JP4647850B2 - 水栓ボックス - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明の水栓ボックスは、建物内に配管される給水配管において、ポリエチレン管に代表される熱可塑性樹脂管をさや管内に挿通して配管するいわゆるさや管工法による給水配管に用いられる水栓ボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、さや管工法により給水管を配管しこれに水栓具を取り付ける際には、壁面に取り付けられた水栓ボックス内にポリエチレン管を挿通してボックス開口部から突出させ、突出させたポリエチレン管に水栓具接続用水栓ボックス継手を取り付け、この継手を水栓ボックス内に格納してロックリングで固定するという作業が行われている。
【0003】
水栓ボックスは、ポリエチレン管が導入される導入部壁と、それに続く斜め案内壁と、該ポリエチレン管が導入方向から直角方向に導出される開口部とからなる水栓ボックスであって、水栓ボックス内に導入されたポリエチレン管は、斜め案内路に突き当たって導入進行方向を開口部方向に変えられ、開口部から水栓ボックス外に導出される。
【0004】
開口部の内周面は、水栓具接続用水栓ボックス継手を固定するロックリングの外周面に設けられた雄ねじと螺合する雌ねじとされているので、ポリエチレン管が開口部のねじ溝を通過する際、ポリエチレン管自体が有する剛性のために、管の先端部がねじ溝に食い込んで引っ掛かり、抜け出てき難い又は出てこない場合があり、これを防止するために、特別の抜き出し補助治具を用いることがおこなわれ、ポリエチレン管の挿通によけいな治具と手間とが掛かるものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の水洗ボックスは、上記従来の水栓ボックスが有する欠点を解消し、特別の工具なしに、容易にポリエチレン管が挿通出来る水栓ボックスを提供する目的で行われたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の水栓ボックスは、ポリエチレン管が導入される導入部と、それに続く斜め案内壁と、該ポリエチレン管が導入方向から直角方向に導出される開口部とからなる水栓ボックスであって、上記開口部の内周面が、水栓具接続用水栓ボックス継手を固定するロックリングの外周面に設けられた雄ねじと螺合する雌ねじとされ、該開口部が上記斜め案内壁と繋がる位置の雌ねじのねじ山が、開口部の軸方向に沿って全長に渡りねじ溝底部まで切除され、切除された面は上記斜め案内壁との間で段がない、又はポリエチレン管の導入時の進行方向に向かって低い段となるようにされていることを特徴とする水栓ボックスである。
【0007】
(作用)
本発明の水栓ボックスは、開口部が上記斜め案内壁と繋がる位置の雌ねじのねじ山が、開口部の軸方向に沿って全長に渡りねじ溝底部まで切除され、上記斜め案内壁と上記ねじ溝底部とが段がない、又はポリエチレン管の挿通時の進行方向に向かって低い段となっているので、ポリエチレン管を導出する際にポリエチレン管の管端部がねじ溝に食い込んで引っ掛かることなく、スムースに導出できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に本発明の水栓ボックスを図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の水栓ボックスの一例の要部のみを示した断面図、図2は、この水栓ボックスの開口部の正面図である。
【0009】
水栓ボックス1は、ポリ塩化ビニルの成型品である。ポリエチレン管(図示せず)は水栓ボックス1の導入部2に導入され、それに続く斜め案内壁3によって導入の進行方向が開口部4方向に変えられる。
【0010】
開口部4の内周面は、水栓具接続用水栓ボックス継手(図示せず)を固定するロックリング5の外周面に設けられた雄ねじ51と螺合する雌ねじ41とされている。この雌ねじ41の、開口部4が上記斜め案内壁と繋がる位置のねじ山は、開口部4の軸方向に沿って全長に渡りねじ溝底部まで切除され、切除された面42は、斜め案内壁3との間で段がない、又はポリエチレン管の導入時の進行方向に向かって低い段となるようにされている。
【0011】
従って、斜め案内壁3に当たりつつ挿入の進行方向を開口部4方向に変えられたポリエチレン管Pの管端部は、開口部4の切除された面42に進入し、切除された面42に雌ねじ41の溝がなく、かつポリエチレン管の進行方向に向かって同じ高さ又は低い段となっているために、引っ掛かることなくスムースに導出できる。
【0012】
切除された面42の切除幅は、水栓ボックス1のサイズによって異なるが、あまりに狭すぎるとポリエチレン管の管端部が通過する時に切除されていない雌ねじ溝41に当たる恐れがあり、広すぎても雌ねじ41としての機能が損なわれる恐れがあるので、適宜状況に合わせて選択して決められれば良い。
【0013】
従って、開口部4から導出されたポリエチレン管に水栓具接続用水栓ボックス継手(図示せず)を固定し、これを水栓ボックス1内に戻して、ロックリング5で締め付ける際に、雌ねじ41は、その一部が不連続とされてはいるが、雄ねじ51と噛み合って螺合されるから、充分に水栓具接続用水栓ボックス継手を水栓ボックス内に固定する機能を発揮することができる。
【0014】
【発明の効果】
以上の通りであるから、本発明の水栓ボックスは、特別の工具なしに、容易にポリエチレン管が挿通出来る水栓ボックスとなるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水栓ボックスの一例の要部のみを示した断面図である。
【図2】この水栓ボックスの開口部の正面図である。
【符号の説明】
1 水栓ボックス
2 導入部
3 斜め案内壁
4 開口部
41 雌ねじ
42 切除された面
5 ロックリング
51 雄ねじ
Claims (1)
- ポリエチレン管が導入される導入部と、それに続く斜め案内壁と、該ポリエチレン管が導入方向から直角方向に導出される開口部とからなる水栓ボックスであって、
上記開口部の内周面が、水栓具接続用水栓ボックス継手を固定するロックリングの外周面に設けられた雄ねじと螺合する雌ねじとされ、
該開口部が上記斜め案内壁と繋がる位置の雌ねじのねじ山が、開口部の軸方向に沿って全長に渡りねじ溝底部まで切除され、
切除された面は、上記斜め案内壁との間で段がない、又はポリエチレン管の挿通時の進行方向に向かって低い段となるようにされていることを特徴とする水栓ボックス。
Priority Applications (1)
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JP2001233709A JP4647850B2 (ja) | 2001-08-01 | 2001-08-01 | 水栓ボックス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001233709A JP4647850B2 (ja) | 2001-08-01 | 2001-08-01 | 水栓ボックス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003041636A JP2003041636A (ja) | 2003-02-13 |
JP4647850B2 true JP4647850B2 (ja) | 2011-03-09 |
Family
ID=19065451
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001233709A Expired - Fee Related JP4647850B2 (ja) | 2001-08-01 | 2001-08-01 | 水栓ボックス |
Country Status (1)
Country | Link |
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Families Citing this family (1)
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH01240211A (ja) * | 1988-03-22 | 1989-09-25 | Mirai Ind Co Ltd | 継手収納ボックス用壁孔の穿孔治具 |
JPH08152097A (ja) * | 1994-11-28 | 1996-06-11 | Toto Ltd | さや管ヘッダー工法対応の水栓ボックス |
JPH09177150A (ja) * | 1995-12-22 | 1997-07-08 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 流体管の配管方法およびこの方法に用いる保護具 |
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2001
- 2001-08-01 JP JP2001233709A patent/JP4647850B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
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Publication number | Publication date |
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