JP4649769B2 - 自動販売装置及びこの装置の紙幣処理方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、硬貨や紙幣を受け入れて物品を放出する自動販売装置に関するもので、特に紙幣の処理技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
硬貨や紙幣を受け入れて物品を放出する自動販売装置として、例えば駅務機器用の自動券売機がある。
図2は一般的な自動券売機の構成を示すブロック図である。
この自動券売機は、利用客が購入する券の選択や購入金額の入力を行うタッチパネル式の操作表示部1と、装置全体を制御する主制御部2と、利用客が選択した券を発券する発券ユニット3と、この発券ユニット3が印刷した券を利用客に受け取らせる券排出口4と、利用客が券を購入するために投入した硬貨や紙幣を処理するための硬貨ユニット5及び紙幣ユニット6と、係員が硬貨や紙幣の補充あるいは回収及び券の補充や交換を行う際等に操作する背面操作部7を備えている。
【0003】
図3は紙幣ユニット6の構成を示すブロック図で、図に示したように紙幣ユニット6は、利用客が複数枚(数十枚)の紙幣を一度に投入することが可能な投入口11と、この投入口11に投入された複数枚の紙幣を一度格納して1枚づつ送り出す分離部12と、この分離部12から送られてきた紙幣の真偽や金種等の鑑別を行う共に金種別に紙幣の枚数を計数する鑑別部13と、鑑別後の紙幣を金種別に収納する複数のカセット(紙幣収納部)14を備えている。
【0004】
図4は上述した構成による自動取引装置を用いた従来の技術を示すフローチャートで、この図4のSで示すステップに従って券の発行について説明する。
まず、利用客は操作表示部1に定期券等を指定したり、あるいは自分の行き先に該当する購入金額を入力し、硬貨や紙幣を硬貨ユニット5の投入口あるいは紙幣ユニット6の投入口11に投入する。
【0005】
尚、定期券等の場合その購入金額は、操作表示部1の案内表示に従って入力される情報に基づいて主制御部2が算出し、利用客に確認させる。
硬貨ユニット5に硬貨が投入された場合、投入された硬貨は硬貨ユニット5の鑑別部に送られ、鑑別部での金種の鑑別結果、計数結果に基づいて主制御部2が金額を算出する。
【0006】
また、紙幣ユニット6においては、投入口11に複数数の紙幣が投入された場合、その紙幣は一括して分離部12に送られ、この分離部12から最初の1枚が分離されて鑑別部13に送られる。
そして、この鑑別部13で、まず1枚目の紙幣の真偽や金種等の鑑別と計数が行われ、その結果が主制御部2に送られる(S1)。
【0007】
鑑別後の紙幣はカセット14に送られて収納される。
続いて紙幣ユニット6内で分離部12に紙幣があるか否か、つまり投入されたすべての紙幣の鑑別が終了したか否かが判断される(S2)。
ここで終了でない場合は、次の紙幣が分離部12から1枚分離されて鑑別部13に送られ、前記と同様に鑑別部13で紙幣の真偽や金種等の鑑別と計数が行われて、その結果が主制御部2に送られると共に、鑑別後の紙幣はカセット14に送られて収納される。
【0008】
このような処理が繰り返されてすべての紙幣の鑑別が終了すると、主制御部2は鑑別した硬貨や紙幣の合計金額を算出し、その合計金額と利用客の入力金額とを比較して、釣り銭を計算する(S3)。
そして、紙幣の釣り銭がある場合、紙幣ユニット6のカセットから紙幣が繰り出され、鑑別部で鑑別,計数された後、分離部12を経て投入口11から利用客に放出される(S4)。
【0009】
また、硬貨の釣り銭がある場合、硬貨ユニット5の出金口から釣り銭が放出され、そして発券ユニット3で購入金額に対応した定期券や乗車券等の所定の券を印刷して券排出口4から発行する(S5)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
以上従来の技術について説明したが、これによると利用客が入力金額に対して紙幣を誤って多く投入した場合、例えば、券の購入金額700円に対して千円紙幣を3枚投入したような場合、余剰分である2枚を含めて3枚の千円紙幣を一度カセットに収納した後、改めて釣り銭として余剰分の2枚の千円紙幣を出金するという手順を踏むため、この余剰分の2枚の千円紙幣が紙幣ユニット内で無駄に往復搬送されることになり、その分取引時間が長くかかると共に、搬送障害の発生率も高くなるという問題がある。
【0011】
本発明は、このような問題を解決することを課題とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
そのため、本発明は、利用客が投入口から投入した紙幣を分離部に搬送して、該分離部から1枚づつ分離して鑑別部に送り、鑑別部で紙幣を鑑別して受入れ、購入金額分の物品を放出する自動販売装置において、紙幣を1枚鑑別する毎に鑑別合計額と購入金額を比較して、鑑別合計額が購入金額以上になったとき、分離部に残っている鑑別前の紙幣を投入口に戻して利用客に返却することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は実施の形態を示すフローチャートである。
本実施の形態における自動券売機の構成は基本的には図2に示したものと同様であり、また紙幣ユニットの構成も図3に示したものと同様であるので、以下の説明もこれら図2及び図3を参照して説明するが、主制御部2は図示しない記憶手段に格納されたプログラムに従って操作表示部1、発券ユニット3、硬貨ユニット5、及び紙幣ユニット6を制御し、図1の処理を実行させる機能を有している。
【0014】
このような構成による実施の形態における券の発行について図1のSで示すステップに従って説明する。
まず、利用客は操作表示部1に定期券等を指定したり、あるいは自分の行き先に該当する券の購入金額を入力する。
尚、定期券等の場合その購入金額は、操作表示部1の案内表示に従って入力される情報に基づいて主制御部2が算出し、利用客に確認させる。
【0015】
続いて、利用客は硬貨や紙幣を硬貨ユニット5の投入口あるいは紙幣ユニット6の投入口11に投入するが、ここでは複数数の紙幣が紙幣ユニット6の投入口11に投入されたものとする。
投入された複数枚の紙幣は一括して分離部12に送られ、この分離部12から最初の1枚が分離されて鑑別部13に搬送される。
【0016】
そして、この鑑別部13で1枚目の紙幣の真偽や金種等の鑑別と枚数の計数が行われ、その結果が主制御部2に送られる(S1)。
鑑別後の紙幣はカセット14に送られて収納される。
主制御部2は鑑別部13から鑑別、計数結果を受けると、その紙幣の金額を算出して、その算出した金額が利用客の入力金額以上か否かを判断する(S2)。
【0017】
その結果、算出した金額が利用客の入力金額を下回る場合は、分離部12から紙幣が1枚分離されて鑑別部13に搬送され、鑑別と計数が行われるが、算出した金額が利用客の入力金額以上の場合、主制御部2は紙幣ユニット6に対して分離部12の紙幣の返却を指示する(S3)。これにより紙幣ユニット6では分離部12から鑑別部13への紙幣の分離を停止し、分離部12に残っている紙幣を一括して投入口11に搬送して利用客に返却する(S4)。その後、主制御部2は釣り銭がある場合、硬貨ユニット5に釣り銭の放出を指示し、また、発券ユニット3に対して券の発行を指示する。
【0018】
これにより硬貨ユニット5の出金口から釣り銭が放出され、そして発券ユニット3で利用客の入力金額に対応した定期券や乗車券等の所定の券を印刷して券排出口4から発行する(S5)。
以上のように処理を実行することによって、例えば、利用客が入力金額700円に対して千円紙幣を3枚投入したような場合、余剰分である2枚の千円紙幣は鑑別部13に搬送せず、分離部12から投入口11に一括して送り戻して利用客に返却するため、紙幣を無駄に往復搬送することがなくなる。
【0019】
尚、上述した実施の形態は、自動販売装置として自動券売機を例にして説明したものであるが、電車等の乗り越し券を清算するための自動清算機や、その他の一般的な自動販売機等にも適用可能である。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、利用客が投入口から投入した紙幣を分離部に搬送して、該分離部から1枚づつ分離して鑑別部に送り、鑑別部で紙幣を鑑別して受入れ、購入金額分の物品を放出する自動販売装置において、紙幣を1枚鑑別する毎に鑑別合計額と購入金額を比較して、鑑別合計額が購入金額以上になったとき、分離部に残っている鑑別前の紙幣を投入口に戻して利用客に返却するものとしている。
【0021】
従って本発明によれば、余剰分の紙幣を紙幣ユニット内で無駄に往復搬送することがなくなり、これにより取引時間を短縮できると共に、搬送障害の発生率も低減することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態を示すフローチャート。
【図2】自動券売機の構成を示すブロック図。
【図3】紙幣ユニットの構成を示すブロック図。
【図4】従来技術を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 操作表示部
2 主制御部
3 発券ユニット
5 硬貨ユニット
6 紙幣ユニット
11 投入口
12 分離部
13 鑑別部
14 カセット
Claims (4)
- 利用客が投入口から投入した紙幣を分離部に搬送して、該分離部から1枚づつ分離して鑑別部に送り、鑑別部で紙幣を鑑別して受入れ、購入金額分の物品を放出する自動販売装置において、
紙幣を1枚鑑別する毎に鑑別合計額と購入金額を比較して、鑑別合計額が購入金額以上になったとき、分離部に残っている鑑別前の紙幣を投入口に戻して利用客に返却することを特徴とする自動販売装置。 - 請求項1において、
自動販売装置は、利用客の操作により券を販売する自動券売機であることを特徴とする自動販売装置。 - 請求項1または請求項2において、
投入口に紙幣が複数枚投入された場合、その複数枚の紙幣を一括して分離部に搬送し、かつ分離部の紙幣を投入口戻す際、分離部の紙幣が複数枚ある場合は、その紙幣を一括して投入口に搬送することを特徴とする自動販売装置。 - 利用客が投入した紙幣を1枚づつ分離して鑑別し、鑑別して受入れた購入金額分の物品を放出する自動販売装置の紙幣処理方法において、紙幣を1枚鑑別する毎に鑑別合計額と購入金額を比較して、鑑別合計額が購入金額以上になったとき、鑑別前の紙幣を利用客に返却することを特徴とする自動販売装置の紙幣処理方法。
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- 2001-05-08 JP JP2001137865A patent/JP4649769B2/ja not_active Expired - Fee Related
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