JP5084022B2 - コンテンツ再生装置、コンテンツ再生システム、コンテンツ再生方法、およびプログラム - Google Patents

コンテンツ再生装置、コンテンツ再生システム、コンテンツ再生方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、コンテンツを再生するためのコンテンツ再生装置、コンテンツ再生システム、コンテンツ再生方法、およびプログラム、特に、選択的シーンを含むコンテンツを再生するコンテンツ再生装置、コンテンツ再生システム、コンテンツ再生方法、およびプログラムに関する。
テレビジョン放送の受信については、一般的には、受信した放送番組をそのままテレビジョン受像機の表示画面に表示している。しかし、最近では、テレビジョン受像機に、ユーザの選択したキーワードと、該キーワードに関連付けられたデータを記憶する記憶部を設けて、単なるテレビジョン受像機ではなくて、情報処理装置として機能させることが提案されている。例えば、この情報処理装置は、受信したTV放送に該キーワードが含まれているときは、TV放送の動画像と該キーワードに関連付けられたデータとを合成したり、視聴者が忌避したいシーンでは動画像にモザイクをかけたり、音声を消したりすることができるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
また、コンテンツに収録されたストーリー展開あるいは撮影アングルの異なる複数シーンの中から、視聴者の指示に従って選択し、該シーンを再生するようにしているものもある(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−286966号公報 特開2007−074158号公報
しかしながら、従来の忌避したいシーンをモザイクで隠す方法にあっては、忌避したいシーンを隠すことはできるものの、視聴者は、該隠されたシーンが終了するまで待たなければならず、視聴者にとって時間の浪費となるという問題がある。
また、異なる複数シーンの中から視聴者の指示に従って選択する方法にあっては、自身の嗜好に応じたシーンを視聴する、あるいは、忌避したいシーンを視聴しないようにするには、該当するシーンの度に視聴者が自身の嗜好もしくは忌避に応じて指示操作を行わなければならないために視聴者はコンテンツの内容に集中できなくなるなど、視聴者にとって煩わしいという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、視聴者にとって時間の浪費にもならず、煩わしい操作も要さずに、視聴者が嗜好に応じたシーンを視聴する、あるいは、忌避したいシーンを視聴しないようにするコンテンツ再生装置、コンテンツ再生システム、コンテンツ再生方法、およびプログラムを提供することにある。
この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、本発明のコンテンツ再生装置は、忌避概念又は嗜好概念に関する設定情報を出力する設定保持部と、再生対象のコンテンツに含まれるシーンに関するメタ情報を取得するメタ情報取得部と、前記設定保持部から取得した前記設定情報と前記メタ情報取得部が取得した前記メタ情報との関係に基づき、前記コンテンツに含まれる選択的な複数のシーンの中から再生すべき主シーンを選択し、選択された前記主シーンが再生されるように制御するシーン制御部と、を具備することを特徴とする。
これにより、コンテンツ再生装置は、選択的な複数のシーンの中から、これらのシーンのメタ情報と、忌避概念または嗜好概念に関する設定情報との関係に基づき再生するシーンを選択するので、視聴者にとって時間の浪費にもならず、煩わしい操作も要さずに、視聴者が、嗜好に応じたシーンを視聴する、あるいは、忌避したいシーンを視聴しないようにすることができる。
また、本発明のコンテンツ再生装置は、上述のコンテンツ再生装置であって、前記シーン制御部は、前記選択の対象の前のシーンと、選択された前記主シーンとが時間連続的に再生されるように制御する、ことを特徴とする。
これにより、選択した主シーンを、選択対象の前のシーンから時間連続的に再生するので、視聴者に違和感を感じさせずに再生することができる。
また、本発明のコンテンツ再生装置は、上述のいずれかのコンテンツ再生装置であって、前記メタ情報取得部は、前記コンテンツのデータに付加されている前記メタ情報を取得する、ことを特徴とする。
また、本発明のコンテンツ再生装置は、上述のいずれかのコンテンツ再生装置であって、前記メタ情報取得部は、通信ネットワークを介して外部のサーバ装置から前記メタ情報を取得する、ことを特徴とする。
これにより、コンテンツ再生装置は、メタ情報をコンテンツとは別に通信ネットワークを介して、外部のサーバ装置から取得することで、同一のコンテンツに対しても、様々な観点から付したメタ情報を提供し、視聴者が、これらのメタ情報の中から自身にあったメタ情報を選択できるようにすることができる。
また、本発明のコンテンツ再生装置は、上述のいずれかのコンテンツ再生装置であって、前記シーンに関連付けて前記メタ情報を付与するメタ情報付与部と、前記メタ情報付与部によって付与された前記メタ情報を前記シーンと関連付けて保持するメタ情報記憶部と、をさらに具備し、前記メタ情報取得部は、前記メタ情報記憶部から前記メタ情報を取得する、ことを特徴とする。
これにより、コンテンツ再生装置は、視聴者が各シーンにメタ情報を付与することができるので、視聴者が自身のシーン選択基準に応じたメタ情報を付与できるようにすることができる。
また、本発明のコンテンツ再生装置は、上述のいずれかのコンテンツ再生装置であって、前記シーン制御部によって前記主シーンとして選択されなかった副シーンを記録するコンテンツ記録部をさらに具備する、ことを特徴とする。
これにより、コンテンツ再生装置は、選択されなかった副シーンを記録しておき、後に選択されなかった副シーンを再生して、視聴者に視聴させることができる。
また、本発明のコンテンツ再生装置は、上述のいずれかのコンテンツ再生装置であって、前記シーン制御部によって前記主シーンとして選択されなかった副シーンに関する情報が副画面に表示されるように制御する副画面制御部をさらに具備する、ことを特徴とする。
これにより、コンテンツ再生装置は、副シーンに関する情報を副画面に表示させるので、選択されなかったシーンの存在とその内容を、視聴者に通知することができる。
また、本発明のコンテンツ再生装置は、上述のいずれかのコンテンツ再生装置であって、所定の環境条件を検知する環境条件検知部をさらに具備し、前記設定保持部は、前記環境条件検知部が検知した環境条件に基づき設定情報を生成する、ことを特徴とする。
これにより、コンテンツ再生装置は、視聴者に設定情報を設定させることなく、選択的シーンの中から、適切なシーンを選択することができる。
また、本発明のコンテンツ再生装置は、上述のコンテンツ再生装置であって、前記所定の環境条件は、(a)現在時刻が所定の時間帯に含まれる、(b)測定した明るさが所定範囲に含まれる、(c)所定の無線信号が受信されている、(d)人の話し声が検出されない、(e)所定の人物の話し声が検出されている、のいずれかを含む、ことを特徴とする。
また、本発明のコンテンツ再生装置は、上述のいずれかのコンテンツ再生装置であって、それぞれがシーンに対応する複数のチャネルの信号を並列的に受信する複数チャネル受信部をさらに具備し、前記シーン制御部は、前記複数チャネル受信部によって受信された複数のシーンの中から再生すべき前記主シーンを選択し、選択された前記主シーンが再生されるように制御する、ことを特徴とする。
また、本発明のコンテンツ再生システムは、上述のコンテンツ再生装置と、前記副画面制御部の制御により表示される前記副画面を表示する手段を具備する端末装置と、を含んで構成される。
これにより、コンテンツ再生システムは、副シーンに関する情報を端末装置の副画面に表示させるので、選択されなかったシーンの存在とその内容を、端末装置を保持している視聴者にのみ通知することができる。
また、本発明のコンテンツ再生方法は、選択的シーンを含むコンテンツを再生するコンテンツ再生装置におけるコンテンツ再生方法において、前記コンテンツ再生装置が、忌避概念又は嗜好概念に関する設定情報を取得する第1の過程と、前記コンテンツ再生装置が、再生対象のコンテンツに含まれるシーンに関するメタ情報を取得する第2の過程と、前記コンテンツ再生装置が、前記第1の過程にて取得した前記設定情報と前記第2の過程にて取得した前記メタ情報との関係に基づき、前記コンテンツに含まれる選択的な複数のシーンの中から再生すべき主シーンを選択し、選択された前記主シーンが再生されるように制御する第3の過程と、を具備することを特徴とする。
また、本発明のプログラムは、選択的シーンを含むコンテンツを再生するコンテンツ再生装置のコンピュータを、忌避概念又は嗜好概念に関する設定情報を出力する設定保持部、再生対象のコンテンツに含まれるシーンに関するメタ情報を取得するメタ情報取得部、前記設定保持部から取得した前記設定情報と前記メタ情報取得部が取得した前記メタ情報との関係に基づき、前記コンテンツに含まれる選択的な複数のシーンの中から再生すべき主シーンを選択し、選択された前記主シーンが再生されるように制御するシーン制御部として機能させる。
この発明によれば、忌避概念又は嗜好概念に関する設定情報と、再生対象のコンテンツに含まれるシーンに関するメタ情報との関係に基づき、選択的な複数のシーンの中から再生すべき主シーンを選択し、再生されるように制御するので、視聴者にとって時間の浪費にもならず、煩わしい操作も要さずに、嗜好に応じたシーンを視聴する、あるいは、忌避したいシーンを視聴しないようにすることができる。
[第1の実施形態]
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、この発明の第1の実施形態によるコンテンツ再生装置100の構成を示す概略ブロック図である。コンテンツ再生装置100は、コンテンツ取得部11、コンテンツ再生部12、コンテンツ記録部13、副画面制御部14、メタ情報取得部21、設定保持部22、環境条件検知部23、シーン制御部31を具備する。コンテンツ取得部11は、地上放送、衛星放送、ケーブル放送などの映像ストリームを搬送している放送波を受信し、復調して映像ストリームを取得する、あるいは、DVD(Digital Versatile Disc)、HDD(Hard Disk Drive)などの記録媒体に記録されている映像ストリームを読み出す、インターネット経由でサーバから映像ストリームを受信するなどして、マルチシナリオなど同時間帯に選択的に再生可能な動画像、音声のすくなくとも一方が複数ある選択的シーンを含む映像ストリームであるコンテンツを取得する。なお、ここで、映像ストリームとは、MPEG(Moving Picture Experts Group)2−TS(Transport Stream)などの動画および音声が多重されたストリームであり、本実施形態ではさらに各シーンに関するメタ情報も多重されている。
コンテンツ再生部12は、コンテンツ取得部11が取得したコンテンツを再生して動画および音声を出力する。コンテンツ再生部12は、コンテンツのうち、シーン制御部31から主シーンとして指示されたシーンを再生して動画および音声を主画面に出力する。コンテンツ記録部13は、コンテンツ取得部11が取得したコンテンツの選択的シーンの部分について、シーン制御部31から指示されていない副シーンの映像ストリームを記録する。また、コンテンツ記録部13は、この映像ストリームを記録する際に、該当する副シーンの映像から静止画像を生成し、該静止画像および該シーンのメタ情報に対応付けて、この副シーンを記録する。副画面制御部14は、コンテンツ取得部11が取得したコンテンツの選択的シーンの部分について、シーン制御部31から指示された主シーンに関するメタ情報、あるいは、シーン制御部31から指示されていない副シーンに関するメタ情報を、コンテンツから取得して、コンテンツ再生部12が選択的シーンの部分を再生している間、後述する副画面に表示させる。
メタ情報取得部21は、コンテンツ取得部11が取得したコンテンツのうち、選択的シーンの部分について、各シーンに関するメタ情報を、コンテンツから取得する。設定保持部22は、忌避概念又は嗜好概念に関する設定情報の入力を受け付け、保持する。ここで、設定情報は、例えば、視聴者の年令を表す情報もしくは生年月日など年令を算出可能な情報、視聴者が忌避するシーンの属性を表す情報、視聴者が嗜好するシーンの属性を表す情報などである。この設定情報は、コンテンツ再生装置100が備えるボタンなどの入力手段を、視聴者が操作することによって設定保持部22に入力されてもよいし、環境条件検知部23が、各種センサ等を用いて検知し、設定保持部22に入力された情報に基づき設定保持部22により生成されてもよい。
環境条件検知部23は、各種センサ等を用いて所定の環境条件を検知する。環境条件検知部23による所定の環境条件の検知として、具体的には、以下のようなものがあげられる。(a)コンテンツ再生装置100が具備する時計機能、もしくは、コンテンツに含まれる現在時刻情報に基づき、現在時刻が所定の時間帯に含まれるか否かを検知すること。ここで、所定の時間帯は、視聴者によって設定されたものであってもよいし、メタ情報により決められたものであってもよい。(b)輝度センサにより測定した周囲の明るさが予め決められた所定範囲内であるか否かを検知すること。ここで、所定の範囲内の明るさは、視聴者によって設定されたものであってもよいし、メタ情報により決められたものであってもよい。(c)リモートコントローラや携帯型の端末装置から予め決められた無線信号を受信しているか否かを検知すること。(d)コンテンツ再生装置100が具備するマイクが取得した音声に人の話し声が含まれているか否かを検知すること。(e)上述のマイクが取得した音声に、予め登録されている人物の声が含まれているか否かを検知すること、あるいは、該音声に基づき算出した年令が所定の範囲内にあるか否かを検知すること。
シーン制御部31は、設定保持部22が保持する設定情報とメタ情報取得部21が取得したメタ情報との関係に基づき、選択的シーンの中から再生すべき主シーンを選択し、選択された主シーンが、選択対象の前のシーンと時間連続的に再生されるように、選択対象の前のシーンに続いて再生するシーンとして、主シーンを指示する情報をコンテンツ再生部12、コンテンツ記録部13、副画面制御部14に出力する。シーン制御部31は、例えば、設定情報として視聴者の年令を表す情報を、メタ情報として各シーンの対象年令を表す情報を取得し、視聴者の年令を含む対象年令をメタ情報としているシーンを主シーンとして選択する。
図2は、本実施形態におけるコンテンツの構成を説明する図である。本実施形態におけるコンテンツは、図2に例示するように、コンテンツヘッダ701と、複数のシーン713a〜eとからなる。そして、各シーン713a〜eは、シーンヘッダ711a〜eと、シーン内容712a〜eとからなる。これらシーン内容712a〜eには、コンテンツ再生部12により再生される動画のデータと音声のデータとが格納されている。図2において、シーン713cとシーン713dとが並行しているのは、該当部が選択的シーンであり、シーン713cとシーン713dとが選択的に再生可能であることを示している。また、図2のシーン713cとシーン713dとの長さが異なるように、選択的シーンを構成する各シーンの時間長は、異なっていてもよい。また、選択的シーンの選択的に再生可能なシーンは、図2ように2シーンのみでなく、2を超える数のシーンであってもよい。
また、コンテンツが、MPEG2−TSなどの形式で放送波により搬送されるときには、コンテンツヘッダ701およびシーンヘッダ711a〜eをシーン内容712a〜eの先頭に配置するのではなく、これらに該当する情報を、テーブル形式にして周期的にシーン内容712a〜eに時間多重して挿入するようにしてもよい。これにより、シーンの途中から受信したコンテンツ再生装置100においても、これらの情報を取得できる。
図3は、本実施形態におけるコンテンツヘッダのフォーマット例を示す図である。図3に示すように、コンテンツヘッダには、コンテンツを識別する番号であるコンテンツIDが含まれる。また、コンテンツIDの他に、コンテンツ名称やデータ長を含んでいても良い。
図4は、本実施形態におけるシーンヘッダのフォーマット例を示す図である。図4に示すように、シーンヘッダには、シーンID、デフォルトフラグ、メタ情報が含まれる。シーンIDは、当該シーンヘッダのシーンを識別する番号である。デフォルトフラグは、選択的シーンを構成するシーンのうち、デフォルトで再生すべきシーンを指定するフラグである。すなわち、選択的シーンを構成するシーンのうち、デフォルトで再生すべきシーン1つのみのシーンヘッダのデフォルトフラグは、「on」に設定されており、その他のシーンのシーンヘッダのデフォルトフラグは、「off」に設定されている。また、選択的シーンでないときは、シーンヘッダのデフォルトフラグは、「on」に設定されている。メタ情報は、当該シーンヘッダのシーンに関する情報である。
図5は、設定情報とメタ情報との関係を例示する図である。例えば、例1は、選択的シーンが、シーン内容が××チーム中心のシーンと、○○チーム中心のシーンと、一般向けのシーンとで構成され、1番目のメタ情報には「××チームファン」が設定されており、2番目のメタ情報には「○○チームファン」が設定されており、3番目のメタ情報には「××○○以外」が設定されている。そして、シーン制御部31は、設定情報としてファンのチームを表す情報を取得して、例えば、設定情報が「××チーム」のときは、メタ情報が「××チームファン」の××チーム中心のシーンを主シーンとし、設定情報が「○○チーム」のときは、メタ情報が「○○チームファン」の○○チーム中心のシーンを主シーンとし、それ以外もしくは該当する設定情報がないときは、メタ情報が「××○○以外」の一般向けのシーンを主シーンとする。
例2は、選択的シーンが、シーン内容が一般向けニュース番組であるシーンと、子供向けニュース番組であるシーンとで構成され、前者のメタ情報には「16歳以上対象」が設定されており、後者のメタ情報には「15歳以下対象」が設定されていることを示す。そして、シーン制御部31は、設定情報として年令を表す情報を取得して、該年令が16歳以上であれば、「16歳以上対象」に該当するので、一般向けニュース番組を主シーンとして選択し、15歳以下であれば、「15歳以下対象」に該当するので、子供向けニュース番組を主シーンとして選択する。
なお、例1、2では、嗜好概念に関する設定情報として、ファンのチームを表す情報と年令を表す情報を例としてあげたが、これらに替わり忌避概念に関する設定情報として、例えば、暴力的シーンを忌避することを表す情報を設定保持部22が保持してもよい。この場合、シーン制御部31は、例えば、メタ情報に「暴力的シーン」が設定されているときには、該メタ情報に対応する忌避概念に関する設定情報として暴力的シーンを忌避するか否かを表す情報を取得して、暴力的シーンを忌避しないのであれば、メタ情報が「暴力的シーン」のシーンを選択し、暴力的シーンを忌避するのであれば、メタ情報が「暴力的シーン」ではないシーンを選択する。
図6は、コンテンツ再生装置100の動作を説明するフローチャートである。コンテンツ再生装置100のコンテンツ取得部11が、コンテンツの取得を開始する(S81)。シーン制御部31は、コンテンツ取得部11が取得したコンテンツに含まれるシーンを順に取得し、取得したシーンが選択的シーンであるか否かを判定する(S82)。このステップS82において、選択的シーンであると判定したときは、コンテンツ再生部12は、デフォルトフラグが「on」となっているシーンすなわちデフォルトシーンを再生すべきか否かを判定する(S83)。この判定は、メタ情報取得部21がデフォルトシーンのシーンヘッダから取得したメタ情報と、設定保持部22が保持する設定情報の中に、取得したメタ情報に対応する嗜好概念の設定情報もしくは忌避概念の設定情報があるか否かに基づき行う。例えば、メタ情報に対応する嗜好概念の設定情報があるとき、もしくは、メタ情報に対応する忌避概念の設定情報がないときは、デフォルトシーンを再生すべきであると判定する。
このステップS83の判定にて、上述の条件に合致せず、デフォルトシーンを再生すべきであるとの判定ではなかったときは、シーン制御部31は、選択的シーンを構成する残りのシーン各々について、シーンヘッダから取得したメタ情報と、設定保持部22が保持する設定情報の中に、取得したメタ情報に対応する嗜好概念の設定情報もしくは忌避概念の設定情報があるか否かを判定することで、再生すべきシーンがあるか否かを判定する(S84)。このステップS84にて再生すべきシーンがあったときは、シーン制御部31は、そのシーンを選択して主シーンとする(S85)。
一方、ステップS82にて選択シーンでないと判定したとき、ステップS83にてデフォルトシーンを再生すべきと判定したとき、および、デフォルトシーン以外に再生すべきシーンがないときは、ステップS86に遷移して、シーン制御部31は、デフォルトシーンを選択して主シーンとする。
シーン制御部31は、ステップ85もしくはステップ86の処理を行い、主シーンを選択すると、再生するシーンとして該主シーンを、コンテンツ再生部12、コンテンツ記録部13、副画面制御部14に指示する(S87)。次に、シーン制御部31は、コンテンツが終了するあるいは再生停止の指示を受けるなど、コンテンツ再生の終了であるか否かを判定する(S88)。終了でないと判定したときは、ステップS82に戻って、シーン制御部31は、次のシーンの制御を行なう(S89)。また、ステップS88で、コンテンツ再生の終了であると判定したときは、処理を終了する。
これにより、コンテンツ再生装置100は、選択的シーンにおいて、忌避概念に関する設定情報に対応するメタ情報が設定されているシーンは選択されず、嗜好概念に関する設定情報に対応するメタ情報が設定されているシーンを選択して、再生することができる。従って、視聴者にとって時間の浪費にもならず、煩わしい操作も要さずに嗜好に応じたシーンを視聴する、あるいは、忌避したいシーンを視聴しないようにすることができる。
図7は、本実施形態におけるコンテンツ再生装置100の出力を表示する表示装置の例を示す図である。図7に示すように、表示装置は主画面D1と副画面D2を備えている。コンテンツ再生部12の再生結果は、主画面D1に表示され、副画面制御部14の制御結果は、副画面D2に表示される。
なお、本実施形態において、副画面制御部14は、主シーンに関するメタ情報、あるいは、副シーンに関するメタ情報を、コンテンツから取得して、コンテンツ再生部12が選択的シーンの部分を再生している間、後述する副画面に表示させるとして説明したが、選択的シーンの部分を再生している間、選択的シーンの再生中であることを示す情報を表示させるようにしてもよいし、副シーンの動画を表示させるようにしてもよい。
これにより、視聴者は、選択的シーンの再生中であることがわかったり、主シーン以外にどのようなシーンが選択候補としてあるのかを把握したりすることができる。
[第2の実施形態]
図8は、この発明の第2の実施形態によるコンテンツ再生装置100aの構成を示す概略ブロック図である。同図において図1の各部(11〜14、22、23、31)に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。コンテンツ再生装置100aは、コンテンツ取得部11、コンテンツ再生部12、コンテンツ記録部13、副画面制御部14、シーン制御部31、通信部42、メタ情報取得部41、設定保持部22、環境条件検知部23を具備する。
コンテンツ再生装置100aは、ネットワーク43を介して、サーバ装置44と通信可能に接続されている。ネットワーク43は、インターネットあるいは公衆電話網などの通信ネットワークである。サーバ装置44は、各コンテンツについて、該コンテンツに含まれる選択的シーンを構成する各シーンのメタ情報を保持し、コンテンツ再生装置100aからの要求に応じて、該メタ情報を出力する。図8において、サーバ装置44は1つのみを図示しているが、複数であってもよい。コンテンツ再生装置100aの通信部42は、ネットワーク43を介して、サーバ装置44を含む他装置と相互通信する。コンテンツ再生祖装置のメタ情報取得部41は、図1におけるメタ情報取得部21と異なり、コンテンツ取得部11が取得したコンテンツのメタ情報を、サーバ装置44から取得する。
図9は、サーバ装置44が保持し、メタ情報取得部41が取得するメタ情報のフォーマット例を示す図である。サーバ装置44は、コンテンツIDと、シーンIDと、該シーンのメタ情報とを対応付けて記憶している。サーバ装置44は、メタ情報取得部41からコンテンツIDを含むメタ情報の要求を受けると、該コンテンツIDに対応付けられた全てのシーンIDとメタ情報との組み合わせを、メタ情報取得部41に返すようにしてもよいs、メタ情報取得部41からコンテンツIDとシーンIDとを含むメタ情報の要求を受けると、該コンテンツIDとシーンIDとに対応付けられたメタ情報を、メタ情報取得部41に返すようにしてもよい
このように、メタ情報をコンテンツとは別にネットワーク43を介して、外部のサーバ装置44から取得することで、同一のコンテンツに対しても、様々な観点から付したメタ情報を提供し、視聴者は、これらのメタ情報の中から自身にあったメタ情報を選択することができる。例えば、あるサーバ装置44は、年令制限に関するメタ情報を保持しており、他のサーバ装置は、シーンの長さに関するメタ情報を保持しており、というようにすることができる。視聴者は、コンテンツ再生装置100aに、メタ情報を取得するサーバ装置44を指定することで、自身にあったメタ情報を取得することができる。
[第3の実施形態]
図10は、この発明の第3の実施形態によるコンテンツ再生装置100bの構成を示す概略ブロック図である。同図において図1の各部(11〜14、22、23、31)に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。コンテンツ再生装置100bは、コンテンツ取得部11、コンテンツ再生部12、コンテンツ記録部13、副画面制御部14、シーン制御部31、メタ情報付与部62、メタ情報記憶部63、メタ情報取得部61、設定保持部22、環境条件検知部23を具備する。
メタ情報付与部62は、視聴者による操作入力、もしくは、他装置からの電子データの入力を受けつけ、該入力をコンテンツIDとシーンIDと対応付けられたメタ情報としてメタ情報記憶部63に格納する。メタ情報取得部61は、図1におけるメタ情報取得部21と異なり、コンテンツ取得部11が取得したコンテンツのメタ情報を、メタ情報記憶部63から取得する。
このように、本実施形態のコンテンツ再生装置100bは、視聴者が各シーンにメタ情報を付与することができるので、視聴者は自身のシーン選択基準に応じたメタ情報を付与するようにすることができる。
[第4の実施形態]
図11は、この発明の第4の実施形態によるコンテンツ再生装置100cの構成を示す概略ブロック図である。同図において図1の各部(12〜14、21〜23、31)に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。コンテンツ再生装置100cは、複数チャネル受信部71、コンテンツ取得部11a、コンテンツ再生部12、コンテンツ記録部13、副画面制御部14、シーン制御部31、メタ情報付与部62、メタ情報記憶部63、メタ情報取得部61、設定保持部22、環境条件検知部23を具備する。
本実施形態において、コンテンツは放送波により搬送されており、選択的シーンは、シーン毎に異なる周波数チャネルにて搬送されている。複数チャネル受信部71は、並行して選択的シーンを構成する各シーンを搬送している複数の周波数チャネルを受信する。コンテンツ取得部11aは、この複数の周波数チャネルの映像ストリームを複数チャネル受信部71から取得する。
なお、本実施形態においては、選択的シーンは、シーン毎に異なる周波数チャネルにて搬送されているとして説明したが、選択的シーンは、シーン毎に同一周波数の異なるセグメント(地上デジタル放送におけるセグメント)で搬送されていてもよい。同一周波数の異なるセグメントで搬送されているときは、複数チャネル受信部71は、同一周波数内の複数のセグメントを並行して受信する。
また、本実施形態は、第1の実施形態のコンテンツ再生装置100が、複数チャネル受信部71およびコンテンツ取得部11aを具備するコンテンツ再生装置100cの場合を示したが、第2、3の実施形態のコンテンツ再生装置100a、100bが、同様にして複数チャネル受信部71およびコンテンツ取得部11aを具備するようにしてもよい。
これにより、1セグ放送のような帯域の狭いチャネルであっても、複数のチャネルを用いて、選択的シーンを構成することができる。
[第5の実施形態]
図12は、この発明の第5の実施形態による携帯電話端末装置200の構成を示す概略ブロック図である。本実施形態における携帯電話端末装置200は、携帯電話網に接続して通話可能であるとともに、地上デジタル放送のワンセグを受信し、表示可能である。携帯電話端末装置200は、ワンセグを受信する図1に示すコンテンツ再生装置100と、スピーカ部201と、ディスプレイ部202と、操作キー部203と、マイク部204とを具備する。コンテンツ再生装置100のコンテンツ再生部12が再生した動画と音声のうち、動画はディスプレイ部202が表示し、音声はスピーカ部201が音声出力する。またコンテンツ再生装置100の副画面制御部14による副画面の画像は、ディスプレイ部202が表示する。コンテンツ再生装置100の設定保持部22は、操作キー部203へのユーザの入力操作を受けて、設定情報を生成し、保持する。環境条件検知部23は、環境条件を検知するためのセンサとしてマイク部204を用い、周囲の音声を取得する。
[第6の実施形態]
図13は、この発明の第6の実施形態によるテレビジョン受像装置300の構成を示す概略ブロック図である。本実施形態におけるテレビジョン受像装置300は、地上デジタル放送を受信し、表示可能である。テレビジョン受像装置300は、地上デジタル放送を受信する図1に示すコンテンツ再生装置100と、スピーカ部301と、ディスプレイ部302と、操作信号受信部303と、センサ部304とを具備する。コンテンツ再生装置100のコンテンツ再生部12が再生した動画と音声のうち、動画はディスプレイ部302が表示し、音声はスピーカ部301が音声出力する。またコンテンツ再生装置100の副画面制御部14による副画面の画像は、ディスプレイ部302が表示する。コンテンツ再生装置100の設定保持部22は、操作信号受信部303へのリモートコントローラ305または携帯電話端末装置306からの赤外線信号を受けて、設定情報を生成し、保持する。環境条件検知部23は、マイク、輝度センサなどのセンサ部304を、環境条件を検知するためのセンサとして用い、周囲の音声および明るさを取得する。
[第7の実施形態]
図14は、この発明の第7の実施形態によるコンテンツ再生システム700の構成を示す概略ブロック図である。コンテンツ再生システム700は、コンテンツ再生装置100と、画像表示装置401と、画像表示端末装置411とを備える。コンテンツ再生装置100は、図1に示したコンテンツ再生装置である。画像表示装置401は、主画面402を具備し、この主画面402に、コンテンツ再生装置100のコンテンツ再生部12が再生した動画を表示する。画像表示端末装置411は、副画面412を具備する携帯電話端末装置やリモコンなどの携帯型の端末装置であり、この副画面412に、コンテンツ再生装置100の副画面制御部14の制御に従った情報の表示、あるいは、動画の表示を行う。
副画面制御部14は、複数ある画像表示端末装置411のうち、予め登録された特定の画像表示端末装置411にのみ情報の表示、あるいは、動画の表示を行うようにしてもよい。これにより、例えば、家族などで視聴している際に、年令制限により選択的シーンのうちのデフォルトシーン以外のシーンを表示していることを、親だけが認識できるといったことが可能となる。また、画像表示端末装置411は、副画面412に情報の表示、あるいは、動画の表示を行う際に、自装置の筺体を振動させるなどして、当該画像表示端末装置411を携帯している人物にだけ、表示を行なったことを通知する方が望ましい。
このように、コンテンツ再生システム700は、副シーンに関する情報を画像表示端末装置411の副画面に表示させるので、選択されなかったシーンの存在とその内容を、画像表示端末装置411を保持している視聴者にのみ通知することができる。
なお、このコンテンツ取得部11、コンテンツ再生部12、副画面制御部14、メタ情報取得部21、設定保持部22、環境条件検知部23、シーン制御部31は専用のハードウェアにより実現されるものであってもよく、また、これら各部はメモリおよびCPU(中央演算装置)により構成され、各部の機能を実現するためのプログラムをメモリにロードして実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。
また、図1におけるコンテンツ取得部11、コンテンツ再生部12、コンテンツ記録部13、副画面制御部14、メタ情報取得部21、設定保持部22、環境条件検知部23、シーン制御部31、および図8におけるコンテンツ取得部11、コンテンツ再生部12、コンテンツ記録部13、副画面制御部14、設定保持部22、環境条件検知部23、シーン制御部31、メタ情報取得部41、および図10におけるコンテンツ取得部11、コンテンツ再生部12、コンテンツ記録部13、副画面制御部14、メタ情報取得部61、メタ情報付与部62、設定保持部22、環境条件検知部23、シーン制御部31、図11におけるコンテンツ取得部11a、コンテンツ再生部12、コンテンツ記録部13、副画面制御部14、メタ情報取得部61、メタ情報付与部62、設定保持部22、環境条件検知部23、シーン制御部31の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、これら各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
本発明は、携帯電話端末装置およびテレビジョン受像装置に用いて好適であるが、これに限定されない。
この発明の第1の実施形態によるコンテンツ再生装置100の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態におけるコンテンツの構成を説明する図である。 同実施形態におけるコンテンツヘッダのフォーマット例を示す図である。 同実施形態におけるシーンヘッダのフォーマット例を示す図である。 同実施形態における設定情報とメタ情報との関係を例示する図である。 同実施形態におけるコンテンツ再生装置100の動作を説明するフローチャートである。 同実施形態におけるコンテンツ再生装置100の出力を表示する表示装置の例を示す図である。 この発明の第2の実施形態によるコンテンツ再生装置100aの構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態におけるメタ情報のフォーマット例を示す図である。 この発明の第3の実施形態によるコンテンツ再生装置100bの構成を示す概略ブロック図である。 この発明の第4の実施形態によるコンテンツ再生装置100cの構成を示す概略ブロック図である。 この発明の第5の実施形態による携帯電話端末装置200の構成を示す概略ブロック図である。 この発明の第6の実施形態によるテレビジョン受像装置300の構成を示す概略ブロック図である。 この発明の第7の実施形態によるコンテンツ再生システム700の構成を示す概略ブロック図である。
符号の説明
11、11a…コンテンツ取得部
12…コンテンツ再生部
13…コンテンツ記録部
14…副画面制御部
21、41、61…メタ情報取得部
22…設定保持部
23…環境条件検知部
31…シーン制御部
42…通信部
43…ネットワーク
44…サーバ装置
62…メタ情報付与部
63…メタ情報記憶部
71…複数チャネル受信部
100、100a、100b、100c…コンテンツ再生装置
200…携帯電話端末装置
201…スピーカ部
202…ディスプレイ部
203…操作キー部
204…マイク部
300…テレビジョン受像装置
301…スピーカ部
302…ディスプレイ部
303…操作信号受信部
304…センサ部
305…リモートコントローラ
306…携帯電話端末装置
401…画像表示装置
402…主画面
411…画像表示端末装置
412…副画面
700…コンテンツ再生システム

Claims (12)

  1. 忌避概念又は嗜好概念に関する設定情報を出力する設定保持部と、
    再生対象のコンテンツに含まれるシーンに関するメタ情報を取得するメタ情報取得部と、
    前記設定保持部から取得した前記設定情報と前記メタ情報取得部が取得した前記メタ情報との関係に基づき、前記コンテンツに含まれる選択的な複数のシーンの中から再生すべき主シーンを選択し、選択された前記主シーンが再生されるように制御するシーン制御部と、
    前記シーン制御部によって前記主シーンとして選択されなかった副シーンに関する前記メタ情報が副画面に表示されるように制御する副画面制御部と
    を具備することを特徴とするコンテンツ再生装置。
  2. 前記シーン制御部は、前記選択の対象の前のシーンと、選択された前記主シーンとが時間連続的に再生されるように制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ再生装置。
  3. 前記メタ情報取得部は、前記コンテンツのデータに付加されている前記メタ情報を取得する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のコンテンツ再生装置。
  4. 前記メタ情報取得部は、通信ネットワークを介して外部のサーバ装置から前記メタ情報を取得する、
    ことを特徴とする請求項1から3までのいずれか一項に記載のコンテンツ再生装置。
  5. 前記シーンに関連付けて前記メタ情報を付与するメタ情報付与部と、
    前記メタ情報付与部によって付与された前記メタ情報を前記シーンと関連付けて保持するメタ情報記憶部と、
    をさらに具備し、
    前記メタ情報取得部は、前記メタ情報記憶部から前記メタ情報を取得する、
    ことを特徴とする請求項1から4までのいずれか一項に記載のコンテンツ再生装置。
  6. 前記シーン制御部によって前記主シーンとして選択されなかった副シーンを記録するコンテンツ記録部をさらに具備する、
    ことを特徴とする請求項1から5までのいずれか一項に記載のコンテンツ再生装置。
  7. 所定の環境条件を検知する環境条件検知部をさらに具備し、
    前記設定保持部は、前記環境条件検知部が検知した環境条件に基づき設定情報を生成する、
    ことを特徴とする請求項1からまでのいずれか一項に記載のコンテンツ再生装置。
  8. 前記所定の環境条件は、(a)現在時刻が所定の時間帯に含まれる、(b)測定した明るさが所定範囲に含まれる、(c)所定の無線信号が受信されている、(d)人の話し声が検出されない、(e)所定の人物の話し声が検出されている、のいずれかを含む、
    ことを特徴とする請求項に記載のコンテンツ再生装置。
  9. それぞれがシーンに対応する複数のチャネルの信号を並列的に受信する複数チャネル受信部をさらに具備し、
    前記シーン制御部は、前記複数チャネル受信部によって受信された複数のシーンの中から再生すべき前記主シーンを選択し、選択された前記主シーンが再生されるように制御する、
    ことを特徴とする請求項1からまでのいずれか一項に記載のコンテンツ再生装置。
  10. コンテンツ再生装置と、端末装置とを含んで構成されるコンテンツ再生システムであって、
    前記コンテンツ再生装置は、
    忌避概念又は嗜好概念に関する設定情報を出力する設定保持部と、
    再生対象のコンテンツに含まれるシーンに関するメタ情報を取得するメタ情報取得部と、
    前記設定保持部から取得した前記設定情報と前記メタ情報取得部が取得した前記メタ情報との関係に基づき、前記コンテンツに含まれる選択的な複数のシーンの中から再生すべき主シーンを選択し、選択された前記主シーンが再生されるように制御するシーン制御部と、
    前記シーン制御部によって前記主シーンとして選択されなかった副シーンに関する情報が副画面に表示されるように制御する副画面制御部と
    を具備し、
    前記端末装置は、前記副画面制御部の制御により表示される前記副画面を表示する手段を具備すること
    を特徴とするコンテンツ再生システム。
  11. 選択的シーンを含むコンテンツを再生するコンテンツ再生装置におけるコンテンツ再生方法において、
    前記コンテンツ再生装置が、忌避概念又は嗜好概念に関する設定情報を取得する第1の過程と、
    前記コンテンツ再生装置が、再生対象のコンテンツに含まれるシーンに関するメタ情報を取得する第2の過程と、
    前記コンテンツ再生装置が、前記第1の過程にて取得した前記設定情報と前記第2の過程にて取得した前記メタ情報との関係に基づき、前記コンテンツに含まれる選択的な複数のシーンの中から再生すべき主シーンを選択し、選択された前記主シーンが再生されるように制御する第3の過程と、
    前記コンテンツ再生装置が、前記第3の過程にて前記主シーンとして選択されなかった副シーンに関する前記メタ情報が副画面に表示されるように制御する第4の過程と
    を具備することを特徴とするコンテンツ再生方法。
  12. 選択的シーンを含むコンテンツを再生するコンテンツ再生装置のコンピュータを、
    忌避概念又は嗜好概念に関する設定情報を出力する設定保持部、
    再生対象のコンテンツに含まれるシーンに関するメタ情報を取得するメタ情報取得部、
    前記設定保持部から取得した前記設定情報と前記メタ情報取得部が取得した前記メタ情報との関係に基づき、前記コンテンツに含まれる選択的な複数のシーンの中から再生すべき主シーンを選択し、選択された前記主シーンが再生されるように制御するシーン制御部
    前記シーン制御部によって前記主シーンとして選択されなかった副シーンに関する前記メタ情報が副画面に表示されるように制御する副画面制御部
    として機能させるためのプログラム。
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