JP4644091B2 - 機能変更手段を備えたicタグ - Google Patents

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Description

本発明は、タグの一部に切り離しによる機能変更手段を備えたICタグに関するものである。
近年、紙やプラスチック等の絶縁体の上にアンテナとICチップとを備えたICタグと、ICタグと通信を行なうリーダー/ライター装置とにより構成される商品流通・在庫管理、店舗での精算処理、及び盗難防止用システムが注目を集めている。
上記システムで使用される代表的なICタグとしては、リーダー/ライター装置とタグとの通信に電波を使用するICタグであって、図16に示すように、RF部と、変調/復調部と、データ記憶部と、を備えたIC210とアンテナ201とで構成された、特許文献1に記載されている非接触型のICタグ(RFICタグ)がある。また、図17は、紙やプラスチック等の絶縁体基板90上に、コイルアンテナ201とICチップ210とを積層して構成されたRFICタグの斜視図である。図17に示すように、タグは簡単な構造を有しており、様々な用途、特に流通システムの管理に向いている。
特開平9−62934号公報
商品に貼付して用いられるタグの性質上、RFICタグに代表されるICタグは、小型軽量であることが求められる。このため、ICタグに搭載されるICの回路構成は、単純な構成が好ましく、データ改竄防止用のハードウェアやソフトウェアをICに搭載することは難しかった。このため、従来のICタグには、データの改竄が比較的簡単にできてしまうという問題点も存在していた。
本発明は、ICタグの構造を簡単なまま維持しつつ、セキュリティーを高めることを目的とする。
本発明は、ICタグに切り離し可能な部分を設け、この切り離し可能部分をタグ本体から切り離すことにより、ICタグに対するデータ入力及びICタグからのデータ出力に対する制限を変化させる。これによりデータの改竄を防止することができる。この際、本発明においては、タグ本体が切り離し可能部分を集中して制御することを特徴とする。従って、タグの切り離し順序は決まっていない場合に適用できる。ICタグで行なう信号処理を変更或いは格納データの自動的な更新、変更等、ICタグの機能の変更を、リーダー/ライター装置を用いず、商品の流通過程において例えば人の手等により自然に変更できるようにする。ICタグの外観上の変化と、ICタグの機能変化と、を連動させることにより、現在のICタグの機能がいかなる状態にあるかに関して目視で把握できるように構成する。
本発明のICタグによれば、切り離し可能部分を切り離すことで、従来の単機能型のICタグにできなかった、機械を使わないICタグの機能変更を容易に実現できるという利点がある。また、切り離し可能部分を切り離すことで、ICタグの外観を変化させ、ICタグの状態をリーダー/ライター装置を使わずに目視により把握することができる。
さらに、タグの切り離し状態に応じて、タグの機能変更やデータの入出力を制限できるため、データの改竄に対するセキュリティを向上できる。特に、本発明では、非切り離し部分により切り離し可能部分を集中して管理(制御)するため、切り離し順序にとらわれない用途に用いることができる。
また、タグの機能を複数のICに分担させることにより、規定の順番に従って切り離し可能部分を切り離した場合にのみ適切な機能変化が生るようにすることで、セキュリティを向上させることができる。さらに、本体から切り離した切り離し可能部分を、独立したICタグとして使用することができる、等の効果を得ることができる。
以下、本発明の一実施の形態によるICタグについて図面を参照しつつ説明を行う。図1は、本実施の形態による切り離し可能部分を切り離すことで機能の変化するICタグの構成例を示す図である。ICタグとして、タグ本体からの切り離し可能部分の数nが、n=2である場合を例に説明する。
図1に示すように、本実施の形態によるICタグは、切り離し可能な部分A1、部分A2と非切り離し部分B(タグ本体)との3つの部分から構成されている。部分A1、A2、及びBは、それぞれIC1(10)、IC2(20)、及びIC3(30)と、タグと外部(タグとの間でデータのやり取りを行なうリーダー/ライター装置)のインタフェースとしての、アンテナ1、アンテナ2、及びアンテナ3とを備えている。
IC1(10)とIC3(30)は、IC1(10)とIC3(30)と間の信号伝送用の信号線路L1が、IC2(20)とIC3(30)とは、IC2(20)とIC3(30)との間の信号伝送用の信号線路L2が、それぞれ繋いでいる。すなわち、IC3(30)が中心となり、IC1(10)とIC2(20)とを制御するいわゆる集中制御型の構成を有している。信号線路L1は、部分A1がタグ本体から切り離された場合に切断されるように配線され、同様に信号線路L2も、部分A2がタグ本体から切り離された場合切断されるようなレイアウトで配線されている。
尚、IC1(10)、IC2(20)、及びIC3(30)から、共通GNDに接続されている線路SL13、SL31は、A1部分が切り離された場合に、線路SL23、SL32は、A2部分が切り離された場合に、それぞれ切断されるように、部分A1と部分Bとの切り離し境界線、或いは部分A2と部分Bとの切り離し境界線に跨るレイアウトで配線されている。線路SL13、SL31、SL23、及びSL32は、線路切断によって発生する線路のインピーダンスの変化を検出し、A1部分、或いはA2部分の切り離し判定に用いる為に設けられた線路である。
図2は、紙、プラスチック等の絶縁体基板90上に構成された、図1に示すICタグの構造例を示す斜視図である。図2に示すように、切り離し線1、2で絶縁性基板90を切断すると、切り離し線1、2上に配置されている線路も切断される。
図3は、IC1の構成例を示す機能ブロック図である。図3に示すように、IC1(10)は、受信信号の一部を、電力に変換する電源回路11と、タグの外部インタフェースであるアンテナ1に対して信号の受信・送信を行なう送受信回路12と、エンコードされたデータを変調する変調回路13と、受信信号を復調する復調回路14と、送信データのエンコード、及び受信データのデコードを行なうエンコード/デコード回路15と、エンコード/デコード回路15、或いは信号線L1を介して送られてきたデータの処理を行なうデータ処理回路1(16)と、記憶装置1(18)と、データ処理回路1(16)と記憶装置1(18)との動作をタグの状態に応じて制御する制御回路1(17)と、部分A1が部分Bから切り離されたか否かを、部分A1自身が判定するA1切り離し判定回路1(19)と、を有している。以下、同じ機能を有する構成に関しては同じ符号を付して説明を省略する。
図4は、IC2(20)の構成例を示す機能ブロック図である。図4に示すように、IC2(20)は、受信信号の一部を、電力に変換する電源回路11と、タグの外部インタフェースであるアンテナ2に対して信号の受信・送信を行なう送受信回路12と、エンコードされたデータを変調する変調回路13と、受信信号を復調する復調回路14と、データのエンコード及びデコードを行なうエンコード/デコード回路15と、データの処理を行なうデータ処理回路2(21)と、記憶装置2(23)と、データ処理回路2(21)と記憶装置2(23)との動作を、タグの状態に応じて制御する制御回路2(22)と、部分A2が部分Bから切り離されたか否かを、部分A2が判定するA2切り離し判定回路1(24)と、を有している。
図5は、IC3(30)の構成例を示す機能ブロック図である。図5に示すように、IC3(30)は、本実施の形態によるICタグの中核をなし、2つの切り離し可能な部分のIC1(10)とIC2(20)とを集中的に制御している。IC3(30)は、受信信号の一部を電力に変換する電源回路11と、タグの外部インタフェースであるアンテナ3に対して信号の受信・送信を行なう送受信回路12と、エンコードされたデータを変調する変調回路13と、受信信号を復調する復調回路14と、データのエンコード及びデコードを行なうエンコード/デコード回路15と、データの処理を行なうデータ処理回路3(31)と、記憶装置3(33)と、データ処理回路3(31)と記憶装置3(33)との動作を、タグの状態に応じて制御する制御回路3(32)と、部分A1が部分Bから切り離されたか否かを、部分Bが判定するA1切り離し判定回路2(34)と、部分A2が部分Bから切り離されたか否かを、部分Bが判定するA2切り離し判定回路2(35)とを有している。尚、切り離し可能な部分がさらに多く設けられている場合には、その数だけの切り離し判定回路が設けられる。
図6aは、IC1(10)のA1切り離し判定回路1(19)の構成例を示す機能ブロック図である。図6aに示すように、A1切り離し判定回路1(19)は、信号線路L1の切り離し判定回路1(40)と、線路SL13のインピーダンスの変化を検出するインピーダンス変化検出回路1(50)とから構成されている。図6aに示すように、信号線路L1の切り離し判定回路1(40)は、データ処理回路1(16)からのデータと、照合用データ42とを照合するデータ照合装置41を有している。線路SL13のインピーダンス変化検出装置50は、節点Pに接続される、線路SL13と、Vccへの接続線と、接地GNDへの接続線と、第1のAND回路53の2つの入力端子に同時に入力される側の接続線とが節点Pから分岐されている。節点PとVccとの間には負荷抵抗R1が、節点PとGNDとの間には負荷抵抗R2が、設けられている。第1のAND回路53の出力は第2のAND回路54の入力端子のうちの一方に入力されており、第2のAND回路54の出力は制御回路1に出力される。
図6bの線路SL31インピーダンス変化検出装置50を例に、インピーダンス変化検出装置の動作を説明すると、以下のようになる。AND回路53においては、2つの入力が共通化されている。A1が切り離し線1で切り離される前には線路SL31が切断されておらず、AND回路53の2つの入力は、GNDの電位となっている。このため、AND回路53の2入力は“Low”となり、AND回路53の出力は“0”となる。一方、A1が切り離し線1で切り離されると線路SL31切断されるため、AND回路53の2入力の電位は、R2×Vcc/(R1+R2)の“Hi”となり、AND回路53の出力は“1”となる。このようにして、インピーダンス変化検出装置50は、A1が切り離し線1で切り離されることによる、SL31のインピーダンスの変化を検出することができる。
Figure 0004644091
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Figure 0004644091
Figure 0004644091
表1aから1dまでは切り離し判定表である。信号線路L1の切り離し判定回路1(19)は、IC3(30)から信号線L1を介して送られた識別用データと、照合用データ42との照合をデータ照合装置41により行い、表1aに示すように信号線L1を介してIC3(30)から送られた識別用データと照合用データ42とが一致した場合は「0」を出力し、一致しなかった場合は「1」を出力する。線路SL13のインピーダンスの変化を検出するインピーダンス変化検出回路1(40)は、線路SL13が、共通GNDに接地された状態にあるか否かを検出し、表1aに示すように線路SL13が、共通GNDに接地された状態では「0」を出力し、線路SL13が切断され開放状態となった場合には「1」を出力するように構成されている。
そしてA1切り離し判定回路1(40)は、表1aに示すように、信号線路L1の切り離し判定回路1(40)の出力とインピーダンス変化検出回路1(50)との出力の論理積を算出し、論理積が「1」となった場合に、A1がタグから切り離されたと判定する。
尚、信号線路L1の切り離し判定は、IC1(10)とIC3(30)に予め焼付けておいたデータを、それぞれ識別用データと照合用データとして照合する方式を採用しても良いし、IC3(30)から任意の照合用データをIC1(10)へ信号線路L1を介して送信し、IC1(10)がこれを識別用データとして返信し、これを信号線路L1の切り離し判定回路1(19)で照合する方式を採用しても良い。
また、A1切り離し判定回路1(19)の動作説明では、信号線路L1の切り離し判定回路1(40)の出力と、インピーダンス変化検出回路1(50)の出力の論理積を算出し、論理積が「1」となった場合に、A1がタグから切り離されたとしているが、判定方法はこれに限定されるものではない。例えば、信号線路L1の切り離し判定回路1(40)の出力と、インピーダンス変化検出回路1(50)の出力の論理和が「1」となった場合、すなわち信号線路L1、或いは線路SL13のいずれか1つが切断された場合をもって、A1がタグから切り離されたと判定する方式を採用してもよい。
残る3つの切り離し判定回路の構成を、図6b、図6c、及び図6dに示すと共に、各切り離し判定回路の切り離し判定表を表1b、表1c、及び表1dに示す。なお、3つの切り離し判定回の構成、及び動作原理は、基本的にA1切り離し判定回路1と同じである。表1bは、SL31のインピーダンス検出回路により検出されたSL31のインピーダンスと、IC1からのデータの照合結果(L1切り離し検出回路(40)の出力)とに基づくA1切り離し判定回路2(34)のA1切り離し判定結果を示している。表1bに示すように、照合結果が不一致で、かつ、SL31のインピーダンスがHiの場合にA1が切り離されたものと判定される。表1c、表1dの結果も同様である。
図7aは、IC1の記憶装置1の構成を示す図である。図7aに示すように、記憶装置1(18)は、記憶領域1(64)および書き込み制御回路61、読み出し制御回路62、読み取り専用化回路63を有している。書き込み制御回路61は、制御回路1(17)からの書き込み要求の制御データに基づいて、ICタグの持つ第1の機能の動作に基づくデータ処理回路1(16)からの書き込みデータを記憶領域1(64)に記録する。読み取り専用化回路63は、制御回路1(17)からの読み取り専用化要求の制御データに基づいて、記憶領域1(64)へのデータの書き込みを妨げる(例えば、書き込み制御回路61と記憶領域1(64)との間の導通をSWにより遮断する)。これによってデータの書き込みを行うことができなくなり、記憶装置1(18)は読み取り専用(リードオンリー)となる。読み出し制御回路62は、制御回路1(17)からの読み出し要求の制御データに基づいて、記録領域1(64)に記録されているデータをデータ処理回路1へと送り出すことができる。
尚、信号電流の導通を遮断するSWを書き込み線にも読み出し線にも設けることで、書き込みも読み出しもできないようにすることで完全なセキュリティーを確保することも可能である。後のデータ管理に用いない場合には、これでも良い。
図7bは、ICタグが切り離し可能部分A1からAnを順次切り離す毎に、タグの機能が第1の機能から第nの機能へと順次変化する機能を有する場合のIC2の記憶装置2(23)の構成例を示す機能ブロック図である。記憶装置2(23)は、書き込み処理および読み出し処理、読み取り専用化処理については記憶装置1(18)と同様の処理を行う。ただし記憶装置2(23)は、第2の機能の動作に基づくデータを記憶する記憶領域2(65)に加えて、IC1が司る第1の機能を記録するための、記憶領域1(64)から構成されている。
図7cは、IC3の記憶装置3(33)の構成例を示す機能ブロック図である。記憶装置3(33)は、書き込み処理および読み出し処理、読み取り専用化処理については記憶装置1(18)と同様の処理を行う。但し、記憶装置3(33)は、第3の機能の動作に基づくデータを記録する記憶領域3(66)に加えて、IC1(10)およびIC2(20)がそれぞれ司る第1の機能および第2の機能の動作を記録するための、記憶領域1(64)および記憶領域2(65)から構成されている。
ICタグが切り離し可能部分A1からAnを順次切り離す毎に、タグの機能が第1の機能から第nの機能へと順次変化する機能を有する場合、以下のように流通過程に沿って処理を行う。1)部分A1、部分A2、及び部分Bが全て揃っている状態で、タグに製品識別コード、製造番号、製造年月日、出荷日時等のデータの入力し(記憶装置に記憶させ)、製品に添付する。2)工場出荷時点でタグから部分A1を切り離し、販売店へ出荷する。ここで、切り離された部分A1は、出荷元控えとして残す。3)販売店において、販売日時、販売店名等のデータを入力する。その上で、部分A2を切り離し、部分Bだけとなったタグの付いた製品を購入者へ渡す。この際、切り離された部分A2は、販売店控えとして残す。4)製品と共に購入者へ渡された部分Bだけのタグは、購入者控えとなる。このような商品の流通管理に本実施の形態によるタグを利用した場合タグの状態変化と、それに伴うタグの機能変化との対応関係の一例を表2に示す。
Figure 0004644091
尚、表2では、第1の機能を実現する制御の全てをIC1(10)が、第2の機能を実現する制御の全てをIC2(20)が、それぞれ司っている。
すなわち、工場出荷時においては、IC1(10)は、タグ外との通信制御、IC2(20)、IC3(30)との通信、記憶装置1から3までの記憶領域1のアドレスを指定、記憶装置1から3までの記憶領域1へのデータ1の書き込み命令の送出、記憶装置1の記憶領域1へのデータ1の書き込み、読み出しを含む機能を有しており、これにより、製品識別コード、製造番号、製造年月日、出荷日時等のデータ(データ1)の入出力を行う第1の機能を発揮する。IC2(20)は、IC1、IC3との通信、IC3(30)の記憶装置3へ記憶領域1以外への書き込み禁止命令の送出、記憶装置2の記憶領域1へのデータ1の書き込みを含む機能を有している。IC3(30)は、IC1(10)、IC2(20)との通信、記憶装置3の記憶領域1へのデータ1の書き込みを含む機能を有している。
販売店では、部分A1は切り離されており、IC2(20)は、タグ外との通信制御、IC3(30)との通信、記憶装置2と3の記憶領域2のアドレスを指定、記憶装置2の記憶領域2へのデータ2の書き込み、読み出し、記憶装置2の記憶領域1の読み出し専用化(リードオンリー)を含む機能を有しており、これにより、データ1の出力と、販売日時、販売店名等のデータ(データ2)の入出力とを含む第2の機能を発揮する。
IC3(30)は、IC2(20)との通信、記憶装置3の記憶領域1の読み出し専用化、記憶装置3の記憶領域2へのデータ2の書き込みを行う。
購入者(購入後)は、部分A1,A2は切り離されており、IC(30)は、A2切り離し済み、タグ外との通信制御、記憶装置3の記憶領域1と2の読み出し専用化(リードオンリー)、記憶装置3の記憶領域3に対するデータ3の書き込み、読み出し、を含む機能を有しており、データ1及びデータ2の出力と、購入者によるメモ等の任意のデータ(データ3)の入出力とを含む第3の機能を発揮する。
読み出し専用化を行うのは、それぞれのICタグにおいて、ある領域が切り離された後は、切り離されたタグが担っていた機能の一部(そのタグに専用の記憶領域への情報の書き込み等)ができないようにするのが好ましいからである。
Figure 0004644091
これに対して、表3のように第1の機能を実現する制御機能の一部をIC1(10)とIC2(20)とが、第2の機能を実現する制御機能の一部をIC2(20)とIC3(30)とが、それぞれ分担するようにしてもよい。また、第3の機能である記憶装置3の記憶領域3へのデータの書き込みを、IC2が阻害するようにしても良い。
すなわち、工場出荷時においては、IC1(10)は、タグ外との通信制御、IC2、IC3との通信、記憶装置1から3の記憶領域1へのデータ1の書き込み命令の送出、記
憶装置1の記憶領域1へのデータ1の書き込み、読み出しを行い、IC2(20)は、IC1、IC3との通信、記憶装置1から3の記憶領域1のアドレスを指定、IC3の記憶装置3へ記憶領域1以外への書き込み禁止命令の送出、記憶装置2の記憶領域1へのデータ1の書き込みを行う。表2の場合と比較すると明らかなように、IC1(10)の一部の機能(第1の機能)をIC2(20)に分担させている。
表3のように1つの機能を実現するための機能を複数のICに分散した場合、ICを含むタグを切り離す順序を無視して切り離すと、タグが正常に動作しないため、使い物にならず、不正使用を抑制できるという効果がある。
Figure 0004644091
表4に図1のICタグを前記の流通管理に適用した場合の、本発明のタグの状態変化と、それに伴うタグの機能変化の対応関係、及び前記記憶装置1から3の各記憶領域に格納された情報と、各記憶領域の状態の関係を示す。表4に示すように、例えば、記憶領域1の格納データに関して、工場においては(出荷前)、製品識別コード、製造番号、製造年月日、出荷日時等のデータに関するデータの書き込み、読み出しが可能であるのに対して、販売店(工場出荷時から販売前まで)においては、製品識別コード、製造番号、製造年月日、出荷日時等のデータに関して、データの読み出しのみ可になっている。このように流通過程におけるタグの状態変化に応じて、記憶装置1から3の各記憶領域に格納された情報への書き込みが制限されるため、情報の改竄に対する耐性が向上する。
Figure 0004644091
表5は、図1のICタグを流通管理に適用した場合の、タグ本体から切り離された後のA1、A2のICタグとしての機能を示す。部分A1、A2は、外部インタフェースと、電源回路を独立して備えているため、表5に示すように、部分A1、A2は、ICタグとしての機能を備え、データの管理が容易となる。すなわち、切り離し後のタグ(A1)は、外との通信制御、記憶装置1の記憶領域1の読み出し専用化、記憶装置1の記憶領域1からのデータ1の読み出し、を行うことができる。切り離し後のタグ(A2)は、タグ(A2)外との通信制御、記憶装置2の記憶領域1、及び2の読み出し専用化、記憶装置2の記憶領域1及び2からのデータ1及び2の読み出しを行うことができる。切り離し後のタグ(A3)は、タグ(B)外との通信制御、記憶装置3の記憶領域1と2の読み出し専用化、記憶装置3の記憶領域3に対するデータ3の書き込み、読み出しを行うことができる。
以上のように、規定された切り離しの順序に従ってA1、A2…Anと、切り離し可能部分Akを切り離すことで、タグに所望の機能変化を生じさせるICタグについて説明してきた。しかしながら、本出願発明の構成のICタグには、切り離し可能部分Akの切り離しの順序を規定せずに、Bに接続された切り離し可能部分Akを、任意に切り離す使い方も存在する。
図8は、ICタグがA1からAnのうちどれかを切り離す毎に、タグの機能が第1の機能から第nの機能へと変化する機能を有する場合のIC2の記憶装置2(23)の構成例を示す機能ブロック図である。図8に示すように、記憶装置2(23)は、記憶装置1(18)と同様の構成を有しており、記憶領域2(65)に対して第2の機能に基づく記録の書き込み処理および読み出し処理、読み取り専用化処理を行う。
図9は、Bに接続された切り離し可能部分Akを、任意に切り離す使い方のICタグ切り離し時の記憶領域の状態遷移図である。上記において説明したように、A1切り離し前の手続き101を行う。初期状態(未使用)のタグは、切り離し可能な部分A1、A2と、タグ本体Bとを有している。部分A1の記憶領域121、タグ本体Bの記憶領域122〜124まで、部分A2の記憶領域125は、それぞれ読み書き可能である(符号130参照)。ここで、部分A1に第1の機能に基づく記憶領域121へのデータの書き込み動作102を行う(記憶領域に白抜きの丸印1で表される)。次いで、タグ本体Bは部分A1の記憶領域121に記憶されているデータを読み出す動作103を行う。そして、記憶領域1(121)のデータをタグ本体Bの記憶領域1(122)に保存する(符号131参照)。
次いで、部分A1をタグ本体Bから切り離す(105)。部分A1とタグ本体Bとは、A1が切り離されたことを検出する(106、107)。この検出結果に基づいて、部分A1は記憶領域121を読み取り専用化処理する(108)。タグ本体Bにおいても、記憶領域122を読み取り専用化処理を行う(109)。これにより、記憶領域は符号132に示す状態になる。すなわち、タグの部分A1が切り離されることにより記憶領域121、122はリードオンリーになり、これ以上この記憶領域にはデータの書き込みはできなくなる。但し、データの読み出しは可能であるため、データ管理やデータ集計などの後処理に用いることはできる。上述のように、もちろん、書き込みも読み出しもできないようにすることも可能である。
次に、部分A2を切り離す前の手続きを行う(110)。部分A2において、第2の機能に基づく記憶領域へのデータの書き込み(111)を行う。次いで、タグ本体Bが部分A2からデータの読み出し(112)を行い、記憶装置2のデータを記憶領域2へ保存する(113)。これにより、符号133に示すように、部分A2の記憶領域125のデータがタグ本体Bの記憶領域123にも記憶される。
次に、部分A2をタグ本体Bから切り離す処理を行う(114)。タグ本体BはA2が切り離されたことを検出し(115)、A2も自己が切り離されたことを検出する(116)。次いで、タグ本体は記憶領域2(123)の読み取り専用化処理を行い(117)、部分A2も記憶領域125の読み取り専用化処理を行う(118)。これにより、符号134に示すように、タグ本体Bと、部分A1と、部分A2とが切り離され、部分A1と、部分A2との記憶領域は読み取り専用化され、それと関連するタグ本体の記憶領域122、123も読みとり専用化する。但し、タグ本体B用の記憶領域124は読み書き可能である。
以上のようなシーケンスにより、タグの部分の切り離しを検出すると、切り離された部分の記憶領域とそれと関連するタグ本体の記憶領域とが読み取り専用化されるため、外部から不正な書き込みを行うことができなくなり、タグを用いた流通管理システムなどにおける改竄などができなくなるため、セキュリティーを確保できる。
次に、「切り離し可能部分Akの切り離しの順序が、予め規定されていない本出願発明のICタグ」において、機能選択用の情報を付与したときの構成とその使い方について説明する。図10、図11に、非切り離し部分Bを中心に、その周囲にタグの切り離し可能部分A1からAnを配置した、切り離し可能部分のICkと非切り離し部分BのICn+1が、電気的に接続された、タグ本体(B)からの切り離し可能部分の数nがn=2の「切り離し可能部分Akの切り離しの順序が規定されていない本出願発明のICタグ」の構成を示す。図10の「切り離し可能部分Akの切り離しの順序が規定されていない本出願発明のICタグ」と、先に説明した図2の「規定された切り離しの順序に従ってA1、A2…Anと、切り離し可能部分Akの切り離すことで、タグに所望の機能変化を生じさせるICタグ」の構成は、図10がICタグの機能選択用の情報401、402、及び403を、ICタグ上に備えた点を除き、基本的に同じである。前記情報401、402、及び403は、ICタグが「切り離し可能部分Akの切り離しの順序が規定されていない。」ことに対応して、利用者がICタグの機能を選択する為に設けられた情報で、機能を選択用のIDコードを情報として備えている。
図10、図11の場合、
1)第1の機能を選択する為の情報401は、第1の機能を実現するIC1を備えた切り離し可能部分A1の上、
2)第2の機能を選択する為の情報402は、第2の機能を実現するIC2を備えた切り離し可能部分A2の上、
3)第3の機能を選択する為の情報403は、第3の機能を実現するIC3を備えた非切り離し部分Bの上、と、前記情報401、402、及び403は、ICタグの選択したい機能に対応する部分に、それぞれ配置されている。
図10、図11では、ICタグの機能選択用の情報401、402、及び403を、ICタグの選択したい機能に対応する部分に、それぞれ配置したが、ICタグの第1の機能を、IC1とIC3が分担して実現し、ICタグの第2の機能を、IC2とIC3が分担して実現する「ICタグの第kの機能をICkとICkn+1が分担して実現する。」タイプのICタグの場合には、図12に示すように、1)第1の機能を選択する為の情報401を、切り離し可能部分A1とBに跨るように配置し、2)第2の機能を選択する為の情報402を、切り離し可能部分A2とBに跨るように配置し、3)第3の機能を選択する為の情報403を、非切り離し部分Bに配置
してもよい。
また、図13に示すように、情報401、情報402、及び情報403を、全て非切り離し部分Bの上に集めて表示してもよい。
なお、図10、図11、図12、及び図13では、前記情報401は、1次元バーコード、情報402は、アルファベットと数字、情報403は、2次元バーコードで選択情報を表示している。しかしながら、選択情報の表示形式は、前記図10及び図11の形に限定されるものではなく、リーダ/ライタ装置等の機械、或いは人により情報の取得が可能な形式であれば、どのようなデータの表示形式を採用しても良い。
図14は、本実施の形態による切り離し可能な部分の切り離しの順序が決まっていないICタグに関する処理の流れを示すフローチャート図である。処理を開始し(ステップS2001)、ステップS2002において、リーダ/ライタからの要求をICタグが受信する。ステップS2003において、要求信号のデータに含まれるIDコードを確認する。ステップS2004において、IDコードは、A1、A2、Bの何れかに関して判定を行う。その結果、A1と判定された場合には、ステップS2005に進み、BとA1とが接続されているか否かを判定する。
接続されている場合には(YES)ステップS2006に進み、記憶領域1に対するデータ読み出しと書き込み要求とに従い、処理を終了する(ステップS2007)。ステップS2005において、NOの場合には、ステップS2008に進み、記憶領域1のデータ読み出し要求には従うが、書き込み要求は拒否し、ステップS2007に進む。ステップS2004において、A2であった場合には、ステップS2009においてBとA2が接続されているか否かを判断する。接続されていれば(YES)、ステップS2010に進み、記憶領域2に対するデータ読み出しと書き込み要求に従い、ステップS2007に進む。NOの場合には、ステップS2011に進み、記憶領域2のデータ読み出し要求には従うが、書き込み要求は拒否し、ステップS2007に進む。
ステップS2004において、Bの場合には、ステップS2012に進み、Bだけであるか否かを判定する。Bだけの場合には(YES)、ステップS2013に進み、記憶領域1と2とのデータ読み出し要求には従うが、書き込み要求は拒否し、記憶領域3のデータ読み出し・書き込み要求には従い、ステップS2007に進む。
ステップS2004において、Bの場合には、ステップS2012に進み、Bだけであるか否かを判定する。Bだけの場合には(YES)、ステップS2013に進み、記憶領域1と2とのデータ読み出し要求には従うが、書き込み要求は拒否し、記憶領域3のデータ読み出し・書き込み要求には従い、ステップS2007に進む。NOの場合には、ステップS2014に進み、記憶領域1と2のデータの読み出し要求には従うが、書き込み要求は拒否する。記憶領域3のデータ読み出しと書き込み要求は拒否し、ステップS2007に進む。
前記図14のように、IDコード(ICタグの機能を選択指定するための情報)を用いて、ICタグの利用する機能と、それに対応するタグを指定することで、ICタグをAkの切り離し順序に囚われずに使用できる。なお、前記図14の動作を実現するためには、非切り離し部分Bが、A1からAnの切り離し可能部分のIC(IC1からICn)を、集中管理(制御)することが望ましい。
次に、より具体的なタグの応用例について説明する。図15は、本実施例によるICタグを利用したクーポン券の構成例を示す図であり、簡単のため形状がわかるように上面から見た図を示している。図15に示すように、タグIC本体は部分Bであり、この部分Bをハブとして、他の切り離し可能な部分A1からA5までを集中管理している。
以下、本実施例によるICタグの具体的な利用例としてICタグを図15に示すクーポン券に適用した場合の例について説明する。図15に示すように、ICタグを利用したクーポン券は、遊園地などで良く利用され、アトラクションに乗る度に切り離されていく、いわゆる切り離しが可能なチケットセットのように平面的に配置されている。部分A1〜A5までは、クーポン用ICタグとして、各々のクーポン券が識別可能なクーポンコードを記憶領域内に保持している。
まず店舗においてクーポン券を受け取りこれの使用を開始する時に、初期化処理として部分A1〜A5およびタグ本体Bの記憶領域に使用者のプロファイル情報を設定する。ここで言う使用者のプロファイル情報とは、例えば性別や年齢、職業などのクーポン使用者の傾向が分析できるような情報を指す。使用者がクーポンを初めて使用する時、例えば部分A1を使用可能な店舗でA1のクーポン券が切り離されると、配線Lのうち切り離された部分A1のクーポンコードがタグ本体Bの記憶領域に保存される。これ以降、使用者はタグ本体Bをリーダ/ライタ装置などにかざすことによって、部分A1のクーポン券によるメリットを享受することができるようになる。また部分A1は店舗側に残るため、集まったICタグをタグリーダにかけることによって店舗側では部分A1の記録装置に記録されているユーザのプロファイル情報に基づいて、来店者等の傾向を把握・分析すること可能となり、マーケティング戦略を立案する際等に役立てることが可能となる。尚、A1、A3、A5、A2、A4の順番に部分タグが切り離された場合には、タグ本体Bがその切り離しを順次検知し、切り離し順序を記憶しておくことも可能である。従って、タグ本体Bをリーダ/ライタにかざすことで、クーポン券が使用された順番も知ることができる。
また、タグ本体Bを中心に集中制御されることにおり、タグがシリーズに接続され、端部のタグがタグ本体となる場合に比較して構成が簡単になる。また、タグ本体Bがハブのように機能して他のクーポン券A1からA5までを管理するため、タグA1からA5までの使用順序に関係なく、切り離し可能なタグとしての機能を発揮することができる。
尚、ここではクーポン券として使用する例について説明したが、同様な機能を果たすものであれば、適用可能である。例えば種々の箇所を移動する際に用いられる周遊券や遊園地等の各種チケットなどに適用が可能である。
また、ここでは図15に示す例をICタグの形状として説明したが、これに限定されるものではなく、AkはBを介して接続されていればどのような形をしていても良い。
また、上記実施例においては、タグと外部の情報のやり取りは、電波に代表される無線を介して行う非接触型のタイプについて説明したが、これに限定されるものではなく、接触型のタイプを採用してもよい。
以上、本実施の形態によるICタグは、切り離し可能部分を切り離すことで、従来の単機能型のICタグにできなかった、機械を使わないICタグの機能変更を容易に実現できる。また、切り離し可能部分を切り離すことで、ICタグの外観を変化させ、RFICタグの状態を目視で把握できるため、機械を使わないでもタグの状態がわかる。さらに、タグの切り離し状態に応じて、データの入出力制限を設けることにより、データの改竄に対するセキュリティーを向上させることができる。さらに、タグの機能を複数のICに分担させることで、順番に従って切り離し可能部分を切り離した場合のみ適切な機能変化が生じないようにすることで、不正な切り離しは不可とし、セキュリティーを向上させることができる。尚、切り離した切り離し可能部分を、独立したICタグとして使用することができるため、切り離し後のタグの部分を活用することも可能である。
本発明によるICタグは、流通過程などにおける流通管理においてより高いセキュリティーを確保できるという利点がある。
本発明の一実施の形態によるICタグの基本構成例を示す図である。 本実施の形態によるICタグの構成を示す斜視図である。 本実施の形態によるICタグのうちIC1の詳細な構成例を示す機能ブロック図である。 本実施の形態によるICタグのうちIC2の詳細な構成を示す機能ブロック図である。 本実施の形態によるICタグのうちIC3の詳細な構成を示す機能ブロック図である。 本実施の形態によるICタグのうちA1切り離し判定回路1の詳細な構成を示す機能ブロック図である。 本実施の形態によるICタグのうちA1切り離し判定回路2の詳細な構成を示す機能ブロック図である。 本実施の形態によるICタグのうちA2切り離し判定回路1の詳細な構成を示す機能ブロック図である。 本実施の形態によるICタグのうちA2切り離し判定回路2の詳細な構成を示す機能ブロック図である。 本実施の形態によるICタグのうち記憶装置1の詳細な構成を示す機能ブロック図である。 本実施の形態によるICタグのうち記憶装置2の詳細な構成を示す機能ブロック図である。 本実施の形態によるICタグのうち記憶装置3の詳細な構成を示す機能ブロック図である。 本実施の形態によるICタグのうち記憶装置2の詳細な構成を示す機能ブロック図である。 Bに接続された切り離し可能部分Akを、任意に切り離す使い方のICタグ切り離し時の記憶領域の状態遷移図である。 非切り離し部分Bを中心に、その周囲にタグの切り離し可能部分A1からAnを配置した、切り離し可能部分のICkと非切り離し部分BのICn+1が、電気的に接続された、タグ本体(B)からの切り離し可能部分の数nがn=2の「切り離し可能部分Akの切り離しの順序が規定されていない本出願発明のICタグ」の構成を示す図である。 図10の要部を示す図である。 図10の変形例を示す図である。 図10の変形例を示す図である。 本実施の形態による切り離し可能な部分の切り離しの順序が決まっていないICタグに関する処理の流れを示すフローチャート図である。 本実施例によるICタグを利用したクーポン券の構成例を示す図であり、簡単のため形状がわかるように上面から見た図である。 従来のICタグを用いた管理システムの構成図である。 従来のICタグの構造を示す斜視図である。
符号の説明
10…IC1、20…IC2、30…IC3、11…電源回路、12…送受信回路、13…変調回路、14…復調回路、15…エンコード/デコード回路、16…データ処理回路1、17…制御回路1、18…記憶装置1、19…A1切り離し判定回路1、21…データ処理回路2、22…制御回路2、23…記憶装置2、24…A2切り離し判定回路1、31…データ処理回路3、32…制御回路3、33…記憶装置3、34…A1切り離し判定回路2、35…A2切り離し判定回路2、40…切り離し検出装置、41…データ照合装置、42…照合用データ、50…インピーダンス変化検出装置、51…負荷抵抗、52…負荷抵抗、53…AND回路、54…AND回路、61…書き込み制御回路、62…読み出し制御回路、63…読み取り専用化回路、64…記憶領域1、65…記憶領域2、66…記憶領域3。

Claims (20)

  1. A1からAnまでのn(nは、n≧1の自然数)箇所の切り離し可能部分と、前記A1からAnまでの切り離し可能部分以外の非切り離し可能部分Bとから構成され、各切り離し可能部分Ak(kは、1≦k≦nの自然数)にそれぞれICkが、非切り離し可能部分BにICn+1が設けられているICタグであって、
    前記ICkとICn+1とを結ぶ線路であって前記Akが切り離された場合に切断されるように設けられている信号線路Lkと、
    前記信号線路Lkの切断を検出するLk切断検出装置と、
    前記信号線路Lkの切断の有無の検出結果を前記Akの切り離し判定に用いるAk切り離し判定装置を有するICタグ。
  2. 前記ICkが、それぞれ第kの機能を司り、前記ICn+1が、第n+1の機能を司ることを特徴とする請求項1に記載のICタグ。
  3. 前記ICn+1は、前記ICkと第kの機能を実現する機能を分担することを特徴とする請求項1に記載のICタグ。
  4. 前記切り離し可能部分を、A1からAnまで順次切り離す毎に、タグの機能が第1の機能から第nの機能へと順次変化することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のICタグ。
  5. 前記ICkは、ICj(jはk<j≦nの自然数)と、第kの機能を実現する機能を分担すること特徴とする請求項4に記載のICタグ。
  6. 前記ICjは、第kの機能の発現を抑制する機能を備えたことを特徴とする請求項4に記載のICタグ。
  7. 切り離し可能部分Akの部分が、それぞれ記憶装置Mkを備え、該記憶装置Mkが、第kの機能で得られたデータを格納する領域を備えていることを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のICタグ。
  8. 前記Bの部分に、記憶装置Mn+1を備え、該記憶装置Mn+1が、第kの機能に基づいて得られたデータを格納する領域を有することを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のICタグ。
  9. 前記ICn+1は、前記Akが切り離された場合、前記記憶装置Mn+1の前記第kの機能で得られたデータを格納する領域を読み取り専用とする読み取り専用化機構を備えたことを特徴とする請求項7又は8に記載のICタグ。
  10. タグ本体から切り離されたAk部分が、外部との通信機能を維持し、ICタグとして機能することを特徴とする請求項7に記載のICタグ。
  11. Ak部分に、線路Lkの切断を検出するLk切断検出装置と、信号線路Lkの切断の有無の検出結果を前記Akの切り離し判定に用いるAk切り離し判定装置と、を備え、
    前記Ak切り離し判定装置がAkがタグ本体から切り離されたと判定した場合に、少なくとも記憶装置Mkの第kの機能で得られたデータに割り当てられたデータ格納領域を読み取り専用とする装置を備えたことを特徴とする請求項10に記載のICタグ。
  12. 前記Ak部分のLk切断検出装置が、ICn+1からの信号の有無を元に、信号線路Lkの切り離しを検出すること特徴とする請求項11記載のICタグ。
  13. 前記k切り離し検出装置は、前記AkとBの2つ領域に跨り、Ak部分がタグから切り離された場合に切断される線路のインピーダンスの変化を検出するインピーダンス変化検出装置を備え、前記Lk切断検出装置と、インピーダンス変化検出装置と、の検出結果を用いて、Akの切り離しを判定することを特徴とする請求項11記載のICタグ。
  14. 切り離し可能な複数の部分Akと、該複数の部分タグを集中して制御する非切り離し部分Bと、該部分Bから前記部分タグAkのそれぞれに対して設けられた配線Lkと、前記部分Bに設けられ前記部分Akのそれぞれの切り離しに応じて生じる前記部分Akとの間のそれぞれの配線Lkの切断を検出する配線Lk切断検出回路と、を有することを特徴とするICタグ。
  15. 前記配線Lk切断検出回路により検出された切り離し部分Akに応じて、タグの機能を変化する制御を行う制御部が前記部分Bに設けられていることを特徴とする請求項14に記載のICタグ。
  16. 請求項1から15までのいずれか1項に記載のICタグにおいて、
    切り離し部分AkをBから切り離す動作に応じて、前記切り離し部分Akの機能を外部から変更できないようにすることを特徴とするICタ
  17. ICタグの第kの機能の機能選択用データを、非切り離し可能部分B上に表記したことを特徴とする請求項1に記載のICタグ。
  18. ICkが第kの機能を司る場合、ICタグの第kの機能を選択する為の機能選択用データをAk上に表記した請求項2に記載のICタグ。
  19. ICタグの第kの機能をICkとICn+1が分担して実現する場合、ICタグの第kの機能を選択する為のデータを、AkとBに跨るように表記した請求項3に記載のICタグ。
  20. 前記ICタグの機能の機能選択用データが、1次元バーコード、2次元バーコード、数字、文字等の機械、或いは人に読み取り可能な形式で、表記されている請求項17から請求項19までのいずれか1項に記載のICタグ。
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