JP4017439B2 - 番組切換装置、方法およびプログラム - Google Patents
番組切換装置、方法およびプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP4017439B2 JP4017439B2 JP2002124039A JP2002124039A JP4017439B2 JP 4017439 B2 JP4017439 B2 JP 4017439B2 JP 2002124039 A JP2002124039 A JP 2002124039A JP 2002124039 A JP2002124039 A JP 2002124039A JP 4017439 B2 JP4017439 B2 JP 4017439B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- program
- switching
- pseudo
- program data
- user
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Circuits Of Receivers In General (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、番組切換装置に関し、より特定的には、複数のチャンネルから成る放送信号を受信するとともに、表示装置に供給すべき信号のチャンネルをユーザの操作に基づいて切り換える番組切換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の番組切換装置は、番組の切り換え時における画像の乱れがユーザに見えないようにするために、番組の切り換え時に画像をミュートさせる。また特開平08−181926号公報に記載の方法では、番組の切り換え時に、切り換え直前に表示されていた画像を一旦静止画として出力し、その後この静止画の出力を解除するとともに切り換え後の番組の信号を出力する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来の番組切換装置では、番組を切り換える時に単に画像が乱れるのを防ぐのみである。また特にデジタル放送の受信機では、番組を切り換えてから実際に番組が切り換わるまでの時間が長く、例えば1秒前後かかることがある。これは周波数の調整に時間がかかったり、放送信号がエンコードされている場合にはそのデコードに時間がかかるためである。したがって、特にアナログ放送の受信機を使い慣れているユーザは、画像が一瞬真っ暗になったり画像が一瞬静止してしまうことに違和感や戸惑いを感じてしまう。
【0004】
それゆえに、本発明の目的は、番組の切り換え時の画像の乱れを防止するとともに、単に画像の乱れを防止するだけでなく、番組の切り換え時にユーザの興味を引くような情報を提供することが可能であり、また番組の切り換え時にユーザが違和感や戸惑いを感じないような番組切換装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
第1の発明は、複数のチャンネルから成る放送信号を受信するとともに、表示装置に供給すべき信号のチャンネルをユーザの操作に基づいて切り換える番組切換装置であって、
ユーザによるチャンネル切換操作を受ける入力部と、
放送信号を受信し、この放送信号から、入力部を通じてユーザによって選択されたチャンネルの信号を取り出して出力する受信部と、
少なくともチャンネルの切り換わり時に表示装置に表示される疑似番組データを保持する疑似番組データ保持部と、
表示装置に供給すべき信号を切り換える番組切換制御部とを備え、
番組切換制御部は、
イ)ユーザによるチャンネル切換操作が行われたときに、表示装置へ供給する信号を、受信部の出力から疑似番組データへと切り換え、さらに、
ロ)チャンネル切換操作に基づく受信部の出力切換処理が完了した後に、表示装置へ供給する信号を、疑似番組データからこの受信部の出力へと切り換えることを特徴とする。
【0006】
上記第1の発明によれば、番組の切り換え時の画像の乱れを防止できるとともに、単に画像の乱れを防止できるだけでなく、番組の切り換え時にユーザの興味を引くような情報を提供することが可能であり、また番組の切り換え時にユーザが違和感や戸惑いを感じることもない。
【0007】
第2の発明は、第1の発明において、番組切換制御部は、表示装置へ供給する信号を疑似番組データへと切り換えた後、所定の時間が経過したときに、表示装置へ供給する信号を受信部の出力へと切り換えることを特徴とする。
【0008】
第3の発明は、第1の発明において、番組切換制御部は、表示装置へ供給する信号を疑似番組データへと切り換えた後、ユーザの指示があったときに、表示装置へ供給する信号を受信部の出力へと切り換えることを特徴とする。
【0009】
上記第3の発明によれば、ユーザは任意の時間だけ疑似番組を見た後で通常の番組を表示することができる。
【0010】
第4の発明は、第1の発明において、疑似番組データ保持部は、疑似番組データとして非圧縮の画像データを保持することを特徴とする。
【0011】
上記第4の発明によれば、番組切り換え時にすぐに疑似番組を表示することができる。
【0012】
第5の発明は、第1の発明において、疑似番組データ保持部が保持する疑似番組データが広告表示用の画像データであることを特徴とする。
【0013】
上記第5の発明によれば、番組切り換え時に広告を表示することが可能となる。また通常、番組切り換え時にユーザは画像を注視するので、高い広告効果が得られる。
【0014】
第6の発明は、第1の発明において、疑似番組データ保持部には、放送を通じて取得された画像データが疑似番組データとして保持されることを特徴とする。
【0015】
上記第6の発明によれば、疑似番組データを放送を通じて取得することができるので、疑似番組データの更新が容易となる。例えば疑似番組として広告を表示する場合には広告を適宜新しいものに更新できるため特に有効である。
【0016】
第7の発明は、第1の発明において、メモリカードから画像データを読み出すドライバをさらに備え、
疑似番組データ保持部は、メモリカードからドライバにより読み出された画像データを疑似番組データとして保持することを特徴とする。
【0017】
上記第7の発明によれば、疑似番組データをメモリカードから取得することができるので、疑似番組データの更新が容易となる。例えばユーザがデジタルカメラで撮影した画像を疑似番組データとして容易に利用することができる。
【0018】
第8の発明は、第1の発明において、疑似番組データ保持部は、疑似番組データとして複数の画像データを保持し、
疑似番組データ保持部から出力される画像データが順次変更されることを特徴とする。
【0019】
上記第8の発明によれば、疑似番組の内容に変化を与えることができるため、ユーザが飽きてしまうのを防止することができる。
【0020】
第9の発明は、第8の発明において、疑似番組データ保持部が保持する複数の画像データは、メモリカードからドライバにより読み出された画像データによって適宜更新されることを特徴とする。
【0021】
上記第9の発明によれば、メモリカードに記録された画像データで疑似番組データ保持部が保持する画像データを適宜に更新することができるので、疑似番組データ保持部に予め多数の画像データを同時に保持させておくことなしに、多数の画像データを疑似番組データとして順次表示することができる。したがって、疑似番組データ保持部の記憶容量を低減することができる。
【0022】
第10の発明は、第1の発明において、疑似番組データ保持部には新たな疑似番組データが順次書き込まれ、その書き込みタイミングが、番組切換制御部が、表示装置へ供給する信号を疑似番組データから受信部の出力へと切り換えた直後であることを特徴とする。
【0023】
上記第10の発明によれば、疑似番組データ保持部に対する疑似番組データの書き込みタイミングが、疑似番組データの読み出しタイミングと重なるのを避けることができる。
【0024】
第11の発明は、複数のチャンネルから成る放送信号を受信するとともに、表示装置に供給すべき信号のチャンネルをユーザの操作に基づいて切り換える番組切換方法であって、
ユーザによるチャンネル切換操作を受ける入力ステップと、
放送信号を受信し、この放送信号から、入力ステップにおいてユーザによって選択されたチャンネルの信号を取り出して出力する受信ステップと、
少なくともチャンネルの切り換わり時に表示装置に表示される疑似番組データを保持する疑似番組データ保持ステップと、
表示装置に供給すべき信号を切り換える番組切換制御ステップとを備え、
番組切換制御ステップは、
イ)ユーザによるチャンネル切換操作が行われたときに、表示装置へ供給する信号を、受信ステップの出力から疑似番組データへと切り換え、さらに、
ロ)チャンネル切換操作に基づく受信ステップの出力切換処理が完了した後に、表示装置へ供給する信号を、疑似番組データからこの受信ステップの出力へと切り換えることを特徴とする。
【0025】
上記第11の発明によれば、番組の切り換え時の画像の乱れを防止できるとともに、単に画像の乱れを防止できるだけでなく、番組の切り換え時にユーザの興味を引くような情報を提供することが可能であり、また番組の切り換え時にユーザが違和感や戸惑いを感じることもない。
【0026】
第12の発明は、コンピュータにより実行され、複数のチャンネルから成る放送信号を受信するとともに、表示装置に供給すべき信号のチャンネルをユーザの操作に基づいて切り換える番組切換プログラムであって、このコンピュータに、
ユーザによるチャンネル切換操作を受ける入力ステップと、
放送信号を受信し、この放送信号から、入力ステップにおいてユーザによって選択されたチャンネルの信号を取り出して出力する受信ステップと、
少なくともチャンネルの切り換わり時に表示装置に表示される疑似番組データを保持する疑似番組データ保持ステップと、
表示装置に供給すべき信号を切り換える番組切換制御ステップとを実行させ、
番組切換制御ステップは、
イ)ユーザによるチャンネル切換操作が行われたときに、表示装置へ供給する信号を、受信ステップの出力から疑似番組データへと切り換え、さらに、
ロ)チャンネル切換操作に基づく受信ステップの出力切換処理が完了した後に、表示装置へ供給する信号を、疑似番組データからこの受信ステップの出力へと切り換えることを特徴とする。
【0027】
上記第12の発明によれば、番組の切り換え時の画像の乱れを防止できるとともに、単に画像の乱れを防止できるだけでなく、番組の切り換え時にユーザの興味を引くような情報を提供することが可能であり、また番組の切り換え時にユーザが違和感や戸惑いを感じることもない。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る番組切換装置の構成を示すブロック図である。番組切換装置は、チャンネル情報保持部101と、疑似番組データ保持部と、番組切換制御部103と、入力部104と、受信部105と、表示部106と、番組切換設定部107とを備える。
【0029】
なお各構成要素については、それぞれソフトウェアで実現してもよいしハードウェアで実現してもよい。なおソフトウェアにより実現する場合には、そのプログラムは任意の記録メディアに格納されて番組切換装置に供給されてもよいし、通信回線を通じて例えばインターネット等のネットワークから番組切換装置に供給されてもよい。一方ハードウェアで実現する場合には、各々市販されている標準的な部品を用いてもよい。
【0030】
疑似番組データ保持部102は、疑似番組の表示データ等を保持する。番組切換制御部103は、番組切換設定部107の設定内容に応じて、チャンネル情報保持部101、疑似番組データ保持部102、入力部104、受信部105および表示部106の制御を行う。入力部104は、ユーザが番組の切り換えを指示したり疑似番組の終了を指示するときに使用する図示しないボタンやリモコン等の入力装置からの入力を受け付ける。受信部105には、放送信号や疑似番組データが供給され、受信部105は、放送信号から所望の番組の信号を受信して必要に応じてデコードを行う。なお、デコード処理については受信部105の後段にデコード部を設けてそこで行ってもよい。表示部106は、番組や疑似番組を図示しないディスプレイ等の表示装置に表示するように制御する。番組切換設定部107は、疑似番組の有無の設定や疑似番組の表示時間の設定を行う。
【0031】
以下、番組切換装置の動作について説明する。
図2は、従来の番組切換装置において番組の切り換えが行われるときの流れと、本実施形態に係る番組切換装置において番組の切り換えが行われるときの流れを示す概略図である。
【0032】
図2に示す矢印201は、従来の番組切り換えの流れを示している。従来は、ユーザから番組の切り換えが指示されると、音声および画像のミュートをして切り換え後の番組信号を受信し、受信が完了した時点で音声および画像のミュートを解除して切り換え後の番組を出力する。これにより、番組切り換え時の画像の乱れを防いでいる。なお、受信が完了した時点とは、受信した信号に基づいて乱れのない画像を表示できるようになった時点を指す。
【0033】
一方、矢印202および矢印203は、本実施形態の番組切り換えの流れを示している。矢印202は、ユーザから番組の切り換えが指示されると音声信号をミュートして疑似番組を出力することを示している。矢印203は、切り換え後の番組の信号を受信し、受信が完了した後、ユーザから疑似番組の終了が指示されると疑似番組の出力を解除して切り換え後の番組を出力することを示している。
【0034】
次に、本実施形態の動作を図3に示すフローチャートを参照して説明する。
ユーザからの番組の切り換えを指示する信号を入力部104を通じて入力することにより番組の切り換えが開始される。なお、ここでは番組切換設定部107において疑似番組が「有り」と設定されているものとして説明する。番組切換設定部107において疑似番組が「無し」に設定されているときは、従来と同様の番組切換が行われる。
【0035】
ステップS301で、番組切換制御部103は、入力部104を通じてユーザから番組切り換えの指示があったか否かを判断する。番組切り換えの指示があった場合は処理はステップS302に進み、番組切換の指示がなかった場合は番組切換処理は終了する。ステップS302で、番組切換制御部103は、音声をミュートするとともに疑似番組データ保持部102で保持されている疑似番組データを読み出して表示部106を介して表示装置に出力する。ステップS303で、番組切換制御部103は、切り換え後の番組の情報をチャンネル情報保持部101より取得し、この切り換え後の番組の情報に基づいて受信部105は切り換え後の番組の信号の受信を開始する。ステップS304で、番組切換制御部103は、受信部105による切り換え後の番組の信号の受信が完了したか否かを判断し、受信が完了するまでステップS304を繰り返し、受信が完了した場合には処理はステップS305に進む。ステップS305で、番組切換制御部103は、入力部104を通じてユーザから疑似番組終了の指示があったか否かを判断し、疑似番組終了の指示があるまでステップS305を繰り返し、疑似番組終了の指示があった場合には処理はステップS306に進む。ステップS306で、番組切換制御部103は、音声ミュートおよび疑似番組の出力を解除するとともに、受信部105からの切り換え後の番組の信号を表示部106を介して表示装置に出力する。
【0036】
次に、本実施形態の番組切換処理について図4を参照してより具体的に説明する。
ここではある会社が新製品を発売するにあたり、この製品を宣伝するという場面を想定して説明する。この場合、この会社は放送業者に、新製品に関する広告を疑似番組データとして放送してもらうよう依頼する。ユーザが所持する番組切換装置は、受信部105によりこの疑似番組データを受信し、この疑似番組データを疑似番組データ保持部102に記憶しておく。
【0037】
ここで、この番組切換装置のユーザがある番組を視聴しているとする。このとき、表示装置には図4に示すように番組切り換え前の映像が表示されている。その後このユーザは他の番組を見ようと思い、番組切換装置に番組の切り換えを指示する。番組切換装置はこれを受けて、表示装置に図4に示すように疑似番組を表示する。それと同時に受信部105は、切り換え後の番組の信号の受信を開始する。ユーザはこの疑似番組を視聴することにより新製品の情報を得る。ユーザは、新製品の情報を確認すると、疑似番組を終了するように番組切換装置に指示する。この指示を受けて番組切換装置は、受信部105においてすでに切り換え後の番組の信号の受信を完了していると、図4に示すように表示装置に切り換え後の番組を出力する。
【0038】
なお、本実施形態では、少なくとも番組の切り換え処理が開始される時点において、疑似番組データ保持部102に疑似番組データが保持されている必要があるが、疑似番組データを取得する方法としていくつかの方法が考えられる。それら方法を箇条書きにより例示する。
(1)疑似番組データを放送を通じて受信部105により受信し、疑似番組データ保持部102に格納する方法。
(2)疑似番組データを番組切換装置において実行されるプログラム内に予め含めておき、疑似番組データ保持部102に格納する方法。
(3)図5に示すように、SDカード等のメモリーカード502に格納された疑似番組データをドライバ501により読み出して、疑似番組データ保持部102に格納する方法。
【0039】
疑似番組データを上記の(1)の方法により取得する場合、その取得タイミングにもいくつかのタイミングがある。それらタイミングを箇条書きにより例示する。
(a)番組切換装置の電源をオンまたはオフにした時。
(b)一定時間おき(例えば毎日午後0時になった時)。
(c)データ放送番組あるいはデータ放送を含む番組に切り換える時。
上記の(a)および(b)のタイミングは、広告画像等の疑似番組データを取得するのに適しており、(c)のタイミングは、データ放送に関する疑似番組データを取得するのに適していると考えられる。なお、疑似番組データを取得するタイミングとして上記のタイミングを併用することもできる。
【0040】
なお、疑似番組データとしては静止画像データや動画像データを用いることができる。ただし、疑似番組データは番組の切り換えが開始された直後に出力される必要があるため、疑似番組データ保持部102には疑似番組データとしてデコード処理を必要としない非圧縮の画像データを保持しておくのが好ましい。とりわけ、ビットマップ形式などの非圧縮の静止画像データを保持しておくのが好ましい。
【0041】
上記のようにして取得した疑似番組データが圧縮された画像データである場合には、これをデコードして非圧縮の画像データにしてから疑似番組データ保持部102に格納するのが好ましい。これは、例えば番組切換制御部103にデコード機能を持たせることにより実現することができる。
【0042】
また、疑似番組データ保持部102に疑似番組データとして複数の画像データを保持しておき、番組の切り換えがある毎に、これら複数の画像データを順次切り換えて出力するようにしてもよい。これにより、ユーザが飽きることなく疑似番組を視聴することができる。特に、前述の(3)の方法により疑似データを取得する場合には、番組切り換えが発生する毎にメモリーカード502に記憶されている複数の画像データを読み出しては、疑似番組データ保持部102にすでに保持されている画像データを更新することができるので、疑似番組データ保持部102に予め多数の画像データを保持しておかなくとも、番組の切り換えがある毎に複数の画像データを順次切り換えて出力することができる。これにより、疑似番組データ保持部102に要求される記憶容量が削減され、番組切換装置をより低コスト化することができる。なお、疑似番組データ保持部102への疑似番組データの書き込みタイミングは、疑似番組データの読み出しタイミングと重なるのを避けるため、番組切り換えが完了した直後のタイミングとするのが好ましい。なお、疑似番組データ保持部102に対して一度に複数の画像データを書き込みまたは更新するようにしてもよい。
【0043】
なお、前述の(3)の方法により疑似データを取得する場合には、ユーザがデジタルカメラで撮影した画像データなどを容易に疑似番組データとして利用することができる。これにより、ユーザは番組切り換えの合間に自分で撮影したお気に入りの画像を楽しむことができる。
【0044】
なお、疑似番組データ保持部102に保持されている疑似番組データをメニュー画面等においてユーザが自由に閲覧できるようにしてもよい。また、疑似番組データ保持部102に保持されている複数の疑似番組データの表示順序をユーザが自由に設定できるようにしてもよい。
【0045】
また、本実施形態では疑似番組の終了タイミングをユーザの指示によるとしたが、本発明はこれに限らず、例えば番組の切り換えが開始されてから一定の時間が経過すると疑似番組を終了するようにしてもよい。この場合、番組切り換え時の画像の乱れを防ぐために、疑似番組を出力する時間は、番組の切り換えが開始されてから切り換え後の番組の信号の受信が完了するまでの時間よりも長く設定しておく必要がある。なお、このような疑似番組の終了タイミングについて、メニュー等によりユーザが自由に設定できるようにしてもよい。以下、この設定方法について具体的に説明する。
【0046】
図6に、疑似番組に関するメニュー画面の例を示す。図6において、ユーザが入力装置を操作して「疑似番組の参照」の項目を選択(例えばカーソルを合わせて選択確定ボタンを押す)すると、疑似番組データ保持部102に保持されている画像データが表示される。また、ユーザが「疑似番組の有無」の項目を選択すると、疑似番組の有無を切り換えられ、さらに疑似番組を「有り」にしたときにはさらなるメニュー画面に遷移して、疑似番組の終了タイミングをユーザの指示によるか一定時間の経過によるかその両方によるかを指定することができる。こうしてメニュー画面を通してユーザにより指定された設定内容は番組切換設定部107に保持される。その内容を番組切換制御部103が参照することにより、ユーザによる設定内容を番組切換処理に反映させることができる。
【0047】
以上のように、本実施形態によれば、番組の切り換え時の画像の乱れを防止できるとともに、単に画像の乱れを防止できるだけでなく、番組の切り換え時にユーザの興味を引くような情報を提供することが可能であり、また番組の切り換え時にユーザが違和感や戸惑いを感じることもない。また、番組切り換え時に広告を表示することにより、宣伝効果を得ることができる。しかも広告を表示する場合、通常は番組切り換え時にユーザは画像を注視するので、高い広告効果が得られる。また疑似番組としてデータ放送に関する案内や広告等を表示することにより、データ放送のさらなる普及に貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る番組切換装置の構成を示すブロック図である。
【図2】従来の番組切換装置において番組の切り換えが行われるときの流れと、本発明の一実施形態に係る番組切換装置において番組の切り換えが行われるときの流れを示す概略図である。
【図3】番組切換装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】番組切り換え処理時の表示画面の一例を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る番組切換装置の変形例の構成を示すブロック図である。
【図6】ユーザが疑似番組の設定を行うときのメニュー画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
101 チャンネル情報保持部
102 疑似番組データ保持部
103 番組切換制御部
104 入力部
105 受信部
106 表示部
107 番組切換設定部
501 ドライバ
502 メモリーカード
Claims (1)
- 複数のチャンネルから成る放送信号を受信するとともに、表示装置に供給すべき信号のチャンネルをユーザの操作に基づいて切り換える番組切換装置であって、
ユーザによるチャンネル切換操作を受ける入力部と、
前記放送信号を受信し、この放送信号から、前記入力部を通じてユーザによって選択されたチャンネルの信号を取り出して出力する受信部と、
少なくともチャンネルの切り換わり時に前記表示装置に表示される疑似番組データを保持する疑似番組データ保持部と、
前記表示装置に供給すべき信号を切り換える番組切換制御部と、
メモリカードから画像データを読み出すドライバとを備え、
前記疑似番組データ保持部は、前記メモリカードから前記ドライバにより読み出された画像データを前記疑似番組データとして保持し、
前記疑似番組データ保持部によって保持される画像データは、前記メモリカードから前記ドライバにより読み出された画像データによって順次更新され、当該更新タイミングは、前記番組切換制御部が、前記表示装置へ供給する信号を前記疑似番組データから前記受信部の出力へと切り換えた直後であり、
前記疑似番組データ保持部から出力される画像データは順次変更され、
前記番組切換制御部は、
イ)ユーザによるチャンネル切換操作が行われたときに、前記表示装置へ供給する信号を、前記受信部の出力から前記疑似番組データへと切り換え、さらに、
ロ)前記チャンネル切換操作に基づく前記受信部の出力切換処理が完了した後に、前記表示装置へ供給する信号を、前記疑似番組データから当該受信部の出力へと切り換えることを特徴とする番組切換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002124039A JP4017439B2 (ja) | 2002-04-25 | 2002-04-25 | 番組切換装置、方法およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002124039A JP4017439B2 (ja) | 2002-04-25 | 2002-04-25 | 番組切換装置、方法およびプログラム |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003319275A JP2003319275A (ja) | 2003-11-07 |
JP2003319275A5 JP2003319275A5 (ja) | 2005-09-02 |
JP4017439B2 true JP4017439B2 (ja) | 2007-12-05 |
Family
ID=29539161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002124039A Expired - Fee Related JP4017439B2 (ja) | 2002-04-25 | 2002-04-25 | 番組切換装置、方法およびプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4017439B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100640338B1 (ko) | 2004-09-20 | 2006-10-30 | 삼성전자주식회사 | 채널 전환 시 화면의 끊어짐이 없는 디지털 멀티미디어방송 수신 방법과 장치 |
KR100685992B1 (ko) * | 2004-11-10 | 2007-02-23 | 엘지전자 주식회사 | 디지털 방송 수신기에서 채널 전환시 정보 출력 방법 |
US20060294558A1 (en) * | 2005-06-23 | 2006-12-28 | Microsoft Corporation | Presentation of information relating to programming |
JP4738938B2 (ja) * | 2005-08-09 | 2011-08-03 | キヤノン株式会社 | 表示装置およびその制御方法 |
JP4649530B1 (ja) | 2009-10-16 | 2011-03-09 | 株式会社東芝 | 再生装置及び再生方法 |
WO2013180325A1 (ko) * | 2012-05-31 | 2013-12-05 | (주)재플 | Tv 화면 제어 장치 및 이를 포함하는 시스템 |
-
2002
- 2002-04-25 JP JP2002124039A patent/JP4017439B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003319275A (ja) | 2003-11-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4717499B2 (ja) | 放送受信装置およびその制御方法 | |
JP4250646B2 (ja) | 放送受信装置、放送受信装置の制御方法、及び、プログラム | |
JP3091903U (ja) | ディジタル放送受信記録装置 | |
JP2009033583A (ja) | 再生装置、映像再生システム | |
JP4017439B2 (ja) | 番組切換装置、方法およびプログラム | |
JP2007104679A (ja) | Dmbサービス中におけるdmbデータの再生のためのdmb端末機及び方法 | |
JP4214403B2 (ja) | 放送受信装置および高頻度受信番組自動記録方法 | |
US9003449B2 (en) | Playback device, television reception device using the same, playback method, and computer program | |
JP5084022B2 (ja) | コンテンツ再生装置、コンテンツ再生システム、コンテンツ再生方法、およびプログラム | |
JP2002199293A (ja) | 自動録画装置及び方法 | |
JP2008042333A (ja) | 映像再生方法及び装置 | |
JP2002209178A (ja) | 録画再生装置 | |
JP2006319553A (ja) | 画像音声出力装置 | |
JP2000322786A (ja) | 映像音声信号記録装置 | |
JP4624806B2 (ja) | 番組タイトル表示部付記録再生装置 | |
JP2006279419A (ja) | チャンネル切替制御方法、コマーシャル終了通知方法、およびテレビ放送受信装置 | |
JP2007150787A (ja) | 映像・音声機器に対する再生コンテンツ切替システム | |
JP2003333492A (ja) | 番組の視聴・録画制御方法 | |
JP2007150401A (ja) | テレビ | |
JP4305469B2 (ja) | テレビジョン受像機 | |
JP2007274494A (ja) | 放送システム、データ記録装置、およびプログラム | |
JP2009088828A (ja) | 放送番組記録システム、放送番組記録装置、および放送番組記録方法 | |
JP2007274608A (ja) | 映像表示装置 | |
JP2000031849A (ja) | データ放送装置およびデータ放送受信装置 | |
JP2006237955A (ja) | 情報処理装置、及びその制御プログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050308 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050308 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070531 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070604 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070803 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070824 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070918 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100928 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110928 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120928 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130928 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |