JP2006162037A - 分岐用管継手の保護構造及びその敷設方法 - Google Patents

分岐用管継手の保護構造及びその敷設方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明の目的は、地中に埋設されるガス配管などの配管を分岐するための分岐用管継手に対して、簡単な構造で良好に水等の浸入を防止し保護することができ、更に、簡単に敷設することができる保護構造、及び、その敷設方法を提供する点にある。
【解決手段】 第1の配管1に対して第2の配管2を分岐接続する分岐用管継手10の保護構造20において、第1の配管1を外囲する筒状の第1の筒状部22と、第1の筒状部22から分岐し第2の配管2を外囲する筒状の第2の筒状部23とで構成された本体部材21と、第1の筒状部22の両端と第2の筒状部23の端部に開口する夫々の開口端部22a,22b,23aに設けられ、開口端部22a,22b,23aから配管1,2の外表面に渡る開放部を覆う環状のカバー部材24とを備えると共に、第1の筒状部22の内径Dが、分岐用管継手10の長さH以上に設定されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、第1の配管に対して第2の配管を分岐接続する分岐用管継手の保護構造、及び、その保護構造を敷設する保護構造敷設方法に関する。
家庭等にガスを供給するためのガス配管としては、近年、狭い部分でも容易に敷設し、配管作業時間を短縮するために、内部にガスが流通するステンレス製等のフレキシブル管をポリエチレン製等のCD管(Combined Duct:合成樹脂製可撓管の一種)に挿入した形態の可撓性の配管が用いられる場合がある。
そして、このようなガス配管は、ガス供給箇所を増設するために、例えば地中に埋設される部分などで、分岐用管継手を用いて分岐させる場合がある。
上記のようなガス配管などの配管を分岐させるための分岐用管継手は、T形管継手等として知られており、第1の配管の切断部において、その第1の配管と交差する形態で上記第2の配管を接続するように構成されている。
分岐用管継手により配管を分岐させる場合、特に地中に埋設される配管の部分でガス配管を分岐させる場合には、その分岐用管継手による接続部の腐食や衝撃による破損等を防止するために、その分岐用配管継手と外部と隔離して保護する保護構造を敷設する場合がある。
そこで、分岐用管継手の保護構造として、分岐用管継手に接続された夫々の配管の管軸を通る平面を境界として上下二分割可能に構成されたカバー本体で、分岐用管継手を上下から挟み込み、そのカバー本体の上下を組み合わせて形成されるねじ部に、夫々の配管側に設けられたキャップ螺合して、カバー本体の上下を固定するように構成された保護構造が知られている(例えば、特許文献1を参照。)。
実開平7−35879号公報
上記の特許文献1に記載の保護構造では、カバー本体が上下二分割可能な構成であるので、比較的広範囲に渡って外部に曝される分割部を有し、その分割部における水等の浸入を防止するために、その分割部にシール材を介在させるという複雑な構成を採用する必要がある。そして、このような複雑な構造は、高コスト化の要因となり、更には、この分割部にシール材を介在させるための煩雑な作業が必要となる。
また、上下に分割可能なカバー本体や、そのカバー部材の分割部に介在されたシール材は、経年変化等により僅かに変形した場合でも、その分割部に隙間が形成され易いため、その隙間によるカバー部材内への水等の浸入が懸念される。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、地中に埋設されるガス配管などの配管を分岐するための分岐用管継手に対して、簡単な構造で良好に水等の浸入を防止し保護することができ、更に、簡単に敷設することができる保護構造、及び、その敷設方法を提供する点にある。
上記目的を達成するための本発明に係る分岐用管継手の保護構造は、第1の配管に対して第2の配管を分岐接続する分岐用管継手の保護構造であって、
その第1特徴構成は、前記第1の配管を外囲する筒状の第1の筒状部と、前記第1の筒状部から分岐し前記第2の配管を外囲する筒状の第2の筒状部とで構成された本体部材と、
前記第1の筒状部の両端と前記第2の筒状部の端部に開口する夫々の開口端部に設けられ、前記開口端部から前記配管の外表面に渡る開放部を覆う環状のカバー部材とを備えると共に、
前記本体部材の前記第1の筒状部の内径が、前記第1の配管の管軸に対して直交する方向における前記分岐用管継手の長さ以上に設定されている点にある。
上記第1特徴構成によれば、上記分岐用管継手に対して、簡単な構造で良好に水等の浸入を防止し保護することができ、更に、簡単に敷設することができる保護構造を実現することができる。
即ち、上記本体部材を、上記第1の筒状部と上記第2の筒状部とで構成された比較的簡単な構成とする共に、その第1の筒状部の内径を、第1の配管の管軸に対して直交する方向における上記分岐用管継手の長さ以上に設定することで、その本体部材を第1の配管の上流側又は下流側に分岐用管継手により接続される接続部から退避させた形態で予め取り付けておき、後に、分岐用管継手に対して第1の配管の上流側及び下流側を接続すると共に第2の配管を取り外した状態で、その退避させておいた本体部材を、第1の筒状部の中を分岐用管継手が通過する形態で、分岐用管継手側にスライドさせて、簡単に分岐用管継手を保護する位置に敷設することができる。
更に、上記カバー部材を備えることで、上記本体部材の開口端部と夫々の配管の外表面との間に形成された開放部を覆って、分岐用管継手側への水等の侵入を防止することができ、更に、上記カバー部材の配管の外表面に当接する部分に対して本体部材の開口端部に当接する部分の姿勢が維持されることから、配管に対して本体部材を良好に支持することができる。
本発明に係る分岐用管継手の保護構造の第2特徴構成は、前記カバー部材が、前記開口端部に外嵌される筒状の本体側接続部と、前記配管に外嵌される筒状の配管側接続部と、前記本体側接続部と前記配管側接続部との間を連接するテーパー状のテーパー部とからなる点にある。
上記第2特徴構成によれば、上記カバー部材を上記本体側接続部と上記配管側接続部との間を上記テーパー部により連接する形状とすることで、その比較的変形し難いテーパー部により、配管が挿入されるその外表面に当接する配管側接続部に対して本体部材の開口端部が挿入されその外表面に当接する本体側接続部の姿勢を一層良好に維持することができ、配管に対して本体部材を一層良好に支持することができる。
本発明に係る分岐用管継手の保護構造の第3特徴構成は、前記カバー部材が、軟質プラスチック製である点にある。
上記第3特徴構成によれば、上記カバー部材を軟質プラスチック製とすることで、上記カバー部材の本体側接続部へ本体部材の開口端部を締り嵌め状態等で嵌入したり、上記カバー部材の配管接続部へ配管を締り嵌め状態等で嵌入して、分岐用管継手側への水等の侵入を良好に防止しながら、その嵌入作業を容易なものとすることができる。
本発明に係る分岐用管継手の保護構造の第4特徴構成は、前記配管が、地中に埋設される可撓性のガス配管である点にある。
上記第4特徴構成によれば、地中に埋設される可撓性のガス配管をガス供給箇所の増設等の目的で分岐する分岐用管継手に対しても、上述した簡単な構造の保護構造を簡単に敷設することができる。
本発明に係る分岐用配管継手の保護構造敷設方法は、第1の配管に対して第2の配管を分岐接続する分岐用管継手に対して、上述した第1乃至第4特徴構成の分岐用管継手の保護構造を敷設する保護構造敷設方法であって、その特徴構成は、前記分岐用管継手に対して前記第1の配管及び前記第2の配管を取り外した状態で、夫々のカバー部材を、前記第1の配管の上流側と下流側及び前記第2の配管側に、前記配管を挿入させる形態で取り付けると共に、前記本体部材を、前記第1の配管の上流側又は下流側に、前記第1の筒状部に前記第1の配管を挿入させる形態で取り付けて、前記本体部材を前記分岐用管継手が取り付けられる接続部から退避させておき、
前記分岐用管継手に対して前記第1配管の上流側及び下流側を接続すると共に前記第2配管を取り外した状態で、前記退避させておいた前記本体部材を前記分岐用管継手側にスライドさせ、
前記分岐用管継手に対して前記本体部材の第2筒状部を通して前記第2の配管を接続し、
夫々の前記カバー部材を、前記本体部材の開口端部に接続する点にある。
即ち、上述した第1乃至第4特徴構成の保護構造は、その第1の筒状部の内径が、第1の配管の管軸に対して直交する方向における上記分岐用管継手の長さ以上に設定されているので、本特徴構成の敷設方法により、その本体部材を第1の配管の上流側又は下流側に分岐用管継手により接続される接続部から退避させた形態で予め取り付けておき、後に、分岐用管継手に対して第1の配管の上流側及び下流側を接続すると共に第2の配管を取り外した状態で、その退避させておいた本体部材を、第1の筒状部の中を分岐用管継手が通過する形態で、分岐用管継手側にスライドさせて、簡単に分岐用管継手を保護する位置に敷設することができる。
更に、分岐用環継手側にスライドさせた本体部材にカバー部材を接続することで、そのカバー部材により上記本体部材の開口端部と夫々の配管の外表面との間に形成された開放部を覆って、分岐用管継手側への水等の侵入を防止することができ、更に、上記カバー部材の配管の外表面に当接する部分に対して本体部材の開口端部に当接する部分の姿勢が維持されることから、配管に対して本体部材を良好に支持することができる。
本発明に係る分岐用配管継手の保護構造敷設方法の更なる特徴構成は、前記本体部材の開口端部と前記カバー部材との間に、水の浸入を防止するための防水テープを巻き付ける点にある。
即ち、上記本体部材の開口端部とカバー部材との間には、上記のように防水テープを巻き付けることにより、その間を介して分岐用管継手側に水が浸入することを確実に防止することができ、更には、その防水テープにより、本体部材の開口端部とカバー部材との接続を一層強固なものとすることができる。
本発明に係る分岐用管継手の保護構造及びその敷設方法の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
尚、図1には、分岐用管継手に対して保護構造を敷設した状態を示し、図2〜図4には、その分岐用配管継手に対する保護構造の敷設方法の流れを示す。
図1に示すように、第1の配管1に対して第2の配管2を分岐接続する分岐用管継手10は、第1の配管1を切断してなる第1の配管1の上流側1aと下流側1bとを、互いに直線上で対向するように接続すると共に、その接続部において、その第1の配管1と交差(例えば直交)する形態で上記第2の配管2を接続するように構成されている。
また、分岐用管継手10は、第1の配管1の上流側1aと下流側1bに対しては、それらを差し込むだけで容易に接続可能なメカニカル継手として構成され、第2の配管2に対しては、それを差し込むだけで接続可能なプラグ11を螺合させることで接続するように構成されており、第1の配管1に対して1つの第2の配管2を直角に接続する場合には、その分岐用管継手10は、所謂T形の管継手として構成される。
第1の配管1及び第2の配管2は、地中に埋設される可撓性のガス配管であり、このガス配管は、例えば、内部にガスが流通するステンレス製等のフレキシブル管をポリエチレン製等のCD管に挿入した形態で構成されている。
そして、このような分岐用管継手10に対して敷設され、その分岐用管継手10による接続部の水の浸入による腐食や衝撃による破損等を防止するための保護構造20は、本体部材21とカバー部材24とを備えており、その詳細構造について、以下に説明する。
上記本体部材21は、第1の配管1を外囲する筒状の第1の筒状部22と、第1の筒状部22から分岐し第2の配管2を外囲する筒状の第2の筒状部23とで構成された比較的簡単な構成とされている。このような本体部材21としては、日本工業規格(JIS K6739)に規定される「排水用硬質塩化ビニル管継手」の「90°Y」形状のものを使用することができる。
更に、上記本体部材21の第1の筒状部22の内径Dが、第1の配管1の管軸に対して直交する方向(以下、直交方向と呼ぶ。)における分岐用管継手10の長さH以上に設定されている。
従って、詳細については後述するが、分岐用管継手10に対して保護構造20を敷設する際に、図2に示すように、本体部材21を第1の配管1の上流側1a又は下流側1bに分岐用管継手10により接続される接続部から退避させた形態で予め取り付けておき、後に、図3に示すように、分岐用管継手10に対して第1の配管1の上流側1a及び下流側1bを接続すると共に第2の配管2を取り外した状態で、その退避させておいた本体部材21を、第1の筒状部22の中を分岐用管継手10が通過する形態で、分岐用管継手10側にスライドさせて、簡単に分岐用管継手10を保護する位置に敷設することができる。
更に、本体部材21の第1の筒状部22の内径Dの半径dを、上記直交方向における分岐用管継手10の第1の配管1の管軸から第2の配管2が接続される側の端部までの長さhよりも小さく設定すれば、第1の筒状部22の筒軸と第1の配管1の管軸とが一致した状態で、分岐用管継手10の第2の配管2が接続される側の端部が、第2の筒状部23の中に挿入された状態となるので、作業者の手が第2の筒状部23を介して分岐用管継手10に届きやすくなり、その分岐用管継手10への第2の配管2の着脱が容易となる。
上記カバー部材24は、第1の筒状部22の両端に開口する開口端部22a,22bと、第2の筒状部23の端部に開口する開口端部23aの夫々に設けられており、その夫々のカバー部材24は、開口端部22a,22b,23aから配管1,2の外表面に渡る開放部を覆う環状に形成されている。よって、このカバー部材24により上記開放部が覆われて、分岐用管継手10側への水等の侵入が防止される。更に、上記カバー部材24の配管1,2の外表面に当接する部分に対して本体部材21の開口端部22a,22b,23aに当接する部分の姿勢が維持されることから、配管1,2に対して本体部材21が良好に支持される。
更に、このカバー部材24は、開口端部22a,22b,23aに外嵌される筒状の本体側接続部25と、配管1,2に外嵌される筒状の配管側接続部26と、それら本体側接続部25と配管側接続部26との間を連接するテーパー状(即ち、円錐状に直径が次第に減少している状態)のテーパー部27とからなる。よって、テーパー部27が比較的変形し難いことにより、配管1,2が挿入されその配管1,2の外表面に当接する配管側接続部26に対して本体部材21の開口端部22a,22b,23aが挿入されその開口端部22a,22b,23aの外表面に当接する本体側接続部25の姿勢が良好に維持され、配管1,2に対して本体部材21が一層良好に支持される。
また、カバー部材24の本体側接続部25の内径は、本体部材21の開口端部22a,22b,23aの外径と、同寸法又は若干小さい寸法に設定されており、この本体側接続部25へ、開口端部22a,22b,23aが嵌入される。
同じく、カバー部材24の配管側接続部26の内径は、配管1,2の外径と、同寸法又は若干小さい寸法に設定されており、この配管側接続部26へ、配管1,2が嵌入されることになる。
更に、上記カバー部材24は、軟質塩化ビニル等の軟質プラスチック製であるので、本体側接続部25への開口端部22a,22b,23aの嵌入作業、及び、配管接続部26への配管1,2の嵌入作業が、容易なものとなり、更に、それらの嵌入部を締まり嵌め状態として、嵌入部の隙間をできるだけ小さくし、分岐用管継手10側への水等の侵入が良好に防止されている。
更に、本体部材の開口端部22a,22b,23aとカバー部材24の本体側接続部25との間には、水の浸入を防止するための防水テープ28が巻き付けられており、それにより、分岐用管継手10側への水等の侵入が一層良好に防止されている。
また、この防水テープ28の損傷を防止するために、図示は省略するが、その防水テープ28の上から、自己収縮テープを巻きつけても構わない。
次に、分岐用管継手10に対して保護構造20を敷設する保護構造敷設方法の詳細について、図2〜図4に基づいて説明する。
先ず、図2に示すように、分岐用管継手10に対して第1の配管1及び第2の配管2を取り外した状態で、夫々のカバー部材24を、第1の配管1の上流側1aと下流側1b及び第2の配管2側に、配管1,2を配管側接続部26に挿入させる形態で取り付ける。
次に、本体部材21を、第1の配管1の下流側1b(上流側1aでも構わない。)に、第1の筒状部22に第1の配管1を挿入させる形態で取り付けて、更に、その本体部材21を分岐用管継手10が取り付けられる接続部が露出されるように該接続部から退避させておく。
次に、図3に示すように、分岐用管継手10に対して第1配管1の上流側1a及び下流側1bを接続すると共に第2配管2を取り外した状態で、退避させておいた本体部材21を、若干上方(第2の配管2側に向かう方向)に変位させた状態で、分岐用管継手10側にスライドさせる。
ここで、本体部材21の第1の筒状部22の内径Dが分岐用管継手10の長さH以上に設定されているので、分岐用管継手10を容易に本体部材21の第1の筒状部22の中を通過させることができる。
次に、図4に示すように、分岐用管継手10に対して本体部材21の第2の筒状部23を通して第2の配管2を接続する。ここで、本体部材21の第2の筒状部23の内径は、第2の配管2の接続を容易に行うことができる大きさに設定されている。
更に、本体部材21の第1の筒状部22の内径Dの半径dは、上記直交方向における分岐用管継手10の第1の配管1の管軸から第2の配管2が接続される側の端部までの長さhよりも小さく設定されているので、分岐用管継手10の第2の配管2が接続される側の端部が第2の筒状部23の中に挿入された状態となり、その分岐用管継手10への第2の配管2の着脱が容易となる。
次に、夫々のカバー部材24を、本体部材22の開口端部22a,22b,23a側にスライドさせて、そのカバー部材24の本体側接続部25を開口端部22a,22b,23aに外嵌させて接続し、夫々の開口端部22a,22b,23aと本体側接続部25との間を塞ぐように適宜上述した防水テープ28を巻き付けて、分岐用管継手10に対する保護構造20の敷設が完了する。
上記実施の形態では、本発明に係る保護構造20を、第1の配管1に対して1つの第2の配管2を分岐接続する分岐用管継手に対して適用したが、別に、本発明に係る保護構造20は、第1の配管1に対して例えば2つの第2の配管2を分岐接続する十字形の分岐用管継手に対して適用しても構わない。尚、この場合には、本体部材が、第1の筒状部と第2の筒状部とが十字に交差した形状となり、夫々の筒状部の両端に形成された4つの開口端部にカバー部材が設けられることになる。
上記実施の形態では、カバー部材24を、本体側接続部25と配管側接続部26との間をテーパー部27で連接するように構成したが、このテーパー部27を、第1の配管1の管軸と直交する環状部として構成しても構わない。
本発明は、特に地中に埋設されるガス配管などの配管を分岐するための分岐用管継手に対して、簡単な構造で良好に水等の浸入を防止し保護し、更に、簡単に敷設する保護構造、及び、その敷設方法として適用可能である。
分岐用管継手の保護構造の概略構成図 分岐用管継手の保護構造の敷設方法を説明する図 分岐用管継手の保護構造の敷設方法を説明する図 分岐用管継手の保護構造の敷設方法を説明する図
符号の説明
1:第1の配管
2:第2の配管
10:分岐用管継手
20:保護構造
21:本体部材
22:第1の筒状部
23:第2の筒状部
22a,22b,23a:開口端部
24:カバー部材
D:第1筒状部の内径
H:分岐用管継手の長さ

Claims (6)

  1. 第1の配管に対して第2の配管を分岐接続する分岐用管継手の保護構造であって、
    前記第1の配管を外囲する筒状の第1の筒状部と、前記第1の筒状部から分岐し前記第2の配管を外囲する筒状の第2の筒状部とで構成された本体部材と、
    前記第1の筒状部の両端と前記第2の筒状部の端部に開口する夫々の開口端部に設けられ、前記開口端部から前記配管の外表面に渡る開放部を覆う環状のカバー部材とを備えると共に、
    前記本体部材の前記第1の筒状部の内径が、前記第1の配管の管軸に対して直交する方向における前記分岐用管継手の長さ以上に設定されている分岐用管継手の保護構造。
  2. 前記カバー部材が、前記開口端部に外嵌される筒状の本体側接続部と、前記配管に外嵌される筒状の配管側接続部と、前記本体側接続部と前記配管側接続部との間を連接するテーパー状のテーパー部とからなる請求項1に記載の分岐用管継手の保護構造。
  3. 前記カバー部材が、軟質プラスチック製である請求項2に記載の分岐用管継手の保護構造。
  4. 前記配管が、地中に埋設される可撓性のガス配管である請求項1〜3の何れか一項に記載の分岐用管継手の保護構造。
  5. 第1の配管に対して第2の配管を分岐接続する分岐用管継手に対して、請求項1から4に記載の分岐用管継手の保護構造を敷設する保護構造敷設方法であって、
    前記分岐用管継手に対して前記第1の配管及び前記第2の配管を取り外した状態で、夫々のカバー部材を、前記第1の配管の上流側と下流側及び前記第2の配管側に、前記配管を挿入させる形態で取り付けると共に、前記本体部材を、前記第1の配管の上流側又は下流側に、前記第1の筒状部に前記第1の配管を挿入させる形態で取り付けて、前記本体部材を前記分岐用管継手が取り付けられる接続部から退避させておき、
    前記分岐用管継手に対して前記第1配管の上流側及び下流側を接続すると共に前記第2配管を取り外した状態で、前記退避させておいた前記本体部材を前記分岐用管継手側にスライドさせ、
    前記分岐用管継手に対して前記本体部材の第2筒状部を通して前記第2の配管を接続し、
    夫々の前記カバー部材を、前記本体部材の開口端部に接続する分岐用管継手の保護構造敷設方法。
  6. 前記本体部材の開口端部と前記カバー部材との間に、水の浸入を防止するための防水テープを巻き付ける請求項5に記載の分岐用管継手の保護構造敷設方法。
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