JP4061945B2 - 人の位置情報把握システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、非接触方式ICタグを用いた、人の位置情報の把握システムに関する。また、アミューズメント施設、テーマパーク、遊園地、動物園、デパート、スーパーマーケット等の施設での人の位置情報の把握が可能である人の位置情報の把握システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
アミューズメント施設、テーマパーク、遊園地、動物園、デパート、スーパーマーケット等の施設で、混雑具合や待ち時間等の確認のためなど、人の位置を把握する必要性があったが、この場合は従業員の目視で大雑把に把握しているのみで、個別の人の動きや、その人の動きの全体的傾向の把握、例えば動線の把握はされてはいなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このため、個別の人の動きの把握が必要な、アミューズメント施設、テーマパーク、遊園地、動物園、デパート、スーパーマーケット等の施設での人の位置情報の把握が、個別の人の動きや、その人の動きの全体的傾向の把握、例えば動線レベルでの把握はされてはいなかった。
【0004】
本願発明は上述のような、欠点を改善するものであり、具体的には個別の人の動きや、その人の動きの全体的傾向の把握、例えば動線レベルでの把握ができるシステムを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、請求項1に係る本発明では、信号送受信用のアンテナと、リーダからの信号を受信して応答する信号をリーダに送信する回路とを備え、人に携帯される非接触方式lCタグと、複数のリーダを有する人の位置情報把握把握システムであって、前記複数のリーダが質問信号を発すると、各リーダとの各交信範囲にある前記非接触方式ICタグが、応答信号を発信し、前記リーダは前記非接触方式ICタグからの該応答信号を受信し、該リーダの交信範囲に前記非接触方式ICタグがあると推定し、複数のリーダで前記非接触方式ICタグからの該応答信号を受信したときは、応答信号を受信したリーダの各交信範囲の共通範囲に非接触方式ICタグ221があると推定し、また、交信範囲の共通範囲を持つ複数のリーダで、応答信号を受信できるリーダと受信できないリーダが有る場合、応答信号を受信できるリーダの受信範囲から受信できないリーダとの共通範囲を除いた範囲に前記非接触方式lCタグがあると推定することを特徴とする人の位置情報把握システムを提供するものである。
【0006】
また、請求項2に係る本発明では、前記非接触方式ICタグが、入場する施設で配布される物品又は貸し出される物品に取付けられていることを特徴とする請求項1記載の人の位置情報把握システムを提供するものである。
【0007】
また、請求項3に係る本発明では、前記リーダが携帯型であり、電気通信回線に無線接続可能なリーダであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の人の位置情報把握システムを提供するものである。
【0008】
また、請求項4に係る本発明では、前記質問信号が、周波数がホッピングされた信号であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項記載の人の位置情報把握システムを提供するものである。
【0009】
なお、「人に携帯される」とは、非接触方式ICタグと位置情報を把握しておく人が同一位置にいることが必要であるため、非接触方式ICタグを人が携帯していればよい。
【0010】
例えば、非接触方式ICタグ付きバッチを人が胸につけておく、というような形で携帯してもらう方法が考えられる。
【0011】
また、「人の位置情報」とは、例えば人がいる場所の情報である。特定の人がどこにいるか、という位置情報や、リーダの周囲10m以内に人が何人いるか、ということを把握するために用いる、不特定の人の位置情報があげられる。
【0012】
また、「信号送受信用のアンテナ」とは、リーダからの質問信号を受信し、その信号に応答する信号を送信するためのアンテナがあげられる。
【0013】
また、「非接触方式ICタグ」とは、非接触方式でデータの授受を行なう非接触方式ICタグのことである。具体的には、下記▲1▼、▲2▼、▲3▼を少なくとも備えるものであり、例えば、ICチップ上にアンテナを備えたもの等である。なお、非接触方式ICと接触方式ICを合わせ持つ、もしくは兼ねるハイブリッドICタグでも構わないものである。
【0014】
▲1▼ 信号送受信用のアンテナ
▲2▼ 回路(リーダからの信号を受信し、その信号に応答する信号をリーダに送信する)
▲3▼ 記憶手段(例:メモリー)
【0015】
なお、グループIDを使用するシステムの場合は、再使用の場合にIDを書き直す必要があり、リライタブルでなければならない。グループの人数が常に同じでないからである。
【0016】
また、これらの他に、各種機能、例えばリーダからの信号を受信する以外の各種信号を受信した場合、別の機能を発揮するものであっても構わない。
【0017】
また、「応答信号に基づき人の位置情報を把握する」とは、下記の方法があげられる。
▲1▼ 応答信号をそのまま表示する方法
▲2▼ 応答信号をそのまま、もしくは変換して記憶手段に記憶、蓄積し、人の位置情報を把握したい時に表示手段に表示させる方法
などがある。
【0018】
その他、音声的に知らせる等の、各種位置情報の把握に役立つ把握したい情報を提示する手段を用いる事が可能である。
【0019】
さらに、この「応答信号に基づき人の位置情報を把握する」機能は、リーダ自体がその機能を有するものでも、リーダから応答信号をそのままもしくはこの応答信号が変換されたものを受けた情報を電気通信回線もしくは無線接続等された別体で行うものであっても構わない。
【0020】
また、「リーダ」は、固定型、携帯型どちらでも構わない。
【0021】
リーダは、固定型の場合は、例えば施設内の所定箇所に設けられている場合、あるいは一定間隔に設けられている場合があげられる。形態としてはゲート型リーダでもよい。
【0022】
携帯型の場合は、リーダを携帯している人が移動しても例えば人の位置情報の把握ができて好ましい。また、電気通信回線に無線接続可能なものであることが好ましい。
【0023】
また、「電気通信回線」とは、電話回線や通信用ネットワーク回線があげられる。
【0024】
また、「電気通信回線に接続」とは、例えば携帯電話と一体型になったリーダ、あるいは携帯電話にケーブルで接続可能なリーダのように、接続可能ものがあげられる。例えばリーダとしてブルートゥース通信可能な携帯電話を用いることがあげられる。
【0025】
また、表示装置、音声出力装置を有し、商品情報を表示可能なようにすることが好ましい。表示装置がカラーであれば、商品情報として色情報を表示させることもできる。音声出力装置であれば、音声案内が可能となる。
【0026】
その他、電気通信回線に無線接続可能なリーダで応答信号を読取り、電気通信回線を通してWEBに接続し、地図情報と重ねることにより、周囲の施設情報等の有効な情報もさらに得ることが可能となる。
【0027】
また、「周波数がホッピングされた信号」とは、周波数がホッピングされた信号で、例えばブルートゥース通信方式に準拠した信号があげられる。
【0028】
周波数ホッピングされた信号であるのは、質問信号だけでもよい。その場合、応答信号は一定周波数の信号でもよい。
【0029】
また、「信号を受信して応答する信号をリーダに送信する回路」とは、アンテナからリードオンリーメモリ(以下ROMと称する)、ランダムアクセスメモリ(以下RAMと称する)、演算処理部(以下CPUと称する)、もしくはこれらの結線回路からなる回路の事であり、少なくともリーダからの質問信号を受信したアンテナの受信信号を受けて、その信号に応答する信号を送信するためのアンテナへの信号を供給する回路であれば、いかなる回路でも良い。
【0030】
また、「リーダから発せられた質問信号を受信する段階」とは、非接触方式ICタグで行われる段階で、少なくともリーダから発せられた無線信号の質問信号を受信したアンテナの、受信信号を受けるプロセスであるが、実際には信号を受信して応答する信号をリーダに送信する回路に信号が流れないと動作しないために、その後回路に信号が流れる事が必要である。
【0031】
また、「非接触方式ICタグからの応答信号をリーダが受信する段階」とは、非接触方式ICタグで行われる段階で、少なくとも非接触方式ICタグのアンテナから発せられた無線信号の応答信号を受信したリーダの、応答信号を受けるプロセスであるが、この応答信号に基づき次の工程である応答信号に基づき人の位置情報を把握する段階にそのまままたは変換等することで結びつく事が必要である。
【0032】
また、「入場する施設で配布される物品」とは、入場券、利用券、迷子札など、各種入場に配布されるとともに、その人が携帯、首に掛ける、服に止める等で身から離さない事が可能な各種物品が可能であり、有償無償を問わない。例えば入場券の場合は、リードオンリーのタグを入場券に取り付けておけばよい。
【0033】
この場合、入場券のタグに年齢や大人・子供の区分あるいは性別等を記録しておけば、それらで層別した人の動き等を把握することもできる。
【0034】
従って、入場券発券の際に入場券に付与された非接触方式ICタグに家族などの1グループごとに同じ識別IDを記録することで、グループをそのグループIDで識別できるようにすることも可能である。
【0035】
また、グループIDに加えて、個人IDを記録しても、個人IDだけでもよい。この場合の個人IDは例えば1からの通し番号、その他ランダム、券種毎の分別などがされているものなど、各種の方式の個人IDが可能である。
【0036】
なお、入場者の氏名を書き込む方法も考えられるが、手間がかかるので実際的ではない。
【0037】
また、グループID+個人IDは固有IDとして使用でき、位置確認、動線確認に好適である。
【0038】
なお、希望者のみが使用できるようにする場合は、入口に案内所等を設け、そこで非接触方式ICタグ付きの迷子札のようなものに上の例と同様に、グループごとに同じ識別グループIDを非接触方式ICタグに書き込み、それを人数分、配布するか、貸し出せばよい。この場合も、非接触方式ICタグに個人IDや氏名等を追加で書き込む実施方法も可能である。
【0039】
この場合、入場券と同じような形状あるいはカード方式も考えられるが、紛失しやすいので、ペンダントのような首掛けタイプやバッジのような衣服取り付けタイプあるいは腕輪のような身体保持タイプ等にすれば施設内での紛失の可能性が減少する。特に子供に有効である。
【0040】
この場合はデパートやスーパー等、入場券が不要な施設でも利用できる。
【0041】
また、IDだけの場合、必要個数を入力することでその数だけ迷子札等を自動的に発行する方式も考えられる。
【0042】
また、「貸し出される物品」とは、上記配布の様に回収が前提となっていない物品の他、回収が前提となって貸し出されている場合がある事を示すものである。したがって、施設専用の買い物用カートやかごにチップを埋め込んでおけば、リードオンリー非接触方式ICタグでもよい。
【0043】
これにより、人の動線や混雑度を記録できることで、デパートやスーパー等では売場のレイアウト変更の際に、それらのデータを参考にすることで混雑緩和や人の移動のしやすさに配慮したレイアウトが可能になる。
【0044】
また、「無線接続可能」とは、各種接続方式が可能である。従って、その信号伝送方式やその動作タイミングなどを問うものではない。
【0045】
【発明の実施の形態】
また本願発明の人の位置情報把握システムは、以下の様に応用可能である。
【0046】
請求項1に係る本発明では、信号送受信用のアンテナと、リーダからの信号を受信して応答する信号をリーダに送信する回路とを備え、人に携帯される非接触方式ICタグが、リーダから発せられた質問信号を受信する段階と、非接触方式ICタグからの応答信号をリーダが受信する段階と、前記応答信号に基づき前記人の位置情報を把握する段階とからなる人の位置情報把握システムを提供する。
【0047】
また、請求項2に係る本発明では、前記非接触方式ICタグが、入場する施設で配布される物品又は貸し出される物品に取付けられていることを特徴とする請求項1記載の人の位置情報把握システムを提供する。
【0048】
また、請求項3に係る本発明では、前記リーダが携帯型であり、電気通信回線に無線接続可能なリーダであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の人の位置情報把握システムを提供する。
【0049】
また、請求項4に係る本発明では、前記質問信号が、周波数がホッピングされた信号であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項記載の人の位置情報把握システムを提供する。
【0050】
次に、本発明を図1から図6に示す実施例に基づいて詳細に説明する。
【0051】
図1は、本発明の人の位置情報把握システムの全体動作説明図、図2は、本発明の非接触方式ICタグの動作説明図、図3は、リーダによる非接触方式ICタグの位置情報の決定方法を示す概念平面図、図4は、リーダによる非接触方式ICタグの位置情報の決定方法を示す動作説明図、図5は、本発明の人の位置情報把握システムで使用される非接触式非接触方式ICタグの平面説明図、図6は図5のX−X線断面説明図である。
【0052】
本発明のシステムの説明に先だって、本発明で使用される非接触式非接触方式ICタグを図5、図6に基づいて説明する。非接触式非接触方式ICタグ1は、非接触方式でデータの送受信を行うアンテナが設けられているアンテナ部2と情報記憶部を有するIC回路3を基材シート4内に内包している。
【0053】
なお、入場券等の場合はその表面に印字可能な構成が求められ、また、必要に応じてこの基材シート4の表裏面に入場者名を記載するために、シート5、6で挟持してなる上質紙または筆記適性をもたせた樹脂でサンドイッチされている構成が求められる場合がある。
【0054】
その場合の表面の印字部は、トナー印字適性を持たせるため各種樹脂や導電材による表面コートが施される場合が多い。
【0055】
例えば、ノンインパクトによるトナー印字の際、転写性を向上させるために導電材を塗工し、タグ表面の抵抗値を1.0×10の11乗オーム以下に設定したり、あるいは、トナーの定着性を向上させるために各種の樹脂を塗工し、アンカーコート層を形成することにより、トナーの印字適性を向上させることができる。
【0056】
また、表面には、耐熱インクを塗布してもよく、この耐熱インクのうち少なくとも黒インク等で印字欄や模様等が構成される場合は、カーボンレスインクで構成されてなるものである。
【0057】
これにより、タグ表面へのノンインパクト方式、例えば静電写真印刷によるトナー印字の際、黒印刷部の畜熱を防止でき、IC回路3を熱圧からの影響が回避できる。この場合の耐熱インクは、紫外線(以下UVと称する)硬化インクが、使用されており、UVランプ等により乾燥されてなるもので、カード表面へのノンインパクトによるトナー印字の際、印字部のインクが溶けることなく安定した印字が行えるとともに、印字部の内面側のIC回路3を熱圧から保護できる。
【0058】
もちろん物品の種類等により、印字や筆記、表記が必要のない場合は、この様な工夫は不要である事は当然である。
【0059】
次に、位置情報の把握処理に係る処理は、図1から図4を用いて説明する。
【0060】
まず、図1を用いて、本発明の人の位置情報把握システムの全体動作説明を行う。
【0061】
非接触方式ICタグ21は、信号送受信用のアンテナ22と、リーダ24からの質問信号25を受信して応答する応答信号26をリーダ24に送信する回路23とを備えている。
【0062】
リーダ24から質問信号25が発信されると、アンテナ22にて受信して回路23を流れる事でアンテナ22に信号が送られ、応答信号26をアンテナ22から発信される。この応答信号26をリーダ24が受信すると、この応答信号26に基づき位置情報28を把握する。
【0063】
なお、図1では応答信号26はリーダ24外の無線接続27を介して送信されて、その送信された応答信号26に基づき位置情報28が求められるが、リーダ24内でこの応答信号26に基づき位置情報28を把握するものであっても構わない。
【0064】
また、図2を用いて、本発明の非接触方式ICタグの動作説明図を行う。
【0065】
またこの非接触方式ICタグ21は、入場101と同時に動作を開始し、リーダ24から発せられた質問信号25を受信する段階102と、非接触方式ICタグからの応答信号をリーダが受信する段階103とからなり、退場の判断104の結果、退場したら退場処理105を行い、退場していないならば質問信号25を待信することで、質問信号25を受信する段階102の直前に戻る。
【0066】
また、図3を用いて、リーダによる非接触方式ICタグの位置情報の決定方法を説明する。
【0067】
各リーダ201、201、203、204には各々交信範囲211、212、213、214がある。その中には非接触方式ICタグ221、222、223、224、225、226、227、228が散在している。
【0068】
この状態で各リーダ201、201、203、204から質問信号を発すると、各交信範囲211、212、213、214内の非接触方式ICタグ221、222、223、224、225、226、227、228のみの応答信号を受信できる。
【0069】
例えば、リーダ201で非接触方式ICタグ221の応答信号を受信できれば、リーダ201の交信範囲211に非接触方式ICタグ221があり、その持ち主がその交信範囲211にいると推定できる。
【0070】
同様に、リーダ202で非接触方式ICタグ222の応答信号を受信できれば、リーダ202の交信範囲212に非接触方式ICタグ222があり、その持ち主がその交信範囲212にいると推定できる。
【0071】
また、リーダ203とリーダ204で非接触方式ICタグ227の応答信号を受信できれば、リーダ203の交信範囲213で、かつリーダ204の交信範囲214に非接触方式ICタグ227があり、その持ち主がその交信範囲213と交信範囲214の共通範囲にいると推定できる。
【0072】
さらに、リーダ201とリーダ202とリーダ203で非接触方式ICタグ224の応答信号を受信できれば、リーダ201の交信範囲211で、かつリーダ202の交信範囲212で、かつリーダ203の交信範囲213に非接触方式ICタグ224があり、その持ち主がその交信範囲211と交信範囲212と交信範囲213の3つの領域の共通範囲にいると推定できる。
【0073】
これを応用すれば、リーダ201とリーダ202で非接触方式ICタグ223の応答信号を受信でき、リーダ203で非接触方式ICタグ223の応答信号を受信できなければ、リーダ201の交信範囲211で、かつリーダ202の交信範囲212で、かつリーダ203の交信範囲213外に非接触方式ICタグ223があり、その持ち主がその交信範囲211と交信範囲212の共通範囲から交信範囲213を除いた範囲にいると推定できる。
【0074】
これを図4を用いてリーダによる非接触方式ICタグの位置情報の決定方法を説明する。
【0075】
リーダでは質問信号発信301が行われると、もし受信領域内に非接触方式ICタグが存在すれば、応答信号受信302が行われる、この受信結果は、複数のリーダで受信したかの判断303が行われ、もし複数のリーダで受信した場合は、その受信したリーダの境界領域に非接触方式ICタグがあり、その持ち主がその範囲にいると推定できる。
【0076】
他方。単独のリーダで受信した場合は、その単独受信領域に非接触方式ICタグがあり、その持ち主がその範囲にいると推定できる。
【0077】
この様なシステムにより、リアルタイムで人の位置情報を把握したり、人の移動履歴を把握することが可能となる。
【0078】
また、請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載の人の位置情報把握システムを用い、一定の場所にいる人の人数を把握して、情報を欲する人に知らせることを特徴とする人の位置情報通知方法に利用する事も可能である。
【0079】
この場合の情報を欲する人とは、その一定の場所にいる人、他の場所からその一定の場所に行こうとしている人、その一定の場所を通過しようとする人、あるいは施設の運営者、管理者などがあげられる。
【0080】
また、一定の場所にいる人の人数を把握して、ということは、例えば応答信号を受信して、演算を行ない、人数を表示する、ということが考えられる。
【0081】
これにより、一定の場所にいる人の人数を把握することにより、混雑度合を判断することができる。例えばその一定の場所がテーマパークの場合のアトラクションである場合には、そのアトラクションを後回しにしたり、待ち時間を把握したり、あるいはアトラクションの管理者が、待ち時間を他の人に案内したり、ということが可能となり、施設の運営上利便性を高める事が可能になる。
【0082】
さらに、請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載の人の位置情報把握システムを用い、特定の人の捜索することを特徴とする人の捜索方法にも応用する事が可能である。
【0083】
これにより、迷子等を簡単に見つけ出すことが可能となる。
【0084】
この場合、今まで説明した様なカートやかごの場合、あるいは位置確認等はリードオンリー機能のみのタグでもよかったが、迷子や迷い人捜しの場合はリード・ライト両機能があった方が好ましい。
【0085】
例えば、子供や徘徊老人に、非接触方式ICタグ付きの迷子札等(形態は上記参照)を持たせ、非接触方式ICタグに氏名、年齢、住所や電話番号等の連終先を記録しておく。子供が迷子になったり、徘徊老人を捜す場合、市町村単位等の地域市町村単位等内の電柱や交差点、あるいは建物の入口等にリーダーを設置しておき、リーダは回線で例えば迷子センターにつながっている。
【0086】
そして、迷子が発生したり、老人の行方がわからなくなった場合、センターに連絡してシステムを起動してもらう。なお、常時起動している必要はないが、常時起動していてもよい。上記と同じようにして子供や老人の居場所を探して、連絡してもらう。あるいは、その情報を携帯電話等に表示できれば、それを見ながら探すこともできる。
【0087】
また、迷子や徘徊老人を見つけた人は、自分の拐帯電話等で迷子や徘徊老人の保持している迷子札等の非接触方式ICタグの情報を読み取り、家族に連絡したり、送り届けたりできる。なお、この場合は地域を限定しなくても、どこでも実施可能である。
【0088】
最後に、請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載の人の位置情報把握システムにおいて、人ではなく、ペットに非接触方式ICタグを携帯させ、特定のペットの捜索することを特徴とするペットの捜索方法も可能である。
【0089】
これにより、行方不明になったペットを簡単に見つけ出すことが可能となる。
【0090】
具体的には、ペットの首輪に飼い主、住所、電話番号等を記録した非接触方式ICタグを取り付けることで、特定の地域内であれば、ペットが行方不明になったときに上記と同じ方法でペットを探すことができる。また、迷子ペットを見つけた人も同様に飼い主に連絡できる。
【0091】
ちなみに、貸与方式等の様に回収を欲する場合は、非接触方式ICタグ付き迷子札等を貸し出し、回収して再使用する場合は、出口で回収する等の方法が可能である。
【0092】
このとき、返却忘れを防止するため、出口にリーダーを設け、非接触方式ICタグを付けたまま出口を出ようとすると返却を要請する警報が出るようにする事も可能である。
【0093】
【発明の効果】
本願発明により、リアルタイムで人の位置情報を把握したり、人の移動履歴を把握することが可能となるものである。
【0094】
また、一定の場所にいる人の人数を把握することにより、混雑度合を判断することができる。例えばその一定の場所がテーマパークの場合のアトラクションである場合には、そのアトラクションを後回しにしたり、待ち時間を把握したり、あるいはアトラクションの管理者が、待ち時間を他の人に案内したり、ということが可能となり、施設の運営上利便性が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の人の位置情報把握システムの全体動作説明図である。
【図2】本発明の非接触方式ICタグの動作説明図である。
【図3】リーダによる非接触方式ICタグの位置情報の決定方法を示す概念平面図である。
【図4】リーダによる非接触方式ICタグの位置情報の決定方法を示す動作説明図である。
【図5】本発明の来場管理システムで使用される非接触式非接触方式ICタグの平面説明図である。
【図6】図5のX−X線断面説明図である。
【符号の説明】
1 非接触方式ICタグ
2 アンテナ部
3 IC回路
4 基材シート
5 シート
21 非接触方式ICタグ
22 アンテナ
23 回路
24 リーダ
25 質問信号
26 応答信号
27 無線接続
28 位置情報
101〜105 処理
201〜204 リーダ
211〜214 交信範囲
221〜228 非接触方式ICタグ
301〜305 処理

Claims (4)

  1. 信号送受信用のアンテナと、リーダからの信号を受信して応答する信号をリーダに送信する回路とを備え、人に携帯される非接触方式lCタグと、複数のリーダを有する人の位置情報把握把握システムであって、前記複数のリーダが質問信号を発すると、各リーダとの各交信範囲にある前記非接触方式ICタグが、応答信号を発信し、前記リーダは前記非接触方式ICタグからの該応答信号を受信し、該リーダの交信範囲に前記非接触方式ICタグがあると推定し、複数のリーダで前記非接触方式ICタグからの該応答信号を受信したときは、応答信号を受信したリーダの各交信範囲の共通範囲に非接触方式ICタグ221があると推定し、また、交信範囲の共通範囲を持つ複数のリーダで、応答信号を受信できるリーダと受信できないリーダが有る場合、応答信号を受信できるリーダの受信範囲から受信できないリーダとの共通範囲を除いた範囲に前記非接触方式lCタグがあると推定することを特徴とする人の位置情報把握システム。
  2. 前記非接触方式ICタグが、入場する施設で配布される物品又は貸し出される物品に取付けられていることを特徴とする請求項1記載の人の位置情報把握システム。
  3. 前記リーダが携帯型であり、電気通信回線に無線接続可能なリーダであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の人の位置情報把握システム。
  4. 前記質問信号が、周波数がホッピングされた信号であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項記載の人の位置情報把握システム。
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