JPH07250545A - コンバインの扱胴軸架構造 - Google Patents

コンバインの扱胴軸架構造

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JPH07250545A
JPH07250545A JP4288894A JP4288894A JPH07250545A JP H07250545 A JPH07250545 A JP H07250545A JP 4288894 A JP4288894 A JP 4288894A JP 4288894 A JP4288894 A JP 4288894A JP H07250545 A JPH07250545 A JP H07250545A
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barrel
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Kazuto Ando
和登 安藤
Hitoshi Samuragi
仁 佐村木
Tadayoshi Sato
忠義 佐藤
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Yanmar Co Ltd
Yanmar Agribusiness Co Ltd
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Seirei Industry Co Ltd
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 扱胴と防塵ホイールの着脱作業を迅速かつ容
易にする。 【構成】 前後端面に形成した前後端面凹部40,45 に、
扱室24の前後壁20,21 に取付けた前後防塵ホイール38,4
2 の内側端部を嵌入させた扱胴1を、扱室24を形成する
前後壁20,21 の間に支持するにあたり、上記前後防塵ホ
イール38,42の一方を固定し他方を着脱可能にすると共
に、扱胴1の軸芯方向に扱胴支持軸32の挿通孔29a を開
口し、扱胴支持軸32は挿通孔29a に対して回転方向では
駆動を伝えるように相対位置が変わらない形状にすると
共に軸方向には抜取り自在に挿通し、扱胴1と前後壁2
0,21 の前後軸支部33,34 の間には、扱胴支持軸(32)に
外嵌された前後位置決めカラー35,36 を設け、上記位置
決めカラー35,36 の一方を同側の軸受部に固定し、他方
を扱胴支持軸32に対して摺動・固定自在とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンバインの扱胴軸
架構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンバインは、刈取部と脱穀部と
走行部と選別部より構成されており、走行部にて走行し
ながら刈取部にて刈取った穀稈を、刈取部後端より脱穀
部に搬送し、脱穀部の扱胴の回転によって脱穀し、脱穀
された穀粒を選別部で選別して精穀を収穫するように構
成されている。
【0003】かかる扱胴は、脱穀部の扱室の前後壁に軸
架した扱胴扱胴支持軸にフランジを固設し、同フランジ
に扱胴の前後端面板をボルトによって取付けるように構
成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、扱胴を脱穀部
に組付ける際には、扱室の前後壁と扱胴の前後端面板と
の間の狭い隙間でボルト締めしなければならないので作
業がやりにくく、更に、脱穀部周壁と扱胴との隙間や、
扱胴の扱歯と脱穀部周壁に固設した切刃等の付属部材と
の関係位置などを調整しながら取付ける必要があり、こ
の作業に多大の手間を要していた。なお、上記隙間や関
係位置に狂いがあると、扱歯と切刃との干渉が発生した
り、脱穀性能が低下したりする不具合がある。
【0005】また、扱胴を交換したり、扱室の内部を掃
除したり、メンテナンスをしたりするために、扱胴を取
外す場合があるが、この場合も狭い隙間でボルトの脱着
をしなければならないので作業がやりにくかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明では、軸芯回り
に回動自在に構成され、かつ、前後端面に形成した前後
凹部に、扱室の前後壁に取付けた前後防塵ホイールの内
側端部を嵌入させた扱胴を、扱室を形成する前後壁の間
に支持するにあたり、上記前後防塵ホイールの一方を固
定し他方を着脱可能にすると共に、扱胴の軸芯方向に扱
胴支持軸の挿通孔を開口し、扱胴支持軸は挿通孔に対し
て回転方向では駆動を伝えるように相対位置が変わらな
い形状にすると共に、軸方向には抜取り自在に挿通し、
扱胴支持軸を軸支する前後壁の軸支部の間に、扱胴支持
軸に外嵌された前後位置決めカラーを設け、上記位置決
めカラーの一方を同側の軸受部に固定し、他方を扱胴支
持軸に対して摺動・固定自在としたことを特徴とするコ
ンバインの扱胴軸架構造を提供せんとするものである。
【0007】また、扱胴の軸芯にパイプ状部材を配設
し、同パイプ状部材が扱胴の前後端面に形成した前後端
面凹部に位置し、かつ、パイプ状部材の前後端面が扱胴
の前後端面と面一であること、及び、扱胴のスラスト荷
重を支承する側の位置決めカラーを、同側の軸支部に対
し軸方向摺動不可としたことにも特徴を有する。
【0008】
【作用】軸芯回りに回動自在に構成され、かつ、前後端
面に形成した前後凹部に、扱室の前後壁に取付けた前後
防塵ホイールの内側端部を嵌入させた扱胴を、扱室を形
成する前後壁の間に支持した扱胴の軸架構造において、
扱室内から扱胴を、例えば、後方へ摺動させて取外す場
合について説明する。
【0009】すなわち、後軸支部に嵌入した後位置決め
カラーは外側方向に摺動可能であり、また、後防塵ホイ
ールは着脱自在であるから、上記後防塵ホイールの固定
を解除してフリーにしておき、扱胴と後位置決めカラー
とを後方向に摺動させると、前防塵ホイールの扱胴前端
面凹部への嵌入が解除され、前防塵ホイールをかわして
扱胴を扱室から取出せるようになる。このとき、扱胴後
端面凹部と後防塵ホイールとの嵌合は深まるが、同ホイ
ールがフリーになっているので、扱胴と一緒に扱室から
取出すことができる。
【0010】また、扱室内に扱胴を取付ける際には、前
位置決めカラーを所定位置に取付け、後位置決めカラー
を後軸支部に嵌入して、同カラーの内側端面を扱室後壁
内面と面一にしておき、後端面凹部に後防塵ホイールを
嵌合した扱胴を、扱室内に挿入し、前方から前位置決め
カラーを通して扱胴支持軸を扱胴のパイプ状部材中に挿
入し、扱胴を前方の所定位置に移動させ、後位置決めカ
ラーを前方向にスライドさせ、扱室外部において扱胴支
持軸の抜止めを施し、後防塵ホイールを後壁に固定する
ことで、扱胴を扱室内の所定位置に容易に取付けること
ができる。 また、扱胴の軸芯にパイプ状部材を配設
し、同パイプ状部材が扱胴の前後端面に形成した前後端
面凹部に位置し、かつ、パイプ状部材の前後端面が扱胴
の前後端面と面一にしたことで、扱胴取外しの際に、扱
胴を後方向に摺動させると、パイプ状部材の後端に押さ
れて、扱室の後壁と面一になるまで後位置決めカラーが
摺動するので、作業が更に容易になる。
【0011】また、扱胴のスラスト荷重を支承する側の
軸支部と扱胴支持軸間の位置決めカラーを、同軸支部に
対し軸方向摺動不可としたことによって、スラスト支承
構造が強固になる。
【0012】
【実施例】この発明の実施例を図面にもとづき詳説する
と、図1は、本発明の扱胴軸架構造を有するコンバイン
Aを示す全体側面図であり、同コンバインAは、クロー
ラ式の走行部Bにより走行可能とした機体a上の左側に
脱穀部Cと選別部Dとを設けると共に、その前方に刈取
部Eを昇降可能に取付ける一方、機体a上の右側前部に
運転部Fを配設し、その後方に原動機部G及び籾受部H
を配設し、機体aの最後部には排藁処理部Iを配設して
いる。
【0013】脱穀部Cは、図1及び図2に示すように、
周壁23、前壁20、後壁21及び網枠22とで構成した扱室24
中に、軸線を前後方向に向けて扱胴1を回転自在に軸架
し、同扱胴1の右側後方位置に、軸線を前後方向に向け
て二番処理胴2を回転自在に軸架して扱胴1と二番処理
胴2とを平面視にて左右幅方向に略平行に配置してお
り、脱穀部Cの外側方にフィードチェーン19を懸架して
いる。
【0014】選別部Dは、図1で示すように、前部に唐
箕3を配し、その後方に揺動自在の揺動選別体4を配
し、その下方には風選による一番穀粒、二番穀粒を回収
するための一番樋5及び二番樋6を配して構成してお
り、7及び8は各樋に設けた一番コンベア及び二番コン
ベアを示す。
【0015】刈取部Eは、図1で示すように、機体aの
前部に刈取フレーム9の後端を上下回動自在に枢支する
と共に、昇降油圧シリンダにより上下昇降自在とし、同
刈取フレーム9に前端より後端に向けて順次、分草板1
1、引起しタイン12、刈刃13、掻込み体14を配設してい
る。
【0016】運転部Fは、図1で示すように、機体aの
一部を構成する略平板状のシャシー15の右前端縁に突設
したステップ板16上に設けられており、ステップ板16上
に立設した操作コラム17に操作レバー18を突設してい
る。
【0017】原動機部Gは、図1で示すように、シャシ
ー15の右側前部、すなわちシャシーより突出したステッ
プ板16の後方に配設されて、走行部B、脱穀部C、選別
部D、刈取部E及び排藁処理部Iへそれぞれ連動機構を
介して動力を伝達すべく構成している。
【0018】上記のように構成されたコンバインAにお
いて、本発明の要旨となるのは、脱穀部Cにおける扱胴
1の着脱構造にある。
【0019】前述のように、脱穀部Cは扱室24中に扱胴
1を軸架して構成されており、図3で示すように、扱胴
1は、扱胴1の外周を形成する略円筒形状のドラム25の
外周に扱歯26を多数突設し、前後面を前後端面板27,28
で閉塞しており、前後端面板27,28 の中心部に、断面正
六角形状の挿通孔29a を有するパイプ状部材29を挿通
し、同パイプ状部材29の前後部外周に前後フランジ30,3
1 を溶接し、前後フランジ30,31 にそれぞれ前記前後端
面板27,28 の中心部を固着して一体の扱胴1を構成して
おり、かかる扱胴1のドラム25の後端とパイプ状部材29
の後端とを同一平面上に形成している。
【0020】また、扱室24の前壁20と後壁21との間に、
正六角形状断面の扱胴支持軸32を前方向に抜取り自在に
軸架しており、扱胴支持軸32の前後端部と前後壁20,21
に設けた前後軸支部33,34 との間に、扱胴支持軸32の前
後部にそれぞれ外嵌した前後位置決めカラー35,36 を介
在させている。
【0021】すなわち、前位置決めカラー35は上記扱胴
支持軸32を挿通させるために筒状に形されており、外周
面に前軸支部33に嵌入した小径部35a と前軸支部33から
内側方に突出した大径部35b とを形成しており、この大
径部35b の前端面と小径部35a の前端部に外嵌した止め
輪37とで、前位置決めカラー35を前軸支部33に回動自在
であるが軸方向には摺動不可に軸支している。
【0022】このように、扱胴1にかかるスラスト荷重
を支承する前軸支部33に、前位置決めカラー35を軸方向
摺動不可に取付けたことで構造を強固にすることができ
る。
【0023】後位置決めカラー36は扱胴支持軸32を挿通
させるために筒状に形成されており、外周面に後軸支部
34に嵌入するための小径部36a と、その後方に形成した
大径部36b とを形成しており、後軸支部34に回動かつ軸
方向摺動自在に軸支されている。
【0024】かかる扱胴支持軸32を前記パイプ状部材29
中を挿通させることで、扱胴1を扱室24中に回動自在に
収容している。
【0025】なお、前記扱胴支持軸32、パイプ状部材29
の挿通孔29a 及び前後位置決めカラー35,36 の断面形状
は必ずしも正六角形に限定されず、例えば、正方形等の
多角形やスプライン等、回転方向では駆動を伝えるよう
に相対位置が変わらず、軸方向には挿通孔29a から扱胴
支持軸32を抜取ることができる断面形状であれば用いる
ことができる。
【0026】図中、38は扱室24の前壁20内面に取付けた
略円板状の前防塵ホイールであり、同前防塵ホイール38
の周縁に断面略L字形状の延出部39を後方向に延出させ
ており、同前ホイール延出部39を扱胴1の前端面板27に
形成した前端面凹部40に嵌入させている。
【0027】なお、前防塵ホイール38を、扱室24の前壁
20内面にスポット溶接等によって固着することができ、
このようにすることで、扱室24前壁20の強化と、構造の
簡素化と、扱胴取付け作業の際の取扱い部材数を減らし
て同作業を容易にすることができる。
【0028】42は扱室24の後壁21内面に着脱自在に取付
けした略円板状の後防塵ホイールであり、同後防塵ホイ
ール42の中央部に前記後位置決めカラー36の前端部を挿
入させるための中心孔43を形成し、周縁には断面略L字
形状の延出部44を前方向に延出させており、同延出部44
を扱胴1の後端面板28に形成した後端面板凹部45に嵌入
させ、更に、同延出部44の周縁を後端面板28の後面に突
設した略L字状断面の防塵リング46でカバーしている。
46a は防塵リング取付けボルトである。
【0029】そして、後防塵ホイール42の中心部に形成
した挿入孔47に後位置決めカラー36の前端部を挿入して
後防塵ホイール42の位置決めをしボルト(42a) により後
壁21に固着している。48は前プーリーであって動力を扱
胴1に伝達するためのものであり、中心部に取付けた筒
状ハブ49を介しダブルナット50で扱胴支持軸32の前端部
に固着している。51は後プーリーであり、扱胴支持軸32
の後端部にキー52およびボルト53を介して取付けられて
いる。54は付勢スプリングであり、後軸支部34と後位置
決めカラー36の大径部35b との間に介在して、後位置決
めカラー36を後方向に付勢している。55,55 は扱室24内
周面に固設した切刃であり、扱歯26に巻付いた穀稈を切
断除去して、扱歯26を有効に作用させるためのものであ
る。
【0030】次ぎに、扱胴1各部と扱室24各部との寸法
及び関係位置について説明する。
【0031】図中、L1,L2 はそれぞれ前後端面板27,28
からのパイプ状部材29の突出量であり、L1=L2とするこ
とで、扱胴1にパイプ状部材29を前後を誤って組付けた
場合にも、すぐにそれがわかるようになるので、正しい
組立ができる。
【0032】また、L3は前防塵ホイール38の扱室24の前
壁20内面からの突出量、L4は扱室24の後壁21内面と扱胴
1の後端との間隔、L5は扱室24の前壁20内面と扱胴1の
前端との間隔、L6は扱胴1前端のパイプ状部材29前端か
らの突出量であり、L3>L5かつ L6≧0 としたこと
で、扱胴1を扱室24の最後側部に移動したとき、L5>L3
となるので、前防塵ホイール38をかわして扱胴1を軸直
角方向に移動することができるようになる。
【0033】本発明の実施例は上記のように構成されて
おり、扱室24から扱胴1を取外すには、図4(イ)で示
すように、ボルト(42a) を抜取って後防塵ホイール42を
フリーにし、扱胴支持軸32後端のボルト53を抜取って後
プーリー51を取外し、次ぎに、図4(ロ)で示すよう
に、扱胴(1) を後方に摺動させると、後位置決めカラー
36がパイプ状部材29に押されて後方に押し出され、延出
部39の前端面凹部40への嵌入状態が解除され、扱胴1が
前防塵ホイール38をかわすのに十分な遊隙ができる。
【0034】したがって、図4(ハ)で示すように、前
位置決めカラー35を取付けたままで、扱室24から、扱胴
(1) と後防塵ホイール42とを一緒に取出すことができ
る。
【0035】また、扱室24に扱胴1を取付けるには、上
記の逆手順で作業すれば良いのであるが、詳しくは、前
位置決めカラー35を前軸支部33に取付けて止め輪37で固
定し、後位置決めカラー36を後軸支部34に外側から半ば
挿入して、後位置決めカラー36の前端を後壁21の内側面
と面一にしておき、扱胴1の後端面凹部45に後防塵ホイ
ール42を嵌入させた扱胴1を扱室24中の所定位置に収容
し、前プーリー48を取付けた扱胴支持軸32を、前方から
前位置決めカラー35、パイプ状部材29、後位置決めカラ
ー36の順に挿通させ、その後、後防塵ホイール42の中心
孔43を通して後位置決めカラー36を前方に押し込むこと
で、扱胴1を扱室24の所定位置に回動自在に収容するこ
とができ、これと同時に、後防塵ホイール42を所定位置
に位置決めすることができる。
【0036】そして、扱胴支持軸32の後端に後プーリー
51を取付けるためにボルト53を締付けて行くと、後位置
決めカラー36が前方に押込まれて、パイプ状部材29が前
後位置決めカラー35,36 で締付けられ、扱胴1が扱胴支
持軸32に固定されることになる。
【0037】その後、後防塵ホイール42をボルト(42a)
で固定することで、扱胴1と後防塵ホイール42との取付
けが終了する。
【0038】図5及び図6は、他実施例の後防塵ホイー
ル60を示しており、同後防塵ホイール60は、後防塵ホイ
ール60の下端縁と中心孔61との間にに前記後位置決めカ
ラー36を通せるだけのスリット62を形成し、図6で示す
ように、同スリット62の左右側縁にゴム等の柔軟な素材
よりなる閉塞板63,63 の端部を突合わせ状に取付けて、
扱物が侵入するのを防止している。また、図7で示すよ
うに、扱胴64を前後摺動自在にしており、この後防塵ホ
イール60を着脱するには扱胴64をを前方に移動させ、扱
胴64と後壁21との間隔を広げて行うことができる。
【0039】図8は、閉塞板65,66 の端部を、合せ目67
を扱胴64の回転方向に向けて重ね合わせることで、扱物
の侵入防止効果を高めた変容例を示す。
【0040】このようにしたことで、扱胴64を扱室24に
取付けた後から後防塵ホイール60を取付けることができ
るようになり、扱胴64と後防塵ホイール60とを別々に取
付けるので、扱胴64や後防塵ホイール60の取り付け作業
が容易になる。
【0041】
【発明の効果】この発明によれば、軸芯回りに回動自在
に構成され、かつ、前後端面に形成した前後凹部に、扱
室の前後壁に取付けた前後防塵ホイールの内側端部を嵌
入させた扱胴を、扱室を形成する前後壁の間に支持する
にあたり、上記前後防塵ホイールの一方を固定し他方を
着脱可能にすると共に、扱胴の軸芯方向に扱胴支持軸の
挿通孔を開口し、扱胴支持軸は挿通孔に対して回転方向
では駆動を伝えるように相対位置が変わらない形状にす
ると共に、軸方向には抜取り自在に挿通し、扱胴支持軸
を軸支する前後壁の軸支部の間に、扱胴支持軸に外嵌さ
れた前後位置決めカラーを設け、上記位置決めカラーの
一方を同側の軸受部に固定し、他方を扱胴支持軸に対し
て摺動・固定自在としたことによって、扱胴の着脱作業
が容易になり、同作業を短時間で済ませることができ
る。
【0042】すなわち、従来構造において必要であった
扱室の前後壁と扱胴の前後端面板との間の狭い隙間でボ
ルト締めするなどのやりにくい作業がなくなり、しか
も、本発明では、脱穀部周壁と扱胴との隙間や、扱胴の
扱歯と脱穀部周壁に固設した切刃や、扱胴の前後端面板
と前後防塵ホイール等の付属部材との関係位置が、自動
的に位置決めされるのでこれらの調整を要せず作業が容
易になり、更に、扱胴各部と扱室各部及び付属部材との
隙間や関係位置が正確になるので、脱穀性能が向上する
という効果がある。
【0043】また、扱胴の軸芯にパイプ状部材を配設
し、同パイプ状部材が扱胴の前後端面に形成した前後端
面凹部に位置し、かつ、パイプ状部材の前後端面を扱胴
の前後端面と面一にしたことで、扱胴取外しの際に、扱
胴を軸方向に摺動させることにより、扱室の壁面と面一
になるまで位置決めカラーを外側方向に移動させること
ができるので、プラー等の特殊工具を要せず、扱胴取外
し作業の手間が省かれ、更に同作業を容易かつ短時間で
済むようにすることができる。
【0044】また、扱胴のスラスト荷重を支承する側の
位置決めカラーを、同側の軸支部に対し軸方向摺動不可
としたことによって、同位置決めカラーの取付けが強固
になり、扱胴の軸支構造を強化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の扱胴軸架構造を有するコンバインの全
体側面図。
【図2】扱室の一部切欠斜視図。
【図3】扱胴の軸架構造を示す断面説明図。
【図4】扱胴取外し手順を示す説明図。
【図5】他実施例の後防塵ホイールの正面図。
【図6】図5のI−I線断面図。
【図7】他実施例扱胴の断面説明図。
【図8】図5のI−I線断面図(変容例)。
【符号の説明】
1 扱胴 20 前壁 21 後壁 24 扱室 25 ドラム 29 パイプ状部材 29a 挿通孔 32 扱胴支持軸 33 前軸支部 34 後軸支部 35 前位置決めカラー 36 後位置決めカラー 38 前防塵ホイール 40 前端面凹部 42 後防塵ホイール 45 後端面凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 忠義 岡山県岡山市江並428番地 セイレイ工業 株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸芯回りに回動自在に構成され、かつ、
    前後端面に形成した前後端面凹部(40)(45)に、扱室(24)
    の前後壁(20)(21)に取付けた前後防塵ホイール(38)(42)
    の内側端部を嵌入させた扱胴(1) を、扱室(24)を形成す
    る前後壁(20)(21)の間に支持するにあたり、 上記前後防塵ホイール(38)(42)の一方を固定し他方を着
    脱可能にすると共に、扱胴(1) の軸芯方向に扱胴支持軸
    (32)の挿通孔(29a) を開口し、扱胴支持軸(32)は挿通孔
    (29a) に対して回転方向では駆動を伝えるように相対位
    置が変わらない形状にすると共に軸方向には抜取り自在
    に挿通し、扱胴1と前後壁(20)(21)の前後軸支部(33)(3
    4)の間には、扱胴支持軸(32)に外嵌された前後位置決め
    カラー(35)(36)を設け、上記位置決めカラー(35)(36)の
    一方を同側の軸受部に固定し、他方を扱胴支持軸(32)に
    対して摺動・固定自在としたことを特徴とするコンバイ
    ンの扱胴軸架構造。
  2. 【請求項2】 軸芯回りに回動自在に構成され、かつ、
    前後端面に形成した前後端面凹部(40)(45)に、扱室(24)
    の前後壁(20)(21)に取付けた前後防塵ホイール(38)(42)
    の内側端部を嵌入させた扱胴(1) を、扱室(24)を形成す
    る前後壁(20)(21)の間に支持するにあたり、 上記前後防塵ホイール(38)(42)の一方を固定し他方を着
    脱可能にすると共に、扱胴(1) の軸芯方向に扱胴支持軸
    (32)の挿通孔(29a) を開口し、扱胴支持軸(32)は挿通孔
    (29a) に対し回転方向では駆動を伝えるように相対位置
    が変わらない形状にすると共に、軸方向には抜取り自在
    に挿通し、扱胴(1) と前後壁(20)(21)の軸支部(33)(34)
    の間には、扱胴支持軸(32)に外嵌され、扱胴支持軸(32)
    に対して摺動・固定自在に設けられた位置決めカラー(3
    5)(36)を設け、しかも、扱胴(1)の軸芯にパイプ状部材
    (29)を配設し、同パイプ状部材が扱胴(1) の前後端面に
    形成した前後端面凹部(40)(45)に位置し、かつ、パイプ
    状部材(29)の前後端面が扱胴(1) の前後端面と面一であ
    ることを特徴とするコンバインの扱胴軸架構造。
  3. 【請求項3】 軸芯回りに回動自在に構成され、かつ、
    前後端面に形成した前後端面凹部(40)(45)に、扱室(24)
    の前後壁(20)(21)に取付けた前後防塵ホイール(38)(42)
    の内側端部を嵌入させた扱胴(1) を、扱室(24)を形成す
    る前後壁(20)(21)の間に支持するにあたり、 上記前後防塵ホイール(38)(42)の一方を固定し他方を着
    脱可能にすると共に、扱胴(1) の軸芯方向に扱胴支持軸
    (32)の挿通孔(29a) を開口し、扱胴支持軸(32)は挿通孔
    (29a) に対し回転方向では駆動を伝えるように相対位置
    が変わらない形状にすると共に、軸方向には抜取り自在
    に挿通し、扱胴(1) と前後壁(20)(21)の軸支部(33)(34)
    の間には、扱胴支持軸(32)に外嵌された位置決めカラー
    (35)(36)を設け、しかも、扱胴(1) のスラスト荷重を支
    承する側の位置決めカラーを、同側の軸支部に対し軸方
    向摺動不可としたことを特徴とするコンバインの扱胴軸
    架構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020065475A (ja) * 2018-10-23 2020-04-30 株式会社クボタ コンバイン

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