JP4648049B2 - アンテナ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、アンテナにより電波を送信又は受信するアンテナ装置に関する。
例えば、下記特許文献1に開示されているような空気圧監視装置(所謂「TPMS」)では、タイヤの内部に設けられた検出手段によってタイヤの空気圧が検出される。検出手段からは検出結果に応じた電気信号が出力され、更に、この電気信号のレベルに応じた無線信号が送信手段から出力される。
送信手段から出力された無線信号は、受信手段により受信され、更に、受信手段からは受信した無線信号のレベルに応じた電気信号が出力される。受信手段から出力された電気信号は、車両に搭載された制御部に入力され、入力された電気信号のレベルに基づきタイヤの空気圧が所定値以下であると制御部が判断した場合には、制御部がアラーム装置を作動させ、アラーム(警報音)にて車両の乗員に報知する。
一方で、車両室内外にて発信された無線信号を受信するための受信手段は、実質的に無線信号を受信するためのアンテナ装置を備えており、その一例が下記特許文献2に開示されている。アンテナ装置の構成に関して簡単に説明すると、アンテナ装置は、例えば、先端側がコイル状に成形された棒状のアンテナと、電源並びにアースに接続された電気回路を有する回路基板と、を含めて構成されており、アンテナの基端側が回路基板の電気回路に電気的且つ機械的に接続されている。
ところで、下記特許文献2に開示されているアンテナ装置は、車両の室内に取り付けられるインナミラーの内部に設けられる構成である。これに対して、上記の空気圧監視装置はタイヤの空気圧を監視することから、無線信号の送信手段は車両室外(タイヤの内部等)に配置される。このため、このような送信手段からの無線信号を受信するには、受信用のアンテナ装置を車両室外に配置することが好ましく、下記特許文献1にも示唆されているように、その配置位置として車両のドアミラーを構成するバイザの内部が一候補して考えられている。
特開平11−254925号公報 特開平10−16646号公報
ところで、ドアミラーのバイザの内側等を含めて、車両の室外に上記のようなアンテナ装置を配置する場合には、降雨時や洗車時等に回路基板やアンテナに水が付着することを防止するため、回路基板にアンテナの基端側を半田付けした状態でアンテナ及び回路基板をケースの内部に収納し、更に、ケースを車両の所定の部位に固定する構造になる。
このようにケースにアンテナや回路基板を収納する場合には、ケース内でのアンテナや回路基板の不用意な変位(がたつき)等を防止するため、ケースの内側にアンテナを保持するための保持突起等を形成したり、また、回路基板をケースの所定部位にねじ止めする。
ここで、ケース内にアンテナや回路基板を組み付けるにあたっては、ケース内での保持突起やねじ止め部の位置の誤差や、アンテナの寸法誤差、更にはケースにねじ止めする際のねじを貫通させるために回路基板に形成する孔の位置の誤差等によって、ケース内におけるアンテナ及び回路基板の相対的な位置関係に誤差が生じる。
アンテナは、その基端側が半田によって回路基板に固定されているため、上記のような誤差があるとアンテナに不要な応力が作用する。このような応力がアンテナに作用してアンテナに変形が生じると、アンテナの特性が変動してしまう。
また、上記のような誤差によりアンテナと回路基板とを接続する半田に引っ張り応力等が作用すると、半田に亀裂等が生じてしまう。
本発明は、上記事実を考慮して、アンテナやアンテナと基板との接続部分等に不要な応力をかけることなく基板とアンテナとの接続を維持できるアンテナ装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の本発明に係るアンテナ装置は、電波を送信又は受信する本体部に一端が繋がって前記本体部に連続した棒状の接続部を有し且つ、前記接続部の一端と他端との間で前記接続部がU字形状に屈曲又は湾曲したアンテナと、厚さ方向が前記接続部の屈曲形状又は湾曲形状であるU字形の開口方向に沿い、この厚さ方向側の表面及び裏面の少なくとも何れか一方に電気回路が設けられて前記接続部が前記表面側又は前記裏面側で半田により前記電気回路に電気的に接続される基板と、を含めて構成されて、更に、前記基板の厚さ方向に貫通すると共に前記アンテナにおける前記接続部から前記本体部への向きに前記基板の外周にて開口し、前記基板の前記外周側への開口方向に沿った寸法が前記接続部における前記アンテナの外周部の直径寸法よりも十分に大きく、前記接続部における一端側が貫通方向に通過する切欠部と、
前記基板の厚さ方向に貫通して前記接続部の他端側が通過すると共に、前記基板の表面に対して平行で且つ前記接続部の一端から他端への向きに沿った開口寸法が前記接続部の外周部の直径寸法よりも十分に大きな透孔と、を前記基板に形成し、前記透孔を通過した前記接続部の他端側を前記半田で前記電気回路に電気的に接続した。
請求項1に記載の本発明に係るアンテナ装置では、基板の表面及び裏面の少なくとも一方に形成された電気回路にアンテナの基端側が電気的に接続される。電気回路は更に電源及びアースに接続され、給電されることでアンテナが電波を受信し、又は、アンテナから電波が送信される。
ところで、本発明に係るアンテナ装置では、棒状に形成されたアンテナの接続部が、U字形状に屈曲又は湾曲されており、このようにU字形状とされた接続部の長手方向一端にて接続部がアンテナの本体部に接続される。
一方で、基板には切欠部と透孔とが形成される。この切欠部は基板の厚さ方向に貫通し、しかも、アンテナにおける接続部から本体部の側へ向けて基板の外周部で開口している。アンテナに基板を取り付けた状態では、U字形状に屈曲又は湾曲された接続部の一端側(すなわち、アンテナの本体に接続されている側)が切欠部を通過する。これに対して、基板の厚さ方向に貫通した透孔にはU字形状に屈曲又は湾曲された接続部の他端側が通過する。
上記のような基板に形成された透孔を接続部が通過(貫通)した状態で、透孔に施された半田によって接続部の他端側が基板の電気回路に電気的に接続される。ここで、基板の表面に対して平行で且つ接続部の一端から他端への向きに沿った透孔の開口寸法はアンテナの接続部における外周部の直径寸法よりも十分に大きい。
したがって、接続部が透孔を通過した状態でアンテナ及び基板の双方を位置決めする際に、アンテナの接続部が透孔の内部で変位できる。このため、アンテナ及び基板の双方の位置決めに際して、アンテナの本体部に対して基板を接離する方向に動かしても、接続部が透孔の内側で変位することで接続部が変形することはない。これにより、接続部、ひいては、アンテナに対して応力がかかることはなく、アンテナの特性に影響を及ぼすことがない。
さらに、このようにアンテナ及び基板の双方を位置決めした状態で透孔に半田を施して基板に設けられた電気回路と接続部を接続することで半田に亀裂等が生じることがない。
一方、アンテナにおける接続部の一端側が通過する切欠部は、その開口方向に沿った寸法(基板の外周部における切欠部の開口端からの深さ寸法)が接続部の外周部の直径寸法よりも十分に大きい。このため、接続部が切欠部及び透孔の双方を通過した状態で基板を切欠部の開口方向及びその反対方向(すなわち、アンテナの本体部に接離する方向)に移動させても、接続部を含めてアンテナに応力がかかることはなく、また、半田で接続部と基板の電気回路とを接続した際に半田に亀裂等が生じることはない。
また、上記のような構造とすることで、透孔に接続部を通過させるにあたり、U字形状の接続部の開口側から基板を接続部に接近させて透孔に接続部を通過させることができる。このため、例えば、アンテナを接続部の開口方向へ向けて開口したケースにセットする構成の場合、予めアンテナをケースにセットした状態で基板をケースの開口側から容易にセットできる。
しかも、このような構成では、半田で基板の電気回路と接続部とを接合するにあたって、基板の透孔から基板の表面側又は裏面側に突出した接続部の端部に半田を施せばよい。したがって、上記のように、ケースの内部にアンテナと基板とを配置した状態で半田を施すことができる。これにより、半田付けの作業が容易になる。
さらに、本発明に係るアンテナ装置では、切欠部を貫通する接続部の一端側ではなく、透孔を貫通する接続部の他端側に半田が施される。切欠部を貫通した部分に半田を施すことも可能ではあるが、切欠部が基板の外周部にて開口していることから、溶融した半田が切欠部の開口側(すなわち、基板の外周部側)へ流れやすく、所謂「フィレット形状(斜面が凹状に湾曲した円錐台形状)」に形成し難い等、的確に半田を施すことが難しい。
これに対して、透孔は長孔状であるものの、基板の厚さ方向両端でのみ開口しているため、容易で且つ的確に半田を施すことができる。
また、U字形状に形成された接続部が切欠部と透孔の双方を貫通しているため、透孔と切欠部との対向方向及び基板の厚さ方向の双方に対して交差した方向への基板に対するアンテナの相対的な変位を確実に規制できる。
請求項2に記載の本発明に係るアンテナ装置は、請求項1に記載の本発明において、前記アンテナにおける前記電波の送信又は受信を妨げない材質により形成されて、前記基板及び前記アンテナの双方を内側に収容すると共に、前記アンテナに係合して前記アンテナを位置決めする位置決め部が設けられたケースを備える、ことを特徴としている。
請求項2に記載の本発明に係るアンテナ装置では、基板及びアンテナの双方が、アンテナにおける前記電波の送信又は受信を妨げない材質により形成されたケースの内側に収容される。ここで、アンテナはケースの内側に設けられた位置決め部によってケース内でアンテナが位置決めされる。したがって、本アンテナ装置を取り付ける部位でケースの位置決めをすることで、本アンテナ装置を取り付ける部位に対するアンテナの位置決めが成される。
ここで、本発明では上記のようにケース内でアンテナが位置決めされる一方で、アンテナの接続部は半田によって基板の電気回路に接続される。しかしながら、上記のように、アンテナの本体に対して基板が接離する方向に沿った透孔の開口寸法が、アンテナの接続部における外径寸法よりも十分に大きい。
このため、アンテナの本体部にケースの位置決め部が係合した状態で、基板の透孔にアンテナの接合部を貫通させても、位置決めされたアンテナの接続部の位置で透孔に接続部が貫通する。これにより、接続部が透孔を貫通するにあたって接続部を含めてアンテナに応力がかかることはなく、また、半田で接続部と基板の電気回路とを接続した際に半田に亀裂等が生じることはない。
以上説明したように、本発明に係るアンテナ装置では、アンテナに対して不要な応力をかけることなく、アンテナと基板との接続状態を維持できる。
<本実施の形態の構成>
図1には、本発明の一実施の形態に係るアンテナ装置10の要部が斜視図により示されている。
この図に示されるように、本アンテナ装置10はケース12を備えている。図4に示されるように、ケース12はドアミラー14のバイザ16の内側に配置されている。図1に示されるように、ケース12はアンテナ収容部18を備えている。
アンテナ収容部18はケース12がバイザ16の内側に配置された状態で略車両上方側へ向けて開口した細幅の箱状に形成されており、その内側にはアンテナ20が収容されている。アンテナ20は、アンテナ収容部18の長手方向に沿って長手とされた金属の棒状部材により形成されている。
アンテナ20の長手方向中間部よりも先端側は本体部26とされている。本体部26はアンテナ20の中間部における長手方向に対して、略車両下方側へ向けて傾斜した方向を軸方向とする螺旋形状(コイル状)とされている。
本体部26に対応してケース12のアンテナ収容部18も中間部よりも先端側がその幅方向を軸方向とする軸周りに屈曲している。
図3に示されるように、アンテナ収容部18の底壁28には各々が保持部としての複数の保持片30が立設されている。これらの保持片30の間には本体部26が嵌まり込んでおり、アンテナ収容部18の長手方向に沿った本体部26の変位が保持片30によって規制されている。
また、図1に示されるように、アンテナ収容部18のうちアンテナ20の中間部を収容する部分の底壁28には規制片32が立設されている。規制片32はアンテナ収容部18の長手方向に沿って厚さ方向の板状に形成されている。
さらに、規制片32には切欠部34が形成されている。切欠部34は規制片32の厚さ方向に貫通していると共に、規制片32の外周部においてアンテナ収容部18の開口方向と同じ方向の側で開口している。
切欠部34の開口幅寸法は、アンテナ20の中間部における外径寸法と略同じ大きさであり、アンテナ20の中間部が切欠部34にて固定されている。アンテナ20の中間部は切欠部34の内周部に固定されることでアンテナ収容部18の幅方向に変位しようとすると、切欠部34の内周部に干渉され、アンテナ収容部18の幅方向に沿ってアンテナ20の変位が規制される。
また、アンテナ収容部18の側壁36には、一対の取付片38、40が形成されている。取付片38、40はアンテナ収容部18の開口方向とは反対方向へ向けて延出された舌片状に形成されている。取付片38、40には概ねアンテナ収容部18の幅方向に貫通した透孔42が形成されている。
透孔42にはねじが貫通配置され、透孔42を貫通したねじがバイザ16の内側で鏡体を直接又は間接的に支持する金属製(鉄製)のフレーム44の上端部近傍に螺合することで、ケース12がフレーム44に固定される構造になっている。
一方、図1に示されるように、ケース12は基板収容部46を備えている。基板収容部46はアンテナ収容部18の中間部における開口方向と同じ方向に開口した略箱形状に形成されている。但し、基板収容部46の底壁48はアンテナ収容部18の底壁28よりも低く、ケース12の全体としては内側に段差が形成された構造になっている。
基板収容部46の内側には基板50が配置されている。基板50は基板収容部46の開口方向に沿って厚さ方向の板状に形成されており、その表面には図示しないプリント配線(電気回路)が施されている。基板50は底壁48から離間した状態で基板収容部46の内側に形成された図示しない支持部に支持されていると共に、ねじ52によって固定されている。
基板50には給電用のケーブル54の先端が固定されている。ケーブル54は上記のプリント配線に電気的に導通している。また、基板収容部46の下方には金属製のアース板56が配置されている。アース板56の一端は、ケース12の裏面に嵌合しており、基板50及びねじ52を介して上記のプリント配線に導通している。
一方、アース板56の他端は適宜に屈曲しており、上記の取付片40の厚さ方向一方の側で取付片40に隣接している。取付片40では厚さ方向一方の側にアース板56が位置し、他方の側にフレーム44が位置して、アース板56、取付片40、及びフレーム44をねじが貫通することで、上記のようにケース12がフレーム44に固定されると共に、ねじを介して金属製のフレーム44に金属製のアース板56が電気的に接続される。すなわち、本実施の形態では、基板50のプリント配線がアース板56、ねじ、及びフレーム44を介してアースされる構造になっている。
一方、基板50には切欠部70が形成されている。切欠部70は基板50の外周部のうち、アンテナ収容部18の側の部分にて開口していると共に、基板50の厚さ方向に貫通している。
切欠部70に対応してアンテナ20の中間部の本体部26とは反対側の端部には、接続部としてのU字部60が形成されている。図2に示されるように、U字部60はアンテナ20を中間部よりも基端側で基板収容部46に入り込んだ部分を、底壁48側へ略直角に屈曲すると共に、この屈曲した部分を基板50の裏面側で底壁48とは反対側へU字状に湾曲することで形成されている。
図1に示されるように、U字部60の一部は切欠部70の内側を通過している。ここで、切欠部70は、予め設定された切欠部70でのU字部60の通過位置よりも深く切り欠かれており、基板50の外周部での開口端とは反対側の切欠部70の端部(底部)から、予め設定されたU字部60の通過位置の中心までの距離D1が概ねU字部60の外径寸法D2と同じ長さになるように設定されている。
このため、予め設定された通過位置でU字部60が切欠部70を通過すると、U字部60の外周部と、開口端とは反対側の切欠部70の端部(底部)までの間には、U字部60の外径寸法D2の略半分以上の大きさの隙間が形成される。
さらに、図2に示されるように、U字部60の基端部(アンテナ20の中間部との接続部分とは反対側の端部)は、基板50の裏面側から基板50に形成された貫通部としての透孔62を通過して基板50の表面側に突出している。
ここで、U字部60の開口幅方向(図3の矢印D方向)に沿った透孔62の開口寸法D3は、U字部60の外径寸法D2の略2倍とされている。予め設定された通過位置でU字部60が透孔62を通過した際には、透孔62の略中央をU字部60が通過する。
但し、上記のように、U字部60の開口幅方向に沿った透孔62の開口寸法がU字部60の外径寸法D2よりも大きいため、U字部60は透孔62の内側で自らの開口幅方向に沿って変位できる。
しかも、上記のように、予め設定した位置でU字部60が切欠部70を通過した状態では、U字部60の外周部と、開口端とは反対側の切欠部70の端部(底部)までの間には、U字部60の外径寸法D2の略半分の大きさの隙間が形成されるため、透孔62内でU字部60が自らの開口幅方向に変位しても、開口端とは反対側の切欠部70の端部(底部)がU字部60の変位を妨げることがない。
また、図2に示されるように、基板50の表面ではU字部60の基端部の周囲に半田64が固着され、この半田64によりU字部60の基端部が基板50に機械的に接合されていると共に、基板50上のプリント配線に電気的に接続されている。
さらに、図1に示されるように、透孔62を介して切欠部70とは反対側には通過部58が形成されている。通過部58は基板50の厚さ方向に沿って貫通していると共に、基板50の外周一部にて開口した切欠き状とされている。
<本実施の形態の作用、効果>
次に、本アンテナ装置10の作用並びに効果について説明する。
本アンテナ装置10では、アンテナ20の本体部26が電波、例えば、車両のタイヤ内に装着された送信機(図示省略)から出力された信号を受信すると、ケーブル54を介して車両に搭載された制御装置(図示省略)に信号が入力される。制御装置では入力された電気信号が処理され、電気信号のレベルに基づいたタイヤの空気圧が予め定められた一定の値よりも低下した場合には、制御装置がアラーム装置(図示省略)を作動させ、アラーム(警報)にて車両乗員に報知する。
また、本アンテナ装置10を組み立てるにあたっては、保持片30、切欠部34、及び、基板収容部46の内側に形成された図示しない支持部にアンテナ20が位置固定される。このように、本アンテナ装置10では、フレーム44に対するアンテナ20の位置決めがなされることで、フレーム44やフレーム44に取り付けられるドアミラー14の各種装置とアンテナ20との位置関係に起因するアンテナ20の利得の変動を効果的に抑制できる。
次いで、ケーブル54の先端部が基板50に機械的且つ電気的に接続された状態で、ケース12の基板収容部46に基板50が収容される。このように基板50がケース12内に収容される際にU字部60の開口方向側(又は、この開口方向側に対して基板50の表面に対して平行な方向へ傾斜した方向)から切欠部70がU字部60の一端(アンテナ20の本体部26側の端部)に接近し、透孔62がU字部60の他端に接近する。
このように、切欠部70及び透孔62がU字部60の両端に接近することで、U字部60の両端が切欠部70及び透孔62を貫通する。
このようにして、基板収容部46内に配置された基板50はねじ等の固定手段によりケース12に固定される。
ここで、上記のようにアンテナ20は、本体部26を螺旋状に形成したり、また、屈曲や湾曲によりU字部60を形成することで、本体部26に対するU字部60の端部の位置に僅かではあるが誤差が生じる。また、ねじ52が貫通する孔や、U字部60の基端が貫通する透孔62の形成位置等にも僅かではあるが誤差が生じる。
これにより、基板50を固定するためにねじが貫通する孔の位置と、本体部26の保持片30に保持される部分との間隔(距離)に誤差が生じる。
ここで、本実施の形態では、このような誤差が生じても、基板50を基板収容部46内にセットする際に、U字部60が予め設定された位置で切欠部70や透孔62を通過せず、この予め設定された位置に対して切欠部70の開口側又はその反対側に変位した位置でU字部60が切欠部70や透孔62を通過する。
このように、上記の誤差が生じても、予め設定された位置に対して切欠部70の開口側又はその反対側に変位した位置でU字部60が切欠部70や透孔62を通過するだけであるため、U字部60に応力がかかったり、ましてや、U字部60が変形することはない。これにより、上記の誤差を吸収しつつもアンテナ20の特性に変動を生じさせることがない。
さらに、上記のように、U字部60に応力がかかることなく基板50をケース12にセットできることから、アンテナ20及び基板50をケース12にセットした状態でU字部60の他端部(透孔62を貫通した部分)を半田64によって基板50に接合しても、半田64に応力がかかることがなく、これにより、基板50やアンテナ20をケース12に収容するにあたり、半田64に亀裂等が生じることはない。これにより、本アンテナ装置10では、アンテナ20と基板50との機械的且つ電気的な接合を長期にわたり良好に維持できる。
また、このように、本アンテナ装置10では、透孔62を通過したU字部60の他端部が基板50の表面側に突出するため、半田64を基板50の表面に施すことができる。これにより、基板50及びアンテナ20をケース12に配置した状態であっても、半田64を施す位置が基板50によって隠されることなく、半田付け作業を容易にできる。
また、請求項1に記載の本発明の観点からすれば、上記のようなU字部60に代わり、基板50の厚さ方向に沿って直線的な棒状の接続部を設けて、切欠部70を貫通した接続部に半田64を施す構成としてもよい。
しかしながら、このような構成では、切欠部70が基板50の外周部にて開口していることから、半田64が溶融した状態では半田64が切欠部70の開口側に流れ易く、外周面が凹形状に湾曲した円錐台形状である所謂「フィレット形状」に半田64を施すことが難しい等、接続部の通過部分に的確に半田64を施すことが難しい。
これに対して本実施の形態は、半田64を施す透孔62は長孔状ではあるものの、基板50の両面でのみ開口した形状であるため、溶融した半田64が基板50の外周側へ流れることが極めて少なく、これにより、容易で且つ的確に半田64を施すことができる。
また、U字部60は切欠部70と透孔6の双方を貫通していることで、基板50の厚さ方向及び切欠部70と透孔6との対向方向の双方に対して交差する方向にアンテナ20が基板50に対して変位しようとしても、切欠部70と透孔6の各々の内周部がこの変位を規制する。これにより、基板50に対するアンテナ20のずれの発生を効果的に防止できる。
さらに、本アンテナ装置10はドアミラー14のバイザ16の内側に設けられることから、基板収容部46の内側にウレタン樹脂材を充填して、基板50を合成樹脂材内に埋設する所謂「ポッティング」を施して、雨天時や洗車時における水が基板50やケーブル54、基板50及びアンテナ20に固着された半田64等に付着することによりサビの発生を防止することがある。
ここで、本アンテナ装置10において基板50に形成された通過部58は基板50の厚さ方向に沿って貫通し、しかも、基板50の外周一部にて開口した切欠き状とされている。このため、基板収容部46の開口側から略液状の合成樹脂材を充填すると、合成樹脂材は通過部58を円滑に通過して、基板50と底壁48との間に充填される。このように、本アンテナ装置10では、ポッティングを施すための合成樹脂材の充填作業を円滑で且つ早く行なえることで、ポッティング作業における作業効率を向上できる。
なお、本実施の形態では、U字部60の開口幅方向に沿った透孔62の開口寸法をU字部60の外径寸法の約2倍としたが、U字部60の開口幅方向に沿った透孔62の開口寸法がこの大きさに限定されるものではない。基本的にU字部60の開口幅方向に沿った透孔62の開口寸法はU字部60の外径寸法よりも十分に大きければよく、その大きさは、例えば、U字部60の外径寸法等に応じて適宜に設定すればよい。
本発明の一実施の形態に係るアンテナ装置の斜視図である。 本発明の一実施の形態に係るアンテナ装置の要部を拡大した正面断面図である。 アンテナの本体部とその周囲を拡大した平面図である。 本発明の一実施の形態に係るアンテナ装置が設けられたドアミラーの正面図である。
符号の説明
10 アンテナ装置
12 ケース
20 アンテナ
26 本体部
30 保持片(保持部)
50 基板
60 U字部(接続部)
62 透孔(貫通部)
64 半田
70 切欠部

Claims (2)

  1. 電波を送信又は受信する本体部に一端が繋がって前記本体部に連続した棒状の接続部を有し且つ、前記接続部の一端と他端との間で前記接続部がU字形状に屈曲又は湾曲したアンテナと、
    厚さ方向が前記接続部の屈曲形状又は湾曲形状であるU字形の開口方向に沿い、この厚さ方向側の表面及び裏面の少なくとも何れか一方に電気回路が設けられて前記接続部が前記表面側又は前記裏面側で半田により前記電気回路に電気的に接続される基板と、
    を含めて構成されて、更に、
    前記基板の厚さ方向に貫通すると共に前記アンテナにおける前記接続部から前記本体部への向きに前記基板の外周にて開口し、前記基板の前記外周側への開口方向に沿った寸法が前記接続部における前記アンテナの外周部の直径寸法よりも十分に大きく、前記接続部における一端側が貫通方向に通過する切欠部と、
    前記基板の厚さ方向に貫通して前記接続部の他端側が通過すると共に、前記基板の表面に対して平行で且つ前記接続部の一端から他端への向きに沿った開口寸法が前記接続部の外周部の直径寸法よりも十分に大きな透孔と、
    を前記基板に形成し、前記透孔を通過した前記接続部の他端側を前記半田で前記電気回路に電気的に接続したアンテナ装置。
  2. 前記アンテナにおける前記電波の送信又は受信を妨げない材質により形成されて、前記基板及び前記アンテナの双方を内側に収容すると共に、前記アンテナに係合して前記アンテナを位置決めする位置決め部が設けられたケースを備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
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