JP4649530B1 - 再生装置及び再生方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、ネットワークを介して取得したコンテンツの再生状態から停止状態に切り替えられたとき、ユーザにとって不要な映像が表示されることを防止して、ひいてはスライドショーを行なうのに好適するようにした再生装置及び再生方法を提供することを目的としている。
【解決手段】再生指示を受けたときネットワーク(14)を介して取得した第2の映像情報(コンテンツ映像)を表示し、第2の映像情報を表示している状態で停止指示を受けたとき、第3の映像情報(中間映像)を所定時間表示した後、受信した第1の映像情報(放送中の番組映像)を表示する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、例えばデジタル放送受信機能を備えた機器等に使用して好適する再生装置及び再生方法に係り、特にネットワークを介してコンテンツを取得し再生する機能を改良したものに関する。
周知のように、近年では、テレビジョン放送のデジタル化が推進されてきている。例えば、日本国内においては、BS(broadcasting satellite)デジタル放送及び110度CS(communication satellite)デジタル放送等の衛星デジタル放送だけでなく、地上デジタル放送も実用化されている。
このため、このようなデジタルテレビジョン放送を受信するデジタル放送受信機器としては、現行の地上アナログ放送とともに、衛星デジタル放送や地上デジタル放送等を選択的に受信する機能が搭載されている。また、現在、この種のデジタル放送受信機器にあっては、ネットワーク接続機能も搭載されている。
このネットワーク接続機能により、デジタル放送受信機器は、コントローラとなるPC(personal computer)及び多数のコンテンツを提供可能なコンテンツサーバとともにネットワーク上に接続され、PCが指定したコンテンツをコンテンツサーバから取得して再生する、いわゆる、コンテンツ再生システムを構築することができる。
そして、この種のコンテンツ再生システムを構築可能なデジタル放送受信機器は、一般に、UPnP(universal plug and play)AV(audio visual)v(version)1に基づいたDLNA(digital living network alliance)仕様のDMR(digital media renderer)機能にしたがうように構成されている。
この場合、デジタル放送受信機器がPCからの指示を受けて遷移する状態は、コンテンツサーバから取得したコンテンツを再生する再生状態と、コンテンツの再生を停止する停止状態との2種類となる。そして、停止状態では、デジタル放送受信機器は、自己が受信しているチャンネルで放送中の番組映像を画面に表示するように機能する。
ここにおいて、ユーザが、PCを用いて、コンテンツサーバが提供可能な多数のコンテンツから複数のコンテンツを選択し、その選択した複数のコンテンツを、デジタル放送受信機器に一定の周期で自動的に順次再生させる、いわゆる、スライドショーを行なわせることを考える。
この場合、PCは、デジタル放送受信機器に対してコンテンツサーバから選択するコンテンツを指定する指示と、デジタル放送受信機器に対してその選択されたコンテンツを取得して再生する指示と、デジタル放送受信機器に対してコンテンツの再生を停止する指示とを、繰り返し出力することになる。
ところで、デジタル放送受信機器は、先に述べたように、停止状態では自己が受信しているチャンネルで放送中の番組映像を画面に表示している。そして、デジタル放送受信機器では、PCがスライドショーを行なっているのか、単発でのコンテンツの再生を行なっているのかを区別することができないものである。
このため、デジタル放送受信機器は、スライドショーの実行中であっても、停止指示により停止状態になると、自己が受信しているチャンネルで放送中の番組映像を画面に表示し、その後、次の再生指示を受けた状態で、コンテンツサーバから取得した次のコンテンツの再生映像を画面に表示するように動作する。
すなわち、現状のコンテンツ再生システムでは、スライドショーの実行中であっても、デジタル放送受信機器が停止状態になると、放送中の番組映像が画面に表示されてしまうので、スライドショーで画面に順次表示されるコンテンツ映像の合間に、放送中の番組映像が表示されてしまうことになる。
特許文献1には、ネットワークに接続され操作制御部によって操作される表示再生部であって、この表示再生部がコンテンツの再生中に一時停止指示を受けた場合、そのときの画面をサムネイル画像としてコンテンツから切り出し、操作制御部の操作パネル上に表示させるようにした構成が開示されている。
特開2007−006443号公報
そこで、この発明は上記事情を考慮してなされたもので、ネットワークを介して取得したコンテンツの再生状態から停止状態に切り替えられたとき、ユーザにとって不要な映像が表示されることを防止して、ひいてはスライドショーを行なうのに好適するようにした再生装置及び再生方法を提供することを目的とする。
この発明に係る再生装置は、第1の映像情報を受信する第1の受信手段と、ネットワークを介して第2の映像情報、第2の映像情報の再生を指示する第1の制御情報、及び第2の映像情報の再生停止を指示する第2の制御情報を受信する第2の受信手段と、第1の制御情報を受信したとき第2の映像情報を映像表示部に表示させこの表示させている第2の映像情報が予め定められた種類に対応している場合、当該第2の映像情報を表示させている状態で第2の制御情報を受信したとき、第3の映像情報を表示させた後、第1の受信手段で受信する第1の映像情報を表示させる制御手段とを備えるようにしたものである。
また、この発明に係る再生方法は、第1の映像情報を受信する工程と、ネットワークを介して第2の映像情報を受信する工程と、再生指示を受信したとき第2の映像情報を映像表示部に表示させこの表示させている第2の映像情報が予め定められた種類に対応している場合、当該第2の映像情報を表示させている状態で停止指示を受信したとき、第3の映像情報を表示させた後、第1の映像情報を表示させる工程とを有するようにしたものである。
上記した発明によれば、ネットワークを介して取得した、予め定められた種類に対応しているコンテンツに対して、再生状態から停止状態に切り替えられたとき、ユーザにとって不要な映像が表示されることを防止することができ、ひいてはスライドショーを行なうのに好適するものとなる。
この発明の実施の形態を示すもので、コンテンツ再生システムの概略を説明するために示すブロック構成図。 同実施の形態におけるコンテンツ再生システムを構成するコンテンツ再生機器の状態遷移を説明するために示す図。 同実施の形態におけるコンテンツ再生機器がスライドショーを行なう場合の動作例を説明するために示す図。 同実施の形態におけるコンテンツ再生機器が中間映像を表示させずにスライドショーを行なった場合の動作例を説明するために示す図。 同実施の形態におけるコンテンツ再生機器の信号処理系の一例を説明するために示すブロック構成図。 同実施の形態におけるコンテンツ再生機器の主要な処理動作の一部を説明するために示すフローチャート。 同実施の形態におけるコンテンツ再生機器の主要な処理動作の残部を説明するために示すフローチャート。 同実施の形態におけるコンテンツ再生機器が表示させる中間映像の種々の例を説明するために示す図。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、この実施の形態で説明するコンテンツ再生システムの概略を示している。このコンテンツ再生システムは、例えばPC等で構成されるコントローラ11と、デジタル放送受信機能を備えたコンテンツ再生機器12と、多数のコンテンツを選択的に提供可能なコンテンツサーバ13とを、ネットワーク14を介して情報伝送可能に接続した構成となっている。
ユーザは、コントローラ11を操作して、コンテンツサーバ13からそこに蓄積されている多数のコンテンツに関する情報を取得し、再生を希望するコンテンツを選択する。そして、ユーザは、コントローラ11を操作して、選択したコンテンツを指定するコンテンツ指定指示と、その指定したコンテンツを再生する再生指示とを、コンテンツ再生機器12に出力する。
すると、コンテンツ再生機器12は、コンテンツ指定指示で指定されたコンテンツを、コンテンツ再生指示に基づいてコンテンツサーバ13から取得し再生する。この場合、コンテンツ再生機器12によるコンテンツの再生とは、取得したコンテンツから映像情報及び音声情報等を復元して、画面表示や音声再生に供させることを意味する。
その後、ユーザが、コントローラ11を操作して、コンテンツの再生を停止するコンテンツ再生停止指示をコンテンツ再生機器12に出力すると、コンテンツ再生機器12は、コンテンツの再生を停止する。この場合、このコンテンツ再生機器12は、詳細は後述するが、コンテンツの再生を停止したとき、予め用意された中間映像を、予め設定された所定時間(例えば2〜3秒)だけ画面表示に供させた後、自己が受信しているチャンネルで放送中の番組映像を画面表示に供させるように動作する。
図2は、上記コンテンツ再生機器12がコントローラ11からの指示によって取り得る状態の遷移を示している。すなわち、このコンテンツ再生機器12は、コンテンツサーバ13から取得したコンテンツの再生を行なっていないコンテンツ再生停止状態を、初期状態としている。このコンテンツ再生停止状態において、コンテンツ再生機器12は、自己が受信しているチャンネルで放送中の番組映像を画面表示に供させている。
また、このコンテンツ再生停止状態において、コンテンツ再生機器12は、コントローラ11からコンテンツ指定指示とコンテンツ再生指示とを受け付ける。このうち、コンテンツ指定指示を受けた場合、コンテンツ再生機器12は、その指定されたコンテンツをコンテンツサーバ13から取得するように動作し、状態はコンテンツ再生停止状態のままとなる。
一方、コンテンツ再生指示を受けた場合、コンテンツ再生機器12は、コンテンツサーバ13から取得したコンテンツの再生を行なうコンテンツ再生状態に遷移する。このコンテンツ再生状態において、コンテンツ再生機器12は、コンテンツサーバ13から取得したコンテンツ映像を画面表示に供させている。
また、コンテンツ再生状態において、コンテンツの再生を停止するコンテンツ再生停止指示を受けた場合、または、コンテンツの再生が終了した場合、コンテンツ再生機器12は、コンテンツ再生停止状態に遷移する。このうち、コンテンツ再生状態からコンテンツ再生停止指示によってコンテンツ再生停止状態に遷移した場合、コンテンツ再生機器12は、予め用意された中間映像を、予め設定された所定時間だけ画面表示に供させた後、自己が受信しているチャンネルで放送中の番組映像を画面表示に供させる。
つまり、コンテンツ再生状態からコンテンツ再生停止指示によりコンテンツ再生停止状態に遷移した場合には、表示画面がコンテンツ映像から中間映像に切り替わり、その後、予め設定された所定時間が経過したときに、受信中の番組映像が画面表示されるようになる。この場合、中間映像としては、例えば黒画面等のように、コンテンツ映像とは無関係に設定された映像情報が用いられる。
なお、コンテンツ再生状態からコンテンツの再生が終了したことによりコンテンツ再生停止状態に遷移した場合には、中間映像を画面表示させずに、放送中の番組映像が画面表示に供されるようになっている。
ここで、ユーザが、コントローラ11を用いて、コンテンツサーバ13が提供可能な多数のコンテンツから複数のコンテンツを選択し、その選択した複数のコンテンツを、コンテンツ再生機器12に一定の周期で自動的に順次再生させる、いわゆる、スライドショーを行なわせることを考える。
このとき、コントローラ11は、コンテンツ再生機器12に対して、コンテンツ指定指示とコンテンツ再生指示とコンテンツ再生停止指示とを、予め設定された時間間隔で繰り返し出力することになる。この場合、上述したように、コンテンツ再生機器12は、コンテンツ再生状態からコンテンツ再生停止状態に遷移した場合、コンテンツ映像の後に中間映像を所定時間画面表示させてから、受信中の番組映像を画面表示するようにしている。
このため、中間映像を画面表示させておく所定時間を、スライドショーにより、コンテンツ再生状態からコンテンツ再生停止状態に遷移した時点から、再びコンテンツ再生状態に遷移する時点までの時間よりも長く見積もっておけば、スライドショーで画面に順次表示されるコンテンツ映像の合間には、中間映像が表示されることになり、放送中の番組映像が表示されなくなる。
ここで、中間映像は上記したように黒画面を表示させる映像情報であり、放送中の番組映像は動画が主体となっている。そして、スライドショーで画面に順次表示されるコンテンツ映像の合間に黒画面が表示される方が、動画が表示されるのに比べて、ユーザの見易さが格段に良好になることは明白である。
このように、コンテンツ再生状態からコンテンツ再生停止指示によりコンテンツ再生停止状態に切り替えられたとき、ユーザにとって不要な映像となる放送中の番組映像が表示されることを防止することにより、ユーザにとってスライドショーの見易さを良好にすることができる。特に、スライドショーによって写真映像を画面表示させる場合には、途中に放送中の番組映像が表示されなくなることは効果的である。
図3は、コンテンツ再生機器12が写真映像のスライドショーを行なう場合の動作例を示している。この動作例では、コンテンツ再生機器12が、3枚の写真映像1,2,3をスライドショーにより順次画面表示に供させる動作を示している。この場合、上記コンテンツサーバ13には、3枚の写真映像1,2,3を構成するコンテンツがそれぞれ蓄積されている。
そして、まず、コンテンツ再生機器12は、時刻T1におけるコンテンツ再生停止状態(初期状態)において、自己が受信しているチャンネルで放送中の番組映像を画面表示に供している。このような状態において、コンテンツ再生機器12は、時刻T2でコントローラ11からコンテンツ指定指示(SetURI)を受けると、そのコンテンツ指定指示で指定されたコンテンツ(写真映像1)をコンテンツサーバ13から取得し、その後の時刻T3でコントローラ11から得られるコンテンツ再生指示(Play)に基づいて、取得したコンテンツ(写真映像1)を画面表示に供させる。
その後、コンテンツ再生機器12は、時刻T4でコントローラ11からコンテンツ再生停止指示(Stop)を受けると、予め用意された中間映像(黒画面)を画面表示に供させる。そして、コンテンツ再生機器12は、時刻T5でコントローラ11からコンテンツ指定指示(SetURI)を受けると、そのコンテンツ指定指示で指定されたコンテンツ(写真映像2)をコンテンツサーバ13から取得し、その後の時刻T6でコントローラ11から得られるコンテンツ再生指示(Play)に基づいて、取得したコンテンツ(写真映像2)を画面表示に供させる。
次に、コンテンツ再生機器12は、時刻T7でコントローラ11からコンテンツ再生停止指示(Stop)を受けると、予め用意された中間映像(黒画面)を画面表示に供させる。そして、コンテンツ再生機器12は、時刻T8でコントローラ11からコンテンツ指定指示(SetURI)を受けると、そのコンテンツ指定指示で指定されたコンテンツ(写真映像3)をコンテンツサーバ13から取得し、その後の時刻T9でコントローラ11から得られるコンテンツ再生指示(Play)に基づいて、取得したコンテンツ(写真映像3)を画面表示に供させる。
その後、コンテンツ再生機器12は、時刻T10でコントローラ11からコンテンツ再生停止指示(Stop)を受けると、予め用意された中間映像(黒画面)を画面表示に供させる。そして、コンテンツ再生機器12は、中間映像の表示時間が経過した時刻T11で、自己が受信しているチャンネルで放送中の番組映像を画面表示に供させるようになる。
図3に示したコンテンツ再生機器12の動作例によれば、スライドショーで画面に順次表示される写真映像1,2,3の合間に、中間映像として黒画面が表示されるので、放送中の番組映像である動画が表示されるのに比べて、ユーザの見易さを格段に向上させることができる。
図4は、上記したコンテンツ再生機器12が、コンテンツ再生状態からコンテンツ再生停止指示によりコンテンツ再生停止状態に切り替えられたとき、中間映像を画面表示させることなく、放送中の番組映像を画面表示させている場合の動作例を示している。図4において、図3と同一過程には同一符号を付して説明すると、コンテンツ再生機器12は、時刻T4,T7,T10でコントローラ11からコンテンツ再生停止指示(Stop)を受けたとき、自己が受信しているチャンネルで放送中の番組映像を画面表示させている。このため、スライドショーで画面に順次表示される写真映像1,2,3の合間に、放送中の番組映像である動画が表示されるので、ユーザにとって見辛くなっていることがわかる。
図5は、コンテンツ再生状態からコンテンツ再生停止指示によりコンテンツ再生停止状態に切り替えられたとき、中間映像を所定時間画面表示させた後、放送中の番組映像を画面表示させるようにしたコンテンツ再生機器12の信号処理系の一例を示している。このコンテンツ再生機器12は、デジタル放送受信機能を備えている。
すなわち、アンテナ15で受信したデジタル放送信号は、入力端子16を介してチューナ部17に供給されることにより、所望のチャンネルの放送信号が選局される。そして、このチューナ部17で選局された放送信号は、デコーダ部18により番組コンテンツを構成する映像情報及び音声情報等に復元された後、出力選択部19に供給される。
また、このコンテンツ再生機器12は、上記コントローラ11から出力されるコンテンツ指定指示、コンテンツ再生指示、コンテンツ再生停止指示及び音量調整指示等の各種指示情報を、ネットワーク14を介して受信するための接続端子20を備えている。この接続端子20に受信された各種指示情報は、指示受信部21に入力される。
この指示受信部21は、指示情報を受信した旨の応答を接続端子20及びネットワーク14を介してコントローラ11に返送するとともに、入力された各種指示情報のうち、コンテンツ指定指示、コンテンツ再生指示及びコンテンツ再生停止指示を示す各種指示情報を伝送指示部22に供給し、音量調整指示を示す情報を出力指示部23に供給する。
このうち、伝送指示部22は、指示受信部21から供給されたコンテンツ指定指示、コンテンツ再生指示及びコンテンツ再生停止指示を示す各種指示情報に基づいて、コンテンツ伝送部24を制御している。すなわち、この伝送指示部22は、コンテンツ指定指示が入力されると、そのコンテンツ指定指示情報に含まれている、指定されたコンテンツの取得先を示す情報を記憶する。
そして、伝送指示部22は、コンテンツ再生指示が入力されると、記憶しているコンテンツの取得先情報をコンテンツ伝送部24に供給する。これにより、コンテンツ伝送部24は、コンテンツの取得先となるコンテンツサーバ13に対し、接続端子25及びネットワーク14を介してコンテンツの取得を要求し、その要求したコンテンツをコンテンツサーバ13からネットワーク14及び接続端子25を介して取得する。
さらに、伝送指示部22は、コンテンツ再生停止指示が入力されると、その指示情報をコンテンツ伝送部24に供給する。これにより、コンテンツ伝送部24は、入力されたコンテンツ再生停止指示に基づいて、コンテンツサーバ13からのコンテンツの取得を停止する。
なお、上記コンテンツ再生指示に基づいてコンテンツ伝送部24で取得されたコンテンツは、デコーダ部26により映像情報及び音声情報等に復元された後、上記出力選択部19に供給される。
ここで、この出力選択部19には、中間映像供給部27及び制御情報テーブル28が接続されている。このうち、中間映像供給部27は、予め用意された中間映像を画面表示させるための中間映像情報を格納しており、その中間映像情報を出力選択部19に出力している。また、上記制御情報テーブル28は、中間映像を画面表示させておくための予め設定された所定時間を示す情報や、どのような種類のコンテンツに対して、その再生状態から再生停止状態に切り替えられたときに中間映像を画面表示させるかを示す、いわゆるコンテンツのメディアタイプ(図3では写真)を示す情報等を格納しており、それらの情報を出力選択部19に出力している。
ここで、上記伝送指示部22は、出力選択部19に対して、デコーダ部18,26及び中間映像供給部27から出力される各情報を選択させるように指示している。この場合、出力選択部19は、制御情報テーブル28に格納されている各情報を参照して、伝送指示部22から供給される選択指示に制御を加えている。そして、この出力選択部19で選択された情報は、出力部29に供給される。
具体的に言えば、コンテンツ再生機器12が安定したコンテンツ再生停止状態にあるとき、伝送指示部22は、出力選択部19に対して、デコーダ部18から出力される映像情報や音声情報を、出力部29に供給させるように指示する。この出力部29は、入力された映像情報や音声情報に対して、画面表示や音声再生に供させるための所定の信号処理を施している。そして、この出力部29で信号処理の施された映像情報や音声情報は、出力端子30を介して外部の映像表示/音声再生部31に供給されて、画面表示や音声再生に供される。これにより、安定したコンテンツ再生停止状態では、受信しているチャンネルで放送中の番組コンテンツの再生が行なわれることになる。
また、コンテンツ再生機器12がコンテンツ再生状態にあるとき、伝送指示部22は、出力選択部19に対して、デコーダ部26から出力される映像情報や音声情報を、出力部29に供給させるように指示する。これにより、コンテンツ再生状態では、コンテンツサーバ13から取得したコンテンツの再生が行なわれることになる。
さらに、コンテンツ再生機器12がコンテンツ再生状態からコンテンツ再生停止指示によりコンテンツ再生停止状態に遷移した場合、伝送指示部22は、出力選択部19に対して、中間映像供給部27から出力される中間映像情報を出力部29に供給させるように指示して、中間映像が画面表示されるようにする。
この場合、出力選択部19は、コンテンツ再生停止指示を受ける前のコンテンツ再生状態で再生していたコンテンツのメディアタイプが、制御情報テーブル28に格納されている情報が示すメディアタイプ(図3では写真)に対応しているか否かを判別し、対応している場合に、制御情報テーブル28に格納されている時間情報が示す時間だけ、中間映像情報を出力部29に供給するように動作する。
また、出力選択部19は、コンテンツ再生停止指示を受ける前のコンテンツ再生状態で再生していたコンテンツのメディアタイプが、制御情報テーブル28に格納されている情報が示すメディアタイプ(図3では写真)に対応していない場合、デコーダ部18から出力される映像情報や音声情報を出力部29に供給するように、つまり、放送中の番組コンテンツの再生が行なわれるように動作する。
さらに、出力選択部19は、中間映像情報を出力部29に供給した時点から、制御情報テーブル28に格納されている時間情報が示す時間が経過すると、自動的にデコーダ部18から出力される映像情報や音声情報を出力部29に供給するように、つまり、放送中の番組コンテンツの再生が行なわれるように動作する。
また、出力選択部19は、中間映像情報を出力部29に供給している状態で、伝送指示部22から、デコーダ部26から出力される映像情報や音声情報を出力部29に供給させる指示を受けた場合、その指示を実行する。このため、中間映像を画面表示している状態であっても、コントローラ11からのコンテンツ再生指示が受信されたときには、直ちにコンテンツ映像の画面表示を行なうことができる。つまり、制御情報テーブル28に格納されている時間情報が示す時間が経過するまで中間映像を画面表示させることなく、次のコンテンツ映像を画面表示させることができるようになっている。
なお、上記伝送指示部22は、コンテンツ再生機器12がコンテンツ再生状態からコンテンツの再生が終了したことによりコンテンツ再生停止状態に遷移した場合、出力選択部19に対して、デコーダ部18から出力される映像情報や音声情報を出力部29に供給するように、つまり、放送中の番組コンテンツの再生が行なわれるように動作する。これにより、コンテンツの再生が終了した場合には、中間映像を画面表示させることなく、放送中の番組コンテンツの再生が行なわれるようになる。
また、上記出力指示部23は、指示受信部21から供給された音量調整指示を示す情報を受信して音量調整部32に供給する。この音量調整部32は、入力された音量調整指示を示す情報に基づき、出力部29に対して音声情報の音量を調整するように機能する。これにより、映像表示/音声再生部31で再生される音声が、コントローラ11で指示された音量に調整されることになる。
図6及び図7は、上記したコンテンツ再生機器12の主要な処理動作をまとめたフローチャートを示している。すなわち、処理が開始(ステップS1)されると、指示受信部21は、ステップS2で、コントローラ11からの指示を待つ待機状態となり、ステップS3で、コントローラ11からの指示が予め設定された一定時間内に受信されたか否かを判別する。
そして、コントローラ11からの指示が予め設定された一定時間内に受信されたと判断された場合(YES)、指示受信部21は、ステップS4で、コントローラ11からの指示の種類を判別する。ここで、コントローラ11からの指示がコンテンツ指定指示であると判断された場合、伝送指示部22は、ステップS5で、コンテンツ指定指示情報に含まれている、指定されたコンテンツの取得先となる情報[例えばそのコンテンツのURL(uniform resource locator)と再生開始位置を示す情報]を記憶し、ステップS2の処理に戻される。
また、上記ステップS4でコントローラ11からの指示がコンテンツ再生指示であると判断された場合、伝送指示部22は、ステップS6で、出力選択部19に対してデコーダ部26の出力を選択するように指示する。その後、伝送指示部22は、ステップS7で、ステップS5で記憶したコンテンツの取得先情報をコンテンツ伝送部24に送ることにより、コンテンツ取得先となるコンテンツサーバ13にコンテンツの取得を要求し、その要求に基づいてコンテンツサーバ13から取得したコンテンツを再生して、ステップS2の処理に戻される。
さらに、上記ステップS4でコントローラ11からの指示がコンテンツ再生停止指示であると判断された場合、伝送指示部22は、ステップS8で、コンテンツ再生状態で受信されたコンテンツ再生停止指示であって、かつ、コンテンツ再生状態で再生していたコンテンツのメディアタイプが、制御情報テーブル28に格納されているメディアタイプに対応している(この場合、再生していたコンテンツが写真)という条件が満たされているか否かを判別する。
そして、条件が満たされていないと判断された場合(NO)、伝送指示部22は、ステップS9で、出力選択部19に対してデコーダ部18の出力を選択するように指示する。その後、伝送指示部22は、ステップS10で、コンテンツ再生停止指示をコンテンツ伝送部24に送ることにより、コンテンツサーバ13からのコンテンツの取得を停止させて、ステップS2の処理に戻される。
また、上記ステップS8で条件が満たされていると判断された場合(YES)、伝送指示部22は、ステップS11で、出力選択部19に対して中間映像供給部27から供給される中間映像情報を選択するように指示する。その後、伝送指示部22は、ステップS10で、コンテンツ再生停止指示をコンテンツ伝送部24に送ることにより、コンテンツサーバ13からのコンテンツの取得を停止させて、ステップS2の処理に戻される。
一方、上記ステップS3でコントローラ11からの指示が予め設定された一定時間内に受信されなかったと判断された場合(NO)、出力選択部19は、ステップS12で、現在選択している情報が中間映像情報であるか否かを判別し、中間映像情報でないと判断された場合(NO)、ステップS2の処理に戻される。
また、上記ステップS12で現在選択している情報が中間映像情報であると判断された場合(YES)、出力選択部19は、ステップS13で、中間映像情報を選択するように切り替えられた時点から、制御情報テーブル28に格納されている所定時間が経過したか否か、つまり、中間映像の画面表示が所定時間行なわれたか否かを判別し、経過していないと判断された場合(NO)、ステップS2の処理に戻される。
さらに、上記ステップS13で所定時間が経過したと判断された場合(YES)、出力選択部19は、ステップS14で、デコーダ部18から出力される映像情報や音声情報を出力部29に供給するように、つまり、放送中の番組コンテンツの再生が行なわれるように切り替えて、ステップS2の処理に戻される。
ここで、上記した実施の形態では、コンテンツ再生状態からコンテンツ再生停止指示によりコンテンツ再生停止状態に遷移したとき、中間映像として黒画面を表示させることについて説明したが、中間映像が黒画面に限られるものでないことは言うまでもないことである。
例えば、図8(a)に示すように、コンテンツ映像の再生状態からコンテンツ再生停止指示によりコンテンツ再生停止状態に遷移したとき、中間映像として、所定形状(図示の場合は○)のアイコン33を画面表示させることができる。
また、図8(b)に示すように、コンテンツ映像の再生状態からコンテンツ再生停止指示によりコンテンツ再生停止状態に遷移したとき、中間映像として、予めユーザが設定しておいた静止映像を画面表示させることができる。
さらに、図8(c)に示すように、コンテンツ映像の再生状態からコンテンツ再生停止指示によりコンテンツ再生停止状態に遷移したとき、中間映像として、コンテンツ再生停止状態に遷移する前のコンテンツ再生状態で再生していたコンテンツ映像を、そのまま画面表示させることができる。
また、図8(d)に示すように、コンテンツ映像の再生状態からコンテンツ再生停止指示によりコンテンツ再生停止状態に遷移したとき、中間映像として、コンテンツ再生停止状態に遷移する前のコンテンツ再生状態で再生していたコンテンツ映像を、フェードアウトさせるように画面表示させることができる。
さらに、上記した実施の形態では、スライドショーで再生するコンテンツとして写真映像を例にして説明したが、これに限るものでないことはもちろんである。すなわち、スライドショーで再生するコンテンツとしては、例えば、写真映像以外の静止画像、動画像、音声、音楽等であっても良いものである。
なお、コンテンツとして動画像が画面表示される場合には、コンテンツ映像の再生状態からコンテンツ再生停止指示によりコンテンツ再生停止状態に遷移したとき、中間映像として、コンテンツ再生停止状態に遷移する直前の映像を画面表示させたり、当該直前の映像をフェードアウトさせるように画面表示させたりすることができる。
また、上記した実施の形態では、コンテンツ再生状態からコンテンツ再生停止指示によりコンテンツ再生停止状態に遷移したとき、中間映像を画面表示させるコンテンツのメディアタイプ(この場合、写真)を示す情報を、上記制御情報テーブル28に格納している。これにより、写真映像がスライドショーで再生されるときには、写真映像の合間に中間映像が画面表示され、写真以外のコンテンツ(動画像や音楽等)がスライドショーで再生されるときには、コンテンツの合間に放送中の番組コンテンツが再生されるというように、きめ細かい対応が可能となる。
なお、上記した実施の形態では、コンテンツのメディアタイプが写真である場合に、中間映像を表示するようにしているが、これに限られるものでないことはもちろんである。例えば、動画像(ビデオ)や音楽のプレイリスト再生に対しても、上記した実施の形態と同様の処理を行なうことが可能である。この場合、コントローラ11は、コンテンツ再生機器12から再生終了の通知を受けて、次のSetURIの再生指示を発生するため、コンテンツ再生機器12は、このSetURIの再生指示が来る時間間隔に応じて、中間映像を表示すれば良いものである。
さらに、スライドショーで再生されるコンテンツのメディアタイプや、中間映像の映像内容等に応じて、コンテンツ再生状態からコンテンツ再生停止指示によりコンテンツ再生停止状態に遷移したとき、中間映像を画面表示させておく所定時間を異ならせるようにすることができる。
また、コントローラ11がコンテンツ再生停止指示を発生してからコンテンツ再生指示を発生するまでの時間を計測し、その計測した時間の最小値を、中間映像を画面表示させておく所定時間として制御情報テーブル28に格納することにより、中間映像の表示時間を設定することができる。
さらに、コントローラ11が複数個存在する場合には、コントローラ11毎に、コンテンツ再生停止指示を発生してからコンテンツ再生指示を発生するまでの時間を計測し、その計測した時間の最小値を、中間映像を画面表示させておく所定時間として制御情報テーブル28に格納することにより、コントローラ11に応じて中間映像の表示時間を動的に対応させることができる。
なお、この発明は上記した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を種々変形して具体化することができる。また、上記した実施の形態に開示されている複数の構成要素を適宜に組み合わせることにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良いものである。さらに、異なる実施の形態に係る構成要素を適宜組み合わせても良いものである。
11…コントローラ、12…コンテンツ再生機器、13…コンテンツサーバ、14…ネットワーク、15…アンテナ、16…入力端子、17…チューナ部、18…デコーダ部、19…出力選択部、20…接続端子、21…指示受信部、22…伝送指示部、23…出力指示部、24…コンテンツ伝送部、25…接続端子、26…デコーダ部、27…中間映像供給部、28…制御情報テーブル、29…出力部、30…出力端子、31…映像表示/音声再生部、32…音量調整部、33…アイコン。

Claims (8)

  1. 第1の映像情報を受信する第1の受信手段と、
    ネットワークを介して第2の映像情報、前記第2の映像情報の再生を指示する第1の制御情報、及び前記第2の映像情報の再生停止を指示する第2の制御情報を受信する第2の受信手段と、
    前記第1の制御情報を受信したとき前記第2の映像情報を映像表示部に表示させこの表示させている前記第2の映像情報が予め定められた種類に対応している場合、当該第2の映像情報を表示させている状態で前記第2の制御情報を受信したとき、第3の映像情報を表示させた後、前記第1の受信手段で受信する前記第1の映像情報を表示させる制御手段とを具備することを特徴とする再生装置。
  2. 前記制御手段は、前記第3の映像情報表示後、所定時間以内に前記第1の制御情報を受信しなかった場合に、前記第1の映像情報を表示させることを特徴とする請求項1記載の再生装置。
  3. 前記制御手段は、予め用意された所定の静止画像情報または動画像情報のいずれかを、前記第3の映像情報として表示させることを特徴とする請求項1記載の再生装置。
  4. 前記制御手段は、停止指示を受ける直前に表示していた前記第2の映像情報を、前記第3の映像情報として表示させることを特徴とする請求項1記載の再生装置。
  5. 前記制御手段は、表させている前記第2の映像情報が予め定められた種類に対応していない場合、当該第2の映像情報を表示させている状態で前記第2の制御情報を受信したとき、前記第1の映像情報を表示させることを特徴とする請求項1記載の再生装置。
  6. 前記制御手段は、表示させている前記第2の映像情報の種類に応じて、前記第3の映像情報を表示させる時間を変えることを特徴とする請求項1記載の再生装置。
  7. 前記制御手段は、前記第2の制御情報を受信してから前記第1の制御情報を受信するまでの最短時間を計測し、その最短時間に基づいて前記第3の映像情報を表示させる時間を設定することを特徴とする請求項1記載の再生装置。
  8. 第1の映像情報を受信する工程と、
    ネットワークを介して第2の映像情報を受信する工程と、
    再生指示を受信したとき前記第2の映像情報を映像表示部に表示させこの表示させている前記第2の映像情報が予め定められた種類に対応している場合、当該第2の映像情報を表示させている状態で停止指示を受信したとき、第3の映像情報を表示させた後、前記第1の映像情報を表示させる工程とを有することを特徴とする再生方法。
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