JP4641914B2 - 飲料ディスペンサ - Google Patents

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Description

本発明は、アルコールを含むアルコール飲料とアルコールを含まないノーアルコール飲料を選択してカップに供給可能な飲料ディスペンサに関するものである。
従来より例えば飲料ディスペンサは、濃度の高い液体原料を収容した液体原料タンクを飲料ディスペンサに接続し、レモン・メロン・オレンジなどの濃縮果汁に砂糖を加えた果実シロップなどの液体原料と、希釈水や炭酸水等の希釈液を適度の比率で混ぜ合わせながら所定の大きさのカップに所定量注入していた。即ち、飲料ディスペンサにて所定の大きさのカップに炭酸飲料を供給する場合は、まず、飲料ディスペンサの複数のポストミックスバルブの下にカップがセットされ、飲料選択ボタンが押されると、飲料選択ボタン毎に予め設定された時間に基づき当該カップの大きさに応じた炭酸飲料の量を供給するのに必要とする時間だけ制御装置から各ポストミックスバルブに信号が出力される。信号が出力されるとポストミックスバルブに接続された各ソレノイドが動作してバルブが開放し予め液体原料タンクから液体原料と希釈水や炭酸水等の希釈液がノズル内に供給され、そこで混合されて炭酸飲料となりカップ内に所定量の炭酸飲料が供給される構成であった(特許文献1参照)。
また、近年では、飲料ディスペンサで販売する飲料の種類がますます多様化する傾向にあり、例えば、レモン・メロン・オレンジなどの果実シロップに焼酎などのアルコールを添加したアルコール飲料を販売するものも出現してきている。
特開2003−26293号公報
これに対し、飲料ディスペンサにより、アルコール飲料と、アルコールを含まないノーアルコール飲料の提供を行う飲食店などでは、それぞれ専用の飲料ディスペンサを設置しなければならない。このとき、それぞれの飲料の原料とされる果実シロップなどの液体原料が両飲料ディスペンサにおいて共通する場合であっても、それぞれに該液体原料が充填されたタンクを接続する必要がある。また、アルコール原料以外の液体原料が共通するにもかかわらず、それぞれの飲料提供のため、2台の飲料ディスペンサを設置しなければならず、設置スペースの拡張を余儀なくされている。
そこで、飲料ディスペンサ1台で、従来のノーアルコール飲料とアルコール飲料の両方を販売可能に構成されたものも開発されている。しかしながら、かかる飲料ディスペンサでは、果実シロップなどの液体原料ごとにアルコール飲料と、ノーアルコール飲料の操作部が設けられており、また、かかる操作部に対応して飲料吐出ノズルが設けられている。この他にも、アルコール原料のみを供給する操作部を設け、当該アルコール原料の操作部を操作した後、果実シロップなどの液体原料を吐出する操作部を操作することで、アルコール飲料を提供する方式が採られているものもある。
上記各場合には、例えば、アルコールを含むレモンサワーと、アルコールを含まないレモンジュースとは、同一の飲料吐出口から吐出されることとなるため、吐出後の飲料には、アルコールが含まれているのか、含まれていないのかが、外見上判別することが困難となる。飲料の吐出操作を行った作業者であっても、吐出後の飲料内のアルコールの有無を判別することが困難となることから、飲料の提供時における信頼性が低下する問題がある。まして、当該飲料が飲料吐出ノズルの下方に放置された場合には、外見上アルコールの有無を判断することができないこととなり、アルコール飲料を誤って提供し、誤飲が発生する不都合が生じるため、場合によっては、吐出された飲料を廃棄しなければならない問題が生じる。また、後者の場合には、操作部を2回操作しなければならず、操作が煩雑となる問題がある。
そこで、本発明は従来の技術的課題を解決するためになされたものであり、一台の飲料ディスペンサにおいてアルコール飲料とアルコールを含まない飲料とを提供することができると共に、供給部から供給された飲料がアルコールを含む飲料であるか否かを容易に識別することを可能とする飲料ディスペンサを提供することを目的とする。
本発明の飲料ディスペンサは、アルコール飲料とアルコールを含まないノーアルコール飲料を選択して供給可能とされたものであって、アルコール飲料を選択するための複数のアルコール飲料選択部と、ノーアルコール飲料を選択するための複数のノーアルコール飲料選択部と、アルコール飲料を供給する少なくとも一つのアルコール専用供給部と、ノーアルコール飲料を供給する少なくとも一つのノーアルコール専用供給部とを備え、アルコール飲料選択部の操作に基づいてアルコール専用供給部よりアルコール飲料を供給し、ノーアルコール飲料選択部の操作に基づいてノーアルコール専用供給部よりノーアルコール飲料を供給すると共に、所定の原料供給源からアルコール原料とアルコールを含まない液体原料をアルコール専用供給部より供給し、共通の原料供給源から液体原料のみをノーアルコール専用供給部より供給し、アルコール飲料選択部の群とノーアルコール飲料選択部の群を区画して配置すると共に、共通の原料供給源から供給される液体原料を使用したアルコール飲料とノーアルコール飲料を選択するためのアルコール飲料選択部とノーアルコール飲料選択部を、互いに対称とならない位置に設けて相互に離間させたことを特徴とする。
請求項2の発明の飲料ディスペンサは、上記発明において、アルコール専用供給部からアルコール飲料の供給が行われるアルコール飲料供給領域とノーアルコール専用供給部からノーアルコール飲料の供給が行われるノーアルコール飲料供給領域とを仕切る仕切部材を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、アルコール飲料とアルコールを含まないノーアルコール飲料を選択して供給可能とされた飲料ディスペンサであって、アルコール飲料を選択するための複数のアルコール飲料選択部と、ノーアルコール飲料を選択するための複数のノーアルコール飲料選択部と、アルコール飲料を供給する少なくとも一つのアルコール専用供給部と、ノーアルコール飲料を供給する少なくとも一つのノーアルコール専用供給部とを備え、アルコール飲料選択部の操作に基づいてアルコール専用供給部よりアルコール飲料を供給し、ノーアルコール飲料選択部の操作に基づいてノーアルコール専用供給部よりノーアルコール飲料を供給することにより、一台の飲料ディスペンサにより、アルコール飲料の供給と、ノーアルコール飲料の供給を可能とすることができる。これにより、厨房等の限られた設置スペースであっても、一台の飲料ディスペンサにて、アルコール飲料及びノーアルコール飲料の供給が可能となるため、省スペース化を図ることができるようになる。
また、本発明によれば、アルコール飲料の選択を行う飲料選択部と、ノーアルコール飲料の選択を行う飲料選択部とは、それぞれ専用の飲料選択部を備えているため、特に、アルコールの有無等の飲料選択部の操作ミスを軽減することができる。
更には、アルコール飲料の供給部及びノーアルコール飲料の供給部は、それぞれ飲料選択部の操作に基づき飲料の供給を行うため専用の供給部を備えているため、アルコール専用供給部からは、アルコール飲料のみが供給され、ノーアルコール専用供給部からは、ノーアルコール飲料のみが供給される。そのため、各専用供給部からカップ等に飲料の供給が行われた後も、そのままカップが残留された場合であっても、当該カップ内に、アルコール飲料が提供されたものであるか、ノーアルコール飲料が提供されたものであるかが、明確となる。これにより、供給後の飲料がアルコールを含むものであるか、含まないものであるか見かけ上わかりにくい場合であっても、載置されている位置がアルコール専用供給部に対応する位置であるか、ノーアルコール専用供給部に対応する位置であるかを判断することで、容易に当該飲料がアルコールを含むものであるか、否かを判断することができる。そのため、飲料提供時に、アルコール含有飲料であるか否かを誤認する不都合を抑制することができるようになり、利便性が向上される。
特に、所定の原料供給源からアルコール原料とアルコールを含まない液体原料をアルコール専用供給部より供給すると共に、共通の原料供給源から液体原料のみをノーアルコール専用供給部より供給することにより、アルコール飲料と、ノーアルコール飲料のそれぞれの原料供給源を共有することが可能となり、より一層、装置の簡素化を図ることができるようになる。また、原料供給源の管理も、一元化されることから、利便性が向上される。
更にまた、アルコール飲料選択部の群とノーアルコール飲料選択部の群を区画して配置すると共に、共通の原料供給源から供給される液体原料を使用したアルコール飲料とノーアルコール飲料を選択するためのアルコール飲料選択部とノーアルコール飲料選択部を、互いに対称とならない位置に設けて相互に離間させることで、共通の液体原料を使用したアルコール飲料とノーアルコール飲料とを選択する時点において、該選択操作を行う飲料選択部が、アルコール飲料であるかノーアルコール飲料であるかを混同することなく、飲料選択を行うことができる。
そのため、これによっても、飲料供給時においてアルコール含有飲料であるか否かを誤認する不都合を抑制することができ、適切な飲料の提供を行うことが可能となる。
請求項2の発明によれば、上記発明において、アルコール専用供給部からアルコール飲料の供給が行われるアルコール飲料供給領域とノーアルコール専用供給部からノーアルコール飲料の供給が行われるノーアルコール飲料供給領域とを仕切る仕切部材を設けたことにより、アルコール専用供給部から吐出されたアルコール飲料を受容するカップが、安易にノーアルコール専用供給部の下方に移動され、他方、ノーアルコール飲料から吐出されたノーアルコール飲料を受容するカップが、安易にアルコール専用供給部の下方に移動されることを抑制することが可能となる。これにより、安易にカップが移動されることにより、カップ内の飲料にアルコールが含有されているか否かが混同され、飲料の信頼性が低下する不都合を抑制することが可能となる。
次に、図面に基づき本発明の実施形態を詳述する。図1は本発明の飲料ディスペンサ1の正面図、図2は本発明の飲料ディスペンサ1の側面図、図3は飲料ディスペンサ1の扉28を取り外した状態の正面図、図4は飲料ディスペンサ1の左縦断側面図、図5は飲料ディスペンサ1の右縦断側面図、図6は飲料ディスペンサ1の横断平面図、図7は飲料ディスペンサ1の配管構成図を示している。
本実施例の飲料ディスペンサ1は、レストランやファミリーレストラン或いはファーストフード等の店舗に設置される飲料ディスペンサでウーロン茶等の無炭酸系飲料(以下、無糖ノーアルコール飲料E)とウーロンハイ等の無炭酸系アルコール飲料(無糖アルコール飲料F)を供給するBIBユニット19、20と、強弱炭酸系のノーアルコール飲料(以下、有糖ノーアルコール飲料A、B、C)と、無炭酸系のノーアルコール飲料(以下、有糖ノーアルコール飲料D)及び強弱炭酸系のアルコール飲料(以下、有糖アルコール飲料G、H、I、J)と、シロップ等を含まない炭酸系のアルコール飲料(以下、無糖アルコール飲料K)を供給するタンクユニット22を合わせ持つ装置である。尚、本実施例では、有糖ノーアルコール飲料を炭酸系飲料と無炭酸系飲料とに分けて説明しているが、これに限られるものではなく、いずれの飲料A、B、C、Dも強弱無炭酸が任意に設定可能とされているものとする。また、同様に、有糖アルコール飲料を炭酸系飲料として説明しているが、これに限られるものではなく、いずれの飲料G、H、I、Jも強弱無炭酸が任意に設定可能とされているものとする。
かかる飲料ディスペンサ1の構造は、図3に示す如くタンクユニット22が中央に、その両側にBIBユニット19、20が配置されている。そして、本体2は、これらタンクユニット22とBIBユニット19、20の前面に位置して開閉自在の扉28を備えており、当該扉28により、タンクユニット22及びBIBユニット19、20が隠蔽されている。
タンクユニット22により供給される飲料A、B、C、Dの原料は、後述する飲料原料タンク内に収容された飲料原料と希釈水である。このとき、希釈水として冷却水を用いると無炭酸系ノーアルコール飲料が供給され、炭酸水を用いると強弱炭酸系ノーアルコール飲料が供給される。また、タンクユニット22により供給される飲料G、H、I、Jの原料は、上記飲料原料タンク内に収容された飲料原料と希釈水としての炭酸水と、アルコール原料であり、炭酸系アルコール飲料が供給される。タンクユニット22により供給される飲料Kの原料は、希釈水としての炭酸水と、アルコール原料(例えば焼酎)であり、炭酸割りアルコール飲料が供給される。
ここで、本実施例では、ノーアルコール飲料である飲料Bは、レモンの濃縮果汁に砂糖を加えた果実シロップなどの液体原料と、希釈水としての炭酸水を適度の比率で混ぜ合わせたレモンジュース、飲料Cは、メロンの濃縮果汁に砂糖を加えた果実シロップなどの液体原料と、希釈水としての炭酸水を適度の比率で混ぜ合わせたメロンジュース、飲料Dは、オレンジの濃縮果汁に砂糖を加えた果実シロップなどの液体原料と、希釈水としての冷却水を適度の比率で混ぜ合わせたオレンジジュースであるものとする。これに対し、アルコール飲料である飲料Gは、レモンの濃縮果汁に砂糖を加えた果実シロップなどの液体原料と、希釈水としての炭酸水と、アルコールを含んだ上記アルコール原料などを適度の比率で混ぜ合わせたレモンサワー、飲料Hは、メロンの濃縮果汁に砂糖を加えた果実シロップなどの液体原料と、希釈水としての炭酸水と、アルコール原料などを適度の比率で混ぜ合わせたメロンサワー、飲料Iは、オレンジの濃縮果汁に砂糖を加えた果実シロップなどの液体原料と、希釈水としての冷却水と、アルコール原料などを適度の比率で混ぜ合わせたオレンジサワーであるものとする。
ここで、本実施例では、後述するようにノーアルコール飲料である飲料Bの液体原料と、アルコール飲料である飲料Gの液体原料は、共通の飲料原料タンクから供給され、ノーアルコール飲料である飲料Cの液体原料と、アルコール飲料である飲料Hの液体原料は、共通の飲料原料タンクから供給され、ノーアルコール飲料である飲料Dの液体原料と、アルコール飲料である飲料Iの液体原料は、共通の飲料原料タンクから供給されるものとする。
そのため、タンクユニット22は、図7に示すように各飲料の飲料原料が収容された飲料原料タンクから飲料原料を供給する飲料原料配管23に、飲料原料冷却コイル24と、飲料原料電磁弁SVと、フローレギュレータFRを配設して構成している。
詳しくは、飲料Aの飲料原料が収容された飲料原料タンクは、飲料原料電磁弁SVAと、フローレギュレータFRAが介設された飲料原料配管23Aに接続される。
飲料Bと飲料Gの飲料原料が収容された飲料原料タンクは、飲料原料配管25を介して飲料原料マニホールド26に接続される。この飲料原料マニホールド26は、飲料原料配管25にて供給された飲料原料を2方向に分岐するものであり、一方には、飲料原料電磁弁SVBと、フローレギュレータFRBが介設された飲料原料配管23Bが接続され、他方には、飲料原料電磁弁SVGと、フローレギュレータFRGが介設された飲料原料配管23Gが接続される。
同様に、飲料Cと飲料Hの飲料原料が収容された飲料原料タンクは、飲料原料配管27を介して飲料原料マニホールド28に接続される。この飲料原料マニホールド28は、飲料原料配管27にて供給された飲料原料を2方向に分岐するものであり、一方には、飲料原料電磁弁SVCと、フローレギュレータFRCが介設された飲料原料配管23Cが接続され、他方には、飲料原料電磁弁SVHと、フローレギュレータFRHが介設された飲料原料配管23Hが接続される。
また、飲料Dと飲料Iの飲料原料が収容された飲料原料タンクは、飲料原料配管29を介して飲料原料マニホールド30に接続される。この飲料原料マニホールド30は、飲料原料配管29にて供給された飲料原料を2方向に分岐するものであり、一方には、飲料原料電磁弁SVDと、フローレギュレータFRDが介設された飲料原料配管23Dが接続され、他方には、飲料原料電磁弁SVIと、フローレギュレータFRIが介設された飲料原料配管23Iが接続される。
更に、飲料Jの飲料原料が収容された飲料原料タンクは、飲料原料電磁弁SVJと、フローレギュレータFRJが介設された飲料原料配管23Jに接続される。尚、図7において、飲料原料冷却コイル24は、一つのみ示しているが、いずれの飲料原料配管23A、25、27、29及び23Jに対して設けられているものである。
そして、上記飲料原料配管23A、23B、23C、23Dは、ノーアルコール飲料用マルチノズル31に接続されると共に、飲料原料配管23G、23H、23I、23Jは、アルコール飲料用マルチノズル32に接続される。
尚、上述した如き飲料原料冷却コイル24は、図4及び図5に示すように本体2内に配設される水槽8内に交熱的に配設されている。当該水槽8には、コンプレッサ9、コンデンサ10やコンデンシングファンモータ11等により構成される冷却装置と共に、冷媒回路を構成する冷却器12が配設されており、これにより、水槽8内の冷却水は、所定の温度に冷却される。尚、図中3は、上記コンプレッサ9等と共に本体2下部に形成された機械室14内に配設されたDC電源である。
次に、BIBユニット19を図3に基づき説明する。BIBユニット19や20により供給される飲料E、Fは、上述したようにウーロン茶等のような無炭酸系の飲料である。そのため、BIBユニット19により供給される飲料の原料は、後述するBIB34内に収容された飲料原料と希釈水としての冷却水であり、BIBユニット20により供給される飲料の原料は、BIB34内に収容された飲料原料と、希釈水としての冷却水と、アルコール原料である。
BIBユニット19のBIB34の導出チューブ4は、売切検知用のセンサ13を介して、ポンプ(ペリスタルティックポンプ)34Pのロータ34Aとアーム34Bに挟持されており、ポンプ34Pの下方に設けられたピンチソレノイド18を介して、飲料原料はノズル34Cに供給されるように構成されている。
ポンプ34Pは、ロータ34Aに取り付けられた複数のローラによって導出チューブ4を順次扱きながら飲料原料を押し出すものである。更に、飲料原料のノズル34Cに隣接して希釈水ノズル34Nが取り付けられている。
また、BIBユニット20についてもBIBユニット19と同様に構成されている。即ち、BIB35の導出チューブ4は、売切検知用センサ13を介して、ポンプ(ペリスタルティックポンプ)35Pのロータ35Aとアーム35Bに挟持されており、ポンプ35Pの下方に設けられたピンチソレノイド18を介して、飲料原料は、ノズル35Cに供給されるように構成されている。飲料原料のノズル35Cに隣接して希釈水ノズル35N、アルコールノズル35Mが設けられている。
他方、本体2内には、希釈水としての冷却水を市水などの水道水から供給する冷却水供給配管5が水入口電磁弁6と、希釈水ポンプ7を介して接続されている。尚、図7中、水入口電磁弁6と希釈水ポンプ7との間には、水槽水供給電磁弁45が介設される水槽水供給配管44が接続されており、該水槽水供給配管44を介して前記水槽8への冷却水の供給が行われる。
この冷却水供給配管5には、冷却水冷却コイル38が介設されており、当該冷却水冷却コイル38は、上記飲料原料冷却コイル24と共に、水槽8内に交熱的に配設されている。また、この冷却水供給配管5には、分岐配管40と、カーボネータ給水電磁弁41を介して後述するカーボネータ39に接続されるカーボネータ冷却水供給配管42が接続されている。
更に、冷却水供給配管5には、同様に分岐配管40を介して、希釈水供給配管47、48及び49が接続される。希釈水供給配管47は、希釈水フローレギュレータ50及び希釈水電磁弁96(図8のみ図示する)を介して前記ノズル35Nに接続されると共に、希釈水供給配管48は、希釈水フローレギュレータ51及び希釈水電磁弁97(図8のみ図示する)を介して前記ノズル34Nに接続される。更にまた、希釈水供給配管49は、希釈水フローレギュレータ52及び分岐配管53を介して希釈水供給配管55及び57に接続される。希釈水供給配管55は、希釈水電磁弁54が介設されると共に、他端は上述した如きアルコール飲料用マルチノズル32に接続される。また、希釈水供給配管57は、希釈水電磁弁56が介設されると共に、他端は上述した如きノーアルコール飲料用マルチノズル31に接続される。
他方、前記カーボネータ39には、ガス供給配管60を介して図示しない炭酸ガスボンベが接続されていると共に、上述した如くカーボネータ冷却水供給配管42が接続されている。これにより、カーボネータ39は、炭酸ガス及び冷却水から炭酸水を生成し、生成された炭酸水は、炭酸水フローレギュレータ61及び炭酸水冷却コイル62が介設される炭酸水供給経路63を介して分岐配管64に接続される。尚、炭酸水冷却コイル62は、上記飲料原料冷却コイル24と共に、水槽8内に交熱的に配設されている。
当該分岐配管64には、炭酸水供給配管66及び68が接続される。炭酸水供給配管66は、炭酸水電磁弁65が介設されると共に、他端は上述した如きアルコール飲料用マルチノズル32に接続される。また、炭酸水供給配管68は、炭酸水電磁弁67が介設されると共に、他端は上述した如きノーアルコール飲料用マルチノズル31に接続される。
尚、本実施例では、BIBユニット20により供給されるアルコール飲料Fは、上述したようにウーロン茶等のような無炭酸系の飲料であるが、当該アルコール飲料Fを強炭酸系のアルコール飲料として供給する場合には、当該分岐配管64に炭酸水電磁弁69を介設した炭酸水供給配管70を接続し、当該炭酸水供給配管70の端部にBIB35の飲料原料ノズル35Cに隣接して設けられる炭酸水ノズル71に接続しても良いものとする。
他方、本体2内には、アルコール原料としての焼酎を供給するアルコール供給配管73が設けられている。このアルコール供給配管73には、アルコール冷却コイル74が介設されており、当該アルコール冷却コイル74は、上記飲料原料冷却コイル24と共に、水槽8内に交熱的に配設されている。また、このアルコール供給配管73には、分岐配管75を介してアルコール供給配管76と77が接続される。アルコール供給配管76には、アルコール電磁弁78が介設され、端部は、BIB35の飲料原料ノズル35Cに隣接して設けられるアルコールノズル35Mに接続される。また、アルコール供給配管77には、アルコール電磁弁79が介設され、端部は、前記アルコール飲料用マルチノズル32に隣接して設けられるアルコールノズル80に接続される。
他方、本体2を構成する前記扉28前面にはタンクユニット22とBIBユニット19、20からのノーアルコール飲料A、B、C、D、Eと、アルコール飲料F、G、H、I、Jの供給を操作する操作部27が設けられている。
操作部27には、一側、本実施例では向かって左側は、ノーアルコール飲料の操作部27Aとされ、他側、本実施例では向かって右側は、アルコール飲料の操作部27Bとされる。そして、操作部27Aの外側に位置してBIBユニット19からの無糖ノーアルコール飲料Eの供給を操作するパネルEPが設けられ、当該パネルEPの下方に位置してBIBユニット19の飲料原料ノズル34Cと、希釈水ノズル34Nが設けられている。
そして、操作部27Aの内側に位置してタンクユニット22からの有糖ノーアルコール飲料A、B、C、Dの供給を操作するパネルAP、BP、CP、DPが上から順に設けられている。尚、最上段に位置するパネルは、本実施例では、上から二段目に位置するパネルと同様に有糖ノーアルコール飲料Aの供給を操作するパネルAPとされているものとする。これらパネルAP、BP、CP、DPの下方に位置して、タンクユニット22のノーアルコール飲料用マルチノズル31が設けられている。
他方、操作部27Bの外側に位置してBIBユニット20からの無糖アルコール飲料Fの供給を操作するパネルFPが設けられ、当該パネルFPの下方に位置してBIBユニット20の飲料原料ノズル35Cと、希釈水ノズル35Nと、アルコールノズル35M、実施例によっては、更に炭酸水ノズル71が設けられている。
そして、操作部27Bの内側に位置してタンクユニット22からの有糖アルコール飲料G、H、I、Jの供給を操作するパネルGP、HP、IP、JPが上から順に設けられている。また、最上段に位置するパネルは、本実施例では、上述した如き炭酸割りアルコール飲料の供給を操作するパネルKPとされている。これらパネルGP、HP、IP、JP、KPの下方に位置して、タンクユニット22のアルコール飲料用マルチノズル32とアルコールノズル80が設けられている。
そのため、共通の飲料原料タンクから飲料原料が供給されるノーアルコール飲料の飲料Bの供給を操作するパネルBPと、アルコール飲料の飲料Gの供給を操作するパネルGPとは、近接しない位置、本実施例では互いに対称とならない位置に設けられることとなる。同様に、共通の飲料原料タンクから飲料原料が供給されるノーアルコール飲料の飲料Cの供給を操作するパネルCPと、アルコール飲料の飲料Hの供給を操作するパネルHPとは、近接しない位置、本実施例では互いに対称とならない位置に設けられることとなる。更にまた、共通の飲料原料タンクから飲料原料が供給されるノーアルコール飲料の飲料Dの供給を操作するパネルDPと、アルコール飲料の飲料Iの供給を操作するパネルIPとは、近接しない位置、本実施例では互いに対称とならない位置に設けられることとなる。
そのため、共通の液体原料を使用したアルコール飲料とノーアルコール飲料とを選択する時点において、選択操作を行うパネルが、アルコール飲料であるかノーアルコール飲料であるかを混同することなく、飲料選択を行うことができる。これにより、飲料供給時においてアルコール含有飲料であるか否かを誤認する不都合を抑制することができ、適切な飲料の提供を行うことが可能となる。
上記各パネルには、それぞれボタンS、L、C/Pが設けられている。また、操作部27AのパネルEPの上方には、パネル81が設けられ、当該パネル81には、飲料原料ボタン91、炭酸水ボタン92、冷却水ボタン93、リンスボタン94、販売可ランプ95などが設けられている。操作部27BのパネルFPの上方には、パネル82が設けられ、当該パネル82には、アルコール濃度調整ボタン83が設けられている。
そして、これらBIBユニット19、20のノズル34C、35C、34N、35N、35M及びタンクユニット22のマルチノズル31、32、アルコールノズル80の下方には、テーブル15が設けられ、テーブル15上にカップを配置することができるカップ配置領域が形成されている。
また、このテーブル15の上方には、扉28に設けられる操作部27Aと27Bとの境界部分の下方に位置して、仕切部材85が設けられる。これにより、テーブル15上方のカップ配置領域は、ノーアルコール飲料の供給が行われる操作部27A下方のノーアルコール飲料供給領域15Aと、アルコール飲料の供給が行われる操作部27B下方のアルコール飲料供給領域15Bとに区画される。
尚、この仕切板85は、後端が本体2内に図示しない係合部を係合、若しくは、ネジ止めにて固定することにより、本体2に取り付けられており、扉28を開放した状態で、脱着ができる構成とされている。そのため、扉28を閉鎖した状態では、仕切板85の取り外し・移動が、できない構成とされている。
次に、飲料ディスペンサ1の操作部27に設けられたボタン関連の制御装置90を図8を参照して説明する。制御装置90は、汎用のマイクロコンピュータにより構成されており、当該制御装置90の入力側には、前記操作部27に設けられる各パネルAP、BP、CP、DP、EP、FP、GP、HP、IP、JPの各ボタンと、飲料原料ボタン91、炭酸水ボタン92、冷却水ボタン93、リンスボタン94と、アルコール濃度調整ボタン83が接続される。
他方、制御装置90の出力側には、水入口電磁弁6、希釈水ポンプ7、カーボネータ給水電磁弁41、希釈水電磁弁54、56、96、97、炭酸水電磁弁65、67、69、飲料原料電磁弁SVA〜SVJ、BIB用のポンプ34P、35P、販売可ランプ95が接続される。
以上の構成にて、飲料ディスペンサ1の飲料供給動作について説明する。尚、カーボネータ39には、予め希釈水及び炭酸ガスが充填され、所定の炭酸濃度の炭酸水が製造され、収容されており、販売待機状態とされている。
上記販売待機状態において、操作部27の何れかのボタンが操作されると、当該ボタン操作に従い、飲料の供給が行われる。ここで、本実施例における飲料ディスペンサ1は、各飲料に対応して設けられるパネルには、複数のボタンS、L、C/Pが設けられており、これにより、飲料の供給量若しくは供給方法を選択して操作することが可能である。即ち、ボタンSを操作することで、操作されたパネルの飲料が例えばSカップに対応した量だけ排出され、ボタンLを操作することで、操作されたパネルの飲料が例えばLカップに対応した量だけ排出される。また、ボタンC/Pは、操作されている間だけ飲料が排出される。
タンクユニット22に設けられる無炭酸系ノーアルコール飲料のボタン、即ち、パネルDPのボタンが操作された場合には、制御装置90は、先ず、水入口電磁弁6を開放し、希釈水ポンプ7により市水から供給される水道水を前記水槽8内で熱交換することにより冷却し、冷却水供給配管5、分岐配管40、希釈水供給配管49、分岐配管53を介して、希釈水冷却配管57に流入させる。このとき、希釈水電磁弁56が開閉制御されることにより、所定量の冷却水がノーアルコール飲料用マルチノズル31に排出される。このとき、制御装置90は、同時に飲料原料が充填される飲料原料配管23Dの選択された飲料に対応する飲料原料電磁弁SVDを開閉制御することにより、所定量の飲料原料がノーアルコール飲料用マルチノズル31に排出される。そして、当該マルチノズル31にて冷却水と飲料原料が混合されることで飲料原料が冷却水にて希釈され、所定濃度の無炭酸系ノーアルコール飲料がノーアルコール飲料供給領域15Aに載置されたカップ内に供給されることになる。これにより、本実施例では、無炭酸系ノーアルコール飲料Dの飲料原料が、オレンジなどの濃縮果汁シロップを使用しているため、オレンジジュースが供給されることとなる。尚、本実施例では、ノーアルコール飲料Dを無炭酸系の飲料として説明しているが、強弱炭酸系の飲料として設定することも可能とされているものとする。
タンクユニット22に設けられる炭酸系ノーアルコール飲料のボタン、即ち、パネルAP、BP又はCPの何れかのボタンが操作された場合には、制御装置90は、炭酸水電磁弁67を開閉制御し、所定量の炭酸水がノーアルコール飲料用マルチノズル31に排出される。このとき、制御装置90は、同時に飲料原料が充填される飲料原料配管23A、23B又は23Cの選択された飲料に対応する飲料原料電磁弁SVA、SVB又はSVCを開閉制御することにより、所定量の飲料原料がノーアルコール飲料用マルチノズル31に排出される。そして、当該マルチノズル31にて炭酸水と飲料原料が混合されることで飲料原料が炭酸水にて希釈され、所定濃度の強弱炭酸系ノーアルコール飲料がノーアルコール飲料供給領域15Aに載置されたカップ内に供給されることになる。これにより、本実施例では、例えば、強弱炭酸系ノーアルコール飲料Bの飲料原料が、レモンなどの濃縮果汁シロップを使用しているため、レモンジュースが供給されることとなる。尚、本実施例では、ノーアルコール飲料A、B、Cを強弱炭酸系の飲料として説明しているが、無炭酸系の飲料として設定することも可能とされているものとする。
タンクユニット22に設けられる炭酸系アルコール飲料のボタン、即ち、パネルGP、HP、IP又はJPの何れかのボタンが操作された場合には、制御装置90は、炭酸水電磁弁67を開閉制御し、所定量の炭酸水がアルコール飲料用マルチノズル32に排出される。このとき、制御装置90は、同時に飲料原料が充填される飲料原料配管23G、23H、23I又は23Jの選択された飲料に対応する飲料原料電磁弁SVG、SVH、SVI又はSVJを開閉制御することにより、所定量の飲料原料がアルコール飲料用マルチノズル32に排出される。更にまた、アルコール電磁弁79を開閉制御し、所定量のアルコール原料としての焼酎がアルコールノズル80に排出される。そして、当該マルチノズル32にて炭酸水と飲料原料が混合されることで飲料原料が炭酸水にて希釈されると共に、アルコールノズル80から所定量のアルコール原料が排出されることで、所定濃度の強弱炭酸系アルコール飲料がアルコール飲料供給領域15Bに載置されたカップ内に供給されることになる。これにより、本実施例では、例えば、強弱炭酸系アルコール飲料Gの飲料原料が、レモンなどの濃縮果汁シロップを使用しているため、レモンサワーが供給されることとなる。
タンクユニット22に設けられる炭酸割りアルコール飲料のボタン、即ち、パネルKPの何れかのボタンが操作された場合には、制御装置90は、炭酸水電磁弁67を開閉制御し、所定量の炭酸水がアルコール飲料用マルチノズル32に排出される。このとき、制御装置90は、アルコール電磁弁79を開閉制御し、所定量のアルコール原料としての焼酎がアルコールノズル80に排出される。そして、当該マルチノズル32にて炭酸水が排出されると共に、アルコールノズル80から所定量のアルコール原料が排出されることで、所定濃度の炭酸割りアルコール飲料がアルコール飲料供給領域15Bに載置されたカップ内に供給されることになる。
他方、BIBユニット19による無炭酸系ノーアルコール飲料Eの供給を操作するパネルEPが操作された場合には、制御装置90は、予め設定された販売時間の間、ポンプ34Pを駆動し、ノズル34Cから飲料原料を吐出させる。また、希釈水電磁弁96が開閉制御されることにより、ノズル34Nから冷却水が吐出される。これにより、飲料原料が冷却水にて希釈され、所定濃度の無炭酸系ノーアルコール飲料Eがノーアルコール飲料供給領域15Aに載置されたカップ内に供給されることになる。これにより、本実施例では、例えば、無炭酸系ノーアルコール飲料Eの飲料原料が、ウーロン茶の濃縮原液を使用しているため、ウーロン茶が供給されることとなる。
BIBユニット20による無炭酸系アルコール飲料Fの供給を操作するパネルFPが操作された場合には、制御装置90は、予め設定された販売時間の間、ポンプ45Pを駆動し、ノズル35Cから飲料原料を吐出させる。また、希釈水電磁弁97が開閉制御されることにより、ノズル35Nから冷却水が吐出される。更に、アルコール電磁弁78を開閉制御し、所定量のアルコール原料としての焼酎がアルコールノズル35Mに排出される。そして、各ノズル35C、35N、35Mから吐出される飲料原料、冷却水及びアルコール原料により、所定濃度の無炭酸系アルコール飲料がアルコール飲料供給領域15Bに載置されたカップ内に供給されることになる。これにより、本実施例では、例えば、無炭酸系アルコール飲料Fの飲料原料が、ウーロン茶の濃縮原液を使用しているため、ウーロンハイが供給されることとなる。
尚、このときBIBユニット20に設けられる飲料原料が、炭酸系アルコール飲料である場合には、制御装置90は、予め設定された販売時間の間、ポンプ45Pを駆動し、ノズル35Cから飲料原料を吐出させる。また、炭酸水電磁弁69が開閉制御されることにより、ノズル71から炭酸水が吐出される。更に、アルコール電磁弁78を開閉制御し、所定量のアルコール原料としての焼酎がアルコールノズル35Mに排出される。そして、各ノズル35C、71、35Mから吐出される飲料原料、炭酸水及びアルコール原料により、所定濃度の強炭酸系アルコール飲料がアルコール飲料供給領域15Bに載置されたカップ内に供給されることになる。
尚、各アルコール飲料の供給を操作するパネルを操作する直前に、パネル82に設けられるアルコール濃度調整ボタン83が操作された場合は、当該操作に基づき、アルコール原料の吐出量が制御される。即ち、「濃い」ボタンが操作された場合には、他の飲料原料や希釈水としての冷却水や炭酸水よりも、所定時間だけ早くからアルコール原料の吐出が開始される。これにより、通常よりもアルコール濃度が高いアルコール飲料の提供が可能となる。「薄い」ボタンが操作された場合には、他の飲料原料や希釈水としての冷却水や炭酸水よりも、所定時間だけ早くにアルコール原料の吐出を停止する。これにより、通常よりもアルコール濃度が低いアルコール飲料の提供が可能となる。
以上、詳述したように本実施例の構成によれば、ノーアルコール飲料を選択するためのノーアルコール飲料選択部27Aと、アルコール飲料を選択するためのアルコール飲料選択部27Bが設けられ、更に、アルコール飲料のみを供給する専用供給部として、アルコール飲料用マルチノズル32と、ノーアルコール飲料のみを供給する専用供給部として、ノーアルコール飲料用マルチノズル31が設けられており、各飲料選択部27A、27Bの操作に基づき専用の供給部からアルコール飲料の供給やノーアルコール飲料の供給を行うことができる。これにより、一台の飲料ディスペンサ1により、アルコール飲料の供給と、ノーアルコール飲料の供給を可能とすることができる。そのため、厨房等の限られた設置スペースであっても、一台の飲料ディスペンサにて、アルコール飲料及びノーアルコール飲料の供給が可能となるため、省スペース化を図ることができるようになる。
また、ノーアルコール飲料の選択を行う飲料選択部27Aと、アルコール飲料の選択を行う飲料選択部27Bとは、それぞれ専用の飲料選択部を備えているため、特に、アルコールの有無等のパネルの操作ミスを軽減することができる。
更には、上記構成によれば、ノーアルコール飲料は、ノーアルコール飲料供給領域15Aに設けられるノーアルコール飲料用マルチノズル31又はパネルEPの下方に設けられる飲料原料ノズル34C、希釈水ノズル34Nからのみ飲料の供給が行われ、他方、アルコール飲料は、アルコール飲料供給領域15Bに設けられるアルコール飲料用マルチノズル32、アルコールノズル80又はパネルFPの下方に設けられる飲料原料ノズル35C、希釈水ノズル35N、アルコールノズル35Mからのみ飲料の供給が行われる。そのため、各飲料供給領域15A、15Bからカップ等に飲料の供給が行われた後も、そのままカップが残留された場合であっても、当該カップ内に、アルコール飲料が提供されたものであるか、ノーアルコール飲料が提供されたものであるかが、明確となる。
これにより、供給後の飲料がアルコールを含むものであるか、含まないものであるか見かけ上わかりにくい場合であっても、カップが載置されている位置がアルコール飲料供給領域15Bに対応する位置であるか、ノーアルコール飲料供給領域15Aに対応する位置であるかを判断することで、容易に当該飲料がアルコールを含むものであるか、否かを判断することができる。そのため、飲料提供時に、アルコール含有飲料であるか否かを誤認する不都合を抑制することができるようになり、アルコール飲料を誤って提供し、アルコールを好まない人や未成年者が誤飲してしまうなどの不都合を確実に防止することができるようになる。
また、本実施例における構成によれば、アルコール飲料と、ノーアルコール飲料の飲料原料が共通するものについては、飲料原料タンクを共用することが可能となり、より一層装置の簡素化を図ることができるようになる。また、飲料原料タンクの管理も、一元化されることから、利便性が向上される。
また、上述したように、ノーアルコール飲料供給領域15Aとアルコール飲料供給領域15Bとは、仕切部材85により、区画されているため、アルコール飲料供給領域15Aにおいて供給されたアルコール飲料を受容するカップが、安易にノーアルコール飲料供給領域15Aに移動され、他方、ノーアルコール飲料供給領域15Aにおいて吐出されたノーアルコール飲料を受容するカップが、安易にアルコール飲料供給領域15Bに移動されることを抑制することが可能となる。これにより、安易にカップが移動されることにより、カップ内の飲料にアルコールが含有されているか否かが混同され、飲料の信頼性が低下する不都合を抑制することが可能となる。
尚、実施例では、アルコール原料を焼酎で説明しているが、アルコール原料は焼酎に限らず、日本酒やウィスキー・ブランデー・ジン・ウォッカ・リキュールなどの洋酒、老酒・紹興酒などの中国酒など銘柄は問わない。
本発明の飲料ディスペンサの正面図である。 図1の飲料ディスペンサの側面図である。 図1の飲料ディスペンサの扉を取り外した状態の正面図である。 図1の飲料ディスペンサの左縦断側面図である。 図1の飲料ディスペンサの右縦断側面図である。 図1の飲料ディスペンサの横断平面図である。 図1の飲料ディスペンサの配管構成図である。 図1の飲料ディスペンサの操作部関連の電気ブロック図である。
A、B、C、D 有糖ノーアルコール飲料
E 無糖ノーアルコール飲料
F、K 無糖アルコール飲料
G、H、I、J 有糖アルコール飲料
SVA、SVB、SVC、SVD、SVG、SVH、SVI、SVJ 飲料原料電磁弁
AP、BP、CP、DP、EP、FP、GP、HP、IP、JP、KP、81、82 パネル
1 飲料ディスペンサ
5 冷却水供給配管
6 水入口電磁弁
7 希釈水ポンプ
15A ノーアルコール飲料供給領域
15B アルコール飲料供給領域
19、20 BIBユニット
22 タンクユニット
23、23A、23B、23C、23D、23G、23H、23I、23J、25、27、29 飲料原料配管
31 ノーアルコール飲料用マルチノズル
32 アルコール飲料用マルチノズル
34、35 BIB
34C、35C 飲料原料ノズル
34N、35N 希釈水ノズル
35M、80 アルコールノズル
39 カーボネータ
47、48、49、55、57 希釈水供給配管
54、56、96、97 希釈水電磁弁
63 炭酸水供給経路
69 炭酸水電磁弁
70 炭酸水供給配管
71 炭酸水ノズル
73、76、77 アルコール供給配管
78、79 アルコール電磁弁
83 アルコール濃度調整ボタン
85 仕切部材
90 制御装置

Claims (2)

  1. アルコール飲料とアルコールを含まないノーアルコール飲料を選択して供給可能とされた飲料ディスペンサにおいて、
    前記アルコール飲料を選択するための複数のアルコール飲料選択部と、
    前記ノーアルコール飲料を選択するための複数のノーアルコール飲料選択部と、
    前記アルコール飲料を供給する少なくとも一つのアルコール専用供給部と、
    前記ノーアルコール飲料を供給する少なくとも一つのノーアルコール専用供給部とを備え、
    前記アルコール飲料選択部の操作に基づいて前記アルコール専用供給部より前記アルコール飲料を供給し、前記ノーアルコール飲料選択部の操作に基づいて前記ノーアルコール専用供給部より前記ノーアルコール飲料を供給すると共に、所定の原料供給源からアルコール原料とアルコールを含まない液体原料を前記アルコール専用供給部より供給し、共通の前記原料供給源から前記液体原料のみを前記ノーアルコール専用供給部より供給し、
    前記アルコール飲料選択部の群とノーアルコール飲料選択部の群を区画して配置すると共に、共通の前記原料供給源から供給される前記液体原料を使用した前記アルコール飲料とノーアルコール飲料を選択するための前記アルコール飲料選択部とノーアルコール飲料選択部を、互いに対称とならない位置に設けて相互に離間させたことを特徴とする飲料ディスペンサ。
  2. 前記アルコール専用供給部からアルコール飲料の供給が行われるアルコール飲料供給領域と前記ノーアルコール専用供給部からノーアルコール飲料の供給が行われるノーアルコール飲料供給領域とを仕切る仕切部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の飲料ディスペンサ。
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