JP4643409B2 - 脂肪酸組成物および燃料油組成物 - Google Patents
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しかし、脂肪酸、特に高級脂肪酸は、その凝固点が高く、特に冬季や寒冷地での使用時には、脂肪酸の使用中や高級脂肪酸の貯蔵中に固化や結晶析出・沈殿という問題が起こりやすかった。また、凝固までには至らないが外観が曇ってくるという問題点もあった。
ところで、上記の用途のうち特に燃料油の用途においては、近年、地球環境問題への関心の高まりから、世界各国でディーゼル車の排ガス規制の強化と共に軽油中の硫黄含有量の低減が進められている。日本では2007年から硫黄含量が0.001重量%以下に規制される予定であるが、その規制に先駆け2005年1月からすでに硫黄含量が0.001重量%以下のいわゆるサルファーフリー軽油が流通し始めている。硫黄含量を0.001重量%以下にする為に、軽油基材について深度脱硫を行わなければならず、この過程において軽油中の潤滑性物質が一緒に除去され、潤滑性能が低下する事が知られている。ディーゼルエンジンの燃料噴射ポンプは軽油によって潤滑を行っているため、このような潤滑性の低下した軽油を使用すると、燃料噴射ポンプの異常摩耗、エンジンの回転不良などが起こるという事例が欧米諸国から報告されている。このような軽油の潤滑性低下に対して、ディーゼルエンジンの部品面からも対応されているが、燃料面からの対応も要求され、検討が行なわれてきた。
その結果、現在のところ、軽油に各種の摩耗防止剤が添加されている。そして、特許文献−1には炭素数8〜30の脂肪酸混合物を低硫黄燃料油の摩耗防止剤として用いることが開示されている。
しかし、上述のように、炭素数10以上の飽和または不飽和脂肪酸は、冬期のような低温期には、曇点以下の温度になるので、外観が曇ったり、さらには固化や結晶の析出が生じるため、製油所等で軽油等に添加する際に不具合が生じることがある。特許文献−2および特許文献−3には流動点降下剤兼曇点降下剤を含有する脂肪酸系の低硫黄軽油用摩耗防止剤が開示されている。しかしながら、流動点降下剤兼曇点降下剤を脂肪酸に対し少なくとも5重量部以上配合しなければ十分な曇点降下効果が得られない。高分子タイプの流動点降下剤兼曇点降下剤を大量に配合した摩耗防止剤を燃料油に添加すると常温での通油性が悪化するという問題が発生する。
すなわち本発明は、脂肪酸(A)および曇点降下剤(B)を含有し、示差走査熱量計により測定される(A)の結晶化開始温度(ta)および示差走査熱量計により測定される(B)の結晶化開始温度(tb)が式(1)〜(3)を満たすことを特徴とする脂肪酸組成物;該脂肪酸組成物を含む燃料油用潤滑性向上剤;並びに、硫黄含量が0.005重量%以下の低硫黄燃料油と該潤滑性向上剤とからなり、該潤滑性向上剤を20〜300ppm含有してなる低硫黄燃料油組成物である。
10℃ ≧ ta ≧ −20℃ (1)
20℃ ≧ tb ≧ −10℃ (2)
ta+20℃ ≧ tb ≧ ta−10℃ (3)
本発明の脂肪酸組成物からなる燃料油用潤滑性向上剤は、従来の燃料油用潤滑性向上剤に比べて低い曇点を示す。
本発明の低硫黄燃料油組成物は、従来と同等の潤滑性を示す。
本発明において、結晶化開始温度は、セイコーインスツルメンツ社製RDC−220示差走査熱量計を使用し、試料5mgを、10℃/分の等温速度で50℃から−80℃まで冷却したときに観測される結晶化開始温度である。
10℃ ≧ ta ≧ −20℃ (1)
taがこの範囲から外れると、脂肪酸組成物の曇点が比較的高くなる。
脂肪酸(A)のHLB値は、金属表面への吸着力と抗乳化性の観点から、好ましくは0.5〜1.7であり、さらに好ましくは0.8〜1.4である。HLB値はグリフィンのHLB(「新・界面活性剤入門」三洋化成工業株式会社発行P128)によって算出される値である。
脂肪酸(A)の分子量は好ましくは200〜350であり、さらに好ましくは250〜300である。
脂肪酸(A)の酸価(AV)は、好ましくは150〜250であり、さらに好ましくは175〜225、特に好ましくは185〜215である。
脂肪酸(A)のヨウ素価は好ましくは60〜188であり、さらに好ましくは90〜170である。
これらの範囲の値のすべてを満足する場合は、燃料に対する溶解性、金属表面への吸着力、抗乳化性、水の抱きこみ性、または防錆性などにおいて、さらに優れた効果を発揮できるので好ましい。
オレイン酸、リノール酸およびリノレン酸を含有する混合物の場合の好ましい比率は、脂肪酸組成物の曇点の観点から、オレイン酸/リノール酸/リノレン酸=5〜90/5〜90/0.5〜20である。
20℃ ≧ tb ≧ −10℃ (2)
tbは示差走査熱量計により測定される(B)の結晶化開始温度である。
tbがこの範囲から外れると、脂肪酸組成物の曇点が比較的高くなる。
(a)としては、例えば、メチルメタクリレート、デシルメタクリレート、イソデシルメタクリレート、ドデシルメタクリレート、イソドデシルメタクリレート、トリデシルメタクリレート、イソトリデシルメタクリレート、テトラデシルメタクリレート、イソテトラデシルメタクリレート、ペンタデシルペタメクリレート、イソペンタデシルペタメクリレート、ヘキサデシルメタクリレート、オクタデシルメタクリレート、メチルアクリレート、デシルアクリレート、イソデシルアクリレート、ドデシルアクリレート、イソドデシルアクリレート、トリデシルアクリレート、イソトリデシルアクリレート、テトラデシルアクリレート、イソテトラデシルアクリレート、ペンタデシルアクリレート、イソペンタデシルアクリレート、ヘキサデシルアクリレート、オクタデシルアクリレートが挙げられる。これらのうち好ましくは炭素数10〜40、さらに好ましくは12〜22のアルキル(メタ)アクリレートである。
(B1)が共重合体の場合に使用できる他の単量体(b)としては;アルキル基の炭素数が1〜30のヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート、アルコキシ基の炭素数が1〜30、アルキレン基の炭素数が2〜30のアルコキシアルキレングリコール(メタ)アクリレートなど;アルキル基の炭素数1〜30の不飽和ポリカルボン酸エステル類(ジブチルマレエート、ジオクチルフマレート、ジラウリルマレエート、ジステアリルフマレート、ジオクチルイタコネート、ジラウリルイタコネートなど);芳香族系単量体(スチレン、ビニルトルエンなど);ビニルエステル類(酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなど);炭素数が10〜30のアルファオレフィン類(デセン、ドデセンなど);不飽和カルボン酸類(無水マレイン酸、メタアクリル酸、クロトン酸、イタコン酸など);炭素数が4〜30の共役ジエン(ブタジエン、イソプレン、クロロプレンなど);アルキルビニルエーテル(メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、プロピルビニルエーテルなど);アルキルアリルエーテル(メチルアリルエーテル、エチルアリルエーテル、プロピルアリルエーテル、ブチルアリルエーテルなど);が挙げられる。
ta+20℃ ≧ tb ≧ ta−10℃ (3)
taおよびtbが式(3)を満たさないと、脂肪酸組成物の曇点が比較的高くなる。
ta+20℃ ≧ tb ≧ ta (4)
ta+15℃ ≧ tb ≧ ta+5℃ (5)
老化防止剤(C)としては、アミン系化合物(ナフチルアミン系化合物、ジフェニルアミン系化合物、p−フェニレンジアミン系化合物など)、キノリン系化合物、フェノール系化合物などが挙げられる。
(C)のうち好ましいのは、ジフェニルアミン系化合物であり、特に、(A)または(B)に対する溶解性の観点と酸化安定性の観点から、スチレンに対する60℃における連鎖移動定数が、好ましくは0.001〜100、さらに好ましくは0.01〜60であり、SP値が、好ましくは8〜12、さらに好ましくは8.5〜11であるようなジフェニルアミン系化合物である。
ジフェニルアミン系化合物としては、p−(p−トルエン・スルホニルアミド)−ジフェニルアミン、4,4'−(α、α'−ジメチルベンジル)ジフェニルアミン、4,4'−ジオクチルジフェニルアミン、4−モノオクチルジフェニルアミン、ジフェニルアミンとアセトンの高温反応物、ジフェニルアミンとアセトンの低温反応物、ジフェニルアミンとアニリンとアセトンの低温反応物、ジフェニルアミンとジイソブチレンの反応生成物およびオクチル化ジフェニルアミンの混合物などが挙げられ、好ましいのはp−(p−トルエン・スルホニルアミド)−ジフェニルアミン、4,4'−(α、α'−ジメチルベンジル)ジフェニルアミン、4,4'−ジオクチルジフェニルアミンおよび4−モノオクチルジフェニルアミンである。
対象となる燃料油は、特に限定されないが、本発明の潤滑性向上剤の潤滑性向上効果が有利に発揮しやすいという観点から、低硫黄燃料油、特に硫黄含量が0.005%以下の燃料油が好ましい。
硫黄含量が0.005%以下の低硫黄燃料油としては、低硫黄原油(たとえば、ミナス原油等南方系の原油)の通常の蒸留で得られるJIS1号軽油、JIS2号軽油、JIS3号軽油、JIS特3号軽油;通常の原油から水素化脱硫処理工程を経て製造される脱硫軽油;この脱硫軽油と直留軽油(水素化脱硫工程前の軽油)をブレンドして得られる軽油留分から製造されるJIS1号軽油、JIS2号軽油、JIS3号軽油、JIS特3号軽油が挙げられる。
これらのうち特に好ましいのは、水素化脱硫処理工程を経て製造される脱硫軽油を50重量%以上使用して製造されるJIS1号軽油、JIS2号軽油、JIS3号軽油、JIS特3号軽油である。
20ppm以上であれば潤滑性が発揮し易く、300ppm以下であれば添加効率がよいので経済性が優れる。
また、本発明の潤滑性向上剤は、高級脂肪酸(A)に対する曇点降下剤(B)(特に高分子タイプのポリ(メタ)アクリレート系)の割合が、前述のように少量であっても潤滑性向上効果を発揮できるので、本発明の潤滑性向上剤を含有する燃料油組成物は常温での通油性が悪化するという問題が発生しにくい。
以下に実施例により本発明を詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
合成例1
撹拌装置、加熱装置、温度計、窒素吹き込み管を備えた反応器に、トルエンを28g仕込み系内を窒素雰囲気として85℃まで昇温した。反応器中のトルエンを撹拌しながら、アルキル(メタ)アクリレート混合物250g(ドデシルメタクリレート:テトラデシルメタクリレート:ヘキサデシルメタクリレート:オクタデシルメタクリレート=38:38:12:12重量比の配合物)と、トルエン20gに2,2'−アゾビス−2,4−ジメチルバレロニトリルを1.5g溶解した溶液を、それぞれ別の滴下ロートから反応器に2時間かけて等速度で全量を仕込み、仕込み終了から2時間85℃で重合反応を行なった。反応終了後、130℃でトルエンをトッピング除去し、重合体を得た。これを曇点降下剤(B−1)とした。
アルキル(メタ)アクリレート混合物を、ドデシルメタクリレート:テトラデシルメタクリレート:ヘキサデシルメタクリレート:オクタデシルメタクリレート=27:27:23:23重量比の配合物とする以外は、合成例1と同様にして重合を行ない、重合体を得た。これを曇点降下剤(B−2)とした。
アルキル(メタ)アクリレート混合物を、ドデシルメタクリレート:テトラデシルメタクリレート:ヘキサデシルメタクリレート:オクタデシルメタクリレート=7:7:43:43重量比の配合物とする以外は、合成例1と同様にして重合を行ない、重合体を得た。これを曇点降下剤(B−3)とした。
アルキル(メタ)アクリレート混合物を、ドデシルメタクリレート:テトラデシルメタクリレート:ヘキサデシルメタクリレート:オクタデシルメタクリレート=6:6:18:70重量比の配合物とする以外は、合成例1と同様にして重合を行ない、重合体を得た。これを曇点降下剤(B−4)とした。
アルキル(メタ)アクリレート混合物を、ドデシルメタクリレート:テトラデシルメタクリレート:ヘキサデシルメタクリレート:オクタデシルメタクリレート=45:45:5:5重量比の配合物とする以外は、合成例1と同様にして重合を行ない、重合体を得た。これを曇点降下剤(B−5)とした。
アルキル(メタ)アクリレート混合物を、オクタデシルアクリレート:エイコシルアクリレート:ドコシルアクリレート=45:10:45重量比の配合物とする以外は、合成例1と同様にして重合を行ない、重合体を得た。これを曇点降下剤(B−6)とした。
実施例1〜6および比較例1〜5
上記表1の曇点降下剤(B−1)〜(B−6)、下記表2に示した脂肪酸(A−1)〜(A−3)、並びに老化防止剤(C)としての4−モノオクチルジフェニルアミン(連鎖移動定数0.9、SP値9.5)を、下記表3に示した配合組成で配合し、脂肪酸組成物を調製した。
それぞれの脂肪酸組成物の曇点をJISK−2269に準じて測定し、結果を表3に示した。
実施例5〜10および比較例6〜10
燃料油組成物の潤滑性は、通常の摩擦摩耗評価のテーブル試験法(例えば、ファレックスブロックオンリング摩擦・摩耗試験機を用いた試験、BOCLE試験機を用いた試験(ASTM D5001)、SRV試験機(独国 オプチモル社製)を用いた試験、ディーゼル燃料油の潤滑性評価のために開発されたHFRR試験等)により評価できる。
これらの試験法のうち、特に、HFRR試験(英国PCSインスツルメンツ社製)による評価が実際の燃料ポンプの摩耗と相関が高いため、この試験機を用いる評価方法で評価した。
HFRR試験に供した試験油は、脂肪酸組成物(=潤滑性向上剤)を、硫黄含量0.001重量%のJIS2号軽油相当のディーゼル燃料油に所定量添加して溶解させたものを使用し、HFRR(High−Frequency Reciprocating Resistance)を測定した。その結果を表4に示す。なお、脂肪酸組成物未添加の該ディーゼル燃料油のHFRRは550である。
Claims (8)
- 脂肪酸(A)および曇点降下剤(B)を含有し、示差走査熱量計により測定される(
A)の結晶化開始温度(ta)および示差走査熱量計により測定される(B)の結晶化開
始温度(tb)が式(1)〜(3)を満たすことを特徴とする脂肪酸組成物からなる燃料
油用潤滑性向上剤。
10℃ ≧ ta≧ −20℃ (1)
20℃ ≧ tb≧ −10℃ (2)
ta+20℃ ≧ tb≧ ta−10℃ (3) - 脂肪酸(A)の溶解度パラメーターが8.0〜9.6、HLB値が0.5〜1.7、
分子量が200〜350、酸価が150〜250、およびヨウ素価が60〜188である
請求項1記載の脂肪酸組成物からなる燃料油用潤滑性向上剤。 - 脂肪酸(A)が、オレイン酸、リノール酸およびリノレン酸からなる群から選ばれる
2種以上の脂肪酸を含有する混合物である請求項1または2記載の脂肪酸組成物からなる
燃料油用潤滑性向上剤。 - 曇点降下剤(B)が、炭素数1〜40のアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリ
レート(a)を必須構成単量体としてなる重合体(B1)であって、該(B1)の重量に
基づく該(a)の重量百分率が20〜100重量%である請求項1〜3のいずれか記載の
脂肪酸組成物からなる燃料油用潤滑性向上剤。 - 曇点降下剤(B)の溶解度パラメーターが8.8〜10.5、HLB値が0.5〜9
.6、および重量平均分子量が3,000〜600,000である請求項1〜4のいずれ
か記載の脂肪酸組成物からなる燃料油用潤滑性向上剤。 - (A)/(B)の重量比が(99.99〜96)/(0.01〜4)である請求項1
〜5のいずれか記載の脂肪酸組成物からなる燃料油用潤滑性向上剤。 - さらに、連鎖移動定数が0.001〜100および溶解度パラメーターが8〜12で
あるジフェニルアミン系化合物からなる老化防止剤(C)を含有してなる請求項6記載の
脂肪酸組成物からなる燃料油用潤滑性向上剤。 - 硫黄含量が0.005重量%以下の低硫黄燃料油と請求項1〜7のいずれかに記載の
潤滑性向上剤とからなり、該潤滑性向上剤を20〜300ppm含有してなる低硫黄燃料
油組成物。
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