JP3679962B2 - 流体管保護部材 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、継手収容体から流体管を出し入れする際に、その流体管を保護する流体管保護部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、流体管保護部材として、例えば、特公平6−84677号に示されるものがあった。この流体管保護部材は、図7に示されるように、湾曲して形成されたガイド管21からなり、ボックス状の継手収容体22に、その前面開口孔22aから挿入されるものであった。そして、継手収容体22に、その継手収容体22の下部開口孔22bから入った流体管23は、その先端部分が、ガイド管21によって案内されて、前面開口孔22aから、壁24の表側に導かれた。また、このとき、ガイド管21は、壁24の表側まで延びる先端部分において、流体管23が壁24等に当接して傷つくのを防ぐ役割も果たしていた。
【0003】
そして、流体管23の先端部分が壁24の表側まで出ると、ガイド管21は、継手収容体22から取り外され、流体管23の先端部分に、継手(図示せず)が接続された。その後、流体管23を継手収容体22内に押し戻すようにして、継手は、前面開口孔22aから継手収容体22内に収容された。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記従来の、流体管保護部材となるガイド管21にあっては、流体管23を、前面開口孔22aから、壁24の表側まで出す場合には、その流体管23を保護することはできた。しかし、先端部分に継手が接続された流体管23を、継手収容体22内に押し戻す場合には、継手がガイド管21と干渉するため、継手を流体管23に接続する前に、ガイド管21は、継手収容体22から取り外された。したがって、流体管23を継手収容体22内に押し戻す場合には、流体管23を保護することはできなかった。
【0005】
この発明は、上記した従来の欠点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、流体管を、継手収容体側に導く場合にも、その流体管を保護することができる、流体管保護部材を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る流体管保護部材は、前記目的を達成するために、次の構成からなる。すなわち、
請求項1に記載の発明に係る流体管保護部材は、壁の裏側に配備されて前記壁に形成された壁孔から前記壁の表側に臨む開口部を備える継手収容体に、流体管を、前記開口部から出し入れする際に、前記流体管を保護する、流体管保護部材である。この流体管保護部材は、前記壁の表側から前記継手収容体に取り付けられて、前記開口部から出し入れされる流体管が前記壁等と当接するのを防止する、本体部を備える。ここで、前記本体部は、筒部と中間部と大径部とからなる。前記筒部は、前記壁孔内において前記開口部に嵌まるよう筒状に形成されて両端が開口し、その筒部には、前記壁の表側から前記継手収容体に固定されるよう、前記開口部に螺合する螺合部が設けられている。前記中間部は、前記筒部から前記壁の表側に延設されてテーパー状に広がって形成されている。そして、前記大径部は、前記中間部から延設されて前記壁の表側壁面上を径が大となるよう広がって形成され、かつ、その大径部と前記継手収容体とで、前記壁を、前記開口部への前記螺合部のねじ込みにより、挟持するように、形成されている。また、前記本体部は、その本体部が前記継手収容体に取り付けられた状態で、前記開口部から前記壁の表側に出ている前記流体管に接続された継手を、前記開口部から前記継手収容体に収容可能となるよう形成されている。
【0007】
これにより、この流体管保護部材を、壁の表側から継手収容体に取り付けておくことで、継手収容体に、流体管を、開口部から壁孔を通して壁の表側に出す際に、流体管は、流体管保護部材の本体部によって保護されて、壁等と当接するのが防止される。そして、継手収容体の開口部から壁の表側に出ている流体管に、継手を接続し、流体管を開口部から継手収容体側に導くようにして、継手を、開口部から継手収容体に収容する。このとき、流体管保護部材の本体部が、継手収容体に取り付けられたまま、継手は、継手収容体に収容される。このように、流体管を、継手収容体の開口部から出し入れする際に、流体管が壁等と当接するのが防止され、流体管が傷ついたり、あるいは、反対に壁等が傷ついたりするのを防ぐことができる。
【0008】
【0009】
【0010】
そして、螺合部が、継手収容体の開口部に螺合することで、螺合部は、開口部に固定され、この流体管保護部材の本体部は、継手収容体に強固に取り付けられる。したがって、流体管を、継手収容体の開口部から出し入れする際に、流体管が流体管保護部材の本体部と擦っても、流体管保護部材が継手収容体から外れにくい。
【0011】
しかも、流体管保護部材の螺合部を、継手収容体の開口部にねじ込むことで、流体管保護部材の本体部における大径部と継手収容体とが、壁を挟持する。したがって、この流体管保護部材の本体部は、壁を介して、継手収容体に一層強固に取り付けられる。
【0012】
また、請求項に記載の発明に係る流体管保護部材のように、前記本体部には、その本体部を、前記螺合部が前記開口部と螺合するよう回動することができる、指掛部が設けられてもよい。これにより、指掛部に指を掛けて、本体部を回動することで、この流体管保護部材の螺合部を継手収容体の開口部に螺合させることができる。
また、請求項3に記載の発明に係る流体管保護部材のように、前記指掛部は、前記大径部に設けられてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る流体管保護部材の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0014】
図1ないし図5は、本発明に係る流体管保護部材の一実施の形態を示す。図中符号1は、建物の壁体であり、例えば、外壁2と、本発明における壁となる内壁3とから構成されている。4は、ボックス状の継手収容体であり、壁体1内であって内壁3の裏側P1に配備されて、内部には、継手としてのエルボー5が収容される。6は、水、湯、ガス等の流体を供給または排出する可撓性を備えた流体管としての、例えば、水や湯を供給する剛性の高い給水管である。7は、本発明に係る流体管保護部材である。
【0015】
ここで、継手収容体4は、前記エルボー5が収容される本体4aと、第1および第2の開口部4b、4cとを備える。本体4aは、略直方体中空形状に形成されて、内部の上面4dは、前方(図2ないし5において左方)ほど高くなるように傾斜して、給水管6を第1の開口部4b側に案内する案内面となっている。第1の開口部4bは、本体4aの前面上部から筒状に前方に若干突出して形成されている。そして、この第1の開口部4bが、内壁3に形成された壁孔3aに嵌まることで、第1の開口部4bは、壁孔3aから内壁3の表側P2、つまり室内側に臨んでいる。さらに、第1の開口部4bには、その内面に、雌ねじ部4eが設けられている。そして、この雌ねじ部4eには、本体4a内に収容されるエルボー5の鍔部5aを抑えることで、そのエルボー5を固定することができるリング状のロックリング8が螺合する(図5参照)。また、第2の開口部4cは、本体4aの下面から筒状に下方に突出して形成されており、内壁3の裏側P1に開口している。そして、この第2の開口部4cには、給水管6が挿通される鞘管9が接続される。
【0016】
エルボー5は、図5に示すように、その大半が、本体4aの内部に収容されて、水平方向に延びる一方の接続口5bの先端部分が、継手収容体4の第1の開口部4bから外部に露出する。この接続口5bには、内側の雌ねじ部(図示せず)に、キャップ10がねじ込まれているが、このキャップ10を取り外すことで、接続口5bに水栓等の給水器具等(図示せず)を取り付けることができる。また、エルボー5の鉛直下方に延びる他方の接続口5cは、継手収容体4の第2の開口部4cから内部に挿入される給水管6に接続される。こうして、給水管6を通ってエルボー5に流れる水や湯が、一方の接続口5bから水栓等の給水器具等に供給される。
【0017】
流体管保護部材7は、継手収容体4に第2の開口部4cを通って入る給水管6の先端部分を、第1の開口部4bから出し入れする際に、給水管6を保護するものである。この流体管保護部材7は、例えば、ポリエチレン樹脂等の合成樹脂材料からなり、内壁3の表側P2から継手収容体4に取り付けられて、第1の開口部4bから出し入れされる給水管6が内壁3等と当接するのを防止する本体部7aを備える。そして、本体部7aは、その本体部7aが、継手収容体4に取り付けられた状態で、第1の開口部4bから内壁3の表側P2に出ている給水管6の先端部分に接続されたエルボー5を、第1の開口部4bから継手収容体4に収容可能となるよう形成されている。具体的には、流体管保護部材7の本体部7aは、エルボー5が内側を通過することのできる、筒部7b、中間部7cおよび大径部7dからなる。筒部7bは、壁孔3a内において継手収容体4の第1の開口部4bに嵌まるよう、筒状に形成されて、両端が開口している。中間部7cは、筒部7bから、壁孔3a内を内壁3の表側P2に延設されて、テーパー状に広がって形成されている。大径部7dは、中間部7cから延設されて、内壁3の表側壁面3b上を、径が大となるようそして波打つようにして広がって形成されている。こうして、本体部7aの、特に中間部7cおよび大径部7dは、少なくとも壁孔3aから内壁3の表側壁面3bにかかるコーナー部分3cの全周を覆っている。その上、本体部7aの、特に大径部7dは、その大径部7dと、継手収容体4とで、内壁3を、第1の開口部4bの雌ねじ部4eへの後述する雄ねじ部7eのねじ込みにより、挟持するように形成されている。
【0018】
また、本体部7aの筒部7bには、その外面に、第1の開口部4bの雌ねじ部4eに螺合する、螺合部としての雄ねじ部7eが設けられている。そして、この雄ねじ部7eは、内壁3の表側P2から継手収容体4に固定される被固定部となっている。こうして、この流体管保護部材7は、雄ねじ部7eによって、継手収容体4に、着脱可能に取り付けられる。また、本体部7aには、その本体部7aを、雄ねじ部7eが前記雌ねじ部4eと螺合するよう回動することができる、指掛部7fが設けられている。この指掛部7fは、指を掛けることができる窪みからなり、本体部7aの大径部7dの表側に、円周上に等間隔に並んで形成されている。
【0019】
次に、以上の構成からなる流体管保護部材7の作用効果を、継手収容体4へのエルボー5の取付方法とともに説明する。初めに、図2に示すように、内壁3の裏側壁面3dに取り付けられるようにして、内壁3の裏側P1に配備された継手収容体4の第2の開口部4cに、鞘管9の一方端を接続する。そして、流体管保護部材7を、内壁3の表側P2から、つまり室内側から、継手収容体4における第1の開口部4bに取り付ける。このとき、指掛部7fに指を掛けて、本体部7aを回動することで、この流体管保護部材7の雄ねじ部7eを、継手収容体4における第1の開口部4bの雌ねじ部4eに螺合させることができる。その後、給水管6を、鞘管9内に、その他方端から挿入し、継手収容体4の、第2の開口部4cおよび本体4aを挿通させて、給水管6の先端部分を、第1の開口部4bから壁孔3aを通して内壁3の表側P2に出す。この際、給水管6は、流体管保護部材7の本体部7aを通ることで、給水管6が、内壁3や第1の開口部4bの雌ねじ部4eと当接するのが防止され、給水管6が傷ついたり、あるいは、反対に内壁3や雌ねじ部4eが傷ついたりするのを防ぐことができる。
【0020】
そして、継手収容体4の第1の開口部4bから内壁3の表側P2に出ている給水管6の先端部分に、エルボー5を接続し(図3参照)、次いで、給水管6を第1の開口部4bから継手収容体4側に戻すようにして、エルボー5を、第1の開口部4bから継手収容体4に収容する(図4参照)。このとき、流体管保護部材7の本体部7aが、継手収容体4に取り付けられたまま、給水管6に接続されたエルボー5や、給水管6の先端部分は、本体部7aを通って、第1の開口部4bから継手収容体4に収容される。このように、給水管6を、エルボー5とともに、継手収容体4の第1の開口部4bから入れる際には、給水管6やエルボー5が、内壁3や第1の開口部4bの雌ねじ部4eと当接するのが防止され、給水管6やエルボー5が傷ついたり、あるいは、反対に内壁3や雌ねじ部4eが傷ついたりするのを防ぐことができる。したがって、給水管6を、継手収容体4に戻す場合にも、給水管6等を保護することができる。
【0021】
とくに、給水管6は、既述の通り、剛性が高いため、その先端部分を内壁3の表側P2に強引に引き出したり戻したりする際に、湾曲させた給水管6が強い力で真っ直ぐな状態に戻ろうとするが、前記本体部7aによって、その給水管6が、内壁3へ直接衝突するのを避けることができ、このような観点からも、内壁3等の損傷を防ぐことができる。
【0022】
次いで、流体管保護部材7を、継手収容体4から取り外す。このとき、指掛部7fに指を掛けて、本体部7aを回動することで、この流体管保護部材7の雄ねじ部7eを、継手収容体4における雌ねじ部4eから緩めて外すことができる。その後、図5に示すように、ロックリング8を、第1の開口部4bの雌ねじ部4eにねじ込むことで、エルボー5を、継手収容体4に固定する。そして、エルボー5の接続口5bの先端部分に、化粧リング11およびロックナット12が嵌められる。
【0023】
このようにして、給水管6を、継手収容体4の第1の開口部4bから出し入れする際に、流体管保護部材7の本体部7aによって、給水管6やエルボー5、そして内壁3や雌ねじ部4eは、保護されるが、本体部7aは、壁孔3aから内壁3の表側壁面3bにかかるコーナー部分3cの全周および、雌ねじ部4eの全周を覆っており、給水管6やエルボー5は、前記コーナー部分3cの、壁孔3a回りのいずれの方向にも当接するのが防止されるとともに、雌ねじ部4eの、その内周回りのいずれの方向にも当接するのが防止される。したがって、給水管6を出し入れする方向を気にすることなく作業することができ、確実に、給水管6等を保護することができる。なお、図示実施の形態においては、給水管6を、継手収容体4の第1の開口部4bを介して、内壁3の裏側P1から、その表側P2に引き出して、その先端部分にエルボー5を接続する例について述べたが、それとは逆に、給水管6を、前記第1の開口部4bを介して、内壁3の表側P2から、その裏側P1へと押し入れるように挿入し、かつ、内壁3の表側P2に出ているように残された、前記給水管6の先端部分にエルボー5を接続するようにしても構わない。
【0024】
また、流体管保護部材7の本体部7aは、継手収容体4に、固定的に取り付けられるので、給水管6を継手収容体4の第1の開口部4bから出し入れする際に、給水管6が流体管保護部材7の本体部7aと擦っても、流体管保護部材7が、継手収容体4から外れにくい。しかも、この流体管保護部材7の本体部7aは、雄ねじ部7eと雌ねじ部4eとの螺合によって、継手収容体4に強固に取り付けられる。したがって、給水管6を、第1の開口部4bから出し入れする際に、流体管保護部材7が、継手収容体4から外れるのを防ぐことができる。さらに、流体管保護部材7における雄ねじ部7eを、継手収容体4における雌ねじ部4eにねじ込むことで、流体管保護部材7の本体部7aと継手収容体4とが、内壁3を挟持することとなり、本体部7aは、内壁3を介して、継手収容体4に一層強固に取り付けられる。また、内壁3が、石膏ボードなど、止めねじ等の固着具がききにくい素材からなる場合であっても、継手収容体4は、流体管保護部材7の本体部7aとの間で内壁3を挟持するようにして、その内壁3に強固に固定される。したがって、給水管6を、第1の開口部4bから出し入れする際に、流体管保護部材7が、継手収容体4から外れたり、あるいは、継手収容体4が、流体管保護部材7とともに内壁3から外れたりするのを一層確実に防ぐことができる。
【0025】
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。例えば、図6に示すように、給水管6の先端部分を、第1の開口部4bから内壁3の表側P2に出すにあたって、予め、給水管6を案内するガイド管13を、流体管保護部材7を通って、第1の開口部4bから継手収容体4内に挿入しておいてもよい。こうして、給水管6は、ガイド管13内を、そのガイド管13によって案内されて、内壁3の表側P2に導かれる。その後、ガイド管13が、継手収容体4から取り出され、給水管6の先端部分に、エルボー5が接続されるが(図3参照)、以下の手順は、ガイド管13を使用しない前述の場合と同様である。
【0026】
また、流体管保護部材7の螺合部は、雄ねじ部7eとなっているが、この雄ネジ部7eの代わりに、筒部7bの内面に雌ねじ部を設け、その雌ねじ部と螺合するよう、継手収容体4の雌ネジ部4eの代わりに、第1の開口部4bの外面に雄ねじ部を設けてもよい。
【0027】
また、継手は、エルボー5に限定されるものではなく、その他の形状の継手であってもよい。
【0028】
さらに、継手収容体4は、必ずしも、その本体4a内にエルボー5を覆い囲んで収容するようなボックス状となっている必要はなく、例えば、前記本体4aの上方とか後方もしくは側方が開放されているような構造、あるいは、内壁3の裏側壁面3dに当接する板体のみから本体4aが構成される構造であってもよい。また、継手収容体4は、第1の開口部4bに相当する開口部を有するも、第2の開口部4cに相当する開口部を有しない構造であっても構わない。
【0029】
【発明の効果】
以上、詳述したところから明らかなように、この発明に係る流体管保護部材によれば、次の効果がある。
【0030】
請求項1に記載された流体管保護部材によれば、流体管保護部材の本体部が、継手収容体に取り付けられたまま、流体管が接続された継手を、継手収容体に収容することができ、したがって、流体管を、継手収容体側に導く場合にも、その流体管を保護することができる。
【0031】
【0032】
【0033】
そして、開口部に螺合する螺合部によって、流体管保護部材の本体部は、継手収容体に、強固に取り付けられる。したがって、流体管を、継手収容体の開口部から出し入れする際に、流体管保護部材が継手収容体から外れるのを防ぐことができる。
【0034】
しかも、流体管保護部材の螺合部を、継手収容体の開口部にねじ込むことで、流体管保護部材の本体部における大径部と継手収容体とが、壁を挟持するので、流体管保護部材の本体部は、継手収容体に、一層強固に取り付けられる。したがって、流体管を、継手収容体の開口部から出し入れする際に、流体管保護部材が継手収容体から外れるのを一層確実に防ぐことができる。
【0035】
また、請求項2および3に記載された流体管保護部材によれば、加えて、指掛部に指を掛けることで、流体管保護部材の本体部を回動することができるので、工具を使うことなく、本体部を継手収容体に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る流体管保護部材の一実施の形態の、斜視図である。
【図2】 同じく、継手収容体へのエルボーの取付方法を示す、一番目の拡大断面図である。
【図3】 同じく、継手収容体へのエルボーの取付方法を示す、二番目の拡大断面図である。
【図4】 同じく、継手収容体へのエルボーの取付方法を示す、三番目の拡大断面図である。
【図5】 同じく、継手収容体へのエルボーの取付方法を示す、四番目の拡大断面図である。
【図6】 同じく、継手収容体へのエルボーの取付方法の、他の例を示す、図2相当図である。
【図7】 従来の流体管保護部材を示す、断面図である。
【符号の説明】
3 内壁(壁) 3a 壁孔
3b 表側壁面 4 継手収容体
4b 第1の開口部(開口部) 5 エルボー(継手)
6 給水管(流体管) 7 流体管保護部材
7a 本体部 7b 筒部
7c 中間部 7d 大径部
7e 雄ねじ部(螺合部) 7f 指掛部
P1 裏側 P2 表側

Claims (3)

  1. 壁の裏側に配備されて前記壁に形成された壁孔から前記壁の表側に臨む開口部を備える継手収容体に、流体管を、前記開口部から出し入れする際に、前記流体管を保護する、流体管保護部材であって、
    前記壁の表側から前記継手収容体に取り付けられて、前記開口部から出し入れされる流体管が前記壁等と当接するのを防止する、本体部を備え、
    前記本体部は、筒部と中間部と大径部とからなり、
    前記筒部は、前記壁孔内において前記開口部に嵌まるよう筒状に形成されて両端が開口し、その筒部には、前記壁の表側から前記継手収容体に固定されるよう、前記開口部に螺合する螺合部が設けられ、
    前記中間部は、前記筒部から前記壁の表側に延設されてテーパー状に広がって形成され、
    前記大径部は、前記中間部から延設されて前記壁の表側壁面上を径が大となるよう広がって形成され、かつ、その大径部と前記継手収容体とで、前記壁を、前記開口部への前記螺合部のねじ込みにより、挟持するように、形成されており、また、
    前記本体部は、その本体部が前記継手収容体に取り付けられた状態で、前記開口部から前記壁の表側に出ている前記流体管に接続された継手を、前記開口部から前記継手収容体に収容可能となるよう形成されていることを特徴とする流体管保護部材。
  2. 前記本体部には、その本体部を、前記螺合部が前記開口部と螺合するよう回動することができる、指掛部が設けられることを特徴とする請求項1に記載の流体管保護部材。
  3. 前記指掛部は、前記大径部に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の流体管保護部材。
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