JP2002104626A - 識別用電子タグ - Google Patents

識別用電子タグ

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JP2002104626A
JP2002104626A JP2000300932A JP2000300932A JP2002104626A JP 2002104626 A JP2002104626 A JP 2002104626A JP 2000300932 A JP2000300932 A JP 2000300932A JP 2000300932 A JP2000300932 A JP 2000300932A JP 2002104626 A JP2002104626 A JP 2002104626A
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Takashi Takeda
高司 武田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トランスポンダを利用し、簡易な物品の管理
システムを提供可能にする。 【解決手段】 アンテナ11、電池12、発信制御用I
C13および識別コードを記憶した回路部14をテープ
状の支持媒体15に搭載した電子タグ10を提供する。
さらに、この電子タグ10においては、回路部14を印
刷することにより識別コードをセットできる構成にす
る。このような電子タグ10は、ラベルと同じように物
品に貼り付けることが可能であり、さらに、ラベルプリ
ンタと同程度の低コストな製造装置20により極めて簡
単に製造することができ、識別コードも任意に設定でき
る。したがって、食品の在庫管理などの家庭の在庫管理
やホームセキュリティーを実現するための管理システム
を低コストで実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電波を当てると所
定の識別コードを示す電波を発信するトランスポンダ型
の識別用電子タグおよびそれを用いたシステムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】商品に取り付けられた送受信のための小
さいIC素子と印刷されたアンテナ(約3cm程度)に電
波を当てると、商品の種類と値段を示す電波を発信し、
数十個の商品の値段を1秒程度で読みとることができる
スーパタグと称されている装置がイギリスのブリティッ
シュ・テクノロジー・グループと南アフリカの研究開発
機関であるCSIRによって開発されている。これによ
って、これまでのPOSレジのように、いちいち値段を
読みとることが必要なくなり、買い物カートのごちゃ混
ぜになった商品の値段が一度にわかるようになる。そし
て、装置が大量生産されるようになれば、それらが数円
になることが見込まれており、実用の可能性が期待され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】電波を当てると所定の
識別コードを示す電波を発信するトランスポンダ型の識
別用電子タグは、それを付された物品の移動を非接触で
検出することができるので、多種多様な用途が考えられ
る。しかしながら、現状のシステムでは、プログラミン
グ装置を用いてICのEEPROMを書き換えないと識
別用電子タグ(以降では、電子タグあるいはタグ)から
発信される識別コードをセットすることができない。し
たがって、タグが低コストになっても、それに識別コー
ドをセットする装置は高価であり、また、識別コードを
セットする作業も手間がかかる。商品を包装するシステ
ムなど大量の物品をハンドリングする流通システムの一
環として電子タグに識別コードをセットする作業を行う
ようにすれば、それに係るコストや時間はほとんど無視
できるものになる。しかしながら、流通システムなどの
大規模なシステムだけで識別コードが使用できるので
は、フレキシビリティーがなくなり家庭や個人で電子タ
グを使用できる可能性は減少する。したがって、電子タ
グの使用方法は限られたものになる。
【0004】そこで、本発明においては、簡易で安価な
方法で識別コードをセットすることが可能な電子タグを
提供することを目的としている。そして、流通システム
などの大規模システムで利用できると共に、家庭や個人
のレベルでも簡単に電子タグを利用して物品の移動など
を管理することができるシステムを提供することを目的
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の、電
波を当てると所定の識別コードを示す電波を発信する識
別用電子タグにおいては、送受信用のアンテナと、発信
用の薄膜ICと、少なくとも識別コードを記憶する回路
領域とを一体でテープ状の支持媒体で保持すると共に、
回路領域が印刷できるようにしている。本発明の識別用
電子タグであれば、導電性微粒子を含有した溶剤を噴射
可能なインクジェット方式などの回路領域を印刷する手
段を有する識別用電子タグの製造装置により手軽に製造
することができる。したがって、業務用はもちろん、家
庭用としても、本発明の識別用電子タグを用いたシステ
ムを提供できる。
【0006】本発明の識別用電子タグを製造する際に、
識別コードおよび該識別用電子タグが付される物品とを
関連して登録し、識別用電子タグから発信される識別コ
ードにより、その識別用電子タグが付された物品の移動
または増減を監視する管理方法あるいは管理システムを
低コストで提供することができる。したがって、識別用
電子タグを図書、道具など共有される物品に付けてその
所在を家庭あるいは個人のレベルで管理することができ
る。また、物品の移動を管理することにより、盗難を防
止するホームセキュリティーシステムを構築することも
可能である。また、食品などの消耗品に付けて家庭の在
庫管理することも可能である。さらに、本発明の識別用
電子タグを用いて流通管理や倉庫の在庫管理システムを
構築することも可能である。
【0007】また、監視することにより得られた情報を
無線またはネットワークを介して発信する工程あるいは
手段を設けておくことにより、遠隔地でも物品の移動や
増減を管理できるので、買い物先で在庫を確認したり、
移動先で家庭のセキュリティーをチェックするようなシ
ステムも簡単に構築することができる。
【0008】さらに、本発明の識別用電子タグは使い捨
てにしても良いが、回路領域を交換可能とすることによ
り、送受信用のアンテナと、発信用の薄膜ICとを再利
用することが可能であり、さらに低コストで電子タグを
利用できる。
【0009】また、識別コードを印刷する際に同時に支
持媒体に識別用の表示を印刷できるようにすれば、識別
用電子タグを製造するときに物品の名称を文字で印刷し
たり、管理用のバーコードを印刷することも可能であ
る。したがって、本発明の識別用電子タグをラベルとし
て用いることも可能となり、より多種多様な用途で使用
できる。
【0010】さらに、本発明のテープ状の支持媒体に一
体化されているので、識別用電子タグは薄く、物品に貼
り付けて使用するのに適している。したがって、支持媒
体に粘着性の面を設けることによりさらに使いやすい識
別用電子タグを提供できる。
【0011】また、回路領域に、発信用の回路要素も印
刷することが可能であり、電子タグを製造する際にIC
との結線を変えたり、コイルなどの要素の定数を変える
ことにより受発信の周波数を変えるなどの調整も簡単に
行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1に、本発明に係る電子
タグを用いたシステムの概要を示してある。本例の電子
タグ10を用いた管理システム1は、電子タグ10を製
造する装置20と、製造された電子タグ10と、電子タ
グ10を検出するセンサー30と、検出された情報を管
理するサーバ50とを備えている。電子タグ10は、セ
ンサー30からの電波を受信すると共にセンサー30に
電波を発信するためのアンテナ11と、電波により数分
程度稼動できるだけの電力を蓄積可能な電源12と、そ
の電源12からの電力により電子タグ10を制御し、識
別コードを発信するIC13と、識別コードなどを記憶
した回路部14とを備えており、これらがテープ状の支
持媒体15に搭載されている。そして、アンテナ11と
して金属薄膜あるいは印刷などの方法によって薄く形成
されたものが使用され、また、IC13として薄膜IC
が採用されており、さらに、回路部14においても回路
が導電性微粒子を含んだインクにより印刷されている。
したがって、本例の電子タグ10はテープ状の非常に薄
いものであり、物品のどこにでも簡単に貼り付けること
ができる。
【0013】図2に、電子タグ10の概要を示してあ
る。本例の電子タグ10は3層構造になっており、中心
のポリイミド製のフレキシブルな基板15にアンテナ1
1、電源12、IC13および回路部14が搭載され、
そのフレキシブルな基板15の表面および裏面が絶縁性
の保護膜17により覆われている。そして、電子タグ1
0の裏面16は粘着性の面になっており、製造時には貼
られている保護テープを剥がすだけで対象となる物品に
簡単に貼り付けることができる。そして、表面18はイ
ンクジェット方式などにより印刷が可能な面となってい
る。
【0014】基板15の回路部14には、図3に示すよ
うに、予めビットを形成するための回路61が形成され
ており、製造装置20に内蔵されたインクジェットヘッ
ド21により回路61に導電性のインクを塗布すること
により32ビット程度のデータを、識別コードとしてセ
ットできるようになっている。したがって、発信用のI
C13は、回路部61にセットされた識別コードに基づ
いて発信電波を変調し、センサー30に対しセットされ
た識別コードを伝送することができる。さらに、回路部
14には、コンデンサおよびコイルといった回路要素を
識別コードと共にインクジェットヘッド21により印刷
することが可能であり、それらの回路要素のインピーダ
ンスやインダクタンスを変えることにより送受信する電
波の周波数を個々の電子タグ毎に制御することができる
ようになっている。
【0015】さらに、回路部14が印刷されると、製造
装置20においては、その基板15が保護膜17で覆わ
れ、さらに、その表面18にインクジェットヘッド22
により通常のインクで印刷することができる。したがっ
て、電子タグ10の表面18に、電子タグ10が貼られ
る物品の名称や識別名65を印刷したり、管理用のバー
コード66を印刷することができ、通常のラベルとして
の機能を持たせられるようになっている。
【0016】このように、本例の電子タグ10は、印刷
により識別コードと、識別表示を付すことが可能となっ
ており、インクジェットヘッドなどの簡単な印刷装置を
内蔵した製造装置20により製造することができる。し
たがって、電子タグ10の製造装置20を低コストで提
供することが可能であり、個人や家庭で簡単に低コスト
で独自の電子タグを製造することができる。もちろん、
製造工場、倉庫、流通業者などで使用することも可能で
ある。本例の電子タグ製造装置20は、図1に示したよ
うに、データを入力するシステムとしてマイクロフォン
25と、バーコードリーダ24と、ホストコンピュータ
(サーバ)50と接続可能なインタフェース23とを備
えている。したがって、音声で識別表示と識別コードを
入力することにより、内蔵された印刷装置27によりイ
ンクジェットヘッド21および22で識別コードと識別
表示が印刷された電子タグ10が出力される。また、バ
ーコードリーダ24でデータを読み込んだり、サーバ5
0からデータを提供することによっても、識別コードお
よび識別表示が印刷された電子タグ10が製造され、出
力される。そして、電子タグ10に印刷された識別コー
ドおよび識別表示は適当なインタフェース23を介して
サーバ50に登録される。
【0017】さらに、本例の電子タグ10は、使用した
後は、保護層17を外して基板あるいは支持媒体15を
露出すると、印刷された回路部14を取り除き、新しい
回路部14を基板15に装着できるようになっている。
そして、その状態で製造装置20にセットすると、新し
い回路部14に新しい識別コードが印刷され、さらに保
護層17で基板15が覆われた後に保護層17の表面に
新しい識別表示が印刷されて出力される。したがって、
汎用性のあるアンテナ11、制御および発信用の薄膜I
C13および電源12は、再利用することが可能となっ
ており、低コストで電子タグ10を製造することができ
る。また、破棄される回路部14および保護層17は、
焼却可能な紙あるいはプラスチックで製造することが可
能であり、発生するごみを最小に抑えた環境にやさしい
電子タグになっている。
【0018】このようにして製造された電子タグ10
は、図1に示す受発信回路31を備えたセンサー30か
ら所定の周波数の電波を受信すると、発電して電源12
にある程度の電力が蓄積されると共にIC13が起動す
る。そして、印刷された回路部14の識別コードを所定
の周波数の電波を用いて発信する。センサー30では、
受発信回路31は電子タグ10からの電波を受信する
と、送受信デコード回路32により識別コードをデコー
ドし、その結果をサーバ50に送信する。したがって、
サーバ50は、適当なタイミングでセンサー30を起動
して電子タグ10から識別コードを取得することが可能
である。そして、センサー30と電子タグ10で送受信
される電波の出力を適当な範囲に抑えることにより、セ
ンサー30でカバーされる領域内に存在する電子タグ1
0から識別コードを受信することが可能であり、センサ
ー30でカバーされる領域内にある、あるいはその領域
を通過した電子タグ10を識別することができる。
【0019】したがって、図5に示すように、家庭の台
所の適当な個所、たとえば棚71にセンサー30を取り
付け、台所用品、食料品のパッケージなどに本例の電子
タグ10を貼り付けることにより、台所用品や食料品の
所在が確認できる。たとえば、食料品のパッケージに電
子タグ10を取り付けて管理すれば、パッケージの増減
により消費量が分かり、不足している食料品の判別が容
易になる。また、電子タグ10の識別コードはユーザが
自由にセットすることができるので、食料品の種類毎に
管理しても良く、パッケージ単位で管理することも可能
である。パッケージ単位で管理することにより食料品の
賞味期限の管理なども可能であり、ユーザが望む管理シ
ステムを構築できる。
【0020】そして、本例の電子タグ10では、バーコ
ードなどのセンサーが直に光学的な手段などによりいち
いち識別コードを読み取らないといけないシステムと異
なり、電波により非接触で適当な距離の範囲内であれば
識別コードを読み取ることができる。したがって、電子
タグ10が貼り付けら得た物品を移動しなくてもその所
在を確認できるので、管理のための手間を増やさずに家
庭でも簡単に物品の管理を行うことができる。また、本
例の電子タグ10は、識別コードが印刷により簡単にセ
ットできるので、物品に識別ラベルあるいは名称ラベル
を貼るのと同じような感覚、同じような手間で、電子タ
グ10を物品に貼り付け、上記のような管理システムで
物品を管理できる。また、本例の電子タグ10は、上記
のように薄く、表面に印刷できるので、識別ラベルある
いは名称ラベルとしての機能も現実に備えており、従来
の識別ラベルあるいは名称ラベルの代わりに本例の電子
タグ10を採用することにより、物品の管理を電子的に
行うことが可能となる。
【0021】台所に限らず、センサー30はどのような
場所にも取り付けることが可能である。たとえば、図6
に示すように、本棚あるいは書庫72にセンサー30を
取り付け、本あるいはファイル73のラベルとして本例
の電子タグ10を貼り付けることが可能であり、書庫7
2にあるファイル73の在庫管理を行うことができる。
また、オフィスの各部屋にセンサー30を設置しておけ
ば、センサー30でファイル73に貼り付けられた電子
タグ10を検出することが可能であり、ファイル73の
所在地も自動的に管理することができる。
【0022】図7に、本例の電子タグ10を用い、電子
タグ10が付された物品の管理をサーバ50により行う
ことができる管理システム1を家庭に適用した例を示し
てある。本例では、センサー30を住宅80の車庫の出
入口81、クローゼット82、居間83、書斎84、台
所85にそれぞれ設けてあり、センサー30によりそれ
ぞれの場所にある電子タグ10の識別コードを検出し、
サーバ50に検出結果を伝送できるようになっている。
サーバ50は、電子タグの製造装置20で電子タグ10
を製造する際に、電子タグ10に印刷される識別コード
と、電子タグ10が貼り付けられる物品とが関連して登
録されており、センサー30により検出された識別コー
ドからセンサー30がそれぞれカバーするエリアに存在
する物品を判断することができる。すなわち、このサー
バ50は、電子タグ10の識別コードおよび電子タグ1
0が付される物品とを関連して登録する手段と、電子タ
グ10から発信される識別コードにより、その電子タグ
10が付された物品の移動または増減を監視する手段と
を備えている。
【0023】さらに、サーバ50は、インターネット9
0などのネットワーク回線を介して物品の移動または増
減をかんりしたデータを予め決められた外部の端末に発
信できるようになっている。したがって、ユーザは、仕
事場の端末91や、PDAや携帯電話などのモバイルな
端末92を介してサーバ50の管理情報を適宜取得する
ことができる。したがって、電子タグ10が貼り付けら
れた物品の情報を、住宅内に設置された表示端末35か
らだけでなく、外部からも適当な手段により見ることが
できる。
【0024】この管理システム1は、様々な用途が考え
られる。たとえば、車庫の出入口81に設けられたセン
サー30で電子タグ10からの識別コードを判断し、ユ
ーザの車であることがサーバ50で認識されたときに車
庫のシャッターが自動的に開閉するようなシステムも構
築できる。また、電子タグ10が貼られた車の出入をサ
ーバ50で監視し、車の有無から、家人が外出中である
か否かを外部から判断することも可能となる。
【0025】クローゼット82に設置されたセンサー3
0で電子タグ10の識別コードを判別することにより、
衣類の有無を判断することが可能であり、たとえば、ク
リーニング中であるか、いつでも着られる状態であるの
かなどを家の内外から簡単に知ることができる。また、
高価な装飾品の保管箱に電子タグ10を貼り付けておく
ことにより、その保管箱が移動したことを検出して盗難
の有無に対処することも可能である。たとえば、保管箱
がクローゼット82からユーザの許可無く搬出されたこ
とを電子タグ10の識別コードから検出することが可能
であり、自動的にユーザや警察などの保安機関に通報し
たり、ブザーなどの警告装置を起動したり、自動ロック
をかけるなどのセキュリティーシステムを構築すること
も容易となる。
【0026】また、台所85などに設置されたセンサー
30で物品の有無を監視して、食品やその他の在庫の有
無をいつでもどこからでも確認することができる。たと
えば、食品を購入している最中に携帯端末92により家
の在庫を確認することが可能であり、買い忘れや、買い
すぎを防止することが可能となる。
【0027】これらの用途に限らず、本例の電子タグ1
0は、テープ状でどのような物品にも簡単に貼ることが
可能であり、さらに、物品を識別するための識別コード
を印刷により簡単にセットすることができるので、ユー
ザが要望する他の様々な用途に適したシステムを構築す
ることが可能である。また、図7に示した家庭用の管理
システムに限らず、オフィス、工場、流通システムなど
において物品を管理する目的あるいはその他の目的のシ
ステムを本例の電子タグ10を用いて構築することが可
能である。
【0028】電子タグという点では、従来のスーパー・
タグを用いても同様のシステムを構築することが可能で
ある。しかしながら、本例の電子タグは、上述したよう
に薄いラベル状であり、印刷して物品に貼り付けていた
従来の名前などを印刷して貼り付けていたラベルと同様
の感覚でハンドリングすることができる。したがって、
書籍、ファイル、食料品の包装、びん、かん、おもちゃ
などの日常的に移動することが多い物品に無理なく装着
することが可能であり、個人や家庭のレベルで使用しや
すいものになっている。さらに、ラベルを印刷するのと
同じ感覚で識別コードを個々の電子タグ10にユーザが
自由にセットできるので、ユーザ独自の管理システムを
構築することも極めて容易である。そして、ラベルプリ
ンタと同じ程度のサイズおよびコストの電子タグ製造装
置20を用いることにより、専門的な知識がなくても、
プリンタとパーソナルコンピュータを使用することによ
り、低コストで所望の管理システムを構築することがで
きる。
【0029】
【発明の効果】このように、本発明においては、トラン
スポンダとしての機能を備えたテープ状の電子タグであ
って、電子タグで発信する識別コードを印刷によりセッ
トできるようにしている。したがって、インクジェット
タイプのラベルプリンタ程度の簡易な製造装置により、
手軽に、低コストで、所望の識別コードを発信する電子
タグを製造することが可能である。このため、流通シス
テムなどの大規模なシステムに限らず、家庭や個人のレ
ベルで物品の移動などを管理することができる管理シス
テムを本発明の電子タグを用いて容易に構築することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子タグを用いた管理システムの概要
を示す図である。
【図2】電子タグの概要を示す斜視図である。
【図3】識別コードを印刷可能な回路部を示す図であ
る。
【図4】電子タグに識別表示を印刷した様子を示す図で
ある。
【図5】台所にセンサーを設置した様子を示す図であ
る。
【図6】書庫にセンサーを設置した様子を示す図であ
る。
【図7】電子タグを用いた住宅の管理システムの概要を
示す図である。
【符号の説明】
1 管理システム 10 電子タグ 11 アンテナ 12 電源 13 発信制御用IC 14 印刷可能な回路部 15 テープ状の支持媒体 20 電子タグの製造装置 30 電子タグのセンサー 50 サーバ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電波を当てると所定の識別コードを示す
    電波を発信する識別用電子タグであって、送受信用のア
    ンテナと、発信用の薄膜ICと、少なくとも前記識別コ
    ードを記憶する回路領域と、これらアンテナ、薄膜IC
    および回路領域を一体で保持するテープ状の支持媒体と
    を有し、前記回路領域が印刷できる識別用電子タグ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記回路領域が交換
    可能である識別用電子タグ。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記支持媒体に識別
    用の表示を印刷できる識別用電子タグ。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記識別用の表示
    は、文字および/またはバーコードである識別用電子タ
    グ。
  5. 【請求項5】 請求項1において、前記支持媒体は粘着
    性の面を備えている識別用電子タグ。
  6. 【請求項6】 請求項1において、前記回路領域には、
    発信用の回路要素も印刷可能である識別用電子タグ。
  7. 【請求項7】 電波を当てると所定の識別コードを示す
    電波を発信する識別用電子タグであって、送受信用のア
    ンテナと、発信用の薄膜ICと、前記識別コードを記憶
    する回路領域とがテープ状の支持媒体により一体で保持
    された識別用電子タグの製造装置であって、前記回路領
    域を印刷する手段を有する識別用電子タグの製造装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記支持媒体に識別
    用の表示を印刷する手段をさらに有する識別用電子タグ
    の製造装置。
  9. 【請求項9】 請求項7において、前記識別用の表示
    は、文字および/またはバーコードである識別用電子タ
    グの製造装置。
  10. 【請求項10】 電波を当てると所定の識別コードを示
    す電波を発信する識別用電子タグであって、送受信用の
    アンテナと、発信用の薄膜ICと、少なくとも前記識別
    コードを記憶する印刷により形成された回路領域とがテ
    ープ状の支持媒体により一体で保持された識別用電子タ
    グを製造する際に、前記識別コードおよび該識別用電子
    タグが付される物品とを関連して登録する工程と、 前記識別用電子タグから発信される前記識別コードによ
    り、その識別用電子タグが付された物品の移動または増
    減を監視する工程とを有する識別用電子タグを用いた管
    理方法。
  11. 【請求項11】 請求項10において、前記監視する工
    程により得られた情報を無線またはネットワークを介し
    て発信する工程を有する識別用電子タグを用いた管理方
    法。
  12. 【請求項12】 電波を当てると所定の識別コードを示
    す電波を発信する識別用電子タグであって、送受信用の
    アンテナと、発信用の薄膜ICと、少なくとも前記識別
    コードを記憶する印刷された回路領域とがテープ状の支
    持媒体により一体で保持された識別用電子タグの前記識
    別コードおよび該識別用電子タグが付される物品とを関
    連して登録する手段と、 前記識別用電子タグから発信される前記識別コードによ
    り、その識別用電子タグが付された物品の移動または増
    減を監視する手段とを有する識別用電子タグを用いた管
    理システム。
  13. 【請求項13】 請求項12において、前記監視する手
    段により得られた情報を無線またはネットワークを介し
    て発信する手段を有する識別用電子タグを用いた管理シ
    ステム。
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