JP6735642B2 - 配管用防水キャップ - Google Patents
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Description
そして、特許文献1には、配管用防水キャップの本体キャップについての詳細な説明が省略されているが、大径側外嵌部を保護管の端部に外嵌させ、かつ、小径側外嵌部を保護管の端部から突出するフレキ管に外嵌させる状態で本体キャップを装着することにより、フレキ管の外面と保護管の内面との間を通して、水等の異物が保護管の内部に侵入することを防止する。
前記小径側外嵌部より小径でかつ前記フレキ管に外嵌する筒状の補助外嵌部と当該補助外嵌部の一端部から径方向外方側に延びる鍔部とを備える補助筒部が、前記補助外嵌部を前記小径側外嵌部の内部に位置させ且つ前記鍔部を前記接続筒部に当て付ける状態で、前記本体キャップに装着されている点にある。
前記鍔部が、前記補助外嵌部に近づくほど小径となる円錐台状に形成されている点にある。
つまり、補助筒部として、径が異なる複数種のフレキ管に対応させて、径が異なる補助外嵌部を備える複数種の補助筒部を用意することが考えられるが、用意する補助筒部の種類を減少させることができる。
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
(ガスメータの装着部の構成)
図1に示すように、ガスメータGのガス流入管部1及びガス排出管部2に、ガス流入用やガス流出用のフレキ管3が接続され、ガス流出用のフレキ管3を通して、家庭内にガスが供給されるように構成されている。
また、フレキ管3が、合成樹脂製の蛇腹状の保護管(CD管)4にて覆われ、保護管4の端部には、配管用防水キャップKが設けられており、この配管用防水キャップKの詳細は後述する。
尚、図示は省略するが、配管用防水キャップKは、保護管4の両端部の夫々に対応させて設けられることになる。
図2〜図4に示すように、配管用防水キャップKは、本体キャップKHを備えるものであって、本体キャップKHは、図2に示すように、フレキ管3に外嵌する筒状の小径側外嵌部KAと、フレキ管3を覆う保護管4に外嵌する筒状の大径側外嵌部KBと、大径側外嵌部KBと小径側外嵌部KAとを接続する接続筒部KCとが、フレキ管3の長手方向に並ぶ状態に合成樹脂(例えば、塩化ビニール樹脂、熱可塑性エラストマー等)にて一体成形されている。
そして、第1補助筒部S1の補助外嵌部KGの内径が、呼び口径が20Aのフレキ管3に対応させて25mmであり、第2補助筒部S2の補助外嵌部KGの内径が、呼び口径が15Aのフレキ管3に対応させて19mmである。
つまり、小径側外嵌部KAがフレキ管3に対して密着状態で外嵌し、大径側外嵌部KBが、保護管(CD管)4に対して密着状態で外嵌することにより、雨水等の侵入を抑制し、かつ、フレキ管3及び保護管(CD管)4に対して配管用防水キャップKを位置決めするように構成されている。
つまり、本体キャップKHの大径側外嵌部KBを、保護管(CD管)4に対して密着状態で外嵌し、補助筒部KSの補助外嵌部KGがフレキ管3に対して密着状態で外嵌することにより、雨水等の侵入を抑制し、かつ、本体キャップKHと補助筒部KSとの、フレキ管3の長手方向への相対移動を阻止した状態で、フレキ管3及び保護管(CD管)4に対して配管用防水キャップKを位置決めするように構成されている。
そして、補助筒部KSの鍔部KTの外面全体が、本体キャップKHの接続筒部KCの内面全体に当て付けるようにする形態で、補助筒部KSが本体キャップKHに装着されるように構成されている。
ちなみに、本実施形態においては、鍔部KTが、その先端部を本体キャップKHの大径側外嵌部KBの内面に接当させる状態となるように形成されている。
次に、第2実施形態を説明するが、この第2実施形態は、補助筒部KSの別形態を示すものであって、その他の構成は第1実施形態と同様であるので、以下の説明では、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明して、第1実施形態と同様な構成については、詳細な説明を省略する。
そして、2つの外嵌部分7、8が、小径側の外嵌部分8に近づくほど小径となる円錐台状の筒部分9にて接続されている。
つまり、本実施形態では、2つの外嵌部分7、8のうちの、鍔部KTに隣接する外嵌部分7の表面に、切断用線Lが形成されている。
そして、本体キャップKHの大径側外嵌部KBを、保護管(CD管)4に対して密着状態で外嵌させ、補助筒部KSの小径側の外嵌部分8をフレキ管3に対して密着状態で外嵌させる形態で、配管用防水キャップKを装着する。
したがって、補助筒部KSの大径側の外嵌部分7を保護管4から突出するフレキ管3に外嵌させかつ本体キャップKHの大径側外嵌部KBを保護管4に外嵌させる形態で、配管用防水キャップKを装着する。ちなみに、この装着状態は、第1実施形態における第1補助筒部S1の装着状態(図3参照)と同様であるので、図示は省略する。
つまり、切断用線Lが円錐台状の筒部分9に対応する部分に形成されていると、外嵌部分7の切断を行い難いばかりでなく、切断後において、外嵌部分7の先端部が先細り状になる等、外嵌部分7の形状を適正な筒状にすることができないものとなる。
次に、第3実施形態を説明するが、この第3実施形態は、本体キャップKHの別形態を示すものであって、その他の構成は第1実施形態と同様であるので、以下の説明では、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明して、第1実施形態と同様な構成については、詳細な説明を省略する。
尚、係合部10は、全周に亘って連なる環状に形成することが好ましいが、周方向に沿って断続的に存在する形態で形成してもよく、また、周方向の一部の範囲にのみ形成する形態で実施してもよい。
次に、別実施形態を列記する。
(1)上記第1〜第3実施形態では、フレキ管3として、呼び径が25A、20A、15Aのフレキ管3を例示したが、その他の径のフレキ管3に対しても本発明は適用できるものである。
尚、補助筒部KSを本体キャップKHに装着する際に、鍔部KTと接続筒部KCとを接着剤にて接着させるようにしてもよい。
4 保護管
7 外嵌部分
8 外嵌部分
9 筒部分
KA 小径側外嵌部
KB 大径側外管部
KC 接続筒部
KG 補助外嵌部
KH 本体キャップ
KS 補助筒部
KT 鍔部
L 切断用線
Claims (5)
- フレキ管に外嵌する筒状の小径側外嵌部と、前記フレキ管を覆う保護管に外嵌する筒状の大径側外嵌部と、前記大径側外嵌部から前記小径側外嵌部に近づくほど小径となる状態に形成されて、前記大径側外嵌部と前記小径側外嵌部とを接続する接続筒部とが、前記フレキ管の長手方向に並ぶ状態に合成樹脂にて一体成形される本体キャップを備える配管用防水キャップであって、
前記小径側外嵌部より小径でかつ前記フレキ管に外嵌する筒状の補助外嵌部と当該補助外嵌部の一端部から径方向外方側に延びる鍔部とを備える補助筒部が、前記補助外嵌部を前記小径側外嵌部の内部に位置させ且つ前記鍔部を前記接続筒部に当て付ける状態で、前記本体キャップに装着されている配管用防水キャップ。 - 前記接続筒部が、前記小径側外嵌部に近づくほど小径となる円錐台状に形成され、
前記鍔部が、前記補助外嵌部に近づくほど小径となる円錐台状に形成されている請求項1記載の配管用防水キャップ。 - 前記補助外嵌部が、径が異なる複数の筒状の外嵌部分を、径が大きなものほど前記鍔部に近づける形態で且つ前記フレキ管の長手方向に並ぶ形態で備えている請求項1又は2記載の配管用防水キャップ。
- 複数の前記外嵌部分のうちの、他の外嵌部分が前記鍔部から離れる側の端部に連なる外嵌部分の表面における前記鍔部から離れる側の端部側箇所に、周方向に沿う切断用線が形成されている請求項3記載の配管用防水キャップ。
- 複数の前記外嵌部分のうちの隣接する外嵌部分が、小径側の外嵌部分に近づくほど小径となる円錐台状の筒部分にて接続されている請求項3又は4記載の配管用防水キャップ。
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