JP4641187B2 - 開閉装置 - Google Patents

開閉装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4641187B2
JP4641187B2 JP2005004047A JP2005004047A JP4641187B2 JP 4641187 B2 JP4641187 B2 JP 4641187B2 JP 2005004047 A JP2005004047 A JP 2005004047A JP 2005004047 A JP2005004047 A JP 2005004047A JP 4641187 B2 JP4641187 B2 JP 4641187B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
winding shaft
rotating body
closing
auxiliary rotating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005004047A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006193908A (ja
Inventor
則夫 石倉
和生 竹野
和幸 日高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bunka Shutter Co Ltd
Original Assignee
Bunka Shutter Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bunka Shutter Co Ltd filed Critical Bunka Shutter Co Ltd
Priority to JP2005004047A priority Critical patent/JP4641187B2/ja
Publication of JP2006193908A publication Critical patent/JP2006193908A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4641187B2 publication Critical patent/JP4641187B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

本発明は、巻取り軸に巻かれた開閉体を繰出し、その繰出された開閉体によって空間を仕切るようにした開閉装置であって、動力源と巻取り軸とを動力伝達手段により連動するようにした開閉装置に関するものである。
従来、この種の発明には、特許文献1に記載されたもののように、下方への動作により空間を仕切る開閉体(シャッタースラット1)と、該開閉体(シャッタースラット1)を巻取ったり繰出したりする巻取軸(2)と、動力軸を回転させる動力源(開閉機5)と、前記動力軸の回転力を巻取軸(2)に伝達するように巻き掛けられた無端輪状動力伝達部材(チェーン8)とが具備され、前記無端輪状動力伝達部材(チェーン8)が切れた場合に、開閉体(シャッタースラット1)の自重によって巻取軸(2)が自由回転して開閉体(シャッタースラット1)が巻取軸(2)から繰出されてしまうのを、前記巻取軸(2)の軸受け部分に設けられた落下防止装置(12)によって防ぐようにした構成が知られている。
前記落下防止装置(12)は、巻取軸(2)と結合される軸孔(23a)を軸心部に備えるとともに、その軸孔(23a)の周囲に、第1の凹部(26a)及び第2の凹部(26b)を有する回転部(23)と、該回転部(23)の周囲を囲むようにして不動に固定されるとともに該回転部(23)の外周に沿って略円弧状の凹部(第2の内周部分21b)を有するボディ部(21)と、前記第1の凹部(26a)、第2の凹部(26b)、及び第2の内周部分(21b)により形成される空間を移動可能なローラ(27)とを備えている。
そして、この落下防止装置(12)によれば、回転部(23)が所定の回転速度以下で回転している際、ローラ(27)は、第1の凹部(26a)内から第2の内周部分(21b)内へ移動した後、第2の内周部分(21b)内で第2の凹部(26b)に乗って周方向へ移動し、その後に、自重により第1の凹部(26a)内へ落ち込む。そのため、回転部(23)の回転が妨げられることがない。
また、回転部(23)が所定の回転速度以上で回転した際には、遠心力のためにローラ(27)は、前記のようにして第1の凹部(26a)内へ落ち込むことができず、第二の凹部(26b)と内周部分(21b)の周端との間に挟まるため、回転部(23)の回転が停止する。
しかしながら、前記従来技術によれば、上述したように、ローラ(27)を遠心力によって第1の凹部(26a)内へ落ち込ませないようにしているため、例えば、前記開閉体(シャッタースラット1)と該開閉体を閉鎖方向へ案内するガイドレールとの間や、巻取軸(2)の軸受け部分等で生じる摩擦抵抗が、経年的な劣化や腐食等の悪影響により大きくなり、巻取軸(2)の自由回転速度が低下した場合等には、ローラ(27)を第1の凹部(26a)内へ落ち込ませないようにするだけの遠心力が作用しなくなってしまうことが考えられる。
そして、この場合には、無端輪状動力伝達部材(チェーン5)が切れたとしても、巻取軸(2)の回転が停止しないため、開閉体(シャッタースラット1)の閉鎖動作が継続してしまうおそれがある。
すなわち、前記従来技術のように、遠心力を利用して無端輪状動力伝達部材が切れたことを間接的に感知し、巻取軸の回転を制動しようとした発明では、意図しない状況等により遠心力が作用しなかったり小さすぎたりした場合には、その感知性能、及び制動性能が低下してしまうおそれがある。
また、上記従来技術によれば、ローラ(27)が第二の凹部(26b)と内周部分(21b)の周端との間に挟まれて、巻取軸(2)が停止している状態において、巻取軸(2)に対し逆回転方向の不意の衝撃が加わった場合、例えば開閉体(シャッタースラット1)に対し障害物等の物体が当接した場合等には、ローラ(27)が、第二の凹部(26b)と内周部分(21b)の周端との間から外れ、第1の凹部(26a)内へ落ち込み、その結果、再度、巻取軸(2)が開閉体繰出し方向へ自由回転して、開閉体(シャッタースラット1)が閉鎖動作してしまうおそれがある。
特開2000−110461号公報
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、巻取り軸の回転による遠心力の有無や大小に拘わらずに、動力伝達経路の異常を認識することができる開閉装置を提供することにある。
上記課題を解決するための技術的手段は、閉鎖方向端部を下方へスライドさせて空間を仕切る開閉体と、巻取られた状態の前記開閉体を繰出す巻取り軸と、動力軸を回転させる動力源と、前記巻取り軸側に設けられて前記巻取り軸に対し回転力を伝達する補助回転体と、前記動力軸と前記補助回転体とにわたって配設された動力伝達手段とを備え、前記動力軸と前記補助回転体とを前記動力伝達手段を介して連動させるようにした開閉装置において、前記補助回転体を前記巻取り軸に対し所定量回動自在となるように、前記補助回転体を、前記巻取り軸に対し、周方向に所定量の遊びを有するように凹凸状に嵌合し、前記補助回転体を前記巻取り軸に対して開閉体繰出し回転方向へ付勢するように付勢部材を設け、前記補助回転体が前記巻取り軸に相対して開閉体繰出し回転方向へ回転したことによって、動力伝達経路の異常が認識されるようにしたことを特徴とする。
本発明に係る第一の実施形態は、閉鎖方向端部を下方へスライドさせて空間を仕切る開閉体と、巻取られた状態の前記開閉体を繰出す巻取り軸と、動力軸を回転させる動力源と、前記巻取り軸側に設けられて前記巻取り軸に対し回転力を伝達する補助回転体と、前記動力軸と前記補助回転体とにわたって配設された動力伝達手段とを備え、前記動力軸と前記補助回転体とを前記動力伝達手段を介して連動させるようにした開閉装置において、前記補助回転体を前記巻取り軸に対し所定量回動自在となるように設け、前記補助回転体を前記巻取り軸に対して開閉体繰出し回転方向へ付勢するように付勢部材を設け、前記補助回転体が前記巻取り軸に相対して開閉体繰出し回転方向へ回転したことによって、動力伝達経路の異常が認識されるようにした。
ここで、上記開閉装置には、上記開閉体が閉鎖動作のみを行うように用いられる態様や、上記開閉体が開放動作と閉鎖動作との双方を行うように用いられる態様等を含む。
また、上記開閉体の好ましい具体例としては、複数のスラットやパイプを開閉方向へ連設してなる態様や、単数もしくは複数のパネルや、幕状物、ネット状物を開閉方向へ設けてなる態様、あるいはスラット、パネル、パイプ、幕状物、ネット状物等を適宜に組み合わせてなる態様等が挙げられる。
また、上記巻取り軸には、本体軸と該本体軸の周囲の巻取体とが一体的に構成され、これら双方の部材が不動部位(収納ケースや躯体等)に対し回動するようにした態様と、固定された本体軸に対し、その周囲の巻取体が回動するようにした態様との双方を含み、後者の態様とした場合には、上記補助回転体の回転力が前記巻取体に伝達されるように構成すればよい。なお、この巻取り軸には、軸方向に並ぶ複数の部材からなり、その一部の部材が前記前者の態様であって、その他の部材が前記後者の態様である構成も含む。
また、上記動力源とは、上記動力軸を駆動回転または制動回転させるようにした構成を意味し、この動力源には、例えば、交流や直流の電動モータや、エアー駆動モーター、動力軸をスプリングや錘体等の付勢力により動力軸を回動させるようにした機構、動力軸を手動で回転させるようにした機構等の回転駆動機構を含む。更に、この動力源には、ブレーキ装置や調速装置等ように、動力軸の回転を抑制するようにした制動機構も含む。
すなわち、上記動力源の回転力には、上記補助回転体を駆動回転させるための回転力、および上記補助回転体の回転を抑制するための制動回転力を含む。
なお、前記制動機構を具備した場合、例えば、前記回転駆動機構を具備せずに上記巻取り軸および上記補助回転体を上記開閉体の自重により回転させるようにした構成としてもよいし、前記回転駆動機構と前記制動機構との双方を具備した構成としてもよい。
また、上記補助回転体とは、上記動力軸側に対する上記巻取り軸側に配置されて、上記動力伝達手段から受ける回転力を上記巻取り軸に伝達するように設けられた回転体である。
この補助回転体には、チェーンとスプロケットを用いた動力伝達機構における従動側のスプロケットや、ベルトとプーリーを用いた動力伝達機構における従動側のプーリー、複数の歯車を用いた動力伝達機構における巻取り軸側の歯車等を含む。
また、上記動力伝達手段の具体例としては、チェーンとスプロケットを用いた動力伝達機構や、ベルトとプーリーを用いた動力伝達機構、複数の歯車を用いた動力伝達機構等が挙げられる。
また、上記付勢部材には、コイルバネや、板バネ、ゼンマイ等を含む。この付勢部材は、圧縮方向に用いられてもよいし、引張り方向に用いられてもよく、更には、前記圧縮方向や引張り方向以外の変形方向(例えば、板バネ等を用いた場合の変形方向)に用いられる態様であってもよい。
また、上記動力伝達経路とは、上記動力源の回転力を上記補助回転体へ伝達させる経路を意味し、この動力伝達経路には、上記動力軸や、上記補助回転体、上記動力伝達手段等を含む。
また、上記動力伝達経路の異常の具体例としては、上記動力軸や上記補助回転体の破損、上記動力伝達手段をチェーンとスプロケットによる機構とした場合におけるチェーンの破断や緩み、スプロケットの破損、上記動力伝達手段をベルトとプーリーによる機構とした場合におけるベルトの破断や緩み、プーリーの破損、上記動力伝達手段を複数の歯車とした場合における各歯車の破損や空回り等が挙げられる。
また、「前記補助回転体が前記巻取り軸に相対して開閉体繰出し回転方向へ回転したことによって、動力伝達経路の異常が認識されるようにした」という構成の具体例としては、上記補助回転体が上記巻取り軸に相対して開閉体繰出し回転方向へ回転したことを、リミットスイッチ等の接触式センサーや、近接スイッチ等の非接触式センサーにより感知するようにした態様や、上記補助回転体が上記巻取り軸に相対して開閉体繰出し回転方向へ回転した際、その回転動作によって、他の機構(例えば、上記巻取り軸や上記開閉体の動作を抑制する機構等)が機械的に連動するようにした態様等が挙げられる。
また、第二の実施形態では、上記動力伝達手段は、上記動力軸と上記補助回転体とを、これらの間に巻きかけられた無端輪状動力伝達部材により連動させる機構である。
ここで、上記無端輪状動力伝達部材には、チェーンとスプロケットによる動力伝達機構における該チェーンや、ベルトとプーリーによる動力伝達機構における該ベルト等を含む。
また、第三の実施形態では、上記補助回転体は、上記巻取り軸に対し、周方向に所定量の遊びを有するように、凹凸状に嵌合されている。
この第三の実施形態の構成には、上記補助回転体側に凹部を形成するとともに、上記巻取り軸側に凸部を形成した態様と、上記巻取り軸側に凸部を形成するとともに、上記補助回転体側に凹部を形成した態様との双方を含む。
また、「周方向に所定量の遊びを有する」の一例としては、前記凹部内で前記凸部が周方向へ移動可能な構成とすればよい。
また、第四の実施形態では、上記補助回転体が上記巻取り軸に相対して開閉体繰出し回転方向へ回転したことによって、上記巻取り軸の回転を抑制する回転抑制手段を備えた。
ここで、上記回転抑制手段の具体例としては、上記補助回転体が上記巻取り軸に相対して開閉体繰出し回転方向へ回転したことに連動して、上記巻取り軸から係合部材を突出させ、該係合部材を不動部位に係合させるようにした態様や、上記補助回転体が上記巻取り軸に相対して開閉体繰出し回転方向へ回転したことに連動して、不動部位から係合部材を突出させ、該係合部材を上記巻取り軸に係合させるようにした態様等が挙げられる。
また、第五の実施形態では、上記回転抑制手段は、上記補助回転体が上記巻取り軸に対して開閉体繰出し回転方向へ回転した際に、その際の上記補助回転体の回転力によって、上記巻取り軸を不動部位に係合させるように構成してある。
また、第六の実施形態では、上記回転抑制手段は、上記補助回転体が上記巻取り軸に対し開閉体繰出し回転方向へ回転した際に、その回転方向の動きを、上記補助回転体に内在する係合部材の遠心方向への動きに変換し、該係合部材を、上記補助回転体の周囲の不動部位に係合させるように構成した。
また、第七の実施形態では、上記不動部位は、上記係合部材と凹凸状に係合可能な被係合部材である。
なお、本明細書中において「開閉体幅方向」とは、上記開閉体の開閉方向と略直交する方向であって、該開閉体の厚さ方向ではない方向を意味する。
また、本明細書中において「開閉方向」とは、上記開閉体が空間を仕切ったり開放したりするためにスライドする方向を意味する。
また、本明細書中において、「開閉体繰出し回転方向」とは、上記巻取り軸、上記補助回転体、または上記動力軸が、開閉体を繰出すために回転する方向を意味する
上記実施形態は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
第一の実施形態によれば、動力伝達経路に異常のない通常状態では、巻取り軸が開閉体の自重によって開閉体繰出し回転方向へ引っ張られるため、付勢部材が補助回転体と巻取り軸との間で弾性変形する。
動力伝達用チェーンの破断や緩み、動力伝達用ベルトの破断や緩み、スプロケットや歯車の破損、動力軸の破損等、動力伝達経路の異常によって、動力軸に相対して補助回転体が回動自在な状態になると、その補助回転体は、付勢部材の付勢力によって、巻取り軸に対して開閉体繰出し回転方向へ所定量回転する。
したがって、この実施形態によれば、巻取り軸の回転による遠心力を利用するようにした従来技術とは異なり、遠心力の有無や大小に拘わらずに、動力伝達経路の異常を、補助回転体の所定量の回転により、間接的に認識することができ、ひいては、その認識に基づいた所定の制御が可能となる。
また、この実施形態によれば、前記異常状態において、例えば、開閉体に対し障害物等の物体が当接した場合等のように、巻取り軸に対し逆回転方向の不意の衝撃が加わったとしても、補助回転体が付勢部材の付勢力により巻取り軸に対し開閉体繰出し回転方向へ回転した位置に維持され、動力伝達経路の異常を認識した状態が維持される。
第二の実施形態によれば、無端輪状動力伝達部材等から構成される動力伝達経路に異常のない通常状態では、無端輪状動力伝達部材の張力によって補助回転体は、開閉体繰出し回転方向と逆の回転方向へ引っ張られる。それに対し、巻取り軸は、開閉体の自重によって開閉体繰出し回転方向へ引っ張られる。したがって、付勢部材は、補助回転体と巻取り軸との間で弾性変形する。
無端輪状動力伝達部材の切断や緩み等の異常によって、無端輪状動力伝達部材に対し補助回転体が回動自在な状態になると、その補助回転体は、付勢部材の付勢力によって、巻取り軸に対して開閉体繰出し回転方向へ所定量回転する。
したがって、この実施形態によれば、巻取り軸の回転による遠心力を利用するようにした従来技術とは異なり、遠心力の有無や大小に拘わらずに、無端輪状動力伝達部材の切断又は緩み等の異常を、補助回転体の所定量の回転により、間接的に認識することができ、ひいては、その認識に基づいた所定の制御が可能となる。
また、この実施形態によれば、前記異常状態において、例えば、開閉体に対し障害物等の物体が当接した場合等のように、巻取り軸に対し逆回転方向の不意の衝撃が加わったとしても、補助回転体が付勢部材の付勢力により巻取り軸に対し開閉体繰出し回転方向へ回転した位置に維持され、無端輪状動力伝達部材の切断又は緩み等の異常を認識した状態が維持される。
更に、第三の実施形態によれば、補助回転体を巻取り軸に対し所定量回動自在とする構成を、簡素で生産性のよい具体的構造とすることができる。
更に、第四の実施形態によれば、動力伝達経路の異常を認識した際に、巻取り軸の回転を抑制することができ、ひいては、開閉体が閉鎖動作する際の安全性を向上することができる。
更に、第五の実施形態によれば、補助回転体の回転力によって巻取り軸を不動部位に係合させる構成としているため、遠心力を利用するようにした従来技術と異なり、遠心力の有無や大小に拘わらずに、動力伝達経路の異常に応じて、補助回転体の回転を抑制することができる。
更に、第六の実施形態によれば、補助回転体の回転力によって巻取り軸を不動部位に係合させる構成を、簡素で生産性のよい具体的構造とすることができる。
更に、第七の実施形態によれば、係合部材と被係合部材とを凹凸状に係合させることで、巻取り軸の回転を、より効果的に抑制することができ、ひいては、開閉体が閉鎖動作する際の安全性を一層向上することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本実施の形態の開閉装置は、住宅やビル、倉庫、工場、地下街、トンネル、車両の荷台等の躯体の開口部分や内部に配設されて、前記開口部分を開閉したり、躯体内部の空間を仕切ったり開放したりする開閉装置、特に火災等の災害時に炎や煙等を遮断する防火防煙用のシャッター装置に適用した一例について説明する。
開閉装置1は、閉鎖方向端部を下方へスライドさせて空間を仕切る開閉体10や、該開閉体10を開閉方向へ案内するガイドレール20、該開閉体10を巻取ったり繰出したりする巻取り軸30、該巻取り軸30に回転力を伝達する補助回転体40、動力軸51を回転させる動力源50、前記動力軸51の回転力を前記補助回転体40に伝達するように巻き掛けられた無端輪状動力伝達部材60、巻取り軸30の回転を抑制する回転抑制手段70、補助回転体40及び回転抑制手段70を巻取り軸30に対して開閉体繰出し回転方向へ付勢する付勢部材80等を備えている。
開閉体10は、横長略矩形状の金属板を曲げ加工してなる所謂スラットを、上下に隣接する該スラット間で回動するように複数連接することで開閉体本体11を構成し、この開閉体本体11の下端部に、当接対象部位(地面や、床面、下枠等)に当接させるための座板部材12を開閉体幅方向にわたって接続している。
また、ガイドレール20は、アルミ合金材料の引抜き成形または押し出し成形、鋼板や他の金属板の曲げ加工等の加工によって、開閉体10の幅方向の端部を囲む部位が横断面略コの字状に形成された部材であり、巻取り軸50と上記当接対象部位との間にわたって配設されている。
また、巻取り軸30は、収納ケース91等の不動部位に、軸受け部材92などを介して回動自在に支持された軸本体31と、該軸本体31の外周面に一体的に固定された略筒状の巻取体32とからなり、巻取体32の外周面に、開閉体10の上端部を止着している。
前記軸本体31は、その両端側の各々が、収納ケース61等の不動部位に軸受け部材62などを介して回動自在に支持されている。
そして、この軸本体31は、その一端側の外周面に凸部31aを備え、該凸部31aが後述する補助回転体40により係合されることで、該補助回転体40から回転力を受けるようになっている。
前記凸部31aは、軸本体31の軸方向にわたって遠心方向へ突出する部材であり、補助回転体40のみに係合するように配設されてもよいし、補助回転体40及び巻取体32に係合するように配設されてもよい。
更に、この軸本体31には、前記凸部31aに対し軸方向へ所定間隔を置いて、後述する複数の係合部材72を軸支するための軸支部31bが、周方向へわたって複数突設されている。
そして、この軸本体31の上記一端側には、後述する補助回転体40及び回転抑制手段70が設けられている。
補助回転体40は、後述する無端輪状動力伝達部材60から動力を伝達されるようにした所謂スプロケットであり、その中心部の貫通孔41に上記軸本体31を挿通嵌合させている。
前記貫通孔41は、その内周面に、軸本体31の凸部31aよりも周方向の幅が広い凹部41aを有する。この凹部41aは、軸本体31に対し補助回転体40を所定量回動自在とする。
そして、この補助回転体40は、その外周部に、動力源50の動力を伝達するように無端輪状動力伝達部材60が掛け回され、該補助回転体40の側面には、回転抑制手段70の基盤71が固定されている。
動力源50は、収納ケース91等の不動部位に装着された直流または交流の電動モータであり、その動力軸51には、略同軸状にスプロケット51aが固定されている。
また、無端輪状動力伝達部材60は、所謂チェーンであり、動力源50の動力軸51の回転力を補助回転体40に伝達するように、動力軸51周囲のスプロケット51aと補助回転体40とにわたって掛け回されることで、動力軸51と補助回転体40とを連動させる動力伝達手段を構成している。
また、回転抑制手段70は、巻取り軸30の軸本体31に対し環状に設けられた基盤71と、該基盤71内で径方向へ作動する複数の係合部材72と、該係合部材72に係合されるように基盤71の周囲に配置された被係合部材73とからなる(図3(a)(b)参照)。
前記基盤71は、略円盤状を呈し、図4に示すように、その中心部に、巻取り軸30の軸本体31を挿通させるための貫通孔71aを有する。この貫通孔71aは、その内周面に、複数の凹部71a1を形成している。
各凹部71a1は、上記補助回転体40の凹部41aと略同等の周方向の幅に形成され、軸本体31の各軸支部31bを、周方向へ所定量移動可能にするように遊嵌させている。
そして、この基盤71の側面には、該基盤71の外周面へ連通された複数の案内溝71bが、略放射状に複数配設されている。
また、係合部材72は、基盤71の側面に沿って配置され、図5に示すように、軸支片部72aと、該軸支片部72aに対し回動自在に接続されたれた係合片部72bとからなる。
前記軸支片部72aは、その一端側が軸本体31の軸支部31bに支持され、該軸支部31bを略中心にして他端側を回動させるように設けられている。
また、係合片部72bは、基盤71の案内溝71b内に遊挿され、その基端側が軸支片部72aの前記他端側に軸支されている。
そして、これら軸支片部72a及び係合片部72bは、補助回転体40が巻取り軸30に対し開閉体繰出し回転方向へ回転した際に、その回転方向の動きを、係合片部72bの遠心方向への動きに変換し、該係合片部72bを、補助回転体40の周囲から外部へ突出させるように構成される。
また、上記基盤71の周囲には、被係合部材73が配置されている。
この被係合部材73は、基盤71の外周面に近接する略環状を呈し、その内周面には、上記各係合部材72の突端が凹凸状に嵌脱されるように、複数の凹部73aが形成されている(図3(a)(b)参照)。
そして、前記構成の被係合部材73は、収納ケース91等の不動部位に固定されている。
また、付勢部材80は、軸本体31の端部側の周囲に配設されたコイルスプリングであり、その一端側を軸本体31に止着するとともに、他端側を補助回転体40に止着することで、補助回転体40を開閉体繰出し回転方向へ付勢している。
この付勢部材80の付勢力は、開閉体10の重量による巻取り軸30の開閉体繰出し回転方向の回転力よりも、小さくなるように設定されている。
すなわち、付勢部材80の付勢力が開閉体10の重量による巻取り軸30の開閉体繰出し回転方向の回転力よりも大きい場合には、この付勢部材80が弾性変形しないため、軸本体31の凸部31aが、補助回転体40の凹部41a内における開閉体巻取り回転方向(図示における反時計方向)の端面に当接し、補助回転体40が軸本体31に対し開閉体繰出し回転方向へ回転しなくなってしまう。
しかしながら、本実施の形態によれば、付勢部材80の付勢力が開閉体10の重量による巻取り軸30の開閉体繰出し回転方向の回転力よりも小さいため、開閉体10の重量による巻取り軸30の回転により付勢部材80が弾性変形した状態となり、軸本体31の凸部31aは、補助回転体40の凹部41a内における開閉体繰出し回転方向(図示における時計方向)の端面に当接した状態に維持されることになる(図1(a)の状態)。
なお、付勢部材80は、補助回転体40及び基盤71を、巻取り軸30に相対して開閉体繰出し回転方向へ付勢するものであれば、上述した態様に限定されるものでなく、例えば、軸本体31の凸部31aと、補助回転体40の凹部41aにおける開閉体繰出し回転方向の端面との間に圧縮バネ(コイルバネや板バネを含む)を設けるようにした態様や、軸本体31の凸部31aと、補助回転体40の凹部41aにおける開閉体巻取り回転方向の端面との間に引張りバネ(コイルバネや板バネを含む)を設けるようにした態様等とすることも可能である。
次に上記構成の開閉装置1について、その作用効果を詳細に述べる。
上記開閉装置1によれば、無端輪状動力伝達部材60が切断されていない通常状態では、開閉体10の重量による巻取り軸30の回転力が、付勢部材80の付勢力を上回っているため、図1(a)に示すように、巻取り軸30の凸部31aが補助回転体40の凹部41a内における開閉体繰出し回転方向(時計方向)の端面に当接した状態となる。なお、この状態は、巻取り軸30による開閉体10の巻取り動作中、繰出し動作中、停止中の各々において維持される。
また、無端輪状動力伝達部材60が切断された場合には、補助回転体40が回転自在な状態となるため、その補助回転体40は、付勢部材80の付勢力によって、巻取り軸30に相対して、開閉体繰出し回転方向(時計方向)へ回転する。
そのため、巻取り軸30は、図1(b)に示すように、凸部31aを、凹部41a内における開閉体巻取り回転方向(反時計方向)の端面に当接させた状態となる。
一方、前記補助回転体40の回転に伴って、補助回転体40と一体的な基盤71も、巻取り軸30の軸本体31に対し、開閉体巻取り回転方向(時計方向)へ回転する。そして、基盤71内では、各係合部材72が、基盤71で略く字状に収納された状態(図3(a)参照)から、略直線状に変形する(図3(b)参照)。
そのため、各係合部材72は、その係合片部72bの突端を、基盤71の外周面から遠心方向へ突出させて、被係合部材73の内周面の凹部73aに嵌合させる。
したがって、巻取り軸30は、係合部材72を介して被係合部材73に係止され、開閉体繰出し回転方向の回転を停止する。
前記係止状態は、上記付勢部材80の付勢力によって維持されるため、仮に、開閉体10が開放方向への外力を受けた場合(例えば、開閉体10に対し障害物等の物体が開閉体閉鎖方向側から当接した場合など)であっても、容易には外れてしまうことがない。
よって、上記構成の開閉装置1によれば、動力軸51の破損、無端輪状動力伝達部材60の破断や緩み、スプロケットである補助回転体40における外周の歯の破損等、動力伝達経路の異常を認識し、巻取り軸30の回転を停止させることができる。
なお、上記開閉装置1によれば、補助回転体40を軸本体31に対し所定量回動自在にする構成の一例として、補助回転体40の凹部41aと軸本体31の凸部31aとを周方向への遊びを有するように嵌め合わせた構成としているが、図示例の場合、軸本体31の軸支部31bと基盤71の凹部71a1とが周方向への遊びを有するように嵌り合っているため、前記凹部41a及び凸部31aを省くことも可能である。
また、回転抑制手段70の構成は、補助回転体40が開閉体繰出し回転方向へ所定量回転した際に、巻取り軸30を不動部位に係合させる構成であれば、上述したものに限定されず、例えば、図6(a)(b)に示す開閉装置2のようにすることも可能である。
この開閉装置2は、上記開閉装置1における回転抑制手段70を回転抑制手段70’に置換した構成とされる。なお、この開閉装置2において上記開閉装置1と略同様の構成箇所については、上記開閉装置1と同一の符号を付けることで、重複する詳細説明を省略する。
回転抑制手段70’は、巻取り軸30の軸本体31に対し環状に設けられた基盤71’と、該基盤71’内で径方向へ作動する複数の係合部材72’と、該係合部材72’に係合されるように基盤71’の周囲に配置された被係合部材73とからなる。
基盤71’は、上述した基盤71に対し、複数の案内溝71bを省くとともに、後述する複数の係合部材72’を揺動させるための複数の支持孔71b’を備えてなる。
前記各支持孔71b’は、径方向へわたる長孔であり、係合部材72’の中途部分を支持するように、基盤71’の貫通孔71aの周囲に配置されている。
なお、この各支持孔71b’は、図示例によれば、その長手方向にわたって直線的な長孔としているが、長手方向にわたって曲線的な長孔であってもよい。
各係合部材72は、基盤71の側面に沿って配置され、基盤71の径方向へわたる一本の略棒状の部材であり、その一端側が軸本体31の軸支部31bに支持されるとともに、その他端側が軸部材等を介して基盤71の支持孔71b’に係合されている。
上記構成の回転抑制手段70’によれば、軸本体31に相対して補助回転体40が開閉体繰出し回転方向へ回転すると、その回転に伴って、係合部材72の突端側が、支持孔71b’に沿って若干遠心方向へ移動しながら、開閉体繰出し回転方向に沿った方向へ揺動する(図6(a)(b)参照)。
そのため、係合部材72’の突端が、補助回転体40の外周面から突出して、被係合部材73の凹部73aに係止する。
したがって、この回転抑制手段70’では、比較的簡素で生産性の良好な係合部材72によって、巻取り軸30の回転を停止させることができる。
また、上記開閉装置1及び開閉装置2では、上記補助回転体40が巻取り軸30に対して開閉体繰出し回転方向へ所定量回転した際に、その際の補助回転体40の回転に機械的に連動して、回転抑制手段70または回転抑制手段70’を作動させる構造としているが、図7に示す開閉装置3のように、補助回転体40の所定量の回転を感知部93により感知する構造とすることも可能である。
開閉装置3は、上記開閉装置1から上記回転抑制手段70を省くとともに、補助回転体40の所定量の回転を感知部93により感知し、その感知に応じて所定の制御を行うようにしたものである。
感知部93は、補助回転体40の凹部41aにおける開閉体巻取り回転方向側の端面に設けられる。この感知部93は、凸部31aが近接または接触したことを感知し、その感知信号を出力するものであればよく、例えば、リミットスイッチ等の接触式センサーや、近接スイッチ等の非接触式センサー等によって構成されている。
この開閉装置3によれば、上記開閉装置1と略同様にして無端輪状動力伝達部材60が切断すると、補助回転体40が開閉体繰出し回転方向へ所定量回転し、感知部93が軸本体31の凸部31aに当接する。そのため、感知部93から感知信号が出力され、その出力信号に応じて所定の制御が行われる。
前記所定の制御の具体例としては、図示しない制動機構により開閉体10の閉鎖動作を抑制(停止や減速を含む)する態様や、警報を発するようにした態様等とすることが可能である。
なお、上記開閉装置1,2,3によれば、無端輪状動力伝達部材60としてチェーンを用いた一例を示しているが、この無端輪状動力伝達部材60にベルトを用いるとともに、スプロケット51a及び補助回転体40をプーリーとした構成とすることも可能である。
この構成によれば、動力軸51の破損、ベルトの破断や緩み、プーリーの破損等、動力伝達経路の異常を生じた際、補助回転体40が巻取り軸30に対し所定量だけ開閉体繰出し回転方向へ回転するため、前記ベルトの切断又は緩みを間接的に認識して、巻取り軸30の回転を停止させることができる。
また、開閉装置1,2,3において、動力軸51の回転力を複数の歯車によって補助回転体40に伝達する構成とすることも可能である。より具体的に説明すれば、例えば、無端輪状動力伝達部材60を省くとともに、動力軸51の外周部と補助回転体40の外周部との各々に歯部を形成し、これら両歯部を噛み合わせる構成とすればよい。
この構成によれば、動力軸51の破損、前記各歯部の欠損や空回り等、動力伝達経路の異常を生じた場合に、補助回転体40が巻取り軸30に対し所定量だけ開閉体繰出し回転方向へ回転するため、巻取り軸30の回転を停止させることができる。
また、上記開閉装置1,2によれば、係合部材72,72’を、被係合部材73内周面の凹部73aに嵌合させることで、補助回転体40及び巻取り軸30の回転を停止させるように構成しているが、上記被係合部材73の内周面を凹凸の無い面に形成し、その面に、係合部材72,72’を摺接させて、補助回転体40及び巻取り軸30の回転を減速させる構成とすることも可能である。
本発明に係わる開閉装置の一例を示す模式図であり、(a)は通常状態を示し、(b)は無端輪状動力伝達部材が切断された状態を示す。 同開閉装置を示す正面図であり、要部を切欠して示している。 図2における(III)-(III)線断面図であり、(a)は通常状態を示し、(b)は無端輪状動力伝達部材が切断された状態を示す。 基盤の一例を示す側面図である。 係合部材の一例を示す斜視図である。 本発明に係わる開閉装置の他例を示す要部断面図であり、(a)は通常状態を示し、(b)は無端輪状動力伝達部材が切断された状態を示す。 本発明に係わる開閉装置の他例を示す要部模式図であり、(a)は通常状態を示し、(b)は無端輪状動力伝達部材が切断された状態を示す。
1,2,3:開閉装置
10:開閉体
30:巻取り軸
40:補助回転体
50:動力源
51:動力軸
60:無端輪状動力伝達部材
70,70’:回転抑制手段
72,72’:係合部材
80:付勢部材

Claims (9)

  1. 閉鎖方向端部を下方へスライドさせて空間を仕切る開閉体と、巻取られた状態の前記開閉体を繰出す巻取り軸と、動力軸を回転させる動力源と、前記巻取り軸側に設けられて前記巻取り軸に対し回転力を伝達する補助回転体と、前記動力軸と前記補助回転体とにわたって配設された動力伝達手段とを備え、前記動力軸と前記補助回転体とを前記動力伝達手段を介して連動させるようにした開閉装置において、
    前記補助回転体を前記巻取り軸に対し所定量回動自在となるように、前記補助回転体を、前記巻取り軸に対し、周方向に所定量の遊びを有するように凹凸状に嵌合し、
    前記補助回転体を前記巻取り軸に対して開閉体繰出し回転方向へ付勢するように付勢部材を設け、
    前記補助回転体が前記巻取り軸に相対して開閉体繰出し回転方向へ回転したことによって、動力伝達経路の異常が認識されるようにしたことを特徴とする開閉装置。
  2. 前記付勢部材の付勢力は、前記開閉体の重量による前記巻取り軸の開閉体繰出し回転方向の回転力よりも、小さくなるように設定されていることを特徴とする請求項1記載の開閉装置。
  3. 前記巻取り軸と前記補助回転体とを前記凹凸状に嵌合するように、前記巻取り軸に凸部を設けるとともに、前記補助回転体には前記凸部よりも周方向に幅が広い凹部を設け、
    前記補助回転体が前記巻取り軸に相対して開閉体繰出し回転方向へ回転した際に、前記凸部を、前記凹部内における開閉体巻取り回転方向の端面に当接させるようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の開閉装置。
  4. 前記巻取り軸と前記補助回転体とを前記凹凸状に嵌合するように、前記巻取り軸に凸部を設けるとともに、前記補助回転体には前記凸部よりも周方向に幅が広い凹部を設け、
    前記凹部内における開閉体巻取り回転方向側の端面に、前記補助回転体が前記巻取り軸に相対して開閉体繰出し回転方向へ回転したことを感知する感知部を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の開閉装置。
  5. 上記動力伝達手段は、上記動力軸と上記補助回転体とを、これらの間に巻きかけられた無端輪状動力伝達部材により連動させる機構であることを特徴とする請求項1乃至4何れか1項記載の開閉装置。
  6. 上記補助回転体が上記巻取り軸に相対して開閉体繰出し回転方向へ回転したことによって、上記巻取り軸の回転を抑制する回転抑制手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至5何れか1項記載の開閉装置。
  7. 上記回転抑制手段は、上記補助回転体が上記巻取り軸に対して開閉体繰出し回転方向へ回転した際に、その際の上記補助回転体の回転力によって、上記巻取り軸を不動部位に係合させるように構成してあることを特徴とする請求項6記載の開閉装置。
  8. 上記回転抑制手段は、上記補助回転体が上記巻取り軸に対し開閉体繰出し回転方向へ回転した際に、その回転方向の動きを、上記補助回転体に内在する係合部材の遠心方向への動きに変換し、該係合部材を、上記補助回転体の周囲の不動部位に係合させるように構成したことを特徴とする請求項7記載の開閉装置。
  9. 上記不動部位は、上記係合部材と凹凸状に係合可能な被係合部材であることを特徴とする請求項8記載の開閉装置。
JP2005004047A 2005-01-11 2005-01-11 開閉装置 Active JP4641187B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005004047A JP4641187B2 (ja) 2005-01-11 2005-01-11 開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005004047A JP4641187B2 (ja) 2005-01-11 2005-01-11 開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006193908A JP2006193908A (ja) 2006-07-27
JP4641187B2 true JP4641187B2 (ja) 2011-03-02

Family

ID=36800206

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005004047A Active JP4641187B2 (ja) 2005-01-11 2005-01-11 開閉装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4641187B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6276298B2 (ja) * 2016-01-15 2018-02-07 サンユウテック株式会社 防火シャッタ用安全装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0283997U (ja) * 1988-12-15 1990-06-28
JPH0510697U (ja) * 1991-06-26 1993-02-12 文化シヤツター株式会社 シヤツター落下防止装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0283997U (ja) * 1988-12-15 1990-06-28
JPH0510697U (ja) * 1991-06-26 1993-02-12 文化シヤツター株式会社 シヤツター落下防止装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006193908A (ja) 2006-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5777773B2 (ja) 開閉装置
JP6152129B2 (ja) 開閉装置の機械式開閉体停止装置
JP4641187B2 (ja) 開閉装置
JP4993571B2 (ja) 開閉装置
JP4768370B2 (ja) 開閉装置
JP4607781B2 (ja) 制動装置及び該制動装置を用いた開閉装置
JP5114131B2 (ja) 開閉装置
JP6727789B2 (ja) 開閉装置の開閉体停止装置
JP6707371B2 (ja) 開閉装置
JP5827041B2 (ja) 開閉装置の開閉体停止装置
JP4842714B2 (ja) 制動装置及び該制動装置を用いた開閉装置
JP2015155642A (ja) 開閉装置の開閉体停止装置
JP5829068B2 (ja) 開閉装置の開閉体停止装置
JP5726573B2 (ja) 開閉装置の開閉体停止装置
JP2013181360A (ja) 開閉装置の開閉体停止装置
JP5827495B2 (ja) 開閉装置
JP5192141B2 (ja) 開閉装置用急閉鎖抑制装置
JP5902418B2 (ja) 開閉装置
JP6775362B2 (ja) 開閉装置の開閉体停止装置
JP6325830B2 (ja) 開閉装置の開閉体停止装置
JP5350527B2 (ja) シャッター装置のシャッターカーテン急速異常降下防止装置
JP5864953B2 (ja) 開閉装置の開閉体停止装置
JP2016028189A (ja) 開閉装置の開閉体停止装置
JP2006028910A (ja) 開閉装置
JP2007186952A (ja) 開閉装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071226

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20071226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100831

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101013

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101124

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101126

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4641187

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131210

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250