JP3643510B2 - 給水管ボックス - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、給水管を、構築壁の貫通部に貫通させるための、給水管ボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばユニットバス内に湯と水を供給したり、浴槽内の湯を追い焚きするために、構築壁である、ユニットバスの壁に、可撓性を有する合成樹脂製の二本の給水管11、11を貫通させるための給水管ボックス12として、図9に示されるものがあった。かかる給水管ボックス12は、ユニットバスの壁裏に取り付けられるボックス本体13と、壁表からボックス本体13に取り付けられるカバー部材14とからなっていた。そして、ボックス本体13には、下方から一本の鞘管15が接続され、その一本の鞘管15内に挿通された二本の給水管11、11が、ボックス本体13およびカバー部材14を通ってユニットバス内に引き出され、かつ、配管されて、浴槽回りの水栓に接続された。なお、前記給水管ボックス12は、給水管11を二本並設状態にまとめて、ユニットバス壁の一つの貫通部に貫通させるようになっていたため、独立した二つの貫通部を設けて各々の給水管を貫通させる場合と比べて、給水管11、11の壁貫通作業が簡単に行え、さらに水漏れ原因となるユニットバス壁の貫通部を、極力少なくし得えるという利点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の給水管ボックス12にあっては、一本の鞘管15内に二本の給水管11、11を挿通しなければならず、以下のような問題があった。
【0004】
すなわち、二本の給水管11、11を同時に鞘管15内に挿通する場合には、通管抵抗が極めて大きく、挿通作業が困難であった。また、鞘管15の湾曲配管部等において、外側の給水管11が先に鞘管15に当接して屈曲しようとした際、内側の給水管11が障害となって前記外側の給水管11の屈曲を妨げる場合があり、給水管11、11の挿通作業に極めて大きな力が必要であった。さらに、前記内側の給水管11を避けて外側の給水管11を屈曲させた結果、外側の給水管11の先端が鞘管15の湾曲方向とは異なる方向を向いてしまい、給水管11の挿通作業に一層大きな力を要することがあった。
【0005】
また、二本の給水管11、11を一本ずつ鞘管15内に挿通する場合には、先に挿通された給水管11が障害となって、後の給水管11の挿通が困難となった。
【0006】
この発明は、上記した従来の欠点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、給水管を構築壁の貫通部に貫通させる際の作業性を損なうことなく、鞘管内への給水管の挿通作業を円滑に行うことができる給水管ボックスを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る給水管ボックスは、前記目的を達成するために、次の構成からなる。すなわち、
請求項1に記載の発明に係る給水管ボックスは、構築壁の一つの貫通部を可撓性を有する二本の給水管が貫通するように、前記二本の給水管を案内するものである。この給水管ボックスは、前記二本の給水管が通るボックス本体を有し、そのボックス本体は、前記構築壁の一方の面側において前記二本の給水管がそれぞれ挿通される二本の鞘管の一端部が接続される鞘管接続部と、前記貫通部を介して前記構築壁の他方の面側に開口する開口部とを備えるとともに、前記二本の鞘管の一端部から出た前記二本の給水管が並設状態となって前記開口部に臨むように形成されている。そして、前記ボックス本体は、そのボックス本体内に、前記二本の鞘管の一端部から出た前記二本の給水管を互いに近接させる近接手段を備えている。
【0008】
こうして、構築壁の一方の面側において、ボックス本体の鞘管接続部に、二本の鞘管の一端部が接続される。そして、これら二本の鞘管に、二本の給水管がそれぞれ挿通される。それら二本の給水管は、鞘管の一端部から出ると、並設状態となって、ボックス本体の、一つの貫通部を介して構築壁の他方の面側に開口する開口部に臨むこととなる。このようにして、二本の給水管は、二本の鞘管にそれぞれ挿通されて、ボックス本体を通り、そのボックス本体によって構築壁の一つの貫通部を貫通するように案内される。
【0009】
ここにおいて、鞘管接続部に接続された二本の鞘管の一端部から出た二本の給水管は、近接手段によって互いに近接して、開口部に臨む。
【0010】
また、請求項に記載の発明に係る給水管ボックスのように、前記近接手段は、前記二本の鞘管の一端部から出た前記二本の給水管を前記ボックス本体の中心側に寄せるよう、前記給水管と当接する当接壁面からなってもよい。これにより、二本の給水管は、鞘管接続部に接続された二本の鞘管の一端部から出ると、当接壁面に当接して、ボックス本体の中心側に寄せられる。その結果、二本の給水管は、互いに近接して開口部に臨むこととなる。
【0011】
また、請求項に記載の発明に係る給水管ボックスのように、前記鞘管接続部は、前記二本の鞘管が並設状態となって接続されるように形成されていてもよい。こうして、二本の鞘管は、並設状態となって、つまり互いに並んだ状態で、鞘管接続部に接続される。
【0012】
また、請求項に記載の発明に係る給水管ボックスのように、前記ボックス本体は、前記鞘管接続部に取り付けられて前記二本の鞘管を抜け止めする抜止部材を備え、そして、前記鞘管接続部には、その鞘管接続部に接続される前記二本の鞘管の並ぶ方向の略中央に係合部が設けられ、前記抜止部材には、その抜止部材が少なくとも前記鞘管の長手方向に位置決めされるよう、前記係合部と係合する被係合部が設けられてもよい。こうして、鞘管接続部に抜止部材が取り付けられることで、鞘管接続部に接続される二本の鞘管は、抜け止めされる。そして、この抜止部材は、被係合部が、鞘管接続部の前記略中央に設けられた係合部と係合して、少なくとも前記鞘管の長手方向に位置決めされる。従って、抜止部材の、鞘管接続部への取り付けを容易に行うことができるとともに、取り付けられた後には、被係合部と係合部との係合によって、前記鞘管を引っ張ったときの、抜止部材の変形が抑えられる。
また、請求項5に記載の発明に係る給水管ボックスは、構築壁の一つの貫通部を可撓性を有する二本の給水管が貫通するように、前記二本の給水管を案内するものである。この給水管ボックスは、前記二本の給水管が通るボックス本体を有し、そのボックス本体は、前記構築壁の一方の面側において前記二本の給水管がそれぞれ挿通される二本の鞘管の一端部が接続される鞘管接続部と、前記貫通部を介して前記構築壁の他方の面側に開口する開口部とを備えるとともに、前記二本の鞘管の一端部から出た前記二本の給水管が並設状態となって前記開口部に臨むように形成されている。そして、前記ボックス本体は、前記鞘管接続部に取り付けられて前記二本の鞘管を抜け止めする抜止部材を備える。また、前記鞘管接続部は、前記二本の鞘管が並設状態となって接続されるように形成され、その鞘管接続部には、その鞘管接続部に接続される前記二本の鞘管の並ぶ方向の略中央に係合部が設けられている。そして、前記抜止部材には、その抜止部材が少なくとも前記鞘管の長手方向に位置決めされるよう、前記係合部と係合する被係合部が設けられている。
こうして、構築壁の一方の面側において、ボックス本体の鞘管接続部に、二本の鞘管の一端部が接続される。そして、これら二本の鞘管に、二本の給水管がそれぞれ挿通される。それら二本の給水管は、鞘管の一端部から出ると、並設状態となって、ボックス本体の、一つの貫通部を介して構築壁の他方の面側に開口する開口部に臨むこととなる。このようにして、二本の給水管は、二本の鞘管にそれぞれ挿通されて、ボックス本体を通り、そのボックス本体によって構築壁の一つの貫通部を貫通するように案内される。また、鞘管接続部に抜止部材が取り付けられることで、鞘管接続部に接続される二本の鞘管は、抜け止めされる。そして、この抜止部材は、被係合部が、鞘管接続部の前記略中央に設けられた係合部と係合して、少なくとも前記鞘管の長手方向に位置決めされる。従って、抜止部材の、鞘管接続部への取り付けを容易に行うことができるとともに、取り付けられた後には、被係合部と係合部との係合によって、前記鞘管を引っ張ったときの、抜止部材の変形が抑えられる。
【0013】
また、請求項6に記載の発明に係る給水管ボックスのように、前記係合部は、前記抜止部材側に突出する係合突起からなり、前記被係合部は、前記係合突起が挿入される被係合孔からなってもよい。こうして、鞘管接続部に設けられた係合突起が、抜止部材に設けられた被係合孔に挿入されて、抜止部材は位置決めされる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る給水管ボックスの実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0015】
図1ないし図8は、本発明に係る給水管ボックスの一実施の形態を示す。図中符号1は、構築壁としての、ユニットバス等の浴室の壁である。2は、可撓性を有する給水管である。3は、給水管ボックスであり、壁1に穿設された一つの貫通部1aを二本の給水管2、2が貫通するように、それら二本の給水管2、2を案内するものである。
【0016】
ここで、給水管2、2は、内部を水や湯がそれぞれ通り、前記貫通部1aを貫通して、浴室内に導かれて、例えば、浴槽回りに備えられた給水栓に接続される。そして、給水管ボックス3は、前記二本の給水管2、2が通るボックス本体4と、同じく前記二本の給水管2、2が通るカバー部材5とから構成されている。
【0017】
ボックス本体4は、壁1の一方の面1b側において、壁1に沿って延びる二本の鞘管6、6の一端部が接続される鞘管接続部4aと、貫通部1aを介して壁1の他方の面1c側に開口する開口部4bとを備える。そして、ボックス本体4の本体部4cは、中空状に形成されるとともに、鞘管接続部4aから延設されて壁1側に向かって徐々に湾曲して壁1に穿設された貫通部1aに挿入されるよう形成されており、この本体部4cの先端部分の内側が、前記開口部4bとなっている。こうして、ボックス本体4の本体部4cは、二本の鞘管6、6にそれぞれ挿通されてその二本の鞘管6、6の一端部から出た前記二本の給水管2、2が、並設状態となって、この本体部4cを通って開口部4bに臨むように形成されている。
【0018】
鞘管接続部4aは、二本の鞘管6、6が左右に並設状態となって接続されるように、鞘管6、6の各一端部が挿入される筒部4d、4dが、中央の隔壁4eでつながるようにして、左右に並んで形成されている。そして、鞘管接続部4aの筒部4d、4d内部の奥方であって、二つ並ぶ筒部4d、4dの互いに離れた側には、リブ4f、4fがそれぞれ設けられている。これらリブ4f、4fの先端面は、鞘管接続部4a側から前記開口部4b側に行くに連れて漸次ボックス本体4の中心側に向かうように傾斜する傾斜壁面4g、4gとなっている。そして、これら傾斜壁面4g、4gが、前記二本の鞘管6、6の一端部から出た前記二本の給水管2、2をボックス本体4の中心側に寄せるよう、給水管2、2と当接することで、二本の給水管2、2を互いに近接させる近接手段としての、当接壁面となっている。また、リブ4f、4fの、鞘管接続部4a側の端面は、筒部4d、4dの内壁面と直交しており、この鞘管接続部4aに接続される鞘管6、6の先端を止めるストッパーとして機能している。
【0019】
また、鞘管接続部4aには、先端部分において、背面側にあたるほぼ半分が切り欠かれた切欠き4hが形成されており(図5参照)、残った前面側の左右の各側端部には、前後方向に貫通する孔4iが形成された固定部4jが設けられている(図6参照)。そして、ボックス本体4は、前記二本の鞘管6、6を抜け止めする抜止部材4kを備えている。この抜止部材4kは、鞘管接続部4aの前記切欠き4hに嵌まるように、そして両鞘管6、6の背面側を覆うように着脱自在に取り付けられるものであり、二つの鞘管6、6を挟む左右の各側には、前記固定部4jと相対するようにして、前記孔4iと連通するねじ孔4mが形成された、被固定部4nが設けられている。こうして、抜止部材4kは、その被固定部4n、4nが、固定部4j、4jの孔4i、4iに挿通されて被固定部4n、4nのねじ孔4m、4mにねじ込まれる固着具としてのネジ7、7によって固定部4j、4jに固定されることで、鞘管接続部4aの切欠き4hに取り付けられる。そして、抜止部材4kの内面には、周方向に沿って延びる係止凸部4p、4pが設けられており、この係止凸部4p、4pが、鞘管6、6に形成された凹溝6a、6a(図1参照)と係合することで、鞘管6、6が抜け止めされる構造となっている。
【0020】
また、鞘管接続部4aの切欠き4hには、その鞘管接続部4aに接続される前記二本の鞘管6、6の並ぶ方向の略中央、つまり、隔壁4eの背面に、抜止部材4k側に突出する棒状の、係合部としての係合突起4qが設けられている。一方、抜止部材4kには、その抜止部材4kが、接続される前記鞘管6、6の長手方向および鞘管6、6の並ぶ方向に位置決めされるよう、前記係合突起4qが挿入されるようにして、その係合突起4qと係合する、被係合部としての被係合孔4rが設けられている(図6参照)。
【0021】
また、ボックス本体4には、本体部4cの先端部分の上方および左右の両側を間隔をおいて覆う円弧壁4sが形成されており、この円弧壁4sは、本体部4cの先端部分の下部4tと連続して、その下部4tとともに、壁1に穿設された貫通部1aに嵌まる嵌合筒部4uとなっている。また、嵌合筒部4uの周面からは、鍔部4vが、略正方形状となるように延設されており、この鍔部4vの前面が、壁1の一方の面1bに当接することとなる。そして、鍔部4vの各コーナー部には、このボックス本体4を、壁1に取り付けるための、固着具としてのネジ9を通す孔4wが形成されている。
【0022】
また、ボックス本体4の本体部4cの前側部分4xは、他の部分とは別体に形成されており、これらは、その一方に設けられた、爪部Z1を備えた被掛合片Z2と、他方に設けられた掛合孔Z3とが掛かり合うようにして組み付けられる(図7参照)。
【0023】
カバー部材5は、壁1の他方の面1c側から、ボックス本体4の開口部4bを覆うように、そのボックス本体4に、ネジ8、8によって取り付けられるものであり、貫通部1aの径よりも一回り大きな径の円盤形状をした本体部5aを備えている。そして、本体部5aの前面には、ボックス本体4の開口部4bを通る各給水管2が挿通される挿通部5bが、左右に並んで二つ設けられている。これら挿通部5b、5bは、本体部5aの前面から、上方に向かって傾斜するとともに、先細の筒形状となるよう延設されており、先端部分の内径は、給水管2、2の外径とほぼ同一となっている。
【0024】
次に、以上の構成からなる給水管ボックス3の作用効果を、壁1への取付手順とともに説明する。始めに、壁1の一方の面1b側において、ボックス本体4における鞘管接続部4aの筒部4d、4dに、二本の鞘管6、6の一端部をそれぞれ挿入するようにして接続する。このとき、鞘管接続部4aの切欠き4hに抜止部材4kをネジ7、7により取り付ける。こうすることで、抜止部材4kの係止凸部4p、4pが、鞘管6、6の凹溝6a、6aと係合して、二本の鞘管6、6は抜け止めされる。そして、この抜止部材4kは、被係合孔4rが、鞘管接続部4aの、前記二本の鞘管6、6の並ぶ方向の略中央に設けられた係合突起4qと係合して、少なくとも前記鞘管6、6の長手方向に位置決めされる。従って、抜止部材4kの、鞘管接続部4aへの取り付けを容易に行うことができるとともに、取り付けられた後には、被係合孔4rと係合突起4qとの係合によって、前記鞘管6、6を引っ張ったときの、抜止部材4kの変形が抑えられ、鞘管6、6の抜け止めを確実に行うことができる。さらに、二本の鞘管6、6は、並設状態となって、つまり互いに並んだ状態で、鞘管接続部4aに接続されるので、鞘管接続部4aをコンパクトにすることができる。
【0025】
次いで、図1に示すように、二本の鞘管6、6が接続されたボックス本体4を、壁1の一方の面1bに取り付ける。この取付にあたっては、ボックス本体4の嵌合筒部4uを、壁1の一方の面1b側から貫通部1aに挿入するとともに、ボックス本体4の鍔部4vを一方の面1bに当接させ、そして、固着具としての取付用のネジ9、9を鍔部4vの孔4w、4wに挿通させて壁1にねじ込む。こうして、ボックス本体4の開口部4bは、貫通部1aを介して壁1の他方の面1c側に開口することとなる。
【0026】
その後、これら二本の鞘管6、6に、その鞘管6、6の他端部側から、二本の給水管2、2をそれぞれ挿通させる。そして、それら二本の給水管2、2は、鞘管6、6の一端部から出ると、並設状態となって、一つの貫通部1aを介して壁1の他方の面1c側に開口する、開口部4bに臨むこととなる。このようにして、二本の鞘管6、6にそれぞれ挿通された二本の給水管2、2は、このボックス本体4によって、壁1の一つの貫通部1aを貫通するように案内される。従って、給水管2を二本まとめて壁1の貫通部1aを貫通させることができ、給水管2、2を貫通部1aを貫通させる際の作業性を損なうことがない。また、浴室からの水漏れ原因となる貫通部1aを一つにすることで、貫通部1aが各給水管2に対応して二つ設けられる場合に比べて、その水漏れを減少させることができる。しかも、二本の給水管2、2は、二本の鞘管6、6にそれぞれ挿通されるので、鞘管6内への給水管2の挿通作業を円滑に行うことができるとともに、二本の給水管2、2どうしの熱移行を防止することができる。
【0027】
また、鞘管接続部4aに接続された二本の鞘管6、6の一端部から出た二本の給水管2、2は、近接手段でありまた当接壁面でもある傾斜壁面4g、4gに当接して、ボックス本体4kの中心側に寄せられることで、互いに近接して開口部4bに臨む。従って、この開口部4bを小さくすることができ、さらには、壁1の貫通部1aを小さくすることができる。
【0028】
そして、ボックス本体4の開口部4bから出た給水管2、2の先端部を、壁1の他方の面1c側において、カバー部材5の挿通部5b、5bに挿通し、その挿通とともに、カバー部材5を、ネジ8、8によりボックス本体4に取り付ける。そして、最後に、ボックス本体4およびカバー部材5を通って、つまり給水管ボックス3を通って、浴室内に導かれた給水管2、2を、浴槽回りに備えられた給水栓に接続する。
【0029】
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。例えば、ボックス本体4が取り付けられる壁は、浴室の壁1でなくとも、建物の外壁や内壁等であってもよい。また、二本の給水管2、2は、一方が水、もう一方が湯が通るものでなくとも、例えば、追い焚き用の湯の往復管等であってもよい。
【0030】
また、鞘管接続部4aへの抜止部材4kの取り付けにあたって、位置決めのために、鞘管接続部4aに係合突起4qが設けられ、抜止部材4kに被係合孔4rが設けられているが、逆に、鞘管接続部4aに係合孔を設け、抜止部材4kに前記係合孔と係合する被係合突起を設けてもよい。
【0031】
また、図示実施の形態においては、鞘管6、6を、ボックス本体4の鞘管接続部4aに接続した後に、ボックス本体4を壁1に取り付けているが、逆に、ボックス本体4を壁1に取り付けた後に、鞘管6、6を鞘管接続部4aに接続してもよい。
【0032】
また、近接手段としての傾斜壁面4g、4gは、鞘管接続部4aの筒部4d、4d内部の奥方に設けられているが、本体部4cに設けられてもよい。また、本体部4c内に、二つの給水管2、2が当接しないように仕切る仕切壁を設けてもよい。
【0033】
また、ボックス本体4の、壁面1への取り付けにあたって、また、カバー部材5の、ボックス本体4への取り付けにあたって、ボックス本体4の鍔部4vと壁1との間や、カバー部材5の本体部5aと壁1との間に、水漏れを防ぐためのパッキンを介在させてもよい。
【0034】
【発明の効果】
以上、詳述したところから明らかなように、この発明に係る給水管ボックスによれば、次の効果がある。
【0035】
請求項1および2に記載された給水管ボックスによれば、二本の給水管は、ボックス本体によって構築壁の一つの貫通部を貫通するように案内されるので、給水管を二本まとめて構築壁の貫通部に貫通させることができ、給水管を貫通部に貫通させる際の作業性を損なうことがない。しかも、二本の給水管は、二本の鞘管にそれぞれ挿通されるので、鞘管内への給水管の挿通作業を円滑に行うことができる。
【0036】
そして、二本の給水管は、近接手段によって互いに近接して開口部に臨むので、開口部を小さくすることができ、さらには、構築壁の貫通部を小さくすることができる。
【0037】
また、請求項に記載された給水管ボックスによれば、二本の鞘管は、並設状態となって鞘管接続部に接続されるので、鞘管接続部をコンパクトにすることができる。
【0038】
また、請求項4および6に記載された給水管ボックスによれば、加えて、被係合部と係合部との係合によって、抜止部材の、鞘管接続部への取り付けを容易に行うことができるとともに、鞘管を引っ張ったときの抜け止め部材の変形が抑えられ、鞘管の抜け止めを確実に行うことができる。
また、請求項5に記載された給水管ボックスによれば、二本の給水管は、ボックス本体によって構築壁の一つの貫通部を貫通するように案内されるので、給水管を二本まとめて構築壁の貫通部に貫通させることができ、給水管を貫通部に貫通させる際の作業性を損なうことがない。しかも、二本の給水管は、二本の鞘管にそれぞれ挿通されるので、鞘管内への給水管の挿通作業を円滑に行うことができる。さらに、二本の鞘管は、並設状態となって鞘管接続部に接続されるので、鞘管接続部をコンパクトにすることができる。その上、被係合部と係合部との係合によって、抜止部材の、鞘管接続部への取り付けを容易に行うことができるとともに、鞘管を引っ張ったときの抜け止め部材の変形が抑えられ、鞘管の抜け止めを確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る給水管ボックスの一実施の形態の、壁への取り付け過程を示す断面図である。
【図2】 同じく、給水管ボックスの正面図である。
【図3】 同じく、給水管ボックスの側面図である。
【図4】 同じく、給水管ボックスの底面図である。
【図5】 同じく、給水管ボックスの縦断面図である。
【図6】 図2における、A−A線による断面図である。
【図7】 図2における、B−B線による断面図である。
【図8】 図3における、C−C線による断面図である。
【図9】 従来の給水管ボックスを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 壁(構築壁) 1a 貫通部
1b 一方の面 1c 他方の面
2 給水管 3 給水管ボックス
4 ボックス本体 4a 鞘管接続部
4b 開口部 4g 傾斜壁面(近接手段、当接壁面)
4k 抜止部材 4q 係合突起(係合部)
4r 被係合孔(被係合部) 6 鞘管

Claims (6)

  1. 構築壁の一つの貫通部を可撓性を有する二本の給水管が貫通するように、前記二本の給水管を案内する給水管ボックスであって、
    前記二本の給水管が通るボックス本体を有し、
    前記ボックス本体は、前記構築壁の一方の面側において前記二本の給水管がそれぞれ挿通される二本の鞘管の一端部が接続される鞘管接続部と、前記貫通部を介して前記構築壁の他方の面側に開口する開口部とを備えるとともに、前記二本の鞘管の一端部から出た前記二本の給水管が並設状態となって前記開口部に臨むように形成され、かつ、
    前記ボックス本体は、そのボックス本体内に、前記二本の鞘管の一端部から出た前記二本の給水管を互いに近接させる近接手段を備えることを特徴とする給水管ボックス。
  2. 前記近接手段は、前記二本の鞘管の一端部から出た前記二本の給水管を前記ボックス本体の中心側に寄せるよう、前記給水管と当接する当接壁面からなることを特徴とする請求項1に記載の給水管ボックス。
  3. 前記鞘管接続部は、前記二本の鞘管が並設状態となって接続されるように形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の給水管ボックス。
  4. 前記ボックス本体は、前記鞘管接続部に取り付けられて前記二本の鞘管を抜け止めする抜止部材を備え、
    前記鞘管接続部には、その鞘管接続部に接続される前記二本の鞘管の並ぶ方向の略中央に係合部が設けられ、
    前記抜止部材には、その抜止部材が少なくとも前記鞘管の長手方向に位置決めされるよう、前記係合部と係合する被係合部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の給水管ボックス。
  5. 構築壁の一つの貫通部を可撓性を有する二本の給水管が貫通するように、前記二本の給水管を案内する給水管ボックスであって、
    前記二本の給水管が通るボックス本体を有し、
    前記ボックス本体は、前記構築壁の一方の面側において前記二本の給水管がそれぞれ挿通される二本の鞘管の一端部が接続される鞘管接続部と、前記貫通部を介して前記構築壁の他方の面側に開口する開口部とを備えるとともに、前記二本の鞘管の一端部から出た前記二本の給水管が並設状態となって前記開口部に臨むように形成され、かつ、
    前記ボックス本体は、前記鞘管接続部に取り付けられて前記二本の鞘管を抜け止めする抜止部材を備え、
    前記鞘管接続部は、前記二本の鞘管が並設状態となって接続されるように形成され、その鞘管接続部には、その鞘管接続部に接続される前記二本の鞘管の並ぶ方向の略中央に係合部が設けられ、
    前記抜止部材には、その抜止部材が少なくとも前記鞘管の長手方向に位置決めされるよう、前記係合部と係合する被係合部が設けられていることを特徴とする給水管ボックス。
  6. 前記係合部は、前記抜止部材側に突出する係合突起からなり、前記被係合部は、前記係合突起が挿入される被係合孔からなることを特徴とする請求項4または5に記載の給水管ボックス。
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