JP4642293B2 - サドル高さ調整機構 - Google Patents

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  • Mechanical Control Devices (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、固定筒に対して伸長方向に付勢されて嵌挿され頭部にサドルを取り付けた伸縮筒を任意の位置にてロック自在に構成したサドル高さ調整機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自転車等では、搭乗者の体格に応じてサドル高さを調整するサドル高さ調整機構については様々な形式のものが提案され使用されている。古くは、シートパイプに対して嵌挿されたサドルポストの上下位置を、シートパイプに設置した締付け手段によって任意の位置にロック固定する方法が採用されていた。近年では、固定筒に対して高圧ガスや圧縮ばね等により伸長方向に付勢されて嵌挿され頭部にサドルを取り付けた伸縮筒を任意の位置にてロック自在に構成したサドル高さ調整機構が提案されるようになった。これれによって、サドルの上方への移動が容易になって、その調整作業を円滑に行うことが可能となった。
【0003】
このような、伸長方向に付勢されて嵌挿された伸縮筒のロック解除のための操作装置の配設位置に考慮がなされた幾つかの提案がなされた。例えばサドルの下部にロック解除レバーが配設された特開平10−153262号公報に開示されたもの、あるいはハンドル部に設置された操作装置に接続された操作ケーブルを介して伸縮筒のロックを解除する特開2000−313378号公報に開示されたもの、さらには、伸縮筒のロックの解除をサドル部かハンドル部かのいずれか一方にて行うように構成した特開平9−301241号公報に開示されたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記サドルの下部にロック解除レバーが配設された特開平10−153262号公報に開示されたものでは、搭乗前に、サドル下部に配設された伸縮筒のロック解除のための解除レバーを操作しつつサドルを押し下げ、サドルの高さ調整を行うことは容易であるものの、サドルに着座しての搭乗後に更にサドル高さを微調整する必要が生じた場合には、腕を延ばして窮屈な姿勢にて解除レバーを操作しなければならず、きわめて作業性に劣る他、手指が解除レバーに届かない虞れも生じた。また、走行中に操作レバーに衣服等が引っ掛かり、操作レバーや衣服に損傷を生じる他、誤作動を引き起こす虞れがあった。さらには、万一の自転車の転倒時に、操作レバーが損傷する虞れもあった。
【0005】
また、前記ハンドル部に設置された操作装置に接続された操作ケーブルを介して伸縮筒のロックを解除する特開2000−313378号公報に開示されたものでは、サドルに着座した搭乗後のサドル高さの調整は搭乗者自身の体重を利用して容易に行えるものの、搭乗前に高すぎるサドル位置を押し下げて調整する必要が生じた場合には、一方の手でハンドル部における操作装置のレバー等を操作しつつ他方の手でサドルを伸長方向への付勢力に抗して押し下げねばならず、婦女子の力では困難を伴った。
【0006】
さらに、伸縮筒のロックの解除をサドル部かハンドル部かのいずれか一方にて行うように構成した特開平9−301241号公報に開示されたものでは、前記従来例のいずれかのそれぞれの課題をそのまま踏襲しており、依然として着座前あるいは着座後のいずれかにおけるサドル高さの調整に困難を伴うことは避け難かった。
【0007】
そこで本発明は、前記従来のサドル高さ調整機構における諸課題を解決して、搭乗の前後のいずれにおいても容易にサドル高さを変更調整することを可能にしたサドル高さ調整機構を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このため本発明は、固定筒に対して伸長方向に付勢されて嵌挿され頭部にサドルを取り付けた伸縮筒を任意の位置にてロック自在に構成したサドル高さ調整機構において、前記伸縮筒のロック解除のためのサドル部操作装置を側面視でサドルの投影面内に配設するとともに、前記サドル部操作装置は、一端側につまみ部が形成され他端側に前記ハンドル部に設置したハンドル部操作装置に接続された操作ケーブルが係止されたサドル部シフトレバーがレバー支軸を支点として前記伸縮筒のロックを解除すべく揺動するように構成されたことを特徴とする。また本発明は、前記伸縮筒のロック解除のためのサドル下部に設置されたサドル部操作装置におけるつまみ部を、サドル縁部を把持した手指にて操作可能な位置に近接配設したことを特徴とする。また本発明は、前記伸縮筒のロック解除のための解除片がレバー支軸近傍に配設され、前記つまみ部あるいは操作ケーブルによる操作力が所定のレバー比率によって増幅されて前記解除片を操作する倍力機構を構成することを特徴とするもので、搭乗前に、サドルが高い場合にはサドル縁部を把持した手指が伸縮筒の解除のための操作装置に届いてこれを操作しつつサドルを両手で押し下げてサドル高さを容易に調整でき、搭乗後にも、ハンドル部に設けた操作装置や側面視でサドルの投影面内等に配設されて手指が容易に届く操作装置を操作し、サドルを自身の体重を利用する等して上下させてサドル高さを容易に調整できることになる。
【0009】
【実施の形態】
以下本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明のサドル高さ調整機構の第1実施の形態を示すもので、図1(A)はハンドル部に設置されたハンドル部操作装置の斜視図、図1(B)はサドルが取り付けられた伸縮筒の上端部に設置されたサドル部操作装置の側面図である。本発明のサドル高さ調整機構は、図1(B)に示すように、固定筒に対して伸長方向に付勢されて嵌挿され頭部にサドルを取り付けた伸縮筒17を任意の位置にてロック自在に構成したサドル高さ調整機構において、前記伸縮筒17のロック解除のためのサドル部操作装置3を側面視でサドル4の投影面内に配設するとともに、前記サドル部操作装置3は、一端側につまみ部15が形成され他端側にハンドル部1に設置したハンドル部操作装置3に接続された操作ケーブル8、9が係止されたサドル部シフトレバー7がレバー支軸14を支点として前記伸縮筒17のロックを解除すべく揺動するように構成されたことを特徴とする。
【0010】
以下に詳述する。図1(B)に示すように、後述するような、サドルポスト5を構成するところの、サドルポスト外筒(固定筒)21に対して伸長方向(図面上方)に付勢(後述する図3の例では高圧ガスを利用しているが、圧縮ばね等適宜の付勢力付与手段が採用され得る)されて嵌挿されたサドルポスト内筒(伸縮筒)17の頭部に、サドル4におけるサドル台座10が菊座11を介してサドル取付ブラケット12により取り付けられる。サドルポスト内筒17の頭部にはレバー取付ブラケット13を介してレバーにより構成されたサドル部操作装置3が設置される。レバー取付ブラケット13の頂部に設けられたレバー支軸14にサドル部シフトレバー7の略中央部が軸支される。該サドル部シフトレバー7は、好適には側面視でサドル4の投影面(図示点線)内に配設される。なお、サドル部シフトレバー7の操作が可能であれば、前記サドル4の投影面外であっても、サドル4の縁部を把持した手指にて操作可能な位置に近接(上下および前後位置すなわち、サドル4の下縁部からあまり隔たない上下位置およびサドル4の縁部からあまりサドルポスト方向へ隔たない前後位置)配設することも、本発明の範疇に属する。
【0011】
サドル部シフトレバー7の前方(図面右方、矢印F)の一端側には、サドル4の縁部を把持した手指にて操作可能な位置に、前記伸縮筒を構成するサドルポスト内筒17のロック解除のためのつまみ部15が形成され、後方(矢印R)の他端側には、図1(A)に示すようなハンドル部1に設置したハンドル部操作装置2に接続された操作ケーブル(アウタ8とインナ9から構成される)におけるインナ9の径大部を形成するインナエンド16が係止される。前記つまみ部15は別途製造のゴムやプラスチック製のキャップ体を被覆装着して構成したり、一体成形被覆して構成することができる。図1(B)の斜視図である図2に示すように、前記操作ケーブルにおけるインナエンド16のサドル部シフトレバー7の他端部への係止は、径大部(図示ではインナエンド16の通過係止後にキャップ20によって閉塞された部分)と操作ケーブルインナ9が通過可能でインナエンド16は通過不可な細溝から構成されたひょうたん溝19によってなされる(径大部に挿入クリアされたインナエンド16を細溝側にスライドさせる)が、適宜の他の方法によっても係止され得る。
【0012】
サドル部シフトレバー7の略中央部がレバー支軸14を支点として軸支されており、サドル部シフトレバー7における一端側の前記つまみ部15を手指にて押し上げるか、他端側の操作ケーブルインナ9をハンドル部1に設置したハンドル部操作装置2のハンドル部シフトレバー6により押し下げるかによって、サドルポスト内筒17の頭部内に配設されたロック解除片であるプッシュバルブ頭部18を押圧して、伸縮筒であるサドルポスト内筒17のロックを解除すべく揺動するように構成される。前記プッシュバルブ頭部18はレバー支軸14近傍に配設されており、レバー支軸14から比較的遠い位置に配設された前記つまみ部15あるいは操作ケーブルインナ9の係止部による操作力が所定のレバー比率によって増幅されて前記解除片であるプッシュバルブ頭部18が操作されるもので、いわゆる倍力機構が構成される。
【0013】
図3により、固定筒に嵌挿されて伸長方向に付勢された伸縮筒からなるサドルポスト5の1例を説明する。サドルポスト5は、フレームの一部である図示省略のシートパイプに嵌挿されて固定筒を構成するサドルポスト外筒21と、該サドルポスト外筒21の上方から嵌挿されて伸縮筒を構成するサドルポスト内筒17とを有し、外筒21の底部に形成された高圧ガス封入室27に封入された高圧ガスによりサドルポスト内筒17が伸長方向(図面上方)に付勢される。高圧ガス封入室27の上方にはフリーピストン24により区画された油圧室が形成される。該油圧室は、さらにバルブ体23により区画され、断面積の大きい(下方の第1油圧室28と、断面積の小さい(プッシュロッド22+プッシュロッドガイド22Aの断面積分だけ減殺される)上方の第2油圧室29とから構成される。
【0014】
前記バルブ体23には前記第1および第油圧室28、29間を連通するオリフィス30が形成されており、常時は、伸縮筒を構成するサドルポスト内筒17に同軸状に配設され閉弁方向に付勢されたプッシュロッド22の下端部に形成された弁座31により閉弁している。プッシュロッド22の頭部はロック解除片18を構成し、前記サドル部シフトレバー7の揺動解除操作によって押し下げられることによって、バルブ体23から弁座31が離脱するとともに、プッシュロッド22の下端部近傍の小径部32を通じて前記オリフィス30が開放される。なお、固定筒であるサドルポスト外筒21と伸縮筒であるサドルポスト内筒17との間には、図1および図2に示すように、伸長時に外部に露呈するサドルポスト内筒17の外周を保護する蛇腹33が設置される。
【0015】
これによって前記第1および第油圧室28、29が連通し、バルブ体23の上動が可能となり、バルブ体23と一体のサドルポスト内筒17が、高圧ガスにより押圧されて上動するフリーピストン24を介した油圧により、第1油圧室28と第2油圧室29の断面積差によりバルブ体23が上方へ移動して伸長していき、前記サドル部シフトレバー7の操作停止に伴ってバルブ体23が閉弁した時点でサドルポスト内筒17がロック固定されて停止する。固定筒であるサドルポスト外筒21に対して伸縮筒であるサドルポスト内筒17が伸縮動作が行われる際には、これらの筒間の嵌合面に刻設された蟻溝嵌合等により相対回転が不能に構成され、サドル4が前方を向いたまま回動することはない。なお、図3の符号26はサドルポスト内筒17の下端位置を規制するストッパ、符号25は緩衝材であるエラストマを示す。
【0016】
図4は本発明のサドル高さ調整機構の第2実施の形態を示し、サドルが取り付けられた伸縮筒の上端部に設置されたサドル部操作装置の斜視図である。前記実施の形態のものにおけるサドル部シフトレバー7のつまみ部15がサドル(車体)の前方側に配置されていたのに対して、本実施の形態のものでは、サドル部シフトレバー7のつまみ部15が一端側である車体の後方側で一対のサドルの緩衝ばね34、34間に配置される。サドル部シフトレバー7の略中央部がレバー取付ブラケット13におけるレバー支軸14に軸支され、サドル部シフトレバー7の他端側である前端部が伸縮筒のロック解除片であるプッシュバルブ頭部18を押圧するように構成される。本実施の形態では、前記レバー支軸14とプッシュバルブ頭部18の押圧部との間に操作ケーブルのインナ9が係止される。
【0017】
したがって、本実施の形態では操作ケーブルによるサドル部シフトレバー7を介したプッシュバルブ頭部18の押圧時には倍力機構を構成しないが、図1(A)に示した前記ハンドル部操作装置2側でレバー比率を適宜選択して倍力機構を構成することもできる。本実施の形態のものも、前記実施の形態のものの主要な構成である、サドル部操作装置を側面視でサドルの投影面内に配設したり、つまみ部をサドル縁部を把持した手指にて操作可能な位置に近接配設する構成が採用されることは言うまでもない。
【0018】
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明の趣旨の範囲内で、サドル部操作装置およびハンドル部操作装置の形状、形式、それらのサドル部およびハンドル部への設置形態(サドル部シフトレバーについては、図示の例のサドルポスト内筒にレバー取付ブラケットを介して設置する他、サドル台座を利用して軸支することも可能である)、ハンドル部操作装置とサドル部操作装置とを接続する操作ケーブルの形状、形式、サドル部シフトレバーへの操作ケーブルの係止形態、サドルポストにおける固定筒に対する伸縮筒の伸長方向への付勢形態、伸縮筒のロックおよび解除形態(図示の高圧ガスと分割油圧室からなるものにおけるプッシュロッドによるバルブ体の開閉によるものの他、圧縮ばねとロックピンによる伸縮筒のロックおよび解除等も採用され得る)等については適宜選定できる。
【0019】
【発明の効果】
以上詳細に説明してきたように、本発明によれば、固定筒に対して伸長方向に付勢されて嵌挿され頭部にサドルを取り付けた伸縮筒を任意の位置にてロック自在に構成したサドル高さ調整機構において、前記伸縮筒のロック解除のためのサドル部操作装置を側面視でサドルの投影面内に配設するとともに、前記サドル部操作装置は、一端側につまみ部が形成され他端側に前記ハンドル部に設置したハンドル部操作装置に接続された操作ケーブルが係止されたサドル部シフトレバーがレバー支軸を支点として前記伸縮筒のロックを解除すべく揺動するように構成されたことにより、搭乗前にはサドル縁部を把持した手指が伸縮筒の解除のための操作装置に届いてこれを操作しつつサドルを両手で押し下げてサドル高さを容易に調整でき、搭乗後にも、側面視でサドルの投影面内に配設されて手指が容易に届く操作装置を操作し、サドルを搭乗者自身の体重を利用して押し下げてサドル高さを容易に調整できる。しかも、サドル部操作装置がサドルの投影面内に配設されていて、衣服等が引っ掛かる虞れがなくて誤操作が防止される他、万一の自転車の転倒時にサドル部操作装置が破損する虞れが減ずる。その上、1つのレバー体の利用により、伸縮筒のロックの解除がサドル部にて手指にて行える他、ハンドル部の操作装置にても行えて、構造が簡素である。
【0020】
また、固定筒に対して伸長方向に付勢されて嵌挿され頭部にサドルを取り付けた伸縮筒を任意の位置にてロック自在に構成したサドル高さ調整機構において、前記伸縮筒のロック解除のための操作装置をサドル下部とハンドル部に設置したことにより、搭乗前にはサドル縁部を把持した手指が伸縮筒の解除のための操作装置に届いてこれを操作しつつサドルを両手で押し下げてサドル高さを容易に調整できる上に、サドルに着座しての搭乗後には搭乗者自身の体重を利用しつつ、ハンドル部の操作装置を手指にて操作して、サドルが取り付けられた伸縮筒を伸長方向への付勢力に抗して容易に押し下げてサドル高さを調整することができる。
さらに、前記伸縮筒のロック解除のためのサドル下部に設置されたサドル部操作装置におけるつまみ部を、サドル縁部を把持した手指にて操作可能な位置に近接配設した場合は、搭乗前にはサドル縁部を把持した手指が伸縮筒の解除のための操作装置に届いてこれを操作しつつサドルを両手で押し下げてサドル高さを容易に調整でき、搭乗後にも、サドル下部の手指が容易に届く操作装置を操作し、サドルを搭乗者自身の体重を利用して押し下げてサドル高さを容易に調整できる。
【0021】
さらにまた、前記伸縮筒のロック解除のための解除片がレバー支軸近傍に配設され、前記つまみ部あるいは操作ケーブルによる操作力が所定のレバー比率によって増幅されて前記解除片を操作する倍力機構を構成することにより、手指等の比較的小さな力にても伸縮筒のロックの解除が行えるので、手指の他の力を伸縮筒を伸長方向の付勢力に抗して高さの調整のためにサドルを押し下げる力として充分に活用できて、容易にサドル高さを調整することが可能となる。
かくして、搭乗の前後のいずれにおいても容易にサドル高さを変更調整することを可能にしたサドル高さ調整機構が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサドル高さ調整機構の第1実施の形態を示すもので、図1(A)はハンドル部に設置されたハンドル部操作装置の斜視図、図1(B)はサドルが取り付けられた伸縮筒の上端部に設置されたサドル部操作装置の側面図である。
【図2】図1(B)の斜視図である。
【図3】固定筒に嵌挿されて伸長方向に付勢された伸縮筒からなるサドルポストの1例を説明する断面図である。
【図4】本発明のサドル高さ調整機構の第2実施の形態を示す伸縮筒の上端部に設置されたサドル部操作装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 ハンドル部
2 ハンドル部操作装置
3 サドル部操作装置
4 サドル
5 サドルポスト
6 ハンドル部シフトレバー
7 サドル部シフトレバー
8 操作ケーブルアウタ
9 操作ケーブルインナ
10 サドル台座
13 レバー取付ブラケット
14 レバー支軸
15 つまみ部
16 インナエンド
17 サドルポスト内筒(伸縮筒)
18 プッシュバルブ頭部(ロック解除片)
21 サドルポスト外筒(固定筒)

Claims (3)

  1. 固定筒に対して伸長方向に付勢されて嵌挿され頭部にサドルを取り付けた伸縮筒を任意の位置にてロック自在に構成したサドル高さ調整機構において、前記伸縮筒のロック解除のためのサドル部操作装置を側面視でサドルの投影面内に配設するとともに、前記サドル部操作装置は、一端側につまみ部が形成され他端側に前記ハンドル部に設置したハンドル部操作装置に接続された操作ケーブルが係止されたサドル部シフトレバーがレバー支軸を支点として前記伸縮筒のロックを解除すべく揺動するように構成されたことを特徴とするサドル高さ調整機構。
  2. 前記伸縮筒のロック解除のためのサドル下部に設置されたサドル部操作装置におけるつまみ部を、サドル縁部を把持した手指にて操作可能な位置に近接配設したことを特徴とする請求項1に記載のサドル高さ調整機構。
  3. 前記伸縮筒のロック解除のための解除片がレバー支軸近傍に配設され、前記つまみ部あるいは操作ケーブルによる操作力が所定のレバー比率によって増幅されて前記解除片を操作する倍力機構を構成することを特徴とする請求項1または2に記載のサドル高さ調整機構。
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