JP4641226B2 - 冊子状印刷物の使用方法 - Google Patents
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Description
この考案によれば、複数枚の用紙の一端を綴じ合わせたパンフレットやカタログを冊子状にして郵送したり宅配便で配送したりすることによって、送付のための費用を安くすることができるとしている。
一方で複数枚のシートの両端を接着剤で綴じ合わせ、封書形式のメール便用冊子として配達するメール便が出現し始めている。
しかし、上述の封書形式のメール便用冊子にも、冊子の最上位のシートと、最下位のシートとを延長させて接着部とした部分の開封が面倒であることに加え、開封後、開封部にミシン目が残り、冊子が見苦しくなるという課題があった。
一方、冊子状印刷物を製造する側では、封書形式のメール便用冊子として最上位のシートと最下位のシートとが両側で綴じられて配達される冊子と、封筒に入れられて届けられる冊子とが共存する場合は、それぞれの冊子の形態別数量が決定されるまでの間、少なくとも最上位のシートと最下位のシートが作製できないという課題があった。
そこで、本発明は、通常の冊子として封筒に入れられて配達される仕様と、封書形式の
メール便用冊子で配達される仕様のいずれにも対応できる冊子状印刷物の使用方法を提供することを目的とするものである。
2)また、請求項2に記載のように、請求項1に記載の冊子状印刷物の使用方法であって、フラップ部は、延長開始部に形成されたミシン目状の切込み、または、押し筋部分で切り離し、付箋または栞として使用することによって、資源の有効利用に繋げることができる。
上記、1)、2)に記載した以外に、現行のカタログやパンフレットを配送するために通常、JIS(日本工業規格)で規定する角形2号サイズの封筒を使用していたものが、本発明の冊子状印刷物の使用方法によって、材料としての封筒が不要となり、省資源化に貢献し,コスト面では、封筒代と封入費用分を削減することができる。
さらに、ダイレクトメールの分野では、このような角形2号封筒を使用した場合、開封
率が上がらないという課題があったが、本発明の冊子状印刷物を使用することによって、
開封率を向上させることができる。
図1は、本発明の冊子状印刷物の使用方法に使用される冊子状印刷物について説明するための斜視図,図2は、本発明の冊子状印刷物の、使用方法の一例について説明するための斜視図,図3は、本発明の冊子状印刷物の、使用方法の他の一例について説明するための斜視図,である。
以下で説明する冊子状印刷物1は、カタログや、チラシなど、広告情報が印刷された複
数枚のシートの片側が綴じ部2で綴じられて小冊子状になっている印刷物で、宅配業者に
よって届けられる冊子状印刷物である。
冊子状印刷物が配達先まで折れ曲がったり変形したりしないよう一枚目のシート11と、最終枚目のシートには他の枚目のシートに比べ厚手の紙が使用される。
また、最終枚目のシートには、「貼付/剥離」を繰り返し行うことができる再剥離可能,再接着可能な粘着剤が塗布されるために、他の枚目のシートに比べ表面強度が強い紙が使用される。同様に、一枚目のシートも、最終枚目のシートと貼り合わされて封書の表紙の役割を果たすために他の枚目のシートに比べ表面強度が強い紙が使用される。
受取人の宛先情報は、粘着ラベルにプリントされて貼付されたり、一枚目のシートに直接プリントされて表示される。
本実施の形態では、フラップ部17は、最終枚目のシートの延長上に形成され、フラップ部17の折り畳まれて内側になる面には、再剥離可能,再接着可能な粘着剤が形成される。
最終枚目のシートに厚手の紙が使用される場合は、フラップ部17に、図3に示すような折りミシン(ミシン目状の切込み)172を形成することもできる。
図2に示す例は、冊子形状のまま封筒に入れて冊子状印刷物を届ける場合に、本発明の冊子状印刷物1のフラップ部17をフラップ部が形成されている同じ最終枚目のシートに折り畳んで接着させる方法について図示したものである。
また、封書形式のメール便として配送された冊子状印刷物を、受取人が通常の冊子状印刷物に戻す際の方法について図示したものである。
冊子状印刷物1の一枚目のシート11は、冊子状印刷物1の表紙シートになっていて、受取人の宛先情報4が表示されている。
受取人の宛先情報は、粘着ラベルにプリントされたり、表紙シートに直接プリントされて表示される。
持ち上げていたシートを、元の状態に戻すと、冊子状印刷物1のフラップ部17がついていない状態の通常の冊子状印刷物が出現する。
このように、封筒に入れて郵送される通常の冊子状印刷物として利用することができる一方で、メール便用冊子として使用された場合は、受取人側がフラップ部17を剥がし、最終枚目のシートに折り畳んで接着させて冊子状印刷物を利用し、冊子状印刷物を保存したい場合に、フラップ部を最終枚目のシートから剥がして、再度一枚目のシート端に貼付し、送付された状態で保存することもできる。
延長開始部171に形成されたミシン部で切り取って使用する場合は、切り取られたフラップ部17は、付箋として使用されたり、粘着剤側を内側にして二つ折りにし、栞等として使用される。
図3に示す例は、冊子状印刷物1が封書形式のメール便用冊子として使用される形態例である。
冊子状印刷物1の一枚目のシート11は、冊子状印刷物1の表紙シートになっていて、受取人の宛先情報4が表示されている。
受取人の宛先情報は、ラベルにプリントされて貼付されたり、表紙シートに直接プリントされて表示されている。
また、フラップ部17の折り畳まれて内側になる面には再剥離可能,再接着可能な粘着剤が形成されていて、一枚目のシート端で貼り合わせるようになっている。
B図に示すように、冊子の一枚目のシート端に当たるフラップ部の位置に折りミシン(ミシン目状の切込み)172を形成することができ、最終枚目の紙が厚手の紙であったり、フラップ部を広くできないような場合に、最終枚目のシートと一枚目のシートを容易に、しかも、強固に接着させることができる。
受取人は、フラップ部を一枚目のシートから剥がし、延長開始部171に形成されたミシン部で切り取って使用するか、フラップ部をフラップ部が形成されている最終枚目のシートに接着させ、通常の冊子状印刷物に戻して使用する。
延長開始部171に形成されたミシン部で切り取って使用する場合は、切り取られたフラップ部17は、付箋として使用されたり、粘着剤側を内側にして二つ折りにし、栞等として使用される。
このことは、メール便用冊子として使用された場合の1枚目のフラップが接着される部分にも適用され、デザインの一部領域等とすることが好ましい。
冊子状印刷物に使用する紙として、上質紙,中質紙,下級紙,色上質紙等の非塗工紙、アート紙,コート紙,軽量コート紙等の塗工紙、エンボス紙,キャストコート紙, クラフト紙等の特殊紙等の中から、冊子の内容に適合する紙を選択する。
一枚目のシートと最終枚目のシートは、それ以外のシートより厚めの紙とする。
例えば、上質紙を選択したな場合は、一枚目のシートと最終枚目のシートは坪量が105〜157g/m2の紙から,それ以外のシートは坪量が64〜81g/m2の紙から選択する。また、一枚目のシートと最終枚目のシートは、前述のように、表面強度が強い紙を使用する。
綴じ部に使用する接着剤は、例えば、アクリル系樹脂,ビニル系樹脂,ポリエステル系樹脂,ウレタン系樹脂,アミド系樹脂,エポキシ系樹脂,ゴム系樹脂,アイオノマー系樹脂等の公知の接着剤の中から選択する。
再剥離可能,再接着可能な粘着剤は、粘着剤に微球を添加したものや、粘着剤に硬化剤を添加したもの、例えば、2EHA(2エチルヘキシルアクリレート)等のガラス転移温度が低いアクリル樹脂をエマルジョン化したもの等を使用する。
特に、冊子の印刷内容が同一で、封筒に入れて送付される冊子仕様と、封書形式のメール便仕様が混在する場合に好適に利用できる。
2 綴じ部
3 再剥離可能,再接着可能な粘着剤
4 宛先情報
11 一枚目のシート
17 最終枚目シートのフラップ部
171 延長開始部
172 折りミシン
Claims (2)
- 複数の印刷されたシートが片側で綴じられ、冊子を構成する少なくとも一シートを綴じられていない側に延長させてフラップ部とし、フラップ部の片側に再剥離可能、再接着可能な粘着剤を形成し、フラップ部の延長開始部にミシン目状の切込み、または、押し筋を形成した冊子状印刷物の使用方法であって、
フラップ部の延長開始部を、再剥離可能、再接着可能な粘着剤形成部を内側に折り畳んで同一のシートに接着させ、冊子状印刷物として使用することを特徴とする冊子状印刷物の使用方法。 - 請求項1に記載の冊子状印刷物の使用方法であって、
フラップ部は、延長開始部に形成されたミシン目状の切込み、または、押し筋部分で切り離し、付箋または栞として使用することを特徴とする冊子状印刷物の使用方法。
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