２，１３）が相対的に移動して前記組立位置に位置する時に前記モジュール取付部の形成を完了する請求項２に記載のシャーシ。
4. 前記モジュール取付部（１１）は４つの辺を有し、
   前記第１のシャーシ部分（１３）は、前記モジュール取付部（１１）の２つ又は３つの辺を形成し、前記第２のシャーシ部分（１２）は、前記モジュール取付部（１１）の２つ又は１つの辺を形成することを特徴とする請求項３に記載のシャーシ。
5. 前記モジュール取付部（１１）が正方形であり、
   前記モジュール（２０）の外端部を形成する一対の内側および外側の各プレート間には正方形の取付部品（１１８ｃ）が設けられており、
   前記取付部品（１１８ｃ）が各モジュール取付部（１１）に摺動自在に嵌め付けられることを特徴とする請求項４に記載のシャーシ。
6. 一対の対向する側面（２６）を有し、前記各側面はそれぞれ、一対のモジュール取付部（１１）の一方を形成することを特徴とする請求項１から請求項５のいずれか１項に記載のシャーシ。
7. 前記各側面（２６）には、空気を前記モジュールのチャンバ内に流入させて土砂の排出を促進させることができる１または複数の通気孔（２７）が形成されている請求項６に記載のシャーシ。
8. 前記モジュール（２０，２１，２２，２３）は、その高さ調整を行なえるように、前記モジュール取付部（１１）に調整可能に取り付けることができる請求項１から請求項５のいずれか１項に記載のシャーシ。
9. １つ以上のスロットがシャーシの側面（２６）に形成され、ここにモジュール取付部（１１）が摺動可能に取り付けられることを特徴とする請求項６に記載のシャーシ。
10. 前記一対の側面（２６）は、走行方向に対して横方向に離間され、
    前記モジュール取付部（１１）は、正方形または他の断面形状を有するソケットによって構成され、モジュール（２０、２１、２２ｄ、２３）の端部（２４）を受けることを特徴とする請求項６に記載のシャーシ。
11. 請求項１から請求項１０のいずれか１項に記載のシャーシを組み込んだ芝生処理機。

Images