JPH0510697U - シヤツター落下防止装置 - Google Patents

シヤツター落下防止装置

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JPH0510697U
JPH0510697U JP4861391U JP4861391U JPH0510697U JP H0510697 U JPH0510697 U JP H0510697U JP 4861391 U JP4861391 U JP 4861391U JP 4861391 U JP4861391 U JP 4861391U JP H0510697 U JPH0510697 U JP H0510697U
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rotated
rotation
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rotating
shaft
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JP4861391U
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則夫 石倉
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文化シヤツター株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 巻取りシャフトの回転を阻止する際、その回
転阻止に伴う衝撃力を緩和する。 【構成】 シャッターカーテン22を巻取る巻取シャフ
ト18と共に回転する回転円板40と、被回転円板46
との間にブレーキライニング68が介在し、このブレー
キライニング68の摩擦力に基づき回転円板40の回転
が被回転円板46に伝達されている。被回転円板46の
回転速度が所定値に達すると被回転円板46の回転が停
止し、この被回転円板46の回転の停止に伴い、回転円
板40の回転が停止して巻取シャフト18の回転が阻止
される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、シャッターカーテンの急速な降下を回避するシャッター落下防止装 置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のシャッター落下防止装置としては、次に説明するものが従来、公知で ある。
【0003】 すなわち、このシャッター落下防止装置では、シャッターカーテンを巻取る巻 取シャフトに直結されその巻取シャフトと共に一体的に回転する回転板が設けら れている。回転板には、その周囲に爪が設けられ、爪は、回転板の回転速度が所 定値に達すると、爪に作用する遠心力により、回転板の周面に沿った状態から半 径方向外側に突出して、巻取シャフトを取り付けてあるハウジングに固定されて いる内歯ラチェットに歯合され、これにより、巻取シャフトの回転が阻止されて シャッターカーテンの引き出しが止まり、巻取シャフトの回転速度が異常に増す ことによって引き起こされるシャッターカーテンの急速な降下が回避される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記従来のシャッター落下防止装置にあっては、爪と内歯ラチェッ トとを用いているので、巻取シャフトの急停止によって大きな衝撃力が生じるこ とになる。特に大型のシャッタにあっては、その衝撃力は一段と大きくなるため その装置の取付けが困難であった。
【0005】 本考案は上記事実を考慮し、巻取シャフトの回転を阻止する際、その回転阻止 に伴う衝撃力を和らげることができるシャッター落下防止装置を提供することを 目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、シャッターカーテンを巻取る巻取シャフ トと共に回転する回転部材と、該回転部材の回転が摩擦部材を介して伝達されて 該回転部材と共に回転可能にされた被回転部材と、該被回転部材の回転速度が所 定値以上に達したときに被回転部材の回転を停止させる停止手段と、を備えたシ ャッター落下防止装置を提案するものである。
【0007】
【作用】
上記構成により、通常は、回転部材の回転が摩擦部材を介して被回転部材に伝 達され、被回転部材は巻取シャフトの回転速度に応じて回転する。回転部材の回 転が早まった場合には、それに応じて被回転部材の回転速度が増し、その回転速 度が所定値に達すると停止手段が作動して被回転部材の回転が停止する。この被 回転部材の回転の停止は、回転部材に直接に伝達されないで摩擦部材を介して回 転部材に伝達される。従って、回転部材は、その摩擦部材が緩衝となって、被回 転部材と一体的に停止せず、被回転部材に対して相対的に滑るように回転減速し て自己の回転を停止する。これにより巻取シャフトの回転は阻止され、シャッタ ーカーテンの急速な降下が回避される。その結果、巻取シャフトの回転を阻止す る際、その回転阻止に伴う衝撃力は緩和され、大型のシャッターにあっても衝撃 力の緩和が十分、果たされる。
【0008】
【実施例】
本考案に係るシャッター落下防止装置の一実施例を図1乃至図3に基づき詳細 に説明する。
【0009】 図2には、本実施例を適用した電動シャッターの概略図が示されている。 同図に示すように、まぐさ部10に沿ってその上方に、フレーム12が配設さ れ、フレーム12の両端部には、ブラケット14、16がそれぞれ立ち上げて取 り付けられており、そのブラケット14、16には、図2に鎖線で示すシャッタ ーカーテン22を巻取る胴部20を備えた巻取シャフト18の両端部が回転可能 に軸支されている。巻取シヤフト18は、その一端部、図2で右端部において、 同端部側のブラケット14に取り付けたモータ28でチエーン30を介して回転 駆動され、例えば、モータ28の正回転によってシャッターカーテン22が下降 し、モータ28の逆回転によってシャッターカーテン22が上昇可能となってい る。
【0010】 なお、シャッターカーテン22は、複数枚のスラットを連結して構成され、シ ャッターカーテン22の左右両端部は、シャッターカーテン22の昇降の際、ま ぐさ部10から床面24まで掛け渡されたガイドレール26によって案内される ようになっている。
【0011】 巻取シャフト18の他端部側、図2で左端部側には、建物壁面に角箱状のケー シング32が取り付けられており、図1に示すように、巻取シャフト18の他端 部がケーシング32の一側壁34を貫通してケーシング32内に入り込んでいる 。また、ケーシング32内には、そこに入った巻取シャフト18の他端部と平行 でその下方に、回転軸36が配設されている。回転軸36の一端部は、上記側壁 34に軸受け38を介して回転可能に支持されるとともに、回転軸36の他端部 は、側壁34と反対側の側壁35に回転可能に支持されている。
【0012】 回転軸36の中央部には、回転部材を構成する回転円板40がキー部材41を 用いて嵌着されている。回転円板40には、軸受け38側に、ケーシング32内 に入った巻取シャフト18の先端に嵌着された歯車42と歯合する歯車44が一 体形成されており、巻取シャフト18と共に回転可能となっている。
【0013】 また、回転軸36には、回転円板40と対向するように側壁35側に、被回転 部材を構成する被回転円板46が回転軸36に沿ってスライドできるとともに回 転軸36に対して相対回転可能に嵌合されている。被回転円板46とケーシング 32の側壁35との間には、被回転円板46に形成されたボス部64に嵌合する ようにして圧縮コイルばね66が介装されている。圧縮コイルばね66は、被回 転円板46と回転円板40との対向面のいずれかに、あるいは、両対向面にそれ ぞれ設けた、摩擦部材を構成するブレーキライニング68を介して被回転円板4 6を回転円板40に常時押圧付勢し、被回転円板46と回転円板40との間に摩 擦力を付与している。そのブレーキライニング68を介して、巻取りシャフト1 8の回転が被回転円板46に伝達され、被回転円板46は巻取りシャフト18の 回転速度に応じた速度で回転することになる。なお、ブレーキライニング68は 、単板でも、多板でも適用可能である。
【0014】 被回転円板46の周囲には、回転軸36を介して対向状態に一対の爪48が配 設されている。爪48は、被回転円板46の周面に形成された凹部50内で回転 軸36と平行に配設した爪軸52によって回動可能に軸支され、その爪軸52を 中心にして、図3に実線で示すように、爪48がその先端部の一分を残して大部 分を凹部50内に入れるとともに爪44の先端部を同図に矢印Aで示す時計方向 に向けて被回転円板46の周面に沿わせるようにして位置した状態と、同図に鎖 線で示すように、爪48が被回転円板46の周面から半径方向外側に突出した状 態との間で、回動可能となっている。爪48の先端部には、凹部50より幅広な 拡大部54が形成され、爪48が被回転円板46の周面に沿った図3に実線で示 す状態でその拡大部54が被回転円板46の周面に当接するようになっている。 また、爪軸52には、図1に示すように、ねじりコイルばね56が嵌装され、こ のねじりコイルばね56により、爪48は、図3に実線で示す状態に同図に矢印 Bで示す時計方向へ常時回動付勢されている。
【0015】 一方、ケーシング32内には、被回転円板46の周面に対向して、ストッパ部 材60が固着されている。ストッパ部材60の内周面には、図3に示すように、 複数の、例えば、8個の内歯ラチェット62が所定の角度間隔で配設されている 。各内歯ラチェット62は、図3に矢印Aで示す時計方向に向かって鋭角に形成 され、同方向に回転する被回転部材46の回転速度が所定値に達すると、図3に 鎖線で示すように、被回転部材46の回転速度の増すのに従いねじりコイルばね 56の付勢力に抗して爪48に作用する遠心力に基づき回動突出する爪48を係 止可能としている。そして、爪48が内歯ラチェット62に係止された状態では 、被回転円板46は、同図にAで示す時計方向の回転が最早できず、その回転を 停止するようになっている。また、爪48の係止状態は、被回転円板46の回転 の停止にかかわらず保持されるようになっている。このように、爪48と内歯ラ チェット62とは、被回転円板46の回転を停止させる停止手段を構成している 。なお、図3に矢印Aで示す方向は、シャッターカーテン22が下降する場合に おいて、ブレーキライニング68を介して回転円板40の回転が伝達されて回転 する被回転円板46の回転方向である。
【0016】 次に本実施例の作用を説明する。 モータ28が回転すると、巻取シャフト18が回転してシャッタカーテン22 が昇降する。
【0017】 通常は、巻取シャフト18の回転に伴い、歯車42、44を介して回転円板4 0が回転し、更に、回転円板40と被回転円板46との間に介在するブレーキラ イニング68を介して、被回転円板46が回転円板40の回転速度に応じて回転 円板40と一体的に回転する。
【0018】 シャッターカーテン22を下降させる向きに、巻取シャフト18が異常に速い 回転速度を呈した場合には、それに応じて図3に矢印Aで示す時計方向に回転す る被回転円板46の回転速度も増す。これにより、爪48に作用する遠心力が増 大し、ねじりコイルばね56の付勢力に抗して、爪48は、図3に矢印Cで示す 反時計方向に次第に回動して被回転円板46の周面から突出するようになり、被 回転円板46の回転速度が所定値に達すると、同図に鎖線で示すように、内歯ラ チェット62に係止される。これにより被回転円板46の回転が停止し、その停 止は、回転円板40と被回転円板46との間に介在するブレーキライニング68 を介して回転円板に伝達され、回転円板40はそのブレーキライニング68が緩 衝となって、被回転円板46の急停止にかかわらず、被回転円板46と一体的に 停止せず、ブレーキライニング68の摩擦力に抗して被回転円板46と相対的に 滑るように回転減速して停止する。これにより、巻取シャフト18が急停止する ことなく停止する。このようにして、シャッターカーテン22の異常な降下が回 避される。この際、巻取シャフト18の回転阻止に伴い発生する衝撃力は緩和さ れ、大型のシャッタにおいてもその衝撃力の緩和が十分に果たされる。
【0019】 以上、実施例を説明したが、本考案は、上記実施例に限定されるものではなく 種々変更可能である。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係るシャッター落下防止装置によれば、巻取シャ フトの回転を阻止する際、その回転阻止に伴う衝撃力を緩和することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るシャッター落下防止装置の一実施
例を示す要部縦断面図である。
【図2】本考案に係るシャッター落下防止装置の一実施
例を電動シャッターに適用したものの概略正面図であ
る。
【図3】図1の一部切欠き左側面図である。
【符号の説明】
18 巻取シャフト 22 シャッターカーテン 40 回転円板(回転部材) 46 被回転円板(被回転部材) 48 爪(停止手段) 62 内歯ラチェット(停止手段) 68 ブレーキライニング(摩擦部材)

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 シャッターカーテンを巻取る巻取シャフ
    トと共に回転する回転部材と、該回転部材の回転が摩擦
    部材を介して伝達されて該回転部材と共に回転可能にさ
    れた被回転部材と、該被回転部材の回転速度が所定値以
    上に達したときに被回転部材の回転を停止させる停止手
    段と、を備えたシャッター落下防止装置。
JP4861391U 1991-06-26 1991-06-26 シャッター落下防止装置 Expired - Lifetime JP2543474Y2 (ja)

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JPH0510697U true JPH0510697U (ja) 1993-02-12
JP2543474Y2 JP2543474Y2 (ja) 1997-08-06

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006193908A (ja) * 2005-01-11 2006-07-27 Bunka Shutter Co Ltd 開閉装置
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TWI648462B (zh) * 2017-10-12 2019-01-21 謝仲賢 利用卡銷平移卡止之防墜裝置

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