JP4645679B2 - クロック信号再生装置及び受信装置並びにクロック信号再生方法 - Google Patents

クロック信号再生装置及び受信装置並びにクロック信号再生方法 Download PDF

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この発明は、OFDM方式に基づいて変調されたOFDM信号を受信する装置のクロック信号再生装置及び受信装置並びにクロック信号再生方法に関する。
地上デジタル放送のISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting−Terrestrial)やDVB−T(Digital Video Broadcasting−Terrestrial)などの差動パイロットキャリアが含まれているOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)伝送方式における従来の受信装置および受信方法では、1シンボル前の全副搬送波信号と現シンボル中の全副搬送波信号から、現シンボル中の全副搬送波信号についての位相誤差を検出し、その位相誤差中からパイロット信号に対応する成分を選択し、選択された位相誤差に基づいてクロック信号を再生している(例えば、特許文献1参照。)。また、従来のクロック信号再生回路およびクロック信号再生方法においては、同一シンボル内において隣接するパイロット信号の位相変動量を算出し、1シンボル期間に亘って累積加算を実施し、この結果を基にクロック信号を再生している(例えば、特許文献2参照。)。
特開平10−308715号公報(第7頁、第1−2図) 特開2001−268043号公報(第8頁、第1−4図)
地上波におけるOFDM伝送方式は、マルチパスによる妨害の影響が強く現れる。マルチパスの影響を受けると、図11に示すように各副搬送波は振幅や位相に変動が生じる。
従来の受信装置および受信方法と、クロック信号再生回路およびクロック信号再生方法においては、マルチパスの妨害が存在すると、副搬送波が位相の変動を受け、算出しているパイロット信号間の位相変動量の精度にばらつきが生じ、正しい位相変動量を算出できない場合が生じる。その結果、クロック信号の周波数誤差と位相誤差の算出精度の低下を招き、クロック信号の引き込み性能が妨げられることになるという問題があった。
この発明は、上述のような問題を解決するためになされたもので、マルチパスによる妨害の影響を抑え、クロック信号の算出精度を向上し、クロック信号の引き込み性能が良好なクロック信号再生装置及び受信装置並びにクロック信号再生方法を得ることを目的とする。
この発明に係るクロック信号再生装置は、受信したOFDM信号から抽出した中間周波数信号をクロック信号によりデジタル化し、デジタル化した信号を基にフーリエ変換により復調データを得る受信装置のクロック信号再生装置において、復調データからパイロット信号を抽出するパイロット信号抽出手段と、パイロット信号抽出手段からのパイロット信号を処理して位相情報を検出する位相検出手段と、同一シンボル内で抽出された位相検出手段からのパイロット信号に対応した位相情報を所定のパイロット信号数から成る複数のブロックに分け、ブロック毎の位相平均情報とブロック毎の位相偏差情報を算出する位相偏差算出手段と、複数のブロックの中のブロックを組み合わせて互いに異なる複数のグループを構成し、ブロック毎の位相偏差情報を用いてグループ毎の位相偏差情報を計算する位相偏差計算手段と、位相偏差計算手段からの計算結果を比較し、複数のグループのうち位相偏差が最小となるグループを判別する最小位相偏差判別手段と、最小位相偏差判別手段が判別した位相偏差が最小となるグループのブロックの位相平均情報を基に該グループの位相変動量を算出する位相変動量算出手段と、位相変動量算出手段からの位相変動量に基づいてクロックの信号を制御しクロック信号を発生させるクロック信号発生手段とを備えるものである。
また、この発明に係る受信装置は、上記のクロック信号再生装置と、受信したOFDM信号から抽出した中間周波数信号を、クロック信号再生装置からのクロック信号によりデジタル化するA/D変換手段と、A/D変換手段からのデジタル化した信号を基にフーリエ変換を行って復調データを得る信号復調手段とを備えるものである。
また、この発明に係るクロック信号再生方法は、受信したOFDM信号から抽出した中間周波数信号をクロック信号によりデジタル化し、このデジタル化した信号を基にフーリエ変換により復調データを得る受信装置のクロック信号再生方法において、復調データからパイロット信号を抽出するパイロット信号抽出ステップと、パイロット信号抽出ステップからのパイロット信号を処理して位相情報を検出する位相検出ステップと、同一シンボル内で抽出された位相検出ステップからのパイロット信号に対応した位相情報を所定のパイロット信号数から成る複数のブロックに分け、ブロック毎の位相平均情報とブロック毎の位相偏差情報を算出する位相偏差算出ステップと、複数のブロックの中のブロックを組み合わせて互いに異なる複数のグループを構成し、ブロック毎の位相偏差情報を用いてグループ毎の位相偏差情報を計算する位相偏差計算ステップと、位相偏差計算ステップからの計算結果を比較し、複数のグループのうち位相偏差が最小となるグループを判別する最小位相偏差判別ステップと、最小位相偏差判別ステップが判別した位相偏差が最小となるグループのブロックの位相平均情報を基に該グループの位相変動量を算出する位相変動量算出ステップと、位相変動量算出ステップからの位相変動量に基づいてクロックの信号を制御しクロック信号を発生させるクロック信号発生ステップとを備える。
パイロット信号の位相偏差が最小となるグループを基に位相変動量を求め、クロックの信号を制御してクロック信号を発生させるので、マルチパス妨害を受けて特定のパイロット信号が変動した場合でも、クロック周波数誤差と位相誤差に起因する位相変動量を精度良く算出でき、その結果引き込み性能を向上することができる。
実施の形態1.
図1は、この発明を実施するための実施の形態1における受信装置の構成を示すブロック図である。この図において受信装置は、受信アンテナ101が受信した放送電波を選局する主搬送波発振回路103及び乗算回路102と、中間周波数(IF)信号を抽出する帯域通過フィルタ(BPF)104と、OFDM受信機150から構成される。OFDM受信機150は、クロック信号を発振するクロック信号再生装置と、このクロック信号によりBPF104が抽出したアナログの中間周波数信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路105と、デジタル化した信号を復調する副搬送波周波数信号復調回路120から構成される。クロック信号再生装置は、クロック信号再生回路130と第1の数値制御発振器131から構成される。
副搬送波周波数信号復調回路120は、複素乗算回路106、ローパスフィルタ(LPF)107及び108、高速フーリエ変換回路(FFT)109、相関値演算回路110、搬送波周波数誤差演算回路111、加算回路112、第2の数値制御発振器113から構成される。高速フーリエ変換回路(FFT)109は時間信号を周波数信号に変換するために離散フーリエ変換を行う。相関値演算回路110はLPF107、LPF108からの出力のガードインターバル期間と有効シンボル期間だけ遅延させた場合のガードインターバル期間の2信号間の相関値を演算する。搬送波周波数誤差演算回路111はFFT109の出力から周波数毎の出力の偏りを検出することにより復調データIR、QRの周波数誤差を検出する。
図2は、この発明の実施の形態1のクロック信号再生回路130の詳細ブロック図である。図2において、パイロット信号抽出回路1はFFT109が復調したデータからパイロット信号を抽出し、メモリ3は1シンボル前のパイロット信号を保持し、差動復調回路2はパイロット信号の差動復調を行う。位相検出回路4は、差動復調結果から位相を検出する。セグメント毎位相偏差算出回路20は、セグメント毎に位相偏差を算出する。第1の既定セグメント間位相偏差計算回路10は、予め決められたセグメント間において、セグメントのグループを構成し、セグメント毎位相偏差算出回路20の結果を加算する。最小値検出回路11は、最小値を検出する。第1の最小位相偏差セグメント判別回路12は、最小値をとるグループを判別する。第1のセグメント間位相変動量算出回路13は、位相偏差が最小となるグループ内の位相平均差から位相の変動量を算出する。ループフィルタ14は、不要な雑音成分を除去する。
セグメント毎位相偏差算出回路20において、1セグメント遅延回路5は位相検出回路4が検出した位相信号の1セグメント分の遅延を行う。セグメント毎位相平均算出回路6はセグメント毎に位相平均を算出する。減算回路7は1シンボル遅延した位相検出結果と位相平均結果の差分を算出する。絶対値算出回路8は絶対値を算出する。累積加算回路9は絶対値算出回路8の出力を累積加算する。
このように構成されたクロック信号再生装置及び受信装置の動作について説明する。図1に示すように受信アンテナ101は、OFDM変調されたOFDM信号(OFDM変調信号)を受信する。乗算回路102は、主搬送波発振回路103から出力される所定の主搬送波周波数信号と受信した無線信号を乗算する。帯域通過フィルタ(BPF)104は、乗算回路102の出力から副搬送波周波数帯域となる中間周波数(IF)信号を抽出する。IF信号は、A/D変換回路105によって、デジタル信号に変換されるが、このとき所定周波数のクロック信号を用いる。
デジタル信号となったIF信号は、複素乗算回路106によってIチャンネルIF信号とQチャンネルIF信号に分離される。このとき、複素乗算回路106は、入力されるIF信号に対して、第2の数値制御発振器113より制御されつつ供給される副搬送波周波数信号を乗算することにより、周波数誤差を除去しつつIチャンネル復調データとQチャンネル復調データを生成する。ローパスフィルタ(LPF)107および、ローパスフィルタ(LPF)108は、Iチャンネル復調データと、Qチャンネル復調データに含まれる不要な高域成分を除去する。
高速フーリエ変換回路(FFT)109は、時間信号であるIチャンネル復調データとQチャンネル復調データとを周波数成分に変換することにより、離散的フーリエ変換を実施したIチャンネル復調データIRと、Qチャンネル復調データQRとを生成する。
相関値演算回路110は、時間信号のIチャンネル復調データとQチャンネル復調データとを入力し、これらのガードインターバル期間の信号と、復調データを有効シンボル期間だけ遅延させた信号のガードインターバル期間の信号から相関値を演算し、これを出力する。
搬送波周波数誤差演算回路111は、高速フーリエ変換回路(FFT)109の出力から周波数毎の出力の偏りを検出することにより、離散的フーリエ変換を実施した復調データIRとQRとの周波数誤差を検出し、加算回路112に出力する。
加算回路112は、相関値演算回路110の相関値出力と、搬送波周波数誤差演算回111の周波数誤差出力とを加算して、第2の数値制御発振器113に供給する。
クロック信号再生回路130は、Iチャンネル復調データIRとQチャンネル復調データQRとに基づいて、第1の数値制御発振器131の発振周波数と位相を制御するための制御信号を出力する。第1の数値制御発振器131は、クロック信号生成回路130から出力された制御信号に応じてクロック信号をA/D変換回路105、およびその他の回路に供給する。
次に、クロック信号生成回路130の動作及びクロック信号再生方法について図2及び図3のフローチャートを併用しながら説明をする。まず、パイロット信号抽出手段として用いられるパイロット信号抽出回路1は、高速フーリエ変換回路(FFT)109から出力されたIチャンネル復調データIRとQチャンネル復調データQRの中から、既定のパイロット信号だけを抽出する(図3、ステップS200)。差動復調回路2は、パイロット信号抽出回路1から出力されるパイロット信号IR−a、QR−aと、メモリ3に記憶された1シンボル前のパイロット信号IR−b、QR−bを用いて差動復調を行う。差動復調を行った結果、実数成分データReと虚数成分データImが各パイロット信号に応じて出力される。位相検出手段として用いられる位相検出回路4は、差動復調回路2の出力である実数成分データReと虚数成分データImから、逆正接(アークタンジェント)算出し位相情報θを得る(図3、ステップS210)。
位相偏差算出手段として用いられるセグメント毎位相偏差算出回路20の動作について説明する。まず、ここでは、同一シンボル内で抽出されたパイロット信号に対応した位相情報を所定のパイロット信号数から成る複数のブロックに分ける(図3、ステップS220)。ブロック中に含まれるパイロット信号数は適宜決めることができるため、ブロックの大きさは適宜設定できる。さて、ISDB−Tではセグメント単位で変調方式を既定され、1セグメントのキャリア(副搬送波)数および、パイロット信号の数や種類が規定されている。そのため、セグメントを用いると管理と処理がしやすくなる。そこで、本実施の形態においては、図4に示すようにブロックをセグメント単位で構成している。この図において、シンボル中のセグメントNo.11側は低周波領域、セグメントNo.12側は高周波領域を示す。また、グループ1〜7は上述したようにセグメントで構成されたブロックを組み合わせて構成している。なお、セグメントを使わないときは、適宜設定した大きさのブロックを組み合わせてグループを構成すればよい。以下、ブロックとしてセグメントを用いて説明を行う。
セグメント毎位相平均算出回路6において、セグメント単位で位相情報θの平均を算出する(図3、ステップS220)。次に、位相平均情報をもとに偏差を算出するために、1セグメント遅延回路5により1セグメント分だけ位相情報θを時間的に遅らせ、位相平均情報との差分を減算回路7によって計算する。減算回路7の結果を絶対値算出回路8によって正の値に変換し、累積加算回路9によりセグメント内の累積加算を行い、位相偏差情報σを得る(図3、ステップS220)。このとき、図4のNo.11のセグメントに存在するパイロット信号の数をNとし、各パイロット信号の位相情報をθ、θ、θ、θ、・・・、θとすると、位相平均情報AVRと位相偏差情報σは次式で求められる。なお、(2)式では演算速度の向上のため平均値との差分を算出しているが、標準偏差等を求める式にしても良い。
AVR=(Σθ)/N ・・・ (1)
σ= Σ|θ−AVR| ・・・ (2)
次に、位相偏差計算手段として用いられる第1の既定セグメント間位相偏差計算回路10において、低周波側のセグメントの位相偏差情報と高周波側のセグメントを組み合わせてグループを構成し、それぞれのセグメントの位相偏差情報を加算する(図3、ステップS230)。具体的には、図4のセグメントNo.11とセグメントNo.0(グループ1)の位相偏差情報を加算し、位相偏差情報σを算出する。同様にして、セグメントNo.9とセグメントNo.2(グループ2)の間で、セグメントNo.7とセグメントNo.4(グループ3)の間で、セグメントNo.5とセグメントNo.6(グループ4)の間で、セグメントNo.3とセグメントNo.8(グループ5)の間で、セグメントNo.1とセグメントNo.10(グループ6)の間で、セグメントNo.0とセグメントNo.12(グループ7)の間で、位相偏差情報を加算する。これによって、全部で7グループの位相偏差情報σが算出される。なお、ここでは1グループを6セグメント離れたセグメントで構成し計算に使っているが、これに限られることは無い。異なるセグメントを組み合わせ、複数のグループを計算しても良い。その際、或る程度離れたセグメントを組み合わせて計算すると精度が向上する。
これら7グループのσを最小値検出回路11に入力し、最小値を検出する。最小位相偏差判別手段として用いられる第1の最小位相偏差セグメント判別回路12によって、この最小値をとるグループを判別する(図3、ステップS240)。例えば、セグメントNo.7とNo.4の間で加算して算出されたσが一番小さな値をとっていたとした場合には、グループ3が判別される。
次に、位相変動量算出手段として用いられる第1のセグメント間位相変動量算出回路13は、第1の最小位相偏差セグメント判別回路12で判別されたグループを構成するセグメントNoの組み合わせ情報を使って、位相平均同士の差分(位相変動量)を算出する(図3、ステップS250)。例えば、第1の最小位相偏差セグメント判別回路12でグループ3が判別された場合には、No.4の位相平均情報からNo.7の位相平均情報を減算する。
ここで図5を用いてクロック信号に周波数誤差と位相誤差がある場合の位相変動について説明する。図5(a)はクロック信号に周波数誤差と位相誤差が無い場合の復調データIR及びQRの周波数成分を示す図であり、図5(b)がクロック信号に周波数誤差と位相誤差がある場合の復調データIR及びQRの周波数成分を示す図であり、図5(c)
は、図5(b)の時の復調データIR及びQR中のパイロット信号の累積位相変動量を示す図である。
図5(a)において、PLT0は、1シンボル内における最低周波数のパイロット信号であり、PLT1およびPLT2は前記パイロット信号PLT0と同一シンボル内であるが、より周波数の高いパイロット信号であり、PLTmaxは前記パイロット信号と同一シンボル内における最高周波数のパイロット信号である。クロック信号に周波数誤差と位相誤差があると、パイロット信号PLT0とパイロット信号PLT1の間に位相変動量ΔθPLTとして現れる。
本実施の形態では、パイロット単位の位相変動量ΔθPLTをシンボル内で累積して位相変動量Δθを算出するのではなく、図6に示すようにセグメント単位で算出している。Δθを算出する2つのセグメントからなるグループの判別は、第1の最小セグメント判別回路12によってばらつきが一番少ない位相情報をもつグループを選抜している。このため、図11に示すようなマルチパス妨害時においてもばらつきの一番少ないセグメントを用いることができ、信頼性の高い位相変動情報を使用することができる。
第1のセグメント間位相変動量算出回路13によって位相変動量を算出する際、高周波側の位相平均情報と、低周波側の位相平均情報の差分値(位相変動量)がある閾値よりも大きい場合には、図7に示すように高周波側の位相平均情報は、例えば最高周波数No.12側から6セグメント(No.12、10、8、6、4、2)分を加算し平均化したものを使用し、低周波側の位相平均情報も例えば最低周波数No.11側から6セグメント(No.11、9、7、5、3、1)分を加算し平均化したものを使用する。これら6セグメント同士の位相平均の差から位相変動量を算出する。これによって、フェージングやC/N(キャリア/ノイズ比)劣化などによって位相変動が大きくなった場合においても位相平均差の算出誤差を抑えることができ、結果的に引き込み速度を向上することができる。
最後に、第1のセグメント間位相変動量算出回路13からの位相変動量の出力はループフィルタ14を通して不要な雑音成分を除去される。クロック信号発生手段として用いられる第1の数値制御発振器131は、この位相変動量に基づいてクロック信号の周波数と位相を制御し、クロック信号を発生させる(図3、ステップS260)。
なお、ここでは、グループを構成するセグメントとして、低周波側と高周波数側のセグメントをそれぞれ1つずつ使用したが、それぞれ複数のセグメントを使用しても良い。例えば、図8に示すように2セグメントで位相平均情報、位相偏差情報と位相変動量を算出することができる。
図8を用いて具体的に説明する。No.11とNo.9のセグメントで算出した位相偏差情報と、6セグメント離れた位置にあるNo.0とNo.2のセグメントで算出した位相偏差情報を第1の既定セグメント間位相偏差計算回路10によって加算し、σを算出する。同様にして、順次2セグメント単位で低周波側のセグメントと高周波側セグメントの位相偏差情報を加算する。これによって、グループ1からグループ6までの6グループの位相偏差情報σが算出される。
これら6グループのσを最小値検出回路11に入力し、最小値を検出する。次に最小値をとるグループを第1の最小位相偏差セグメント判別回路12によって判別する。例えば、セグメントNo.7とセグメントNo.5および、セグメントNo.4とセグメントNo.6の間で加算して算出されたσが一番小さな値をとっていた場合には、グループ3が選択される。
次に、第1の最小位相偏差セグメント判別回路12で判別されたグループを構成するセグメントNoの組み合わせ情報を使って、位相平均同士の差分(位相変動量)を第1のセグメント間位相変動量算出回路13によって算出する。例えば、第1の最小位相偏差セグメント判別回路12でグループ3が判別された場合には、高周波側であるNo.4とNo.6の位相平均情報の加算結果から、低周波側であるNo.7とNo.5の位相平均情報の加算結果を減算する。このように2セグメント単位での差分情報を得て、ループフィルタ14へ出力し、ループフィルタの出力を第1の数値制御発振器131に入力することでクロック信号を再生する。
なお、ここでは、セグメント毎位相偏差算出回路20が算出する1セグメントごとの位相平均情報と位相偏差情報を基に、グループの位相偏差情報を求め、位相平均情報から位相変動量を求めているが、セグメント毎位相偏差算出回路20が2セグメントごとの位相平均情報と位相偏差情報を算出し、それを基にグループの位相偏差情報と位相変動量を求めてもよい。また、グループを構成するセグメント数にあわせて、セグメント毎位相偏差算出回路20が計算するセグメント数を変えても良い。
また、グループを構成するセグメント数を適宜選んでいるが、受信したOFDM信号からのモード情報を基に演算するセグメント数を決定しても良い。例えば、モード3の場合にはセグメント数=1、モード2の場合にはセグメント数=2、モード1の場合にはセグメント数=4とすることで、モード間でパイロットキャリア数が異なることに起因する演算精度の不均一性を避ける効果がある。
また、ここでは、セグメント単位のパイロット信号に対応した位相情報を用いて計算を行う方法について述べたが、セグメントの枠を離れてブロックを用いても良いのは前述したとおりである。この場合は、ブロック毎の位相平均情報と位相偏差情報を算出し、複数のブロックの中のブロックを組み合わせて互いに異なる複数のグループを構成してグループ毎の位相偏差情報を計算する。次に、これらの中から最も偏差が少ないグループを判別し、このグループのブロックの位相平均情報を基に位相変動量を求める。なお、各ブロックは、パイロット信号が連続していても良いし、不連続でも良い。また、パイロット信号数が異なっていても良いが、この場合は、位相偏差情報の算出の際には(2)式を用いずに、標準偏差等を用いる。
このように構成されたクロック信号再生装置及び受信装置並びにクロック信号再生方法によれば、パイロット信号に対応した位相情報を複数のブロックに分けてブロック毎の位相平均情報及び位相偏差情報を算出し、ブロックを組み合わせてグループを構成し、位相偏差が最小となるグループのブロックの位相平均情報から位相変動量を求め、クロックの信号を制御してクロック信号を発生させるので、マルチパス妨害を受けて特定のパイロット信号が変動した場合でも、クロック周波数誤差と位相誤差に起因する位相変動量を精度良く算出でき、その結果引き込み性能を向上することができる。
また、位相平均情報及び位相偏差情報を算出する際に、セグメントを基に位相情報を処理するので、OFDM信号の管理と処理がしやすい。また、予め決められたセグメントの数分離れたセグメントからグループを構成し位相偏差情報を算出するので、計算精度が向上すると共にマルチパスの影響を受けにくくなる。また、セグメントを複数使用して算出する場合は、位相変動量の算出に自由度を確保することができ、精度を向上させることが可能となる。
また、算出した位相変動量がある閾値よりも大きな場合には、最低周波数側からと最高周波数側から多数のセグメントを使って位相変動量を計算するため、局所的に位相変動量が大きくなった場合でもクロックの引き込み性能に対する悪影響を抑えることができる。
また、OFDM伝送のモード情報によって演算セグメント数を変えるため、モード間でパイロットキャリア信号数が異なることに起因する演算精度の不均一性を避ける効果がある。
実施の形態2.
実施の形態1は、演算セグメント数を動的に変更するものではないが、ここでは、時間的に変動する位相偏差情報に追従して演算セグメント数を動的に変更するものについて述べる。図9は、この発明の実施の形態2のクロック信号再生回路130aの詳細ブロック図である。図9において、パイロット信号抽出回路1、差動復調回路2、メモリ3、位相検出回路4、1セグメント遅延回路5、セグメント毎位相平均算出回路6、減算回路7、絶対値算出回路8、累積加算回路9、セグメント毎位相偏差算出回路20、最小値検出回路11、ループフィルタ14、第1の数値制御発振器131は実施の形態1と同様である。
図9において、第2の既定セグメント間位相偏差計算回路(位相偏差計算手段)31は、予め決められたセグメント間において、セグメントのグループを構成し、セグメント毎位相偏差算出回路20の結果を加算する。最小位相偏差保持回路32は、位相偏差の最小値を保持する。演算セグメント数判定回路33は前シンボルの位相偏差の最小値をもとに、演算するセグメント数を判定する。第2の最小位相偏差セグメント判別回路(最小位相偏差判別手段)34は、最小値をとるグループを判別する。第2のセグメント間位相変動量算出回路(位相変動量算出手段)35は、位相偏差が最小となるグループ内の位相平均差から位相の変動量を算出する。
このように構成されたクロック信号再生装置について説明する。なお、位相検出回路4までの動作は本実施の形態1と同様であるため、セグメント毎位相偏差算出回路20以降の動作について説明する。
セグメント毎位相平均算出回路6および1セグメント遅延回路5、減算回路7、絶対値算出回路8、累積加算回路9により、式(1)および式(2)で表される位相平均情報AVRと位相偏差情報σをセグメント単位で算出する。次に、第2の既定セグメント間位相偏差計算回路31において、後述する演算セグメント数判定回路33で判定されたセグメント数分を加算する。ここでは、セグメント数=2の場合について図8を用いて説明する。図8に示すように、No.11、9と、6セグメント離れた位置にあるNo.0、2のセグメントで算出した位相偏差情報を第2の既定セグメント間位相偏差計算回路31によって加算し、σを算出する。同様にして、順次2セグメント単位で低周波側のセグメントと高周波側セグメントの位相偏差情報を加算する。これによって、グループ1からグループ6までの6グループの位相偏差情報σが算出される。
これら6グループのσを最小値検出回路11に入力して最小値を検出し、第2の最小位相偏差セグメント判別回路34によって最小値をとるグループを判別する。例えば、セグメントNo.7、5、4、6の間で加算して算出されたσが一番小さな値をとっていた場合には、グループ3が選択される。
次に、第2の最小位相偏差セグメント判別回路34で判別されたグループを構成するセグメントNoの組み合わせ情報を使って、位相平均同士の差分(位相変動量)を第2のセグメント間位相変動量算出回路35によって算出する。例えば、グループ3が判別された場合には、No.4とNo.6の位相平均情報の加算結果から、No.7とNo.5の位相平均情報の加算結果を減算する。このように2セグメント単位での差分情報を得て、ループフィルタ14へ出力する。
ここで、演算セグメント数判定手段として用いられる演算セグメント数判定回路33について説明する。最小値検出回路11の結果は、最小位相偏差保持手段として用いられる最小位相偏差保持回路32によって1シンボル期間保持される。これにより、1シンボル前の最小値を使って以下の処理を行う。
最小位相偏差保持回路32に保持されている前シンボルにおける位相偏差情報σの最小値をもとに、演算セグメント数を決定する。具体的には、位相偏差情報σの最小値が小さいすなわちばらつきが小さい場合にはセグメント数を少なくし、最小値が大きな値すなわちばらつきが大きい場合にはセグメント数を多くする。このように演算セグメント数を位相情報のばらつきに合わせて動的に制御することで、精度良く位相誤差を算出することができ、結果的に引き込み速度を向上することができる。
前シンボルの位相偏差情報σの最小値から、演算セグメント数を決定する際には例えば、予め閾値Th1、Th2、Th3、Th4、Th5(Th1<Th2<Th3<Th4<Th5)を用意する。最小値≦Th1の場合にはセグメント数=1とし、Th1<最小値≦Th2の場合にはセグメント数=2とし、Th2<最小値≦Th3の場合にはセグメント数=3とし、Th3<最小値≦Th4の場合にはセグメント数=4とし、Th4<最小値≦Th5の場合にはセグメント数=5とし、Th5<最小値の場合にはセグメント数=6とする。図10(a)〜(d)はセグメント数=3からセグメント数=6におけるセグメント範囲を記している。セグメント数=3の場合には、全部で5グループの位相平均情報と位相偏差情報が得られ、セグメント数=4の場合には4グループ、セグメント数=5の場合には3グループ、セグメント数=6の場合には2グループの位相平均情報と位相偏差情報が得られることになる。
これらのグループで高周波側の位相偏差情報と低周波側の位相偏差情報を加算した、位相偏差情報σを比較し、最小値をとるグループを判定する。具体的には、図10(b)のセグメント数=4の場合、グループ1〜グループ4の間で算出した位相偏差情報σに対して、最小値をとるグループを選抜する。例えば、グループ1が最小値をとる場合には、高周波数側のグループ1に含まれるセグメントNo.0、2、4、6の位相平均情報を加算した結果から、低周波側のグループ1に含まれるセグメントNo.11、9、7、5の位相平均情報を加算した結果を減算する。
このとき、実施の形態1と同様、第2のセグメント間位相変動量算出回路35によって位相平均差を算出する際、高周波側の位相平均情報と、低周波側の位相平均情報の差分値(位相変動量)がある閾値よりも大きい場合には、図7に示すように高周波側の位相平均情報の6セグメント分を加算し平均化したものと、低周波側の位相平均情報の6セグメント分を加算し平均化したものとを使用する。これら6セグメント分同士の位相平均の差から位相変動量を算出する。これによって、フェージングやC/N劣化などによって位相変動が大きくなった場合においても位相平均差の算出誤差を抑えることができ、結果的に引き込み速度を向上することができる。
本実施の形態2では、最初に演算セグメント数を2として説明したが、この値は受信するOFDM信号のモードによって初期値を決めてもよい。例えば、モード3の場合には、セグメント数=1から開始し、モード2の場合にはセグメント数=2、モード1の場合にはセグメント数=4とする。これはモード間でパイロット信号数が異なるため、演算精度を均一にするためである。このとき、モード1ではセグメント数は4〜6までしか可変できず、モード2ではセグメント数は2〜6、モード1ではセグメント数は1〜6までの可変範囲となる。
このように構成されたクロック信号再生装置によれば、前シンボルで求めた位相偏差情報の最小値をもとに演算時における低周波側と高周波側の演算セグメント数を変化させるため、時間的に変動する位相偏差情報に追従して精度良く位相変動量を算出でき、クロックの引き込み性能を向上することができる。
また、本発明によれば、モード情報をもとにセグメント数の可変範囲を制御するため、モード間でパイロット信号数が異なっていても演算精度を向上することができる。
この発明の実施の形態1を示す受信装置のブロック図である。 この発明の実施の形態1を示すクロック信号再生回路のブロック図である。 この発明の実施の形態1を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1を示すセグメント管理の図である。 この発明の実施の形態1のクロック信号再生回路において、クロック信号に周波数誤差と位相誤差があった場合に、副搬送波の周波数成分に現れる位相変動量を表す図である この発明の実施の形態1において、セグメント単位で位相変動量を算出する方法を示す図である。 この発明の実施の形態1と2において、位相変動量が予め決められた値よりも大きい場合に構成するセグメントグループの一例を示す図である。 この発明の実施の形態1と2におけるセグメント数が2の場合のグルーピングを示す図である。 この発明の実施の形態2を示すクロック再生回路のブロック図である。 この発明の実施の形態2におけるセグメント数が3〜6の場合のグルーピングを示す図である。 マルチパス妨害を受けた場合のOFDM受信スペクトル状態の一例を示す図である。
符号の説明
1 パイロット信号抽出回路(パイロット信号抽出手段)
2 差動復調回路
3 メモリ
4 位相検出回路(位相検出手段)
5 1セグメント遅延回路
6 セグメント毎位相平均算出回路
7 減算回路
8 絶対値算出回路
9 累積加算回路
10 第1の既定セグメント間位相偏差計算回路(位相偏差計算手段)
11 最小値検出回路
12 第1の最小位相偏差セグメント判別回路(最小位相偏差判別手段)
13 第1のセグメント間位相変動量算出回路(位相変動量算出手段)
14 ループフィルタ
20 セグメント毎位相偏差算出回路(位相偏差算出手段)
31 第2の既定セグメント間位相偏差計算回路(位相偏差算出手段)
32 最小位相偏差保持回路(最小位相偏差保持手段)
33 演算セグメント数判定回路(演算セグメント数判定手段)
34 第2の最小位相偏差セグメント判別回路(最小位相偏差判別手段)
35 第2のセグメント間位相変動量算出回路(位相変動量算出手段)
101 受信アンテナ
102 乗算回路
103 主搬送波発振回路
104 帯域通過フィルタ(BPF)
105 A/D変換回路
106 複素乗算回路
107 ローパスフィルタ(LPF)
108 ローパスフィルタ(LPF)
109 高速フーリエ変換回路(FFT)
110 相関値演算回路
111 搬送波周波数誤差演算回路
112 加算回路
113 第2の数値制御発振器
120 副搬送波周波数信号復調回路
130、130a クロック信号再生回路
131 第1の数値制御発振器(クロック信号発生手段)
150 OFDM受信機

Claims (8)

  1. 受信したOFDM信号から抽出した中間周波数信号をクロック信号によりデジタル化し、このデジタル化した信号を基にフーリエ変換により復調データを得る受信装置のクロック信号再生装置において、
    前記復調データからパイロット信号を抽出するパイロット信号抽出手段と、
    このパイロット信号抽出手段からのパイロット信号を処理して位相情報を検出する位相検出手段と、
    同一シンボル内で抽出された前記位相検出手段からのパイロット信号に対応した位相情報を所定のパイロット信号数から成る複数のブロックに分け、ブロック毎の位相平均情報とブロック毎の位相偏差情報を算出する位相偏差算出手段と、
    前記複数のブロックの中のブロックを組み合わせて互いに異なる複数のグループを構成し、前記ブロック毎の位相偏差情報を用いてグループ毎の位相偏差情報を計算する位相偏差計算手段と、
    この位相偏差計算手段からの計算結果を比較し、前記複数のグループのうち位相偏差が最小となるグループを判別する最小位相偏差判別手段と、
    この最小位相偏差判別手段が判別した位相偏差が最小となるグループのブロックの位相平均情報を基に該グループの位相変動量を算出する位相変動量算出手段と、
    前記位相変動量算出手段からの位相変動量に基づいてクロックの信号を制御し前記クロック信号を発生させるクロック信号発生手段とを備えたクロック信号再生装置。
  2. 前記位相偏差算出手段は、前記ブロックを前記OFDM信号のセグメントで構成する請求項1に記載のクロック信号再生装置。
  3. 前記位相偏差計算手段は、予め決められたセグメントの数分離れそれぞれ所定のセグメント数により前記グループを構成する請求項2に記載のクロック信号再生装置。
  4. 前記位相偏差計算手段からの計算結果の最小値を予め決められたシンボル期間保持する最小位相偏差保持手段と、
    この最小位相偏差保持手段が保持する最小値を基にセグメント数を決定する演算セグメント数判定手段とを更に備え、
    前記位相偏差計算手段は、前記演算セグメント数判定手段が決定したセグメント数に基づいて前記グループを構成する請求項2に記載のクロック信号再生装置。
  5. 前記位相変動量算出手段は、算出された位相変動量が予め決められた閾値よりも大きい場合には、最低周波数側から既定のセグメント数の範囲と、最高周波数側から前記既定のセグメント数の範囲の各々の位相平均情報を基に位相変動量を算出する請求項2に記載のクロック信号再生装置。
  6. 前記位相偏差計算手段は、受信した前記OFDM信号からのモード情報を基に、前記セグメント数を決定してグループを構成する請求項3又は4に記載のクロック信号再生装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載のクロック信号再生装置と、
    受信したOFDM信号から抽出した中間周波数信号を、前記クロック信号再生装置からのクロック信号によりデジタル化するA/D変換手段と、
    前記A/D変換手段からのデジタル化した信号を基にフーリエ変換を行って復調データを得る信号復調手段とを備えた受信装置。
  8. 受信したOFDM信号から抽出した中間周波数信号をクロック信号によりデジタル化し、このデジタル化した信号を基にフーリエ変換により復調データを得る受信装置のクロック信号再生方法において、
    前記復調データからパイロット信号を抽出するパイロット信号抽出ステップと、
    このパイロット信号抽出ステップからのパイロット信号を処理して位相情報を検出する位相検出ステップと、
    同一シンボル内で抽出された前記位相検出ステップからのパイロット信号に対応した位相情報を所定のパイロット信号数から成る複数のブロックに分け、ブロック毎の位相平均情報とブロック毎の位相偏差情報を算出する位相偏差算出ステップと、
    前記複数のブロックの中のブロックを組み合わせて互いに異なる複数のグループを構成し、前記ブロック毎の位相偏差情報を用いてグループ毎の位相偏差情報を計算する位相偏差計算ステップと、
    この位相偏差計算ステップからの計算結果を比較し、前記複数のグループのうち位相偏差が最小となるグループを判別する最小位相偏差判別ステップと、
    この最小位相偏差判別ステップが判別した位相偏差が最小となるグループのブロックの位相平均情報を基に該グループの位相変動量を算出する位相変動量算出ステップと、
    前記位相変動量算出ステップからの位相変動量に基づいてクロックの信号を制御し前記クロック信号を発生させるクロック信号発生ステップとを備えたクロック信号再生方法。
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