JP3940480B2 - 電線保護管用継手 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、電線保護管を連結せしめるさいに使用する継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、電線保護管は所要の長さに連結せしめて架空配電線やケ−ブル等に外嵌状に装着し、建築工事機械や樹木等の接触に伴う損傷を有効に防止するものとされている。
ところで、かかる電線保護管を連結せしめるさいには、電線保護管どうしを直接的に連結せしめる実公昭40−31404号公報等に記載のものや、継手を介して間接的に連結せしめる実公昭54−8400号公報等に記載のものが知られており、これを図面に基づいて説明する。
【0003】
図7は直接的に連結すべく構成された電線保護管101を示すもので、同図中
、102は電線保護管101を構成する合成樹脂製筒状本体で、該本体102は架空配電線やケ−ブル等に外嵌自在とされた所要の径と長さを有するものとされている。103は本体102の長手方向に沿って形成された拡開用切目、104は本体102の一端部に突設された両側一対の略楔状係合突起、105は同他端部に一体形成された切目106付き嵌合部、107は係合突起104に対応すべく該嵌合部105に形成された両側一対の係合孔で、嵌合部105の内径は本体102端部外径とほぼ同一寸法に設定されている。
【0004】
そして、上述の如く構成された従来例は、連結すべき電線保護管101のうち、一方の本体102自由端を他方の嵌合部105に嵌合せしめると共に、その係合突起104を係合孔107に係合せしめて連結するものである。
逆に、電線保護管101どうしの連結を解くさいには、本体102自由端を嵌合部105内に強く圧入せしめ、切目106に沿って嵌合部105を拡開せしめつつ、係合突起104と係合孔107との係合を解除せしめて連結を解くものである。
【0005】
図8は継手201により電線保護管202を間接的に連結せしめる構造を示すもので、同図中、203は継手201を構成する所要の長さを備えた合成樹脂製筒状継手本体で、該継手本体203は両端より電線保護管202端部を嵌合せしめるべく所要の内径を有するものとされている。204は継手本体203の長手方向に沿って形成された拡開用切目、205は該継手本体203の両端に各々形成された略楔形状の係合突起、206は切目204の両端部に各々形成された切欠きである。
207は電線保護管202を構成する所要の径と長さを有する合成樹脂製の筒状本体、208は該本体207の長手方向に沿って形成された拡開用切目、209は該切目208の両側縁に沿って起立形成された舌片、210は前記係合突起205に対応すべく本体207の両端部に各々形成された略三角形状の係合孔である。
【0006】
そして、上述の如く構成された従来例は、継手本体203の両端部に各々電線保護管202の本体207自由端を嵌合せしめると共に、舌片209を切欠き206に掛止せしめつつ、係合孔210に係合突起205を係合せしめて連結するものである。
逆に、電線保護管202の連結を解くさいには、電線保護管202と継手201とをひねるように回動せしめることにより切目204に沿って継手本体203を拡開せしめつつ、係合孔210と係合突起205との係合を解除せしめてその連結を解くものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、電線保護管101どうしを直接的に連結せしめる上記従来例においては、嵌合部105に本体102端部を嵌合せしめつつ係合孔107に略楔形状の係合突起104を係合せしめるものであるから、電線保護管101の連結を極めて容易に、しかも、確実に行うことが出来る反面、電線保護管101の連結を解くさいには、本体102自由端を嵌合部105内に強く圧入せしめ、切目106に沿って嵌合部105を拡開せしめつつ係合孔107と係合突起104との係合を解除しなければならないものであって、その作業が非常に面倒で手間がかかり、極めて作業性の悪いものとなっていた。
【0008】
また、電線保護管202を継手201により間接的に連結せしめる上記従来例においても、継手本体203に本体207の自由端を嵌合せしめつつ係合孔210に略楔形状係合突起205を係合せしめることにより、電線保護管202を容易に、しかも、確実に連結せしめることが出来る反面、電線保護管202の連結を解くさいには、電線保護管202と継手201とをひねるように回動せしめつつ、切目204に沿って継手本体203を拡開せしめて係合孔210と係合突起205との係合を解除せしめなければならないものであって、前記従来例と同様に極めて作業性の悪いものとなっていた。
【0009】
この発明は、従来例の問題点を一挙に解決し、電線保護管を継手により極めて容易に、しかも、迅速かつ確実に連結せしめることが出来るのみならず、ワンタッチで簡単にその連結を解くことが出来る電線保護管用継手を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
即ち、この発明は、端部に係合孔13を有する合成樹脂製電線保護管10が各々両端より嵌合自在とされた略欠円筒状の合成樹脂製継手本体2と、該継手本体2内に中間仕切壁5を介して同心状に内設された略欠円筒状の合成樹脂製内筒部材4とよりなり、上記内筒部材4の外周面には係合孔13に各々係合せしめるべく中間仕切壁5をはさんで両側一対の係合突起6が突設されると共に、該各係合突起6には内筒部材4の開放端方向および円周方向に向けて各々傾斜面状の係合用ガイド部7と解除用ガイド部8とが各々形成され、かつ、該両側の係合突起6に対応すべく継手本体2には各々所要形状の逃げ用開口部9が形成されてなることを特徴とする、電線保護管用継手を要旨とするものである。
【0011】
そして、この発明に係る電線保護管用継手1は、電線保護管10の自由端を各々内筒部材4に沿わせつつ継手本体2の両端に嵌合せしめると共に、逃げ用開口部9より逃がしながら係合用ガイド部7にガイドせしめつつ係合孔13を係合突起6に係合して連結せしめる。
逆に、電線保護管10の連結を解くさいには、電線保護管10を所定方向に回転せしめつつ、逃げ用開口部9より逃がしながら係合孔13孔縁を解除用ガイド部8に沿ってガイドせしめて係合突起6との係合を解除せしめるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明の実施の形態を図面に示す一実施例について説明する。
1は合成樹脂製の継手、2は該継手1を構成する所要の長さと径を備えた断面略欠円筒状の継手本体で、該継手本体2の内径は後記する電線保護管10の本体11自由端を嵌合せしめるべく所要の径に設定せしめられている。3は継手本体2の長手方向に沿う開口縁に沿って各々一体に起立形成された両側一対の舌片、4は継手本体2内に位置決め兼用の中間仕切壁5を介して同心状に内設された略欠円筒状の合成樹脂製内筒部材で、該内筒部材4は後記する電線保護管10の嵌合をガイドせしめるべく継手本体2より若干長尺状に形成されると共に、継手本体2との間隙は電線保護管10が嵌合自在な大きさに設定せしめられている。6は中間仕切壁5をはさんで内筒部材4の両側外周面に対向状に突設された両側一対の筒状係合突起で、該各係合突起6は各々内筒部材4の開放端方向に向けて傾斜面状の係合用ガイド部7が形成されると共に、円周方向に向けて傾斜面状の解除用ガイド部8が形成されている。9は両側の係合突起6に対応すべく継手本体2に形成された方形状の逃げ用開口部である。
10は所要の長さと径を備えた合成樹脂製電線保護管、11は該電線保護管10を構成する本体で、該本体11は長手方向に沿う両側縁の一部を巻重ねて円筒状に形成されている。12は該本体11の両端縁に各々形成された切欠き、13は前記係合突起6に対応すべく本体11の両端部に各々形成された丸孔状の係合孔である。その他、Aは架空配電線を示す。
【0013】
そして、上述の如く構成された実施例は、電線保護管10の本体11自由端を各々内筒部材4に外嵌状に沿わせつつ、継手本体2の両端に嵌合せしめると共に、本体11先端を逃げ用開口部9より逃がしながら傾斜面状の係合用ガイド部7にガイドせしめつつ係合孔13を係合突起6に係合せしめて連結せしめる。このさい、中間仕切壁5は電線保護管10の嵌合時における位置決め用として作用するものである。
逆に、電線保護管10の連結を解くさいには、電線保護管10の本体11を所定方向に回転せしめ、逃げ用開口部9より逃がしながら係合孔13の孔縁を傾斜面状の解除用ガイド部8に沿ってガイドせしめつつ係合突起6との係合を解除せしめるものである。
【0014】
なお、上記実施例において、係合突起6は円筒状に形成されているが、円柱状等所要の形状に形成せしめてもよく、また、その個数も必要に応じて増加せしめてもよいものである。また、電線保護管10は、本体11の長手方向に沿う両側縁の一部を巻重ねて円筒状に形成されているが、これに限定されるものでなく、他の公知の電線保護管形状に形成せしめてもよいものである。
【0015】
【発明の効果】
この発明によれば、以上の次第で、端部に係合孔13を有する合成樹脂製電線保護管10が各々両端より嵌合自在とされた略欠円筒状の合成樹脂製継手本体2と、該継手本体2内に中間仕切壁5を介して同心状に内設された略欠円筒状の合成樹脂製内筒部材4とよりなり、上記内筒部材4の外周面には係合孔13に各々係合せしめるべく中間仕切壁5をはさんで両側一対の係合突起6が突設されると共に、該各係合突起6には内筒部材4の開放端方向および円周方向に向けて各々傾斜面状の係合用ガイド部7と解除用ガイド部8とが各々形成され、かつ、該両側の係合突起6に対応すべく継手本体2には各々所要形状の逃げ用開口部9が形成されているから、電線保護管10の自由端を各々内筒部材4に沿わせつつ継手本体2の両端に嵌合せしめると共に、逃げ用開口部9から逃がしながら係合用ガイド部7にガイドせしめつつ係合孔13を係合突起6に係合せしめるという極めて簡単な操作でもって電線保護管10を迅速、かつ、確実に連結せしめることが出来るのみならず、連結を解くさいにおいても、電線保護管10を所定方向に回転せしめつつ、逃げ用開口部9から逃がしながら係合孔13の孔縁を解除用ガイド部8に沿ってガイドせしめて係合突起6との係合を解除せしめるという極めて簡単な操作でもって迅速、かつ、確実に、しかも作業性よく連結を解くことが出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】 継手1を示す平面図である。
【図3】 継手1を示す側面図である。
【図4】 継手1により電線保護管10を連結せしめた状態を示す縦断面図である。
【図5】 図4のI−I線に沿う断面図である。
【図6】 図4のII−II線に沿う断面図である。
【図7】 従来例を使用状態と共に示す斜視図である。
【図8】 他の従来例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 継手
2 継手本体
4 内筒部材
5 中間仕切壁
6 係合突起
7 係合用ガイド部
8 解除用ガイド部
9 逃げ用開口部
10 電線保護管
13 係合孔
Claims (1)
- 端部に係合孔13を有する合成樹脂製電線保護管10が各々両端より嵌合自在とされた略欠円筒状の合成樹脂製継手本体2と、該継手本体2内に中間仕切壁5を介して同心状に内設された略欠円筒状の合成樹脂製内筒部材4とよりなり、上記内筒部材4の外周面には係合孔13に各々係合せしめるべく中間仕切壁5をはさんで両側一対の係合突起6が突設されると共に、該各係合突起6には内筒部材4の開放端方向および円周方向に向けて各々傾斜面状の係合用ガイド部7と解除用ガイド部8とが各々形成され、かつ、該両側の係合突起6に対応すべく継手本体2には各々所要形状の逃げ用開口部9が形成されてなることを特徴とする、電線保護管用継手。
Priority Applications (1)
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JP35619197A JP3940480B2 (ja) | 1997-12-08 | 1997-12-08 | 電線保護管用継手 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP35619197A JP3940480B2 (ja) | 1997-12-08 | 1997-12-08 | 電線保護管用継手 |
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JPH11178154A JPH11178154A (ja) | 1999-07-02 |
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JP35619197A Expired - Fee Related JP3940480B2 (ja) | 1997-12-08 | 1997-12-08 | 電線保護管用継手 |
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- 1997-12-08 JP JP35619197A patent/JP3940480B2/ja not_active Expired - Fee Related
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