JP4647564B2 - 炭化水素からの水素製造用触媒、該触媒の製造方法、及び該触媒を用いた水素製造方法 - Google Patents

炭化水素からの水素製造用触媒、該触媒の製造方法、及び該触媒を用いた水素製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、炭化水素から水素を製造するための触媒、特に燃料電池に使用される水素製造用触媒、及び水素製造用触媒の製造方法、さらには該触媒を用いた水素製造方法に関するものである。
従来、炭化水素からの水素製造方法として、ニッケル又はルテニウム触媒を用い、都市ガスやLPG、ナフサ留分を原料にする方法が多く行われてきた。
しかしながら、家庭用の小型燃料電池発電システムを想定した場合、天然ガス、LPGなどの軽質炭化水素は発熱量あたりのコストが高く、経済的観点から灯油などコストの安い重質炭化水素を原料に用いた水素製造方法が望まれている。
加えて、家庭用の小型燃料電池発電システムに用いられる改質反応器は小型にする必要性があることから改質触媒床を加熱するバーナーが小型で本数が少ないので、改質触媒床に温度勾配が発生する。例えば、バーナーから出る炎に近い触媒床出口部では650〜850℃程度の高温であるのに対し、バーナーから出る炎から遠い触媒床入口部では400〜550℃程度の低温になる傾向が見られ、特にこの低温度域では触媒上に炭素析出を起こしやすいといった問題がある。従って、400〜550℃の温度域での炭素析出を抑制する触媒を用いた炭化水素からの水素製造方法が望まれている。
また、運転条件の一つであるHO/C割合を高くするほど触媒への炭素析出を抑制することができるが、水蒸気原単位(製品単位量あたりの水蒸気使用量)の増加を招くため、できるだけ低くすることが望ましい。
従来のニッケル触媒を用い、灯油のような重質炭化水素を原料とした水蒸気改質反応を行った場合、反応温度、HO/Cの条件に関わらず、触媒上に激しい炭素析出が起こり、触媒床の閉塞により差圧が上昇し、反応が継続できなくなるという問題が発生する。
一方、比較的炭素析出の少ない触媒としてルテニウム系の水蒸気改質触媒がいくつか研究されている。特許文献1にはルテニウムを活性成分とし、アルカリ金属、及びアルカリ土類金属を1質量%以下添加した触媒が開示されている。また、特許文献2には、ルテニウム等の触媒活性成分及び耐熱性酸化物からなる助触媒成分を含む触媒と触媒担体成分及び該触媒担体成分の酸性点を中和する成分を含む担体とを含むことを特徴とする炭化水素改質触媒が開示されている。更に、特許文献3には、炭化水素の改質活性を効率的に向上せしめる触媒として、活性成分であるルテニウムを触媒外表面から触媒中心までの1/3までの部分に全ルテニウム担持量の50%以上を担持する触媒が開示されている。しかしながら、上記従来のルテニウム触媒には、灯油などの重質な原料を用いた水素製造条件下での高活性維持、及び炭素析出抑制効果は期待できない。
特開昭57−4232号公報 特開2002−126522号公報 特開2001−276623号公報
本発明の目的は、400〜550℃の低温度域での炭素析出を抑制し、また、灯油などの重質炭化水素を原料とした水素製造反応を行った場合でも、炭素析出を大幅に抑制し、高活性を維持する炭化水素からの水素製造用触媒、該触媒の製造方法、及び該触媒を用いた水素製造方法を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために、以下に挙げた炭化水素からの水素製造用触媒、該触媒の製造方法、及び該触媒を用いた水素製造方法を提供する。
1. 無機酸化物担体上に、ルテニウムを触媒基準、金属換算で0.5〜10質量%と、アルカリ金属を触媒基準、金属換算で0.5〜10質量%含み、ルテニウム分散度が50%以上であり、EPMA(エレクトロンプローブマイクロアナライザー)により、触媒断面の中心を通るように触媒外表面から他の外表面まで一方向にアルカリ金属及びルテニウムについて線分析測定をしたときに、ルテニウムが存在する領域に存在するアルカリ金属の特性X線強度の和の割合が、全領域のアルカリ金属の特性X線強度の和に対して15〜65%であることを特徴とする炭化水素からの水素製造用触媒。
2. EPMA(エレクトロンプローブマイクロアナライザー)により、触媒断面の中心を通るように触媒外表面から他の外表面まで一方向にアルカリ金属及びルテニウムについて線分析測定をしたときに、ルテニウムの特性X線(Lα線)強度が10以上ある領域の55%以上におけるアルカリ金属の特性X線強度が、全領域のアルカリ金属の特性X線強度の平均値よりも大きいことを特徴とする上記1に記載の水素製造用触媒。
3. EPMA(エレクトロンプローブマイクロアナライザー)により、触媒断面の中心を通るように触媒外表面から他の外表面まで一方向にルテニウムについて線分析測定をしたときに、触媒外表面から触媒中心までの距離をrとすると、触媒外表面から1/3rまでの距離の間に検出されるルテニウムの特性X線(Lα線)強度の和が全X線強度の和の80%以上であることを特徴とする上記1または2に記載の水素製造用触媒。
4. アルカリ金属がカリウムであることを特徴とする上記1〜3のいずれかに記載の水素製造用触媒。
5. 無機酸化物担体に、ルテニウムを含む化合物を含有する溶液を用いて、ルテニウムを触媒基準、金属換算で0.5〜10質量%担持させ、アルカリ処理を行い、その後少なくとも1種のアルカリ金属を含む化合物を含有する溶液を用いてアルカリ金属を触媒基準、金属換算で0.5〜10質量%担持させた後、乾燥させることを特徴とする上記1〜4のいずれかに記載の水素製造用触媒の製造方法。
6. 上記1〜4のいずれかに記載の触媒の存在下に、沸点が30〜350℃の範囲にある留分が90質量%以上存在する炭化水素と水蒸気とを、反応温度400〜900℃、反応圧力0〜5MPa−G、HO/C(モル比)=2.5〜5.0の条件下で、反応させることを特徴とする水素製造方法。
本発明の触媒及びそれを用いた水素製造方法は、炭化水素、特に灯油などの重質炭化水素からの水素製造を行うプロセスにおいて、400〜550℃の低温、かつHO/C(モル比)が2.5〜5.0と低いという、触媒にとって過酷な反応条件下においても高い炭素析出抑制能力を発揮し、高活性を維持しつつ水素を製造することができる。
以下に、本発明の触媒、その製造方法及びそれを用いた水素製造方法について詳しく説明する。
本発明の水素製造用触媒は、無機酸化物又はその前駆体を含む担体原料を焼成して無機酸化物を調製し、担体として用いる。無機酸化物としては、多孔質のものが好ましく、例えばアルミナ、シリカ、シリカーアルミナ、チタニア、酸化マンガン、ジルコニア、酸化亜鉛等を挙げることができる。これらは単独で用いてもよく、二種類以上を組合せて用いても良い。その中でアルミナが好ましく、特にγ−アルミナが好ましい。また、アルミナの前駆体である水酸化アルミニウム、硝酸アルミニウム等のように焼成によりアルミナを生成するアルミニウム化合物を担体原料として用いる事もできる。
上記担体原料を、酸素雰囲気、例えば空気中で、600〜950℃に加熱焼成することによって、担体を調製することができる。焼成時間は特に限定されないが、通常、1〜20時間である。
担体の形状は、球状、楕円球状、角柱状、円柱状、中空状、リング状、打錠状等の種々の粒状体の他、任意の形状でよく、特に限定されないが、一般の水蒸気改質反応に用いられている円柱状、球状の粒状体が好ましく、球状が特に好ましい。また、担体の大きさは特に限定されないが、円柱、球状の場合、通常その直径が1〜6mm、好ましくは1〜4mmであることが好ましい。この場合、成形された担体原料を用いて焼成し、担体を調製することができる。
本発明の触媒は、前記担体に水素製造活性成分としてルテニウムを触媒基準、金属換算で0.5〜10質量%、好ましくは1〜4質量%含有する。ルテニウム含有量が0.5質量%以上であれば、所望のレベルの活性点数と分散度を兼ね備えることができ、触媒性能を維持できる。また、10質量%以下であれば、経済的に好ましい。
触媒への担持の際には、ルテニウムを含む化合物を含有する溶液を用いる。該化合物としては、塩化ルテニウム水和物、塩化ルテニウム(IV価)、塩化ルテニウム無水物、ルテニウム酸カリウム等のルテニウム酸塩、硝酸ルテニウム等のルテニウム塩等を用いることができる。
また、担持方法としては、沈殿法、イオン交換法、共沈法、混練法、含浸法等の一般的な金属担持法を適用可能であるが、好ましくは含浸法である。
また、本発明の触媒は、アルカリ金属を含有する。アルカリ金属の含有量は、触媒基準、金属換算で0.5〜10質量%、好ましくは2〜4質量%である。上記範囲内にあれば、本発明の触媒に炭素析出抑制能力及び水蒸気活性化能力を付与することができ、本発明の触媒の性能を長期間に渡って安定に保つことができ、又、担体上に活性成分であるルテニウムを高分散させることが可能となる。
アルカリ金属としては、Li、Na、K、Rb、Cs、Frを挙げることができるが、Na、Kが好ましく、特にKが好ましい。これらのアルカリ金属は、いずれか1種を単独で用いてもよく、また2種以上を組み合せて用いてもよい。触媒への担持の際には、アルカリ金属を含む化合物を含有する溶液を用いる。該化合物としては、アルカリ金属の前駆体であれば限定されないが、アルカリ金属塩が好ましく、例えば硝酸塩、炭酸塩又は水酸化物が好ましい。特に、Kの前駆体に関しては水酸化物、重炭酸塩、炭酸塩が好ましく、水酸化物が最も好ましい。
また、アルカリ金属の触媒への担持方法としては、沈殿法、イオン交換法、共沈法、混練法、含浸法等を挙げることができるがこれに限定されるものではない。
本発明の触媒のルテニウムの分散度(触媒中に含まれるルテニウムのうち、実際の触媒反応に関与できるものの割合)は、50%以上であり、より好ましくは50〜80%であり、50〜65%が最も好ましい。ルテニウム分散度が50%以上であれば、本発明の触媒の性能を長期間に渡って安定に保つことができる。
本発明において、触媒のルテニウムの分散度は、下記数式1で表される。
〔数式1〕
ルテニウム分散度(%)=[400℃ H還元処理後の触媒への吸着COモル数/触媒中のルテニウムモル数]×100
本発明の触媒では、触媒断面の中心を通るように断面幅方向について、触媒外表面から他の外表面まで一方向にアルカリ金属及びルテニウムについてEPMA(エレクトロンプローブマイクロアナライザー)により線分析測定した際に、ルテニウムの存在する領域に存在するアルカリ金属の特性X線強度の和の割合が、全領域のアルカリ金属の特性X線強度の和に対して15〜65%、好ましくは30〜60%である。ルテニウムの存在する領域とは、加速電圧15kV、照射電流1×10−7A、測定点間のインターバルを12〜15μm、計数時間30msecの条件で測定した際に、ノイズの影響を無視できる、ルテニウムの特性X線(Lα線)強度が10以上ある領域を指す。測定には、例えば日本電子株式会社製EPMA、JXA−8200を用いることができる。
このように活性金属成分が存在しない領域、すなわち反応に寄与しない領域に存在するアルカリ金属の割合を少なくし、活性成分であるルテニウムと同じ領域に、アルカリ金属が多く存在することが有効であり、活性金属近傍のコーク生成抑制に寄与し、高活性を維持することができる。
また、本発明の触媒では、上記と同様にアルカリ金属及びルテニウムについてEPMAにより線分析測定した際に、ルテニウムの特性X線(Lα線)強度が10以上ある領域の55%以上、好ましくは60%以上において、アルカリ金属の特性X線強度が、全領域のアルカリ金属の特性X線強度の平均値よりも大きい事が好ましい。
さらに、本発明の触媒では、触媒断面の中心を通るように断面幅方向に、一方向にルテニウムについて線分析測定したときに、触媒外表面から触媒中心までの距離をrとすると、触媒外表面から1/3rまでの距離の間に検出されたルテニウムの特性X線強度の和は、全X線強度の和の80%以上であることが好ましい。活性成分であるルテニウムを触媒の外表面近傍により多く担持することにより、反応に寄与しない触媒内部に担持されるルテニウムの割合を少なくし、同一担持量においても有効な活性点数を増やすことができる。
一例として、触媒の中心を通るようにカットした断面と、触媒断面の中心を通るようにルテニウムについてEPMAにより線分析測定したときのルテニウムの特性X線(Lα線)強度との関係を図1に例示した。
次に本発明の触媒の製造方法について説明する。
本発明では、上述した無機酸化物担体に、まずルテニウムを担持する。ルテニウムを含む化合物を含有する溶液を調製し、ルテニウムを触媒基準、金属換算で0.5〜10質量%、好ましくは1〜4質量%となるように、担体に浸透、吸収させる。該化合物としては、塩化ルテニウム水和物、塩化ルテニウム(IV価)、塩化ルテニウム無水物、ルテニウム酸カリウム等のルテニウム酸塩、硝酸ルテニウム等のルテニウム塩等を用いることができる。溶液の温度は、ルテニウム化合物の分解を避けるため、50℃未満、特に室温が好ましい。担持には、沈殿法、イオン交換法、共沈法、混練法、含浸法等の通常の方法を適用できるが、含浸法が好ましい。
浸透時間は特に限定されないが、0.1〜1時間が好ましい。0.1時間以上とすることにより、溶液を触媒の所望の部位に行き渡らせ、均一に浸透、吸収させる事ができる。
一方、1時間以下にすることにより、ルテニウムが触媒内部まで浸透してしまい、その結果、内部に担持されたルテニウムが有効な活性点として働かなくなる事を防止できる。浸透時間がこの範囲にあれば、溶液が触媒全体に均一に行き渡り、かつ外表面上に多くのルテニウムが担持される。
次いで、120℃以下、好ましくは80℃以下、より好ましくは50℃以下にて乾燥させることが好ましい。乾燥はヘリウム、アルゴン等の希ガスあるいは窒素等の不活性ガス気流中で行うことが理にかなうが、120℃以下で操作をすれば、空気中であっても、酸化物の生成量は僅少であり問題にならない。そして120℃以下であれば、酸化ルテニウムが生成することなく、後の還元工程が容易に進む。また、乾燥方法は特に限定されないが、迅速に乾燥できる減圧乾燥が特に好ましい。減圧乾燥は乾燥時間を短縮できるだけでなく、活性成分であるルテニウムと担体表面との相互作用が弱い場合、触媒外表面から乾燥されるにつれて毛管現象により触媒内部の液が触媒外表面の蒸発界面に移動してくるため、より外表面に活性成分であるルテニウムを担持することが可能となる。
続いて、担持させたルテニウム量に対し、モル換算で3倍以上のアルカリ水溶液中にルテニウムを担持した担体を浸し、ルテニウムを水酸化ルテニウムに変換して、ルテニウムを担体上に不溶・固定化させる。このルテニウムの不溶・固定化に用いるアルカリ水溶液としては、アンモニア水、炭酸水素アンモニウム、炭酸アンモニウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム等の水溶液を用いることができる。
また、担体上にルテニウムを水酸化ルテニウムとして不溶・固定化したのち、この水酸化ルテニウムの酸化を抑制するために、120℃以下、好ましくは80℃以下で、減圧又は常圧下で、乾燥することが好ましい。乾燥は、ヘリウム、アルゴン等の希ガス、あるいは窒素等の不活性ガス気流中で行うことが理にかなうが、120℃以下で操作すれば、空気中であっても、酸化物の生成量は僅少であり問題にならない。空気中での乾燥では、乾燥温度は低ければ低いほど、酸化物の生成を抑制する点で有利になるが、乾燥温度が低すぎると、乾燥時間が著しく長くなるため、50℃程度以上とすることが好ましい。従って、乾燥時間は、乾燥温度、乾燥対象物の量等の条件に応じて適宜に選定すればよいが、通常は、1〜20時間程度が好ましい。
次いで、上記のルテニウムを担持した担体にアルカリ金属を担持させる。アルカリ金属の担持には、沈殿法、イオン交換法、共沈法、混練法、含浸法等の通常の担持方法を適用できるが、含浸法が好ましい。アルカリ金属を触媒基準、金属換算で0.5〜10質量%、好ましくは2〜4質量%となるようにアルカリ金属化合物を含む化合物を含有する溶液を調製し、ルテニウム担持担体に浸透、吸収させる。
浸透時間は特に限定されないが、0.1〜30時間が好ましい。より好ましくは1〜30時間であり、通常、1〜5時間で実施する。0.1時間以上とすることにより、溶液を触媒の所望の部位に行き渡らせ、均一に浸透、吸収させる事ができる。30時間以内とすることで調製時間の短縮が図れる。また、上記範囲内では、浸透時間が長いほど、得られる触媒の活性が高い傾向にある。
その後、担体上に不溶・固定化した水酸化ルテニウムの酸化を抑制するために、乾燥を行う。ここでは120℃以下、好ましくは80℃以下で、減圧又は常圧下にて乾燥することが好ましい。そうすることで本発明の所望の触媒を得ることができる。
乾燥は、ヘリウム、アルゴン等の希ガス、あるいは窒素等の不活性ガス気流中で行うことが理にかなうが、120℃以下で操作すれば、空気中であっても、酸化物の生成量は僅少であり問題にならない。空気中での乾燥では、乾燥温度は低ければ低いほど、酸化物の生成を抑制する点で有利になるが、乾燥温度が低すぎると、乾燥時間が著しく長くなるため、50℃程度以上とすることが好ましい。従って、乾燥時間は、乾燥温度、乾燥対象物の量等の条件に応じて適宜に選定すればよいが、通常は、1〜20時間程度が好ましい。
また、アルカリ金属担持後は、焼成を行わない。
本発明の製造方法によって得られた本発明の水素製造用触媒は、水素製造反応に供す前に、担体に不溶・固定化された水酸化ルテニウムを還元して使用するのが好ましい。
水酸化ルテニウムは、60〜80℃程度の低い温度領域で金属ルテニウムまで還元されるが、極めて微粒子状の活性金属の場合、極一部の活性点が熱による変化を受けることも考えられる。本発明では、長期間安定した触媒性能を保持させるため、400〜950℃、好ましくは400〜800℃の温度にて触媒を還元する。触媒の還元温度が上記範囲内であれば、ルテニウムの凝集やシンタリングによる金属表面積の減少が少なく、さらに、担体の細孔の閉塞することもなく、所望の触媒活性を維持できる。還元用ガスは、水素ガス、水素・水蒸気混合ガス、一酸化炭素等を用いることができる。中でも、水素ガスや水素・水蒸気混合ガスが好ましく、水素ガスが特に好ましい。還元時間は、還元温度、還元用ガスの通気量等の条件に応じて適宜選択すればよいが、1〜20時間程度が実用的である。
以上詳述した本発明の触媒の存在下で水素を製造する方法においては、原料として、硫黄含有量が0.1質量ppm以下、炭素数1以上、常圧における蒸留範囲が350℃以下の炭化水素が好適に用いられ、沸点範囲が30〜350℃にある留分が90質量%以上存在する炭化水素がより好ましく用いられ、特に灯油留分を好ましく用いることができる。
このとき、反応圧力を0〜5MPa−G、HO/C(モル比)を2.5〜5とし、反応温度は400〜900℃が適している。反応方式は、特に限定されるものではないが、固定床あるいは移動床反応装置を利用するバッチ式、半連続式、あるいは連続式操作が好ましい。
なお、本発明の水素製造方法では、本発明の触媒を単独で使用してもよいし、本発明の触媒以外の触媒と併用してもよい。
以下、実施例、比較例により更に具体的に本発明を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
以下の実施例において、生成ガス分析はステンレス(SUS)製管(内径3mm、長さ2m)に、60〜80メッシュの充填剤(Unibeads−C、GLサイエンス社製)を充填し、これを分離カラムとして取り付けた熱伝導型検出器(TCD)付きガスクロマトグラフ(GC−390、GLサイエンス社製)にて、H、CO、CO、CHについて行った。
また、生成ガス中のC〜Cの分析は、Al/KClのキャピラリーカラムを分離カラムとして取り付けた水素炎イオン化検出器(FID)付きガスクロマトグラフ(GC−390、GLサイエンス社製)にて行った。触媒の金属担持量は、誘導結合プラズマ発光分析(ICP分析)によって確認した。
触媒上へのCO吸着量はTCDガスクロマトグラフを内蔵した自動吸着装置(R6015、大倉理研製)により、測定した。CO吸着量の測定手順は、触媒を試料管に入れ、キャリアガスにHeガスを用い、還元ガスに水素を用いて、先ず、水素ガスを流して還元温度である400℃まで1時間で昇温し、1時間400℃で還元を行った。次いでHeガスに切り替えて50℃まで冷却し、その後、COガスを試料管に一定量流してCO吸着量を測定した。
触媒中心を通るように一方向にルテニウム及びカリウムについての線分析測定は、EPMA(日本電子株式会社製EPMA、JXA―8200)を用いて測定した。測定条件は加速電圧15kV、照射電流1×10-7A、測定点間のインターバル12〜15μm、計数時間30msecで行った。測定触媒の断面は、触媒をMMA(methyl methacrylate)に包埋し、研磨装置を用いて研磨し、カーボン蒸着することにより作製した。触媒の外表面から中心までの距離をrとした時、触媒の外表面から1/3rの間に存在するルテニウムの百分率Yは下記数式2で求めた。
〔数式2〕
Y=[触媒外表面1/3rに存在するルテニウムの特性X線強度の和/全ルテニウムの特性X線強度の和]×100
本発明の触媒の活性は、下記数式3から求めた「原料C転化率」によって評価した。原料C転化率が高いほど改質能力が高いことを示すため、触媒活性が高いと言える。
〔数式3〕
原料C転化率(%)=〔M/M〕×100
(M:単位時間当りの供給原料炭化水素の炭素モル数、M :単位時間当りの生成ガス中のC化合物(CO、CO、CH)の炭素モル数)
実施例1
γアルミナ粉末(200メッシュ)を、打錠成型器(FK−1型、システムズエンジニアリング社製)を用いて、成形圧2000MPa(20トン/cm)で、直径3.2mmの球状(球状ペレット)に成形し、マッフル炉にて空気中、600℃で3時間焼成し、アルミナ酸化物を得た。
塩化ルテニウム・水和物(RuCl・nHO、ルテニウム含量39質量%)1.81gを12.9gの水に溶解し、この水溶液を上記のアルミナ酸化物30gに滴下し、室温で1時間静置した。続いて球状ペレットをロータリーエバポレーターにより、約2.7kPa(約20mmHg)程度の真空下、赤外線式ホットプレートで50℃に加熱して、乾燥した。
次いで、球状ペレットを7mol/Lアンモニア水約1L(市販試薬特級の約2倍希釈)中に移し、スターラーで1時間ゆっくり攪拌して、ルテニウムを不溶・固定化した。この球状ペレットを、ブフナー漏斗を用いてアンモニア水から回収した。回収した球状ペレットをイオン交換水で充分洗浄した。洗浄終了は、濾液の一部に硝酸銀水溶液を滴下し、塩化銀の白色沈殿が生じなくなる点とした。洗浄した球状ペレットは乾燥機中80℃で15時間乾燥した。次に、水酸化カリウム1.57g(和光純薬製特級、純度85%)をイオン交換水14.1gに溶解し、30.0gのアルミナ酸化物に滴下し、担体全体に水酸化カリウム水溶液が均一になるように攪拌後、1時間静置後、80℃で乾燥し、触媒Aを得た。触媒Aは、ルテニウム2.2質量%(金属換算)、カリウム2.8質量%(金属換算)を含有する。触媒Aの物性を表1に示す。
反応器に触媒Aを2.5ml充填し、0.005MPa−G、450℃、GHSV=400(v/v)h−1で1時間、マスフローコントローラで流量調整した水素で還元した。続いて、この反応器に、原料油として表2に記載の脱硫灯油を水蒸気と共に導入し、水蒸気改質反応を、反応温度430℃、0.005MPa−G、HO/C=3.0、LHSV=3(v/v)h−1の条件下で行った。反応結果を表1に示す。
実施例2
塩化ルテニウム・水和物の担持量を3.21gとしたこと以外は実施例1と同様に調製した触媒Bを用いて実施例1と同様に反応を行った。触媒Bの物性と、反応結果を表1に示す。
実施例3
水酸化カリウムを炭酸カリウムに置き換え、担持量を1.45g、イオン交換水を15gとしたこと以外は実施例1と同様に調製した触媒Cを用いて実施例1と同様に反応を行った。触媒Cの物性と、反応結果を表1に示す。
実施例4
水酸化カリウムの担持量を2.24g、イオン交換水を12.9gとしたこと以外は実施例1と同様に調製した触媒Dを用いて実施例1と同様に反応を行った。触媒Dの物性と、反応結果を表1に示す。
実施例5
アルミナ粉末を焼成する温度を800℃にする工程以外は実施例1と同様に調製した触媒Eを用いて実施例1と同様に反応を行った。触媒Eの物性と、反応結果を表1に示す。
実施例6
実施例5で調製した触媒Eを反応器に3ml充填し、0.005MPa−G、650℃、GHSV=400(v/v)h−1で1時間、マスフローコントローラで流量調整した水素で還元した。続いて、この反応器に原料油として、表2に記載の脱硫灯油を水蒸気と共に導入し、水蒸気改質反応を、反応温度650℃、0.005MPa−G、HO/C=3.0、LHSV=5(v/v)h−1の条件下で行った。反応結果を表1に示す。
実施例7
実施例5で調製した触媒Eを反応器に2ml充填し、650℃、0.005MPa−G、LHSV=400(V/V)h−1で1時間、マスフローコントローラで流量調節した後水素還元した。続いてこの反応器に原料油として、表2に記載の脱硫灯油を水蒸気と共に導入し、水蒸気改質反応を、反応温度650℃、0.005MPa−G、HO/C=3、LHSV=11(V/V)h−1の条件下で行った。反応結果を表1に示す。
実施例8
実施例5の調製方法でカリウムの浸透時間を3時間にする以外は同様にして調製した触媒Fを、実施例7と同様の条件で評価した。反応結果を表1に示す。
実施例9
実施例5の調製方法でカリウムの浸透時間を24時間にする以外は同様にして調製した触媒Gを、実施例7と同様の条件で評価した。反応結果を表1に示す。
比較例1
γアルミナ粉末(200メッシュ)を、打錠成型器(FK−1型、システムズエンジニアリング社製)を用いて、成形圧2000MPa(20トン/cm)で、直径3.2mmの球状(球状ペレット)に成形し、マッフル炉にて空気中、600℃で3時間焼成し、アルミナ酸化物を得た。次に水酸化カリウム3.11gをイオン交換水16.5gに溶解し、30.0gのアルミナ酸化物に滴下し、担体全体に水酸化カリウム水溶液が均一になるように攪拌後、1時間静置後、乾燥した。次いで、マッフル炉にて空気中、600℃で3時間焼成し、アルミナ−酸化カリウム複合酸化物を得た。
三塩化ルテニウム・水和物(RuCl・nHO、ルテニウム含量39質量%)3.2gを12.8gの水に溶解し、この水溶液を上記のアルミナ−酸化カリウム複合酸化物30gに滴下し、室温で1時間静置した。続いて球状ペレットをロータリーエバポレーターにより、約2.7kPa(約20mmHg)程度の真空下、赤外線式ホットプレートで50℃に加熱して、乾燥した。
次いで、球状ペレットを7mol/Lアンモニア水約1L(市販試薬特級の約2倍希釈)中に移し、スターラーで1時間ゆっくり攪拌して、ルテニウムを不溶・固定化した。この球状ペレットを、ブフナー漏斗を用いてアンモニア水から回収した。回収した球状ペレットをイオン交換水で充分洗浄した。洗浄終了は、濾液の一部に硝酸銀水溶液を滴下し、塩化銀の白色沈殿が生じなくなる点とした。洗浄した球状ペレットは乾燥機中80℃で15時間乾燥し、触媒Hを得た。触媒Hは、ルテニウム2.1質量%(金属換算)、カリウム2.6質量%(金属換算)、残りアルミナからなる。触媒Hの物性を表1に示す。反応は実施例1と同様にして、還元及び反応を行った。反応結果を表1に示す。
また、実施例1および比較例1の触媒を用い、実施例1と同様の条件で800時間水蒸気改質反応を行ったときの炭素析出量を測定した。結果を表1に示す。炭素析出量は、触媒を乳鉢で粉砕した後、CHN分析計(MT−5 柳本株式会社製)を用い、950℃で燃焼させ、燃焼生成ガスを差動熱伝導度計で測定した。
Figure 0004647564
Figure 0004647564
実施例1〜9から明らかなように、担体に、ルテニウム、アルカリ金属の順に担持させ、金属担持後は焼成を行わずに製造した本発明に係る触媒は、ルテニウムとアルカリ金属が同じ領域で共存しており、脱硫灯油など重質炭化水素を原料とした水蒸気改質反応においても、高い原料C転化率を得ることができ、かつ炭素析出を効果的に抑制することができる。
一方、比較例1から明らかなように、まずカリウム金属を担持焼成後、次いでルテニウムを担持した触媒ではルテニウム存在領域に存在するカリウムが本願の範囲に達しておらず、高活性を得る事ができず、実施例1に比べ大幅に炭素が析出した。
さらに、実施例7〜9を比較すると、カリウムの浸透時間が長いほど触媒の原料C転化率が高く、高活性な触媒であることが分かる。
触媒の中心を通るようにカットした断面と、触媒断面の中心を通るようにルテニウムについてEPMAにより線分析したときのルテニウムの特性X線(Lα線)強度との関係の例を示す図である。

Claims (6)

  1. 無機酸化物担体上に、ルテニウムを触媒基準、金属換算で0.5〜10質量%と、アルカリ金属を触媒基準、金属換算で0.5〜10質量%含み、ルテニウム分散度が50%以上であり、EPMA(エレクトロンプローブマイクロアナライザー)により、触媒断面の中心を通るように触媒外表面から他の外表面まで一方向にアルカリ金属及びルテニウムについて線分析測定をしたときに、ルテニウムが存在する領域に存在するアルカリ金属の特性X線強度の和の割合が、全領域のアルカリ金属の特性X線強度の和に対して15〜65%であることを特徴とする炭化水素からの水素製造用触媒。
  2. EPMA(エレクトロンプローブマイクロアナライザー)により、触媒断面の中心を通るように触媒外表面から他の外表面まで一方向にアルカリ金属及びルテニウムについて線分析測定をしたときに、ルテニウムの特性X線(Lα線)強度が10以上ある領域の55%以上におけるアルカリ金属の特性X線強度が、全領域のアルカリ金属の特性X線強度の平均値よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の水素製造用触媒。
  3. EPMA(エレクトロンプローブマイクロアナライザー)により、触媒断面の中心を通るように触媒外表面から他の外表面まで一方向にルテニウムについて線分析測定をしたときに、触媒外表面から触媒中心までの距離をrとすると、触媒外表面から1/3rまでの距離の間に検出されるルテニウムの特性X線(Lα線)強度の和が全X線強度の和の80%以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の水素製造用触媒。
  4. アルカリ金属がカリウムであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の水素製造用触媒。
  5. 無機酸化物担体に、ルテニウムを含む化合物を含有する溶液を用いて、ルテニウムを触媒基準、金属換算で0.5〜10質量%担持させ、アルカリ処理を行い、その後少なくとも1種のアルカリ金属を含む化合物を含有する溶液を用いてアルカリ金属を触媒基準、金属換算で0.5〜10質量%担持させた後、乾燥させることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の水素製造用触媒の製造方法。
  6. 請求項1〜4のいずれかに記載の触媒の存在下に、沸点が30〜350℃の範囲にある留分が90質量%以上存在する炭化水素と水蒸気とを、反応温度400〜900℃、反応圧力0〜5MPa−G、HO/C(モル比)=2.5〜5.0の条件下で、反応させることを特徴とする水素製造方法。
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